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2025年5月20日火曜日

今年最初の「真夏日」

昼、スーパーへ買物に出かけたとき、気温は30℃を超えて、太陽の熱射が半袖の腕先をじりじり焼く気がした。バイキングの小峠さん流にいえば、まさに「何て日だ!」。

アメダスによれば、きょうの最高気温は 32.0℃(14:26)に達したようだ。アスファルトの歩道上では、もっと熱かったはず。まさに「真夏日」である。

(本ブログ関連:”真夏日”)

(参考)夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜など気象庁の用語
            ------------------------------------------
            夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
            真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
            猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
            熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)
            ------------------------------------------

ちなみに、今年の月別「最高気温」は次の通り。
            1月:15.2℃
            2月:17.7℃
            3月:25.9℃
            4月:29.2℃

ラジオの天気予報は、このまま夏へ突っ走るのではなく、今日をピークに気温が下り、天気が崩れるとのこと。週末・週明けにかけて雨降りを予想している。
関東・甲信エリアの「梅雨入り」(平年は6月7日)は、どうなるのだろうか。

■ 気象庁
「令和7年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」
    ー https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html

2025年5月19日月曜日

(テレビ漫画)ウッドペッカー 、キツツキ

昔の民放*テレビでアメリカのアニメ(当時「テレビ漫画」といった)が放送されたとき、何より驚いたのはタダで見られることだった。まあそれも、ラジオの民放と同じだと直ぐに気づいたのだが。
(*)民放: 民間放送。NHKは「商業放送」と呼ぶことがある。

鳥を主人公にしたものに、2羽のカラス(カササギ)の「ヘッケルとジャッケル」や、キツツキの「ウッドペッカー」があった。ドタバタ劇の意味では、ネコとネズミの「トムとジェリー」と同様であった。

1960年代初頭に見た、ウッドペッカーの主人公の独特な笑い声(鳴き声)が今も耳に残る。振る舞いからキツツキ(woodpecker)ということは分かったが、キツツキの何という種類かについて関心はなかった。それより、テレビ漫画の世界にどっぷり漬かった。

■ Youtube(登録:sunaf king)
「【懐かしアニメ】ウッドペッカー【OPテーマ】」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=CGuVB_ogSm8


キツツキ

キツツキは、キツツキ科(woodpecker)の名称で、その下に「コゲラ」、「アオゲラ」、「アカゲラ」の種がいる。

実は、野鳥観察(探鳥会)で見たことがあるのは、コゲラとアオゲラだ。鳴き声は今も朧だが、木を突く「ドラミング」を耳にすることがある。以前の探鳥会で、一団が通り過ぎたばかりの木立奥に、コゲラがいたと小学生の会員が伝えた。あわてて大人たちが引き返して観察したことがある。子どもの目は鋭い。

ちなみに、キツツキの各種には「~ゲラ」が末尾に付く。「野鳥の名前  名前の由来と語源」(安部直哉 文、ヤマケイ文庫)は、キツツキの名称になる前段に「ケラツツキ」と呼ばれたことから、「ケラ」について鳴き声に由来していると説明。
・普通の鳴き声: キョキョ、ケッケッ
・軽度の警戒・興奮・驚きの声: キャラララ

2025年5月18日日曜日

BIRDER 6月号

近隣街の本屋に「BIRDER 6月号」(文一総合出版)を求めに出かけた。特集は「観たい! 撮りたい! カワセミ」だ。公園の小川で指し示されてやっと気づく鳥だ。

でも、探鳥会のベテランの方がデイリーに配信される公園周辺の野鳥写真には、カワセミを欠かすことがない。図鑑や写真集で、カワセミの細部をあたりまえのように見るが、フィールドではいったん飛んだら見つづけることも、ましてやカメラにおさめることも、私には到底無理なのだ。

運よく、枯れたアシにとまって静止したものを撮影したことがある。それって、カワセミらしさが、ちょっとしか撮れていないのに気づく。だから、6月号のカワセミの特集は大いに期待した・・・そして機体通りだった。

エサ取りに水面ギリギリに嘴が迫っていく写真、エサを取り上げて舞い上がるときの水しぶきが四方に散り輝いている写真・・・よくぞそこまで細密にとらえたものと感心する。

カワセミの瑠璃色の姿はますます神秘さを増した。


(追記)
合わせて、上記書店で「新版 くらべてわかる 野鳥」(叶内[とのうち]拓哉 著、山と渓谷社)を購入した。実は、同書のポケット版をいつも携帯しているが、その大版(B5版)といえるもので、よく似た鳥・仲間の鳥をまとめて図版にして一覧性がある。見やすく分かりやすい。

(ChatGPT)ブロードウェイ、ハリウッドを発展させたのは

映画製作の独占を目論んだエジソンから逃れるようにして、米国東部の映画関係者が西部のハリウッド移動したといわれる。その役割を果たしたのは、どんな人たちだったのだろうか調べてみた。
  • 東部の「ブロードウェイ」には、ショービジネス(舞台公演)を仕切る先発のユダヤ系移民がいて、後発のユダヤ系移民による映画産業と共存がむつかしかったという話があるが・・・。
  • 西部「ハリウッド」の映画ビジネスの先駆けも同じくユダヤ系の人びとだったことになる。
そこで、ユダヤ系の人びとが果たした役割について、ChatGPT にQ&Aを求めたので結果を載せる。

Q - ①.ブロードウェイを劇場街に仕立て上げたのは、どこからの移民でしょうか?
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A - ①.ブロードウェイを現在のような「劇場街(シアター・ディストリクト)」として発展させた中心的な役割を果たしたのは、<ユダヤ系移民(特に東欧からのユダヤ人> です。

背景と経緯:
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパ(特にロシア帝国ポーランドオーストリア=ハンガリー帝国など)から多くのユダヤ人がアメリカに移住しました。
多くはニューヨークに定住し、その一部が演劇音楽出版といった文化産業に関わるようになりました*。

(*)ブロードウェイのショービジネスが立ち上がったのは、19世紀半ば~後半(1850年代〜1880年代ころ

主な貢献:
興行師プロデューサーとして成功したユダヤ系移民**(例:フローレンツ・ジーグフェルドなど)は、ショービジネスの仕組みを整備し、商業演劇の発展を促しました。
作詞家作曲家としても多くのユダヤ人が活躍し、ブロードウェイのミュージカル文化の土台を築きました。たとえば:
    ー ジョージ・ガーシュウィン(作曲家)
    ー アーヴィング・バーリン(作詞・作曲家)
    ー リチャード・ロジャース(ロジャース&ハマースタインの一人)

(**)Googleの生成AI Gemini は「ユダヤ系移民 」について、次のように回答している。「イディッシュ劇場から発展し作曲家作詞家劇作家プロデューサーとして、ブロードウェイの黄金時代を築き上げました

影響:
彼ら(東欧系ユダヤ移民)の努力によって、ブロードウェイはアメリカ文化の中心として栄え、演劇・ミュージカルのメッカへと成長しました。

要約すると、
東欧系ユダヤ人移民が、ブロードウェイを現在のような劇場街に仕立て上げた主な担い手です。
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Q - ②.アメリカの映画産業が、「ブロードウェイ」のショービジネスと共存せず、米国西部の「ハリウッド」にあるのはどうしてですか?
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A - ②.(回答より抜粋

4. ハリウッドに集まった移民と企業家たち
・ユダヤ系移民の影響:
映画産業の初期、特にニューヨークから移住***したユダヤ系移民が重要な役割を果たしました。彼らはブロードウェイに加えて映画業界でも積極的に関与し、ハリウッドに映画スタジオを設立しました。例えば、パラマウント(ユダヤ系のアドルフ・ザカリー)やMGM(ユダヤ系のルイス・B・メイヤー)など、初期の映画スタジオの設立者たちニューヨークのユダヤ系移民が多かったです。

(***)20世紀初頭(1910年)エジソンが映画権独占を目論んだ東部から西部へ移動して製作。

・実業家たちの集まり:
ハリウッドには、映画産業を商業的に成長させるために集まった実業家や投資家が多くいました。彼らは、ブロードウェイと同じようにショービジネスを扱っていましたが、映画という新しいメディアの商業化に取り組んだため、ブロードウェイのような舞台公演とは異なるアプローチを取ることになりました。
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2025年5月17日土曜日

(ChatGPT)「漢委奴国王印」

ネットを巡っていたら、Youtubeで「漢委奴国王印」の真偽について田中英道氏(1942年2月20日~2025年4月30日)が解説されていた。金印は、教科書的な遺物であり、いかにも冊封(弥生時代の漢王朝との関係)を意味するけれど、発見自体が唐突だなとは思っていた。

