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2024年11月30日土曜日

11月のカレンダーを剥がす

夜中に、壁掛けのカレンダーから 11月分を剥がした。残った12月が軽くゆらゆら揺れている。今年もあっけなく終わりに向かっている。

パッといきましょう。カレンダーのことでお世話になっている、ニール・セダカの「カレンダー・ガール」を聴きましょう。

(本ブログ関連:”ニール・セダカ”)

■ Youtube(登録:SirBasildeBrush)
「Neil Sedaka - Calendar Girl」
https://www.youtube.com/watch?v=uphYbRUm2Lw

2024年11月29日金曜日

「わんぱくデニス」と「スヌーピー」の子ども像

わんぱくデニス」を知ったのは、子どものころ、同名の米国テレビ番組だった。金髪の後髪が立っている少年デニスは、いつもオーバーオール(胸と腰がつながった作業着風の子供服)を着て、遊びともイタズラともつかぬ騒動を巻き起こす。それが、いかにも子供らしくて、次は何を?と期待させるホームドラマだ。

原作はアメリカのコミック「わんぱくデニス(Dennis the Menace)」(ハンク・ケッチャム 作、1920年 ~ – 2001年)で、1951年の新聞掲載に始まり、現在も作者の後継シンジケートにより継続しているそうだ。実際に漫画本を手にしたことはないけれど、キャラクターの顔は記憶にしっかり残っている。
ネット検索で知ったことだが、初期のころのデニスは、いかにも悪ガキ風の目つきをしていたが、後になって無邪気な顔つきに変わっている。漫画家が、読者の反響をキャッチして磨き上げた成果だろう。似たように感じるのに、ディズニーの「ミッキーマウス」もそうで、初期は痩せこけていたが、現在はふっくらしている・・・。

ところで、私が知ったデニスは、無邪気顔したものでちょっと混乱した。というのも、アメリカの子どもの群像を描いた漫画に共通のタッチがあるからかもしれない。
1950年ころ登場して現在にいたっている、コミック「スヌーピー」(チャールズ・モンロー・シュルツ 作、1922年 ~ 2000年)に出てくる子どもたちの中に、デニスが混じっても何の違和感がない、そんな気がしたからだ。

テレビの「わんぱくデニス」(日本で、1960年~1963年ころ放送された)にもっぱら馴染んだのは、日本で1958年~1964年に放送された「パパは何でも知っている」に登場するアメリカの中流家庭と重なるようにして見ていたからかもしれない。あのころ、ぼくらにとって進むべき未来はアメリカの中流家庭像だった。

2024年11月28日木曜日

小公園の黄葉、ポインセチア

昼過ぎに家を出たとき、空は一点の曇りなく青く澄み切っていた。日射しも穏やか、のんびり街を巡った途中、水の涸れた池がある小公園に寄ってみた。「イチョウ」の葉は黄に染まり、一部は自然にまかせて舞い落ちている。すっかり秋らしい景色になった。


公園からの帰り道、今朝のテレビ番組で紹介されたクリスマスの「ポインセチア」の赤い花びら(実際は「葉(ほうよう)」)を思い出した。そこで、大通り沿いにある園芸店まで遠回りしたところ、残念なことに休店していた。実は、家のどこに置こうかと思案しながら、たどり着いたのだが。
置き場所は、玄関の上がり框(かまち)が見栄えが良いと想像したけれど、テレビの情報では、冷気を避けて日光に当たるよう育てる必要があるとのこと。見た目のおしゃれでなく、自然にやさしく手間をかけるという。園芸はなかなか大変だ。

2024年11月27日水曜日

トニー・ザイラー

小学生のころ、学校でスキー教室の案内があり大いに期待していたとき、足の親指を捻挫して参加できなかったことがあった。それを因縁に感じてか、後に成人になってスキーの機会があっても経験することなく終わった*。
(*)家族どうしでスキー旅行に行ったときも、足腰の按配から私だけ子守役に徹していた。

子ども時代のスキーは、特別なものだった。未見だが、洋画「白銀は招くよ!」(1959年)で歌われた、同名の日本語歌詞を教室で合唱したものだ。そこで、今回、歌詞付きの映像をYoutubeに探したところ、雪斜面を滑り降りる軽快な旋律が蘇ってきたが、歌詞は曖昧で「ホーヤッホー」の掛け声しか思い出せないのに気づいた。

それでも、映画の主人公が、実際のオリンピックのアルペンスキー種目で金メダリスト(1956年、回転・大回転・滑降の初の三冠達成)の「トニー・ザイラー」(Anton "Toni"  Sailer、1935年~2009年)だったことは今でも鮮明だ。トップ・スポーツ選手が映画スターになるなんて、万能だなと驚き感心したものだ。

(本ブログ関連:”トニー・ザイラー”)

どうやら、この映画は「日本の戦後のスキーブーム」と連動したようで、Wikipediaに次のように記されている。
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・1959年に国鉄が臨時特殊割引乗車券の扱いを始めたことなどを含めて、戦後最初のスキーブームは1961年(昭和36年)に始まるこの年にはスキー客が年間100万人を突破した。スキー場行きの夜行バスが誕生した年であり、レジャー」が流行語になった。
・背景には高度経済成長による可処分所得の増加、第7回冬季オリンピックにおける猪谷千春の銀メダル獲得といった活躍、同オリンピックで回転・大回転・滑降の3大競技を制覇するなどして活躍したトニー・ザイラーが俳優業に転向後に作られた一連の映画『白銀は招くよ!』(1959年公開)や『銀嶺の王者』(1960年公開)他がある。
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■ Youtube(登録: fritz5130)
「Toni Sailer - Ich bin der glücklichste Mensch auf der Welt 1959」
https://www.youtube.com/watch?v=z3AhVnwSfB4

2024年11月26日火曜日

(情報)石川県西方沖地震

なぜなのだろうか、今年の元旦以来、能登半島に地震が続いている。今晩、石川県西方沖に発生した地震は、最大震度5弱(輪島市、志賀町)になった。東京では、江東区で震度1を測定したが、当地では体感がなくテレビのニュースで知った次第。

(本ブログ関連:”石川 地震”)

気象庁「震源・震度情報」2024年11月26日22時51分発表
https://www.data.jma.go.jp/multi/quake/quake_detail.html?eventID=20241126225154&lang=jp
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・地震の発生日時   11月26日22時47分頃
・震央地名           : 石川県西方沖(北緯37.0度、東経136.5度)
・深さ                 : 10km
・マグニチュード  : M6.4
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(追記 11/26)
今回の地震発生後の状況(2024/11/26 22:47 ~ 23:50)

地震検知日時          震央地名      M 最大震度     発表日時
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2024/11/26 23:50 石川県西方沖 3.6 震度1 2024/11/26 23:53
2024/11/26 23:43 石川県西方沖 3.3 震度1 2024/11/26 23:46
2024/11/26 23:36 石川県西方沖 3.6 震度1 2024/11/26 23:39
2024/11/26 23:33 石川県西方沖 4.1 震度2 2024/11/26 23:36
2024/11/26 23:30 石川県西方沖 3.6 震度1 2024/11/26 23:33
2024/11/26 23:28 石川県西方沖 3.8 震度1 2024/11/26 23:30
2024/11/26 23:25 石川県西方沖 3.5 震度1 2024/11/26 23:28
2024/11/26 23:21 石川県西方沖 3.0 震度1 2024/11/26 23:25
2024/11/26 23:17 石川県西方沖 3.9 震度2 2024/11/26 23:19
2024/11/26 23:13 石川県西方沖 4.3 震度2 2024/11/26 23:17
2024/11/26 23:07 石川県西方沖 3.5 震度2 2024/11/26 23:12
2024/11/26 22:47 石川県西方沖 6.4 震度5弱 2024/11/26 22:51
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(追記 11/27)
Google AI Search Labs: 能登半島の地震が続く理由
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能登半島で地震が続く理由は、次のようなことが考えられます。
・能登半島沖には大小さまざまな断層が密集しており、1つの断層が動くと他の断層も連動して動くためです。
地下深くにある水などの流体が徐々に浅い所まで上昇し、断層を滑りやすくしていたためです。
・能登半島では2020年12月以降、地下にたまり始めた水などの流体が原因と考えられる群発地震が活発化していました。

