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2023年4月30日日曜日

きょうで今年も1/3が終わった・・・少しは前向きに

きょうは4月の30日、月末だ。カレンダー上、今年の 1/3 が終わることになる。

(本ブログ関連:”カレンダー”)

一年の 1/4が、1/3が、そして半分が・・・と終わるたび、あっけなさを感じていた。それを埋め合わせるように、手帳や日記、そしてブログにといろいろと書き連ねていたけど、微妙な気分のままだった。

時間が足し算だった時代と比べて、今は、引き算でしかない・・・そして時間が個人的なものになったと気付いた。

むかし、田舎道を車で進んでいると、畑の中から爺さんがすっくと立ち上がり、わたしたちが道路の先に消えるまで、じっと見つめ続けている。あるいは、農家の縁側に老婆が座り、庭先を日永ながめている。そんな光景を思い出す。

歳をとると、本人にとって時間がひとときと思えても、その様を他者(若い人)から見ると随分と時間をかけているように見える・・・もっといえば緩慢にうつる。

時間を棲み分けてみてはどうか・・・なんて思ったりする。「桃源郷」のような、いってみれば時間が止まった異世界があったならと。仙人の境地になりたいと願うきょうこのごろ。

(本ブログ関連:”桃源郷”)

2023年4月29日土曜日

朝の公園

朝の公園は快晴で、陽射しがまぶしい。園内を東西に流れる小川をはさんで、北側に半湿地が広がり、それを見下ろす土手にベンチが並んでいる。だれもいないので、日光浴をかねて少し休憩しよう。

のんびりと南側に広がる雑木林を眺めていると、頬が焼けるのを気づく。南西の風があっても太陽の光の方がきつい。大木の影になったベンチがあるので、場所がえに近づくとヒンヤリする。どうも暑さ寒さの按配がむつかしい。


小川に沿った小道を、少年野球の子どもたちがランニングしたり、犬の散歩に来ている人がいる。いつもの野鳥観察(探鳥会)なら 6:30 に雑木林を巡っているのだが。きょうのように、朝 8:00 に公園にいるのはめずらしい。

清々しい朝の空気を求めて、ウォーキングの中高年、はたまた小池の釣り人まで集まってくる。土曜日の朝の公園は結構いそがしい。

2023年4月26日水曜日

Somewhere in Time(映画「ある日どこかで」)

以前、このブログで、時空を超えた男女のロマンスを描いた映画、邦題「ある日どこかで」(Somewhere in Time)について触れた。次の(本ブログ関連)で表示されるバラバラな記述(記録や感想)を、あらためてYoutubeなど借用して整理したい。

(本ブログ関連:”Somewhere in Time”)

物語
演劇カレッジの大学生Richard Collierは、初めて手掛けた芝居が成功したパーティ会場で、ある老婦人から懐中時計と "Come back to me"の言葉を受ける。その後、脚本家になった彼はスランプに陥ったとき旅に出ることにした。

旅先の、リゾート地であるヒューロン湖のマキノー島にある、Grand Hotelに宿泊する。彼は、ホテルの歴史資料室に掛けられていた、美しい舞台女優の古い写真に釘付けになる。彼女の名がElise McKennaであり、かつてこのホテルの舞台で芝居をしたことを後に知る。ホテルの古い宿泊者名簿を調べた彼は、彼女が署名した先のページに自身の名を発見する。

物語はここから始まる。脚本家と舞台女優は、時をかけて出会い恋に落ちる。それも永遠に。

資料
原作小説で、女優Elise McKennaのモデルになったのが、舞台女優 Maude Adams(1872年11月11日~1953年7月17日)だ。彼女の記録が次のYoutubeなどにある。
① 彼女への称賛写真集(Youtubeに多数ある)。
② 晩年のスクリーンテストの貴重な映像。
③ 作家Richard Mathesonが、原作小説(Bid Time Return*)のインスピレーションを受けたのは、ネバダ州のバージニアシティにあるパイパーズ オペラ ハウスに飾られていた Maude Adams の写真を見たからという。
(*)題名は、シェイクスピアの戯曲「リチャード二世」のフレーズからつけられた。

(本ブログ関連:”Maude Adams”、”モード・アダムズ”)

映画「Somewhere in Time」(ある日どこかで)のダイジェスト
④ 主要場面から構成した映像。

物語(映画)の舞台となった、ヒューロン湖のマキノー島にある Grand Hotel。
⑤ Grand Hotelの紹介映像・・・当然ながら、映画情報を含む。
⑥ 映画作品はアメリカの中高年夫婦に人気が高く、毎年ホテル・ツアーが組まれている。


① A Tribute To Maude Adams
https://www.youtube.com/watch?v=Gers81u9sGI


② Maude Adams Screen Test (1938)
https://www.youtube.com/watch?v=4FS8kjUn8HA


③ Wolverton Mountain
https://www.wolverton-mountain.com/articles/maude-adams.html