■ Youtube(登録: 田中英道のNEW HISTORY)
「【国宝・金印の偽造説】漢委奴国王印の真贋を問う!読み解ける古代日本と中国の関係も田中英道が解説」(2024/08/17)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=jBvUEcHS924

果たして本物だろうかという思いがあったが、(いちおう本物として)次のような疑問を感じ、生成AIのChatGPTにQ&Aを求めたので結果を載せる。

Q.「漢委奴国王印」が発見された場所に、金印以外に、他の古物も残っていたのでしょうか? また、倭王の系統が「漢委奴国王印」を持っていたことで返って不利になる状況があって、隠したという考え方はありますか?
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A.「漢委奴国王印」が発見された場所(福岡県糸島市の志賀島)に、金印以外の古物が見つかっていたのか、またその印章が不利な状況を引き起こす可能性があり、それを隠したという考え方について、いくつかの考察を加えます。

1. 「漢委奴国王印」発見地の他の古物について
志賀島で発見された「漢委奴国王印」自体は非常に重要な遺物ですが、発見場所である志賀島では、金印以外の古物が多数見つかっているわけではありません。しかし、遺跡や発掘調査から、志賀島周辺には古代の倭の国に関連する遺物が出土することがあり島自体が貿易や文化交流の中心的な場所であった可能性があります。

具体的には、以下のような古物が関連して出土したり、考古学的に注目されています*。
(*)どうやら、金印と直接関係(傍証)あるような出土物はなさそうだ。

(1) 土器や石器
古代の人々が使用していた土器や石器が志賀島周辺から発掘されることがあります。これらは日常的な生活や交易活動に関連するものであり、金印とは異なる性質を持っています

(2) 鏡や装飾品
古代の倭国では鏡や金属製の装飾品が重要な役割を果たしており、これらが発掘されることもあります。これらの遺物は、当時の王や支配者層の象徴として使用されていた可能性があり、印章とともに出土しても不思議ではありません

(3) その他の印章や銅鐸
金印に関連する他の印章や、宗教的儀式に使われたと考えられる銅鐸などが出土する可能性もありますが、これらが志賀島から直接発見されたわけではなく、周辺地域で見つかることがあります


2. 「漢委奴国王印」が不利になった可能性と隠した理由
「漢委奴国王印」を持っていたことが不利な状況を引き起こしたという考え方についても、いくつかの仮説が存在します。特に、印章の授与が倭国の支配体制にどのように影響を与えたか、またその後の政治的背景がどうであったかという点に注目すると、以下のような推測が可能です。**
(**)金印を貰っていっとき喜んだものの、状況が変化して持て余した(不利に働く)可能性の説明。

(1) 外部からの圧力国内の政治的対立
「漢委奴国王印」を持つことが不利になる状況があったとすれば、まず考えられるのは、外部との外交的な圧力や、国内の政治的対立です。倭国が漢王朝から印章を受け取ったという事実は、倭国が中国の支配下にあることを示唆するものであり、もしそのことが他の王国や支配者層に知られた場合倭国内部での権力闘争や対外的な外交問題を引き起こした可能性があります。特に、倭国には複数の王国(例えば奴国や博多など)が存在し、支配権を巡る争いがあったと考えられます。これにより、金印を持つことが一部の勢力にとっては不利に働いた可能性があるのです。

(2) 「倭の王権」の正統性を巡る問題
金印を授与されることは、倭国の王が漢の朝廷から正当な王として認められた証として重要な意味を持ちますが、同時にこれが倭国の王権の正当性を問われる問題を引き起こした可能性もあります。例えば、後に倭国の支配者が金印を持つことに疑問を持ち、あるいは正当性を主張する際にそれが足枷になった場合印章を隠すという判断がなされることも考えられます。

(3) 「漢の支配下」に置かれることの恐れ
また、倭国の王が金印を持つことは、倭国が漢王朝の支配下に組み込まれる恐れがあるという不安を生じさせる可能性もあります。印章を受け取ること自体が、倭国が漢の属国であることを意味すると捉えられ、内外の圧力から逃れるために印章を隠す、あるいは記録を遺さないという行動に繋がった可能性もあります。

(4) 外交的な立場の変化
倭国が漢王朝から金印を受けた後、外交的な立場が変化した場合、特に中国との関係が変わったり他の外国勢力との関係を重視する必要が生じた場合、金印を持ち続けることが逆に不利になることもあります。このような状況が生じた場合、金印を隠すという行動に出た可能性があります。

3. 隠した理由についての総合的な考察
「漢委奴国王印」を隠すという行動があった場合、その理由は以下のように考えられます:
内部的な政治闘争:他の王族や貴族との権力闘争が影響し、金印が一部の勢力にとって不利に働く可能性があった。
外交的圧力:倭国が漢王朝の支配下に置かれることを避けるため、金印が隠された可能性がある。
王権の正当性を巡る問題:金印を持っていることで、倭国の王の正当性が問われる状況に陥ることを恐れた。

隠された理由が「作為的な隠匿」であったかどうかは不明ですが、倭国がその後、金印の存在をどのように扱ったかという点で、一定の外交的・政治的な計算が働いていた可能性は高いと言えます。

結論
「漢委奴国王印」が発見された志賀島には、金印以外の古物も発見される可能性があるが直接的な証拠は少ないことが分かります。また、金印を隠した理由については、内部の政治闘争外交的な立場を守るため倭国の王が金印を持つことが不利に働く状況があったことも考えられます
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2025年5月16日金曜日

夏の海 「ラ・メール」

きっと誰れもが聞き覚えのある「ラ・メール」(作詞・作曲 シャルル・トレネ、1946年)の曲は、作者トレネ(1913年~2001年)が16歳の時に作った歌詞に、シャンソンとジャズの旋律を加えたという・・・フランス語を知らないので、歌詞について何ともおぼろだが・・・旋律は美しく軽快である。

英語版は、ジャック・ローレンスが英語詞をつけ、ボビー・ダーリンが歌った「ビヨンド・ザ・シー」(1960年)としてリリースされたが、歌詞はフランス語版とは無縁とのこと。(ネットの種々訳詞を参考にして)どこか風景画風な「ラ・メール」に対して、若者の恋する願いのような「ビヨンド・ザ・シー」といったところだろうか。つまり場面の遠近を以って区分けできるような気がする。

それより、夏風の流れるように、あるいは海へいざなうように軽やかなフランス語原曲の雰囲気はよい。次のYoutubeの映像で、穏やかでぬくもりのある発声で歌う歌手タチアナ・エバ・マリエには、いろいろな意味で、さらに一歩親近感を感じる気がする。

■ Youtube(登録: Tatiana Eva-Marie)
①「Tatiana Eva-Marie & Avalon Jazz Band - La Mer ("Beyond The Sea" in FRENCH)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=a5Za8pKGT2E


②「Tatiana Eva-Marie & Avalon Jazz Band - LA VIE EN ROSE (Edith Piaf)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=UM0SSu8iclw

2025年5月14日水曜日

公園の南側

公園を東西に横切る幹線道路を越えた南側に大きな広場「大芝生」があって、陽射しの緩い昼間(11:50)、幼稚園や保育園の園児たちが遊んでいるのが見えた。広い空間のせいか、遊び声が空に抜けて聞こえてこないのが不思議。また、同行したと思われる母親たちが遠くから見守っているのも微笑ましい。

そんな公園にもう一つの広場「少年デイ・キャンプ場」がある。前回(4/21)来たとき、黄色の花を一斉に咲かせた「カントウタンポポ」の群落があったが、今回は白い綿毛の群落に変わっていた。次の写真のように、まるでアニメの世界のような不思議な光景だ。

2025年5月13日火曜日

自然観察園の午後

陽射しの強い(25℃)昼過ぎ、公園併設の自然観察園は初夏を迎えて(晩春という気分はさらさらない)、木立の葉が一斉に繁り、視界を遮っている・・・その結果、観察園の駐輪場にたくさんの自転車があるのに、園内では来園者の姿に気付きにくいほど。

先日(5/4)開催の、多摩霊園に隣接する「浅間山」観察会に参加しなかったため、ここ自然観察園で(「ニッコウキスゲ」の変種である)黄色の花が咲く「ムサシノキスゲ」が見られるとのことで来たが、残念ながら姿を確認できなかった。その代わりに、一見似た感じの黄色の花の咲く「キショウブ」を「かがみ池」の水辺で見た。
同池内にある仕切り板に、「カルガモ」が2羽たたずんでいた。やがて、ゆたり泳ぎ、静かに飛び去った(番(つが)いは、うらやましいほどに呼吸の調和がとれていた)。
観察園内のあちこちに、落ち着いた紫の花の咲く「シラン」の群生が、先日(5/1)より広がっているような気がする。

