受賞理由は表題の通りで、素人には意味不明な言葉が並んでいる。有機化合物の骨格である化学構造を作る炭素結合を、亜鉛やパラジウムなどの触媒を使って容易に組み立てる(合成する)化学反応の研究のようだ。
研究成果は、すでに社会に実用化されているわけで、その原理を知りたければ、化学の教科書を紐解かねばならないのだろうけれど・・・科学雑誌NEWTONの次号に、わかりやすい絵解きの解説記事が載るだろうから、それを読んで納得(分かったつもり)することにしよう。
今晩のTVインタビューで、鈴木章名誉教授は、研究におけるセレンディピティについて次のように語っていた。(msn産経ニュース:2010.10.6 23:10より)
・「セレンディピティとは研究上、運に恵まれるかどうかということで、幸運に巡り会う機会はあっても、それを生かすかどうか、その対応の仕方が肝心。新しいものを見つけようとする気持ち、見つけるための努力が大事で、それを持っているかどうかで、セレンディピティを生かすかどうかは変わってくる」
(追記)
共同研究者の宮浦憲夫(