④ Somewhere in Time Movie Montage
https://www.youtube.com/watch?v=5X3DNJjMtfk


⑤ Mackinac Island - Somewhere In Time - The Grand Hotel - Island House Hotel and Historic Cottages
https://www.youtube.com/watch?v=oc9wSZkbVKY


⑥ Somewhere in Time Weekend
Hotel Package | Grand Hotel, Michigan
Arrive Friday, October 27 - Depart Sunday, October 29, 2023
https://www.grandhotel.com/packages/somewhere-in-time-weekend/#

2023年4月22日土曜日

野鳥観察(49)

早朝、野鳥観察(探鳥会)へ出かけるとき、意外に涼しくてセーターを長袖にした。公園内を巡る間(6:30から1時間ほど)、気温が13℃代と低く、風もあって冷えた。(夜にはストーブをつけたりもした・・・早々にしまわなくてよかった)

(本ブログ関連:”野鳥観察")

連日「夏日」を記録したのに、きょうの最高気温は、何と日付のかわった深夜 00:07 に18.9℃ で、今朝にかけて下がっていたことになる。

最高気温
4/19    25.3(12:34)
4/20    25.8(13:31)
4/21    27.1(13:45)
4/22    18.9(00:07

薄りガラスのような空の明かりは、かえって落ちつきを与えたようだ。新緑の樹々はしっとりと枝を広げつながった。そして、樹間は思った以上に静かだった。

観察の始め、野鳥の姿がなくて路辺の植物に目が行ったりしたが、その後、野鳥との面白い展開があった。きょうは豊作だった。(ただ、カメラをいじくっているうち、いつの間にか解像度を下げてしまったのが残念)

きょうもベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視・カメラで確認したものを整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。

鳥類
・ツグミ: 集合場所の原っぱで群れる(私には小さすぎて・・・)
・シジュウカラ:(次記写真)、あちこちで「ジジジ」という地鳴きが聞こえた
・エナガ:(次記写真、バードウォッチャーの用語で「エナガ団子」というそうだ)
・ウグイス: 姿は見えないが、さえずりが響いた
レンジャク: 一瞬3羽が舞うのが見えた、参加者が撮った画像で知ることになる
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・カルガモ: 2羽が、所々涸れた小川の上空をゆっくりと旋回して原っぱへ飛んでいった

シジュウカラエナガ団子、カワセミ
シジュウカラ(写真左): 樹上の風通しのよい枝に、幼鳥がとまっていた。そのとき、鳥の名を教えてもらったものの、逆光でよくわからなかった。後で写真を拡大して納得した。ベテランの方の観察力にいつもながら驚き入る。
エナガの団子(写真中央): めったに見られない光景と出合った。樹の上の葉に隠れた枝に、エナガの幼鳥が串団子状に一列に並んでいた。余りのすし詰め状態、こんなこと!と驚嘆する。親鳥にうながされたのか、散っていったようだ。
カワセミ(写真右): 小川の岸辺、みなが集まってカメラを構えている先に、カワセミが枯アシにとまっていた。これまで、何度か出会って撮ろうとしたが、プルプル震えてチャンスを逃していた。今回、幸いにカワセミがじっとしていてくれた。



植物
・シラン(紫蘭): (写真左)紫紅色の花が美しい
・ジシバリ: 野に咲く草で、黄色の花がかわいらしい
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・エノキ: (写真中央)幹の樹皮に水平な横筋が入っているのが奇妙、どうして?
・ハクウンボク: (写真右)接近してよく見ると、華やかな白い花が群がっている


2023年4月20日木曜日

穀雨 2023

きょうは、二十四節気の「穀雨(こくう)」。田畑を耕作する準備が整い、春の最後の雨が降る頃をいう。農家と縁がないのに、農事につながる穀雨について納得してしまうのは不思議。古来、日本人は農業にいそしんでいたからだろう。そういえば天気予報の日ごとの天気マークを見ると、今週末に <雲&雨傘の合体> マークが付いている(アレレレ、天気予報が微妙に変化したぞ!)。

(本ブログ関連:”穀雨”)

穀雨の次の節気は、夏の始まりを意味する「立夏(りっか)」。そろそろ夏の心がまえが必要。今、当地域は「夏日」がつづいている。なにしろ最高気温が、きょう 25.8℃(13:31)、きのう 25.3℃(12:34)=今年初の夏日だった。

(参考)夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜など気象庁の用語
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            夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
            真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
            猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
            熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)
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午後3時過ぎに家を出た。西陽は思った以上に高くてヒリヒリ照らす。木陰をくぐっても、ヒンヤリもしなければ、涼しくもない。これからは逃げ場のない熱気に包まれることになるだろう。夏はすぐそばにいるようだ。

寒い季節を忘れるのは一瞬だ。まるで電車を乗り換える心理に似ている。鉄オタではないので、前の電車がどうだったとか、路線がどうだったかなんて気にしない。気持は新しい進行に向かって、身の周りをどうするしか関心がない。(多分、ひとの心変わりもこんなものなのかと推測してしまう)

