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2019年8月22日木曜日

ヤブランとアカメヤナギ

「自然観察園」の入り口には、いくつかに間仕切りしたボックスがあり、それぞれに、園内の季節の樹木や草花情報を印刷したリーフレットが入っている。特に「花だより」は、毎月、前半(No.1)・後半(No.2)の2回に分けて発行される。花の開花期間を考えてのことだろう。

(本ブログ関連:”自然観察園”)

このところ季節の変化をしっかり感じる。日向と日影で気温の差がはっきりしてきたことだ。そんな薄曇りの今日、8月度版のNo.2「花だより」を片手に、すれ違うひともない静かな自然観察園を巡った。

ヤブランの花とアカメヤナギの幹
以前、8月初(8/2)に訪れたとき以上に「ヤブラン(藪蘭)」の淡紫色の花が咲き乱れていた。華やかさを主張しない花だが、左の写真のように、「アカメヤナギ」(マルバヤナギの別名)の樹下に群集するのを見ていると、その場がまるで「ジブリ」アニメの世界のような錯覚すら覚える。幻想的なしっとりとした色合いが美しい。

(本ブログ関連:”ヤブラン(藪蘭)”)

アカメヤナギの幹の太さとうねり具合に驚く。ヤナギ科ヤナギ属の樹木ながら、一般的な「」の持つ、なよとした女性的なイメージとは真反対で、力強く立つこの樹に寄り添うようにヤブランが咲いていた。

その他に観察した草花は次の通り。名前にこだわりたくなる白色の「センニンソウ」は仙界や貴種というより、身近な感じすらする地味な「つる」植物だ。目をもっと近づけると華奢で可憐。また、小さな花が茎に淡紫色の花がかたまって、数珠繋ぎするように咲く「ハッカ」は、園内を巡る板橋から覗くにはこじんまりしていた。




キツリフネの葉表
ところで先月(7/3)、「ハンゲショウ(半夏生)」の草の葉に、白い斑(ふ)がまだらに付いているのを見た。よい例えではないかもしれないが、まるで緑色の葉の上に、飛ぶ鳥がフンを落として白色に乾いた跡のようというのは言い過ぎだろうか。昔の人は、もっと洒落て、女人の白化粧なかばのイメージから「半化粧」の名を与えたものだ。

(本ブログ関連:”ハンゲショウ”)

さて今回、同じように葉の表面が変化する様を楽しんだ。やがて黄色の花を咲かす前の「キツリフネ」の葉表が、左の写真のように、葉の茎側が薄緑色して葉先に向かって緑色を増すグラディエーションが目に留まった。開花前の、キツリフネの葉の色合いの違いを見て、おもわず木漏れ日による光の魔術かと錯覚してしまうほどだった。

公園は静まり返っていて、小川で水遊びする家族連れもまれ、日を受けながら沼に掉さす釣り人もまれ。上空を飛び交う飛行機のエンジン音だけが響いていた。

2019年8月21日水曜日

清瀬ひまわりフェスティバル

念願の「清瀬ひまわりフェスティバル」*へ行ってきた。例年、清瀬市の農家や関係者によって開催されるもので、今年で12回目という。ブログ情報などで知ってはいたが、訪れたのは今回初めてのこと。現地には、JR武蔵野線の新座駅前からバスに乗って行く。バス停からさほど距離もなく会場に着いた。
(*)http://www.city.kiyose.lg.jp/s029/050/010/010/010/20190628172128.html

(本ブログ関連:”ひまわりフェスティバル”、”ひまわり”)

本当は、昨日(8/20)行こうとしたが、午前中に雑用のため出かけるタイミングを失い、あれよあれよというまに午後には曇り空と雨。今週の天気は余談を許さない。そんなわけで、今日は早めに出かけた。一瞬、お天気雨もあったが、「ひまわり」の花の海を十分堪能できた。

ひまわり畑中央の見晴台より
会場はとにかく広く、農地いっぱいにひまわりの花が咲き、所狭しと群集している。しかも大人の丈ほど成長していて、間近で見ると花が視界に入りにくく、実感が湧かないほど。小さな子どもたちに、どう見えただろうか。そこで、花畑全体を俯瞰するには、フィールド中央にある見晴台から臨むしかない。見渡す限りひまわりだらけなのがよく分かる。

ここは、住宅街の狭間にあるような畑地と違い、本格的農地ということに気付かせられることがあった。密集したひまわり畑は、意外と空気の流れがなくて、堆肥の臭いがこもっていたのだ。そんなとき、ソフィアローレンが、映画「ひまわり」の中で、ひまわり畑(ウクライナで撮影)の中をくぐり抜けたとき、どんな香りがしたのだろうかと思ったりした。

ところで、会場の休憩広場の木陰で、「猿まわし」*が演じられていた。まだまだ一歳という幼い小猿が、一生懸命「輪くぐり」や「走り高跳び」を頑張って見せてくれた。私は最近、よその家族の子どもも可愛いだけでなく、小猿のような小動物まで愛しくてしょうがない。そんな思いができる歳になった。
(*)戦豆のさるまわし: https://sen-zu.com/

2019年8月20日火曜日

子どもの好きなもの

以前(夏休み直前のころ)、帰宅する私の前を小学低学年の男の子たち3人が歩いていた。小学時代のこどもは真っ直ぐ歩けない。じゃれあって、横に広がったり、留まったりで、見ていてハラハラする。やがて、その中のひとりの男の子が、みんなと分かれて、私と同じ横道を曲がってどんどん先を進んだ。

そのとき、遠くで、ご近所のお婆ちゃんが路地に出て孫の帰宅を待っているのが見えた。
「お孫さんですか」とたずねた。たしか、3世代同居を始めたと聞いていたからだ。
「そうなんですよ、ちょっと帰りが心配で」と、孫を見つめながら応えた。
大人の会話の雰囲気を察したらしく、坊やは気安く話をできる相手と判断したのだろう、私にいきなり訊ねてきたのだ。
「おしり探偵知ってる」といって、なにやら「おしり探偵」の歌らしきものを歌いだした。実は良く知らないので、ネットで調べてみるからと返事するのが精一杯だった。突然、腕白目線の世界へ引き込まれてしまった。

子ども、とりわけ男の子は、お尻とか、ウンチ(うんこ)といった根源的下ネタが大好きだ。天真爛漫さは持ち上げすぎかもしれないが、かのモーツァルトも手紙にしたためたという。それが公認されたからという訳ではないだろうが、最近、書店で小学生向けの学習ドリルを見て驚いたというか、ニンマリしたことがある。素材(用語)に「うんこ」を多用する「うんこドリル」といったシリーズで、小学全学年に対応しているというのだ。

あの坊やは、見たところ一年生ぐらいだったか、「お尻」や「うんこ」への関心が絶頂期のころ。まして、できたばかりの友だちと話せば、これ以上愉快なものはないだろう。

2019年8月19日月曜日

ロシア・スラヴの言語と文化入門 2019- 2

先週の月曜日(8/12)は、その前日(日曜日、8/11)が祝日「山の日」だったため、お盆休みの最終日ともいえる「振替休日」となり、月曜日開催の一般公開講座「ロシア・スラヴの言語と文化入門」が休講となった。そのため、今日、一週空けて久し振りの同講座、第2回目に出かけた。

(本ブログ関連:”ロシア・スラヴの言語と文化入門”)

今回は「芸術・文化に親しむ」のタイトルで、ロシアの(クラシック)音楽状況やコンサートホール(& ネットによるチケット申込方法)などについてピアニストの日高志野(しの)さんから紹介があった。声楽家(メゾソプラノ)の小野綾香(あやか)さんとの共演もあり、知って得する機会に恵まれた。合わせて、東京外国語大学非常勤講師の小川暁道(あきみち)さんから語学的補足などあった。

ロシア・スラヴの世界に門外漢の私にとっては、十分すぎる内容と時間だった。その中で、面白い話題がいくつかあった。
・ ロシアに西欧の音楽が導入されたのは、バッハ(1685年~1750年)の時代に遅れること100年を過ぎた1800年代だった。そのため、ピアノは当然ながら100年後に進化した(差を持った)構造や奏法から始まった。
・ モスクワの音楽会場について詳細に紹介された。ところで、ネット申し込みの際、最終的に(ロシア内での)「電話番号認証」が要求されるので、日本からの申し込みは不可となる。
・ 贈り物(プレゼント)についての注意点: ① 花束は奇数本であること、黄色は不可。② ハンカチーフは涙に通じるため不可。

最後に、小野綾香さんの歌、日高志野さんのピアノ伴奏によるミニコンサートを聞くことができた。あたりまえのことだが、どこからそんな声がでるのかと驚いた。曲目のひとつにある、チャイコフスキーの「昼の光が満ちようと...(День ли царит)」は、情感あふれる旋律がして、耳にとても心地よくとどいた。

ネット上のブログ「梅丘歌曲会館」の「使途音楽」コーナーに、この曲について訳詞と解説がある*。素人はこちらに頼るしかなく鑑賞させていただいた。(藤井宏行氏に感謝)
(*) http://www7b.biglobe.ne.jp/~lyricssongs/TEXT/S442.htm

そこで、「День ли царит(Denj li tsarit)」をYoutubeで検索して、次にエンベッドさせていただく。

А. Нетребко、 Д. Мацуев、 "День ли царит")

(Youtubeに登録のЕлена Рудневаに感謝)

2019年8月18日日曜日

ひまわり

例年、小学校近くの畑地に観賞用だろうか丈の低い「ヒマワリ」(キク科の一年草)が栽培されていたが、昨年につづき今年もその様子が見られない。農家の都合なのでなにもいえないが、夏の日を浴びた黄金色の花を畑いっぱいに見渡すことができないのは惜しまれる。

(本ブログ関連:”ひまわり”)

その代わりに、去年訪れてみようとして果たせなかった「西武線清瀬駅近くの農園で、8/17~24の間、10万本の『ひまわり』を楽しむことができるという」清瀬市の「ひまわりフェスティバル」*に、明後日の火曜日(8/20)にでも行ってみたい気がする。盆休みと重なった今日(8/18)の日曜日は一番賑わったかも知れない。
(*)http://www.city.kiyose.lg.jp/s029/050/010/010/010/20190628172128.html

合わせてこの時期になると、1970年にマルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが主演した映画「ひまわり( I Girasoli )」のことが思い出される。今となっては、WWⅡは70数年前に終わったことだろうが、この映画が公開された時期、終戦から35年ほどしか経過していなかった。大戦と関わったひとびとが50代という中年期にかかり、人生を振り返るころでもあったと思う。その中で、イタリア人夫婦の別れと再会そして別離という運命に、映画を見た当時のひとびとは十分に共感できる体験を持っていたはず。

(本ブログ関連:”映画「ひまわり」”)


(Youtubeに登録のlemikeylesに感謝)

さて、明日は夏期一般公開講座の「ロシア・スラヴの言語と文化入門」の2回目を聴講する。久し振りに都心に出かけることになる。曇りの昼間より、雨が降るかもしれない夕方の方が暑いという変わった天候のようだ。

2019年8月17日土曜日

エストレリータ

遠く輝く「小さな星」に願をかけるような恋の歌「エストレリータ(Estrellita)」(マヌエル・ポンセ作詞作曲、1912年)がある。ポンセはメキシコのクラシック作曲家だそうだが、正直この曲についてネットで調べるまで知らなかった。「彼の愛なしには生きていけないのだから」と星に訴える女性の想いは、今の時代感覚からすれば随分かけ離れて古風に聞こえる。

そこで、できるだけ昔の音源をたどったところ、米女優で歌手でもあった「ディアナ・ダービン(Deanna Durbin)」(1921年~2013年)が歌ったものがYoutubeにあった。なんだかモノクロームの映画の雰囲気がしてよい。いつごろ歌ったのだろうか、音源はSPレコードだったのか、それともLPレコードだったのか・・・。

バラードは、時間や空間を遠く隔てて想いを歌ったのだろうけど、今の時代になっては、表現の新しさを追い求め、せっかくの美しい羽をつぎつぎ自らむしりとってきたのではないかと思ったりする。残ったのは、大量生産の丸裸になったブロイラーだけだったではつまらない。

ちなみに、次のYoutubeの登録者による解説の「もっと見る」を開くと、スペイン語の歌詞の後に、英語訳も添えてくれている(もっぱらこちらで知るのだが)。


(Youtubeに登録のviolinthiefに感謝)

