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2025年2月18日火曜日

雨水 2025、ペリトコール

きょうは、二十四節気の「雨水(うすい)」で、降る雪が雨に変わり、畑地を潤し農耕を始める目安となる。そして、この雨水の期間を初候・次候・末候の三つに分ける「七十二候」にも、「雨・霞(かすみ)・芽吹」の春の息吹が並ぶ。

(本ブログ関連:”雨水”)

七十二候
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・初候: 土脉潤起(どみゃく うるおい おこる)早春の雨が降って大地が湿り始める
・次候: 霞始靆(かすみ はじめて たなびく)春霞がたなびき始める
・末候: 草木萌動(そうもく もえうごく):草木が芽吹き始める
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関東ローム層の武蔵野台地は、土地がら、山から解けだした水が流れ来ることはなく、この時期、地元の畑は野菜の栽培を終えたようですっかり露地になり、さびしく乾いている。

そんな乾燥が続いているきのう(2/17)の昼下がり、家の前の路地が黒く濡れていた。乾燥した通りを久し振りに短時間湿らせたときのにおいがした。乾いたアスファルトの道が、小雨で湿ったときに発するにおい(雨の匂い)のもとを、土壌や岩石が湿ったとき放出する「ペリトコール」という。
ペリトコールの語源は、ギリシャ語の「岩」を意味する「ペトラ(petra)」と、神話で神々の血管の中を流れていたとされる「イコル(īchōr)」に由来する(Googleの検索AI「Search Labs」)。「石のエッセンス」とも呼ぶそうで、石好きにはたまらぬよいネーミングだ。

次の「ウェザーニュース」には、雨の降り始め・雨上がりに気付く <におい> について紹介がある。

■ウェザーニュース
「“降り始め”と“雨上がり”で違う!? 『雨の匂い』の正体は?」(2020/06/30)
    ー https://weathernews.jp/s/topics/202006/260095/#google_vignette

ところで天気予報に反して、きのうから寒気が戻ってきたようで、今週いっぱい居座る模様。先週末を3月並みの暖かさで過ごせたのに、残念なことである。

昨晩の天気予報では、最強寒気に長期が付いて「最強長期寒気」と表現していた・・・今朝の予報で、この寒さは来週末(or 中ごろ)まで続くという。寒気さんへ言いたい、「きょうは、このくらいにしてやる」といった捨てぜりふを吐いて去ってくれ。今度こそは、本当の春を迎えさせて欲しいものだ。