スイカズラ(写真左)、ヤブヘビイチゴ(写真右)
・甘い蜜があり、子どもたちが吸ったという「スイカズラ(吸い葛)」が、観察園入り口付近の東側通路に見られる。花は白から黄色の変わるそうで、妖しく華奢な花の姿に魅かれる。
・スイカズラを見た散策路の足元に、隠れるようにして点在する「ヤブヘビイチゴ」の赤い実に気付く。プクプクとした実は充分大きくて、口にしてみたい・・・無毒だが、味はないとのこと。よく見れば、ここかしこに見つかる。

5月の満月(フラワー・ムーン)

きょう(旧暦4/16)の「満月」を、花の5月にふさわしく、米国の農事暦で「フラワー・ムーン」と呼ぶ。実は、本日の日付に変わった深夜の午前1時56分に満月を迎えている。まあ、それでも今晩の月は限りなく丸く見えるので、「21時頃に南の方角、高度 62.3度」(Search Labs)に浮かぶ姿を見てみたい。

(本ブログ関連:”5月の満月(フラワー・ムーン)”、”満月”)

■  日本気象協会(tenki.jp)
「2025年の『フラワームーン』はいつ?  名前の意味と由来は」(中川裕美子、更新:2025年05月01日)
    ー https://tenki.jp/suppl/y_nakagawa/2024/05/21/32454.html#sub-title-c

5月の花といえば、花より先に、1620年に英国のイングランドからアメリカ大陸へ渡航した「ピルグリム・ファーザーズ」*が乗船した船名が出てくる。
(*)ピルグリム・ファーザーズ: イングランドのカルヴァン派の流れをくむ非国教徒の一つで、清教徒(ピューリタン)の一派「独立教徒(インデペンデント)」。(以上、Search Labs)

同じ海洋国でありながらと思うことがある。英国のピューリタンの独立教徒は、宗教的信念から大西洋を横断して新天地を求めたが、日本の江戸時代のクリスチャンは、隠れキリシタンとなって身を隠した。だが、独立教徒たちは渡航先で侵略者に身を変じた。

「メイフラワー」という響きに、初夏の穏やかな陽射しを受けた花が見える。バラ、カーネーション、ライラック、ツツジ、スズラン、ポピー、フジ、ハナショウブ、スミレ等々。

合わせて、5月は気象庁の季節区分で春(3月~5月)の終わりだが、すっかり初夏の気分である。初夏を知らせる鳥「カッコウ」も気になるところ。

(本ブログ関連:”カッコウ”)

2025年5月12日月曜日

愛鳥週間(日本鳥類保護連盟)

5月10日~16日の一週間は、「日本鳥類保護連盟」が設けた「愛鳥週間」にあたる。とはいえ、関連のイベントに参加するわけでもなく、心構えとして鳥たちのことを思い返したい。ところで、野鳥関係の団体に「日本野鳥の会」がある。どちらかといえば、こちらの方が一般の野鳥観察者になじみがあるような気がする。

日本鳥類保護連盟と日本野鳥の会の関係性について、Gemini に問うてみた結果を次に記す。

Gemini とのQ&Aから抜粋
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・設立の経緯が異なり、日本鳥類保護連盟研究者主導日本野鳥の会はより一般の愛鳥家も含む形で発足しました。
・活動の重点も異なり、日本鳥類保護連盟は普及啓発や行政との連携日本野鳥の会は実践的な保護活動や自然観察の普及に力を入れています。
・ただし、日本の野鳥保護という共通の目標に向かって活動しており、協力関係を持つこともあります。例えば、地面に落ちた野鳥のヒナへの対応を啓発する共同キャンペーンなどを実施しています。
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■ Youtube(登録:① turkeytv、② Matt van Dam)
ストップモーションを含むスラップスティック・コメディ。<金食い鳥(Metal eating bird)> が産んだ卵から自動車が出てくるのを見て、男(Charles Bowers)は取らぬ狸の皮算用するが・・・。

① 「It's A Bird (1930)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=Z4I15-7L0ss

② 「Charley Bowers ”It’s A Bird” 1930 full length!」(最後に①の内容が出てくる完全版)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=9z-0SAOcFEI
ほら話しを紹介するラジオ番組に、自動車解体場で働く主人公(Charlie)が出て次の話をする。解体品をいろいろ始末したが行き詰まり、金食い鳥の講座に出かけてその鳥を知り、捕らえようと各地・各国を巡った結果、アフリカの地にたどり着く。そこで偶然見つけた虫を金属色に塗ってエサにしたて鳥を捕まえる。アメリカに連れ戻って、廃品置き場に鳥を置いたところ、(上記の)能力を知ることになる。

2025年5月11日日曜日

母の日 2025、新緑の桜並木

4月初旬に満開のサクラを楽しんだ秘密(自称)のサクラ並木道は、すっかり衣替えして深い青葉におおわれている。「母の日」のきょう、緑陰の並木道を通り抜けたのは、軽自動車2台とコミュニティ・バス1台、そして私だけ。5月の第二日曜日の静かな昼過ぎ(12:58)だった。

(本ブログ関連:”母の日”)

Chromeの「検索」で表示されるニュース記事「都内のど真ん中に・・・湧水池」

Chromeの「検索」ボタンを押すと表示されるニュース記事に、都内で建築基礎工事中の敷地が池になってしまった話題を報じていた。

■ togetter
「都内のど真ん中にマンション建てようと工事してたら、大量の湧き水が出てきて池になってしまった『昔の地図や地質を見ると…』」(2025年5月7日)
    ー https://togetter.com/li/2547896

場所は、記事から目黒区の「伊勢脇天祖神社」付近のようだ(さすがに住所番地まで記載されていないが)。現場は、過去にアパートがあった <崖下の窪地> とかで、Google MAPの3D映像で探すと場所がらがよく分かる。

■ 記事コメント
国分寺崖線の上段にある武蔵台地で生活するものにとって、湧水は関心がある、記事は多くのコメントで構成されていて、その中からなるほどと思う解説をピックアップさせていただく。
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・みむら屋🍬🎀❅@SweetchesP
        ー があって神社があってって水源でよくあるようなロケーションだなー
・ぐらもる/地盤の相談はこちら/㈱ジーエーシーサポート/地盤調査屋@_gac_support
        ー東京の地盤というサイトから、近くの小学校のボーリングデータを見ると火山灰であるローム層の下に砂礫層(武蔵野礫層)が薄く分布しています
        ー そこが透水層となって、掘ると水が湧くことがあります
        ー 掘削面には赤茶色のローム層が確認されるので、砂礫層もありそうですね
・HONDA,So「東京暗渠学改訂版 失われた川を読む・紡ぐ・愉しむ」発売中@hondaso
        ー もともと湧水池があり、蛇崩川の支流が流れ出していた窪地。池は埋め立てられ川は暗渠になったが、掘り返したことで池が復活したようなかたちに。
        ー(左:25cmメッシュ23区を加工 右:大東京編入地区明細図(1932))
・白たまうどん(🍓🦀)@shigurekiaka
        ー ここら付近はもともと湧水が多い地域なのよね。ここの近くの瀧泉寺とか湧水で有名なくらいには湧いてる。
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なるほど、崖下「窪地」で、「蛇崩川の支流が流れていた」とか、近くの高台に神社があり、湧水でしられる「瀧泉寺」があり・・・、となれば水はけがよい訳だ。コンクリート基礎工事のあとが水溜まりの水面下に見えるのは、関係者にとって大変なことだろう。

調節池と暗渠
ちなみに、湧水について、国分寺崖線の斜面を利用して、明治期に別荘が造られたりして、武蔵野の自然を風流として楽しんだようだが、野川の氾濫を避けるため、現在は 武蔵野公園に二つの調節池【第1、第2】が設けられている(さらに、調布飛行場脇に大沢調節池【第1、第2】がある)。
また暗渠について、国分寺崖線に沿った野川上流や、台地上の窪地をぬって流れる仙川も地下に隠れている部分がある。


■ Chromeの「検索」で表示されるニュース
Chromeの「検索」で表示されるニュース記事は次のよう選択しているそうだ。
- なるほど私の関心ごとに合っているわけだ。
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Chromeの「検索」で表示されるニュースは、Google検索の「トップニュース」または「Discover」機能によって表示されます。これらの機能は、検索キーワードやユーザーの過去の検索履歴に基づいて、関連性の高いニュース記事を自動的に選んで表示するものです。
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2025年5月9日金曜日

夢路より(Beautiful Dreamer)