2023年4月18日火曜日

(資料)スイセン(水仙)

冬から春にかけて白や黄色の花を咲を咲かせる「スイセン(水仙)」には、スイセンが含まれる植物分類上の「科」に、彼岸の秋(9~10月)にかけて朱紅色の花を咲かす「ヒガンバナ(彼岸花)」がいる。
公園併設の「自然観察園」の西奥に、スイセンとヒガンバナが隣接して生育している。ともに群生して咲き、見事な光景を見せる。特にスイセンは1月ころが花盛りと、園の野草管理をするボランティアの方から聞いた。

中国の「水仙」の文字を音読みしたスイセンは雪景色が似合う。中国明代の「月令廣義」(馮應京著)に、冬に咲く四種の花の(文人画の)画題として「雪中四友」があり、「黄梅」、「ロウ梅」、「水仙」、「山茶花」をあげているという。

スイセンには「雪中花」という風雅な別名がある。ネットで「雪中花 和菓子」と検索すると、全国の和菓子店が競うように、練りきりで水仙の花弁を或いは雪景色に咲く様を見立て造形している。水仙の姿を重ねて菓子にしあげる和菓子伝統の表現力、巧みさを感じる。

(本ブログ関連:”スイセン”、”ヒガンバナ”)

ところで、スイセン(Narcissus、原産 地中海地域)とヒガンバナ(Spider lily、原産 中国)には次のような共通した特徴がある。
・日本での増殖では、スイセンは一般に種がつきにくい(人工的に3倍体品種である)ため、球根で増やす必要がある。またヒガンバナは自然に種子を作れない染色体(3倍体)のため、同じく人手による株分け(球根の分球)する。
・ともに、鱗茎に「リコリン」(C16H17NO4、アルカロイドの一種)の毒性を持つという。


関連資料 -------------

東洋
① Wikipedia: 「水仙」より抜粋
仙人の格づけに、最上位の「天仙」があり、下位に「地仙」、さらに「尸解仙」とつづく。
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和名スイセンという名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもの*。中国で名付けられた漢名の「水仙」は、「仙人天にあるを天仙地にあるを地仙水にあるを水仙」という中国の古典**に由来する。水辺に育ち、仙人のように寿命が長く、清らかなという意味から名付けられたとされる
(* )出典:『効きめと使い方がひと目でわかる 薬草健康法』( 田中孝治著、講談社)
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(**)南京师大学报(社会科学版)「论中国古代的水仙文学」(高峰著、2008年1月1日)
唐代司馬承禎の「天隐子・神解章」の言葉として紹介されている。
ー http://www.zhiwutong.com/news/2008-01/27226.htm

(参考)「<論説>道教の神仙観念の一考察 : 尸解仙について」(宮川尚志、京都大学、1971)
ー https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/238019/1/shirin_054_1_29.pdf


西洋
① Wikipedia: 「スイセン属」より抜粋
スイセンの学名「Narcissus tazetta」の Narcissus から
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(スイセンの)属名である Narcissus という学名は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来する*。ギリシャ神話によれば、ニンフのエコーは愛する美少年ナルキッソス(Narcissos)に振り向いてもらうことができなかったので痩せ細り、声だけの存在になってしまう。エコーを哀れんだ女神ネメシスは、池に映った自らの姿に心酔しているナルキッソスをスイセンの花にしたという*。
(*)大嶋敏昭監修「花色でひける山野草・高山植物」(成美堂出版、2002年)
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スイセンの英語名は「Narcissus」あるいは「daffodil」(フォ-クソング「七つの水仙」の曲名は、”Seven daffodils”)

② Wikipedia: 「エーコー」より抜粋、エーコーが声を失った理由
森のニンフ(精霊)であるエーコーは、一般に「エコー」と語られ、文字通りギリシア語で木霊・反響などを意味する。
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・オウィディウスの『変身物語』*によれば、(ギリシャ神話の主神)ゼウスの浮気相手となった山のニンフたちを助けるためにエーコーはゼウスの妻ヘーラーを相手に長話をしつづけたことがあったこのためにエーコーはヘーラーの怒りを買い自分からは話かけることができず、誰かが話した言葉を繰り返すことしかできないようにされた
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(*)古代ローマの詩人、原題「Metamorphōsēs」


