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2025年9月6日土曜日

悠仁親王殿下「加冠の儀」

悠仁(ひさひと)親王殿下の「加冠の儀」*のテレビ中継を見た。
(*)加冠の儀:天皇皇后両陛下御臨席の下に、秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御前で加冠役が悠仁親王殿下に賜冠を加える(冠をお付けする)儀式。
    ー 加冠の儀は、1300年前から続く(男性皇族が成年を迎えるにあたり「冠」をかぶる)宮中の儀式。40年ぶりの男性皇族の成年式にあたるという。

悠仁殿下は、今年から筑波大学の1年生、初々しさを感じる。将来の天皇陛下の重責を担われる。

■ 宮内庁
「悠仁親王殿下19歳のお誕生日に当たり」(宮内庁皇嗣職、令和7年9月5日)
    ー https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/03/birthday03-r070906.html
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悠仁親王殿下は、9月6日(土)に19歳のお誕生日を迎えられます。また当日には、加冠の儀、賢所皇霊殿神殿に謁するの儀、朝見の儀など成年式の中心となる儀式・行事に臨まれます。
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■ NHK
「悠仁さま 成年式 『成年皇族としての責務の重さを自覚』」(2025年[令和7年] 9月6日20時24分)
    ー https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250906/k10014914841000.html

野鳥観察(87)

台風一過の早朝、野鳥観察(探鳥会)へ出かけた。台風の影響は思った以上になくて、街路は早々乾燥していた。朝陽がめっぽう眩しい。湿気のせいか全体に彩度が低く、突き抜けるような青空ではないが。(関東ローム層の畑の土は、普段の乾燥した黄褐色から、雨に濡れて黒茶色に変わっていた)

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

前回(8/23)、野鳥観察を休み、熱中症を恐れて家にこもりぱなしだったせいか、久し振りのフィールドに足がもつれたようだ。今回も残念ながら野鳥の飛翔を目にするのみで、カメラに収めることができなかった。

フィールドを巡る途中、会長から ① 実をつけた高木の「ラクウショウ(落羽松)」について、② 幹が組み合った木について、次の通り話をうかがった。
① 実をつけた「ラクウショウ」
・落葉性針葉樹の代表的なものに「カラマツ」、「メタセコイヤ」、「ラクウショウ」がある。
・ラクウショウは湿地、池のほとりなどで成長するため「ヌマスギ」とも呼ばれる。
・湿地や池のほとりで、根は呼吸するのがむつかしいため、地表に「呼吸根」*が突き出る。
(*)呼吸根: Google画像検索「ラクウショウ 呼吸根 」で確認できる。
・緑色の球果は、果鱗で包まれている。

② 幹が組み合った木**
・次の可能性がある:
    ー 切り株から複数の芽が出る「萌芽更新」、一般にいう「孫生え(ひこばえ): 蘖」。
    ー 野鳥のフンに、種がまとまって落とされたものが成長する。
    ー 造園技術として「寄せ株」、「株立ち」がある。
(**)先日(8/31)、自然観察園外側にある「エノキ」の根元を見ての質問に回答いただいた。

今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものを次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ブト: 観察の最初に「ハシブトカラス」の声が聞こえた。その後も飛ぶ姿を見た
・シジュウカラ: 1羽だけ上空を飛翔する(下側から見ると、白っぽく感じた)
・アオゲラ: 鳴き声「ケッケッケッ」が聞こえた
・メジロ: ちらっと確認したが、5羽いたとのこと
・ツミ: 鳴き声「ツィツィ」が聞こえた・・・ベテランの方からツミといわれた
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(樹木)
・ラクウショウ: 実をつけていた。この木については上記の通り。呼吸根は未見だったが。
・ウメの実: 苗圃の梅の木の下に実が散らばっていた。梅酒にしたら・・・。


ラクウショウの実(写真左)、クモの巣(写真右)
・ラクウショウの実は3cm程度であり目立つ。観察路はさほど湿ってないせいか、呼吸根が地面に見られなかった。
・クモの巣が、朝陽に照らされて虹色に輝いていた。微妙な色合いをカメラに収めることができなかったのが残念。

2025年9月5日金曜日

台風15号

台風15号の進路は微妙に変化して、高知県に上陸後、徳島県、紀伊半島南部、愛知県三河方面を横断し、太平洋沖を東進する模様。当地も余波を受けて、日本気象協会(tenki.jp)によれば、今夕16時に「豪雨」(26mm/h)北の風(5m/s)になるという。

【結果】 
当地は、日本気象協会(tenki.jp)によると、午前11時に「強雨」(11mm/h)午後5時に北の風(4m/s)に終わった。

子どものころの台風は、恐ろしいものだった。強風に備えて父が、木製の雨戸を釘付けしたり、台風の夜に停電になったこともある。直撃の激しい風音・雨音は忘れられない。

考えてみれば、現在住む都下の武蔵野台地では、西から来る台風の直接的な被害をあまり聞かない。北西の秩父山地、南西の箱根山地が壁になっているのではないかと<妄想>してしまう。今回はどうだろうか。

ちなみに、東京(関東)での台風災害には、河川の氾濫、東京湾での高潮などによるものがあったという・・・あまり(具体的に)語られないが、Wikipediaで「明治43年の大水害」、「大正6年の高潮災害」を知った。

■ ウェザーニュース
「台風15号(ペイパー)は沿岸部を東進 西・東日本の太平洋側は大雨警戒」(2025-09-05 06:07)
    ー https://weathernews.jp/news/202509/050066/
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・四国に上陸した台風15号(ペイパー)は、9月5日(金)5時の推定で(高知県)須崎市付近を東よりに進んでいるとみられます。
・太平洋側では局地的に激しい雨が降っています。今夜にかけて広い範囲で大雨に警戒をしてください。


▼台風15号 9月5日(金)5時推定
 中心位置   須崎市付近
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     東北東 15 km/h
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s
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2025年9月4日木曜日

