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2016年3月15日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 柳

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/9)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、別れを象徴する「柳」に関連した3曲を紹介した。

(本ブログ関連:””)

始めに、春に相応しい、緑美しく映える柳と飛び交う鶯が織り成す光景を次のように紹介された。
・春、緑陰芳草の季節。別れを象徴する柳について、韓国でも「柳を折る」といい、旅立つ人を見送ることを意味する。柳は、川辺に育つ生命力の強い木で、年中見られ、特に春に目立つ。枝が伸びて、緑の葉が生え、柳に春が来たことが分かる。昔の詩に、<柳の枝と、そのそばを飛び交う鶯の様子>を描いたものがある。柳を糸に、鶯を機織りの金具に、布を織る姿に例える。美しい緑の葉が、花より美しいという内容だ。

▼ 柳と鶯の詩を歌にした、女性歌曲「柳は(버들은)」の歌を聴く。厳かに洗練された歌い方。

次に、別れと留まる想いを象徴する、柳の枝にまつわる妓生洪娘(ホンラン、홍랑)の話しを次のように紹介された。
・凍った川の氷が溶けると、船が通れるようになる。それを待った人々も、遠く旅立つことができる。残る人々は川辺で見送るが、そこにも柳が目立つ。漢字の「柳(りゅう)」は、留まる意の「留(りゅう)」と、韓国語でも同じ発音だ。昔、旅立たずに留まって欲しいの意で、柳の枝を折って渡した。また、柳の枝は、何処にでも根をおろす。朝鮮時代の妓生洪娘は、恋人の崔慶昌(최경창)との別れに、柳の詩を作った。<柳の枝を、窓の近くに植えて欲しい、新しい葉が生えたら、自分だと思ってくれ>という。南への交通の要地だった忠清道天安地域には、別れを象徴する柳が多かった。民謡「天安三叉路(천안삼거리)」までできたほどだ。

▼ 民謡「天安三叉路」を聴く。様々な色彩を帯びた楽しくアレンジした今様の歌(アカペラ)。

最後に、中国河南省の都市の「洛陽の春(낙양춘)」を奏する宮中音楽について次のように紹介された。
・中国の洛陽は、古代から様々な王朝の首都として知られる。何と三千年以上の歴史を誇り、有名な遺跡地も多い。毎年4月に開かれる、牡丹祭りも有名だ。宮中音楽に、「洛陽の春」がある。高麗時代に中国から伝わった詩を歌にしたもの(詞楽)で、柳が登場する。<柳を見つめながら、旅立った人を想う>。中国の詩に、柳は別れを象徴するものだったようだ。

▼ KBS国楽管弦楽団の演奏「洛陽の春」を聴く。春の風のように穏やかに、軽やかに響く。

キム・ボエさんの可愛らしい言葉、「別れを象徴する柳ですが、昔の音楽にも色んな形で表れています。誰かを恋しく思うことは、時には辛いことです。でも、恋しい人がいるということは、幸せなことでもあると思います。」

2016年3月14日月曜日

寒い雨が続く

一日中小雨、とても寒い。桜の開花は来週、満開は月末という予想だが、そんな先行きを思いもできない。連日、ストーブをつけっぱなしでいる。

テレビで気象予報士が言った。この時期の雨を、花咲きを促す「催花雨(さいかう)」という。しかし、余りの寒さに詩情も湧かない。ところで、花が咲き冷えるのを「花冷え」というが、もう少し後のこと。

気温10℃以下が続く東京(都心)は、先週木曜日以来、今日を含めて5日目になる。気象協会によれば、「1985年4月7日まで(気温10℃以下)の8日連続以来、31年ぶりのブルブル続きです。」とのこと。道理で寒さが沁みる。

ついつい独り言して、この寒さにいらつく。

イ・ソンヒ「ひとしきり笑いで」

イ・ソンヒのコンサートで、彼女の代表曲「美しい江山」や「あぁ!昔よ」になると、客全員が立ち上がりペンライトを振って唱和するのに驚く。彼女が「国民歌手」といわれる由縁である。この曲には、彼の地のひとびとの感情を揺さぶるものがあるようだ。

同様であるが、歴史的背景をうかがわせる曲がある。「五月の陽射し(오월의 햇살)」と同じ、5集(1989年)に所収の「ひとしきり笑いで(한바탕 웃음으로)」(作詞作曲ソン・シヒョン)のときもそうだ。舞台に圧倒的に響き渡る軽快な彼女の声から、直ぐにその理由を推し量るのは(日本人の耳に)難しかった。

