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2016年2月14日日曜日

春一番 2016

どうやら、「春一番」が吹いたらしい。昨夜来、風が絶え間なく吹く気配したが、家の中で実感がわかずいた。昼までにすっかり落ち着いてしまった。暖かく天気上々である。

そういえば、去年、春一番はなかった(2012年も)。砂塵を巻き上げて、子どもの目に悪さをするようで、待ち望むものでないが、なければないで寂しいもの。冬から春への気象として受け入れよう。

(本ブログ関連: 2015年ナシ、”2014年”、”2013年”、”2012年ナシ”、”2011年”、”2010年”)

読売新聞の記事、「関東・東海・北陸・中国で『春一番』…気象庁」(2/14、抜粋)によれば、「気象庁は14日午前、関東と東海、北陸、中国で『春一番』が吹いたと発表した。/低気圧の影響で各地で南風が強まり、最大瞬間風速は東京都心で21.4メートル、静岡市で17.7メートル、名古屋市で13.6メートルを観測した。」とのこと。

気象庁、「天気予報等で用いる予報用語」の「春一番」解説
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冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風
<備考>
・気象庁では立春から春分までの間に、広い範囲(地方予報区くらい)で初めて吹く、暖かく(やや)強い南よりの風としている。
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(追記)
じわっと暑さで締め上げられたよう。一体何を着ればいいのやら。暖かい飲み物も未練ない。明日には寒さに震えるというに。この二日間、天候に振り回されたようだ。

2016年2月13日土曜日

最高気温

春の陽気が進み、今年の最高気温を更新した。今日ばかりは大きく飛びぬけた。都心で、21.8℃(今年最高、5月上旬並)、地元近隣でも、21.0℃(今年最高、4月下旬並)だった。

昼、ガラス窓に差し込む陽を、おもわずカーテンでさえぎった。それでも、外出すると風が強く、思いのほかひんやりした。「春は名のみの 風の寒さや」だ。夕方になると、風はますます強まる。明日未明にかけて、関東地方に「春一番」が吹くかもしれないという話題もある。

予報では、明日の最高気温が地元で、25℃という(weathernews)。温暖がこのまま続くはずもない。明後日から、10℃前後に落ち着くようだ。体調を崩さぬよう養生が肝心。今日ばかりは、それでもストーブを忘れがたく、点けては消している。

とはいえ、気分は「早春賦」(作詞吉丸一昌、作曲中田章、1913年)のままである。

(Youtubeに登録のshimobunsadoに感謝)


(付記)
近隣街の書店で、「あの日」(小保方晴子)を購入。

2016年2月12日金曜日

(雑談) インフルエンザ

インフルエンザが流行っている。私自身は、昨年10月に予防注射をしたけれど大丈夫だろうか。医院で説明書をもらったのに見当たらない・・・何てことだ。

都は、今日、インフルエンザの「流行警報」を出したという。NHKニュースWEB「東京都がインフルエンザ流行警報」(2/12)によれば、次の2種類のインフルエンザが流行っているという。
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・最も流行しているのは、7年前に新型インフルエンザとして流行した「H1N1型」でおよそ56%を占め、
・次いで「A香港型」がおよそ26%となっています。
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(参考: 東京都の「報道発表資料」平成28年2月12日 福祉保健局


ところで、もしかしたら、すでにインフルエンザに罹っているかもしれない。何となく喉が重く、手足がほてった感じがする。そうでないとしたら・・・、考えられる理由は次の二つ。
①  風呂場のタイル目地に付着した黒カビ汚れを除くため、「カビキラー」を噴射し、ティッシュペーパーを貼り付けて、さらに噴射した。一日放っておくと、真っ白になる。ただし広い面積に噴射したため、塩素ガスを吸って喉を痛めたのかもしれない。
②  外出途中、小さな蚊のようなものが顔をかすめた。フッと避けようとしたが、何だか飲み込んだような気がして、吐き出そうと激しく咳き込んだ。そのときから喉の調子がよくない。