体操教室(後期のスタート)、台風15号

きょうから、 体操教室の後期がスタートする*。8月の夏休みを経ての再開だ。宿題に出された、日々の「運動記録表」(自宅プログラム表)の記載は、猛暑日のせいでほとんどない。せいぜい、数回の公園散歩や街巡りくらい。まして、自宅で汗をかいての体操なんて・・・。
(*)体操教室に初めて参加したのは 2023年9月7日のこと、ちょうど2年前にあたる。

昼になって、いきなりの土砂降り。気象予報各社の雨雲レーダーを見ると、千切れ千切れた雲からの降雨のため、気象庁の「アメダス」の観測拠点のデータ(時刻と降水量)と必ずしも一致しない。日本気象協会(tenki.jp)は、当地の降水量19mm/h(12:00)とした。

体操教室へ出かけるのに躊躇したが、次第に晴れ空に変わった。

1か月間の夏休みのせいか、久し振りの体操に戸惑った・・・あれっ、こんなに動きが速かったっけ。それに今月末の回には、年1回の「体力測定」がある。夏に鈍った体力を早急に回復**しておこうと思った次第。
(**)むかし、健康診断の1か月前から食事制限して、体を絞り検診に備えたものだ。


台風15号
あす一日中、雨模様(関東甲信:24時間降雨量予想 150mm)という。きょうの昼の土砂降りと比べて、「台風15号***が接近する明日5日は、大雨のピーク****となる見込み」(日本気象協会(tenki.jp))とのこと。
(***)九州沖を北上し、徳島県に上陸した後、進路を急に真東に切り南紀を横断して太平洋上に抜ける予想だ。最近の台風は、急カーブしたり反転したりと動きが複雑だ。
(****)日本気象協会(tenki.jp)は、明日 16:00 の降水量を 24mm/h 豪雨と予想している。(刻々と予報に変更あり)

2025年9月3日水曜日

はい、乾燥しています

むかし、子どものころにラジオで聴いた落語の落ちに、「はい、乾燥しています」というのがあった。歳をとると老人は枯れて水気がなくなり、軽過ぎてついには湯船で浮かんでしまう。

この「乾燥してます」という言葉を覚えているが、落語家が誰だったか覚えていない・・・柳亭痴楽さんだったかどうか?

落語は、子どものころ、ラジオから耳に入ったもので、すこし大きくなってテレビでの視聴では何故か興が乗らなかった。大人になって、新宿末廣、上野鈴本を訪れたことがあるが、観光気分でしかなかった。

子ども時代、当時の三遊亭小金馬(三遊亭金翁、1929年[昭和4年] ~ 2022年[令和4年])さんが、テレビでマルサン*提供のプラモデルの番組司会をやられていた。だから、懐かしく上野鈴本でお顔を見に行ったとき、「わたしは、まだ死にませんから」という洒落をいわれた。観客の多くは、プラモデル草創期に子どもだった世代だ。
(*)マルサンの「マッチ箱シリーズ」こそ、プラモデルの初経験だった。

あした、8月の夏休みが明けて、今年後期の体操教室が始まる。年配者向けの軽い運動だ。

2025年9月2日火曜日

コニー・フランシス/伊東ゆかり「大人になりたい」

60年代はじめ、アメリカンポップの代表のひとり、コニー・フランシス(1937年 ~ 2025年)の甘えたような歌声は忘れられない。「ボーイハント」なんかは最高だった。その彼女が、今年の7月に亡くなっている。残念なことだ。

(本ブログ関連:”コニー・フランシス”)

当時の日本では、もっぱら日本語歌詞をつけてカバーされていた。コニー・フランシスの歌の記憶は、日本の女性歌手たちを通じてになる。

歌手の「三人娘」といえば、美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみの3人が代表たが、その後の世代に、伊東ゆかり中尾ミエ園まり(1944年4月12日 ~ 2024年7月26日)がいた・・・「スパーク三人娘」と呼ばれた(ただし、そのグループ名についてあまり意識しなかった)。
伊東ゆかりは物静かで一歩引いた感じ、中尾ミエは明るく元気、園まりはおっとりした風情といったキャラクターを感じた。中尾ミエは、現在夕方のテレビ番組で活躍されている・・・疲れ知らずに感心する。

(本ブログ関連:”伊東ゆかり”)

その中の伊東ゆかりが <日本語> で歌ってくれた、コニー・フランシスの「大人になりたい(Too many rules)」の歌詞が今も耳に残る。
・「夜遅く帰ると ママから お目玉」: 歌の出だしから、光景がアメリカそのものだった。
・「Too many rules」: 英語が入れば尚更。けれど、あの頃 ”rules”  が聞き取れなかった。
・「早く 大人になりたい」: 「早く」が在ってこそ、この歌なのだ

今、聴きなおすと、テンポがゆっくりなのに気付く。あのころ随分と軽快に感じたのだが。

■ Youtube(登録:伊東ゆかり - トピック )
「大人になりたい」(1962年)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=zX6x6L6_AUo     ←  Youtubeで確認を

■  Youtube(登録:NachoFarias80 )
「Connie Francis - Too many rules」(1961年)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=6mhRjZ_rKoU

2025年9月1日月曜日

今年も残り3分の1になる、秋声賦

きょうから9月が始まる。気象庁のカレンダーでは「秋」(9月~11月)だが、夏の熱署の収まる気配はない。ここ数日、35℃以上の「猛暑日」は続くもよう。以降、11日ごろまで「真夏日」とのこと・・・。秋の涼しい風を感じるには、もうしばらく日数がいるようだ。

夏がまつわりつき、季節の節目がはっきりしない。午後4時ごろ街に出たが、熱気も日射も容赦なかった。きょうも最高気温が 36.7℃(13:45)で、きのう(8/31)につづき「猛暑日」(日最高気温が35℃以上)だった。

きのう見た「エノキ」も秋に変化する。Googleの生成AIは、次のように解説した。(抜粋)
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エノキの「葉」が黄葉する時期
・「黄葉」の時期は、10月〜11月頃に見られ、実が熟す時期と黄葉の時期が重なる。
・秋の深まりを感じさせる風景として、葉と実の両方同時を楽しむことができる。