「ひとしきり笑いで」という曲名に暗喩すら気づかない。同じアルバム曲と合わせて、かつ歌詞から類推できないわけではないが、後付けの理解である。ただし、ひとつ気になることがある。彼女が常に(振幅のある)政治の本流と関わりを持ち続けることだ。他の歴史的な歌手と違った立ち位置にあることについてだ。国民歌手の地位を確立した現在、超越していて、杞憂だろうけど。

(本ブログ関連:”五月の陽射し”、”ひとしきり笑いで”)


ひとしきり笑いして、知らないふりをするには
この世界の若いため息が、あまりにも深くて
ひとしきり涙して、忘れてしまうには
この世界の若い傷跡が、あまりにも大きい

私は再び眠りたいだけ、子どもの頃のように夢の中で
私は再び夢を見たいだけ、ひたすら笑っていた子供の頃のように

若いため息、ため息が薄れる日、世界は本当に美しいよ
若い傷跡、傷跡が薄れる日、世界は本当に美しいよ

ひとしきり笑いして、知らないふりをするには
この世界の若いため息が、あまりにも深くて
ひとしきり涙して、忘れてしまうには
この世界の若い傷跡が、あまりにも大きい


(Youtubeに登録のAlejandro Kimに感謝)

2016年3月13日日曜日

イ・ソンヒ、SBS「ファンタスティック・デュオ」の事前収録

4月17日初放送のSBS「ファンタスティック・デュオ(판타스틱 듀오)」で、なんと一般聴取者がイ・ソンヒとデュエットできる。そんな幸運な機会にプレゼントされるのが、彼女のヒット曲「その中であなたに出会って(그 중에 그대를 만나)」だ。課題曲は、(スマホ)アプリ「エブリシング」で公開されている。

(本ブログ関連:”SBS「ファンタスティック・デュオ」”、”その中であなたに出会って”)

イ・ソンヒのパート部分を、事前に収録したYoutube映像で見ることができる。参加者を想定した、暖かく誉めて楽しませる様子がうかがえる。4月17日の番組を見たいものだ。

<「限定公開」の表示があったが・・・>
(Youtubeに登録のeverysingに感謝)

2016年3月12日土曜日

行ってみたかった、東大寺二月堂のお水取り

五行の要素でも、とりわけ「火」に強く反応する。日常、当り前のように火を操るが、火山の噴火、落雷や山火事で延焼する炎に超越した力を感じる。火は当たり前の、当たり前でない存在なのだ。

火は信仰につながる。護摩に火を焚いたり、山伏の火渡りがあったりする。宗教行事であり、習俗として身近に接するものがある。火は、神事であれ、仏事であれ、燃え継ぐことで永遠性を想わせる。

大晦日の夜、京都「八坂神社」の「をけら参り」で、火のついた縄をもらいうけ、消えぬよう縄を廻しながら帰宅する。学生時代、京都の知人の下宿を足場にして正月前後の行事を見て廻った。そういえば、火縄をぐるぐる廻す光景が記憶にないな。

今晩も行なわれる、天平勝宝4年(752年)以来の奈良「東大寺二月堂」の「お水取り」行事、「修二会」の大松明を見に3度出かけたことがある。二月堂の高い舞台から延びた大松明の火の粉が舞い散るのを人々は歓声をあげて見守る。かすかに火の粉が流れてきてもいとわない。春が来る喜びでもある。帰り道、甘酒売りがあって、冷えた体を温めたりする。行ってみたかった。

お水取りの行事に「達陀(だったん)の行法」があるが、この「達陀」の音に「韃靼」がイメージしてならない。

(素晴らしいお水取りのYoutube映像・音声、感謝)

(Youtubeに登録のsharakucorpに感謝)

2016年3月11日金曜日

(雑談) 時間に押される

時間は子どもにない。若いとき、それは遠くからやって来る、まるで向かい風のように。歳をとると、今度は後ろから追うように吹く。ネズミに似た小動物のレミングの群れは、隊列に押されて海になだれ落ちる。後戻りできない、そんな感じだ。

古典を読めというのは人生の鉄則。刹那を求める若者にはなかなか受け入れられないことだが。時間に熟してこそ、普遍性があるということに気付くのは、時間が足りなくなってのこと、遅すぎる。多摩川の川原で石ひろいする無能さも悪くない。

朝、夢を見てあわてた。午前8時に会議があるというのに、会議場のレストランでゆったりとモーニングコーヒーを飲んでいた。見知らぬ人に、時間だよといわれて、店の壁の掛け時計を見上げた。わが家のものと同じ時計だった。目が覚めて見た掛け時計は8時を指していた。

懐中時計を片手に持って、「なんてこと、時間がない」といいながら穴倉に走り込む。時間がトランプ一枚一枚のつながりでしかなく、手品師がカードを空にばら撒くようなことだってあるだろう。

なんだか今日は、変な一日だった。

2016年3月10日木曜日

イ・ソンヒ、SBS「ファンタスティック・デュオ」最初のラインナップ歌手確定!