能登半島地震は、半島の南西側から北東の佐渡島方向に延びる複数の断層とみられ、長さ約150キロに及ぶ規模でした。この地震によって、能登半島の北岸の広い範囲地盤の隆起が確認されています。輪島市では最大で240メートル珠洲市では最大で175メートル海岸線が海側に向かって広がったことが専門家の調査で明らかになりました。
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樹木観察会

晴天の午前、都立公園中最大規模の <桜の名所> として知られる小金井公園で開催された「樹木観察会」に出かけた。観察会は、同公園のボランティア団体「樹木の会」が、年2回(春と秋)開催するもので、これまで5回ほど参加している。なお、終盤の一瞬、霧雨が降った。

(本ブログ関連:”樹木観察会”)

「樹木の会 おすすめの樹を巡る」*として、14種の樹木名と観察ルート図を両面に印刷した資料が事前に配られた。合わせて「この木なんの木?」という周遊クイズ資料も用意された。
(*)観察会の後、あらためて巡ってみる際に、記憶を蘇らせてくれる大変ありがたい資料だ。

今回は、樹木の会の森林インストラクター、立川洋一氏の解説に従って、公園東側のコースを巡った。わたしの万歩計では、およそ5000歩に相当。膝の具合が芳しくなく、正直追いつくのに苦労したがよい運動になった。(久し振りに体を使ったので、帰宅してすぐ転寝してしまったほど)

次の順に解説いただいたが、聴き間違いなどありましたらご容赦ねがいます。(聞きこぼしあり)

① クスノキ: ブロッコリーに似た姿の巨木。成長が早い常緑広葉樹だが春に落葉する。
    ー 一方、針葉樹の成長は10年ほどかかる。
② ケヤキ: 武蔵野の農家の屋敷林として植林された。本来ライバルがない山の急斜面に育つ。
    ー 木材として強く、京都「清水寺」舞台の建材に使われた。
③ ムクロジ:「いこいの広場」の中ほどポツンと立つ。
④ ユリノキ: 分類属名 Liriodendron(lirion ユリ + dendron 木)から和名がつけられた。
    ー 英名は「チューリップ・ツリー」
⑤ エノキ: 漢字名「榎」の通り、夏に木陰を作る。幹に横線がある。
    ー 蝶の「オオムラサキ」の食樹。
⑥ ヒマラヤスギ: ヒマラヤ原産。<まつかさ>にあたる「シダーローズ」が知られる。
    ー cf. レバノンスギ: レバノンに2ha残るのみ(← 刈切り、気候変動、石灰岩質土壌)
⑦ イロハモミジ: 葉に含まれる色素アントシアニンが光と反応して紅葉する。
    ー 平安時代の、草木の葉が赤・黄色くなる意味の動詞「もみづ」に由来するそうだ。
⑧ トウカエデ: 「唐楓」は、中国の清国より、徳川吉宗に献上された。
    ー モミジ(造園用語)、カエデ(学術用)
⑨ シマサルスベリ: サルスベリの「葉序」は二列互生で、2枚ずつ交互に葉がつく。
    ー 果実は、種を風で飛ばすため、赤くない。(鳥など引き寄せる必要がない)
➉ ハナミズキ: 米国へサクラを贈った返礼として渡ってきた。
    ヤマボウシ: ハナミズキとの違い=花の先が尖っている。花の中心が集合花。
⑪ オオシマザクラ: 暖かい時代の花なので香りがある(虫など活動する時代)。
    ー 古い時代のミヤマザクラは、寒い時代の花なので香りがない(葉にある)。
⑫ モミジバフウ: 種は風の力で種を飛ばす。葉の形がカエデに似ているが大きい(フウ属)。
    ー カエデはカエデ属

観察会の終了時にアンケートに回答したところ、モミジバフウの実のカラを細工したものを土産にいただいた。
日を改めて再度同じコースを、手帳片手にたどってみたい。

(付記)
行方不明になっていたメガネが、吊るしていたシャツの胸ポケットから出てきた。なぜ?

2024年11月25日月曜日

(資料)受動形(受動態)をあまり使わない言語

コミュニケーションの原則として、他者との関係性が重要であると同時に、どのように意思を伝え、交換するかということだろう。そして、その場面をどう理解するかということになる。

もって回った言い方をしたが、日本人ならどうするかと置き換えてみるのがよいかもしれない。もっと砕くと、コミュニケーションの場面を、どのように受けとめ、理解するかということになる。

いろいろな言語のコミュニケーションの仕方について、日本的な「空気」の理解(まず受け止め、咀嚼【他者との関係性】し、対応するという段取り)と比べて、どのようにしているかが気になる。
例えば、「卑下する」という言葉をどのように(自動詞的、あるいは他動詞的に)使うかだ。日本語的な感覚からいえば、多分、受動的な場合が多いだろう。一方、韓国のニュースなどで能動的に使うのが見られる。


そこで、生成AIをつかって、「受動形(受動態)をあまり使わない言語」をたずねてみた。

■ Googleの生成AI「Gemini」

Q.日本語はわりあい受動形を多く使う方だと思うが、受動形を使う頻度が少ない言語はありますか?
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A.日本語は確かに受動形を頻繁に使う言語の一つと言えるでしょう。しかし、受動形を使う頻度が少ない言語は多数存在します。

受動形が少ない言語の特徴
一般的に、受動形が少ない言語は、次の特徴を持つことが多いです。

能動態を重視する行為の主体者を明確に示すことを好み、受動態よりも能動態を頻繁に用います。
主語の役割が明確文の主語が常に行為の主体者であるという意識が強く、受動態のように主語が行為を受ける側に置かれる表現をあまり好まない傾向があります。
言語構造言語の構造自体が受動形の形成をあまり許さない場合もあります。

受動形が少ない言語の例
インド・ヨーロッパ語族の一部英語は受動形を頻繁に用いますが、同じインド・ヨーロッパ語族でも、ロシア語スペイン語などは日本語ほど受動形を頻繁には使いません
アジアの言語中国語韓国語は、日本語と文法体系が似ている部分もありますが、受動形の使用頻度は日本語よりも少ないです。
アフリカの言語:  アフリカの多くの言語は、受動形の概念が非常に限定的であったり、そもそも存在しない場合もあります

なぜ言語によって受動形の使用頻度が異なるのか?
言語によって受動形の使用頻度が異なる理由は、その言語が属する文化や社会、そして歴史的な背景など、様々な要因が複雑に絡み合っていると考えられています。

文化的な背景:  ある文化では、行為の主体者を明確にすることを重視し、別の文化では、行為そのものや結果に注目する傾向があるなど、文化的な背景が言語表現に影響を与えます。
社会的な背景:  社会的な階層や権力関係なども、言語表現に影響を与える可能性があります。例えば、ある社会では、権力を持つ者が行為の主体者として常に前面に出るような表現が好まれる場合があります。
言語の歴史的な発展:  言語は長い歴史の中で変化を続けていきます。その過程で、ある言語では受動形の使用が活発になり、別の言語では衰退していくといったことが起こります。

まとめ
日本語は受動形を頻繁に使う言語ですが、世界には日本語よりも受動形をあまり使用しない言語がたくさん存在します。言語によって受動形の使用頻度が異なるのは、その言語が属する文化や社会、そして歴史的な背景など、様々な要因が複雑に絡み合っているためです。