(付記)
昨日(8/16)、隣町にあるスーパーで、(主婦に人気の菓子メーカーといわれる)ブルボン社製の「バナナのオムレット」を見つけた。バナナ味する(洋酒アルコール分1.2%を添加した)クリーム(ピューレ)を、黄色の四角いスポンジでくるんだもの。さて、どこかで食った記憶があるとブログを見直すと、2012年9月18日に味見していた。アルコールが効いて、ちょっと刺激的な大人の菓子だ。

(本ブログ関連:”バナナ味”)

2019年8月16日金曜日

計画運休

台風10号は、昨日(8/15)、四国の愛媛県から中国の広島県、鳥取県を縦断して、今日(8/16)、日本海へ抜けた。明日(8/17)にも熱帯低気圧になる見込み。関東地方には、わすかだが一部風雨の影響を与えたが、大過なく終わった。昨夕、鈍色の低層雲が南から北へ次々と走り抜ける様に、ある意味勇壮感すら覚えた。そして今夕、真っ白な高層雲の下、西空の果ての雲が紅く染まっていくのが印象的だった。まことに美しかった。

事前の予測で、ゆっくりと北上しながらも強風圏が大きいため十分な注意をテレビの天気予報で繰り返し喚起された。一方、交通網に混乱が起らないように、事前に新幹線や飛行機の運休が計画されたりした。

信毎Web(日新聞信濃毎日新聞)の記事「計画運休の実施 周知の改善を図りつつ」(8/16)*は、国土交通省が示した「計画運休」の指針とモデルケースを次のように紹介した。(抜粋)
(*)記事: https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190816/KT190815ETI090008000.php
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国土交通省**は7月に計画運休の指針とモデルケースを示した。48時間前に計画運休の可能性を公表し、24時間前に詳細な情報を提供するよう求めている。
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(**)「計画運休・運転再開時における情報提供タイムラインのモデルケース」
         https://www.mlit.go.jp/common/001296917.pdf

台風10号の被害は思いのほか少なかったものの、今回の早めの措置(計画運休)の実施について、テレビのニュース番組で一般客による感想が紹介された。カメラを向けられると何かを言いたくなる人もいるだろうけれど、抑制の効いた報道に徹したようだ。

たまたま運が良かっただけで、台風の気分次第では何が起るか分からないのだから。事前の措置は有効だと思う。

2019年8月15日木曜日

異界百名山

山歩きにとって「日本百名山」踏破は夢だろう。私にしてみれば、根っからきついことに触手がおよばない。登山であれトレッキングであれ、関心はあっても登山靴の紐を結ぶ(ブートする)ことはできなかった。

そんなぐうたら気分でも、登山気分や山の風景を味合わせてくれる番組が、深夜に再放送を重ねている。NHKの「にっぽん百名山」(関連の番組)だ。その番外ともいえる、山を異界に見立てて不思議な体験を伝える番組があった。「異界百名山~体験者が語る不思議な話~」(初2018年8月15日、再2018年9月9日、再2019年8月15日)は、山中やその周辺で体験したいくつかの奇妙なエピソード紹介と同時に、(人選に多少疑問があるが)四人の人物による体験(経験)を踏まえたスタジオトークが展開された。

NHKのサイトにある同番組「異界百名山」の紹介に、スタッフから「異界百名山との出会い」のタイトルで番組成立の背景(動機)について次のように語られている。(抜粋)
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・・・今回の番組のディレクターが「面白い本があるんですよ!」と嬉々として見せてくれたのが「山怪〜山人が語る不思議な話」という「山と渓谷社」から出版されている本でした。著者の田中康弘さんはマタギの暮らしなどを撮影している写真家で、日本各地の山で聞いた不思議な体験を地道な取材によってまとめたルポルタージュでした。まさに自分がこれまで山で聞いて来たような不思議な話が、鬼気迫るリアリティと共に、かなりのボリュームでまとめられていたのです。この本で紹介されている不思議体験者の中には、昔からの知り合いもいて、本で紹介された話をベースに映像化したら相当面白いドキュメンタリー番組が出来るのではないかとディレクターとうなずき合ったのでした。

さっそく、著者の田中さんや出版社の方に連絡し映像化について相談したところ快諾を頂き、本には登場しない新たな取材先も加えつつ番組制作が始まりました。どうせなら、体験者の人物像や山での暮らしぶりなども深掘りしつつ、不思議体験を安易な再現映像にはせずに、山の風景のイメージ描写とインタビューのみで表現しようと考えました。撮影には情景描写に優れる一眼レフカメラを多用。結果、山の“異界感”の表現に成功したと思います。

日本の山は、太古の昔から、この世とあの世をつなぐ異界の入口だったというテーマのもと、日本人の死生観や自然との付き合い方、また、神話や物語の生まれる原点などについてスタジオトークも盛り上がりました。私たち日本人は、山にひかれ、山を仰ぎ見て、ご来光に手を合わせます。現代人が無意識のうちに求めている「異界の物語」の魅力とは何なのか?
都会でなくしてしまった「山」の中でしか得られない「何か」に気づく番組となりました。
※取材協力 田中康弘 「山怪」より

(クリエイティブネクサス プロデューサー 佐藤知樹)
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なるほど、元ネタは、ブログでも関心を持った本「山怪」(田中康弘著、山と渓谷社)だった。「山怪」シリーズが(秘かな)ブームになっていることを先日(8/11)の祝日「山の日」に記した。今回の上記番組について率直な感想をいえば、活字と映像ではイマジネーションの入り込む余地に違いがありそう。まして「神話や物語の生まれる原点」について語り合うのなら、人選にも注意を払っていただきたかった。

(本ブログ関連:”山怪”)

2019年8月14日水曜日

Mr. サマータイム

夏の定番の曲といえば、コーラスグループ「サーカス」の「Mr. サマータイム」(1978年)だろう。軽やかで洋風な心地よい響きは、湿気の多い日本の夏と違った洒落た空気を感じさせたものだ。この曲がフランスの(シンガーソングライター)ミシェル・フュガンの「Une Belle Histoire(美しい物語)」(ミシェル・フュガン作曲、ピエール・ドラノエ作詞、1972年)のカバー曲だったとは、その当時まったく知らなかった。

(本ブログ関連:”Mr.サマータイム”)

サーカスの「Mr. サマータイム」は、ふとした気の迷いを女性の側で歌うのに対して、ミシェル・フュガンの「美しい物語」は、次のYoutubeによれば、男女の一日の出会いと別れを歌う(訳詞者に感謝)。


(Youtubeに登録のKei's Echoに感謝)

2019年8月13日火曜日

チョコバナナ

最近、アイスクリームは、帰り道の途中にあるコンビニでときどき買うくらい。スーパーに行っても、アイスクリーム・コーナーに立ち寄ることはなくなっていた。そんな今日、スーパーのアイスクリームのケースに箱入りの「チョコバナナ」アイスを見つけた。

黄色のパッケージに、「Dole」のマークの下にチョコレートでコーティングされた<棒アイス>が6本描かれている。てっきりDole社製のものと思って購入。帰宅してパッケージの説明書きを見たところ、ロッテ社の商品だった。Doleとの関係はどこにも触れていない。

アイスの「種類別」を見ると、「ラクトアイス バナナ果汁・果肉 10%」と記されている。棒アイスにチョコレートコーディングしているものの、屋台のそれのような曲がり具合がなく棒状である。味は、チョコのコーティングが薄い割りに濃い、少し細めのアイス(薄黄色)もバナナ風味がしっかりしている。ただし、一本当りの分量が少なめで・・・子ども向けといった方がよいかもしれない。

というわけで、久し振りに人工風味のバナナ味(菓子・飲料)を楽しんだ。バナナ信仰ともいうべき、バナナ味の巡礼はまだまだ続くよ。

(本ブログ関連:"バナナ"、”バナナ2”)

2019年8月12日月曜日

昼夜の気温差

普段使わない二階部屋に熱気が夕方までこもることが少なくなった。それも、ここ一週間ほどの変化の気がする。季節を感じるのは、意外と身近な処からかもしれない。

秋の気配を、鋭い観察眼をもって、風がかすめる具合や木の葉の揺れ具合といった振る舞いから気付くのが、少々高尚のような気がしないでもない。でも、日常生活の中でとっくに気付いていることがある。水道水に温みを感じなくなったとか、冷蔵庫の麦茶の消費量が減ってきたとか。

詩情というのは、個人的な生活感よりも、自然のなかで気付く日の陰りなどといった共通体験で語る方がよいのかもしれない。

でも、実感は日常の中にありそうだ。

2019年8月11日日曜日

山の日 2019

今日は、2016年以来施行されている祝日「山の日」だ。山にちなんだイベントもあるようだが、趣味の鉱物採集から遠ざかって以来、山に近寄ることもなくなった。いくつかの公園の中に、山の名を冠した標高50m~70m台の山がある。山というには余りにも低山。いつの間にか通り過ぎている。

(本ブログ関連:山の日”2016”、”2017”、”2018”)

「山の日」にちなんで、山にかかわる歌を思い浮かべた。その出しに「山には山の うれいあり」から始まる「あざみの歌」(作詞横井弘、作曲八洲秀章、1949年)がある。何と、昨年の今日もそれをブログに記していた。それじゃあ「山男の歌」ってか・・・、よほど山への想像力が足りないようだ。もともと、近場の高尾山が限界だったせいもある。

山といえば、おじさん好みの、山の怪異集「山怪」(山と渓谷社)シリーズがある。聞けばなんと累計17万部を突破したという。書店を巡ると書棚に真っ黒なカバーをした「山怪」シリーズが並んでいる・・・書店の規模に関わらず目にすることができる。どうやら秘かなブームのようだ。

(本ブログ関連:”山怪”)

「山怪」の発行元「山と渓谷社」のニュースリリース「累計17万部突破のベストセラー『山怪』第三弾! 現代版遠野物語『山怪 参 山人が語る不思議な話』刊行」*(2018/09/10)は次のように紹介している。(抜粋)
(*) https://www.yamakei.co.jp/news/release/20180910_02.html
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 インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手掛ける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎深雪)は、9月10日に『山怪 参  山人が語る不思議な話』を刊行しました。

 2015年6月に刊行されてベストセラーとなった『山怪 山人が語る不思議な話』、2016年1月に刊行された続編『山怪 弐 山人が語る不思議な話』(共に田中康弘・著)に続く第3弾に当たります。

 本書は、長年、マタギや狩猟など山に入り取材を続けてきた著者が、山に暮らす人や働く人をはじめ、多くの山人の元を訪ね、山の不可思議な体験談を取材しまとめた一冊です。本シリーズは「現代版遠野物語」として、新聞・雑誌等数多くのメディアで絶賛され、今作も同様に、すべて改めて取材した「現在形のフィールドワーク」であり、その集大成。シリーズ初となる北海道の取材を決行しています。

 また、前作『山怪』『山怪 弐』は、2018年8月15日放送のNHK BSプレミアム「異界百名山」の原案にもなりました。
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真っ黒な装丁をした本といえば、埴谷雄高の全集なんて思い出す・・・。

2019年8月10日土曜日

ツクツクボウシの鳴き声が聞こえた

8月10日の今日も暑かった。東京都心の最高気温は、「真夏日」(最高気温が30℃以上の日)の34.4℃(13:11)で、「猛暑日」(最高気温が35℃以上の日)までに至らなかった。とはいえ今月に入って、東京都心の最高気温を見ると、すべて35℃以上で、「真夏日」は4日間、「猛暑日」は6日間だった。昨日までの4日間は「猛暑日」が連続した。

8月  最高気温
01日  35.0℃
02日  35.1℃
03日  33.7℃
04日  34.3℃
05日  34.9℃
06日  35.0℃
07日  35.6℃
08日  35.5℃
09日  35.6℃
10日  34.4℃

このところ、最高気温の時間帯と比べて、午後3時以降に日が傾き始めると、暑苦しさを逃れ、落ち着きを感じるようになった。微風から秋が遠くないことを知る。

昨日、街路樹の下で、色々なセミの鳴き声に混じって「ツクツクボウシ」の声を聞いた。本来、夏休みの終りごろ、宿題作業に駆け込む時期に聞こえてくるはずのもの。こんなに早く鳴き声がすることについて、ネットの情報では、梅雨の期間が長かったせいとか、夏が早仕舞いするのではといった見解がある・・・果たしてどうなのだろう。

(本ブログ関連:”ツクツクボウシ”)

ところで、テレビのニュース番組で、台風情報が盛んに流されるが、一説に番組制作の都合ではないかという。天気予報コーナーの制作費がかなりリーズナブルだからというのだ。テレビ苦難な時代だからこそか。