スティーブン・フォスターの最後の歌といわれる、古き良き時代のディズニー音楽を思わせるような(セレナード、または感傷的なバラード)、あるいは讃美歌のような旋律の、名曲「夢路より*(Beautiful Dreamer**)」がある。日本語歌詞は「夢路よりかえりて」で始まる。
(*)KKBOX  楽曲「夢路より」安田祥子(作詞 津川圭一(訳詞)、作曲 フォスター)
    ー https://www.kkbox.com/jp/ja/song/LaX5kfs5zEPTgtjR4o
(**)「Beautiful Dreamer」英語・日本語対訳歌詞(Wikipedia「夢見る人」)

フォスターの最後は悲しい。

ルイ・アームストロングが、エド・サリバンショーで歌い、軽快にジャズアレンジして演奏している。英語歌詞は「美しき夢見る人よ、私のために目覚めておくれ」で始まる。(テレビショーについては、Youtubeの解説蘭に語られている。)

■ Youtube(登録:The Ed Sullivan Show)
Louis Armstrong "Beautiful Dreamer" on The Ed Sullivan Show
    ー https://www.youtube.com/watch?v=K1zyaaUZ4rY

2025年5月8日木曜日

忘れっぽくなること

きょう、体操教室へ出席する気まんまんだったが、PCに夢中になってタイミングを失してしまった。とりとめもなくネットの閲覧にはまって、気付いたときには時刻がとっくに過ぎていた次第。

先程、ポットの湯でインスタントコーヒーを飲もうとしたが、もっと熱くしたくて電子レンジで加熱した。その間、PCに熱中してしまい、気付いたときには電子レンジの中でコーヒーが冷めていた次第。

きょうは、赤十字の創設者で、スイスの「ジャン=アンリ・デュナン」の誕生日(1828年5月8日~1910年10月30日)だ。彼の人生は順調といかず、波乱万丈の終盤、「第1回ノーベル平和賞」(1901年)を受賞したが、最後は静かに去ったという。

「クリミア戦争」(1853年~1856年)の戦場で傷病兵の看護につくしたイギリスの「フローレンス・ナイチンゲール」(1820年5月12日~1910年8月13日)に対し、デュナンは彼女を高く評価した。けれど、彼女は赤十字活動に関わらなかった(赤十字の考え方、運営の仕方について意見を異にしていた)という。

知っているようで知らないことがいっぱいある。まして私生活のことなど知る由もない。

2025年5月7日水曜日

(資料)テレビ画像の変化

近ごろテレビの映像(色調、コントラスト)が進化している。わが家のテレビ受像機は昔のままなのに画像が映画並みに進化しているように見えるのはどうしてだろう。

昭和を懐古して、過去に放送されたテレビ映像を見る機会があって驚いた。古い蒸気機関車の山野を走る画面が、まるでピンぼけ画面のように見えたのだ。昔は、気にもならなかったのだが。

放送局が送信する画像品質の進化が、受像機の性能よりも遅れていたことがわかる。
ー デジタル化して、さらに進化(撮影技術)の余地があるのではないかということだが。

逆説的だが、受像機の解像度の性能を4K,8K,16K,32Kと上げていっても、人間の視覚が追いつかないのではと思う。未来の人間は、高い解像度を求めるのだろうか。

昔の電話について、「電話で用いられる音声の周波数帯域が3.4kHz(300Hz~3400Hz)である理由は、人間の声の周波数帯域が4kHz以下で、かつ電話回線の品質伝送方式を考慮すると、この範囲が最も効率的に音声情報を伝送できるため」だった。(Search Labs)
・・・人間の感覚・感度ってのは、こんなものじゃないかな。3.4kHzあれば、喋っている相手が誰れだか充分識別できるのだ。

そこで、近ごろのテレビの映像がどうしてクリアなのか、生成AI(Gemini、ChatGPT)に次のようにQ&Aしてみた。

■ 生成AIの「Gemini」

Q.最近の日本のテレビCMやドラマの映像が、アメリカの映画やテレビドラマのような、濃いい色調になった気がしますが、カメラの精度が進化したのでしょうか?
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A.日本のテレビCMやドラマの映像が、アメリカの映画やテレビドラマのような濃い色調になったと感じられるのは、いくつかの要因が考えられます。

1. カメラや映像技術の進化:
・高画質化: 近年、カメラや映像機器の性能が飛躍的に向上し、より豊かな色彩コントラストを表現できるようになりました。これにより、制作者はより意図した色調で映像を制作できるようになりました。
・HDR技術: ハイダイナミックレンジ(HDR)技術の普及により、明暗差の大きいシーンでも、より自然でリアルな映像表現が可能になりました。これにより、映像全体の色彩がより鮮やかに、かつ奥行きのあるものになっています。

2. 映像制作のトレンド:
・映画的な表現: 近年、テレビCMやドラマでも、映画のような高品質な映像表現が求められる傾向にあります。そのため、ハリウッド映画などで見られるような、色彩豊かコントラストの強い映像が取り入れられるようになりました。
・カラーグレーディング: 映像の色調を調整するカラーグレーディング技術の進化により、制作者はより細かく、より多様な色表現を行えるようになりました。これにより、映像の雰囲気を大きく左右する色調を、作品のテーマや意図に合わせて自在に調整できるようになりました。

3. 視聴環境の変化:
・テレビの高画質化: 4Kテレビ有機ELテレビなど、高画質なテレビの普及により、映像の色表現能力が向上しました。これにより、制作者が意図した色調を、視聴者がより正確に認識できるようになりました。
インターネット動画配信: NetflixやAmazonプライム・ビデオなど、インターネット動画配信サービスの普及により、高品質な映像コンテンツに触れる機会が増えました。これにより、視聴者の映像に対する美的感覚が変化し、より鮮やかコントラストの強い映像を好む傾向が強まった可能性も考えられます。

これらの要因が複合的に作用し、日本のテレビCMやドラマの映像が、以前に比べて濃い色調になったと感じられるのではないでしょうか。
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■ 生成AIの「ChatGPT」

Q.日本のテレビ映像が、アメリカのように濃い色調になった気がする、カメラ精度が進化したのか?
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A.鋭い観察ですね。日本のテレビ映像が「アメリカのように濃い色調」になったと感じられる理由には、いくつかの技術的・演出的な要因が考えられます。主な理由は以下の通りです:

 1. カメラと映像機材の進化
・センサー性能の向上により、ダイナミックレンジ(明暗差)を広く捉えられるようになり、よりコントラストの強い、くっきりした映像が撮れるようになっています。
HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影・放送の普及により、従来よりも色の階調や明るさが豊かに表現されるようになっています。

 2. カラグレ(カラーグレーディング)の手法の変化
・最近の日本のドラマやバラエティでも、映画風のカラーグレーディングが行われることが増えてきました。これはアメリカや韓国の映像制作の影響とも言われています。
・特に配信向けコンテンツ(Netflixなど)では、「濃い・深い色調」が好まれる傾向があるため、それに合わせて演出が変わってきています。

3. 放送・視聴環境の変化
・視聴者のテレビが4K対応・HDR対応になってきたことで、コンテンツ制作者側も「より鮮やかで映画的な映像作り」を意識するようになっています。
かつてのSD画質(地デジ前)とは違い、今では高精細・高発色な映像が標準になりつつあります。

4. 制作スタイルのグローバル化
・海外との共同制作や、海外スタッフ・機材の使用が増えてきたため、撮影スタイルやポストプロダクションが国際化し、結果的にアメリカ的な映像美に近づいています。

 例:以前と比べてどう変わったか
昔のNHK大河ドラマ:明るめ、フラットな映像
最近のNHKドラマやNetflix作品コントラスト強め影を活かした立体感のある画づくり

つまり、「カメラの進化」だけでなく映像制作の考え方や表現のトレンドが変化してきたことが、色調の違いに強く影響しているんです。
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2025年5月6日火曜日

振替休暇の5月6日は 雨

どうやら、きょうは一日(夕方まで)雨のようだ。かすかに、シトシトと雨音がする。その分、静けさが強調される。なんだか落ち着いた気分になってくる。出歩くのに向かないからかもしれないが・・・。

夏にふさわしい*雨の歌がある。「城ヶ島の雨」(作詞 北原白秋、作曲 梁田貞[やなだ ただし]、1913年)だ。とても詩的な景色が浮かんでくる。けれど、北原白秋が三崎に住むことになった経緯を知ると、詩の世界が歪んで見えてくるのは・・・市井の人間の限界か。それでも、この詩はよい。
(*)生成AIは、のきなみ <晩秋> というが・・・。

(本ブログ関連:”北原白秋”)