(以下略)
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■ ChatGPT

Q.日本語はわりあい受動形を多く使う方だと思うが、受動形を使う頻度が少ない言語はありますか?
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A.受動形の使用頻度が少ない言語として、以下の言語が挙げられます。

1. 中国語
中国語は、受動態があまり一般的に使われません。受動態は存在しますが、主に「被(bèi)」を使った構文で表現され、日常会話ではあまり頻繁に使われません。中国語では、文の焦点を「誰が何をしたか」にするのが普通で、受動形は強調が必要な場合や、被害者や影響を受けた人を明示したい場合に使われます。それに対して、能動形が圧倒的に多く使用されます

2. フランス語
フランス語には受動態が存在しますが、使用頻度は日本語に比べて少ない傾向があります。フランス語では、受動態よりも能動態再帰動詞(reflexive verbs)を使って同じ意味を伝えることがよくあります。特に日常会話においては、受動形を避ける傾向があり、能動態が優先されることが多いです。

3. インドネシア語
インドネシア語(バハサ・インドネシア)では、受動態を使うことはありますが、頻度は高くありません。インドネシア語は、しばしば能動的な表現で十分に意味を伝えることができ、受動態は比較的少ない構文となっています。代わりに、動詞を変化させたり、意味を補足することで受動的な意味を表現します。

4. アラビア語
アラビア語にも受動態は存在しますが、日常会話ではあまり頻繁に使われません。アラビア語では、受動形は特に文学的な文脈公式な文書でよく見られます。話し言葉では、能動態の構文を使って受動的な意味を表現することが多いです。

5. 韓国語
韓国語には受動形がありますが、これも日本語ほど頻繁に使用されるわけではありません。韓国語では、受動的な意味合いは他の方法(例えば、動詞の意味を変える方法や、文脈によって)で表現されることが多いです。受動形は主に文学フォーマルな場面で使用されることが多いです。

これらの言語に共通する点は、受動形を使わずに能動形で意味を伝える方法が多く、受動形強調特定の文脈おいてのみ使用される傾向があることです。
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エスプレッソと粋

きのう(11/24)、東京ドームで開催された「2024 WBSCプレミア12」の決勝戦、”日本ー台湾”の試合は、台湾チームの打撃に押されて優勝を逃した。だれもが草野球や職場野球の経験があるものだから、結果をひとこと口にしたくなるだろうが、まずは「準優勝」を祝うことから始めよう。

ところで、昔の江戸の屋台に出された握り寿司は、今よりも(2~3倍)大きい赤酢を使ったすし飯に、酢や塩で味付けしたタネを載せていたという。数個、パクっと食ってサッと去るものだったろう。

会社が在ったビルに「スターバックス」のショップがあって、毎朝オフィスで飲むため、大きなサイズの「トール」を買っていた。でも、サイズ名を告げるとき、メニュー(にある写真)を指さして、「これ」といい注文した。店側が決めたサイズ名を口にするなんて・・・と空しい抵抗、根競べをしていた。

ときたま早く出勤したとき、カウンター形式の別ショップで、「エスプレッソ」を注文して、眠気覚ましをした。グイと一口で飲むのものと決めていた・・・苦味が頭をスカッとさせる気がしたからだ。実は、イタリアの話で、そんなことをどこかで聞いたことがある。

苦い思いをしなが、サッと飲んで、サッとそこを去るのが粋と思うのだ。

2024年11月23日土曜日

野鳥観察(75)、勤労感謝の日

国民の祝日「勤労感謝の日」のきょう、野鳥観察(探鳥会)へ久し振りに出かけた。というのも、月2回(土曜日)開催の前回が雨で休止になったからだ。晩秋の早朝、気温が10℃を下回る(9.7℃)中、外出するには気合がいる。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

セーターにジャケット(昔風にいえばジャンパー)を重ねて、防寒に努めて家を出た。南の空は青く広がり、たなびく雲は朝陽を受けて一部が茜色に染まっていた。(探鳥会の帰りには、空一面を青空となり、雲はわずかに残った)

日の出が遅くなると、フィールドの景色は薄茶色のフィルターを透したように、穏やかで豊かな色彩になる。まるでドラマチックな映画の画面のようだ。

今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものから、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨドリ: 観察開始早々鳴き声がして、一瞬目にしただけ。カウント*は第2位だった!
(*)「カウント」は、探鳥会終了後、副会長から配信されるメールの「記録」による
・メジロ: 小柄な3羽を目撃できた。動きが早く、カメラを構える暇さえない
・ハト: 地面にキジバトとドバトが接近して餌を探していた
・カワラヒワ: 指さされた先の樹の頂に、4羽を目撃した(以下の写真)
・モズ: 最終の集結場所近くで鳴き声を聴いたが、目撃できず
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・カルガモ: 小川に浮かぶ7羽ほどの群れを見た。カウントはその4倍近くで1位(以下の写真)
・アオサギ: いつもは1羽しか見ないのに、今回は4羽を目撃した(以下の写真)
・ダイサギ: 小川の岸辺の草むらに、隠れるようにしている1羽を見つけた(以下の写真)
・コサギ: 小川の上空を、3羽が川下へ向かって飛んで行った。カメラを構える暇さえない
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・ピラカンサ(実): (以下の写真)

公園の黄葉・紅葉
観察フィールドの公園は、今まさに黄葉・紅葉のシーズン。観察路のあちこちの樹々の葉は、黄色・紅色に染まり、一陣の風と共に舞い飛ぶ光景を目にした。


ピラカンサトキワサンザシ属
・生垣サイズ「ピラカンサ」(バラ科)の細木に、真っ赤な実がたわわに実っていて、遠目に気付くほど。会長から、和名は「たちばなもどき」で、花柄(かへい)に特徴があるとのこと(ネット情報によれば、「花序枝や花柄、萼(がく)にも軟毛が密生する」。また柑橘類の「たちばな」と違い、「もどきの実には毒性があって鳥が食べない」・・・そうだ)


カワラヒワ
・ベテランの方に指された先に、「カワラヒワ」の一群が樹の上部、風に揺れる枝にいた。上下左右にも仲間がいて、カメラを通して4羽まで確認できた。いつ飛び立つか気がかりで、うまく焦点を合わせられない。本当は、背中の模様がきちんと映れば最高だったのだが。


カルガモ(写真左)、アオサギ(写真中央)、ダイサギ(写真右)
・小川の岸辺の草に隠れてしまい、小型の「カルガモ」の姿が見つけにくい。きょう一番のカウント数だった。
・いつも1羽で川岸にじっとたたずむ「アオサギ」を、きょうは何と4羽の(もちろん1羽ずつ離れていて)見つけた。これは珍しいことだ。
・岸辺に身を隠すようにいた「ダイサギ」の姿が、何故か弱々しいのが気になった。

2024年11月22日金曜日

大谷翔平選手のMVP受賞

時代の変化を感覚的に感じるのに、例えば「野球」についていえば、子ども時代の野球界のこと、小学校の校庭で行なわれた少年野球のことなどがある。ブログに何度か書いてきたことだが次に記してみる。

① 九州にいたころ、子ども時代の野球のヒーローは、川上哲治稲男和久中西太の各選手だった。その後、関心が深まってからのこと、米大リーグの優勝チームが訪日して、日本のプロ野球チームと対戦することがあった。強力な体力の米国チームによる、豪快・剛腕のホームランに日本チームは苦戦した。しかも、米選手たちは婦人同伴で日本旅行を満喫するといった具合だった。
それだけに、子どもたちの野球への関心は国内リーグにとどまり、米大リーグは彼方の存在だった。日米野球の間に圧倒的な高い壁があった。

② 小学校の小使いさんの息子が、当時米軍基地に勤めていたこともあり、あるとき、基地内の少年野球チームを連れて来て、小学校の上級生たち(臨時編成チーム)と試合することになった。驚いたのは、基地の子どもたちはヘルメットとユニフォームを着用していた。映画でしか見たことのない光景だった。当然、日本のチームは普段着のまま対戦した。
結果は、バントと盗塁を駆使した日本チームの勝利だったが、考えられないといった顔をした基地の少年野球チームの表情を今でも覚えている。