薬効
① 小冊子「植物知識」(牧野富太郎)の「スイセン」の項より抜粋
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Narcissusは麻痺の意
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② 熊本大学薬学部 「今月の薬用植物」サイト
「すいせん(Narcissus tazetta L. var. chinensis Roem.) ひがんばな科(Amaryllidaceae)」(2003年2月) ・・・より抜粋
-http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/flower/H1502.html
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・ラテン名の「Narcissus」はギリシャ神話で美少年と言われるナルキソス(Narkissos)からきたとも言われていますが,ギリシャ語のnarkeという『麻痺させる昏睡無気力』意味の語から由来とされていますスイセンの鱗茎は神経を麻痺させるアルカロイド(Lycorine等)が含まれていますnarkeは英語の麻酔剤narcoticの語源です
・「tazzeta」はイタリア語の小さなコ-ヒ-カップの意味です.副花冠の形が似ているからでしょうか.そんな思いでよく観るとメリ-ゴ-ランドのコ-ヒ-カップに似ている夢のある花です.
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(追記)野鳥「キビタキ
探鳥会のベテランの方から日々配信される会員向けメール(4/19)に、野鳥「キビタキ」の初認報告があった。オスは、頭部が黒く腹にかけて橙色から黄色になり、そのさえずりが明るい。そこで、ネット上の野鳥情報サイトも検索してみた。

「サントリーの愛鳥活動トップ」サイト、「日本の鳥百科」の「キビタキ」の項
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1414.html
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学名ナルシシナ(Ficedula narcissina)、英語ではナルシッサス・フライキャッチャー。ともに「水仙」の意味で、人の目に鮮烈に映るかを物語っていると思います。と同時に、キビタキには、自分の姿の美しさに見とれて、泉のほとりで水仙になってしまったというギリシャ神話の美少年ナルシスの姿を連想させるではありませんか。
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2023年4月16日日曜日

自然観察(17)

自然観察会は、午前中いっぱいを使って定例の公園、同付属「自然観察園」を巡る。今朝の集合時刻には、小さな白い雲が青い空を走っていた。昼ごろに、天気がくずれるかもしれないという話が出たが杞憂に終わった。快晴の下の観察会だった。
- 前回(3/19)の観察会を寝坊で欠席したため、今回頑張って出席した。

(本ブログ関連:”自然観察”)

先おとつい(4/13)の高尾山「スミレ」観察会で足腰をくたびれ果てた私は、幸いにもきょうまでに回復して自然観察の順路を踏破?することができた・・・健康な参加者には当たり前のことだろうけど。
もうひとつ幸いなことがあった。観察開始前の説明会のとき、旧「東京都高尾自然科学博物館」発行の冊子「自然観察シリーズ1 スミレの観察」をいただいた・・・これを機に高尾山をフィールドにできたらと想ったりする。

今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視・カメラで確認したものを整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。最近、カメラを双眼鏡替わりに使用している。

植物
自然観察園では、オドリコソウ、ヒイラギソウの花が広く群生して目立った。
・セリバヒエンソウ: 紫色、外来種で繁殖力が強い(ヒエン=飛燕:戦闘機があった)
・タンポポ: 黄色、日本と西洋のタンポポの交雑化=形態が連続して変化して区別しにくい
※カントウタンポポの高さ: 環境、管理、時期で低い→高い(綿毛を飛ばすとき最も高い)
・オオアマナ: 白色、群生する姿が美しい、ただし繁殖力が強い(侵略性はないようだ)
・ムラサキサギゴケ: 紫色、日影、木洩れ日に咲く美しい花
※ハルジオンとヒメジョオンの区別: ハルジオンの茎(切り口は筒状、葉が茎を抱くよう)
・オドリコソウ: 淡紅色、横から見るとよい=傘をかぶった踊り子の姿が見える
・ラショウモンカズラ: 紫色、高尾山でも見た
・ヒイラギソウ: 青紫色、葉がヒイラギの葉の形に似る
・ムサシアブミ: 葉が花に進化したを想わせる妖とした姿
・キンラン: 黄色、ラン科の花
・イチリンソウ: 白色、木洩れ日に淡く照らされていた
・タツナミソウ: 紫色、シソ科の花
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・コナラ: 4月開花のとき、雄花・雌花が混在する両性花がある
・モチノキ: オスの木、メスの木が別
・オオシマザクラ: 現在、実が赤いサクランボになる前の状態
・ムクロジ: 実の中に羽根つきの玉になる種が見える(実には泡立効果のサポニンがある)

鳥類
野鳥の鳴き声に「さえずり」、「地鳴き」、「谷渡り」があり、言語化した「シジュウカラ」の鳴き声についても解説いただいた。ウグイスの場合、さえずり(ホーホケキョ)、地鳴き(ジッジッ・・・)、谷渡り(ピピピ・・・ピポ~)がある。
・イカル: 観察会の集合場所で鳴き声(自分なり文字表現するのがよいと指導いただく)
・アオゲラ: 遠く隣接緑地にある樹上の1羽を見た(好機にもカメラが震えて撮れず)
・カルガモ: 2羽を自然観察園の「かがみ池」と「ひょうたん池」で見る(同じつがい?)

