久しぶりに、植物観察をメインとする定例(毎月第3日曜日)の「自然観察会」へ参加した。2023年12月17日の日曜日以来になる・・・とはいえ、これまで同様の催しに出席/個人的に観察して過ごしてきている。なお、同部会の「野鳥観察(探鳥会)」へは、順調に(毎月2回土曜日)出席していて、今月初に 87回目 となっている。
(本ブログ関連:”自然観察”)
公園と併設の自然観察園を巡る途中、会長から植物(樹木・野草)の話をうかがった。つぎつぎ、どんなに小さくて地味な花であっても解説される・・・自然に対する知識と記憶力に驚くばかり。手帳に記述するが追いつかない。(聞き間違いなどありましたらご容赦を)
<栗の木について>-
① 縄文遺跡の「三内丸山遺跡」で、栗の木が柱として使われた。
ー 硬い木質のため、鉄道の枕木に使われたりもした。
➁ 栗のイガの中に、実は何個入っているか? 通常3個。
③ 三内丸山遺跡の周辺で、食料としての栗の品種改良した跡がみられる。
<蛇紋岩帯の高山に咲く花について>
① 尾瀬の至仏山(2,228m:2億年前に隆起)の高山は、草木が発達していない。
ー 蛇紋岩が露出して、Mg成分が浸出して、大形の草木森林が発達しなかった。
➁ そんな環境の中で独自の高山植物が生き残った。
ところで、今回、参加者がスマホを巧みに利用されていた。解説をうかがい、確認のためネット検索したり、野草を写真に撮って画像検索してみたりとか・・・。とはいえ、やはり手持ちの植物図鑑(山渓版)の重要性が語られ、最新版の必要が強調された(ベテランの方々からも同様に)。
・公園で観察開始すぐに、小川の岸辺近くに「タマスダレ」の白い花が見えた。朝日にまぶしく輝いていた。
・公園の小川の岸ぎりぎりに、「ヒガンバナ」が一輪赤い花を咲かせていた。今回は、公園西側を回ったので、この時だけの出会いに終わったが、公園東側奥の群生地には、かなりの数の赤い花が群がっているようだ。今週後半が盛りだろう。
・自然観察園で、「カリガネソウ」の青紫色の花が咲き、白い雄蕊(おしべ)がすっくとカーブしながら伸びていた。
イシミカワ(写真左)、シオデ(写真中央)、アケビ(写真右)
・先日(9/17)、自然観察園で「イシミカワ」と、「シオデ」を探したが、確信持てなかった。今回、解説をいただいたうえ、イシミカワの美しい青い実を確認することができた。
・同じく、シオデの実が黒くなったので、ようやく確認できた。
・自然観察園の柵に纏わりついているアケビは、以前(7/10)観察したときは根元近くに位置したが、今回は目の高さで実っていた。
・公園の小川に「ダイサギ」が1羽たたずんでいた。写真は、自然観察園の内側から撮ったもの。口の線が目元まで届いている。
・公園の緩い凸地に、エノキ(左側)・ミズキ(右側)が寄せ合うように幹を絡めて立っていた。最近、幹が複雑に伸びている高木が気になっている。