その後の時代、米大リーグに飛び込み、実績を積み上げてきた日本人野球選手がいたわけで今日がある。今の子どもにとって、大谷翔平選手の存在が起点であり、彼が活躍する米大リーグは舞台だろう。見える世界が、私の子ども時代と全く違っているはず。

そんなことを思いながら、ドジャースの大谷翔平選手が、今季MVPに輝いたことに、しかも3度目に驚く。テレビの情報番組では気が早く、来年の成果に「サイヤング賞」(最優秀投手賞)を期待したりしていた。

■ スポーツ報知(抜粋)
「大谷翔平が前人未到の3度目の満票MVP受賞 またしてもメジャーの新たな歴史刻む偉業」(2024年11月22日 8時53分)
https://hochi.news/articles/20241122-OHT1T51005.html?page=1
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・ドジャース・大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、全米野球記者協会(BBWAA)が選出するナ・リーグ*の最優秀選手(MVP)を満票で受賞**した。
・エンゼルス時代の21、23年に続いて2年連続3度目の受賞。投票権を持つ30人の記者全員が1位票を投じ、3度目の満票受賞となった。昨年、満票でのMVP2度目の時点で史上初の快挙だったが、自身の記録をさらに上回る前人未到3度目の満票MVPとなった。
・今季の大谷は、54本塁打130打点の2冠王。打率3割1分と59盗塁もリーグ2位で、最終戦まで3冠王を争う大活躍を見せた。史上6人目となる「40―40」(40本塁打&40盗塁)を8月23日に早々と達成すると、史上初の「50―50」***も9月19日には達成した。日本人史上初となるトリプルスリー(3割、30本、30盗塁)も軽々クリア。さらには初めて出場したポストシーズンでは快進撃を見せてワールドシリーズ制覇にも貢献した。
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(*)MVPは、ナショナルリーグ、アメリカンリーグごとに選定される。
(**)指名打者(DH)での受賞は初。
(***)史上初の「50―50」: 50本塁打 & 50盗塁

小雪 2024

きょうは二十四節気の「小雪(しょうせつ)」。氷雨が冷気のせいで小雪に変わるころ。江戸時代の「暦便覧」*に(旧暦十月中)「ひ(冷)ゆる□ゆへ(故)に雨もゆき(雪)となりてくだ(下)るがゆへ(故)なり」と記されている。
(*)国立国会図書館デジタルコレクション: https://dl.ndl.go.jp/pid/2536637/1/7

(本ブログ関連:”小雪”)

寒気がひと休憩したと思ったら、今朝のテレビの天気予報で、これから ”V” 字型に巡るという。総じて秋がダラダラ続いている気配する。寒さが苦手な者には都合よいが。

なお、二十四節気「小雪」の間の雑節「七十二候」は次の通り。
・初候: 蔵不見(にじ かくれて みえず)  虹を見かけなくなる
・次候: 朔払葉(さくふう はを はらう)  冷たい北風が木の葉を払い落す
・末候: 始黄(たちばな はじめて きなり) **の実が黄色くなり始める
(**)橘(タチバナ): ミカン科の常緑小高木で柑橘類の一種(実は酸味が強いよう)

Googleで「小雪」と漢字のまま検索すると、最初に挙げられるのは、女優の「小雪(こゆき)」さんだ。実は、二十四節気の小雪のたび、最初に思いつくのも、女優の小雪さんである。そして、そのたび小雪さんへの礼讃を記していることに気付く次第。

(本ブログ関連:”女優 小雪”)

■ Youtube(登録:taggingR)
「ALWAYS 続・3丁目の夕日」
https://www.youtube.com/watch?v=3h1jv6b8Wmg

2024年11月21日木曜日

(資料)「2024 WBSCプレミア12」、投球の球種

きょうの気温は、きのうと比べて(14時について)、8.3℃ → 15.1℃ と上昇し、穏やかだった。「体操教室」へ厚着して出かけたが、とはいえ熱すぎることはなかった。しばらく、こんな天気が続くという。

2024 WBSCプレミア12」について、「オープニングラウンド」(A、Bグループ各6チーム)の結果は、TVニュースのスポーツコーナーで知った。今晩、「スーパラウンド」(優勝決定戦、4チーム)の初日の「日米戦」をテレビで見た。

若手有望格選手同士の試合ということで、ハラハラしながら観戦したが、後半着実な積み重ねの上に、小園選手の2打席ホームランかつ7打点もあって劇的な結果(9-1)に終わった。

テレビ画面に、投手が投げる球種を、打者の横に長方形の升目にプロットしている。いろいろな球種があるが、具体的にどんな違いがあるのか知りたく、Googleの生成AIのGemini に尋ねた。球種ごと細かな回答があったが、<まとめ>の部分だけを抜粋して次に記した。

草野球では、不可能な技なのだ。

Q.プロ野球の投球で、「ストレート」、「チェンジアップ」、「カーブ」、「ツーシーム」、「スライダー」、「スプリット」、「カットボール」、「フォークボール」の違いを簡単に説明してください。
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A.プロ野球の投球で多様な変化を見せる球種ですが、代表的なものとして「ストレート」、「チェンジアップ」、「カーブ」、「ツーシーム」、「スライダー」、「スプリット」、「カットボール」などがあります。それぞれの特徴を簡単に説明します。

まとめ
球種                  特徴                                                  効果                               
・ストレート    まっすぐ進む速球                             スピードで押す、タイミングを外す
・ツーシーム    わずかに横変化する速球                      バッターの芯を外し、ゴロやフライを狙う
・カーブ            大きく曲がる変化球                              バッターのタイミングをずらす、空振りを取る
・スライダー    横方向に鋭く曲がる変化球                      バッターのタイミングをずらす、空振りを取る
・カットボール      ストレートより少し遅く横変化する球種     ストレートとの緩急をつける、タイミングを外す
・チェンジアップ   ストレートと同じような腕の振りで遅い球  ストレートとの緩急をつけ、タイミングを崩す
・スプリット         ストンと落ちる変化球                     バッターの手前で急激に落ち、空振りを誘う
・フォークボール   大きく急激に落ちる変化球                      バッターのタイミングを崩す、空振りを奪う

これらの球種を巧みに使い分けることで、投手はバッターを打ち取ります。

その他
・シンカー            ツーシームと似た球種で、より大きく沈む。
・ナックルボール   ボールにほとんど回転をかけず、不規則に動く。
これらの球種もプロ野球では使用されます。

(以下略)
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2024年11月20日水曜日

寒い朝

ここ数日、朝の冷え込みが厳しい。今朝なんて、午前8時の気温 5.6℃(風速 1.2m/s、風向 北北東)だったのに、何と10時にいたって 5.5℃(風速 1.8m/s、風向 北西)と下がったりした。玄関先を覗くと、路面が黒く湿っていた。氷雨のせいか侘し過ぎて、外に出る気がしない。

(追記 11/21) 「東京都心の最高気温は “40年ぶりの寒さ”」(11月20日 午後4:35)
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■ FNN プライムオンライン: https://www.fnn.jp/articles/-/790036  
・20日朝は全国的に冷え込み・・・関東では昼間も真冬並みの気温で・・・東京都心最低気温は 5.5度(08:10)を観測し、最高気温は 8.8度(14:04)11月中旬として40年ぶりの寒さとなりました。
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中学時代の学校は合唱に熱心で、手帳サイズの横長の歌詞集が配られた。教室や遠足のバスの中で、それを元に歌わされたものだ。多分、その時代に流行った「歌声喫茶」の影響があったのだろう、曲目は唱歌だったり、ロシア民謡だったりした。