2019年8月9日金曜日

晩鐘

先日(8/5)、公開講座(「ロシア・スラヴの言語と文化入門」)を聴講した際、アンケート用紙が配られ、今後の要望などあれば記入するようにとあった。門外漢の素人が気ままに、勝手なことを記入した。ロシアンPOPとかエセーニンの詩を元にした歌があれば紹介して欲しいと。

(本ブログ関連:”ロシア・スラヴの言語と文化入門”)

そのとき、名前を失念して記入できなかったロシアンPOPの女性歌手がいる。神田にあった今はないソ連(ロシア)専門のレコード店で、店内に流れていた「マリーナ・カプーロ(Марина Капуро)」の澄みきった歌声を聞いて、あまりの美しさに直ぐにCD(1997年版)を求めた。

(本ブログ関連:”マリーナ・カプーロ”)

Youtubeを検索すると、彼女が歌う(ロシアで人気の・・・という)「晩鐘(Вечерний звон)」(作詞:イワン・コズロフ、作曲:アレクサンドル・アリャービエフ、1827年)があったので、次にエンベッドする。


(Youtubeに登録のMarina Kapuroに感謝)

2019年8月8日木曜日

立秋 2019

今日は二十四節気の「立秋」。名の通りまさに秋が立つころ。立秋の前が「大暑」だったことを思い返すと、季節の大きな変わり目に気付く。あれほど暑さを気遣ったのに、今から秋の心構えが必要のようだ。今朝の寝起きに感じたのは、昨日までの汗ばんだ気だるさではなかったことだ。

(本ブログ関連:”立秋”、”大暑”)

秋の気配を、まずは風の変化で知ることになる。和歌の理解というより、季節の変わり目に一般に語られる例えに、平安時代の歌人「藤原敏行」の歌「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」(「古今和歌集」秋歌上169)がある。立秋の日に詠んだ歌だそうだが、もしかして、この風に、台風の予兆まで思い巡ったのだろうか。

これから本格的な台風シーズンを迎える。気象庁の統計資料「台風の平年値」の「地方ごとの台風接近数の平年値」によると、<関東地方・甲信地方>の場合、来月(9月)をピークにつぎつぎ押し寄せてくるようだ。
0.2/6月 ⇒ 0.4/7月 ⇒ 0.9/8月 ⇒ 1.1/9月 ⇒ 0.6/10月 (その他の月は 0)

ちなみに、藤原敏行が詠んだであろう<近畿地方>の場合、8月、9月にピーク差はない。もちろん温暖化といわれる現代と平安時代の気象状況に差はあるだろうけれど。
0.3/6月 ⇒ 0.5/7月 ⇒ 1.0/8月 ⇒ 1.0/9月 ⇒ 0.5/10月

今晩の月は月齢7、上弦の月。夜空に浮かぶ姿を見れば、玄の張り加減が弛めに感じたが。

2019年8月7日水曜日

旧暦 七夕

今日は旧暦の7月7日。東京では、新暦の7月7日に「七夕」の風習があるが、地域によって月遅れのこの日に行うこともあるようだ。その理由について、マイナビニュースの記事「七夕祭りに月遅れが多い理由とは?」*(8/7)は、次のように紹介している。(抜粋)
(*)記事: https://news.mynavi.jp/article/20190807-ogiboy2/

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七夕は7月7日に織姫と彦星が一年に一度だけ天の川で会う日で、それをお祝いするイベントが七夕祭りです。七夕祭りも7月7日開催が当然かと思いきや、地域によって一ヶ月後に開催されることも多くあります。

これは旧暦と新暦(明治時代に導入された現在の暦)とが関係しているからです。織姫と彦星が合う七夕の話は7月7日で間違いないのですが、この7月7日は旧暦で、現在の暦では8月20日ごろになります。さらに、七夕は夏に行われるお祭りという「夏」のイメージがあったので、季節感と7日という日付を調整して8月7日に開催する地域もあるといわれています。

日本(東北)三大祭りに数えられる「仙台七夕」祭りも 8月7日をメインに開催しており、今年は6(火)・7(水)・8(木)になります。・・・
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(本ブログ関連:”七夕”)


(Youtubeに登録のハグクモーションに感謝)

2019年8月6日火曜日

ロードクロサイト

今日のテレビ東京の番組「なんでも鑑定団」を途中から視聴したところ、いきなり、赤い透明で四角面の立体をした結晶群が映った。それは美しい結晶で宝石にもなりそう。画面に「ロードクロサイト(rhodochrosite、菱マンガン鉱)」の名が表示された。

ところで、持ち込まれた物品は、ピンクの乳白色したものが粒(房)状に群集した鉱物で、いかにもマンガン系の鉱物にありがちな色合をしていた。
(なんでも、祖父の家にあったものを貰い受けたらしいのだが、周りに不人気で放置していたようだ。)*
(*) https://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20190806/02.html

事例紹介された赤色透明の結晶は、<半貴石として宝飾や収集> 対象になるだろうけど、番組で鑑定されたものはもう少し地味なものだった。

マンガン系の鉱物は、一般に酸化すると黒くなるので、保管がむつかしいといわれる。採集地のズリ跡などにある「バラ輝石(rhodonite)」は、周りに黒い粉がある石塊で、ハンマーで叩くと石英並みに固いものの、割れた断面はピンク色している。

鑑定品も菱マンガン鉱だったが、随分長く家の中に置かれていたそうだが色褪(黒色化)していない。酸化に強いのだろうか。
- 一般に、菱マンガン鉱の方が、バラ輝石よりも酸化しやすいというのに?

2019年8月5日月曜日

ロシア・スラヴの言語と文化入門 2019- 1

今日から始まった <TUFS(東京外国語大学)オープンアカデミー>の夏期間公開講座「ロシア・スラヴの言語と文化入門」(全3回)の初回は、中澤英彦 東京外国語大学名誉教授による「小さなグミの木(Тонкая рябина)ー グミは川を越えられるか」で、興味深く聴講させていただいた。

(本ブログ関連:”ロシア・スラヴの言語と文化入門”)

実は、夏期間公開講座に予定されていた別講座を申し込んだものの、事務局から成立できなくなったとの連絡があり、関心と近い関係のあるクラスに急遽振り替えていただいた。当然ながらキリル文字を苦労してたどっても、文法も単語も知らず出かけたのだから、我ながら相当な心臓だ。

今回のタイトルにある小さなグミの木をもとに、ロシアの独学の詩人「スーリコフ・イワン・ザハーロヴィチ(Суриков, Иван Захарович)」(1841年~1880年) の詩について解説された。付いていくのが精一杯だったが、話題は多岐にわたり、素人でも楽しく拝聴することができた。

「小さなグミの木」の詩は、日本でも1960年代の歌声運動で盛んに歌われたという*。しかしながら、もともとの詩は、スーリコフが23歳ころの1864年に詩作されたもの。この詩を元にした歌が、彼の死後の1920年ころから歌われだしたという。

(*)日本語歌詞: http://www.utagoekissa.com/gumi.html
        露語歌詞: Что шумишь, качаясь (どうして揺れながら立っているの)


(Youtubeに登録のaaasssdd100に感謝)

川をまたいで立つ2つの木、薄幸な乙女を指すナナカマド(≒グミ)の木と、たくましい若者を指すオーク(≒樫)の木はついに合間見えることはない。このことから、旧帝制ロシアの過酷な労働下の女子工員と男子工員の関係とか、あるいはWWⅡ後の戦争未亡人の想いとか、いろいろな解釈があると紹介された。

ところで、スーリコフがロシア革命前の農民を愛した「農民派」の詩人なら、一方、ロシア革命をまたいで激しく生きた「無頼派」の詩人セルゲイ・エセーニン(Есенин、1895年~1925年)についても気になる・・・。

(本ブログ関連:”エセーニン”)

2019年8月4日日曜日

タレント年表

先日のテレビ番組で、タレント年表が語られた。芸能界で活躍した若い女性ポップ歌手を指していた。その(年表の)一番にあげられたのが、沖縄復帰の前年にあたる1971年に「17才」でデビューした南沙織(みなみ さおり、1954年7月2日生まれ)だ。キラキラと輝いた目鼻立ちが印象的な少女だった。

むかしのタレント(歌手)はみなひとりで歌っていた。それも、演歌とは違う大衆歌謡を。一体いつ頃から、タレントという言葉が使われるようになったのだろう。若手演歌歌手を今ではタレント扱いするのだろうか。よく分からないのが現実だ。

ところで、南沙織が写真家の篠山紀信と結婚して生まれた息子の篠山輝信が、テレビで活躍しているのを見ると、よい意味で南沙織の姿が浮かんでくる。合わせて思い出すのが、渡辺徹と榊原郁恵の息子の渡辺裕太もそうだ。遠目でしかないけれど、二人の若者たちの頑張りを、それぞれ家族を通して見てしまう。

今もタレントがつぎつぎ登場しているが、おじさんには最早ついて行くことができない。深夜のテレビに、若いタレントだけで構成される番組があるが、誰が誰やら見当つかない。まるで、見知らぬタレントばかりなのだ。若者を熱気させるのは、若者だけでしかないということだろう。

2019年8月3日土曜日

鰻の蒲焼

先週の「土の丑の日」(7/27)に果たせなかった鰻の蒲焼を食しに近隣の街へ出かけた。昔から(江戸以来?)の夏バテ防止の習慣。これで猛暑の夏場を乗り越えられるだろう。

今日の東京都心の最高気温は、33.7℃(13:50)で、一昨日、昨日の「猛暑日」とはならず、「真夏日」に終わった。たしかに、家を出たとき、真綿でくるまれたような逃げ場のない暑さほどではなかった。この後、(明日の予報を別にして)これから先は真夏日が続くという。一段落か。

ところで、今日利用した鰻の蒲焼屋は、この時期でない限り寄りがたい店だが、昼には客であふれていた。「土曜の丑」の日近傍ならではのことか。庶民にとっては通過儀礼(儀式)のようなもの。そう思えば、確かに美味かった。

先日の台風6号は本土上陸して、岐阜あたりで熱帯低気圧になった。その後の7号は、今ごろベトナムにあるという。そして、台風8号が南の海に発生し、8/5過ぎには九州横断との予報がある。鰻のように、にょろにょろ動くことなく、北西に直進するという。スパコンの神託や如何に。

2019年8月2日金曜日

ヤブラン(藪蘭)

分かっていても暑い。昼過ぎ街に出れば、熱射でじりじり焼かれる気がする。家にいて、クーラーで涼んでいた方がよっぽどましだったのにと躊躇する。今日の東京都心の最高気温は、35.1℃(13:26)だった。ここ数日を見ると次の通り。

7/24 31.6℃
7/25 32.4℃
7/26 33.1℃
7/27 31.4℃
7/28 32.3℃
7/29 33.7℃
7/30 33.6℃
7/31 34.6℃
8/01 35.0℃
8/02 35.1℃

東京都心の最高気温は、「夏日」(最高気温が25℃以上の日)は別にして、7/24から「真夏日」(最高気温が30℃以上の日)が連続し、ついに昨日、今日は「猛暑日」(最高気温が35℃以上の日)となった。すこしも緩まる気配がない。

その足で、久し振りに「自然観察園」を訪れて、8月初の草花を観察した。こちらも人影はまばらで、セミの鳴き声だけが聞こえてくる。それにしても、いずれの公園もセミの鳴く場所が限定的なのが気になる。子どものころは、セミは処かまわずあちこちで鳴いていたものだ。

(本ブログ関連:”自然観察園”)


自然観察園の扉を開けて入れば、すぐに淡紫色の「ヤブラン(藪蘭)」の花(写真)を目にする。意外と場所をかまわず咲いているようだ。公園発行のリーフレット「初夏~夏の草花」に次のような解説がある。
「葉は長く、幅は約1cm、花の大きさは約0.6cm、8~10月にうすむらさき色の花がさきます。花は棒のような形に集まって、葉よりも上にのびます。日かげでもよく育ち、林の中で多く見られます」

このヤブランと同じキジカクシ科に属し、花弁も同じ淡紫色ながら、花の大きさが全然違う「コバギボウシ(小葉擬宝珠)」も咲いていた。落ち着いた姿形は、どちらかいえば野趣に富んでいる気がする。

このほか、中華の色感が濃い淡紅色の「シュウカイドウ秋海棠)」、野に置いてこそ可憐といえそうな白色で小粒の「ユウガギク(柚香菊)」など観察した。

2019年8月1日木曜日

日時計

予想はしたが、昼過ぎに外出するとうだるような暑さだった。まるで、湯船に浸かったような熱さ・暑さにくるまれたよう。さすがに街は人影がまばら。みな暑さを嫌って外出を控えたのだろうか。

