今日12/22は、冬至である。昼が一番短い日というべきか、それとも、これから昼が長くなる日というべきか。ついでに今日の寒さを底にして、これから暖かくなればありがたいが、そうもいかないようだ。
「東国歳時記」(洪錫謨 著)の冬至の項を見ると、次のように食べ物について記されている。
「冬至の日を亞歳(あさい)※という。この日には赤豆の粥をつくる。これに糯米の粉でつくった鳥の卵状の団子をいれるが、その心には蜂蜜がはいっている。この赤豆粥は、冬至の日の時食であり、祭祀のときの供え物としても使われる。また豆の汁を門板に灑(そそ)いで厄払いにする。・・・」
※注釈によれば、「歳朝に亞(つ)ぐという小正月の意味。」とのこと。歳朝とは歳(とし)の初め、年始の意。
赤豆粥はまさに、お汁粉そのものである。団子に包んだ蜂蜜で甘さをとれるようにしているところが楽しい。
ニッコリア(ni-KOREA)に掲載の「冬至に食べるパッチュク(小豆粥:팥죽)」(2007年12月22日)で、この食べものについての習俗や調理まで知ることができる。記載者の家庭がうかがえるよい記事である。
記載者「ジンちゃん」は、KBS WORLD radioで、当日誕生日の聴取者と音楽を紹介している”ジンシルちゃん”ではないでしょうか。