エノキの「実」が色づき熟す時期
・「実」は、春から初夏に緑色の実をつけ、8月頃から色づき、9月〜10月頃に熟す。
・黄葉が進むにつれて、小さな実は、赤や橙色に変化し、黒紫色に成熟する。
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ところで、秋の変化に気付く和歌がある。教科書でお馴染みの、平安時代の歌人「藤原敏行」(ふじわら の としゆき、没年:昌泰4年[901年]または延喜7年[907年])の歌(「古今和歌集」秋歌上169)だ。
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秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる
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北宋の詩人「欧陽修(おうよう しゅう)」(1007年~1072年)に、秋の風について書いた「賦」(漢詩~散文の中間)がある。欧陽は、藤原敏行より後年だが、秋の風の激しさに恐れたようだ。彼らは共通して、季節(自然)の変化にとどまらず、内的変化(人生)を感じ取っているようだ。そして、その後に残る静けさに言い知れぬ悲しさを感じることになるだろう。

■  立命館大学
「欧陽修 - Open 」
    ー https://www.arc.ritsumei.ac.jp/opengadaiwiki/index.php/欧陽修
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「秋声賦」
欧陽子方夜読書、聞有声自西南来者、悚然而聴之曰異哉、初析瀝以蕭颯忽奔騰而砕湃、如波涛夜驚風雨驟至、其触於物也、鏦鏦錚錚金鉄皆鳴、又如赴敵之兵御枚疾走、不聞号令、但聞人馬之行声、予謂童子此何声也、汝出視之、童子曰、星月皎潔明河在天、四無人声声在樹間、予曰、噫嘻悲哉、此秋之声也、胡為乎来哉、蓋夫秋之為状也、其色惨淡煙霏雲斂其容情明天高日晶、其気慓冽、砭人肌骨、其意蕭条山川寂寥、故其為声也、凄々切々、呼号奮発、豊草緑縟而争茂、佳木葱籠而可悦、草払之而色変、木遭之而葉脱、其所以摧敗零落者、乃一気之余烈、夫秋刑官也、於時為陰、又兵象也、於行為金、是謂天地之義気、常以粛殺而為心、天之於物春生秋実、故其在楽也、啇声主西方之音、夷則為七月之律商傷也、物既老而悲傷、夷戮也、物過盛而当殺、嗟夫、草木無情有時飄零、百憂感其心万事労其形、有動乎中必揺其情而以思其力之所不及憂其智之所不能宜其渥然丹者為槁木黟然黒者為星星、奈何非金石之質欲与草木而争栄、念誰為之戕賊、亦何恨乎秋声童子莫対、垂頭而睡、但聞四壁虫声喞々、如助予之歎息。
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■ DeepL.com の<翻訳ツール>による
    ー 残念ながら、漢詩文理解の素養がないので、翻訳ツールからたどるしかないが・・・。
    ー https://www.deepl.com/ja/translator
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欧陽子方、夜に読書する。西南より声ありと聞いて、悚然として聴く。異なりや、と。初めは析瀝として蕭颯、忽ち奔騰して砕湃、波濤の如く夜に驚風雨驟至る。物に触れるところ、 鏦鏦錚錚と金鉄が鳴り響き、また敵に赴く兵が鎧を鳴らして疾走するようで、号令は聞こえず、ただ人馬の足音のみが聞こえた。私は童子(召使い)に「これは何の音か、お前が出て見てこい」と言った。
童子は「星月夜は皎潔で、天には天の川が輝いています。周囲に人の声はなく、音は木々の間にあります」と言った。私は「ああ、悲しいことだ、 これ秋の声なり。何故して来るのか。蓋し秋の様相とは、その色は惨淡、煙は霏え雲は斂ず、その情は天明にして日晶、その気は慪冽にして人肌を刺し、その意は蕭条として山川寂寥なり故にその声は、凄々切々として呼号奮発、 豊かに茂る草は緑濃く競い、美しい木々は青々と茂って悦ばしい。草は刈られれば色を変え、木は風にあえげば葉を落とす。これらが摧け敗れ零落する所以は、一気の余烈による。
秋は刑罰の官であり、時に陰に当たり、また兵の象である。その行いは金に当たり、これを天地の義気と謂う。常に粛殺を心とし、天が万物に春に生じ秋に実らせるゆえ、楽においては、啸声は西方の音を主とし、夷則は七月の律商傷なり。物は老いて悲しむ、夷戮なり。物は盛んに過ぎ殺すべき時、 ああ、草木は無情ながら時に散りゆく。百の憂いが心を刺し、万事が形を労す。心に動けば必ず情が揺れ、力の及ばぬことを思え、知の及ばぬことを憂え。赤々と燃える者は枯れ木となり、黒々と染まる者は星屑となる。どうして金石の質でなく、草木と栄えを争おうか。誰がこれを傷つけ奪うのか、また何を恨むのか。秋声の童子よ、答えるな。うつむいて眠る。ただ四方の壁に虫の声がひそひそと聞こえ、あたかも私の嘆息を助けているようだ
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(追記)
そういえば、作家「徳田秋声」のペンネームである「秋声(秋聲)」は何に由来しているやら。また、師事した「尾崎紅葉」が主宰した俳句結社は「秋声会」だった。

2025年8月31日日曜日

エノキの根元

昼下がり(午後3時過ぎ)、公園を巡った。きょうは8月の最終日(8/31)、「夏休み」最後の日だ。公園の木陰を進むと「ミンミンゼミ」と「ツクツクボウシ」がしきりに鳴いている。
まだまだ気温は高く、きょうも最高気温は 38.0℃(13:47)の「猛暑日」になった。
    ー WeatherMapによれば「東京都心の年間猛暑日(最高気温35度以上)日数も、過去最多を今日も更新して25日目の猛暑日となった」とのこと。