その足で公園を訪ねてみると、やはり人っ子ひとりいない・・・は大袈裟にしても、太陽ががんがんに照りつける原っぱで日光浴している若者がちらりほらり。いつもの、幼児連れの家族の姿がとんとないのだから。こんな日に来ればたちまちに日射病(熱中症)になりかねない。

いつもなら、いろいろな遊具のある遊び場に子どもたちが集まってくるのだが。歓声もない静まり返った遊び場の近くに、白いコンクリート製の「日時計」が置かれている。もちろんここも静まり返っている。いわゆる「赤道式日時計」のようだ。

(本ブログ関連:”日時計”)

昨年のブログに、この日時計について記したことがある。5月の末頃のことだった。日時計は16時ごろを指していた。今回は、写真のように、白い矢印の先に右下に落ちる薄い影が見える。15時ちょうど指していることになる。実際、携帯電話で正確な時刻を確認すると、14:59だった。日時計が意外なほど正確なのに驚かされる。

2019年7月31日水曜日

かくて7月も終わる

7月が今日で終わる。半年をとっくに過ぎ、一年を通じて 12分の7というのも中途半端だが。

昨日(7/30)、「模写」をテーマにした美術展を見て、何かを表現したい気がしてきた。

模写とは、画材や技法を通じて、原画(現作者)に遡ることだろう。

其処までいかなくとも、原画の息遣いに少しでも触れればと思う。

2019年7月30日火曜日

美術展「模写 ー 西洋絵画の輝き」

野川に沿った国分寺崖線の「はけ(崖)」のもとに小さな美術館がある。ここは、今回もそうだが、地方の美術館と連携して、個性的な美術展を開催(巡回)することがあるようだ。以前、イギリス絵画展「風景への視線」を鑑賞したことがある。

(本ブログ関連:”野川”)

今回は「模写ー西洋絵画の輝き」というタイトルで、イタリアおよび北方ルネッサンスやロシアのイコン画を中心に、模写した作品が展示された。しかも、原画が作成された当時の画材・技法を踏襲することにある。

(本ブログ関連:”北方ルネッサンス”)

1階の展示室で目に飛び込んできたのは、ヤン・ファン・エイクの「アルノルフィーニ夫妻の肖像」の新婦図像部分だ。どこまで目を凝らしても精緻である。修復を踏まえた、原画の画材や技法にそった模写の技術の凄さを知る。まさに、模写とは原画を「材質」から忠実に再現することにあるようだ。
油絵具を開発したヤン・ファン・エイクの時代は、「テンペラ技法」から油絵の過渡期であった。今回の美術展は、テンペラの技法を中心に据えており、彼の他作品および同時代の画家たちのテンペラ技法による絵画の模写も展示されている。

こちらも油絵による模写だが、ピーター・ブリューゲル(父)の「鳥罠のある冬景色」も、目を皿にして細部(筆致)を眺めた。模写の取り組みが感じられてくる。そして絵画の見方が一層深まったような気がした。

(本ブログ関連:”ピーター・ブリューゲル”)

2019年7月29日月曜日

梅雨明け 2019

一昨日になって、中部地方に上陸した台風6号は熱帯低気圧に変わった。それでも、今日の東京に雨などの影響を心配したが、昼間はからりと夏晴れだった。日経新聞の記事*「関東梅雨明け、昨年より30日遅く 岩手など猛暑日に」(7/29 8:21、11:04更新)は、遅めの「梅雨明け」を次のように報じた。(抜粋)
(*)記事: https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47897040Z20C19A7MM0000/

(本ブログ関連:”梅雨明け”、”梅雨入り”)

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・気象庁は29日、関東甲信地方梅雨明けしたとみられると発表した。統計開始以降最も早かった昨年より30日遅く平年より8日遅かった

東京都心も33度**まで気温が上がった。湿った空気が入り込む影響で大気が不安定になり、日中は局地的に雷を伴った激しい雷雨となるところもありそうだ。
(**)東京都心の最高気温: 33.7℃(12:23)

・今年の梅雨は東日本や北日本の太平洋側を中心に日照時間が短く、記録的な「梅雨寒」となっていたが、気象庁は一転して東、西日本で8月2日ごろにかけて、北日本で30日から8月3日ごろにかけて気温が高くなると予想猛暑日の地点も出てくるとして、熱中症などの健康管理や農作物の管理に注意を呼びかけている。
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今年の梅雨は、長雨、梅雨寒といった雨模様にもてあそばれた感がある。それに加えて、テレビの気象解説で、スパコンを使った雨雲の予報アニメを見て、わたしら素人は情報以上の先読みをしてしまいがち。確度の高い場合を除いて、一般向け早々情報を提供するのはどうだろうか・・・まさに素人のわたしがそういうのだから。(素人は、専門家の小出しの知識を針小棒大に振りまわす傾向がある)

ところで、夜半になって雨が降りだした。上記の気象庁の解説通りになったようだ。打ち水効果とでもいうべきか、エアコンが急に効きだした。

2019年7月28日日曜日

台風6号 熱帯低気圧に

昨夜来の今朝方、夢うつつの中で雨音がしたような気がした。しかも今日は、台風6号*の影響があって雨降りが予想されていた・・・はずだったが。
(*)台風:「7月27日午後3時、台風6号は熱帯低気圧に変わった」(tenki.jp、7/27

それがどうだ、昼間、公園に出かけてみればカラカラに乾いて、陽射しは強い。東京の天気予報で報じられた台風がもたらすだろう雨の気配はまったくない。
(ここ3連日、東京の最高気温は28℃台だったが、今日は32.3℃[12:37]を記録した)

今日の公園の上空には、高層雲が渦巻いていた。高層雲が見られるとき、これから天気に変化をもたらす兆しともいうが。

台風は、熱帯低気圧にかわったという。現在、関西地域を覆っている熱帯低気圧の雨雲は、次第に東に移動して関東地域に影響を与えるだろうというけれど・・・素人判断では、明日は晴れに違いないと思いたい。

2019年7月27日土曜日

土用の丑の日

今日は「土用の丑(うし)」の日。ちなみに、「土用」は、四季の始まる「四立(立春、立夏、立秋、立冬)」の直前の約18日間をさす。そして、土用の中で今日は、昨日が「甲子(きのえね)」だったので、次の「子(ね)」⇒  「丑(うし)」となる。

(本ブログ関連:”土用の丑”)

そろそろ「立秋」(8/8)。夏の暑さで中だるみだろうから元気を付けようと、コピーライターの平賀源内は「鰻の蒲焼」を歌い文句にした。美味い香りに条件反射して、一種強迫観念におちてしまい、この時期だれもが鰻の蒲焼屋を訪ねることになる。

(本ブログ関連:”蒲焼”)

それにしても暑い。天気予報で今日の東京は、台風の影響で不安定さをいわれていた・・・と思っていたが、どうやら明日にずれ込んだようだ。結果、月曜から本格的な熱暑が続き、「梅雨明け」になるようだ。

来週末、鰻の蒲焼を食いに行こうかと思っている。

2019年7月26日金曜日

甲子(きのえね)

今日の「日めくりカレンダー」に「甲子(きのえね)」とある。ものごとの循環に、「十干(じっかん)」、「十二支(じゅうにし)」で定める考え方がある。それぞれの、10と12の最小公倍数は 60となり、この60通りの組み合わせで一巡するサイクルができあがる。

60通りのサイクルの最初に当たるのが「甲+子」の「甲子」。一年365日を60日で割れば、年に6回、「甲子」となる日を迎える。今日は、今年の4回目の「甲子」にあたる。

夏の高校野球の予選で最近話題が多い。選手の才能を温存するという、みなが気に掛ける時代になった。高校球児の夢である、全国大会の球場が存在する場所を「甲子園」という。その地名の由来について、Wikipediaは次のように記している。
「1924年、七番町の西側(旧枝川・旧申川の分流点あたり)に現在の阪神甲子園球場となる大運動場が開設された。その年が干支でいう甲子(きのえね)の年であったことから、このとき一帯が『甲子園』と名付けられた。」

野球の競技について熱心でないが、子どものころに草野球をした経験があるため、いったんテレビ画面で試合を観戦するとついつい見入ってしまう。これは、相撲と同様、やったことあるものには思わず力が入ってしまう。

2019年7月25日木曜日

勘違い

子どものころに勘違いした言葉がある。ラジオを上の空で聞いて、間違えたのかもしれない。それは暫らく尾を引いた。

・事故で電車が「ふつう」になる: 不通 ⇒ 普通、みんな各駅停車になるのかな?

・事件について「あらての~」: 新手 ⇒ 荒手、ずいぶん乱暴なことをするのかな?

・髪を「白髪染め」すること: 白髪を染料で隠す ⇒ わざわざ白髪色に染めるのかな?

思い出すのはこれくらいだが、他にいくつかあるだろう。思い出すたび追加したい。

・(追加)

2019年7月24日水曜日

石川町立「歴史民俗資料館」(鉱物標本見学)

久し振りに始発電車に乗る。鉱物仲間と福島県石川町にある「歴史民俗資料館」*を訪れ、展示の鉱物標本を見学しようというのだ。平日なれば、早朝の電車は混み合うこともなく快適に待ち合わせの駅へ進んだ。

(*)歴史民俗資料館: http://www.town.ishikawa.fukushima.jp/admin/material/

自宅から集合駅までは、多少の曇り空であったが雨の心配はしなかった。ところが鉱物仲間の車に同乗して、石川町に着くまでの間、天気の変化は目まぐるしいものだった。からっと晴れたかと思えば、土砂降りの雨に車体が打たれる、驚くほどの変転振り・・・幸い、石川町に着いて見れば快晴の空だった。

町役場で、歴史民俗資料館の場所を親切に教えていただき、同館へ到着。(昔、事前確認が足りず、休館だったときの正面玄関を思い出す、あのときのまま)

玄関受付で手続きを済ませ、スリッパに履き替えて入館、1,2階にある、石川町産の「ペグマタイト鉱物」をじっくり見学する。とにかく結晶が大きいのだ、そして美しい。水晶、鉄磐柘榴石、鉄電気石、緑柱石、そして普段、馴染みのない鉱物がずらりと並んでいた。石川町産出の「石川石」(柴田雄次・木村健二郎:福島県石川郡にあるペグマタイトで発見・報告、大正11年・1922年)は、地味ながらじっくり見るべき石だ。

上野の「科学博物館」や、つくばの「地質標本館」で見るときと違った迫力がある。この地、この周辺で見つかったという圧倒的な説得力があるのだ。自然に吸い込まれるように見入ってしまった。

(追記)
せっかくお誘いいただいたことだったが、今後の鉱物趣味をしばらく休止することにさせていただいた。帰路の車中、鉱物仲間にこれまでの感謝を繰り返した。あらためて感謝を申しあげる。

2019年7月23日火曜日

大暑 2019

今日は、二十四節気の「大暑(たいしょ)」。このところ晴れたり小雨がぱらついたり、気温もまばらな日が続いた。字面から暑さがつのるころとはいえ、道筋に雨に濡れたあとが残る公園を久し振りに散歩した。(ちなみに、大暑の真反対は「大寒」になる)

(本ブログ関連:”大暑”)

日焼けした中学生の男女が、公園から駅に向かう道を連なっていた。スポーツ競技があった帰りのようだ。背中に大きなバッグをズリさげるようにして背負っている。どうやらテニスの試合でもあったのだろう。

公園に着くと、夕日がまだ木陰の上で輝いていた。人影はすっかりまばらで、売店のシャッターはとっくに下りている。そんなとき、公園の端にあるテニスコートから大きな歓声が上がった。まだ試合が残っているようだ。
テニスコート面はいくつもある。たまたま通りかかったコートの隅で、赤いユニホームの少女たちが黙りこくったようにまとまっていた。もしかしたら、敗退でもしたのだろうか。

この時間にもなると、公園を行きかうのは犬の散歩連れくらいだ。大きな広場では、そんな姿も小さな固まりにすぎない。日が暮れて緑の陰が深くなると、遠くでカラスの鳴く声が妙に響いてくる。(帰り道、ローソンでバスクチーズケーキの「バクチー」を買った)