寒いこの時期に合う、吉永小百合の「寒い朝」(作詞 佐伯孝夫、作曲 吉田正、1962年)が歌われた。当時、穢れない清純派の若手女優の代表格であった彼女は、歌も多数ヒットした。彼女は日活の女優で、そのため共演する青年役に浜田光夫が出演したのだが、中学生男子ファンには気に入らなかったりした思い出がある。

寒い朝の歌は、「石坂洋次郎の原作『寒い朝』の映画化作品『赤い蕾と白い花』(1962年)の主題歌。映画のクレジットでは、主題歌のタイトルも映画と同じ『赤い蕾と白い花』であった。」(Wikipedia)だったそう・・・、知らなかった。記憶は歌詞集でしかない。

■ Youtube(登録:KaZoo YOKO)
「吉永小百合・・寒い朝」
https://www.youtube.com/watch?v=0Ae8cfap13k

2024年11月19日火曜日

寒い、さむい

きょうの日付に変わっても気温は冷え込みつづけ、明け方(06:59)になって 6.7℃ まで下がった。その後、次第に持ち直したが、昼(12:39)に最高気温がようやく 13.7℃ になった。きのうの最高気温 18.2℃(00:03)と比べて低くなる一方。
そんな昼過ぎ(14:00)に、買い物へ出かけた。セーターにベスト(ふかふかのチョッキ)を重ねて防寒準備したが、予想以上に外気は寒い。一瞬、手袋が浮かんだりした。これじゃあ、冬じゃないか。

日向と日影の温度差が激しい(まるっきり違う)、月面の温度差(200℃)ほどじゃないが。そんなわけで、ドラッグストアで薬用酒(養命酒)を購入した。何年振りだろう、久しぶりに飲んでみた。付属の小口カップに注いで一息で流し込んだところ、喉に沁みて思いっきり咳込んでしまった。(→ チビリチビリ飲むことをお勧め)

健康診断の受診前の問診書にいつも書き込むことだが、酒とたばこは口にしない。ビールだってノン・アルコールだ。久し振りのアルコールは喉を刺激する。とはいえ、ちょいといい香りがしてきて、2杯ほど飲んでみた。就寝前にも飲んでみようかな。

ところで、数日前から寒さのせいで、電気敷毛布を使い始めたが、昨晩、布団の中が暖まらない。何のことはない、電熱目盛りを「適」のままにしていた。もっと熱い目盛りに変えたら、すぐにポカポカ温まりだした。とにかく、いろいろ変化させてみることが大事、ぐずぐずしてはいけないということらしい。

2024年11月17日日曜日

自然観察園に黄色に染まった木があるが・・・

きのうとうって変わって、きょうは快晴。そんな昼過ぎ、ヒリヒリするような日射しを受けて公園に併設の「自然観察園」へ出かけた。気温は、夏日(24℃)にせまる 24℃ 近く。厚着してきたのを後悔することになる。

公園に入って観察園へ行く道で、自然観察会の副会長と会う・・・そのとき気付いた、きょうは定例(第3日曜日)の「自然観察会」(公園の自然を観察~観察園を巡る)の日だったことを。サボったことの言い訳して先に進むと、今度は会長と出会い、また言い訳をすることになった。

観察園の中は、だいぶ見晴らしがよくなった。先日(11/12)見かけた観察園のボランティアの方が、きょうも雑草を抜き・刈込んでいた。順路の上に飛び出た枝の落下注意の看板は無くならない・・・3月ころまで枝落とし作業がかかるそうだ。ついでにいうと、「自然観津センター」の完全公開はまだのよう。遠目に、同施設の入口前で戸惑っている人々が見えた。早い開館を望む次第。

観察園の野草を観察しようと訪ねた場所は、上記の理由で通行禁止になっていた。そこで、観察路をくねくね廻って園の東端にいたったところに、葉が黄色に染まっている木があった。周りの樹々がほぼ緑のままなので、あえて写真に撮ってみた

2024年11月16日土曜日

BIRDER 12月号

曇天のもと、久し振りに近隣街の書店へ出かけた。野鳥観察に関心ある「鳥見人」のための雑誌「BIRDER」(文一総合出版)の最新号(12月号)を入手するためだ。特集は「見たい! 知りたい! カラ類」*で、カラ類の「混群」(地域別混群、観察のコツ)についての解説もある。
(*)カラ類: シジュウカラを始めとする山野の小鳥類の総称。(Wikipedia)

カラ類は、生物学的な正式な分類名称でなく、通称(山野の小鳥類の総称)だ。BIRDERに、次の野鳥について紹介されている。
・シジュウカラ科: シジュウカラ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ
・ゴジュウカラ科: ゴジュウカラ
・エナガ科: エナガ

(本ブログ関連:”カラ類”)

今一番人気の小鳥といえば、エナガの「シマエナガ」だろう。以前は「ジョウビタキ」の雌だったが。
いつまでたっても眼力がおよばぬ私は、残念ながら BIRDER に掲載の写真でしか知らないので・・・。雑誌 BIRDER は、実物に接しても見切れない私にとって、知った気にさせてくれるありがたい救いの本なのだ。

(本ブログ関連:”シマエナガ”、”ジョウビタキの雌”)


テレパシーか?
ところで、書店のある駅ビルに、鉄道をまたぐ南北の通路がある。そこに出店があって、「ワッフル」菓子を販売していた。その前を通り過ぎたとき、色付けされた菓子が中々ユニークだったので、口元で「おいしそう」とつぶやいた。すると、店のオヤジさんが「おいしいですよ」と口にしたのだ・・・。ビックリ、読唇術か、それとも聞こえたのか、あるいはテレパシーで受容したのか。

11月の満月(ビーバー月)、閼伽棚

今夕の月は、月齢14.6の「満月」。曇り空のなか、月が南中するとき(17時49分)、その高度は 73.47° とのこと(国立天文台:三鷹市)。夜分も曇り空がつづき、窓から外を覗いて見たが変わりない。路上に出て再確認する気も失せて・・・。

(本ブログ関連:”満月”)

米国の「農事暦」(The Old Farmers’ Almana)*によれば、今月の満月を「ビーバー月(Beaver moon)」と呼んでいる。由来について、ビーバーが(川にダムを作った中央部に)巣作りする月など諸説あるようだ。
(*)農事暦: https://www.almanac.com/full-moon-names
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農事暦で使用している月の名前は、「ネイティブ・アメリカン」、「植民地時代のアメリカン」、あるいは「その他の世代を超えて受け継がれてきた伝統的な北米の情報ソース」に由来している。
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今月は、旧暦とまるまる被っていて、新暦の11月1日が、旧暦の10月1日である。その意味で、旧暦10月で見れば「神無月」にあたる。

高校生のころだったか古典の授業で、吉田兼好の「徒然草」*に、「神無月」について触れる第11段「神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて」があった。このとき初めて「閼伽棚(あかだな)」というものを知った。実はネットで、閼伽棚の写真を見ても、どこかで以前見た記憶がない・・・いまだにピンとこないのだ。
(*)山梨県立大学の「徒然草DB」
ー https://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/tsuredure/turedure000_049/turedure011.htm
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 神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里に尋ね入る事侍りしに、遥かなる苔の細道を踏み分けて、心ぼそく住みなしたる庵あり。木の葉に埋もるゝ懸樋(かけひ)の雫(しずく)ならでは、つゆ(ほとんど)おとなふ(音を出す)ものなし。閼伽棚(あかだな)**に菊・紅葉など折り散らし(無造作に置く)たる、さすがに、住む人のあればなるべし。

 かくてもあられけるよとあはれに(感じ入って)見るほどに、かなたの庭に、大きなる柑子(こうじ=みかん)の木の、枝もたわゝになりたるが、まはりをきびしく囲ひたりしこそ、少しことさめて(興ざめして)、この木なからましかばと(この木さえ無かったらよかったのにと)覚えしか。
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(**)閼伽棚(あかだな): 仏具や花などを仏さまに供える祭壇