園内のバーベキュー広場は、家族連れで賑わっていることだろうと覗いてみたら、なんと一組しか見られない。ただし、グラウンドでは少年野球の試合が行なわれていて、掛け声がしきりに飛び交っていたが。熱射・熱気におされてか、園内散歩の姿も見られなかった。

そこで、隣接の公園に移ってみたところ、園内を流れる小川で遊んでいる家族が幾組もいた。小川は窪地を流れ、さらに両岸の木立が覆い、日蔭を作っている。水遊びに興じる子どもたちにとっても、それを見守る親にとって按配よいようだ。

そんな小川の岸辺に大木があって、幹は絡み合い伸び、根は大地を這うように複雑に広がっている。木の種類を確かめたく、枝先を少し採り、近くにある橋の名をメモして、「自然観察センター」をたずねた。次の写真と枝葉と場所から「エノキ」との回答をいただいた。

(本ブログ関連:”エノキ”)

エノキ(榎)
エノキの根元の具合から、推測だが、いったん切り株にしたところから複数の芽が出る「萌芽更新」した後、絡み合ったのではないだろうか?  その様は、まさに昔のディズニーアニメに描かれた、暗く奥深い森の背景画を想い出す。そういえば、ときどきカメラにおさめている人を見かける。

(追記 9/6)野鳥観察の際に、「幹が組み合った木」について会長より解説いただいた。
・次の可能性がある
    ー 切り株から複数の芽が出る「萌芽更新」、一般にいう「孫生え(ひこばえ) 」 = 蘖。
    ー 野鳥が種をまとめて落としたものが成長する。
    ー 造園技術として「寄せ株」、「株立ち」がある。

2025年8月30日土曜日

(資料)AIによるモード・アダムスの動画像

19世紀末から20世紀初頭にかけて、ブロードウェイの舞台女優で知られた モード・アダムス(Maude Adams、1872年11月11日 ~ 1953年7月17日)の写真をネットで数々見てきたが、いずれもモノクロであり、動画は引退後のスクリーン・テスト(1938年)のものしか知らない。

(本ブログ関連:”モード・アダムス”)

彼女の最盛期のカラー化した写真や動画を見たいと思っていたところ、次のAIによるカラー動画で目にすることができる。

■ Youtube(登録: Retro Journey 1960s)
「MEET Maude Adams, America's Favorite Actress of the Early 1900s」(2025/08/01)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=buXZIznBA1M

少し緩い画質にし、ライティングを工夫しているようで、近代的な表情を醸しているが、彼女の清雅さ(かつ、おちゃめで、いたずらっぽさ)を十分に再現している。アップした表情は眩しいほどに美しい。

モード・アダムスに会おう。

2025年8月29日金曜日

赤い夕陽と「うろこ雲」

夕方(午後6時過ぎ)になって街に出たときのこと。西の空に輝く夕陽に照らされた高層の雲が、実に見事に茜色に染まっていた。青い空をバックにした「うろこ雲(巻積雲)」の鱗(うろこ)一枚一枚がくっきり照らされ、そこに少し前、突き抜けただろう薄ねずみ色に滲んだ「飛行機雲」が(共に1,2000mほど上空に)浮かんでいた。

歩を進めること5分もせぬ間に陽は翳り、上空のうろこ雲も薄闇に霞むようにして虚ろになった。天空の絵巻のごとき光景は一瞬だった。(カメラを持っていたらと悔やんだ)

ところで、うろこ雲が赤く染まると、(2~3日で)天気が下り坂になる可能性が高いという。「うろこ雲が出たら3日のうちに雨」という言い伝えもある。
日本気象協会(tenki.jp)による当地の天気予報は、5日後の 9/3に「時々小雨」と表示があるが・・・。

それより、雄大な夕陽に接すると、三橋 美智也(1930年[昭和5年] ~ 1996年[平成8年])の「赤い夕陽の故郷」(作詞 横井弘、作曲 中野忠晴、1958年)を、ちょっと寅さん気分になって口ずさみたくなる。市町村合併で地方都市になる以前、「故郷」がまだが在った時代を思い出す。

■ Youtube(登録: sabo yobo)
「三橋 美智也 ♪赤い夕陽の故郷♪ 1958年 78rpm record. HMV Model No 130 (india)Gramophone」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=iRuXqf703Dg
(歌詞)Uta-Net
    ー https://www.uta-net.com/song/17860/



(付記)
Windows10のサポートが10月で終了する。長いあいだ使用してきたPCとお別れになる・・・致し方ない。そこで、メーカー直販のPCをで求めて(8/28)、きょう振り込みに行った。

2025年8月28日木曜日

「醒睡笑」: 躻(うつけ)2

東洋文庫「醒睡笑」(安楽庵策伝* 集、 鈴木棠三 訳、平凡社)の「 躻(うつけ)」の項に、阿呆ばなしを満載している。

(本ブログ関連:”醒睡笑”、”阿呆”、”阿呆船”)

次の話は、重力を利用して、臼(うす)の中の米を杵(きね)で搗(つ)く作業の途中、ふと思いついたが、吟味不足のまま、すぐに披瀝してしまう「うつけ」がいる。粗忽さに通じる。

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ちっと、たくらだ(ばか)があって、人に向かって、「おれは日本一のことをたくみ出した」と吹聴する。「どんな事を」とたずねると、「されば。臼(うす)で米を搗(つ)くさまを見るに、下へ下る杵(きね)は役に立つが、上へあがる杵は無駄になっている。所詮、上にも臼をかいさま(さかさま)に吊って、それに米をいれて搗けば、上下両方の米がいちどに搗けて、杵の上げ下げがそつになるまい、と思案した」という。そのことばの終わらぬうちに、「その吊り下げる臼に米を入れるにはどうする」と問いつめると、「まことに、その思案はしなかった」。
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どこの国でもありそうな物語だ。ヘルムの村の長老が「夏が暑い」わけを、冬の寒さから紐解く滑稽話がある。一見もっともらしい可笑しさがある。(2021年12月7日火曜日に記載)

