昼過ぎ家を出た。天気予報で今日一日晴れといわれたが、空に大きな鼠色の雲が広がっていた。雲の東西南北の端を眺めると、青空が顔をのぞかせている。結局、用事を済ませた帰り道、青空にたなびく白い雲が浮かび、日がさしていた。
小学校の下校時で、その一番手だろうか、いかにも小学一年生といった幼さが残る子どもたちが、ばらばら歩いているのに出会う。きのうの雨で、路肩に水が溜まっているの見つけた3人の子どもたちが、水の中に何かいるのではないかと話し合っているのとすれ違った。
先日、100円ショップでいろいろなサイズの来年用のカレンダーを購入したが、A5サイズのものを忘れていたので買った。我が家では、各部屋にカレンダーを掛けている。いつも自問するのが、「今日は西暦の何年? 令和の何年? 月日と曜日は?」。
買い物の帰り道、小公園に寄った。落ち葉が多いのに驚く。街中は木立も少なく、枯葉が散っては掃除も面倒だからか、落ち葉を見かけない。それに対して、公園は高木・低木、落葉・常緑さまざまに樹木が植わっている。この時期の紅葉(黄葉)は見ごとだ。すっかり秋の装いに変わっている。小さな池の水面が枯葉で覆われるほど。
帰宅して、何気なく頭を触って驚いた。髪に小さな枯葉がはさまっていたのだ。まさか、「枯れ木も山の賑わい」じゃあるまいし。
枯葉(イヴ・モンタン、ヘンデル、ハルヴォルセン)
ところで、秋となればシャンソンの「
枯葉」が、むかしはイヴ・モンタンの歌が代表的だった。Wikipediaの解説を見ていたら、「ヘンデルの
パッサカリア*と曲想が類似しているとの研究がある[1][出典無効]」とある。以下、少し調べてみることにした。
(*)「(音楽形式の)パッサカリアは、スペインに起源を持ち、スペイン語の pasar (通る)と calle (街路)に由来している。」
音楽的な分析について、Googleの生成AI Gemini に相談したQ&Aを次に記す。
Q.シャンソンの「枯葉」は、ヘンデルの「パッサカリア」(ハルヴォルセン編曲)の曲想に似ているという話がありますが、どうなんでしょう。
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A.ご指摘の通り、シャンソンの名曲「枯葉(Les Feuilles Mortes)」と、ヘンデル(G.F. Handel)の「パッサカリア」(ハルヴォルセン編曲)の曲想が似ているという説は、特に音楽愛好家の間で語られることがあります。
🎼 類似点と曲想
「枯葉」と「パッサカリア」の間に直接的な影響関係を示す公式な記録はありませんが、音楽的な構造や雰囲気に共通点が見られます。
1. 繰り返し構造と曲調
パッサカリア(Passacaglia):古典的な舞曲形式の一つで、低音部で同じ旋律(オスティナート・バス)が繰り返し演奏される上で、上声部が様々な変奏を繰り広げます。ヘンデル(ハルヴォルセン編曲)のト短調の作品は、短調特有の重厚で哀愁を帯びた雰囲気が特徴的です。
枯葉:作曲はジョゼフ・コズマ(Joseph Kosma)で、短調(ト短調やハ短調など)のメロディを持ち、繰り返し歌われるコーラス部分が印象的です。全体として物悲しく、秋の感傷的な雰囲気を醸し出しています。
2. 短調の主題が持つ哀愁
どちらの曲も短調(マイナーキー)であり、この調性が聴き手に郷愁や哀愁を感じさせ、その点が「曲想が似ている」と感じられる大きな理由です。① 特にハルヴォルセン編曲の「パッサカリア」の華麗でドラマティックな変奏と、➁「枯葉」の感情豊かなメロディが、短調の情熱的な表現という点で共通しています。
3. 旋律の「下行」モチーフ
音楽の専門的な観点からは、「パッサカリア」の基本となる低音主題が半音階的な下行を繰り返すのに対し、「枯葉」の主要な旋律にも、しばしば下行する音型が見られます。この「下行」の動きが、聴覚的に物寂しさや追憶といった共通の感情を呼び起こすと考えられます。
🖋️ まとめ
「枯葉」と「パッサカリア」(ハルヴォルセン編曲)は、時代もジャンル(シャンソン・ジャズ・クラシック)も異なりますが、短調の持つ哀愁と繰り返し構造が生み出す感傷的でドラマティックな曲想において、似ていると感じられることが多い、ということができるでしょう。
(省略: イヴ・モンタンについて)
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感想
Youtubeで、いろいろな演奏スタイル(ピアノ、バイオリン・ビオラ、弦楽合奏)を聞き比べたが、バロックに忠実であればバロックだし、思い入れすれば今様で感傷的であるし。だから、似ているように聞こえるとしたら演奏者次第かな。