今晩、水道橋の東京ドームシティホールで、油井 亀美也(ゆい きみや)宇宙飛行士の報告会(「油井亀美也宇宙飛行士 国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッション報告会 ~チームジャパンで挑んだ142日間の軌跡~」が開催された。久し振りに、後楽園(東京ドーム)に出かけた。
(本ブログ関連:”油井亀美也宇宙飛行士”、”ISS(国際宇宙ステーション)”)
昨年(2015年)7月23日~12月11日の142日間、ISS調査44次/45次に参加した、油井亀美也宇宙飛行士の話しを聞くことができた。会場は、2,000名を越える聴衆でいっぱいだった。トークセッションの場で、司会役(モデレーター)が、会場に世代をたずねたところ、20~30代が中心で、次が10代だった。念のために、10代以下もいますか問えば、ハ~イという可愛い声も反応した。また、クロージングで、JAXAの方から、来場者は女性が多かった(60%ほど)こと、インタネットライブ中継の視聴者が13,000名を越えることが紹介された。
さて、油井亀美也宇宙飛行士について。農家に生まれ、のんびりたした家風に育ったようで、普段から慌てることはなかったが、ISSに接近した「こうのとり」5号の把持の際に緊張したそうだ。冷静な宇宙飛行士でも。また、ISS内での生活で、毛細管現象を利用したコーヒーを飲んだことから、味わうことの他に香りの大切さに気付いたという。そのほか、いろいろな経験(地上とのTwitterl交換、写真撮影=台風の目など)を語られた。
(本ブログ関連:”「こうのとり」5号”、”こうのとり”)
ところで、油井氏は宙飛行士を受験する以前、航空自衛隊でテストパイロットをしていたときも、宇宙の夢を忘れがたかったところ、奥さんがそれを察して、肩を押してくれたという。そのことも含めて、言葉を飾ることなく、奥さんへの感謝が語られた。また女性の人気をあげたと思ったりした。
会場に、親に連れられた子どもたちが多数目についた。この子たちの頭上に、未来のランプが点いている。未来は明るい。
(追記)
・日米政府間で、ISS(国際宇宙ステーション)の2024年まで運用延長が決定されている。
・油井亀美也宇宙飛行士に続いて、① 航空会社(ANA)出身の大西卓哉(おおにしたくや)宇宙飛行士が、2013年11月の第48/49次の、② 海上自衛隊医官出身の金井宣茂(かないのりしげ)宇宙飛行士が、2015年8月の第54次/55次のISS長期滞在搭乗員に決定されている。
(追記)
上記「油井亀美也宇宙飛行士報告会」のもようがYoutubeに登録された。
(Youtubeに登録のelectに感謝)