通っている「健康体操教室」でも、指導者の方々も罹ったいうのだから、気弱なおじさんはもっと危ない。ならば、病は気から、インフルエンザになんか罹っていない・・・と思うことにした。

2016年2月11日木曜日

建国記念の日 2016

建国記念の日」の今日、快晴の暖かい陽射しに誘われて、小金井公園を訪れた。「梅祭り」が開かれるからだ。祭りは、正式には今週土曜日の13日から、21日の日曜日までの9日間の開催である。咲き振りはどうかと期待しつつ、少し早目だが観梅に出かけた。

公園の少し西寄りに、梅の木が密集した梅林がある。梅園と呼ぶには、それなりの規模が必要なのだろう。とはいえ、冬あけを梅花で楽しむことができる規模だ。白梅、紅梅が一斉に花開いているわけでない。祭りの期間中楽しむよう、28品種、約100本が順次咲くように植わっているようだ。

ところで、公園中央の二つの広場は、大勢の家族連れで賑わっていた。冬枯れの芝草に点在する親子たちの姿を見て思った。人間の視覚には、彼らの姿は実際より大きく意識されているのではないだろうかと。レンズの映像なら、きっと小さく写っただろうけれど。人間は見えるものを意識化する力がある。

眺める広場のひとつひとつの遊びを意味づけできる。ブリューゲルの「子どもの遊戯」の絵を思い出した。それぞれの遊びは、それぞれ違ったものだけど、それらが集まると、もう一つ別の意味を持つ宇宙になる。その雰囲気を楽しむ、そんな共感が素晴らしい。

イ・ソンヒ、レジェンド・アーティスト

6日放送されたKBS 2TVの芸能番組「芸能街中継」で、レジェンド・アーティストの世論調査の結果、イ・ソンヒが4位を占めたことを、デイリアン(dailian)の記事、「チョー・ヨンピル、圧倒的支持で『レジェンド・アーティスト1位』 やはり歌王」(2/10、イ・ハンチョル記者)は次のように報じている。(記事の主旨は、チョー・ヨンピル礼賛であるが)

(本ブログ関連:最近の歌手ファンの調査結果
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・「歌王」チョー・ヨンピルが、全世代の圧倒的支持で「レジェンド・アーティスト」の1位に選ばれた。

・6日放送されたKBS 2TV芸能番組「芸能街中継」では、特別企画「韓国人が愛するレジェンド・アーティス」の世論調査結果が発表された。

・この日、チョー・ヨンピルは、20代のみで僅差で、故キム・グァンソクに1位を渡しただけで、30代から60代まで全1位を占める底力を誇示した。

・全体の順位2位は、90年代アイコンのソテジとアイドゥルが占め、イ・ミジャ、イ・ソンヒ、キム・グァンソク、イ・ムンセ、ナフナ、キム・ゴンモ、シン・スンフン、ナムジンなどが10位圏に名前を上げた。

・一方、チョー・ヨンピルは、1968年デビューして以後、48年間「友よ」、「赤トンボ」、「Q」、「ソウル、ソウル、ソウル」、「モナリザ」など数多くのヒット曲を流して、「歌王」として君臨してきた。
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1984年の江辺音楽祭大賞受賞(「Jへ」)、清清しくすっきりとした、爽やかな唱法、少女たちの偶像、姉さん部隊(女学生ファングループ)の始まり、アニメ「走れハニー」主題歌、歌謡界の女王・・・順位4位、支持返答率 23%、3位とのその差何と0.1% (1回答あたり、5人/グループの複数回答)

(Youtubeに登録の아카시아 Acaciaに感謝)

2016年2月10日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 (旧)正月

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/3)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、「旧正月」に関連した3曲を紹介した。