これで、「水」中生物のビーバーと、仏に供養される「水」(=閼伽)とが何となくつながった。


(追記 11/29)
と思ったところ・・・閼伽棚に花など置く他に水を盛ることがあっても、それは「棚」の問題であって、「水」=閼伽 とはならない。閼伽には水の意はないと知った。

少なくとも大正時代の初期(4年)に、閼伽=aqua の俗説が流布していたという。サンスクリット研究(インド学)の立場から原点にさかのぼり、相違を解説した論文がある。

■ 「歴史言語学」(2014年11月号 vol.3)
Forum「Skt.argha-/arghya-、閼伽、Lat. aqua」(笠松 直: 仙台高等専門学校)
https://researchmap.jp/SunaoKasamatsu/published_papers/22932320/attachment_file.pdf
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仏教語「閼伽」がサンスクリット argha- 「価値」 ないし arghya- 「価値ある」 の音写語で. あること、ラテン語 aqua と語感は似ているものの全く別の単語である。
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2024年11月14日木曜日

ケイシー・ジョーンズ

子どものころ、テレビを初めて見たのは、同じ社宅の友だちの家で、アメリカのテレビ番組「宇宙探検(Men into Space)」とか「ハイウエイ・パトロール(Highway patrol)」だったと思う。今考えると随分はずかしいことだが、友達の家の夕餉が始まっていたにもかかわらず長居して視聴していた。言い訳になるが、迷惑を気にもかけず熱中していたのだ。

(本ブログ関連:”宇宙探検”、”ハイウエイ・パトロール”)

その中に「ケイシー・ジョーンズCasey Jones)」の鉄道(機関士)シリーズがあった。原点に列車衝突の被害を最小限に抑えようと、自ら犠牲となった機関士の伝説があるが、テレビドラマはそんな事件と関わりのないものだった・・・あくまでも子ども向けの物語なので*。
(*)e-Wikipediaは、「当時の暴力的な成人向け番組に対抗して、より穏やかな西部劇シリーズ」であり、「エピソードはケイシーと家族、特にケイシー・ジュニアとの交流に重点が置かれている。」と記している。

いまも記憶にあるのは、番組の歌だろう。「ケイシー・ジョーンズ、楽しいなあ」のフレーズを今も忘れていない。そこでネットを探したが、日本語版当時の番組・歌詞情報を見つけることができなかった・・・残念である。

■ Youtube(登録: TeeVees Greatest)
「Casey Jones 1957 - 1958 Opening and Closing Theme」
https://www.youtube.com/watch?v=Hps6L5vS0sc

朗報: 野鳥の名前を教えてくれる「AI双眼鏡」・・・ ただし手が出ない

Choromeにログインするたび、毎回いろいろな情報(必ずしも時事ニュースだけではない)が紹介される。今朝、最初に見たのが何と「 野鳥の名前を教えてくれる『AI双眼鏡』」で、販売するのは、泣く子も黙る「スワロフスキー」*だ。
(*)スワロフスキー: オーストリアを代表するクリスタルガラス、光学機器ブランド

- すでに日本のカメラメーカーから手のひらサイズの ”望遠鏡+カメラ機能” の商品が発売されている。将来、テラレベルの情報(野鳥の動作、鳴き声 etc.まで)を収めたチップを内蔵した、高精度のものが安価に出てくる時代がくるかもしれないなんて想像すると楽しい。(部厚い紙の辞書から、平らな電子辞書に変化したように・・・)

■ wired.com(日本語)
「野鳥の名前を教えてくれる『AI双眼鏡』が最高だった」(Lola Méndez、2024.11.13)より抜粋
https://wired.jp/article/swarovski-optik-ax-visio-ai-binoculars/
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① スワロフスキー・オプティックの新製品「AX Visio」は、画像認識GPSデータを駆使して鳥の種類を識別できる世界初の双眼鏡だ。双眼鏡を向けるだけで9,000種以上鳥を特定でき、バードウォッチングで見つけた鳥の撮影から記録までを1台で完結できる
② スワロフスキー・オプティックによると、AX VisioはAIを搭載した世界初の双眼鏡であり、双眼鏡でとらえた野鳥の種類を幅広く識別できるコンピューターを備えている
③ AX Visioはカメラを内蔵しており、画像認識ソフトウェアを活用して9,000種以上の鳥をリアルタイムで識別できる
④ ほかに類を見ない独自の機能を備えているAX Visioは、それだけに価格も高額だ。1台の価格は4,600ユーロ(約75万円である。
⑤ AX Visioの鳥の識別機能である「Bird ID」は、コーネル大学鳥類学研究室の広範なデータベースである「Merlin Bird ID」**の改良版を活用したものだ。
(**)Merlin Bird ID: https://merlin.allaboutbirds.org/
⑥ (使用例)
・AX Visioは、30メートル先の水面上の枝に止まっていた体長12センチほどの「カンムリカワセミ」を正確に識別できたのである。
・近日展開予定の新しいソフトウェアがすでにインストールされていた別の双眼鏡は、80~90%の確率で正しい情報を提供してくれた。
⑦ ユーザーはAX Visioと専用アプリ「Swarovski Optik Outdoor」(iOS版、Android版)を連携させることで、撮影した画像や動画を双眼鏡以外の端末でも閲覧できる。アプリ上の画像のメタデータには種の識別情報が含まれている。しかしこの画像をモバイル端末にダウンロードすると識別情報は失われ位置データしか利用できなくなる
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2024年11月13日水曜日

シジュウカラ

探鳥会に参加してつねづね思うことがある。ベテランの方々が、野鳥の飛翔する姿を見て判別したり、木立の繁る葉陰で鳴く声を聞き分けて同定したりする能力がうらやましい。自然の中で生きる野鳥は、「図鑑」の絵のように細部が見られるわけではないので、経験を重ねて観察力を高めるしかない。でも、それがなかなか身に付かない。

きのうの自然観察園で見た「シジュウカラ(四十雀)」の判定が、正直自信ない。数羽の小鳥が観察順路近くの樹木に飛んできて、特別な鳴き声をたてることもなく、枝葉の中を素早く飛びまわった。一瞬、正面に顔を向けたとき、首元の黒いネクタイ模様*が特徴的に見えた。けれど、少し小型で尾が長く、動きが軽快だった。果たして、シジュウカラだったのだろうか・・・。
(*)首元から、シジュウカラ科の「コガラ」、「ヒガラ」、「ヤマガラ」ではなかったが。
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(追記 11/14): 子ども向けのヤマケイジュニア図鑑「鳥」に、シジュウカラの季節別の行動について、「秋から冬は、コガラなどほかのカラ類(=シジュウカラ科など)と群れになる」と解説があった。
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ところで、「野鳥歳時記」(山谷春潮、冨山房百科文庫)に、「従来は秋の季語となっていたが」、「特に季節的な感覚はないが、俳句には他の季語を配してしばしば詠まれてきた」。生態も留鳥なら、季語もない無季の鳥なのだ。それほど身近にいながら、いまだに見極めることができないとは。

シジュウカラには、高度な言語能力**があることが知られている。いろいろな意味で、研究対象になっているようだ。
(**)2024年現在、伝える「文」を200種以上持っているという。(Wikipedia

「トリノトリビア」(川上和人、西東社)に、シジュウカラの足に「ピットタグ」(受動無線周波標識、小さなICタグ)をつけて行動を分析したところ、仲よし仲間(行動的集団、慎重的集団)に分かれていることが分かったそうだ。人間もそうだなと思った次第。

2024年11月12日火曜日

自然観察園

このところ家に籠る日が続いた。そこで小春日和の昼、 気分転換に公園併設の「自然観察園」へ出かけることにした。公園を横切る小川は、今月初旬の降雨の余韻のせいか、水量が豊かで、あふれ出たのか岸辺がぬかるんでいた。