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雨はふるふる 城ヶ島の磯に 利休鼠の雨がふる
雨は眞珠か 夜明の霧か それともわたしの忍び泣き
舟はゆくゆく 通り矢のはなを 濡れて帆あげた ぬしの舟
ええ 舟は櫓(ろ)でやる 櫓は唄でやる 唄は船頭さんの心意気
雨はふるふる 日はうす曇る 舟はゆくゆく 帆がかすむ
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■ Youtube(登録:uchukyoku1)
「奥田良三 Ryozo Okuda (Ten.)_「城ヶ島の雨」 on Victrola VVJ1-91」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=aaBp0hkFIdA



北原白秋の「城ヶ島の雨」の歌詞を解説してくださいと、生成AIの「Gemini」や「ChatGPT」とQ&Aを試みたが、言葉の取り違いがあったりして残念。一見もっともらしいのだが・・・。

(参考)
■「俺の日本舞踊」
「大和楽『城ヶ島の雨(じょうがしまのあめ)』歌詞と解説」(2021年6月26日)
    ー https://oreno-nihonbuyou.com/jogashimano-ame/

2025年5月5日月曜日

立夏 2025、こどもの日

きょうは二十四節気の「立夏」であり、合わせて国民の祝日「こどもの日」でもある。
夏の気配が立ち始めるという <立夏> にふさわしく、きょうは南の暖かい風が強く心地よい。面白いことに、ゴールデンウィークに近所を賑わせていた子どもたちの声がさっぱり聞こえてこないのだ・・・まさに <子どもの日> で、家族そろって遊びに出かけたのだろう。

(本ブログ関連:”立夏”、”こどもの日”)

古き良き時代のディズニーのアニメ「子どもの夢」を見てみたい。

■ ディズニー(登録: ムービーコン - アニメ)
シリー・シンフォニー*(Silly Symphony) #70「子どもの夢(原題:Wynken, Blynken, and Nod)」(1938.5.27)
(*)シリー・シンフォニー:「1929年~1939年にかけて、ウォルト・ディズニー・プロダクションズが制作した75本のミュージカル短編映画からなるアニメーション・シリーズである。」(e-Wikipedia
    ー https://www.youtube.com/watch?v=VozAvEHlJyE



生成AI「Gemini」との Q&A
Q.ディズニーの短編アニメーション「Wynken, Blynken, and Nod」のタイトルには、何か意味が込められているのでしょうか?
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A.「Wynken, Blynken, and Nod」というタイトルは、元になったユージン・フィールド(Eugene Field、1850~1895)の同名の詩**に由来しており、詩の内容と深く結びついています。
(**)詩の冒頭:「ある夜、ウィンケン、ブリンケン、ノッドは / 木靴に乗って出帆しました。 / 水晶のような光の川を航行し、 / 夜露の海へ船を進めました。」

詩の最後に明かされるのですが、WynkenとBlynkenは子供の二つの目を、Nodはうなずく頭を表しています***。そして、彼らが夜の海に漕ぎ出す木靴の舟は、子供の寝台を象徴しているのです。
(***)彼らは、一人の子どもだったことが明らかになる。

つまり、このタイトルは、眠りにつく子供たちのまぶたの動き(まばたき)うなずく様子を、夜の海で星を釣りに行く三人の漁師に見立てた、詩的で優しいイメージを表していると言えるでしょう。ディズニーの短編アニメーションも、この詩の持つ幻想的で夢のような世界観を映像で表現しています。
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2025年5月4日日曜日

みどりの日 2025

きょうは国民の祝日「みどりの日」で、祝日法に「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」と説明されているという。

(本ブログ関連:”みどりの日”)

とはいえ、一般的には「ゴールデンウィーク」の連続性*のため設けられたような気がしないでもない。さらにいえば、4月29日の「昭和の日」を加えると長期の連休が組める。
(*)「ゴールデンウィーク」の連続性
       ・ 5月3日 「憲法記念日」
       ・ 5月4日 「みどりの日」
       ・ 5月5日 「こどもの日」

<みどり> の語感から、草原や森林といったイメージが浮かんでくる。東京でいえば、やがてくる梅雨の前のひとときの晴れ間だ。この機会(ゴールデンウィーク)に、自然に親しみたいものだが、歳とともに出歩くのがしんどくなっている。

まだ若いころ、高尾山を歩を休めず駆け足で一気に登ったことがある。今ならケーブルカーに乗るに決まっているが・・・というか、そもそも京王線に乗って「高尾山口駅」まで行くのもキツイに決まっている。

昔、色彩の <みどり(緑)>と<あお(青)> をどのように識別していたかといえば、どうやら日本語でも英語でも、青(blue)があり、その後に緑(green)が分化したようだ。つまり、人間らしさから <みどり> は<あお> よりも新しい感覚といえるかもしれない。

(本ブログ関連:”青と緑”)

2025年5月3日土曜日

野鳥観察(81)、憲法記念日

「アメダス」の記録によると、昨夕(5/2、17:00~18:00)、気温 15.1℃ の中、久し振りに雨が激しく降った(雨量 22.5mm)ことになる。ただし家の中にいて、さほど気付くことはなかった。予報ではもっと激しい雨になるはずだった・・・「雨雲レーダー」を見ると雨雲の形が変化し複雑に動く。わが家の方面には厳しくなかったようだ。

今朝早く、野鳥観察(探鳥会)へ出かけようと門前を見て驚いた・・・雨上がりの路上に木の葉が散らり貼り付いていたのだ。昨夕の雨風が激しかったことが分かる。

陽は高く上り、まぶし過ぎるほど。朝陽に照らされた街路樹は、姿を鮮明に浮き出して見えた。まるで、昨夕の雨風に塵や汚れを洗い流されたようだ。公園の集合場所に近づくと、夏の高原のような気配がした・・・澄んだ風が木立の間を絶え間なく流れていた。

今回、わたしは、林間に「カラス」や「ハト」、小川に「カルガモ」くらいしか目視できなかった。「シジュウカラ」や「クイナ」は目視のチャンスを逃したし、その他の野鳥は後に配信いただく観察記録を見直して気づくしかない。それでも、81回目の野鳥観察会に参加したことにしたい。結果として、次の通り植物観察を記すことになったが・・・。


イチハツ(写真左)、ニセアカシア(写真見)
・アヤメ属の「イチハツ(一初)」が、木陰に藤紫色の花を見せていた。色合いが見事優美。もしかしたら、園芸種として植えられたのではないだろうかとのこと。
・終着点に戻る小川沿いの路で、見上げると落葉高木のハリエンジュ*(針槐)属の「ニセアカシア(pseudo-acacia)」が葉の隙間に白い花を咲かせていた。青い空を背景に朝陽を受けて輝いて見えた。
(*)「ハリエンジュ」(植物学上の標準和名)は、ニセアカシアの別名でもある。


憲法について余り身近に感じていないため、メディアが取り上げたら視聴してみたい。

2025年5月2日金曜日

(資料)時空を超えた愛の映画「アデライン、100年目の恋」と・・・

ネットを巡っていたら、映画アデライン、100年目の恋(原題:The Age of Adaline)」(2015年)を紹介するYoutubeがあった。時空を超えた恋愛を描いたファンタジーだ。まあ、ちょっと若い女性向きの物語といっていいのかもしれない。

■ Youtube(登録:ansson rongstad)
「不老不死を手に入れた女性が108歳まで生きた結果【アデライン、100年目の恋】《映画》」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=M9XVVx9PUyg


伝説「八百比丘尼」
上記映画について、「事故の影響で老化が止まり、100年以上も生き続けた女性の数奇な運命を描いている」(Wikipedia)ということから、まず思い浮かんだのは、伝説「八百比丘尼」(たまたま人魚の肉を食べてしまった少女が八百~千歳の長寿を得てしまう)だ。ただし、伝説には恋愛要素が見受けられない・・・比丘尼を主人公としていることから、仏教説話の要素が大きい。

(本ブログ関連:”八百比丘尼”)

映画「ある日どこかで(原題:Somewhere in Time)」
創作に悩んだ脚本家が、旅に出た先のホテルに併設の資料館で、舞台女優の古い写真と出会う。彼女の美しさに衝撃を受けた彼は、いつの間にか過去の世界へ戻り女優を探して恋に落ちる。原作のきっかけは、舞台女優「モード・アダムズ」の写真からインスピレーションを受けたようだ。
このストーリー、アメリカのシニア夫婦に絶大に受け入れられ、いまでいう「聖地巡礼」のごとく、映画の舞台となったホテルで、毎年物語にちなんだ催しが開かれている。

(本ブログ関連:”ある日どこかで”、”モード・アダムズ”)

レイブラッドベリ の短編「みずうみ」
時空をこえた物語に、レイブラッドベリ の短編「みずうみ」があるが、あまりも痛ましい展開なので本ブログのリンク先を示すのみ。

(本ブログ関連:”みずうみ”、”レイ・ブラッドベリ”)