始めに、正月と「百結(백결)先生」の玄琴(コムンゴ)の匙(ばち、술대)にちなんだ話を次のように紹介された。
・新羅の慶州狼山(낭산)の麓に住んだ百結先生(414年~?)は、何度も縫い直して、布地の切れ目がウズラのように垂れ下がった服を着た。王室に命を捧げた忠臣、朴堤上(박제상)の息子の説もあるが不詳。百結は玄琴(거문고)で表現するのを好み、悲喜を、ときには怒りもリズムで表した。ある冬、正月を控えて彼の妻が、隣家は餅を搗(つ)くのに、わが家は食べ物がない。正月に何を食べれば良いのかとつぶやいた。先生は、玄琴の匙を叩き付けて、餅つきの音を真似て慰めた。人々はそのリズムを「大楽(「碓樂、대악)」、または「臼打令(방아타령)」と呼んだ。

▼ 玄琴と楊琴(ヤングム、양금)演奏、「ソウルの風流(서울풍류)」から「打令(타령)」を聴く。唐を経た西域の香りする。

次に、大晦日の「歲拜(세배)」の挨拶、悪鬼の「夜光鬼(야광귀)」の払いの風習などについて次のように紹介された。
・正月を迎える風習に「歲拜」がある。新年の挨拶を指すが、大晦日にする一年間の感謝と、年始周りの意も含まれた。また、夜に靴を部屋に隠し、部屋の外には篩(ふるい)をかけ置いて、悪鬼の夜光鬼を追い払う風習もある。夜光鬼が大晦日に村に来て、足に合う人間の靴を履くと、その靴の持ち主は一年間運が悪いため、門に篩をかけて避けた。夜光鬼がその篩の穴数を数えている間、靴を履くのをうっかり忘れ朝を迎えるからという。適した出会いを考えさせるようだ。

▼ 伽耶琴(カヤグム、가야금)の弾き語り並唱(竝唱、병창)で「燕路程記(제비노정기)」を聴く。早い語りの歌・・・。(パンソリ「興甫歌(흥보가)」より)

・昔、学者のソンビは庶民と違って<鶴>を好んだ。半面、<燕>は数多の鳥の中、最も親しみのある鳥だ。春、燕が巣を作ると、良いことがあると信じられた。

最後に、幸福のこし器の意の「福笊籬(복조리)」や、悪鬼を払いと幸福を呼び込む絵について次のように紹介された。
・正月のもうひとつの風習に、「福笊籬」がある。米のこし器をかけておくと、一年間の幸福がそこに引っかかる意から始まったまた、絵を掛ける、「歳画(세화)」の風習もあった。門に掛けるため、門の絵という意味の「門画(문화)」とも呼ばれた。

▼ パンソリ「水宮歌(수궁가)」から、歳画にある「虎が下りてくる場面(범 내려오는 대목)」を聴く。スッポンが兎と虎を呼び間違える・・・

・さらに、悪鬼払いと招福のため虎のような猛獣の絵や、伝染病払いの「処容(처용)」という者の顔を貼る風習もあった。

2016年2月9日火曜日

神野美伽の「春夏秋冬 屋形船」

季節は春に始まるけれど、想いを四季に成就する、神野美伽の「春夏秋冬 屋形船」(1989年、作詞作曲:深野義和)は、<夏>の終わりに始まった恋を、翌<春>に恋の盗人を観念させる。舞台は屋形船、江戸情緒いっぱいの小粋な歌である。

次のYoutubeでは、放送用に短縮して、「金杉橋(かなすぎばし)は雪化粧/『言葉が白い文字になる』」に始まる<冬>の場面は省略されているが・・・。(「Uta-Net」で歌詞を参照できる)

とはいえ、最後の<春>に登場する、在原業平の歌にちなんだ「言問橋」の名に風情を感じる。そんな言葉に彩られた、この歌は言霊が相応しく、想いを通じさせたようだ。とても健やかで、四季の展開を楽しめる恋歌だ。

(本ブログ関連:”神野美伽”)

(Youtubeに登録のKIMURA236に感謝)