(本ブログ関連:”ヘルム”)

2025年8月27日水曜日

(資料)AIが語る「乳児の笑顔」

歳をとると既視感が煮詰まって、ものごとに感動が薄くなる。マンネリ化といってもよい。わくわくするような好奇心とか期待が湧いてこないのだ。そこで、何か感動する場面がないかと、Youtubeを巡る。

乳児が、純粋無垢に両親へ微笑みを浮かべたり、幼児が祖父母と一緒に遊んだりしているのを見ると、よそながら我がごとのように心が和む。成長すると、他者との関係で笑いが複雑になる。むかし、大人の笑い顔について、基本的な表情のマトリクスの合成によると聞いたような気がする・・・が。

(本ブログ関連:”乳児”、”幼児”)

乳児の笑顔は天使の微笑みである。誰に迎合するわけでなく、発露するように湧き出る笑顔なのだ。どうして微笑むのだろうかと、生成AIのChatGPTに質問してみた。


■ ChatGPT

Q.産まれたばかりの乳児が見せる「笑顔」は、どのような反応なのでしょうか?
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A.産まれたばかりの乳児が見せる「笑顔」は、通常の意味での「喜びの表現」ではなく無意識的な反応生理的な反応であると考えられています。つまり、乳児の初期の笑顔は、感情的な喜び社交的な反応から来るものではなく、身体的なプロセスや反射的な動きの一部と見なされることが多いです。

乳児の笑顔の種類と解釈

乳児が生後数週間以内に見せる笑顔には、主に以下のような種類があります:

1. 生理的な微笑み(反射的微笑)

新生児や生後数日の乳児が見せる笑顔は、通常は生理的な反応として現れることが多いです。これは、赤ちゃんが眠っているときや、体の不快感から解放された瞬間などに見られます。この時の笑顔は、内的な快感筋肉の緊張の緩和に関わるものであり、感情的な「喜び」とは必ずしも結びつきません。たとえば、レム睡眠(夢を見るとされる睡眠段階)の際に見られることがあります。

2. 社交的微笑み(社会的微笑)

生後6週間から2ヶ月を過ぎたあたりから、乳児は実際に「社会的な微笑み」を見せるようになります。これは、親やケアギバーが笑いかけると反応して笑顔を見せるようになる、意識的で社会的な反応です。この微笑みは、乳児が周囲の人間に対して感情的な反応を示す最初のステップとされており、コミュニケーションの一環として機能します。つまり、親や周囲の人々が乳児の目線を引きつけることで、赤ちゃんは笑顔で反応するようになり、この段階での笑顔は喜びや安心感を表現するものと解釈できます。

3. 感情的な反応としての微笑み

さらに成長すると、乳児は外部の刺激に対して感情的に反応するようになります。例えば、親が赤ちゃんに面白い表情をしたり、楽しい音を立てたりすると、赤ちゃんはその反応として笑顔を返すことがあります。この時期の笑顔は、他者との絆を強化する社交的な役割を持ち、社会的な交流の一部として重要な意味を持つようになります。

結論

新生児や生後間もない赤ちゃんが見せる笑顔は、初めは主に反射的・生理的な現象であり、完全に感情的な「喜び」や「楽しさ」とは言えません。しかし、成長とともに、社会的な反応としての笑顔が現れ周囲とのコミュニケーションの一部として、より感情的な意味を持つようになります。ですので、乳児の笑顔は、最初は単なる身体的な反応から、やがて意識的な感情表現へと変化していくと言えます。

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2025年8月26日火曜日

(雑談)アルファベット

イディッシュ語で使用する文字は、ヘブライ文字で、最初の文字は、「א」(アレフ: 筆記体 「」)である。
(本ブロ府関連:”イディッシュ語”)

授業中、ホワイトボードに書かれるのは筆記体だ。当然ながら、ノートに記述する場合も筆記体になる。そのとき、「アレフ」の筆記体をアルファベットの「K」に似ているので代用したりした。


ラテン語の文字「アルファベット」の最初の文字は「A」である。ヘブライ文字のアレフをローマ字で表記(転記)すると、א  → A になる(相当する)。


さて、ローマ字の起源を訪ねると、ギリシャ文字につながる。ギリシャ文字の始まりは「A」(アルファ)である。


ギリシャ文字の先祖は、フェニキア文字といわれる。フェニキア文字の最初は、「𐤀」(アレフ)。王の棺に掘られた文字列(・・・𐤀𐤇𐤓𐤌)のアレフが(見かけ上)「K」と似て見えるが・・・。

フェニキア文字のアレフ「𐤀」を、右に90度回転すると、「A」とそっくりになる。すなわち、𐤀 → A である。



(付記)
深夜、NHKのテレビ番組で、アメリカ人の言語人類学者デボラ・オチ教授(宮崎国際大学)*が調査されている、(宮崎県に密着した)日本の言語文化研究が紹介された。
(*)教員紹介: https://www.miu.ac.jp/about/teacher/graduate_school/archives/804/

その中で、ちょっと面白い話があった、「日本の演歌で女性を花にたとえる」という。

■ NHKテレビ
「最深日本研究 ~外国人博士の目~ キャラクター文化を知りたい」(2025年08月26日 午後11:00 〜 午後11:30)
    ー https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2025082612183
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アメリカ人言語人類学者のデボラ・オチが研究するのは、日本にあふれるキャラクター文化▽なぜ日本では企業や行政のPRなど、子ども向け以外の場面でもかわいいキャラクターマスコットが活躍しているか!?▽世界的に見ても独特というこの現象にはネーミングにも秘密が?▽「音」の響きに着目したデボラが語る”サウンドシンボリズム”とは?▽ご当地ヒーローのアクションにも「音」の秘密が隠されていた!? 
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2025年8月25日月曜日

端唄「縁かいな」

夏の花火大会のスケジュ―ルを探すと、夏休みの締めくくりとしてか、8月末にもあるようだ。とはいえ9月に入っても各地で予定されている。季節を問わず、日本人は花火が好きなのだ。