観察園に繁る雑草を、公園ボランティアの方が刈っているのところに出会った。自然の名のまま放置している場所ではないことを改めて知る。

例によって、観察園入口の掲示板(写真と地図)と、配布の印刷物「花だより/観察順路図」を頼りに園内を巡った。

シロヨメナ(写真左)、シュウメイギク(写真中央)、コンギク(写真右)
・観察園入口の園と外部を仕切る金網の内側に、白菊の仲間の「シロヨメナ(白嫁菜)」の花が咲いている。腰の低いとても地味な白い花だ。
・順路わきに咲く「シュウメイギク」の紅紫色の花に、ハチが蜜を吸いに来ていた。漢字名「秋明菊」が今にふさわしい。
・湿地の木陰に、薄紫色の「コンギク(紺菊)」の花が咲いている。コンギクは、シロヨメナに似た「ノコンギク(野紺菊)」の栽培品だそうだ。緑陰に咲く薄紫の色合いに、なんとなく魅かれる。


サネカズラ
・観察園入口そばの竹柵に「サネカズラ」のつるが絡まっていて、赤い実を実らせている。一見美味そうに見えるが、ネット情報によると無毒だがえぐみがあって食用に適さないそうだ。


カルガモ
・観察園の小池(かがみ池)の奥深くに、番(つが)いだろうか「カルガモ」の2羽が静かに餌を探していた。おだやかな風情が何ともゆかしく感じた。観察園の帰り、隣接する公園に、カルガモの群れが小川に浮かんでいるのを見た。ある場所で7羽、また別の場所で2羽いた。

小春日和(インディアンサマー)

早朝のテレビで、気象予報士の方がこのところの空模様について「小春日和」であるが、沖縄方面は「小夏日和」といってもよいかもしれないと解説した。小春日和らしい気温 20℃ をこえて、沖縄方面では 25℃ 以上の日が今週いっぱい続くという。

(本ブログ関連:”小春日和”)

(参考)夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜など「気象庁」の用語
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            夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
            真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
            猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
            熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)
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今月11月の開始(11/1)は、旧暦の十月一日でもあり、一ヶ月の差ながらまるまる被っている。旧暦十月(神無月)の異称が「小春(しょうしゅん、こはる)」と呼ばれているそうで、古来わたしたち日本人にとって、この時期に、冬に入る前の小休止を感じてきたのだろう。


インディアンサマー
この「小春日和」を解説しているWikipediaの「言語版」を英語に切り替えると、「Indian Summer」になる。そこに、音楽の紹介があって、最初に挙げられている曲目に、「このタイトル(”Indian Summer”)を持つ、ビクター・ハーバート(Victor Herbert)によるピアノ独奏曲は、1919年に作曲された」とある。

Youtubeに、ヴィクター・ハーバート指揮、ヴィクター・ハーバート・オーケストラ(38名)によるレコード音源が登録されている。とても素朴な響きがして、穏やかな旋律に小春日和の陽射しを感じるほどだ。(なんとなく、昔懐かしいディズニー・アニメーションの背景音楽が浮んだりする)

■ Youtube (登録: Vintage Sounds)
「Victor Herbert's Orchestra - Indian Summer (Herbert) (1923)」
https://www.youtube.com/watch?v=wEIB1IgS-Ac

2024年11月7日木曜日

立冬 2024、木枯らし、富士山の初冠雪、オーロラとキツネ

二十四節気「立冬」
きょうは二十四節気の「立冬(りっとう)」。冬の気が立ち始めて、いよいよ冷気が沁みるころ。今週いっぱい寒気が南下して、最高気温は 14℃ と冷え込むようだ。天気予報では、来週に 21℃ に復活すると予想している。

(本ブログ関連:”立冬”)


七十二候
二十四節気の「立冬」の間を、三つに分けた雑節の「七十二候」は次の通り。
●初候:「山茶*始開(つばき はじめて ひらく)」  山茶花(さざんか)が咲き始める
    (*)山茶: 「ツバキ(椿)」の意。ここでは、ツバキ科の「サザンカ」を指す
●次候:「地始凍(ち はじめて こおる)」  大地が凍り始める
●末候:「金盞**香(きんせん こうばし)」  水仙の花が咲く 
    (**)金盞: 金色の杯、「スイセン(水仙)」の別名

(本ブログ関連:”スイセン”)


木枯らし
きょう、東京に「木枯らし1号」が吹いた。きのうから予想されたものだが、確かに昼過ぎ体操教室に出かけたとき、寒風に身が染みた。

■ 日経新聞
「東京・近畿で木枯らし1号 各地で今季一番の冷え込み」(2024年11月7日 12:18)より抜粋
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE073IE0X01C24A1000000/
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・気象庁によると、7日午前10時54分、東京都心で最大瞬間風速13.7メートル北西の風を記録した。
・木枯らし1号は例年、東京近畿で発表される。〔共同〕
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■ 気象庁 お天気相談所 (2020年の資料)
https://www.data.jma.go.jp/tokyo/shosai/news/pdf/2020/20201104kogarasi_oshirase.pdf
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東京地方における「木枯らし 1 号」は、下記の事項を基本として総合的に判断して発表しています。
1 期間は10月半ばから11月末までの間に限る。
2 気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。
東京における風向が西北西~北である。
東京における最大風速が、おおむね風力 5(風速 8m/s)以上である。(ただし、お知らせには最大瞬間風速を記入する)
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■ 木枯らし紋次郎
昔のテレビ番組に「木枯らし紋次郎」(中村敦夫主演、1970年代)という股旅ものがあった。主人公が口にする「あっしにはかかわりのねえことでござんす」という決め台詞が流行った。竹楊枝をくわえた姿に、いっそうニヒル味が加わった。


富士山の初冠雪
きのう、静岡側で富士山に冠雪が確認されたが、歴史的に甲府地方気象台による観測が必要とされているとのこと。

■ 日本気象協会 tenki.jp
「富士山で「初冠雪」 統計開始以来 最も遅い観測」(日本気象協会日直主任、2024年11月07日07:17)
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2024/11/07/30890.html
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今日7日(立冬)、富士山の初冠雪の便りが届きました。甲府地方気象台の観測で、統計開始以来、最も遅い初冠雪となりました。
富士山の初冠雪は山梨県の甲府地方気象台が観測しており、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。
・これまでの最も早い記録は、2008年の8月9日でした。
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オーロラとキツネ
以前に触れたことだが、寒い夜、雪原を走るキツネの尾が雪を巻き上げて、火となる伝説がフィンランドにある。寒さがしみるとき、舞い上がった粉雪が、やがて上空のオーロラへつながるのを幻視したのかもしれない。

フィンランド政府観光局:「オーロラ  キツネが飛び散らせる火花?」より。
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フィンランドの北部(ラップランドなど)に住むサーミ(Sápmi)の人々の伝説に、オーロラ(極光)は「キツネが北極圏の丘を走るとき、尻尾が雪原に触れ、それが火花となって巻き上がり、夜空に光となって現れる」という。
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(本ブログ関連:”オーロラとキツネ”、”キツネ 狐”)

■ Youtube (登録: VisitFinland)
アニメーション「Revontulet (狐火) - FINLAND」
https://www.youtube.com/watch?v=UILnfI3dcAc

2024年11月6日水曜日

きょうは寒い、米国大統領選挙

昼飯を食いに町へ出かけたところ、思いのほか寒いのに驚く。しかも、北風がひゅーっと吹いてくる。あわてて、ベストのボタンをはめた。

きのうの昼(12:00)、気温が 19.3℃風速 1.3m/s) だったが、きょうはもっと低いだろうと、気象庁の「アメダス」を覗いたところ、観測装置が不調なのか同時刻のデータが欠落していた。そこで、近くの都市の観測ポイントを参照したところ、同時刻の気温は 13.7℃4.2m/s) となっていた。きのうと比べて、気温が 5℃以上 降下したようで、道理で寒いわけだ。