2016年2月8日月曜日

NHKスペシャル「ママ達が非常事態!?」

先月末(1/31)、NHKスペシャル「ママ達が非常事態!?」を見て感じたこと。子育てに、一説に「おばあさん」の役割が語られたりするが、今回は授乳を助ける女性同士の協調(母親の育児戦略)が紹介された。

人間は子どもに生まれて直ぐに立つことも、大人同様の食事もできない。肉体的な成長だけでなく、精神性においても、大脳皮質の成長に時間が必要なようだ。12歳近くまでかかるという。そのため、母子の関係はより密接でなければならないし、それを守る環境も必要になる。

母親は乳幼児に、ずっと母乳を与え続けることはできない。その間に、食糧の確保も必要になる。その時、世話や面倒をみてくれるだけでなく、代わりに母乳を与えてくれる仲間が必要になる。
・赤ん坊の面倒をみるには、子どものころに母親の世話を見たり真似たりする擬似的な経験が必要。
・食べ物としての授乳のために、「おばあさん」の役割でない、母乳を与えられる若い女性の仲間が必要。(食物の分配)

女性が他者と協調性が強いといわれるのは、以上のような形で、社会生活を進化させたことにあるのかもしれない。さらに番組では、10組の母子が登場して、赤ん坊の(泣き)声だけで、わが子を判別できることを紹介した。まさに感動的な場面だ。また、出産前後で、女性の脳の活動が大きく変化することをMRI画像を使って示した。

母親に特別な反応を生じさせる、赤ん坊の不思議な力に驚かずにいられない。今までの学説・推論・見解に縛られず、あるままに立ち返って見ると、人間にはもっといろいろな自然のコードが隠されているかもしれない。人間は自然な存在だ。

(本ブログ関連:”家族の月”、”(雑談) 人についてひとこと”)

2016年2月7日日曜日

今晩も地震

昨日発生した台湾南部の地震災害をYoutube映像*で見ていたとき、揺れが始まった。ズズズズと振動が続き、あわててストーブの火を消す。地震に慣れることはない、永久にない。

(* YouTubeの映像:ニュース】)

すぐにテレビをつける。こんなとき、一番適切なのはNHKだろう。最初、関東各地の震度を伝えていたが、気象庁の情報を得て震源地を説明した。茨城県南部とのこと。

気象庁発表(平成28年02月07日19時30分)
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07日19時27分頃地震がありましました。
震源地は茨城県南部(北緯36.1度、東経139.9度)で、
震源の深さは約50キロ、地震の規模(マグニチュード)4.6と推定されますは。
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当地を揺らす地震に、茨城県南部を震源とするものが多い気がする。ただし、今回の震源は茨城県南部だが、いつもよりやや西側だ。

気象庁の地震情報では、今晩の当地の震度は2とのこと。一昨日(震度3)と比べれば弱めだが、一瞬、体感で震度3とすら感じた。慣れると境界が曖昧になるのだろうか。

2016年2月6日土曜日

昨日:桜島噴火、今日:台湾で地震

【桜島噴火】
昨晩(2/5)、鹿児島県の桜島が噴火した。NHKニュースで見た、夜の噴火映像は驚異的だった。噴出物が黒い山肌を赤く染め(溶岩流かと紛うばかり)、舞い上がる噴煙中を「火山雷(かざんらい)」が走る。一瞬、終末世界を想わせた。
朝日新聞の記事、「桜島で爆発的噴火 警戒レベル、3に引き上げ」(2/5、鈴木逸弘記者)は次のように報じている。(抜粋)
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・気象庁は、5日午後6時56分ごろに桜島(鹿児島県)の昭和火口で爆発的噴火が発生し、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)から3(入山規制)へと引き上げた、と発表した。
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【台湾で地震】
昨日朝の地震に驚いたところに、地震がまだ続く。本日の明け方、場所は遠く台湾で、ビルが倒壊するほどの大地震が発生した。テレビでその映像を見て驚く。朝日新聞の記事、「台湾地震、7人死亡440人負傷 高層マンション倒壊」(2/7、台南=鵜飼啓記者)は次のように規模を報じている。(抜粋)
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・台湾の中央気象局によると、台湾南部・高雄市で6日午前3時57分(日本時間同4時57分)、マグニチュード6.4の地震があった。隣の台南市で16階建てマンションが倒壊するなどの被害があり、内政部消防署によると7人が死亡、約440人が負傷した。
・気象局によると、震源は高雄市美濃区で、深さは16.7Km。台南で余震と見られる地震が午前7時ごろまで断続的に続いた。
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イ・ソンヒ「離別小曲」