SBS芸能>フォトスケッチ
SBSの4月17日初放送「ファンタスティック・デュオ판타스틱 듀오に、イ・ソンヒが最初のラインナップ歌手に確定したと、同番組のフォトスケッチ(3/10)に写真が紹介されている。・・・「歌手とファンが一緒に歌う幻のコラボレーション!」だ。

ネットの情報によると、一般の素人が歌手とデュエットできる!音楽番組のようだ。

電子新聞(전자신문)の記事、「イ・ソンヒ 【ファンタスティック・デュオ】合流、『ファン 歌手の配慮、国民歌手らしかった』」(3/10、ハン・ウンスク記者)は、演出(PD)者の口を借りて次のように報じている。

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・イ・ソンヒが「ファンタスティック・デュオ」に初めて合流した。

・来る4月17日初放送されるSBS「私の手に歌手 - ファンタスティック・デュオ」(以下、「ファンタスティック・デュオ」)の一番目のラインナップ歌手として歌手イ・ソンヒが合流した。最近、イ・ソンヒはヒット曲「その中であなたに出会って(그 중에 그대를 만나)」をデュエット・バージョンにして録音した。

(本ブログ関連:”その中であなたに出会って”)

・キム・ヨンウクPDは、録画後、「少女のような容貌も、実力も相変わらずだったが、ファンたちのために配慮する姿まで国民歌手イ・ソンヒらしかった」と同時に、「特に、録音をNG無しに一度に終えたが、音源を(そのまま)流したかと思った(ほど)」と感嘆したという。

・イ・ソンヒは、最近のヒット曲「その中であなたに出会って」をデュエット・バージョンで録音しており、来る11日の「ファンタスティック・デュオ」参加者応募の公式指定(スマホ)アプリ「エブリシング(everysing)」を通じて公開される。

・一方、「ファンタスティック・ デュオ」は去る元旦の特集パイロット(版)放送された。誰でも参加できる、国民との参加音楽ショーだ。去る元旦特集では、チャン・ユンジョン、パク・ミョンスなどが出演した。
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KBS WORLD「国楽の世界へ」 春

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/2)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、春が感じられる3曲を紹介した。

始めに、黄秉冀(황병기, 1936年5月31日~)の、1963年初演の伽椰琴独奏曲「森(숲)」について次のように紹介された。
・韓国の新学期は3月2日から。正月と旧正月を過ぎ、ようやく新しい年の始まる感がする。寒い中、春を期待する曲に、黄秉冀作曲・演奏の伽椰琴独奏曲「森」がある。初めて伽椰琴を奏した「于勒(우륵)」の記念音楽会(1963年)で初演した。宮中音楽と民族音楽を結合した曲と評される。第一楽章「緑陰(녹음)」、第二楽章「郭公(뻐꾸기)」、第三楽章「雨(비)」、最後「月光(달빛)」。緑陰の森を水彩画のように描く。

▼ 伽椰琴演奏で第二楽章「郭公」、第三楽章「雨」を聴く。遠く長閑に鳴く郭公と、雨走る様子を描写する。

次に、中国唐代の詩人李白の詩を引用したという短歌(단가)「竹杖芒鞋(죽장망혜)」について次のように紹介された。
・春風吹き始める頃、心が踊り旅に出たい思いがする。気持ちだけ先走り、現実は厳しく、仕事や経済的にも余裕ない。昔、「竹杖芒鞋、単瓢子(단표자)」の表現を使った。竹の杖と草鞋、水や酒を持ち運ぶヒョウタンの意だ。簡単な装いで旅を象徴し、すぐにでも出かけられる気がしたかも知れない。短歌、「竹杖芒鞋」は、パンソリを始める前に、歌い手が声を整えるために軽く歌う曲だ。中国唐代の詩人李白(李太白、이태백)の詩を引用して、美しい景色を歌っている。

▼ 伽椰琴演奏と歌の「竹杖芒鞋」を聴く。声をならす短歌か、千里江山の長い旅路なのか、ゆるり進む感じする。

最後に、京畿地域の十二雑歌中、最も美しい歌と挙げられる「遊山歌(유산가)」について次のように紹介された。
・昔、農村で、春と秋に村単位で旅した。春と秋は過ごしやすく、自然が最も美しい。一方、農作業に最も忙しい時期でもある。繁忙期前や、稲刈りなど終えて後、旅に出る。遠方でなくても、普段の生活を少し離れる楽しさがあった。雑歌の「遊山歌」は、春、山に遊ぶ風習を歌う。花がきれいに咲き、城も春らしくなったの意の詞から始まる。全てが眠りから覚める季節、みなで山や川へと遊びに出かけようという歌だ。