江戸の名物、両国「隅田川の花火大会」は、先月7月26日に開催されている。人混みを恐れたわけではないが、遠すぎて足を運ぶ余力がないのも事実。端唄で気分だけでも味わってみたい。

(本ブログ関連:”端唄”)

■ 「江戸端唄集」(倉田喜弘 編、岩波文庫)
「縁かいな」
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夏の納涼(すずみ)は両国の  出舟入舟屋形船  揚(あが)る流星  星降(くだ)り  玉屋が取持つ  縁かいな

〇 流星、星降り  ともに花火の種類。  〇 玉屋  花火業者。 〇 成立  大阪から上京した徳水里朝(りちょう)が寄席で唄って、明治二十四年(一八九一)大流行。 
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昼間の熱気が収まって、川風を感じながら二人は夜空に広がる花火の競演を見守る・・・次に打ち揚がるまでのほんの束の間、言葉を交わす。群集の中でそのとき、互いの視線は、この縁を確かなものにしていく。

なお、次のYoutubeでは、上掲につづき次が唄われる。「縁かいな」には様々の場面がある。
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夏の暑さに 涼み船
簾(すだれ)下ろして 爪弾(つめび)きの
粋な二上(にあが)り 三下(さんさが)り        ← 三味線の調弦法
風が取り持つ 縁かいな
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■ Youtube(登録: 朝川玲伎)
「端唄 縁かいな 朝川玲伎」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=R50hZs21q3w


(付記)
商人など庶民が乗る屋形船にはすだれが使われる。
「吹けよ川風」(「江戸端唄集」より)
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吹けよ川風  あげろよすだれ  中の小歌の顔見たや

〇 あげろよ  一般に「あがれよ」と唄う。 〇  小歌  端唄のような短詩型の唄。
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2025年8月24日日曜日

少年野球

昼間*、野鳥観察(探鳥会)のフィールドがある公園を巡った。園内にあるグラウンドで、リトルリーグというか少年野球の試合が行なわれているのに出会った。たまたまのきっかけだが、少し観戦してみることにした。
(*)きょうの最高気温は 38.5℃(13:41)、暑い一日だった。公園の自販機で飲料水を2度買うほど。

(本ブログ関連:”少年野球”)

ピッチャーの投球が定まらず、フォアボールで進塁した選手が、今度は盗塁するといった場面がつづいた。どうやら9回裏ツーアウトらしい。新たにバッターボックスに入った打者が、フォアボールを狙い、バットを振らずにいた。それを見かねたか、自軍の指導者が「バットを振れ!」と大声で指示を出したのだ。結果、打者は三振に終わって、試合が決着した。

暑さのせいか監督・コーチ陣以外、応援の姿があまりない。グラウンドを囲むネットの外側にある木陰で、ほんの数組の家族が覗いていたぐらい。私にとっては、少年野球の観戦は、一瞬だったが久しぶりのことだった。

ところで、子どものころ、米軍基地の少年野球チームが何とユニフォーム姿で 私たちの小学校を訪れたことがあった。それを迎えた普段着姿の上級生チームは、フォアボールと盗塁で打ち勝ったのを思い出した。

2025年8月23日土曜日

処暑 2025、自然観察園のバードサンクチュリア

★ 今朝の、野鳥観察会(探鳥会)を寝坊をして欠席した・・・最近、昼夜逆転していて。

処暑
きょうは二十四節気の「処暑」、夏の暑さがピークを迎えズルズルと後退する、真に季節の変曲点にあたる。実際、この時期の子どもたちは公園の木陰で「ツクツクボウシ」の鳴き声を耳にして、夏休みが残り少ないのを知る(覚悟する)ことになるのだろうが・・・それでもまだ、宿題と遊びを天秤にかけているだろう。

(本ブログ関連:”処暑”)

七十二候
処暑の期間(8/23~9/6)を三つの「候」に分けた七十二候は次の通り。
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・初候: 綿柎開(わたの はなしめべ ひらく) 綿の実を包む咢(がく=【柎】)が開くころ
・次候: 天地始粛(てんち はじめて さむし) ようやく暑さが収まる(つつしむ=【粛】)ころ
・末候: 禾乃登(こくも【禾】の みのる【登】) 稲や栗などの穀物【禾】が実るころ
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自然観察園のバードサンクチュリア
ところで、探鳥会を休んだ埋め合わせのため(?)、公園併設の「自然観察園」に出かけた。公園入口広場にあった「野鳥観察施設」(壁の小窓から「バードサンクチュリア」*の野鳥を観察できる)が何と完全に崩されていたのだ。
(*)バードサンクチュリア:「野鳥の聖域」というより「野鳥保護区」が実情に合っている。

「自然観察センター」で確認したところ、施設の利便性を向上するため再建している最中という。工事現場に看板があって、「生物多様性保全整備」と記されていた。

バードサンクチュリアは、立入禁止区域となっている。この場所を、てっきり公園と隣接する大学の敷地と勘違いしていたが、自然観察園のエリアに含まれる。だから、野鳥観察施設とバードサンクチュリア**が一緒に整備工事されているのを納得できる。
(**)バードサンクチュリアの木立を見通しよくするためか、木々が切り倒されている。

バードサンクチュリアには、「あか池」(別名:「ハス池」)があって、「2千年バス」といわれる大賀ハスが咲く・・・と聞いていたが実見したことはない・・・何という迂闊なこと。池の小魚を採りに「カワセミ」がきて、「ハス」の花で休むことがあるそうだ。

ヒオウギ
自然観察園に入って東側に進む小道**の随所で「ヒオウギ」と出会うことができる。オレンジ色の花弁(正式には「花被片」で、萼(がく)と花弁(花びら)の区別ができない)をよく見ると、赤い斑点があって野性味を感じる。一見、可愛らしい花なのだが。
(**)先日歩いたとき1羽の「オハグロトンボ」がふんわりステップ踏むように先導してくれた。きょうは、脇道の草をかき分けて進むと、大勢の「バッタ」が両側に跳ねた。