昔のアメリカのTV番組「アウターリミッツ」(毎週内容が変わる)だったと思う。ある回に、少年が深い森をさ迷い、古い館にたどり着き、そこに住む少女と出会う物語があった。二人の展開が進むのだが、少女は館とともに忽然と消える。いってみれば、女性を神聖化する少年の幻想かも知れない。暗い映像に合わせて流れる、古いイングランドの音楽を思わせる旋律が印象的だった。

(本ブログ関連:”グリーンスリーブス”)

これも昔のアメリカのTV番組「世にも不思議な物語」(毎週内容が変わる)で、「(死産を経験して後、アルコール依存になった)冷え切った(中年の)妻のもとに、破綻した結婚生活をやり直したいと願う<若い頃の夫>(ウォーレン・ベイティ)がやってくる」(原題:"The Visitor")という回がある。こちらは、大人の愛の物語である。
ところで物語に、雨の降る道を走る車が窪地に落ちる場面がある。まるで上記映画「アデライン、100年目の恋」で、車が雪中の川に転落するのに通じる気がする。

(本ブログ関連:”世にも不思議な物語”)

■ Youtube(登録:つむともきのムービーチャンネル)
「世にも不思議な物語 1 『時空を超えた再会』(1/2)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=YS3LD2bqpfw&t=744s
「世にも不思議な物語 2 『時空を超えた再会』(2/2)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=NpbFAm8Xiuc&t=580s


2025年5月1日木曜日

自然観察園、八十八夜

暖かな陽射しのもと、心地よい南の風が吹く。そんな昼過ぎ(午後2時)、公園併設の「自然観察園」へ出かけた。

(本ブログ関連:”自然観察園”)

コバノタツナミ(写真左)、オドリコソウ(写真右)
・目指す野草が見つからず、観察園の東奥へ進んだとき、「コバノタツナミ」の群れに出会った。木洩れ日の下に突然現れた白い花は、実に清楚だ。紫色の花が咲く「タツナミソウ」の仲間だそうで、白い花は「白花品種として区分される」(Wikipedia)という。
・観察園内の随所に「オドリコソウ」が群生している。散策路を巡っていると、白い花のオドリコソウと出会った。そういえば、目を凝らすとあちこちに見つかる。オドリコソウの花は薄紅色と思っていたが、白いものもあることを知った。花の色の違いを陽の当たり方のせいかとネットで調べたが、そうでもないようだ。そもそも、オドリコソウは陽当たりのよい場所で好んで生育するという。


シラン(写真左)、ミズヒキ(写真右)
・観察園入口から金網柵に沿って少し東に進むと、南向きの小さな斜面に、鮮やかな紅紫色~紺色の「シラン」の花が群生していた。とても目立つたたずまいだ。
・観察園入口に近い金網柵の足元に、葉に奇妙な記号が付いた野草がいる。写真に撮って、自然観察センターに尋ねたところ、「ミズヒキ」だろうとの回答を得た。
ー 「時季(初夏の頃)によっては葉に『八』の字の模様(鼻緒のような模様)が入る。」という。(Wikipedia)


観察園の「かがみ池」は水が干上がって、あちこち水底が顔を出している。そんな岸辺を、「キセキレイ」がいつものように1羽歩いていた。また、干上がった場所で「カルガモ」が1羽、首をすくめて休息していた。


きょうは、「八十八夜」とのこと。

■ Youtube(登録:ひまわり [童謡・唱歌・日本のうた] )
「茶摘み(♬夏も近づく八十八夜)byひまわり×6🌻【合唱/日本の歌百選】歌詞付き」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=D6R0UJqjHXQ

2025年4月30日水曜日

きょうで4月が終わり、ことしも1/3過ぎた

きょうで4月が終わる。あっという間に、今年も「3分の1が過ぎた」ことになる(こんな風に、区切りのいい終わり方として、この後、6月の末に「2分の1が終わった」と語ることになるだろう)。

気象庁の季節区分で、「春」は3~5月で、後5月を残すのみ。6月初旬に東京では「梅雨入り」になる。せわしい「夏」が待っている。

(本ブログ関連:”梅雨入り”)

もうすぐ夏がやって来る、その前に・・・

■ Youtube(登録:クレイジーケンバンド - トピック)
CKB 13thアルバム 『ITALIAN GARDEN』: 「Early Summer」  夏っ子
    ー https://www.youtube.com/watch?v=IBJVKfmeHzo

2025年4月29日火曜日

昭和の日(昭和100年)

きょうは、国民の祝日「昭和の日」で、昭和世代にとってわずかに残った証のような日である。テレビの芸能番組では、過去を懐かしむ最も古い時代として扱われる。そりゃそうだろう、今年は <昭和100年> にあたるのだから。

昭和世代にとって、最大のできごとといえば、戦前・戦後と語られる歴史的区分となった「WWⅡ(第2次世界大戦)」だろう。それに参戦した当時の日本政府は「大東亜戦争」と閣議決定した。一方、連合国側は「太平洋戦争」と呼んだ。

ブログに記したことだが、随分と以前、新入社員から「戦争に行ったのですか」とたずねられた経験がある・・・若者にとって、WWⅡについての話し振りから、私はすでに遠い過去の人間のように思われたのかもしれない。

演歌に「昭和最後の秋のこと」(阿久悠 作詞、浜圭介 作曲、1999年)がある。ともにハスキーボイスの森進一と桂銀淑が歌った。森進一は、意外にあっさりと唄い流している。桂銀淑には、今となっては昭和をどう思っていたのか知りたいところだ。
私は、この歌をカラオケの持ち歌にした。歌うほど万感胸に迫るものがあったが、戦争を経験した人たちに(この歌が)どう受け入れられたのか知らない。

(本ブログ関連:”昭和最後の秋のこと”)

■ Youtube(登録: cbrbn)
「昭和最後の秋のこと  森進一 mori sinichi」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=9yV_Mbmn8IY

2025年4月28日月曜日

バナナのスムージー

子どものころ、バナナはめったに口にできない果物だった。繁華街の路上で、バナナの叩き売りを見かけると、大人たちの隙間から売人の口上を見たものだ・・・親父は、そんな私の執着に応えてくれなかったが。バナナは気軽に食べるものではないことを承知した、

(本ブログ関連:”バナナ”)

それでも、随分以前からのことだが、バナナをスーパーで手軽に買えるようになった。

近ごろ、(小型のミキサーのような)ミルサーを使って、バナナのスムージーを飲んでいる。スムージーなんて表現をするため、ネットでジュースとの違いを確認したところ、繊維質のまま砕いたものをスムージーといい、繊維質を取り除いたものをジュースというそうだ。

作り方を工夫をしている。といっても、バナナ1本を3cmほどに小さく輪切りして、ヨーグルトを大さじ3杯ほど足したところに、ミルクを注ぎ、砂糖を少々加える。5秒x3回ほどミルサーをまわすと、口にとろやかなバナナのスムージーが出来あがる。

ところで、歳とともに、バナナのスムージーを飲み干した後、喉の奥にイガイガ感が増している。これは、リンゴの場合もそうだ。花粉症がゆるくなったのに反比例して、 果物のアレルギー感が増してきたようだ。
子どものとき、好きな色が「黄色」だったのは、バナナへのあこがれにちなんだはずなのに。バナナが次第に遠くになりそうで心配だ。

2025年4月27日日曜日

札幌のサクラが満開

ウェザーマップの情報によれば、きょう、札幌のサクラが満開に達っしたという。満開の賑やかさが北上し、列島を一巡した。ここに至って、薄紅色のサクラは、花吹雪とともに4月の温もりの中に溶け込んでいくことになる。5月も間近。

すでに武蔵野のサクラ並木はすっかり緑の若葉を装い、その後を追ったハナミズキの花も終えつつある。

■ ウェザーマップ
「さくらの開花・満開発表履歴 2025」
    ー https://sakura.weathermap.jp/sp/point.php?city=Sapporo
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【4月27日 札幌 さくらの満開日】平年より9日早い。昨年より3日遅い。(27日15:34発表
【4月26日 室蘭 さくらの開花日】平年より8日早い。昨年と同日八幡宮。(26日15:44発表)
【4月23日 札幌 さくらの開花日】平年より8日早い。昨年より5日遅い。(23日15:45発表)
【4月23日 函館 さくらの開花日】平年より5日早い。昨年より5日遅い。五稜郭公園。(23日15:06発表)
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ところで、わたしたちは北国に対して、なぜか共通の思いをはせる。演歌の世界だ。「あの故郷(ふるさと)へ 帰ろかな 帰ろかな」と唄うとき、サクラの花が咲いたと知ったとき、遠くにあった郷土が急に近くなる。いまでも、演歌は郷土(ふるさと)を歌ってくれる。