昆虫
・スジグロシロチョウ: 大分くたびれた姿、羽に黒い筋(モンシロチョウとの違いを解説いただく)
・トウキョウヒメハンミョウ: 幼虫が出入りする「穴」だけ観察(解説いただく)

2023年4月13日木曜日

高尾山のスミレ

自然観察会は月に一度、定例フィールドとは別の地で観察する公開の催事がある。きょう、高尾山の日影沢で「スミレ」を中心に沢道を巡った。

朝方、家を出るとき意外に涼しく感じた。観察地の日影沢でも、その名の通り樹々の陰が覆う林道とせせらぎがあってか、暑さに苦労することはなかった。(現地、八王子方面の最高気温はここ3日連続減じている)

観察会に入会して3年たっているが、相変わらず初心者気分で楽しんでいる。フィールドに一人放り出されると何もできないこともあり、ベテランの方々の指導、解説をいつもありがたく感謝している。推奨いただいた「スミレ ハンドブック」(山田隆彦著、文一総合出版)やルーペなど準備して同行した。

冬から春にかけて見上げるウメやサクラの花と違って、スミレの花は沢道の日蔭にそっと咲く、腰をかがめて観察する小さな花だ。カメラにおさめるのに苦労する。なにより膝痛・腰痛持ちにはこたえる花だ。
写真に撮った36枚の野草のうち、スミレの花はたった3枚(?)しかなかった。
・ツボスミレ(写真左): ツボ=庭に咲く、「ニョイスミレ」の別名とされる
・マルバスミレ(写真中央): 花も葉もまるい(ケマルスミレもマルバスミレに統一
・タカオスミレ(写真右): 高尾山で最初に発見、花期に葉が緑色から薄茶色に変わる
結果、現場の記憶をたどり、図鑑と照合しつつ、解説いただいたことを思い出すのだが・・・。


スミレの花は横を向いている。花柄が、蜜のある「距」と花弁とを支点のように支えている気がする。カメラのマクロ機能を使って限りなく接近しないと、ハンドブックのような写真はむつかしい。ちなみに同書は、花の全体像と、花弁や葉の特徴を示す拡大画像で構成されている。神は細部に宿る・・・わけで。

3年たっても初心者のつもりでいたが、3年たてば足腰が確実に衰える。それで迷惑をかけてしまった。でも、これから仙人の境地して楽しみを続けたいと願っている。

(参考)
牧野富太郎の小冊子「植物知識」(講談社文庫)にスミレの項がる
ー 同項では「スミレ」と「ツボスミレ」の2種について解説がある。
- 巻末注釈(伊藤洋氏)によれば、ツボスミレを「タチツボスミレ」に撤回したとの由。
- 花の香りに日本人は冷淡だが、西洋人と中国人は尊重するといった面白い記述がある。

(雑談)
高尾山の日影沢の名から、「日蔭茶屋事件」なんて思い浮かんだりして。

2023年4月11日火曜日

ハナミズキ

暖かい春の一日だった。このところ寒い冬と違って、外出が苦でなくなった・・・いろいろ公園めぐりができるようになった。
ー 都心では先月(3/25)につづいて、きょうも最高気温が25.0℃の「夏日」になった。

あさって(4/13)、高尾山の「スミレ」観察に参加する、というか連れて行ってもらう。そのため足腰を鍛えたく、出歩るくようにしている。先日(3/21)の「北本自然観察公園」での観察会で、ヨレヨレだった歩行を繰り返したくないからだ。

この時期、遅咲きの「サクラ」を残して、花ごよみは少し先に進んだようだ。「ハナミズキ」が、サクラに代わって歩道や公共施設の敷地で、白や薄紅色の花を見事に咲かせている。

(本ブログ関連:”ハナミズキ”)

満開のサクラと違い、ハナミズキの花は密でない。花々の隙間から枝振りや若葉が見える。サクラの伝統の重さを離れて、外来の身軽さからか風に軽快に揺れて咲く。
それを確認したく、公園の小川に沿った堤の一段高くにある、ハナミズキの並木道をたずねてみた。ここの花は白色がほとんどだ。薄く晴れた空を背景にしたハナミズキに、彩りを補うように紅色の「ツツジ」が咲いていた。


2023年4月10日月曜日

桜マップ(小金井公園)

心地よいポカポカ陽気に誘われ、昼過ぎの「小金井公園」へ、遅咲き*のサクラの花と会えることを期待して訪ねた。日曜日の翌日、平日月曜日にもかかわらず、子ども(幼児)と一緒の親子連れを多く見た。
(*)遅咲きサクラの例年の開花日は、公園パンフレットによれば、きょう・あす(4/10, 11)が最終のようだ。

(本ブログ関連:”小金井公園”)

以下情報については、公園管理センターで配布のパンフレットなどを参照して記した。
-「小金井公園の桜」(東京都公園協会)平成26年
-「小金井公園 さくら ガイドマップ」(東京都公園協会、桜守の会)平成30年
-「桜めぐりマップ -小金井公園周辺エリア-」(小金井公園サービスセンター)令和4年

