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2015年7月9日木曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 時調

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(7/1)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、定型詩「時調시조)」に関わる3曲を紹介した。

始めに、時調の詩形式と、時調による歌について次のように紹介された。
・時調は、高麗末期に完成し、朝鮮時代に流行った。45文字内外で作られ、初章(초장,)、中章(중장)、終章(종장)の3章から成る。基本的に、各章は3または4文字の2句で構成され、3章6句と呼ぶ。時代とともに字数を増やしたものもある。時調は文芸であり、歌(管弦楽に合わせて歌う歌曲(가곡)が代表的)である。

▼ 愛する人と別れを名残惜しむ女性歌曲「平弄(평롱)」から、「北斗七星북두칠성)」を聴く。なぜか煌びやかに聞こえる。

次に、時調による代表的な歌「ノレッカラク(노랫가락)」の成立について次のように紹介された。
・時調は、新羅時代の「郷歌향가)」や高麗時代の歌謡から影響を受けたという。歌詞は簡潔で深い意味がある。朝鮮時代初期、ソンビにより厳格で教訓的な詩が作られた。その中期、妓女も加わり、男女の愛の詩が多くなる。後期には、庶民の暮らしを表現した詩になる。歌の形式も歌曲より自由で民謡のリズムに合わせたりした。歌のリズムの意の「ノレッカラク」が代表的な時調で、妓女黄真伊(황진이)がソンビ李渾源(벽계수)との別れに作った。水が海に流れると元には戻れない、だから月の明かりが照らすうちに留まっていくよう勧めている。この歌に明月(명월)の名が登場するが、黄真伊を指したもの。
・昔、ソンビが楽しんだ歌曲や時調などの歌は「ノレ(노래=人の声)」といい、一方、庶民が楽しんだパンソリや民謡などの歌は、「ソリ(소리=人の音)」と呼ばれた。民謡「ノレッカラク」は、時調に民謡のリズムを付したものといえる。テーマを定めず、その都度多様な時調を繋ぎ歌うのが特徴。時調の歌詞は簡潔ながら、しっかりと意味を含むため、今も多様な形で歌われる。

▼ 京畿地域の民謡「ノレッカラク」を聴く(リンク先解説に感謝)。旋律は聞き慣れたよう、世俗的な響きもする。

最後に、朱子学の原理主義者宋時烈(송시열)の時調「青山島自ず自ず(청산도 절로절로)」について次のように紹介された。
・宋時烈は儒学者で、宋子と呼ばれ、自然と共に生きよとした。

▼ 青山島の自然を歌った、山や水が自然のように道理に従って生きるという「青山島自ず自ず」を聴く。今様に歌う。