きょうは、二十四節気の「処暑(しょしょ)」。暑さもすでにピークに至って、後はゆるやかに反転するだけ。そういえば、朝や夜の水道の蛇口から流れ出る水が、ヒンヤリするのに気づく。
(本ブログ関連:”処暑”)
小学生の夏休みは、きょうを含めてあと11日間ほど。ツクツクボウシの鳴き声を聞きながら、宿題の仕上げに追われてあくせくしていることだろう。子どもたちの夏の終わりは、明るくせわしくて、実に健康的だ。
大人になると、この時期を「夏の終わり」と口にすると、急に気恥ずかしくなるだろう。
夏の入りの歌は、これから始まる何かに期待を込めるものが多いけれど、夏の終わりになると、熱射に燃えた興奮とはしゃぎから冷めて、あるいは情熱の経験も終わり、思い出となってしまう。バラード風になる。そんな映画がある。
映画「おもいでの夏」(19781年)
若者(15歳の少年)が妄想と経験をした夏。残念ながら未見の映画であるが、音楽は知られて、美しくセンチメンタルである。(音楽 Michel Legrand)
ー WWⅡ下、1942年の夏、ニューイングランド沖の小島に来た少年は、ある新婚の若妻に魅かれる。
(「おもいでの夏(The Summer of '42)」、Youtube登録:8823 macaron)