暖かいとはこんなにありがたいことかと思わせる朝だった。考えてみれば、微妙な温度差の中で、寒いだの暑いだのいっているわけで、ちょっと春の兆しがあれば喜び、冬の寒さがつづけばがっかりする。
朝の廊下、朝の水道水・・・生垣の沈丁花、そして、通り道を遊び場に変える子供たちの声に、確かに春を感じる。
「春よこい」(作詞: 相馬 御風、作曲:弘田 龍太郎、1923年(大正12年)作曲)はいいな。幼い子どもには、大人が感覚することでしか理解できない春を、まるで呼びかければ応えてくれる愛すべきもののように歌っている。子どもたちは、きっと春風ともおはなしができるのだろう。うらやましいものだ。
(Youtubeに登録の99970097に感謝)