▼ 京畿地域の雑歌「遊山歌」を聴く。大らかに喉を鳴らすリフレインが何とも大陸の香りがする。

2016年3月9日水曜日

今日のWindows Updateは時間がかかった

朝一番、PCを起動したら「Windows Update」メッセージが表示された。「スタート」ボタン経由で「Windows Update」を実行したが、これがまた時間がかかって・・・途中キャンセルしたものだから大変なことになった。一日中、PCの動作が遅くなったのだ。

「タスクマネージャー」で、CPU使用率100%が続く。放って置き、シャットダウンしたところ、Windows Update更新中なので電源を落とさないよう表示があった。ようやく電源が落ちて、再度電源を入れたところ、正常に動作するようになった・・・。

ムムム、これだけじゃなかった。まだあったよ。一体どれだけ時間をかければいいのか?

今回のUpdateはヘビーだ。

2016年3月8日火曜日

新曲はいつ頃?

イ・ソンヒの最近のアルバム・リリース間隔を見ると、4年ないし5年ある。
・2001年3月26日 12集「My life +Best」
・2005年4月14日 13集「四春期」
・2009年2月25日 14集「愛よ...」
・2014年3月26日 15集「セレンディピティ」

また、最近のコンサート間隔を見ると、2年ないし3年ある。
・2004年 20周年記念、
・2006年 22周年記念、
・2009年 14集記念<招待>、
・2011年 <五月の陽射し>、
・2014年 30周年記念<歌うイ・ソンヒ>

そこで、アルバム・リリースとコンサート開催が同年だった2009年を例にすると、その次のアルバムは5年後、コンサートは2年後だった。同様に時期が重なった2014年を起点として想定すると、今年当たり、何かが期待できないだろうか・・・多分、本年末頃に、来年の計画が発表されることになるのだろうけど

もしかして、来日はないだろうか。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒの日本公演”)

2016年3月7日月曜日

(雑談) 過去10年間で韓国人に最も人気のあった小説家

東亜日報の記事、「ベルナール・ウェルベル、10年間韓国で最も愛された小説家」(3/3)は、ソウル大手書店の教保文庫が発表した「私たちが愛した小説家」(2/19)のレポートを次のように要約して報じた。(抜粋・加工)

上位をフランスと日本の作家が占めているのが特徴。フランス作家のB.ウェルベル、G.ミュッソともに日本での人気はいかがだろうか。ジャンルに(日韓読者の)好みの違いがあるのかもしれないが、専門家の評論を聞きたいところだ。
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・フランス作家「ベルナール・ウェルベル」(베르나르 베르베르、Bernard Werber)が、この10年間韓国で最も愛された小説家であることが分かった。

・<教保(キョッポ)文庫>は、2日、2006年から昨年(2015年)まで小説分野の累積販売量を分析した結果、
① 「蟻」、「脳」、「木」などの「ウェルベル」(仏)の本が最も多く売れたと明らかにした。
② 「村上春樹」(日)
③ 「東野圭吾」(日)
④ 「7年後」、「セントラル・パーク」などを書いたフランス作家「ギヨーム・ミュッソ(Guillaume Musso)」(仏)は4位だった。

⑤ 「申京淑(シン・ギョンスク)」(韓)が5位になり、
⑥ 「金辰明(김진명、キム・ジンミョン)」(韓)6位、
⑦ 「孔枝泳(공지영、コン・ジヨン)」(韓)7位が後に続いた。
⑧ 「パウロ・コエーリョ」(ブラジル)、
⑨ 「趙廷來(조정래、チョ・ジョンレ)」(韓)、
⑩ 「ジョアン・ローリング」(英)

・1981年から35年間、年間小説ベストセラー20位を分析した結果、計700の作品がリストに上った。
① 最も多いベストセラーを出した作家は、「李文烈(イ・ムンヨル)」だった。「若き日の肖像」、「ひとの子」、「墜落するのは羽がある」など13作品が23回ベストセラーになった。
② 2位は「村上春樹」で、「ノルウェイの森」、「1Q84」など7作品が21回ベストセラーリストに入った。
③ 3位は「コエーリョ」だった。
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教保文庫発表 <10 年間の累積販売作家の順位/作家名/国籍>


