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2024年8月28日水曜日

(気象のいましめ)二八月荒れ右衛門

先日(8/5)、深夜に放送されたパリ・オリンピックのテレビ中継に見入ってしまい、寝不足のまま昼間に、熱射の公園を巡った結果、軽い熱中症にかかった。いくら水分補給をしても、ダルさから回復しない経験は初めてだった。

熱中症と気象の関係について、NHKテレビで解説番組*があった(多分、深夜の再放送だったと思う)。「黒潮」海流**について、亜熱帯化の証左として、近年東北沖まで北上し、一部が千切れて滞留しているというのだ。日本の太平洋岸沖は、平年と比べて海面温度差が世界的にも高く激しいという
(*)NHKスペシャル「熱波襲来」
    ー https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/Y6JYRY23P6/
(**)海上保安庁海洋情報部:「日本近海の海流」
    ー https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN8/sv/teach/kaisyo/stream4.html

きょう、図書館でたまたま新聞各紙を閲覧したとき、産経新聞の「産経抄」に、八月(旧暦)の気象の格言と合わせて、台風10号の進路について語られていた。
確かに、このごろの台風は終盤、太平洋に抜けたかと思ったら、再び回転して日本に戻って来たりする。今回の10号は、ゆっくりと本土を縦断するようだし。

それにしても、二月・八月(新暦)にいわれる経済減の「二八(にっぱち)」の法則と重なってしまう。俗諺と知りつつ、どこか的を得たいましめを感じたりもする。

(本ブログ関連:”気象のいましめ”)

■ 産経新聞
「<産経抄>「二八月」の戒めいまも、迷走台風」(2024/8/28 05:00)抜粋
https://www.sankei.com/article/20240828-GHX7JNTUMJJV7KWA4KV3ZCUVVQ/
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空模様を占う格言に、「二八月荒れ右衛門」がある春の強い温帯低気圧秋口の台風を指す。旧暦の二月(新暦3月ころ)、八月(新暦8月ころ)は天候の急変しやすい時期だから、十分に備えよ。新暦とはひと月ほどずれるものの、先人はそう戒めたわけである。
<二八月は思う子船に乗せるな>も、その一つ。大切な人を乗せた船が、荒れた海にのまれる事故は昔から多かったのだろう。さすがに現代は、雲行きと風向き次第で、交通機関が計画運休を打ち出すようになった。利用者の側も、仕事や旅の予定変更をどうかためらわずに…。
▼と、簡単に書けない今回の迷走台風である。10号は予想進路が定まらず、旅程を狂わされた人も多いのではないか。発生した22日以降、次第に速度を落とし、日本海へ向け猛進するとした当初の予報円は、列島を縦に縫うコースに変わりつつある
----(以下略: 登録必要なため)----------------------------


■ 海上保安庁: 高松海上保安部
「全国共通ことわざ -その他-」
https://www.kaiho.mlit.go.jp/06kanku/takamatsu/d_safety_navigation/d_16_kotowaza/d_16z_sonota/d_16z_sonota.html
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的中率(A:かなり高い、B:高い、C:低い D:気象学的に根拠が見いだせない)
・春海秋山: (注)春は海が晴れれば好天、秋は山間部が晴れると晴天である。
・嵐の前の静けさ (A)
・早朝、あたたかいときは雨 (A)
・井戸水、高まるは大風の兆
八月荒れ右衛門: (注)旧暦の二月(新暦3月ころ)と八月(新暦9月ころ)は荒天が多い
二、八月は、思う子船に乗すな: (注)旧暦の二月(新暦3月ころ)と八月(新暦9月ころ)は海が荒れ難船することが多い
・彼岸荒れ: (注)春の彼岸頃は天気が荒れることがよくある。
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