結局、ガス・ストーブを点けて暖をとっている。ただし直ぐに熱くなるので、点けたり消したりを繰り返している。本格的な冬は始まったばかり。
― 「木枯らし」も「富士山の初冠雪」もあしたにお預けのようだ。


米国の大統領選挙
米国の大統領選挙で、ドナルド・トランプ前大統領は、予想通り有利に進んでいるようで、数州が開票を終わってないものの、次の通り事実上の「勝利宣言」をした。他方、ハリス副大統領は、首都ワシントンの演説会場に現れず、あす話すと述べたと伝えられた。

■ Reuters
「米大統領選、トランプ氏が勝利宣言」(By Joseph Ax 他、2024年11月6日午後 4:55)より抜粋
https://jp.reuters.com/world/us/45SDMRGCHZIG5F2FNTQ2WLWY7Y-2024-11-06/
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[フィラデルフィア 5日 ロイター] 
・米大統領選の共和党候補「ドナルド・トランプ」前大統領は5日、同氏が勝利したとの「FOXニュース」の報道を受けて勝利宣言した。
・トランプ氏はフロリダ州パームビーチで歓声を上げる支持者に向かって、「米国はわれわれに前例のない強力な権限を与えた」と語った。
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2024年11月4日月曜日

H3ロケット(衛星「きらめき3号」)打ち上げ成功

今回も安定に「H3ロケット」(H3-22S)4号機が、きょう「種子島宇宙センター」から、Xバンド防衛通信衛星『きらめき3号(DSN-3)』の打ち上げに成功した。これにより、同型ロケットの打ち上げを3機連続成功している。

(本ブログ関連:”H3ロケット”)

■ JAXA(宇宙航空研究開発機構)プレスリリース
「H3ロケット4号機による Xバンド防衛通信衛星『きらめき3号』の打上げ結果」(2024年:令和6年11月4日)
https://www.jaxa.jp/press/2024/11/20241104-1_j.html
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから2024年11月4日15時48分00秒(日本標準時)に、H3ロケット4号機によるXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」の打上げを行いました。
ロケットは計画どおり飛行し、打上げから約29分11秒後にXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を正常に分離したことを確認いたしました。
今回の打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。
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■ NHK NEWS WEB
「H3ロケット4号機 打ち上げ成功」(2024年11月4日 16時52分)より抜粋
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241104/k10014628731000.html
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・ロケットに搭載された防衛通信衛星は、防衛省が広い範囲に展開する部隊どうしの情報共有などに使う目的で独自に整備を進めていて、これまでに2機が打ち上げられていました。
・今回、3機目の打ち上げに成功したことで、防衛省が計画している独自の衛星3機を同時に運用する体制が整うことになります
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■ Youtube(登録: ウェザーニュース)
「【打ち上げ成功!!】#H3ロケット4号機 によるXバンド防衛通信衛星「#きらめき3号」」
https://www.youtube.com/watch?v=UMu-Onl_jdE

■ Youtube 記者会見(登録: JAXA)
「第1部:機関代表報告/第2部:技術説明  H3ロケット4号機 打上げ経過記者会見」
https://www.youtube.com/live/a5dvUHaKu9w
ー 第2部:技術説明は、37:27~
ー 会見の各記者が、質問の最初に「打ち上げおめでとう」を添えたのは4名。
ー 安定解析は大変なんですね。

2024年11月3日日曜日

文化の日 2024、自然観察園

きょうは国民の祝日「文化の日」である。日ごろ文化的な生き方と無縁なため、文化的な関心は疎いけれど、文化勲章受勲者がどのような方々か知りたくネットのニュース記事を見た。

(本ブログ関連:”文化の日”)

受勲者の中で身近に感じたのは、漫画家の千葉徹也(ちばてつや)氏だろう。わたしら世代にとっては、週刊漫画誌「週刊サンデー」に掲載された「紫電改のタカ」(1963年(昭和38年)~1965年(昭和40年))が印象深い・・・今いわれるような「戦争の二面性」などと当時は思ってもいなかった。戦争経験者の両親世代が、戦後をまさに経済復興させていたころ、その時代背景に、まだ戦争を生きのびた者たちの価値観が残っていた。


自然観察園
きのうの雨とうって変わって快晴の午前中、公園に併設の「自然観察園」へ開園時刻(9:30)に合わせて出かけた。日曜日のせいか、観察園の入口にはすでに5、6人並んでいた・・・その後も人びとがつぎつぎ訪れた。

アザミ
・入口で配布の「観察順路図」をもとに巡る。小さな斜面の「かたくり山」に、「トネアザミ」と「タカアザミ」が隣接して記されている。次の写真のアザミがどちらか確信持てない。ネットによれば、「トネアザはが関東地方の山野に多く見られ」、「タカアザミは関東地方の海岸近くに多く見られる」とのこと。
・アザミの花の蜜を吸いに、黄茶色の地に黒の紋が点々と付いた蝶が来ていた。普段、昆虫を観察していないので蝶の名は不明だが、ネットで画像検索したところ「ヒョウモン蝶」と表示された。なるほど、そんな感じだったような気がする。


フユイチゴの実(写真左)、ムベの実(写真右)の実
・かたくり山の斜面から観察順路にもどるとき、緑の広い葉の隙間に「フユイチゴ」の赤い実が見えた。イチゴの仲間だそうだが、葉のサイズが大きすぎて見落としてしまいそう。
・観察園の出入り口のそばに竹柵があって、いろいろなツル性の植物が育っている。その中に隠れるように、タマゴ大の薄紫色した実を見つけた。つる性の「ムベ」*の実で、天智天皇に贈ったこの果実から「むべなるかな」の語源に使われたようだ。
(*)ムベはアケビ科の植物で、道理で実が「アケビ」の実に似ているわけだ。


カワセミ(写真左)、アオサギ(写真右)
・観察園内の「かがみ池」を望む板橋で、望遠カメラで撮影していた人がいた。池の中央に立つ小木の上に「カワセミ」がとまっていると教えてもらった。きょう手持ちのポケットサイズのカメラでは、写真はこれが精いっぱい。(観察路の帰り道、探鳥会のメンバーと出会ったところ、カワセミはこの池にもよく来るとのこと)
・観察園を出たとき、小川の岸辺に「アオサギ」が、例によって1羽たたずんでいた。少し近づいても泰然と構えていたが、しばらくして草陰にかくれた。

2024年11月1日金曜日

きょうから11月

きょう(11/1、旧暦10/1)から、11月が始まる。旧暦との差が、まさに一ヶ月というのはきりがよい。新暦では、気象庁的に言えば秋(9~11月)*の終わりの月。旧暦では、秋(10~12月)の始まりの月になるわけだが。

(本ブログ関連:”気象庁 季節区分”)

先日、百均ショップに行ったら、もう来年のカレンダーが販売されていた。いろいろなサイズを求め、家中あちこちに掛けるつもり。きょうがいつの日か気になる歳だからだ。西暦・和暦の年、月・日・曜日を直ぐ言えるようにするためだ・・・。 

記憶力保持のため、ネットを見るとき手始めに、<神経衰弱ゲーム>や<間違い絵比べゲーム>が欠かせない。毎日、ちゃんとできたか一喜一憂している。

そのくせ、佐藤愛子氏の原作による映画「九十歳。何がめでたい」を見たせいか、何事にも「平常心」をもって(装って?)、「何がめでたい」を口癖にしている。

(本ブログ関連:九十歳。何がめでたい

実は、早朝のテレビの情報番組に「星座占い」**があって、きょうのわたしの運勢は一番バッドだった。でも、幸い何事もなく終わろうとしている。いつまでも悪態をつき続けるのも、ちいと気が引ける。
(**)占いを知りたくネットを覗くと、サイトによってさまざまで、真反対なものまである。