(付記)
ネットで、B.ウェルベルの「蟻」三部作を求めたが、揃うと随分と厚い・・・時間もあることだし。

(追記)
朝鮮日報、「【社説】一冊でも本を読んだ人(成人19歳以上)が65%にしかならないなんて」(3/8
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・文化体育観光部が発表した「2015年国民読書実態調査」で、昨年一冊でも一般的な書籍を読んだ人の割合である成人読書率が65.3%に過ぎなかった。
・現在28.2%に過ぎない大人の公共図書館の利用率・・・
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なお、「2015年国民読書実態調査」に付表の、2013年OECDの「平均読書率」調査(21カ国、15歳以上の国民のうち1年に1冊以上の本を読んだ人の割合<電子書籍と漫画を含む>)では、74.4%となっている。

2016年3月6日日曜日

イ・ソンヒの「ライラックが散るとき」

ライラックは、主に紫色した厚い花弁の群集する、春に咲く花だ。紫色といえば、紫水晶の濃紫色は宝石に使われる。ややもすると、そんな感じがするが、その分情熱的ともいえる。どちらかといえば、洋風の雰囲気がする。

イ・ソンヒに、シンガーソングライターとして初めて発表できた曲と語った、10集所収の「ライラックが散るとき(라일락이 질때)」(1996年)がある。この曲を本ブログで何度も取り上げたが、先日の新年会の席で歌詞について、一部助言をいただいたので次に記す。(主人公=女性の本音の表現が難しい)

(本ブログ関連:”ライラックが散るとき”)


さよならという言葉は
私にただ一度も語らなくても
私は気付いていた
もう再び会えないことを

*変わっていくあなたの心が
私に鋭い跡を残しても、会いたいのは
未練が残っているのよ
もう 私の胸から逃れているね

振り返えらないで、わたし切なくて
何にしても、見つめないで
思い返さないで、もうあなたの人生で
私と一緒だったその記憶を
二度と触れられないでしょう
暖かいあなたの体温を

(*以下繰り返し)

二度と触れられないでしょう
暖かいあなたの体温を

(Youtubeに登録のKim Dong-Hoに感謝)

(付記)
群集の中の花ひとつだけ見れば、なんとなく沈丁花にも似ている気がする。ネットに確認すると、そんな感想もちらほらあって納得。沈丁花の香りは記憶にあるが、はて、ライラックの方はどうだったか?

(付記)
イ・ソンヒの詩に、「マックス・ミュラーの『ドイツ人の愛』を読んで」があって、ドイツ文学に興味を持っていたと推測したい。空想を膨らませて、ライラック頼りに探すと、W.ラーベ(1831年~1910年)の「ライラックの花」(谷口,泰)がある。「石さまざま」のA.シュティフター(Adalbert Stifter, 1805年~1868年)に連なる作家だ。

2016年3月5日土曜日

啓蟄2016

今日は二十四節気の「啓蟄」。人間はとっくに春の装いをしているが、冬にこもった虫が這い出る候だ。昼間、陽気に任せて、身軽に出かけたが、結局夕方は厚手に着がえる。それも、15℃前後に過ぎないというに、わがままなこと。まるで、虫が顔を出したり引っ込めたりしているよう。

(本ブログ関連:”啓蟄”)

今夕、昔の仲間たちと新年会(3月5日であるが)に集う。宴は、いつもの場所、いつものメンバーで会話を楽しむ。二次会?にも、おじさんの立場を省みず参加する。話しも尽きず、あっというまに時は過ぎた。皆さんに感謝。

2016年3月4日金曜日

(雑談)ランドセル人気

韓国の小学校の年度は、3月1日から翌年2月末までだそうだ。ピカピカの一年生は、どんな姿で登校したのだろうか。一般にリュックのような、キッズバッグと呼ばれたりする、子供用背負いカバン(책가방)が主流のようだ。そこに、日本製ランドセルも人気が出始めていて、しかも高級品、高価格という。

では、日本製ランドセル人気の実態はどんなものだろうか。朝鮮日報の記事、「【NOW】 小学生のカバンが70万ウォン…それもなくて売ることができず」(3/1、シン・スジ記者他)は、次のように紹介している。(抜粋)
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・20万ウォン~100万ウォンする高級品化「プレミアム背負いカバン」が飛ぶように売れ、「一部の店舗展示用在庫以外に品物がない」という。
・国産(韓国)の子供用背負いカバンだけでなく、高価な外国製のものも一部で人気を集めている。代表的なのが日本製「ランドセル(randsel)」である。革製の箱形であるこのカバンは、一つ30万ウォンから100万ウォンまである。
・ある小学校教師は、「1クラスに、2~3人程度は日本製ランドセルを持つ・・・」。
・このような現象は、「一人っ子家庭」が多くなって、両親の間に「私の子供にだけは良いものを与えたい」という認識が広がったためという指摘だ。
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ところで上記記事で、高価格な背負いカバンのブランドとして、「ビーンポール(BEAN POLE)」が挙げられている。このブランドについて、その由来を調べてみた。