今日は「バスク語教室」の最終日だったが、夜に所用があり休んでしまった。テキストを読んで穴埋めしておこう。

2019年7月22日月曜日

(資料)JAXA-日本の宇宙開発史ハイライト

子どものころに「ペンシルロケット」を聞いたことがあるのは自慢のひとつだ。もちろん、「アポロ11号」による月面着陸のように、その場面を目撃したわけではないが。実際、そのとき私は整形外科のベッドの上にいて、後で新聞で知った。(ちなみに、看護師さん[当時は看護婦さん]がいうには、他の科の病室と比べて患者たちがネアカでよろしいとのことだった)

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、「1950年代。手のひらに乗るペンシルロケットから始まった日本の宇宙開発」以降の開発史ハイライトとして、代表的な成果をYoutubeで紹介している。

近隣都市の科学館で宇宙関係のイベントがあると、決まって国分寺市の科学教育関係者が出向いて、ペンシルロケットの実物大模型を展示解説する。子どもたちより、むしろ大人の方が懐かしさからか、時間をかけて見聞きする。

次のYoutubeは、日本の宇宙開発史を一覧できる貴重な映像資料である。また、元のYoutubeにある登録者の記事欄に、「ペンシルロケット」から「はやぶさ2」タッチダウン成功までの年表が記されている。


(Youtubeに登録のJAXA | 宇宙航空研究開発機構に感謝)

2019年7月21日日曜日

古い街道

道路整備や宅地化のため、今となっては地図上から消えてしまった旧道も含めて、当地の歴史的な街道について、地元学芸員の方が解説する講演会へ出かけた。

さすがに若手の研究者は見せることも巧みだ。地図(古地図や現行の都市図)や現地写真をプロジェクターで投影しての解説は、時代をまたにかけるダイナミックさがあった。聴講者に、紹介写真の近くに住んでいる人がいたようで、そのたびに声があがった。歴史をまさに身近に感じられた時間だった。

今回は前編ということで、地元の街全体を知るには後編を待たねばならない。

わが家のある住宅街は、歴史的な街道沿いに位置していたわけでもないようなので、次回の講演でどんな話がされるのか興味しんしんといったところ。そもそも江戸時代の新田開発で取り残された雑木林だったかもしれないのだから・・・。

2019年7月20日土曜日

夏土用入り 2019

今日は「夏土用入」で、そろそろ鰻重を食べたくなるころ。まさにその「土用の丑の日」は、来週の7月27日になる。

(本ブログ関連:”土用入り”)

鰻の蒲焼の記憶をたどると、下町に住んでいたころ、大きな橋の近くに、道路に向けて戸を開けっ放しにした鰻の蒲焼屋があった。飾りがこれっきしもない、蒲焼だけを売る専門店で、この時期になると客が次々押しかけてえらく繁盛していた。

歩道に蒲焼の煙が漂い、美味そうな焼き加減の香りが流れ、歩道に面した店先の屋台には蒲焼が何重も盛られて照りもよく、ますます食欲がそそられた。

で、そこで買い求めたかといえば、ちらりと覗き見するだけで通り過ぎていた。下町っ子の気風が足りず、今になって思えば、食味しておけばよかったのにと悔やむことしきり。そうすれば、蒲焼の記憶は味覚を含めてもっと豊になっていただろうに・・・。

2019年7月19日金曜日

(雑談)カメラ

私は写真家の作品を見るのは好きだけれど、自分で何かを撮りたいとまで思わない。興味がないというのではなく、撮り方がよくわからないからだ。だから、携帯に付属のカメラ機能で十分納得している。

もし、カメラを購入して、いろいろなものを撮影したとしたら、それらを誰かに見て欲しいという願望が出てくるだろう。ネットに公開する手もあるが、結局、空しい思いをするのではないかと不安がある。飛行機好きだから航空写真を、あるいは鉱物マニアだから鉱物結晶写真をなんて想像するが・・・。

若いころ、「ゼンザブロニカ」というカメラがあった。高級マニアが使用するような手の届かないものと見ていた。そのもっと遠くにあったのが「ハッセルブラッド」のカメラだ。素人にはどこか似た雰囲気がした。

50年前、アポロ11号による人類初の月着陸に際し、手持ちカメラにハッセルブラッドのものが使われたことは覚えている。ただし、帰還時、月面上で使用した「空になったカメラ」は放り捨てたそうだ(Wikipedia「アポロ11号」)。
一方、デジカメWatchの以前の記事「アポロ月着陸船のハッセルが約9,300万円で落札」(2014/3/25)*によれば、<月面着陸船パイロットカメラ>が競売に付されて、現在、日本にあるという。このカメラ、一体どこに取り付けられたものなのだろうか。

(*)記事: https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/641144.html

2019年7月18日木曜日

(歌)わたしの父の家(Nire aitaren etxea)

以前(7/2)の「バスク語教室」で、先生からバスクの歌の対訳が複数紹介された。Youtubeでそれらを参照したところ、故郷の賛歌もあれば、恋の歌もある。最後に参照・視聴したのが、次の曲「Nire aitaren etxea(わたしの父の家)」だった。

歌詞は、現代バスク語の始祖といわれる「ガブリエル・アレスティ(Gabriel Aresti)」(1933年~1975年)が、1964年に著した「石と国(Harri eta Herri:Stone and Country)」に収めた詩「Nire aitaren etxea defendituko dut(わたしの父の家を守っていく)」という。

Eñaut Elorrietaが柔らかな旋律で歌っているが、真の理解のためにバスクの歴史を紐解く必要があるのだろうけれど、「父の家」を比喩としてバスク地方を守るといった主張を込めているという。あらゆるものが奪われてゆくとも、(如何になろうとも)私は守る。それは父の家だ。

(Youtubeの登録者の記述に、アレスティの詩が記載されている)

(Youtubeに登録のGabi de la Mazaに感謝)

(感想)
<大地>とともに生きることを選択した者は、その自然を含めて守るべきものを知る。<大地>は先祖を葬ってきた場所であり、命を育む豊穣の場所でもある。<大地>に根ざした郷土への愛着は、ますます強固なものになるだろう。

2019年7月17日水曜日

天候の変化に追いつかない

連日、涼しい日がつづき、日照時間も少なかった。それが今日になって、東京都心の最高気温が(昨日の22.1℃からジャンプして)28.7℃(14:47)だったという。

昼間、ジャケットを着ていたので額に汗が滲んだ。空調を冷気にすれば寒いし、何もしなければ暑い。そして帰宅すれば、湿気が鬱陶しくて、騒音を撒き散らす除湿機をフル稼働させる。驚くことに、水受けの水槽が直ぐに満杯になる・・・。

しかも、明日からふたたび梅雨空に舞い戻るという。

天候の変化に体が追いつけそうもない。

2019年7月16日火曜日

2019春期バスク語-14

小雨がぱらつく空模様、相変わらずかんばしくない。数歩進んで気付く、やっぱり傘が必要と。今日は、新暦の7月16日なれど、旧暦の7月16日と見たたて「やぶ入り」という。昔、奉公人に与えられた年2回の休日のひとつ。ぱっと晴れて欲しいときだ。

そんな中、「バスク語教室」へ出かけた。(後1回を残すのみ)

(本ブログ関連:”春期バスク語”)

前回の現在形「不完了分詞」の復習(宿題のプリントを全員が順に回答)と、「所有属格」(所有・帰属)について次のように解説いただいた。(第10章相当)

① 語順
  ・通常、強調したい語(名詞、代名詞)を先頭に置く
  ・ただし「疑問詞」がある場合、先頭に疑問詞を置き、動詞が続く
    - 疑問詞+動詞(動詞+助動詞)

② 所有属格(所有・帰属:~の)
  ・名詞の前に置く: 所有属格 + 名詞

教室のみなさんは、飲み込みも早くうらやましい。一方、わたしときたら隘路にはまったよう。これからどうしょうかと戸惑うばかり。

2019年7月15日月曜日

海の日 2019

昨日のブログに、「くらげ」と「うんも」の漢字(水母、雲母)に、「母」の文字があり、母性のイメージとつながるのではと想像した。今日は、国民の祝日「海の日」(7月の第3月曜日)である。この「海」の文字の「毎」に「母」がある。

(本ブログ関連:”海の日”)

「海」は、地球の生命史から、生命の起源の場所であることは間違いない。その意味で、「海」は大地と同様に命を育む「母」なる場所だ。

ところで「海」の文字について、Wiktionaryにある字源の項ををみると、特に「毎」に次のような説明がある。(白川静『常用字解』の解説からの引用のようだ)
-------------------------------
形声: 「水」+音符「毎」。晦、悔、昧、黒、灰等と同系で、共通する意味は「暗い」。
           元は中華地域に対する周辺の未開の地域を言う。もしくは、暗い海。
-------------------------------

意外なことに、「くらげ」や「うんも」ように光を透かす明るさとは反対に、「海」は暗さの意を含むというのだからイメージが混乱してくる・・・まとまらない。

2019年7月14日日曜日

(雑談)くらげ、うんも

「くらげ」も「うんも」も漢字に表すと、「水母」であり「雲母」である。ともに「母」の字を持つ。Wikipediaによれば、「クラゲ」の項では「水母」の文字の語源について不明としており、「雲母」の項では「雲母」の文字の語源についての記述がない。

両者は明かりを透かしてみると、うっすらとした形が浮かぶよう。まるで雲のような、柔らかい存在に思える。それが、包み込むような母性のイメージと重なるのだろうか。


(追記)
小学生がランドセルと一体になって歩いている姿を眺めるのは楽しい。それが一団となって道端を歩んでいると、つい横目で見てしまう。てんでバラバラなのに、一定の会話が成立しているのが不思議。また、低学年の子どもが母親と一緒に歩きながら、自分のことを当り前のように「オレ」なんて勇ましい言葉を使っているのが聞こえてくると微笑んでしまう。

そういえば、彼らはまだ夏休みに入っていないんだと気付いた。少し前のブログに、もう夏休みになっているような記述をしたことがある。とんだ間違い、なぜそう思い込んだのだろうか・・・。近くの小学校の行事予定を見ると、7/25から「夏季休業日始」とある。

2019年7月13日土曜日

精霊会、迎え火

雨雲のためくすんだような夕刻、小雨がぱらつくなかを帰った。家に近づくと、辺りに物を焦がすような香りがした。そのとき、ご近所の門のかたわらで「迎え火」をしているのに気付いた。今日は「精霊会(しょうりょうえ)」である。

精霊会は、今月13日から16日にかけて先祖たちの霊を祀(まつ)る仏事で、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」ともいう。これは、いわゆる「お盆」の時期であるが、一般に新暦8月に行なうのが通例(実質、旧暦相当日に合わせたもの)。とはいえ、今日、迎え火をする家もある。

子どものころ、お盆の時期が来ると、客間に盆提灯が飾られ、うれしくて客間を覗き込んだものだ(昔の家の客間は、子どもたちが普段出入りする部屋ではなかった)。お供えものの落雁菓子が、行事が終わると食べられる楽しみもあったからだ。そういえば、何度かお坊さんがお経をあげに来たのも思い出す。祖父母がつづけて亡くなり、しばらくの盆の行事だったのだろう。

(本ブログ関連:”お盆”)

それにしても、わが家で迎え火をした記憶はない。だから、今日、ご近所のそれがとても新鮮に見えた・・・毎年されているのだろうけど、わすかな時間なので、今まで、目にすることも、香りをかぐ機会もなかっただけのことだろう。

2019年7月12日金曜日

初伏、草市

今日は、「夏至」(6/22)から3週間経って訪れる「初伏(しょふく)」で、酷暑に農事を一休みするといった時期のようだ。また、旧暦の今日は7月12日にあたり、盆の行事に使う(盆)提灯や線香などを売る市の「草市(盆市)」が立ったという。

(本ブログ関連:”初伏”)

といっても、実生活でこれらの行事にあったことはない。言葉では知っているわけで、日めくりカレンダーの隅を見て思い出す。旧暦、陰陽五行ともとっくに離れている。

朝方小雨があったものの後は曇り空。近所の栗林の毬は、黄緑から緑色を増して実をしっかり膨らませている。やがて梅雨が明けて、盛夏が来るだろうというのに、心は何処かで栗の実に秋を感じている。連日の涼しさのせいか。

特に変わったこともない。

2019年7月11日木曜日

はやぶさ2、第2回目のリュウグウ着地

本日、午前10時過ぎに、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から、「小惑星探査機『はやぶさ2」第2回目タッチダウン成功について」のプレスリリースが次のように発表された(2019年(令和元年)7月11日)。