小金井のサクラ
・古く伝わる「小金井桜」は、江戸期の玉川上水に架かる小金井橋を中心に、八代将軍徳川吉宗の命により両岸に植えられた「ヤマザクラ」並木を指す。その後、鉄道の発達により小金井の花見が栄えることになる。
・新たな「小金井公園」は、昭和15年に計画され、小金井桜に代わる名所として整備された。昭和29年に開園した敷地は広大(現在、80ヘクタール:日比谷公園の5倍、上野恩賜公園の1.5倍)で、サクラの樹が約50品種、1700本ほど植えられている。

公園の東側から入って、西側の「桜の園」で遅咲きのサクラたちを観察した。

公園の東側
・日時計(写真左): 腕時計が1時30分のとき、日時計は1時50分頃を差していた
・ベニバナトキワマンサク(写真中央): 葉を忘れるほど、木全体が紅色に包まれていた
・ツグミ(写真右): 1羽が木立ちの裾に舞い降りてきたので、木陰からそっと覗き見した



公園西側の「桜の園」
・普賢象(写真左):八重咲、園芸種、「普賢菩薩の乗った白象に見立て命名」した
・駿河台匂(写真中央): 一重咲、園芸種、原木が江戸の駿河台にあった、強い芳香(桜餅のクマリンの香り)
・関山: 八重咲、「桜の園」に多数、表札に「海外でも有名」とあり、4/26に同じで写真略
・楊貴妃(写真右): 八重咲、園芸種、「鞠のように集まる花」を楊貴妃になぞらえた



(付記)
遠い公園まで自転車に乗って行ったところ、タイヤがパンクした。急遽、自転車屋で修理を頼んだところ、チューブに傷はなくて、空気バブルのムシゴムが膠着したからとわれた。その現象を説明されたが、分かるようでわからない・・・(とても安価な料金にしてもらったのち)走り出してから、もう一度考えてみたが、やっぱり???
ともかくプロに見てもらったのだから安心して、公園のサクラめぐりをすることができた。

2023年4月6日木曜日

桜マップ

公園のサクラ巡りをした。同園には苗圃(びょうほ)の区画があって、街路樹や公園など公共施設に植えられる苗木を育てているが、サクラは特別で、園内のあちらこちらに多種多様な品種(約40種、約1000本、野生種と園芸種が約半々)が植えられていて、もっぱら桜見などのためかもしれない。

公園サービスセンターに配置の「桜マップ」を片手に巡った。幸い、暖かい日射しと南の風に恵まれて、昼過ぎのんびり観察することができた。「桜マップ」をもっと早く知って、入手していたらと惜しい気がした。
- 本日の最高気温、22.2℃(14:26)

今回の観桜は、<園芸種>の一部をたどった。「桜マップ」に解説があるものは、一部抜粋して次に記す。

関山、嵐山、墨染 (公園管理センター近辺)
・関山(カンザン、写真左): 八重咲、八重桜の代表、花は塩漬けにして桜湯の原料とされる
・嵐山(アラシヤマ、写真中央): 花は一重
・墨染(スミゾメ、写真右): 花は一重



八重紅枝垂、松月 (小川の土手)
・八重紅枝垂(ヤエベニシダレ、写真左):花は八重咲き、枝垂れ枝が風に揺れる様が優美
・松月(ショウゲツ、写真右): 花は八重咲き


隣接の公園にも足を延ばした。若者たちが、一団となって新緑の園路をランニングしていた。春の初々しい光景を見た気がする。

2023年4月5日水曜日

(報道)イ・ソンヒの個人事務所 国税が捜索

韓国の歌手イ・ソンヒは、所属していた事務所「フックエンターテインメント」で師弟関係にあった歌手イ・スンギが独立するにあたり、彼の音源料について同事務所から正当な清算がなかったという事務所代表との報酬支払の問題に関して、支援をしなかったいきさつがある。

(本ブログ関連:”イ・スンギ”)

この問題の経過をキャッチしてこなかったところ、上記の事情と前後するが、以前の「メディメントニュース」の2月22日報道に、イ・ソンヒの個人事務所「ワンエンターテインメント」に国税の捜索が入ったということを知った。以降、問題の広がり方が気になる。

彼女の個人事務所(ネット情報によれば、2013年設立〜2022年8月まで運営された)の存在について初耳であり、また現在、ネット上に同名の芸能事務所(원엔터테인먼트、One원엔터테인먼트)があるが未確認である。

メディメントニュース
「 ’イ·ソンヒの個人事務所’  ワンエンターテインメント、フックエンターテインメント続いて税務調査」(イ・ミンホ 記者、2023.02.22)
https://www.mmnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=17253

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歌手イ・ソンヒの個人事務所ワンエンターテインメントが国税庁の税務調査を受けていることが分かった。

(2月)22日、歌謡界によると、国税庁は先月からワンエンタテインメントを相手にした税務調査を進めている。ワンエンターテインメントは、イ·ソンヒが代表取締役として在職した企画事務所で、昨年廃業の手順を踏んだと伝えられた。