KONESTは、「韓国を代表する英国風ファッションブランド」である「ビーンポール」ブランドについて、日韓の大手企業が絡んでいることを次のように紹介している。(抜粋)
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・自転車に乗った紳士がトレードマークの「BEAN POLE(ビーンポール)」は、サムスン・グループの素材・衣類部門「第一毛織」が1989年の誕生以来展開する、韓国のトラッドカジュアルブランド。

・「BEAN POLE」の名づけ親は、何と日本の大手広告会社「電通」!
・「BEAN POLE」は、「豆のつる」。豆の特産地である米国・ボストンの古風で伝統的なイメージが、ブランドコンセプトである「トラディショナル」とマッチすることから決まったそう。
・一方、トレードマークは、当時のデザイン長が悩みに悩んだ末、英国紳士のライフスタイルからヒントを得て、「紳士と自転車」を組み合わせた現在のマークが誕生した。
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(付記)電通発表 「2015年 日本の広告費

2016年3月3日木曜日

桃の節句

今日は「(桃の)節句」で、「雛祭り」の日である。節句の、3月3日は女の子の日、5月5日は男の子の日、そして7月7日は主に子どもが星に願う日だった。子どもたちの健康と平安を祈る日でもある。

雛祭りに、桃の花は欠かせない。室内で飾る桃は、桜よりも薄紅がまさって愛でたさも増し、幼い女の子によく似合うようだ。その桃の花が一面に咲いているのを、甲州の盆地に眺めたことがある。まさに、「桃源郷」を想わせるものだった。明るい陽射しに照らされた桃の花弁は、白く照り輝きもあって、ひな壇に飾られたものとはちがう趣があった、圧巻だった。

(本ブログ関連:”雛祭り”、”桃源郷”)

先日、招き猫像の並ぶ豪徳寺に行った。この寺が、彦根藩主の井伊家菩提寺であったことから思い出した。その昔、桃の節句、雛祭りの日に、江戸城へ登城する井伊直弼の一行が襲撃された。安政7年3月3日(旧暦)のことだ。このとき、牡丹雪が降っていたことは、映画などでもよく知られる光景だ。考えてみれば、雪景色の真っ白な江戸城下と、雛壇の赤い毛氈が対比する桃の節句であった。

桜田門外の変は、西暦では1860年3月24日になる。(今日から)20日近く後に降雪したことになる。ところで、桜については、今年の開花時期は、3月25日ころと予想されている(ウェザーマップ「桜開花予想」)。

こんなめでたい時期に発生した、桜田門外の変は、歴史の裏話で語られるように、その惨劇は凄まじいものだったという。

2016年3月2日水曜日

イ・ソンヒの「見知らぬ海辺で」

冬も今日までのようだ。昼下がり、通りに吹く風に春を気付いた。これからは、夜道に漂う香りに驚き、沈丁花の花を探すことになるだろう。気象でいう春は今月からだ。

昔、風が頬をなでる春に、海辺にタイドプール(潮溜まり)を探した。そこに取り残された生き物たちがいる。水底をじっとながめて離れようとしない子どもたち。空高く浮かぶ鳶の姿がまぶしい。やっぱり、温いのはいいな。春になれば行動範囲も広がる。

ところで、海辺は切ない想いを慰めるところでもある。イ・ソンヒの11集所収の「見知らぬ海辺で(낯선 바닷가에서)」(1998年、作詞イ・ジェギョン、作曲バク・セジュン)は、実らぬ想いを海に投げる。波音は癒し、潮風は抱擁してくれる。子どもとおじさんには無縁かもしれない、若者だけの海辺があるようだ。

(本ブログ関連:”見知らぬ海辺で”)


あなたを全て忘れるため、ここまで来たのよ
空が、青い海と出会う場所に

一つずつ思い出を取り出して、もう二度と私の心に込められぬよう
そう、あなたを私も捨てたくて、私のこころから去ってよ (ha~)

たとえ、こんなに、あなたを押しやってみても、戻ってくる
白い波のように、もう一度探しに来て

あなたもまた心に、まだ私がいるのなら、私に帰ってきて
昔のように、私を愛してよ
           _______

一人残った時間は、恐ろしい沈黙になってしまって
たとえ私がいやだといっても、別れのときだったの (ha~)

この世の全ては、あなたから始まって、あなたがいない
私の現実という、深い悪夢だけよ

帰ってきて、私のそばに、私の手を握って
私の息が尽きるその日まで、あなたを待っているわ (ha~)

(Youtubeに登録のlys2187に感謝)

2016年3月1日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 済州島

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/24)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、最も早く春が訪れる馬の島「済州島(제주도)」に関連した3曲を紹介した。