(本ブログ関連:”故郷”)

■ Youtube(登録: 泰言)
「北国の春 千昌夫」(作詞 いではく、作曲 遠藤実)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=Bvbbx78NBIU

2025年4月26日土曜日

野鳥観察のフィールドから脱落

早朝、野鳥観察(探鳥会)に出かけた。(6:20ころ)気温 14.5℃、北東の風・風速 5.6m/sec 、気温はまあまあだけど、風向きが北東で、風速が思いのほかあって、集合地点で待ち合わせするころには冷え込んでしまった。

朝の挨拶をしていたとき、鼻水が出てきた。しかも、鼻の奥がムズムズしてクシャミを連発した。4回目のクシャミのとき腰が悲鳴を上げたようだ。それから調子を崩したらしく、フィールドに入ってしばらくしてきつくなり・・・ 同行を断念した。
結果、きょうの野鳥観察会への参加回数を表記に記すこと能わず、ただ脱落したことを示すのみ。

帰宅後、昼過ぎに、残念な思いがして街に出た。書店に寄って、「東京都三多摩原人」(久住昌之著、集英社文庫)を手にした。始めから興味深い話題の連発だ。「仙川」をむかし「どぶ川」と呼んだこと、三多摩の由来(西多摩、北多摩、南多摩)のことなど・・・。

九州から東京に来たのが小学校高学年で、福岡県の地理をしっかり学んだ後だった。そのころ、東京の小学校では都内の地理を終えていた時期になる。だから、東京の区や市の位置関係をいまもよく分からずにいる。東京都の行政白地図に市区の名前を完璧に書き込む自信がない。
それでも、三多摩という言葉には魅かれる・・・むかし、使ったような気がする。

2025年4月25日金曜日

自然観察園、オドリコソウとコナラの雄花、野川の旧石器時代展

昼過ぎ(15:00~16:00)、公園に併設の自然観察園へ出かけた。鈍色に重く雲が垂れこめた空は、いつでも雨が降りそうな気配がした。そんな中でも、来園者がぽつりぽつりいた。
結局のところ、雨に濡れることなく巡ることができた。

オドリコソウ
観察園内のあちこちに、「オドリコソウ」が群落となって花を咲かせていた。前回(4/16)訪問した時と比べて、圧倒的な広がりに驚いた。年を経るごとに群落の大きさが変わってきたような気がする・・・。


コナラの雄花
観察園内の「ひょうたん池」に、「コナラ」の雄花が水面を埋めるほどに浮かんでいた。公園で配布の「レンジャーミニ図鑑」(テーマ別に印刷)に次のように解説されている。
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コナラ(小楢)
・特徴:若葉は銀色に見える
・花の大きさ:約0.3cm
4~5月に黄色っぽい花をさかせます。雌花は葉の根元につき雄花はひものように集まります。武蔵野の林を代表する気で、公園にも多いです。
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落下していた、ひも状の雄花の長さは 7.5cm ほどあった。


「野川中流域の旧石器時代」展
改装された「自然観察センター」は、野川流域で発見された 35,000年以前の旧石器時代の遺物を紹介している。テーブル上に展示された国分寺崖線の立体模型を俯瞰して見るのは楽しい・・・まるで、鉄道模型のジオラマを想い起させる。また、いろいろな種類の旧石器標本は、ガラスケースのなかにおさまっている。成形した黒曜石の輝きが美しい。

2025年4月24日木曜日

(資料)マキノの日

きょうは、牧野富太郎(1862年5月22日〈文久2年4月24日〉~ 1957年〈昭和32年〉1月18日)博士の生誕(旧暦の文久2年4月24日)を記念して、高知県立「牧野植物園」は「マキノの日」と制定している。

(本ブログ関連:”牧野富太郎”)

牧野富太郎博士が収集した標本類は、主に東京都立大学の「牧野標本館」に、また、蔵書・直筆原稿・植物画などは高知県立「牧野植物園」の「牧野富太郎記念館」に保管されている。

■ ChatGPTとのQ&A
Q.牧野富太郎博士が採集・収集した標本は、現在どこに保管されていますか?
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A.牧野富太郎博士が生涯をかけて採集・収集した膨大な植物標本は、現在、主に以下の2つの施設に保管されています。​

1.東京都立大学 牧野標本館(八王子市)
牧野標本館は、1958年に牧野博士の遺族から寄贈された約40万点の未整理標本を整理・保管するために設立されました。​現在では、これらを中心に藻類・コケ・シダ・裸子・被子植物など約50万点の標本を所蔵しています。​特に、牧野博士が新種として発表したタイプ標本や、絶滅した植物の標本など、貴重な資料が多数含まれています。​標本は学術研究や教育に活用されており、一般の方々にも一部が展示されています 。​

2.高知県立牧野植物園
高知県立牧野植物園は、牧野博士の出身地であり、博士の業績を顕彰するための施設です。​ここには、博士が描いた植物画や、博士の研究活動に関連する資料が展示されています。​また、東京都立大学に寄贈された標本の一部も移管されており、標本の保存・展示が行われています 。​

これらの施設は、牧野博士の植物学に対する情熱と業績を後世に伝える重要な拠点となっています。​特に東京都立大学 牧野標本館では、標本の閲覧や貸出が行われており、研究者や一般の方々に広く利用されています。
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(付記)
アカデミックな世界で、有機化学 + 代謝生理学 → 生化学 → 分子生物学 へと進化していく中で、生物の分類学(植物系統分類学)は、次第に隅に追いやられた時代があった。今は、DNA解析を元に系統樹が再構成されたりしている。もしかしたら、流行りの「多様性」(本来、生態学の用語のはず)といった言葉で、復帰する側面があるのかもしれない。

2025年4月23日水曜日

オナガ

野鳥観察(探鳥会)のベテランの方が、会員へ毎日観察した結果を複数の写真を添えてメール配信されている。先日の写真に、「オナガ」(カラス科、雌雄同色、留鳥)の群れがあった。ちょうどそのころ、近所の電柱のいただきに、オナガが1羽とまっているのを見た。何で1羽だけといぶかしんだ。

(本ブログ関連:”オナガ”)

九州から、父の転勤で東京に来たとき、杉並の社宅にオナガの群れがしょっちゅうやって来て、庭木にぶら下がるようにして小休止しては、せわしく飛び去った。今まで見たことのない鳥だった。それは、黒い頭と対称に腹は白く、グレイの背につづく尾は美しい淡青色をしていた。しばらく、調和のとれた色彩に関心を持っていたが、やがて「カラス」の仲間であることに気付いた。実に喧しいのだ。

鳴き声について、どの野鳥図鑑や歳時記を見ても好意的とはいえない。
・「ゲー」、「ギィーイ」、「ゲッ」、「キュキュキュ・・・」
    ー 「くらべてわかる野鳥」(叶内拓哉著、山と渓谷社)
・「グェーイ」、「グェーイグェーイグェーイ」、「ビリビリビリ」
    ー 「野鳥」(正木広造監修・写真、永岡書店)
・「ゲーイゲイゲイ」
    ー 「庭や街で愛でる 野鳥の本」(大橋弘一著、山と渓谷社)
・「ギェーエ」、「ギューエ」
    ー 「野鳥歳時記」(山谷春満著、冨山房百科文庫)

オナガの分布
現在、関東から北日本に棲息するという。かつて九州にもいたという話がある。
・「1970年代までは本州全土および九州の一部で観察されたが、1980年代以降西日本で繁殖は確認されておらず、留鳥として姿を見ることはなくなった。」(Wikipedia
・上記の写真図鑑「野鳥」でも「かつては九州にも分布していた」とある。
これには驚いた。九州(北九州)にいたころ小学生だったとはいえ、これほどの大きさなら覚えていそうなものだが・・・。
・上記の(原寸大図鑑)「庭や街で愛でる 野鳥の本」に、世界で見たとき、(ユーラシア大陸の両端の)東アジアとイベリア半島のスペイン・ポルトガルに棲息しているという。東洋との香辛料貿易で連れられてヨーロッパに渡ったと考えられたが、イベリア半島に4万年以前のオナガの化石が発見されたそうだ。 

2025年4月21日月曜日

公園の花咲く樹々

このところ「夏日」(最高気温 25℃以上の日)が続いている(除:4/20)。きょうの昼下がり(14:30~15:30ころ)、日射しと暖かさにつられて2つの公園を巡った。下記の樹の花以外に、タンポポ(カントウタンポポ)の群落と、小川に「ダイサギ」が1羽いるのを見た。