イ・ソンヒが人生を合わせるよう、静謐の中に悲しみを歌った、12集所収の「離別小曲(이별 小曲)」(2001年、作詞クォン・ジンヨン、作曲イ・ソンヒ、編曲チェ・テワン)は、それまでの高音による若さの表現から、大人の音域へのそれに変わったといわれる。

(本ブログ関連:”離別小曲”)

この歌にどのようなストーリーがあるのか(彼女に関わる99年のことは別にして)、歌詞の展開を通して気になる。同じアルバムの「この歌をかりて」(作詞カン・ウンギョン、作曲ユ・ヨンソク)と同様、ストーリー性の強い作品だ。

また、次のYoutube(or Daum tvpot)映像にあるミュージックビデオの最初に表示される「Over Entertainment」についても、アルバムの配給会社問題があったこともあり気になる・・・。また、映像の最後に、ウォン・テヨン(원태연)の詩朗唱詩集「涙に....顔を埋める(눈물에....얼굴을 묻는다)」(2000年出版)が映っているが・・・この詩から.インスパイヤされたのか気になる。


生きていくことが、とても辛いです
そばにはあなたが  いたのに
あなたなしに生きるなんて、一人になるなんて
思ってみたことないのに

残った人はそれでも  生きられるという
その言葉が、さらに苦しめます
こんなに会いたいのに  忘れることができないのに
残った私には  苦しい重荷なだけです

私に待てといわれるなら  ただこう生きろといわれるなら
それはとても残酷じゃないの
あまりにも会いたいのに こんな私を置いて行かれたのですか
愛してる 待てと いっておいて

生きていくことが  つらいのです
私に残ったあなたの  名残りだけで・・・
              ______        

一生いきていっても、遂げられぬ恋なのに
なぜ私には時間をくれなかったのですか
残ったものはもうありません
戻せるのなら、以前のように一緒にできるのなら

生きていくことが  つらいのです
私に残ったあなたの  名残りだけで・・・

生きていく痛ましさ  もういいわ
わたしも 今 あなたのそばに 行きます

(「離別小曲」ミュージックビデオ)

(Youtubeに登録のlemonajkwに感謝)

2016年2月5日金曜日

久し振りの地震

朝方、久し振りに強い地震があった。はじめ、揺れるな、やって来るなという予感がした。気象庁の地震情報によれば、当地の震度は3とのこと。一瞬、それ以上大きなものになるのではと恐れた。震源は、思いのほか近傍の南の地とのこと。テレビの速報を見てさらに驚く。

気象庁発表(平成28年02月05日07時45分)
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05日07時41分頃地震がありました。
震源地は神奈川県東部(北緯35.6度、東経139.5度)で、
震源の深さは約30km、地震の規模(マグニチュード)は4.6と推定されます。
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先日、「立川断層」のことが気になり情報を探した。立川を端にして、北西に続く2つの断層(埼玉県飯能市の「名栗断層」と、東京都青梅市から府中市までの「立川断層」)で構成される「立川断層帯」がある。この活断層を、反対に南東に延ばしたところに、今日の地震の震源が重なるように見える。素人判断なので気にするしかない。

(本ブログ関連:”立川断層”)

東京都(伊豆諸島及び小笠原諸島を除く)とその周辺の主な被害地震
東京都(伊豆諸島及び小笠原諸島を除く)とその周辺の主な被害地震 (地震調査研究推進本部)