(本ブログ関連:”済州島”、済州島の歌手”キム・ヒジン”)

始めに、鮮後期の実学者、朴趾源(박지원、1737年~1805年)の小説「許生伝(허생전)」について次のように紹介された。
・昔、学者ソンビ(선비)は、髪を「サントゥ(상투)」の髪型に結い、馬毛(たてがみや尾)で作った、網状の「網巾(망건)」で乱れ毛をまとめ、冠の「カッ()」をかぶった。馬といえば済州島だ。朝鮮後期の朴趾源の小説「許生伝」に馬毛の話がある。主人公の許生が金を借り、奇抜な商法で10倍にして返す。彼は、馬毛不足で値上がりを見越し、済州島で買いあさる。数年後に誰もまげを結い上げられなくなるだろうと言う。やがて、網巾の値段は10倍の高値になる。済州島の女性は比較的暇な冬に、陸地の女性が機織りするように、網巾を編んだ。そのとき、身上の愚痴をこぼしたり、姑の話などの内容のうたを歌った。

▼ 済州島の「網巾の歌(망건 소리)」を聴く。労働の歌らしく、先に歌い後に唱和し繰り返す素朴さが素晴らしい。

次に、済州島の春を歌う「あなたと私と(너영나영)」について次のように紹介された。
・済州島では、冬もミカンの木に葉が付き、ツバキや様々な花が咲く。暖かくエキゾチックな雰囲気が漂う所だ。今、二十四節気の「雨水」や「啓蟄」と春めく。済州島は最も早く春が訪れる。そろそろアブラナの咲く時期だ。でも春は、自然よりも、若い男女の心に先に訪れる。済州島民謡に、「ノヨンナヨン」がある。済州島方言で、「あなたと私と」の意だ。朝には腹を空かせた鳥がさえずり、夜には恋人を恋しく思いながらさえずるという歌詞。多くの国楽の歌い手にリメイクして歌われる。

▼ 歌とカヤグム演奏による、「あなたと私と」を聴く。軽快で爽やかに今様のリズムして歌う。

最後に、「龍天剣(용천검)」を持った男性に恋心を抱くという済州島独特な愛の歌について次のように紹介された。
・済州島は陸と遠く離れたため、長く冷遇を受けた。済州島の人々は、国の許可なしに陸地に入れなかった。政治家が罪を犯したとき、島流しになる場所でもあった。そのため、済州島の人々は近代に至るまで、彼ら固有の生活を維持してきた。その独特な文化は、一方で傷を、もう一方で豊かな文化を表す。また、済州島には「龍天剣」という、天下一の刀にまつわる独特な愛の歌がある。みすぼらしい出で立ちの男が登場するが、龍天剣を持ち普通の人でない。その剣を見た女性が、密かに恋心を抱く内容だ。

▼ 「龍天剣」の歌を聴く。済州島の特異な地理的位置を感じさせる独特な響きと大らかさを、今様にして感じさせる。

2016年2月29日月曜日

うるう年の2月29日

今日は2月の最後の日、29日である。例年の2月末は28日までだが、今年は西暦年数が4で割り切れるため、1日余分に挟み込むことができる。この1日は、納期に追われる人にとって、得した気分になり、ありがたいのだ。作業に余裕が出る。

閏年」の文字「閏」を「じゅん」と呼ぶ。電子漢和辞書「漢字源」によれば、「会意(文字構成)。『門』+『王』で、暦からはみ出た日には、王が門の中にとじこもって政務をとらないことをあらわす。定数からはみ出る。不正規なものの意を含む。」・・・とのこと。意外にだらしない文字のようでもある。また、「閏」の文字を使った熟語に、「閏賀(うるか)」とか「閏戸(うるいど)」などあるが、馴染みのない言葉だ。

この「閏」に<さんずい>を付けて「潤」にすると、「潤沢」のような熟語ができる。王が仕事を休むという消極的な意味合いよりも、「うるおい」とか「したたり」のような意が出て、積極的な風味がする。

そこで、閏年の2月29日は、出てきた日と考えて、「得した日」ということにしよう。

(付記)
雨上がりに、もやって桜の木がかすむ。そのとき、南西に高度を落とした太陽光が、桜のバックから差した込んだ。その瞬間、薄紅色の光がまぶしくて、なんだか桜花が一面に開いたように見えた。桜の春が待ち遠しい。

2016年2月28日日曜日

豪徳寺 招き猫

2月最後の日曜日、世田谷の「豪徳寺」に出かける。今日の日付に変わったばかりの深夜、NHKのテレビ番組「ハイビジョンスペシャル『決定版 ねこ大百科』」で、いろいろな猫の品種などについてエピソードが紹介された中で、「招き猫」の話題があった。豪徳寺境内にずらり並んだ招き猫が映された。