(本ブログ関連:”はやぶさ2”)
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国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」を小惑星「Ryugu(リュウグウ)」へ接地(タッチダウン)させ、リュウグウの試料を採取する運用を実施しました。

「はやぶさ2」から送られてきたデータを確認した結果、サンプル採取のためのプロジェクタイル(弾丸)の発射を含む「はやぶさ2」のタッチダウンのためのシーケンスが実施されたことが確認できました。「はやぶさ2」の状態は正常であり、今般、リュウグウへの2回目のタッチダウンを成功させることができました。
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今年に入って、「はやぶさ2」は「リュウグウ」に1回目のタッチダウン(2/22)した後、サンプル採取のためのプロジェクタイル(弾丸)発射(4/5)により<表面>にクレーターを作ることに成功している。そして今回、第2回目(10:06頃)の、「はやぶさ2」本体を着陸(前回のクレーター付近)させ、プロジェクタイル発射により「リュウグウ」の<地下>試料の採取にも成功した。

(記者会見で、津田雄一プロジェクトマネージャのミッションへの思いを聞くことができる)

(Yotubeに登録のJAXA | 宇宙航空研究開発機構に感謝)

2019年7月10日水曜日

夏休みの宿題

小学生の高学年のころ、クラブ活動で社会部に属していた。夏休みの宿題に、日本列島の立体地図を作ることにした。材料はデパートで購入したと思う。等高線に沿って切り出した厚紙(部品)を何枚も重ねて高度を表現するのだ。サイズは、縦横50cm×100cmくらいなので、立体地図作りはとんでもない作業になった。

第一段階は、高度(等高線)別に印刷された厚紙をハサミで切り出す。同じ高度の場所が各県に存在するので、きちんと整理しておかないと、どれがどこの地域のものか分からずじまいになる・・・混乱する。ギブアップ寸前のとき、家族総出で手伝ってもらうことになった。延々と時間が費やされた。

第二段階は、厚紙を重ねて貼り付けた後、高度別に色づけする作業が待っている。海、平地、段丘、高地、高山と段差をつけて塗っていく・・・次第に勘で色付けしてしまうことになる。最後に、作品らしく仕上げるため、ニスを塗って光沢を付ける。このころになると、家族全員がぐったりしてくる。そう、ほとんど家族みんなで作ったようなものだった。

夏休みが明けて、部会でひとりひとりが成果発表をしたとき、私は平気な顔をして立体地図をみなに見せた。先生方が感心しながら、そして半分笑いながら壁にかけてくれた。先生はすべてお見通しである。(私は、内心、もっと小さなものにしておけば・・・バレずにすんだのにと妙な反省をした)

2019年7月9日火曜日

2019春期バスク語-13

梅雨寒がつづく。7月に入って、東京都心の最高気温が25℃未満が5日連続したのは26年振りとのこと。同様に連日の日照時間が一日当たり30分にしかないという。おかげで長袖服を引っ張り出した。

曇り空の下、「バスク語教室」へ出かけた。(後2回を残すのみ)

(本ブログ関連:”春期バスク語”)

前回の「未来形」の復習(宿題のプリントを全員が順に回答)して、「現在形」(<反復・習慣>のケース)について、次のように解説いただいた。(第9章相当)

① 不完了分詞
  ・現在形では不完了分詞を使用する
     例: (完了) Nik joan naiz. ⇒ (現在) Nik joaten naiz.
  ・不完了分詞は、動詞(辞書形)語尾のいろいろなパターンに応じて作られる
     例: 行く  joan(-n) ⇒ (nを削除、tenを付加) ⇒ joaten

② 位置格([場所・時間]~で/に )
  ・例: 喫茶店 kafetegi ⇒ 喫茶店で kafetegian(位置格単数)

2019年7月8日月曜日

ユダヤの歴史を学ぶ-12

連日、あやしい天候が続いていたので、心配しながら市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」へ出かけた。この連続講座、今日で最終回となる。第12回の今回、「ユダヤ人、アメリカに渡る:アメリカ移民の20世紀」について、東京大学准教授 鶴見太郎氏から解説いただいた。(幸い帰りもよい天気だった)

20世紀前後に、アメリカへ渡ったユダヤ人移民の大半(7割近く)は、ロシア・東欧地域から来た人びとだった。彼らが、移民後どのような生活を送ったのかを紹介された。

・アメリカのユダヤ人(現在)
  - 人口:約600万人(総人口の2%)・・・ その内「(超)正統派(ハレーディーム)」(黒服)は12%程度
・ロシア・東欧地域からの移民となった要因
  - 貧困:従来の経済活動(商業・手工業・運輸業)では、工業化・資本主義化に乗れなかった
・移民として迎え入れる要因
  - 先発の親類・友人(イディッシュ語話者)の迎え要れ: 非合法(斡旋業者)による移民
・移民後の労働運動
  - ドイツ移民の支援もあった
・ユダヤ人の階級上昇: 高い教育水準
  - 1937年のニューヨーク市: 弁護士・判事の64%、歯科医の64%、医師の55%がユダヤ人
・ユダヤ人の教育環境(正統派など)
  - アメリカの教育法に従いながら宗教教育を行う
  - 男子: タルムードを読みこなせるまで、女子: 世俗科目に重点を置く(世間との親和性あり)
  - 早婚、子だくさん
・(超)正統派コミュニティの問題点
  - 若者に見られるコミュニティからの離脱: 支援組織(ex. Footsteps)がある
・ユダヤ・コミュニティ: 自律的に活動する

連続講座を聴講したことで、何か整理されたかというより、正直ますます混迷を深めたといってもよいかもしれない。ユダヤ人が、どのように各地に定着したか、どのように移動したか、そしてどのような階層だったのかがよく分からない。時代を先行した階層もあれば、とり残された階層もあったはず。そこが知りたい。

2019年7月7日日曜日

小暑、七夕 2019

今日は、二十四節気の「小暑」であり、五節句*のひとつ「七夕」でもある。小暑は、多少前後することがあっても大方7月7日であるため、もうひとつの(新暦)七夕とうまく重なる。夏の子どもたちにとっては、願いを記す七夕飾りは忘れられないものになるだろう。

(本ブログ関連:”小暑”、”七夕”)

(*)五節句
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「人日(じんじつ)」(1/7):「七草の節句」・・・ 七草粥
「上巳(じょうし)」(3/3):「桃の節句・雛祭」・・・ 雛飾り
「端午(たんご)」(5/5):「菖蒲の節句」・・・ こいのぼり
「七夕(たなばた)」(7/7):「七夕(たなばた)」・・・ 笹飾り
「重陽(ちょうよう)」(9/9):「菊の節句」・・・ 菊の花
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今月初(7/3)に野外観察園へ出かけたおり、公園事務所に寄ったところ、入り口に七夕の笹飾りがあった。子どもたちの願いを込めた短冊が吊られていて、幼い文字で書かれたものもあれば、親が代筆したものさまざまある。身近な願いから将来の夢まで、あるいは地元のサッカーチームの優勝祈願まであって微笑ましくながめた。子どもが夢を持てるというのは、本当に素晴らしい大切なことと思った。


(Youtubeに登録のYuki Houseに感謝)

とっくに子どもでなくなってしまった学生時代のちょうど七夕のころ、外科で入院したことがある。病棟の行事の一環として病室のみなに短冊が配られた。願い事を記してくださいといわれてベッドの上で書いたのが、「いてていててと 叫んでみても 誰も知るまいこの痛み」だった。そして2週間ほど過ぎて、人類が初めて月に着陸したのだ。(アポロ11号:1969年7月20日(日本時間21日))

今日は一日中雨が降ったり止んだりで、夜になっても雨雲に覆われている。この雲、ちっとも動こうとしない。

2019年7月6日土曜日

(情報)「きぼう」・「こうのとり」10周年記念公開シンポジウム

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のサイトに、「国際宇宙ステーション」に関わる日本側の取り組みについて、次の通りシンポジウム「『きぼう』・『こうのとり』10周年記念公開シンポジウム開催のお知らせ(仮題)」の開催案内(最終更新日:2019年5月10日)が載っていたので記す。
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2019年7月19日に、国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」日本実験棟完成10周年、そして同年9月11日に、「こうのとり」初号機打ち上げ10周年を迎えます。これを記念して、この夏JAXAでは、「きぼう」・「こうのとり」について、皆様に様々な情報をお届けすると共に、皆様にご参加いただける記念シンポジウムを開催します!
日時        2019年8月30日(金) 19時~21時(予定)
・場所 ヒューリックホール東京 (東京都千代田区有楽町2丁目5-1 有楽町マリオン11階)
                (アクセス) JR山手線「有楽町駅」(中央口・銀座口)より徒歩3分
                                   http://hulic-theater.com/access/
・定員 900名程度
募集       開始: 7月中旬(予定)
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詳細は7月中旬に発表とのことだが、一般向け内容と思うので聴いてみたい。

2019年7月5日金曜日

夏休みのラジオ体操

このごろ、街に子どもたちの姿が目につく。夏を楽しんで、場所をかまわず上げる歓声は、夕立に乾いた地面が濡れてほっとさせるような潤を与えてくれる。街に活気を思い出させる元気の素だ。歳をとるとますますそう感じる。

子どものころの夏休みの思い出といえば、やることが一杯で、全部こなそうとして日射病になったりした。昔は、「熱中症」というより「日射病」が心配されたものだ。水をたくさん飲んで、汗を出せなんて親から厳しく注意されたこともない。

夏休みの早朝、小学校の校庭に子どもたちがぞろぞろ集まり、体育の授業のように規律を求められるでなく、どちらかといえば近所同士一団となってかたまり、のんびり始まった。眠気からようやく覚めたころには終わり、最後に、首にぶら下げたカードに出席のハンコを押してもらって家に帰った。(出席は長続きしなかったけれど)

次のYoutube映像は、昭和35年ごろの、夏休みのラジオ体操という。60年安保の直後の時期だろう。静岡市音羽町の記録とのこと。地方の町ののんびりした朝の様子を撮っている。「ちび丸子」の作者「さくらももこ」(1965年~2018年)が誕生したのも現在の静岡市(同市清水区)であり、60年安保から5年後のことだ。


(Youtubeに登録のkohjohchoに感謝)

2019年7月4日木曜日

図書館でのはなし

霧雨もない空模様、図書館前の駐輪場が空いていた。おや休館日なのかと案じたが、玄関のガラス戸から奥をのぞけば人の気配がして開館しているのが分かった。近くの薬局で買物して寄っただけだが、一階の開架の書棚を巡ってみた。

(館内で、弾みでドアに頭をぶつけてしまった。帰宅してコブができていたのに気付いた)

久し振りの訪問なので、おもしろい本はないものかと興味深々探したら、語学の棚にニューエクスプレス・シリーズの「ロマ(ジプシー)語」(白水社)があった。著者角悠介(すみ ゆうすけ)氏はルーマニアと縁が深いようだ。

ロマ語はインド・ヨーロッパ語族の、しかもインド語群に属す古い言語という。8月に「日本エスペラント協会」で、言語講座「ロマ(ジプシー)語 会話練習」と、講演「ロマ(ジプシー)語の造語法 -エスペラント語の造語法と比較して-」があるそうだ*。

(*)ロマ語に関する講演会: http://www.jei.or.jp/20190824_korno_romago/

次のYoutubeは、随分以前だが映画「ジプシー・キャラバン」の予告編で、「スペイン、ルーマニア、マケドニア、インドの4つの国の5つのバンドによる、ジプシー・キャラバン・ツアーのドキュメンタリー」のよう。(未見であるが・・・)


(Youtubeに登録のUPLINKに感謝)

(流浪の民に、音楽と踊りと共に生きるか、金融とネットワークと共に生きるかの違いがある。そして、彼らがどのような階層と共に生きようとしたか大いに関心がある。)

2019年7月3日水曜日

自然観察園(半夏生)

雨が降りそうでそうでない、空全体灰色、曇天の一日だった。おかげで、日は薄く、木陰の緑は深く濃い。木立は、まさに古めかしい「ジョン・コンスタブル(John Constable)」(1776年~1837年)の風景画のようだ。

昼間、空模様を気にしながら、公園に併設の自然観察園を訪ねた。そんな天気なれば人気はなく、静まり返ったままだった。

昨日(7/2)は、二十四節気の「夏至」を約5日ずつに分けた最後(3番目)にあたる(すなわち、七十二候の)「半夏生(はんげしょう)」だった。「半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃」(Wikipedia)とのことで、左の写真のように、薬草「ハンゲショウ」の葉が白く半化粧しているように見える。(正直、鳥のフンでもかけられたのかと思うほど、葉が不規則に白くなっている)