2016年2月4日木曜日

立春 2016

ひごとに日照時間が延びる。昨年12月初旬(「冬至」より前に)、東京の最も早い「日の入り」時刻は16:28だった。それが今日は17:10までになった。夕方まで陽が残るのはありがたい。

今日は四季の始まり、春の初日「立春」だ。そう思うだけで少し温んだ気がしてくる。最高気温は、都心で9.5℃、地元で9.1℃。10℃未満だったけれどすでに春気分だ。

(本ブログ関連:”立春”)(本ブログ関連:立春”2010”、”2012”、”2013”、”2014”、”2015”)

そういえば、去年の立春は寒い一日だったし、一昨年の立春は雪降りで、バス利用を優先するほどだった。立春とは名ばかりなのだろうか。

そんな昼下がり、近くにある私鉄駅前の小さな広場で、保育園から遊びに来ていた幼児たちの声が響く。保育士さんのやさしい目が届き思う存分にはしゃぎまわっているのが見えた。陽を浴びた子どもたちの姿はなぜかホカホカさせてくれた。

2016年2月3日水曜日

節分 2016

今日は「節分」だ。各季節の始まりの前日を「節分」という。とりわけ、春の始まりの「立春」の前日に、鬼を豆で追い出す「豆まき」が節分の家庭行事として定着している。幼い子がいればなおさらだろう。

(本ブログ関連:”節分”)

一年の暦の始まりである元旦前日の「大晦日」に、除夜の鐘を打って煩悩を祓うように、一年の季節の始まりの日である春分の日前日に、豆まきして悪気を追い払う。今日の節分は、一年の覚悟を示す節目かもしれない。

そういえば同じ節分に、「恵方巻き」という巨大な海苔巻きを食べる関西風の食行事がある。恵方巻きに予約が必要のようだが頼んだ覚えはない。ただ食べることしかないため、生活の中に居場所がなく馴染みにくい。家庭内の行事として、演技する家族があることを忘れている。

先日、テレビの誕生月占いで最下位のことがあったが、その日困ったことがなかった。悪気や悪鬼と出会うこともなかった。もしかしたら、鬼の方から逃げ出したのかもしれないが。そういえば、インフルエンザがいるな・・・。

KBS WORLD「国楽の世界へ」 花

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(1/27)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、花に関連した3曲を紹介した。

始めに、冬に咲く梅の花、「臘月(ろうげつ)の梅」について次のように紹介された。
・冬真っただ中、春到来も先でない。雪の季節に咲く梅の花は、正月の後、春直前に咲き、ほんのり香りして親しまれる。稀に、陰暦12月(「臘月」)の冬真っ盛りに咲く梅もあり、「臘月の梅」ともいう。南地方の全羅南道の順天(순천)地域に、6本の臘月の梅がある。楽安(낙안)の城郭にあった臘月の梅が枯れかかると、その枝を順天に移し植え、それぞれ名札を付けて育ている。今年の順天の冬は暖かく、12月から花を咲かせている。

▼ 北方の黄海道地域の妓生「梅花(매화)」が作った歌「梅花歌(매화가)」を聴く。梅の香りの漂いに歳月が重なるよう。

・この歌は、「梅花よ」と呼びかけで始まる。梅花とは梅の花で、歳をとる物寂しい気持ちを込める。春に花を咲かせたい思いは、梅花も人も同じ。真冬だが、もうすぐ旧正月。その後訪ねてくる春を待ち望む。

次に、「寺堂牌(사당패)」を起源とする南地方(南道)の雑歌「花草四巨里(화초사거리)」について次のように紹介された。
・雑歌「花草四巨里」の花草四巨里は、花と草木を歌った曲だ。朝鮮時代、彷徨の芸能集団「寺堂牌」が歌った。花や木の歌詞から始まり、その後の詞には特に意味はない。まるで念仏を唱えるようにも聞こえ、「パン念仏(판염불)」とも言われた。