先立って、イ・ソンヒの所属事務所フックエンターテインメントのクォン・ジンヨン代表が会社法人カードの私的流用疑惑に包まれた後、国税庁がフックエンターテインメントが提出した税務資料の検証に乗り出したという報道が出たことがある。

この中で、国税庁がワンエンターテインメントまで照準した背景に関心が集まる。クォン・ジンヨン代表は、ワンエンターテインメント設立当時、社内理事(取締役)に登録されていたと伝えられた。

イ・ソンヒの個人事務所を相手にした国税庁の税務調査の件に対して、フックエンターテインメント関係者は「現在としては特に申し上げることがない」と慎重に話した。
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(追記)
メディメントニュースのサイト検索から、上述の関係者(イ・ソンヒ、イ・スンギ、およびフックエンターテインメント事務所【クォン・ジニョン代表】)について触れた記事タイトルを日付(降順)に列記する。
ー フックエンターテインメント事務所を、「フック」と略称している場合がある
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・2023.01.04: イ・ジンホ「イ・スンギ、イ・ソンヒ告訴は偽り」・・・イ・スンギ「師匠にわずらいにならなぬように」 最後まで礼儀を守る
・2023.01.03: フック、今回はイ・ソンヒのグッズ販売金の横領疑惑・・・フック側の立場は?
・2022.12.28: イ・スンギ - フック間の決済問題に沈黙したイ・ソンヒ、お金のため? イ・ジンホ「金銭的恩恵を受けたから」と主張
・2022.12.26: イ・スンギ広告料の詐取? イ・ソンヒ家族も1%手に入れて・・・フック所属ユン・ヨジョン、イ・ソジン、パク・ミンヨンも被害
・2022.12.07: 「イ・スンギ事態」一波万波の中のユン・ヨジョン、フックと決別の本当の理由は?「家宅捜索・ブランド品の贅沢で信頼壊れる」
・2022.11.27: イ・スンギ vs クォン・ジニョン紛争、YouTubeのイ・ジンホが明らかにしたイ・スンギが四面楚歌である3つの理由?
・2022.11.21: イ・スンギ、27枚アルバム出しても音源収益0ウォン? 所属事務所に内容証明を送る・・・所属事務所「事実確認中」
・2022.11.18: イ・スンギ、所属事務所に内容証明発送?「精算を透明に公開してほしい」・・・契約解除するのか?
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(追記)
4月7日、イ・スンギと女優イ・ダインが結婚式を挙げた際、イ・ソンヒは式場に現れなかったようだ。祝い事でもあり、イ・ソンヒの欠席の事情、イ・スンギとのコミュニケーションの有無などについて、メディアは取り上げることを控えたようだ。

清明 2023

きょうは、二十四節気の「清明(せいめい)」、まさに生命が輝く季節の始まりだ。

江戸時代に出版された「こよみ便覧」*(太玄斎=松平頼救著、天明七年=1787年:版元=蔦屋重三郎ほか)に、清明節(きよくあきら)について「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」( 万物が清々しく明るく美しいころになれば、この芽が何の草かと知れるようになる)と記載されている。清明は、清浄明潔につながる。
(*)こよみ便覧(国立国会図書館デジタルコレクション): https://dl.ndl.go.jp/pid/2536637/1/7

(本ブログ関連:”清明”)

古い中国の「清明節」には、墓掃除で草をむしりするそうだ。「こよみ便覧」にある < 此の芽 >** とは、一体どこで芽吹いたものだろうか。そして、どんな機会、場面に出合ったものだろうか。
(**)樹々が重い冬から覚め、芽吹き始める早春をさす言葉に「木(こ)の芽時」がある。

人は、境界をはっきりさせたくて暦を作った。太陽の動きから、日の出、日の入りが、真東、真西になる切りのいい日を「春分」の日、「秋分」の日と呼んだ。生命については、春分を真ん中にはさんで前後に「啓蟄」と「清明」がある。

二十四節気の個々の名は、何かしらの観点をもって名付けしているのだろう。当たり前といえばそうだが。

2023年4月3日月曜日

花散る桜並木

「桜吹雪」に合いたくて、チャンスをうかがい(知る人ぞ知る)桜並木道に行った。どうやら出遅れてしまったようだ。散った花びらが、路肩に新しく積もり風に舞っていた。残念。
いま、高木の上部に花は残っているが、下部はすっかり新緑に覆われている。西陽を受けて淡い紅の花は白く輝き、新緑は補色の関係からか柔らかな黄緑色に際立っている。


朝と夕の太陽光は、大気を長く透して薄いピンク色のフィルターとなり、景観を染めて艶やかに見せる。そんな印象をカメラに収める技術がないのは残念なことだ。

ChatGPT イ・ソンヒについてのQ&A

人工知能(AI)の技術を使った、自然言語で利用できる「ChatGPT」のチャットサービスを試してみた。
https://openai.com/blog/chatgpt
- ChatGPTの英語画面でサービスを受ける。(Chromeブラウザで、日本語翻訳画面に変更して使うとエラーが発生する)