(本ブログ関連:”半夏生”)

観察園では、7月の花だよりとして、上記のハンゲショウのほかに、樹木の花として、「リョウブ(令法)」の花(「花は夏に咲き、花弁は白く5裂する。枝先の長い総状花序に多数の花をつけよく目立つ」:Wikipedia)や、「ネムノキ(合歓木)」の花(「花は頭状花序的に枝先に集まって夏に咲く」:Wikipedia)が咲いていた。

ネムノキの花は、囲いの中にあって(保存されていて)、そばで観察することができない。そのため、遠くから見ると淡紅色の花弁がどのような姿形か判別できない。実際は、細長い花がいくつも群集していて、想像したような花弁とは違っている。簾を透かして見るような東洋的な気配がする。

2019年7月2日火曜日

2019春期バスク語-12

空模様を気にすることなく一日を過ごせた。明日は、九州はふたたび大雨とのこと。東京もくだり気味のようだ。(ところで、今月の福島県石川町への訪問はいつになるやら、気象情報のAccuWeatherで一ヶ月先まで天気予報を見たりして・・・)

今日のバスク語教室は、月一回のペースで、東京外国語大学教授の萩尾生氏から紹介いただいている「バスク文化」の第3回目で、「年間暦と伝統行事」(暦用語と関連語)について、写真や動画を交えて解説された。

① 太陽(eguzki)に関連する用語
 ・eguzuki = egun(朝・明かり)+ zuki(光?)
 ・egunsenti(曙)、egutegi(カレンダー)

② 月(ilargi)に関連する用語
 ・ilargi = il(月、死)+ argi(光)
 ・ilberri(新月)、ilzahar(満月)

③水(ur)に関連する用語
 ・euri(雨)、edur(雪)、urutzi(空)

④ カレンダー
 ・月(1月~12月)・・・・・・ 農業に関連か
 ・曜日(月曜日~日曜日)・・・ 月の満ち欠けに関連か
 ・季節(春~冬)
 ・行事

バスク語の単語に「k」の表記が多い理由について、バスク語の独自性を出すため、周囲で使用の言語の「c」や「q」表記を、「k」にまとめたそうだ。

「バスクと鉄」の関連が深いことから、以前ブログに記した原バスク人と原フィン人の関連について雑談した。

(本ブログ関連:”バスクと鉄”)

2019年7月1日月曜日

ユダヤの歴史を学ぶ-11

九州を昨夜来、大雨が襲った。雨雲レーダーで一般に視覚的に知るようになった「線状降水帯」という同一場所で大雨が降り続く気象現象によるもの。その局地的な被害に対して、一方、東京は霧雨の一日だった。

傘をさすべきか迷う程度の中、市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」へ出かけた。第11回の今日は、東京外国語大学講師 鴨志田聡子氏から「近代東欧のユダヤ人:『屋根の上のバイオリン弾き』にみるイディッシュ文学の世界」について情熱たっぷりに語っていただいた。

(本ブログ関連:”イディッシュ語”)

中欧・東欧地域に多く居住したユダヤ人たちの言語「イディッシュ語」を通じて、言葉を持つ(語る)意味を解説された。イディッシュ語とは何か、そして(イディッシュ語と縁のある)現代のユダヤ人になぜ見直されているのか。

① イディッシュ語文学の代表的作家「ショーレム・アレイヘム」(1859年~1916年)
 ・バイオグラフィー: ウクライナに生まれ、欧州を転々としてニューヨークに没す
 ・代表作「牛乳屋テヴィエ」(ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」の原作)
  - 読者の「共感」: 家族・庶民の日常と変化、(時代)社会の変化を描く
  - 日常イディッシュ語 < 周辺とはウクライナ語・ロシア語 < 宗教上はヘブライ語

(本ブログ関連:”屋根の上のバイオリン弾き”)

② イディッシュ語
 ・言語の特性: ドイツ語要素80%、スラブ諸語要素15%、ヘブライ語8%
 ・表記の仕方: ヘブライ文字、文章は「左←右」に記述する

③ イディッシュ語の復興
 ・イスラエル建国時に公用語化されず一時廃れる
 ・現在、イスラエルのテルアヴィブなどでサマースクールが開催される
 ・習得動機に「母が喋っていた言葉」がある ⇒ まさに「mame-loshen(マメ・ロシェン)」

④ (イディッシュ語という)言語と集合的記憶
 ・イディッシュ語を通して、自分たちが何者であるのかを求める
 ・イディッシュ語は、世代を超えた連続性のある「共有」


今回紹介の参考書籍、岩波文庫「世界イディッシュ短編選」(西成彦編訳)の巻末に編者の解説があって、イディッシュ文学者たちが時代の中で移動(遁走)していたかを紹介している。

(本ブログ関連:”西成彦”)

またイディッシュ語文学の作品が成立した時代の視点として、ロシア革命以前・以後、第二次大戦以前・以後かどうかも気になるところだ。

2019年6月30日日曜日

今年もとうとう半分食ってしまった

今日は今年の前半にあたる大きな節目の日で、神道の儀式「大はらい(大祓:おおはらえ)」である。電子辞書の広辞苑によれば(宮中の祭祀に着目して)、「古来、6月と12月の晦(つごもり)に、親王以下在京の百官を朱雀門前の広場に集めて、万民の罪や穢(けがれ)を祓った神事。現在も宮中を初め全国各神社で行われる。中臣の祓。みそぎはらえ。おおはらい。<季:夏><季:冬>」とある。

大はらいにちなんだ民間の祭祀に、輪くぐりする「茅(ちがや)の輪くぐり」とか、「夏越の祓の風習」があるそうだ。「茅の輪くぐり」について、東京の神社でも見られるようだが、正直、最近いろいろな行事を呼び水にしているような気配がして気掛かり。それとも、そんな風習があったことを知らずにいただけだろうか。

いつもなら、ブログに、一年をリンゴの実に例えて、もう半分を食ってしまったと溜息するところだが、それも面倒になった。悩んでも半年、悔やんでも半年。どっちみち後戻りすることもできないし、この半年の間に実を結んだものも知らない。残り半年をどう過ごすか思案するしかないようだ。

なんだかあっけない半年が過ぎてしまった。

2019年6月29日土曜日

枇杷の実

子どものころ住んでいた社宅街は、南側にゆるく高度を上げる傾斜地に広がっていた。そのため、隣家との境界は少し段差を付けて区切られた。今頃になると、その境界の南側隣家の敷地に育った「枇杷(ビワ)」の木に、黄橙色に膨らんだ実が多数生った。

友だちが遊びに来ると、その枇杷の実を一緒に食おうと、隣家の物置小屋の屋根に登ってつまんだものだ。皮を剥き、自分の家の庭先に種を吐き出しながら食べた。当り前のようにいくらも生っていると、貴重とも思わず面白半分に食した。だから直ぐに飽きた。後で、母が子どもが勝手なことをしたと隣家に詫びているのが聞こえた。とはいえ、枇杷の実の風味はそのとき覚えたものだ。

ところで、近ごろ近所の通り道に、民家の塀越しの枇杷の木からいくつも実が落ちているのを見て、子どものころのことを思い出す。たくさん生った実に野生の鳥たちすら群がるわけではなさそう。野鳥にとって、枇杷の実はさほど魅力がないのかもしれない。

先日、テレビ報道で、一匹の野生サルが街中を転々と移動していて、攻撃的な仕草をしたり、枇杷の木で休憩するようにして実を食べている映像を報じた。野生のはぐれサルにとって、枇杷の実は貴重な食材になったはず。手負いも見えず、まだ若い様子から、別の集団に入るため自ら生まれた集団を離れたのか、それともボスに集団から追い出されたのだろうか。

2019年6月28日金曜日

政府専用機

大阪で開催のG20サミット(6/28~29)に、各国首脳使用の政府専用機が「大阪(伊丹)空港」や「関西国際空港」に次々着陸している。「神戸空港」も受け入れ態勢に入っているという。

娯楽ニュース番組で、今回、或る石油国の首脳(王族)が招待されており、それぞれ各人が専用機を持っていて多数のため、空港に長期駐機ができず、一旦散らばると紹介された。また、G20サミットは、航空写真マニアにとって絶好の機会のため、カメラを携えて待ちかまえているそうだ。

日本の政府専用機は、初代はジャンボ「ボーイング747-47C」だったが退役して、現在「ボーイング777-300ER」に引き継がれた。ずんぐりむっくりなジャンボからスマートな機体に変わった。航空経済紙「Aviation Wire」の記事「旧政府専用機B-747初号機が離日  旅客型ジャンボ姿消す」(6/28、Tadayuki YOSHIKAWA)に、6/27に、初代はジャンボ機(1号機)は海外へ飛び立ったと記されている。長年(テレビなどで)見慣れた機体だったが消えていくのは寂しい気がする。
(なお機内設備の一部を展示用に残した初代ジャンボ機であるが、残りの一機(2号機)もすでに 6/17 に離日しているとのこと)

次のYoutube映像は、新しい政府専用機「ボーイング777-300ER」が羽田空港に初飛来したまさにその翌日(2018.10.20 )、安倍首相が初代政府専用機「ボーイング747-47C」で帰国したことで、両機が隣り合わせした珍しい光景とのこと。


(Youtubeに登録の読売新聞オンライン動画に感謝)

ところで、ボーイング777-300ERの主翼端のデザインが、おじさん世代にはちょっと洒落てて玩具っぽく見えてくるのはどうしてだろう。

2019年6月27日木曜日

「メーヴェ」の飛行を見てみたい

アニメ「風の谷のナウシカ」(宮崎駿監督)に登場する飛行装置「メーヴェ」の飛行を見てみたいものだ。それをリアルに実現したのが、「オープンスカイプロジェクト」の八谷和彦氏とその仲間たちだ(現在、同プロジェクトは機体にメーヴェの名を冠していない)。

(本ブログ関連:”メーヴェ”)


(Youtubeに登録のPSPoliticsに感謝)


(Youtubeに登録のT. Kawasakiに感謝)

2019年6月26日水曜日

DC-3のレシプロエンジン音(起動から離陸まで)

飛行機のエンジン音は、その原点でもあるレシプロエンジン(ピストンエンジン)に勝るものはない。商用旅客機にとって、今となっては骨董扱いだろうが、このエンジンの起動時の噴気に、内燃機関特有のピストンが押し出す力強さを見て、一瞬、鋼鉄の黒馬とうたわれた蒸気機関車の起動時を想わせる。

現代の飛行機でスタンダードなジェットエンジンの響きは、機能性ばかりが目立って(見えるわけではないが)、機体にロマンを託せないのだ。やはり、Pratt&Whitneyピストンエンジンを搭載した小粒の双発プロペラ旅客機「DC-3」の響きは何度聞いても心地よい。

(本ブログ関連:”DC-3”)

Swissairが大切に保存している、ダグラスDC-3の起動から離陸まで勇姿を眺めよう。


(Youtubeに登録のMatt's Aviation Channelに感謝)

2019年6月25日火曜日

2019春期バスク語-11

今日はからりと晴れて心地よい。いい気分で「バスク語教室」へ出かけた。
ところで、地下鉄の始発乗り換え駅で、いつも火曜日発売の「ニューズウィーク」(日本版)を購入しているが、今週号はなかなか盛りだくさんで興味深い記事が並んでいる。
また、G20サミットにあたってのことだろう、この地下鉄路線が都心を通るためか、始発駅ならではの荷棚・座席下の厳重なチェックがされたのには驚いた。

(本ブログ関連:”春期バスク語”)

今回も、宿題のプリントを全員が順に回答し、次に、未来形(未来分詞形)の作り方について解説いただいた(テキスト第8章相当)

① 未来分詞形
 ・作り方: 動詞の完了分詞形の語尾に付す(-ko、語尾が「n」のときだけ -ngo 
   - 過去分詞形: Xabier goizean lan egin du. (シャビエルは午前に働きました)
   - 未来分詞形: Xabier goizean lan egingo du. (シャビエルは午前に働きます)
 ・参考:「位置格」(場所、時の「~に」を示す)・・・第9章の一部だが
   - (例)上記例文にある goizean: goiz(午前)+ean(~に)= 午前に

② 奪格(~から)
 ・空間的・時期的な基点を示す
  - Japoniatik(日本から): Japonia(日本)+tik(~から)

③ 到格(~まで)
 ・場所の到達を示す
  - Pariseraino(パリまで):Paris(パリ)+eraino(~まで)

