インターネットでダウンロードした曲をモバイル音楽プレーヤーなどで聴くのは、音楽が消耗品化されているようで、CDで聴く親しみ感とは異質のような気がする。曲作りも、聴き方も、両者の態度や距離感が変わってきているのではないだろうか。
結局馴染めなかったものに、家電業界で「家電から個電へ」という言葉があった。音楽でいえば、電蓄やラジオから流れる音楽をみなで聴き、みなで歌った。そんな時代がしばらく続いたけれど、個電の成功例である携帯音楽機器によって、特にデジタルオーディオプレーヤーによって何かが変わってしまったようだ。
日本レコード協会資料によれば、国内「CD生産実績」は下記の通り下げ止まらぬ傾向のようだ。(資料1:2000年~2009年、資料2:2010年、これら組み合わせ)
訂正:CD枚数を資料1の通りに修正。(レコード・テープを含む音楽ソフト生産実績資料を記述したため)
訂正;CD枚数の単位を「枚」と表記していたものを「1,000枚」に訂正。
2000年 414,052(単位:1,000枚)
2001年 368,626
2002年 328,679
2003年 315,267
2004年 302,255
2005年 301,803
2006年 290,252
2007年 260,340
2008年 242,451
2009年 210,059
2010年 209,879
・資料1を見ると、CD生産量は過去10年間に半減していて、邦盤・洋盤ともに同様半減している。
(参考)日本レコード協会資料の「デビュー歌手数」の推移を見ると、バブル崩壊時に谷をうったものの、増加傾向にあるようだ。どのジャンルが底上げしているのだろうか。
(本ブログ関連:”CD売り上げ状況”)
(追記)
JAXAのプレスリリース(1/19)によれば、本日予定していた、<種子島宇宙センターから宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)/H-IIBロケット2号機(H-IIB・F2)の打上げを、打上げ時刻において打上げ制約条件を超える氷結層を含む雲の発生が予測され(電子機器に影響す)ることから、打上げを1月22日以降に延期した>とのこと。