2025年8月22日金曜日

(資料)AIが語る「アメリカの養子縁組」

Youtubeでたまたま、① 2歳の女の子のために「プレイハウス」を作る動画を微笑ましく見た。父親と彼の兄弟が協力して、屋外に小屋のような「おままごとの家」を作る過程を紹介している。いやあ、家族っていいもんだなと思っていたところ、画面の脇に関連動画が並んでいて、その一つに何と、② その家族が2年前に養子を迎える話だった*。そう、プレイハウスを作ってもらった少女につながったのだ。
(*)養子縁組: adoption

■ Youtube(登録: Dallin and Bella)
①「娘の夢のプレイハウスを建てる」(2025/08/19)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=HKlTMurWoP8
②「We Adopted a Baby! The Best Day of Our Life!」(2023/07/31)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=n3w4yl8KwC8

市井感覚でアメリカの家族をYoutubeで見るとき、いつも感じることがある。クリスマスや誕生日のプレゼントをもらった子どもの感情表現、帰還兵を迎えたときの妻、子どもたち、そして両親家族の感情表現のいずれもが、日本人から見ると激しい歓喜 に感じる。そんな家族関係の中で、養子縁組についても、日本と違ったとてもオープンなのだ。

どうしてそうなのかを知りたく、生成AIにたずねてみた。度々利用している、Googleの「Gemini」はリベラリズム傾向があり、ChatGPTはリアリスム傾向があるように思えるが、今回は、GeminiとQ&Aしてみた・・・当然ながら、回答はリベラル傾向的理想を前面に置いている。

人生は多様で、いろいろな側面があるかもしれないが、今回は下記の通り Gemini の回答をそのまま受け止めてみた。


■ 生成AI Gemini

Q-1.Youtubeで、アメリカの家庭が養子を迎える場面がありますが、日本と比べてとてもオープンに見えます。アメリカ人にとって、養子制度は歴史的に精神的に <どうして開放的なのか> 理由があったら教えてください。
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A-1.日本と比べてアメリカの養子縁組がオープンに見えるのは、歴史的・文化的な背景と、現在の制度の違いに複数の理由があります。

1. 「オープンアダプション」という文化

アメリカの養子縁組を語る上で最も重要なのが「オープンアダプション(Open Adoption)」の存在です。これは、養子縁組後も養子(子ども)、養親(育ての親)、実親(生みの親)の3者が互いに交流し、連絡を取り合う制度です。

  • 実親の選択と安心:  実親は、自分の子どもがどのような家庭で、どのように育っていくのかを知ることができるため、安心して養子に出すことを選択しやすくなります。

  • 養子のアイデンティティ形成:  養子自身も、自分のルーツについて知ることができ、アイデンティティを確立しやすくなります。

  • 秘密主義からの脱却:  伝統的な養子縁組は、実親と養親の情報を完全に秘匿する「クローズドアダプション」が主流でした。しかし、これでは養子が自分のルーツを知ることができず、精神的な問題を抱えるケースもありました。オープンアダプションは、そうした課題を解決するために広まりました。

2. キリスト教的価値観

アメリカの養子制度には、キリスト教の慈善や隣人愛の精神が根底にあると言われています

  • 「恵まれない子どもを助ける」という考え: 孤児や貧しい子どもを助けることは、宗教的な善行と捉えられ、個人や慈善団体による養子縁組が積極的に行われてきました。

  • 「精神養子運動」の歴史: 第二次世界大戦後、アメリカでは「精神養子運動」という、日本の戦災孤児を精神的・物質的に支援する運動が広まりました。これは、養子と養親が疑似的な家族関係を築くことで、原爆を投下したことへの罪悪感を払拭しようとする市民の意識も背景にあったとされます

3. 歴史的な養子制度の違い

日本の養子縁組が「家」の存続や「家業の継承」を目的とした「普通養子縁組」から発展したのに対し、アメリカの養子制度は「子どもの福祉」を重視して発展しました。

  • 日本の「普通養子縁組」:  養親と養子の間に親子関係を築く一方で、実親との親子関係も存続します。これは、家の後継ぎがいない場合に家を存続させるという、伝統的な「家制度」に根差した考え方が強く残っています。

  • アメリカの制度19世紀後半から、孤児や虐待された子どもに家庭的な養育環境を提供しようとする運動が盛んになりました。養子縁組は、子どもの権利と福祉を最優先するものとして捉えられ、実親からの親権を剥奪し、養子を実子と同様に育てる「特別養子縁組」が主流になりました。

4. 制度的な要因

  • 金銭的・制度的サポート: アメリカでは養子縁組にかかる費用を軽減するための税制優遇措置など、国からの金銭的な支援制度が整備されています。

  • 社会的認識の広がり: 不妊治療の選択肢として、また、シングルマザーや同性カップルが子どもを持つ手段として、養子縁組が広く認知されています。様々な家族の形が社会的に認められていることも、養子縁組に対するオープンな姿勢に繋がっています。

これらの要因が複合的に作用し、アメリカでは養子縁組が「秘密にするべきこと」ではなく、「家族が新しい形で繋がること」として、よりオープンに捉えられていると考えられます。

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Q-2.アメリカの養子縁組は、赤ん坊や幼児を主に対象としますか? また日本のように、家系をつなぐために大人になって養子(含む婿養子)をとるようなことはありますか?
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A-2.アメリカの養子縁組は、日本とは文化的な背景が大きく異なり、その主な目的や対象も異なります。

養子縁組の対象は赤ん坊や幼児が主か?

はい、アメリカでは養子縁組の対象は、ほとんどが未成年の子ども、特に赤ん坊や幼児が中心です。

  • 「子ども養子大国」アメリカ: 養子縁組の多くが、親の虐待やネグレクト、あるいは予期せぬ妊娠などによって、家庭を失った子どもたちを新しい家庭に迎え入れることを目的としています。

  • 日本との大きな違い: 一方、日本では「成年養子」が養子縁組全体の多くを占めており、家業の継承や名字の存続といった目的で成人を養子にすることが一般的です

家系を繋ぐために大人を養子にする慣習はあるか?

