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2013年11月20日水曜日

大衆音楽家に対する勲章

韓国の国内に限ってのはなし。文化体育観光部が選定する文化芸術賞の最高勲章に金冠文化勲章があるが、その他に銀冠文化勲章などがある。歌謡界に対する国の評価につながるとして、SBSニュースの記事「[取材ファイル] チョー・ヨンピルがなぜ銀冠文化勲章か?」(11/19、クォン・ジョンオ記者)は、次のように言及している。(抜粋)

(本ブログ関連:”勲章”、”韓国ギャラップ”)
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・・・今年は、現代美術の巨匠であるイ・ウファン画伯が金冠文化勲章を受賞しました。

・昨日、大衆文化芸術を導いた4人が銀冠文化勲章を受けました。「歌王」チョー・ヨンピル(63)、「喜劇界の大物」ク・ボンソ(87)、「国民俳優」アン・ソンギ(61)、「韓国最高のディーバ(歌姫)」パティ・キム(75)です。4人はこれ以上説明が必要ない大衆文化芸術界の巨木です。政府が彼らに銀冠文化勲章を授与したのは、それなりの原則と基準に基づいたものでしょう。それでもなぜか残念な気がするのは私だけではないでしょう。純粋芸術の側から、すでに多くの金冠文化勲章受賞者が出てきました。大衆芸術の中でも、映画側は故ユ・ヒョンモク監督とイム・グォンテク監督がこの勲章を受けました。しかし、大衆音楽家が最高等級の勲章を受けたことはまだ一度もありません。

・1979年​、世宗文化会館は、国内の大衆歌手に公演会場を貸さなかった反面、フランスのシャンソン歌手サルヴァトーレ・アダモには貸館を許して、大きな批判を受けたことがあります。20年が過ぎた後も、大衆音楽を軽視する風潮は大きく変わらなかったのです。
1989年には、パティ·キムの「デビュー30周年公演」が開かれることになるとすぐに、世宗文化会館諮問委員の2人が辞退したりもしました。「歌手の公演は、体育館でしなければならない」という、大衆歌謡に対する侮辱の発言まで出てきました。・・・

・・・これまで大衆音楽への貢献を考えると、チョー・ヨンピル、イ・ミジャ(2009年、銀冠文化勲章受賞)、パティ・キムは、金冠文化勲章を授与されても全く遜色がないというのが私だけでなく多くの人々の考えでしょう。特にこの中でも、「歌王」チョー・ヨンピルの場合には、異論の余地がないと思われます。40年超えて数多くの国民の愛唱曲を発表し、ジャンルを越えた優れた歌唱力を披露しました。
2008年、世論調査専門機関である<韓国ギャラップ>が、建国60周年を迎え、全国民の世論調査をしました。そのとき私たち国民が最も好む歌手でチョー・ヨンピルが25.7%の支持を得て1位、続いてイ·ミジャ(2位、17.7%)、パティ・キム(5位、6.6%)がつづきました。特に、チョー・ヨンピル氏は、今年発表した19集「ハロー(HELLO)」を介して前の世代とのコミュニケーション(疎通)が可能な新しい音楽を試みながら、大衆音楽界の新しい反響を導き出したし、還暦が過ぎた年齢でも絶え間ない努力とチャレンジ精神で、国民の手本となるに十分でした。・・・大衆音楽も文化の大きな軸です。大衆音楽、歌手に対する政府の前向きな認識の転換が必要なときです。      
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