招き猫には、右手を挙げた(金運を招く)ものと、左手を挙げた(人を招く)ものがある。豪徳寺が彦根藩主の井伊家の菩提寺となったのは、(江戸初期に藩主井伊直孝が)招き猫のおかげで雨降りの難を避けることができたことに由来するという。その結果、豪徳寺に招き猫像が置かれるようになったようだ。ちなみに、こちらの招き猫は、右手を挙げているものの、色付けはシンプルである。

電車を乗り継ぎ、大苦戦しながら、ようやく菩提寺にたどりついた。東急世田谷線の「宮の坂駅」からわずかな距離にある。井伊家菩提寺という格式が漂う思ったより大きな寺院だ。暖かな陽射しのもと、参拝者はまばらで落ち着いた雰囲気がした。招き猫像は、招き猫の堂の片隅にひっそりと飾られていた。招き猫のコマーシャリズムを全く感じさせないのに感心しつつ、社務所を探して招き猫像をいただいたのはいうまでもない。

ところで、東急世田谷線は、2両編成の路面電車形式だが、都営荒川線(1両編成)と同様専用軌道を走っている。でも、路面電車の気分を充分味わえる気がする。京王線の「下高井戸駅」で乗り換えて「宮の坂駅」の間だけなので、そこから先についてどんな感じだろうか。

「宮の坂駅」は名前の通り、南に向かって坂道にある。テレビ番組の「タモリ倶楽部」、あるいは「ブラタモリ」で、招き猫をテーマにしつつ採りあげてみてはどうだろうか・・・なんて、思い巡らしたりした。

それにしても、乗換えを繰り返し疲れた。ぽかぽか陽気の車内で、窓から差し込む陽光を浴びて、いつのまにかうとうとしてしまった。そうそう、私は猫アレルギーで、冬の寒さと同じくらい、ネコは苦手である。(ネコを飼っている人が隣に座ると思わずクシャミするくらい)

2016年2月27日土曜日

小惑星「王貞治」

小惑星に、(僕らにとって永遠の)王選手(現「福岡ソフトバンクホークス会長」)の名前を冠することが決まったと、毎日新聞の記事、「小惑星  『王貞治』 日本の団体命名 惑星番号に『1』 『89』」(2/27)は次のように報じている。

ところで、他紙によれば、命名申請団体が、「昨年7月に王さんに会って快諾を得た際に『非常に光栄。名前が付くことで天文に興味を持つ人が増えたらいい』と話したという。」(朝日新聞、2/27)。

なぜ王選手なのかについては、惑星番号と王選手の背番号にちなんだという。各紙ネット記事では、発見・命名の申請団体について詳細を省いているが、そのプロジェクトチーム名の略称が「BATTeRS」*でもある。BATTeRS設立初年(2000年)に、今回の小惑星を発見したことになる。まさに強力な打撃チームなわけで、こだわりがあってかっこいい、何もかもうれしくなる。

(*) BATTeRS : Bisei Asteroid Tracking Telescope for Rapid Survey (主に「美星スペースガードセンター」で観測するプロジェクトチーム名)

毎日新聞
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・日本の団体が2000年に発見した小惑星に、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長にちなみ「Ohsadaharu」の名前が付いた。国際天文学連合(IAU、本部パリ)が26日、発表した。

・小惑星は火星と木星の間にある。直径は約3キロと推定され、太陽の周囲を3年8ヶ月かけて1周している。命名を申請していたのは、九州大大学院の山岡均助教(物理学)らのグループ。昨年7月、王会長に直接会って、申請の了承を得た。

・地球に衝突する恐れがある天体の監視などを行っている日本スペースガード協会が運営している「美星スペースガードセンター」(岡山県井原市)で2000年7月8日に見つかった。協会理事でもある山岡氏によると、仲間と小惑星の名前を考えていた際、ホームラン世界記録を達成した王会長の名が浮かんだ。惑星の番号は61189。巨人の選手時代の背番号「1」と、ホークス監督時代の「89」が含まれており、王会長にふさわしいと判断して申請したという。
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国際天文学連合
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(61189)Ohsadaharu = 2000 NE29
BATTeRSにより、2000年7月8日に美星SGセンターで発見されました。

(61189)Ohsadaharu = 2000 NE29 Sadaharu Oh(生年.1940)は、世界の生涯ホームラン記録(868)を持つ、世界的に著名なプロ野球選手です。彼はまた、日本チームのマネージャーとして、ワールド・ベースボール・クラシックチャンピオン2006を受賞しました。
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