下記の質問文(日本語)を同じく3回繰り返したところ、その都度、回答文(日本語)の内容・長さに変化があった。今回は2度目の回答文をそのまま転載する。
ChatGPTは、質問欄に質問を入力してエンターキーを押した瞬間、歌手のイ・ソンヒの素晴らしさを的確に(卒なく)回答を出力始めた。回答の情報源が、韓国語、日本語、英米語のいずれなのか(あるいは、すべてを閲覧しからなのか)興味深々だ。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒ”)


質問(日本語入力):「韓国の歌手 イ・ソンヒの素晴らしいところは何か」

回答(日本語出力):
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イ・ソンヒは、豊かな歌唱力と表現力を持ち、韓国音楽界で高い人気を誇る歌手です。彼女の素晴らしいところは次のようなものがあります。

抜群の歌唱力:イ・ソンヒは、幅広い音域と豊かな表現力を持つ歌手であり、彼女の歌唱力は非常に高く評価されています。特に、バラードや感動的な曲を歌う際には、その歌声が聴衆の心に深く響くことで知られています。

感情豊かな表現力:イ・ソンヒは、歌唱力だけでなく、豊かな表現力も持ち合わせています。彼女の歌声には、様々な感情が込められており、聴衆の心を揺さぶる力を持っています。

パフォーマンス力:イ・ソンヒは、ライブパフォーマンスでもその実力を発揮します。彼女のステージは、熱狂的なファンたちでいっぱいになります。

多様な音楽性:イ・ソンヒは、バラードだけでなく、ポップスやR&B、ダンスミュージックなど、様々な音楽ジャンルに挑戦しています。そのため、幅広い年齢層から支持されています。

独自性:イ・ソンヒは、他の歌手とは異なる独自のスタイルを持っており、その個性的な歌声やステージパフォーマンスは、多くのファンたちから愛されています。
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2023年4月1日土曜日

野鳥観察(48)

先月(3月)の野鳥観察(探鳥会、月二回開催)に、朝寝坊と雨天中止のため参加できなかった。だから、今回(4月)はぜひとも出席せねばと出かけた。今月から(~9月まで)、集合時刻が30分繰りあがり、6時30分開始となった。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

早朝、思いのほか寒かった(約 9.5℃)。少し着増ししたが、巡回路の最後になって息苦しくなり反省・・・この時期着合わせが難しい。ちなみに、きょうの最高気温は、22.3℃(13:55)だった。

ところで、公園の「サクラ」は満開に近づき、朝陽をうけて花は白く輝き、地に幹の影を這わす。このタイミングしか見られない荘厳な景色だ。そんなわけで、参加者は花に染まってしまったようだ。会長から「花見じゃないよ」と言われても、ついつい目が桜花に向いてしまう。

きょうもベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視・カメラで確認したものを整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。

鳥類
※ウグイス?: 探鳥会前に公園小入口で、足元から飛上がってさえずる。羽色は暗緑茶色に見えたが・・・
・コジュケイ: 「チョットコイ」 のさえずりが聞こえてきた。姿は確認できず
・ヒヨドリ: 新緑の樹間を飛ぶのが見えた
・エナガ: ベテランの方から「あれ!」と指されても、余りに小さく余りに早い動きで・・・
・オオタカ: 遠く民家のTVアンテナにとまる。幼鳥ということになった


・カルガモ: 小川の水量がちょっと回復したとはいえ、2羽ほど見えた。(あるいは4羽、二度見かもしれない)
・ムクドリ: 少し離れて宙を2羽が舞っていた
※ 確認: 以前単独で観察した、嘴が黒ずんだ「マガモ」♂風のものを「マルガモ」だろうと確認いただいた

植物
・ハナモモ: 集合場所近くに、紅白の混じった花を咲かせていた(園芸種「源平桃」)。
・オオシマザクラ: 写真左・手前(日本の固有種、日本に自生する10or11種あるサクラ属の基本野生種の一つ)
・アマノガワ(桜): 写真左・奥(「オオシマザクラ」系の園芸種)
・オモイガワ(桜): 写真中央(栃木県の小山修道院で栽培された「十月桜」系の園芸種)
・ギョイコウ(桜): 写真右(一部開花、「オオシマザクラ」系の園芸種で萌黄色した花弁)


・ツルニチニチソウ: 低く紫の花が咲く。先日(3/21)の北本自然観察園でも見た
・カエデの花: 紅い花(紅い蕾)が咲いていた


(追記)
動物
- 公式報告の「探鳥会の記録」メール(4/2)から一部転載させていただきます。
・ハクビシン: 「木の上に居て、ハシボソガラスが近くで盛んに鳴いて牽制していました。」と記載