月日(曜日)最高気温℃(時刻)
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4/17(木)    25.4
4/18(金)    26.2
4/19(土)    29.2
4/20(日)    24.8 13:46)
4/21(月)    26.0  (14:34)
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月曜日の平日ながら、2つの公園を流れる小川で、子どもたちが水遊びしている姿が見られた。かれらにとって、春と夏の区別はないようだ・・・遊びをせんとや生まれけん。何よりの驚きは、保護者の姿を見かけないことだ(確かに、この小川の水深は全く問題ないのだが)。

シャクナゲ
公園南側に、「シャクナゲ(石楠花)」の樹(丈3mほど)が立っていて、真紅で大振りの花を全体に飾っている。原産地はヒマラヤ山麓だそうだが、むしろ灼熱の乾燥地帯の方が似合っていそうな気がする・・・それほどに、情熱的な花だ。

(本ブログ関連:”シャクナゲ”)


ハナミズキ(写真左側2枚)、ヤマボウシ(右側2枚)
「サクラ」の後を追うように、「ハナミズキ(花水木)」の花(白や紅)が咲き、東京の街路樹を1位で飾っている。それに対して、「ヤマボウシ」の花(白)は身近でない。両者ともに「ミズキ属」に位置し、花は花弁でなく「総苞」である。花をアップした写真を載せたが、余りにそっくりなのに焦ってしまった(ヤマボウシの花は先が尖っている)。

(本ブログ関連:”ハナミズキ”、”ヤマボウシ”)

2025年4月20日日曜日

穀雨 2025、春の雨、葭(ヨシ)と葦(アシ)

きょうは二十四節気の「穀雨(こくう)」、春の雨は植物にとって恵みの雨で、この後の夏の日のもとですくすく成長を促す。

(本ブログ関連:”穀雨”)

4月に入っての雨は、4/1~3、4/10-11、4/13-14だけ(きょうまで約3割の降雨)で、晴れが勝っている。いい具合に雨が降ってくれているようだが、公園の小川の水位や自然観察園の池の貯水が心配。最高気温も今週末に夏日が続いていて、しばらく雨が望めないのだろうか。

春の雨
Googleの生成AI「Gemini」に、春の雨につけられる名を挙げてもらった。
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春雨(はるさめ):  しとしとと静かに降り続く春の代表的な雨です。潤いをもたらし、草木を芽吹かせる優しい雨というイメージがありますね。
菜種梅雨(なたねつゆ):  菜の花が咲く頃に降る、しとしととした長雨のことです。梅雨という言葉が入っていますが、梅雨よりも早く、3月から4月頃にみられます。
木の芽雨(きのめあめ):  草木の芽が出始める頃に降る雨です。新しい生命の息吹を感じさせる、希望に満ちた雨ですね。
催花雨(さいかう):  花を咲かせるのを促すように降る雨のことです。特に桜の開花を待ちわびる気持ちと結びつけられることが多いです。
甘雨(かんう):  草木を潤し、万物に恵みを与える、喜ばしい雨のことです。春の雨は、まさにこの甘雨という言葉がぴったりくるものが多いでしょう。
小糠雨(こぬかあめ):  非常に細かい、霧のような雨のことです。しっとりと辺りを濡らす、静かで繊細な印象を与えます。
霧雨(きりさめ): 霧のように細かい雨のことです。小糠雨と似ていますが、より空気中に漂っているようなイメージがあります。
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この他に、桜が咲くころの「花時雨(はなつゆ)」、春の長雨の「春霖(しゅんりん)」(=菜種梅雨)などがある。


七十二候
「穀雨」の期間を三つに分ける「七十二候」はつぎの通り。
・初候: 始生(よし はじめて しょうず) 水辺の葭/葦( あし)が芽を吹き始めるころ
・次候: 止出苗(しも やんで なえ いず) 霜が終わり稲の苗が健やかにそだつころ
・末候: 牡丹華(ぼたん はな さく) 牡丹の花が咲きだすころ


葭(ヨシ)と葦(アシ)
・葭/葦:  葭(ヨシ)と葦(アシ)は同じイネ科ヨシ属の多年草(ヨシはアシの音のイメージを避けて名付けられた)。水湿地の地下茎(根茎)の節からひげ根を出して次つぎ生える。葉先は垂れ、茎は中空で節がない(茎を編んで作った簾(すだれ)で、日よけ(葦簀(よしず)張り)にしたりする。また、水の浄化にもつながるため、「吉原」の地名に通じる。(「自然観察会」の会長の解説・資料などより)
・Wikipediaに、「4~5月に採取した若芽」を調理して食用にできると紹介がある。

2025年4月18日金曜日

シバザクラ

街の通りに信号機があり、その足元近くの敷地に「シバザクラ」*の薄紅紫の花が絨毯のようにびっしりと植えられていた。集合住宅の駐車場の角地であり、敷き詰める余裕があるのだろう。その場を通り過ぎて、引き返してポケットサイズのコンデジで撮った(次の3枚とも)。民家の草木の花が、いかに美しくても、カメラを取り出して撮影するのは今どきあり得ないが、今回は、場所がら大目に見ていただけるだろう。
(*)シバザクラに園芸種がいくつもあるだろうけれど、Googleの画像検索で同定した。


シバザクラについて、図鑑を見たが直接該当するものがない。Wikipediaの記載もあっさりしていて、この花の属名は「フロックス属」といい、「① キキョウナデシコ(草丈15~50cm)、② クサキョウチクトウ(草丈40–120cm)、③ シバザクラ」があり、「シバザクラのように数cm程の高さにしかならない種も多い」とある。人気の花なのに地味な扱いだ。

4月~5月、シバザクラで知られる公園でフェアやイベントが開かれるようだ。
これらのフェアやイベントは、人工的な栽培のためか、自然観察の立場でみなでうかがうことはないため、個人的に出向くしかない。それはそれで大変な・きついことで・・・。

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2025年4月17日木曜日

(Gemini)ホンダのジェット機から宇宙のこと

Googleの生成AI Gemini に、ホンダのジェット機から宇宙のことまで聞いた(たずねた)。回答から、本当に夢のある、本気でやり遂げる企業だなと思った。

質問した言葉だけ記す。
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ホンダジェット機を制作した技術者は、どんな経歴の人たちですか? もともと自動車の技術者としてホンダに採用された人たちですか、それとも、航空技術に関係する会社からの転職者たちが多いですか?

ホンダがジェット機開発に興味を持ち、開発に着手したのはいつ頃からですか?

現在のホンダジェット機の開発に、日本とアメリカの技術者が参加しているようですが、日米の開発の分担はどのようになっているのでしょうか?

ホンダジェット機の販売は、国別にみるとどのような割合になっているでしょうか?

ホンダにおける、ホンダジェット機の売り上げは、現在~将来(計画)に渡って、どれくらいの規模と割合でしょうか?

(参考)「ライトビジネスジェット 市場規模・予測 2025 に 2032」(stlentyd、2025.04.02)
        ー https://pando.life/article/975457

想像ですが、ホンダが航空機事業を出発点として進化し、将来、宇宙産業に乗り出す気配はあるでしょうか?
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技術を捨てない、技術者を見捨てない企業だとつくづく感じた。

2025年4月16日水曜日

自然観察園の黄色い花

春の陽は次第に長くなって、午後3時過ぎでも鋭くまぶしい。そんな中、公園に併設の「自然観察園」へ出かけた。観察園は、4時30分に閉園するので、滞在時間はわずかだったが、それでもちらほらと来園者の姿が見えた。

今回は、春らしい陽気な黄色の花を探した。日射しが強く、ポケットサイズのコンデジカメラでは上手くいかず、黄色の花弁が真っ白に写っていたりした。できるだけ、そんな花弁をのぞいて選んだものを次に並べてみる。

ヤマブキ(写真左)、クサノオウ(写真中央)、ヤマブキソウ(写真右)
① 観察園入口に、草花の写真を地図に付した掲示板がある。その掲示板の傍に、落葉低木「ヤマブキ」の木立が黄色の花を咲かせている。
② 同じく掲示板の横に「クサノオウ」が黄色の花を密集して咲いている。
③ ヤマブキと似た花を咲かす「ヤマブキソウ」の群落がある。一面黄色の花が広がっているのは圧巻だ。


カントウタンポポ(写真左)、キジムシロ(写真右)
④ 春の黄色といえばタンポポだろう。萼片が上向きから「カントウタンポポ」と判別した。
⑤ 小さな斜面に、「キジムシロ」の黄色の花が密集して塊りになって、存在を示していた。


ちなみに、観察園の「かがみ池」の少ない水溜まりに、「カルガモ」が2羽より添うように浮かんでいた。