▼ 南道雜歌「花草四巨里」を聴く。いかにも庶民の間を巡った歌のよう、どこか楽天的さ(あるいは求めること)を感じる。

最後に、「沈清伝(심청전)」に語られる、「印塘水(인당수)」に咲いた花について次のように語られた。
・昔、花の中の花は人間の花といわれた。遊ぶ孫を見て、祖母が言ったものだ。中には、花より美しい人もいる。パンソリに歌われる沈淸(심청)のことで、パンソリ「沈清歌(심청가)」の「花草四巨里(화초사거리)」の歌だ。親孝行の沈淸は、父の目を治すため商人に売られる。航海の安全のために人身御供として、「印塘水」に身を投じて犠牲になるが、親孝行の彼女に感動した竜王に助けられる。一説に、印塘水に咲いた美しい花を、人々は王に捧げた。花から出た沈淸は王妃になった。

▼ 「沈清歌」から花と木の「花草打令(화초타령)」を聴く。パンソリだ。

・この歌には、人の心は、元々は花のようであるという、ひとつの教えがある。

キム・ボエさんの言葉、「まだ真冬ですが、お花に関連した歌を聞くと、暖かい春が待ち遠しくなります」。本当に、そうですね。

2016年2月2日火曜日

イ・ソンヒ「たぶん」

今年もあっというまに2月になってしまった。ひと月の早さと軽さをつくづく思い知る。それも歳とともに加速する。日めくりカレンダーをPC横に置いて2年目。一日が、紙一枚の重さしかない。あっけない。

考えてみれば、時間ほど確かなものはない。体内時計があって、DNAの複製回数が決められている。神様は、命のチケットを与えてくれたが有効期限つきだ。精一杯、旅をしなければならない。

イ・ソンヒの12集所収の「たぶん(아마...)」(2001年)は、たぶん人生で美しい情景を歌っているのかもしれない。成就の歓びでなくても、胸の痛みであったとしても、生きている実感に違いないからだ。若いときにしか経験できない貴重な一瞬だ。

(本ブログ関連:”「たぶん(아마...)」”)


その人の話し、しましょうか。 悲しい私の愛、聞き入れることができますか。
馬鹿でしょ、言葉ひとつできず、一人で胸を痛めるなんて。 私のそばにいても、
分かってください。 そんな気持ち、彼を見るたび、いいえ、私余計なこといい始めたようです。

*もう、その人には、命のような、そんな大事なものがあるのでしょう。
永遠に、私は堪えられない話をできないんです。 愛するという言葉は、たぶん・・・

なぜか、涙が止まりません。 つまらないでしょう。 私の気持ち分からなくて。
あなたがくれたハンカチに、涙とともに滲み出た言葉、それはあなたなのに。
本当に分からないのですか。 私のこんな気持ちを、いいえ、余計なこといい始めたようです。

*(2行繰り返し - 2度)


(Youtubeに登録のrosamin2に感謝)

2016年2月1日月曜日

イ・ソンヒはイ・スンギの入隊について・・・

韓国には徴兵制度があり、満18歳で徴兵検査を受け満19~29歳までに入隊(約2年間の兵役)するという。イ・ソンヒが発掘して育てた歌手イ・スンギ(李昇基、이승기、1987年1月13日~)が、今日入隊するとInnofile.netの記事「イ・スンギ、今日(1日)現役入隊」(2/1)は次のように伝えている。(抜粋)
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・イ・スンギは1日午後、忠清南道論山陸軍訓練所を通じて入隊し、5週間の基礎軍事訓練後、部隊に配置されて陸軍現役として服務する。
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イ・ソンヒは、以前経営していた劇場(彼女の歌ステージ)で演奏した高校生バンドの中からイ・スンギを発見し、いわゆる住み込みの弟子・師匠の徒弟関係を通じて育てた。現在、イ・スンギは、歌手として成長し、タレントや役者としても活躍している。イ・ソンヒのコンサートにイ・スンギが、イ・スンギのコンサートにはイ・ソンヒがゲスト出演するというのが習わしのようだ。

(本ブログ関連:”イ・スンギ”)

