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2021年4月26日月曜日

シジュウカラのさえずり

庭に生えた「ドクダミ」を抜いていたとき、どこからか「シジュウカラ」のさえずりが聞こえてきた。探鳥会で耳にした「ツピ・ツピ」といった鳴き声だが、「ツピ」が3回だったり、4回、5回、たまに6回だったりすることがあった。

(本ブログ関連:”シジュウカラ”)

鳴き方に順序があるようには感じなかった。研究者ならじっくり観察、録音して分析するのだろうけれど。日射しの強さから逃げて日影に退散したりするような者に、じっと腰を据えて耳を傾ける気力はなかった。ただ、「ツピ」の回数が気になっただけ。面白いことに、回数の多いさえずりのとき、最後の回が「ツピ」とならず「ツ」で終わったりする。

ネットを見まわしていたところ、面白い記事を見つけた。シジュウカラのさえずりのバリエーションについてだ。

■日経電子版 - 「ライフコラム 生きものがたり」
「1年に食べる虫は12万5千匹 大食漢のシジュウカラ」(2014/3/8)(抜粋)
https://style.nikkei.com/article/DGXNASDG2605U_R00C14A3000000/
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シジュウカラの地鳴き(雌雄や季節を問わない鳴き方)は何十通りもあるが、さえずり(雄の繁殖期だけの鳴き方)は単純でわかりやすい。とは言え、基本形である2音「ツーピー」のほか、3音「ツツピ」、時に4音「ツツピピ」を繰り返すこともある。年明けに始まるさえずりは2音を2、3回繰り返すだけのことが多いが、春本番に向けてそろそろ繰り返しが増え、微妙ながらバリエーションも増えてくる。

さえずりには「雌を呼ぶ」「縄張りを宣言する」という2つの意味があるとされ、近年、バリエーションが多い雄ほどもてるとか、縄張り防衛にたけているという研究結果が報告されるようになった
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他のネット情報によれば、シジュウカラの鳴き方には、実は高度なコミュニケーション(単語や文構造)を実現するといった研究があるという。その辺になると話をうかがうまでで、フィールドで確かめるには程遠い耳学問に終わってしまいそうだ。