栃木県鹿沼市粟野町にある層状マンガン鉱床の発光路(ほっこうじ)鉱山に、栃木県の鉱物採集会の会員とxаякава氏と共に鉱物採集に行く。早朝の鹿沼方面は深い霧に覆われていたが、粟野町の空は透き通るように晴れて、景観の一部に始まった紅葉を楽しむことができた。「発光路」の地名の由来について、山岳宗教と関係があるとか、「光」は日光につながる意とか話題があった。
ログハウスの廃墟が並ぶ林を進む。途中の沢に発光路鉱山の露頭が残っている。木立に陽が遮られるなか次の鉱物を採集した。どちらかといえば、顕微鏡サイズの採集である。ベテランтакэути氏の実地レクチャーがなければ難しかっただろう。
・採集したもの:バラ輝石、マンガンパイロスマライト(要確認:方解石をHClで溶かす)
・いただきもの:硅ニッケル鉱、霰石、ハウチェコルン鉱、トウチェク鉱(未確認)