日めくりカレンダーは、日頃気付かない記念日を教えてくれる。今日は、大正11年(1922年)に「鉄道省」により制定された由緒ある「鉄道の日」だ。たまたま外出先で見た光景にあらためて気付かされた。
地元駅の改札前に広がるコンコースに、幼児を連れた大勢の人だかりがあった。見れば、10mほどあるだろうか小さな鉄道模型レールが敷かれ、以前走っていたオレンジ色の電車模型が見えた。人混みは、この模型電車に幼稚・保育園児がまたがって乗る順番待ちのようだ。
父や母の手をしっかり握って緊張顔の幼児を乗せた模型電車は、ほんのわずかな距離だがゆっくり走る。停止して降りるとき、幼児の顔が一瞬でとけて破顔する様が可愛らしく微笑ましい。いい体験をしたことだろう。
会場を取り仕切っていたのは、(鉄道駅員のような制服を着た)高校生たちのようだ。少し離れて眺めていたため、このイベントの詳細(なぜこの街で、この駅で)は分からないが、賑やかで楽しげな空気が辺りにあふれていた。
(少し古いが懐かしいオレンジ色)
(Youtubeに登録のKENに感謝)