いいえ、日本のように家系を繋ぐために大人を養子(婿養子を含む)にする慣習は、アメリカにはほとんど見られません。

  • 文化的な背景: アメリカの養子制度は、日本の戸籍制度や家制度とは異なり、「子どもの福祉」を最優先に考えるという考え方が根底にあります。そのため、養子縁組は、子どもに安定した家庭環境を提供し、健やかな成長をサポートするための制度と認識されています。

  • 「婿養子」という概念: 日本で言うところの「婿養子」に相当する制度や文化はアメリカにはありません。結婚に際して、夫婦どちらの姓を名乗るかは自由に選択できますが、それによって相手方の親と養子縁組を結び、法的な親子関係を構築するような慣習はありません

まとめ

  • アメリカの養子縁組: 主に未成年の子ども、特に乳幼児の福祉を目的としており、養親と血縁関係のない子どもの縁組が多いです。

  • 日本の養子縁組: 成年養子が主流で、家系の維持や財産継承といった目的で養子縁組が行われることが多く、文化的な違いが明確に表れています。

このように、アメリカと日本の養子制度は、その目的や対象、そして社会的な役割において、大きな違いがあると言えます。

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2025年8月21日木曜日

すもももももももものうち

近郊農産地からの直送を謳い文句にした青果店があって、ときどき覘くことがある。きのう(8/20)も、「すもも」のパックを購入した。冷蔵庫で十分冷やしたものを口にすると、口中にまるで自然が広がり、生き生きした感じになる。実の甘さと、皮の酸っぱさがよく調和している。

(本ブログ関連:”スモモ”、”もも”)

小ぶりで紫色した薄皮の「スモモ」は、大きくて桃色した実も豊かでみずみずしい「モモ」と比べてだいぶ見劣りする。それでも、スモモはモモに負けないプライドがある。香りは、スモモもモモとひけを取らないと思っている。

ところで、果物はどれもこれも美味い。特に齧るとき、霊長類の昔に戻ったような自然の喜びを感じる。きれいに品種改良されたものもよいが、隅に追いやられたような存在のスモモも等しく貴重だ。

夜中に喉が渇いたとき、台所でスモモをごそごそ食うのは最高だ。

明るい時刻の雷光

昼過ぎに家を出たとき、太陽は眩しくふりそそぎ、地上に溜まった熱気が身体に纏わりついた。8月下旬なれど、最高気温は 38.3℃(13:35)と高く、おさまりそうもない。それでも、鼠色した低層雲が少しずつ迫る気配がした。

用事を済ませて帰り道、コンビニに寄ってレジで支払いをしていたとき、ドーンという雷鳴が轟いた。店を出て空を見上げると7~8割、雲に覆われている。このままだと、雷雨になるかと心配したが、結局雨降りはなかった。

家に近づいたとき、西の空の地上との低い隙間に陽を受けた薄雲が浮かんでいるところを、斜め上から稲光が走った。白雲の背景に青空が透けて見える、そんなまだ明るい時刻(15:15ころ)に見た落雷は衝撃的だった。家に着くまで、雷鳴がつづき、正直いうと門塀を開けるまで気が気でなかった。

(本ブログ関連:”落雷”)

稲妻を見たのは、陽の翳った時刻や夜間の場合が多い。ニュース画面でもその方がコントラストがよく鮮明なので、素材によく使われる。

明るい時刻の雷光・落雷は珍しい経験だった。そういえば、むかしの朝の公園で、杉の高木が落雷で破砕され、白い幹片が辺りに散らばっていたのを思い出す。

2025年8月20日水曜日

新型コロナ「ニンバス」

以前、新型コロナ流行時には、ほぼ毎日、感染状況を見ていたが、このところとんと関心を失せていた。そんなとき、新型コロナ変異株「ニンバス(Nimbus: NB.1.8.1株)」*の感染が増えているとリベラル系テレビ局がしきりに報道している。
ニンバスは、新型コロナウイルスの変異株(変異株オミクロン株から派生)であり、 ニンバスの感染者数は、新型コロナウイルスの感染者数に含まれる
(*)ニンバス(Nimbus):次の解説にラテン語の「雨雲:nimbus」に由来とある。

■ 一之江駅前ひまわり医院
「【ニンバス】新型コロナ変異株『NB.1.8.1株』について【特徴・由来・症状】」(2025.08.18)
    ー https://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/nimbus

そこで、肝心の新型コロナの患者数がどのように変位しているか覗いてみたところ、例年の <2月> および <8月~9月> を頂点に山型をなしているが、全体に <減少傾向> を示している
次のNHKと読売新聞との記事内容は連動している。すなわち「厚生労働省は、定点医療機関から(8月の)4日~10日の1週間に報告された感染者数が、1医療機関あたり6.13人だった」と発表した。

■ NHK
「新型コロナ『定点把握』データ  過去の参考値と最新データを連続表示」
    ー https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/


■ 読売新聞 オンライン
「新型コロナ変異株『ニンバス』が流行の主流、喉の強い痛みが特徴…感染者8週連続増」(
2025/08/15 19:48)
    ー https://www.yomiuri.co.jp/medical/20250815-OYT1T50160/
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・新型コロナウイルスの感染状況について、厚生労働省は15日、全国約3000か所の定点医療機関から厚生労働省は15日、全国約3000か所の定点医療機関から4~10日の1週間に報告された感染者数が、1医療機関あたり6・13人だったと発表した。新たな変異株流行の主流となっており、前週(5・53人)と比べ1・11倍と、8週連続で増加した。だったと発表した。

・今夏は、変異株オミクロン株から派生した通称「ニンバスが流行している。国立健康危機管理研究機構(JIHS)が7月に公表した最新データでは、国内で約4割を占める。喉の強い痛みが特徴とされる。
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