また、イ・ソンヒはイ・スンギの母親と同年代であることから母親代わりに面倒を見たという。それほどの関係だから、今回のイ・スンギの入隊について、イ・ソンヒがどのように思ったか知りたいところだが、ネットニュースにまだ見つけることができない。

今回、静かに入隊するというので、それを見守るイ・ソンヒも配慮したのかもしれない。とはいえ、いずれ彼女の心境を知ることができるかもしれない。

2016年1月31日日曜日

U-23アジア選手権優勝

昨晩、深夜に放送された「男子サッカー U-23アジア選手権」決勝(カタール・ドーハ)の日韓戦で、日本チームが3-2で優勝した。試合そのものは、今日未明にかかる放送だったため、ついつい寝込んでしまい、勝利を知ったのは朝だった。

(本ブログ関連:”サッカー”)

すでに、今年のリオデジャネイロ五輪出場権(23歳未満)を獲得しているので、気楽に観戦できるはずだったが寝てしまうなんて勿体ないことをした。ジャガーポーズの浅野琢磨選手の活躍と、手倉森監督の采配など素晴らしいものだった。

ところで、雨男とか雨女があって、イベントに予期せぬ展開を招くことがある。常々思うことだが、私がテレビ観戦に熱中することで、果たして試合にどんな影響があるか考えてしまう。見た方がよいのか、見ない方がよいのか思案する。結局、寝てしまい、勝利が導びかれたのかもしれない・・・そんな気がする。私が見なかったのがよかったのだろう。

相変わらずサッカールールを理解できない。そんな、にわかファンならでは、画面に見入ってしまったのは、手倉森監督を見たとき、カンニング竹山に似ているなんて、勝利に喜ぶ笑顔を見てそう感じた。

ここまで、決勝まで勝ち続けてきた全ての選手の活躍に、乾杯!

2016年1月30日土曜日

(雑談) マスク

寒いからといって、防寒マスクの話しではない。夜中、口を空けたまま寝て口中が乾くのを防ぐために、いわゆる衛生マスクをすればよいという話しがある。使い捨てマスクで十分で、気兼ねなく一晩で使いきるというわけだ。

実は、毎朝一番に気にしているのは、口腔がカラカラに乾わくことだった。テレビなどで、この渇きで雑菌が繁殖したりして、衛生上よろしくないという。若い人でも口を空けたまま寝ると渇くという。歳をとればなおさら。用心が必要、ただでさえ乾燥するというに。

ということで、マスクを着用しながら寝てみることにした。結果は、寝相が悪いからなのか、朝起きるとマスクの紐は耳に掛かっているが、マスク本体がアゴ下にずれ落ちているのだ。それも連日のこと。どうしたわけだろう。

この繰り返しで、朝一番、喉の乾きは相変わらずであるが。うがいから始めることも変わらないでいる。今晩もまたマスクを試してみよう。

2016年1月29日金曜日

氷雨

今夜、雨の後に雪の降る予報ある。外をのぞけば、氷雨に濡れた夜道が街燈に重く照らされている。思ったほどに寒くない。雨音に紛れて外は妙に明るいでいる。

氷雨に、以前見た映画、キム・ハヌル(김하늘)に翻弄される二人の男がカナダの雪山で遭難する「氷雨(빙우)」(2004年)を思い出す。氷雨というよりは、雪壁と滑落の印象が強いけれど。また、キム・ハヌルの姿に、男を虜にする奔放さというよりは、本来の健康なイメージしかないので戸惑った。彼女の26歳の映画だ。

(本ブログ関連:”氷雨”)

それに比べたら、20歳でデビューした年の1982年末にリリースした日野美歌の「氷雨」(元歌は、佳山明生の1977年のデビュー曲、競作)は、ぐっと大人っぽい。記憶にあるのは彼女の歌の方だ。印象深い素晴らしい曲だが、それにしても、20歳そこそこの女の子にこの曲を歌わせたとは・・・歌ったとは。


(Youtubeに登録のeboshi2008に感謝)