2019年6月24日月曜日

ユダヤの歴史を学ぶ-10 、地震さまざま

朝方、小さな地震があった。気象庁の地震情報によれば次のように発表された。なお当地は「震度2」であった。
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24日9時11分ころ、地震がありました。/ 震源地は、千葉県南東沖(北緯34.9度、東経140.0度)で、震源の深さは約60km、地震の規模(マグニチュード)は5.5と推定されます。/ この地震により観測された最大震度は4です。 (千葉、東京、神奈川の各都市)
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小雨ぱらつく中、市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」へ出かけた。第10回の今日、東京大学大学院博士課程の青木良華氏から「近代西欧社会へ参入するユダヤ人:ドイツ・ユダヤ人が見た光と影」の解説をいただいた。

① 18世紀頃から19世紀にかけて、欧州で行なわれたユダヤ人の(伝統からの)解放の動き
・当時「国民国家」が成立する中での、ユダヤ人(ユダヤ教)の自らの変革・解放であった
・国家に対して、ユダヤ教がキリスト教(プロテスタント)と同じ立場に立つことを目的にした
  - 「ユダヤ教は国家に従属する」(ユダヤ教優先する立場からの変更)

② 解放の過程
 ・ユダヤ人が居住する国家の側からきっかけが与えられる
   - 米国で早く、その後ドイツ(プロイセン)、フランス革命後のフランスで始まる

③ ユダヤ人による解放にさまざまな立場があった
 ・キリスト教への改宗
 ・ユダヤ教の改革あるいは伝統を保守すること
  - 改革派: ユダヤ教聖書を批判的に理解
  - 正統派: ユダヤ教改革への反発
  - 東欧での正統派: シュテトル(シュテットルユダヤ人小規模コミュニティー)を基礎とした伝統的ユダヤ教

(本ブログ関連:”シュテットル”)

④ ユダヤ教改革に関わったひとびと
 ・モーゼス・メンデルスゾーン(哲学者)
  - ユダヤ教を独自性のある調和する宗教として説いた
  - 音楽家フェリクス・メンデルスゾーンの祖父
 ・ハインリッヒ・ハイネ(詩人でありジャーナリスト)
  - (ある意味、流浪する文化人のよう)東欧ポーランドのユダヤ人への評価と共感
  - ユダヤ教から、プロテスタント ⇒ カゾリックへと改宗する

④ 社会情勢の変化(三月革命など)にユダヤ人参加とともに、新たな反ユダヤの萌芽
 ・ドイツロマン主義: ドイツ民族意識・・・対立
 ・シオニズム: イスラエルの回帰運動・・・回避

配布資料に、ハイネがポーランドのユダヤ人に触れているところがある。イディッシュ文化の原典(真髄)を知るようでとても納得する。
汚い皮帽子をかぶり、シラミの住みついた髭を垂らし、にんにくの臭をただよわせ、ユダヤことばを話すポーランド・ユダヤ人の方が、いまなお私には札びらの神々しい輝きに包まれた(ドイツ・)ユダヤ人より好ましいのである


(追記)
夕方のTVニュースで、上記の地震報道をまさに解説しようとしたとき、TV画面に地震速報が表示された。一瞬なんのことか戸惑ったが、このタイミングで新たな地震が発生したと理解した(当地では体感はなかったが)。
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24日19時22分ころ、地震がありました。/ 震源地は、伊豆半島東方沖(北緯35.0度、東経139.1度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は4.1と推定されます。/ この地震により観測された最大震度は4です。(熱海市)
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2019年6月23日日曜日

(雑談)ご飯

大学生の夏休みに、田舎でひとり暮らしの祖母を訪ねたことがある。家の周りに水田が広がっていた。大方の土地は地元農家に貸していたが、歳をとって自家栽培の小耕地の世話も難しくなっていた。孫たちに、機会があれば来させて、自分たちの家系について話して聞かせたかったようだ。

実は、いずれ必要な葬儀の祭壇に置く写真を撮って欲しいということもあった。和服に正装した祖母とセンチメンタルな思い入れもなく、少し笑いを交えながらフィルムに収めた。いい写真が出来上がることに専心した。

庭に古い祠や土蔵があった。祠には、祖母にとって最大のプライドになる、先祖の象徴ともいうべき女性が祭られていた。また土蔵の二階には、明治の時代に、祖父が学生(高校生レベルだろうか)のころに使ったという古い教科書があった。数学の本を興味深く開くと、当り前のことだが今と時代と差を感じないものだった。(ちなみに、私は数Ⅲを学んだ世代である)

数日過ごしたとき、電気釜に残ったご飯が古くなっていた。私は、新しいご飯を食べたいといった。祖母は私に新しい飯を炊いてくれたが、自分は古くなったものを洗えば大丈夫といって、そちらを食べたのだ。

農家にとって、米、ご飯がどんなに大切なものか、東京に戻って思い返すたび深く感じるようになった。今もその思いは変わらない。

2019年6月22日土曜日

夏至 2019

近ごろ夕方になって西の空を見上げると、太陽がまだそれなりの高度にあって、まぶしくギラギラ照っているのに驚く。思わず腕時計を確認してさらに驚く。午後7時だというに、辺りは西日に明るく照らされているのだ。

それもそのはず、6月16日から二十四節気の「夏至」の今日(6/22)まで、東京都心の「日の入り」は19:01だった。今日は、一日雨が降ったり止んだりしたが、晴れていれば、同時刻になっても明かりが十分残っているはず。

(本ブログ関連:”夏至”)

夏至の今日は、一年で「昼の時間」が一番長いが、今まで何度かブログに記した通り、実際の「日の入り時刻」は、明日の6月23日から7月4日まで、一年で一番遅い19:02となる。体感でいえば、まだまだ昼の時間を長く感じることができる。まさに、夏らしい夕方だ。

夏至が曇天に終わったのは残念だったが、朝のTVクイズ番組で「稲妻」とか「キツネの嫁入り」の語源について薀蓄が語られた。稲妻は、イネの生育に落雷がよい方向に影響するといい、そして、農業の仏神の使いとされるキツネは、稲田を荒らすネズミの害を絶やすという。「稲妻」や「キツネの嫁入り」の語源が、ともにイネつながりで、農業国だった時代に遡れるというのはもっともなことだと思う。

(本ブログ関連:”キツネ”)

2019年6月21日金曜日

福島県石川町へ行きたい

日本の代表的な鉱物標本といえば、愛媛県市之川鉱山でかつて産出した「輝安鉱」だろう。海外でも知られるその金属光沢結晶は、直線的で鋭く伸び、日本刀を思わせる。余りの美しさに鉱山労働者が気を取られるため、管理者は見つけては折ったという逸話がある。その話が本当だとしたら、なんと勿体無いことをしたのだろうと悔やまれる。喉から手が出そう。

(本ブログ関連:”鉱物”)

結晶の美しさは、六法晶系というよりアルプスで氷の化石と信じられた「水晶」に勝るものはない。釣り師の言葉に「箆鮒(へらぶな)に始まり、箆鮒に終わる」があるように、「水晶に始まり、水晶に終わる」だろうか。この石については、万人向けに一冊に特化した本があるくらいなのだから。

子どものころ、畑地や道端に「柘榴石」がいくつも転がっていて、それを互いに投げあって遊んだという話を聞いたことがある。身近にあれば当り前だったのだろう。二十四面体のこの石は、確かに投げやすそうだ。それも大粒だったというのだから、何もとうらやましい話だ。

これら水晶や柘榴石を育む火成岩の「ペグマタイト(巨晶花崗岩)」は、「緑柱石」や「鉄電気石」も産む。そんなペグマタイトが分布する福島県石川町は余りに有名。とはいえ、今では鉱物採集は厳しく制限されているという。

(本ブログ関連:”島県石川”)

昔、同町にある鉱物標本館に、上記の美しい鉱物(結晶)が多数陳列されているというので訪ねたことがある。下調べせずに出向いてしまったため、休館日だったという残念な経験をしてしまった。今度こそ行くぞと何度思ったことか。幸い、鉱物仲間と来月にでも見学しようという話になった。ぜひ実現したいと願っている。

2019年6月20日木曜日

緑深い桜並木道

桜並木の緑がますます深くなった。この通りは滅多に車も来ることがない。まさに緑陰の風を楽しむ場所である。訪れるたび、それを実感する。見上げると、葉が繁り重なり合って、木漏れ日も微かになるほど。まるで緑色の陰に覆われたような錯覚をする。

桜並木を見上げる
深くて濃い緑の光景に接すると、イギリスの風景画家「ジョン・コンスタブル(John Constable)」(1776年~1837年)の絵画を思い出す。彼の絵に、勝手なイメージだが、太陽の明かりを求めながらも描くほどに緑の陰が重くのしかかってくるようなジレンマを感じる。ある意味で光を直接追い求めた、同時代の画家「ウィリアム・ターナー(Joseph Mallord William Turner)」(1775年~1851年)と対照的である。

コンスタブルの風景画に「泰西名画」という言葉を思い出すが、どうやら彼の時代の風景画の画風を表すものではなく、あっさりいってしまえば、古い西洋画の意でしかないようだ。今では余り使われない、どこか骨董的な趣もあるような言葉でしかないようだが、どうだろうか。

ともあれ、この桜並木は夏の陽射しをさえぎり、歩くほどに静まり安堵する小道である。突き当りを曲がれば、子どもたちの遊び声が聞こえてくる。

2019年6月19日水曜日

新しいノートPCが届いた

一昨日に、ネットを見て電話申込みしたD社製のノートPCが届いた。あっという間で、早い段取りに驚く。電話対応してくれたのは中国の人(女性)のようだが、日本語理解は適格だった。D社は電話サービス(サポート)を中国にオフショアしているのだろうか。

最新のノートPCを起動して感心した。音声ガイドに従い初期設定するお手軽さは、まるで家電製品のよう。それに静かでなにより(当り前か)。

とはいえ、長年使ってきたノートPCをあっさり捨てるのも忍びない。他に使い道も定まらないので、やがて処分することになるだろうけど。以前もそうだった、使い終わったPCを2年ほど手元に置いて決断したのだ。

今となっては、旧PCになっなってしまったPCからこのブログを記している。いつの間にか新旧PCは入れ替わることになるだろう。

2019年6月18日火曜日

2019春期バスク語-10、山形県沖 M6.8 地震発生

長年労苦?を共にしたノートPCが、ときどき悲鳴を上げるようになった。昨日、ネットで新しいPCを申し込み、今日、銀行で代金を振り込んだ(振込手数料がかかっても、ネット上でカード情報を絶対に明かさないようにしている)。そんな作業を済ませて、「バスク語教室」へ出かけた。

(本ブログ関連:”春期バスク語”)

今回も、まず宿題のプリントを全員が順に回答し、次に目的語を持つ「完了分詞」について解説いただいた(前回は目的語を持たない完了表現)。(テキスト第7章相当)

① 目的語を持つ「完了分詞」
  ・完了表現: 完了分詞 + du助動詞
  ・否定表現:Nik ez dut liburu hori erosi.(I + not du助動詞 + book this + buy)
  ・疑問表現:Zer eskatu duzu?(What + ask + du助動詞

② 名詞の格で、手段・材料・話題を表す「具格(~で)」について
  ・名詞を不定数形で表示: 名詞+(-z/-ez:by)
  ・Biziklta-z ettori naiz.(bicycle-by + come + da助動詞

③ 人称の格の「受益格(~のために、~にとって)」について
  ・人称代名詞について、niretzat(for me)、zuretzat(for you)
  ・Hau zuretzat da.(This + for you + is)

バスクでは、少人数グループで酒を飲むとき、おもしろい酒代の払い方があると紹介された。幹事は全員(一杯)の酒代を払う ⇒ 一杯飲むと次の酒場へ移動し、幹事が入れ替わって、全員(一杯)の酒代を払う ⇒ 移動のたび幹事が変わって一巡りすることで、全員で酒を楽しむという。

(追記)
久し振りに大きな地震が発生した。しかも津波の心配があるという。気象庁発表は次の通り(令和元年 6月18日22時26分 ⇒ 速報後の修正)。
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18日22時22分ころ、地震がありました。
震源地は、山形県沖(北緯38.6度、東経139.5度、酒田の南西50km付近)で、震源の深さは約10(⇒14修正)km地震の規模(マグニチュード)は 6.8 (⇒ 6.7修正)と推定されます。
津波警報等(大津波警報・津波警報あるいは津波注意報)を発表中です。
この地震により観測された最大震度は6強(新潟県 村上市 府屋)です。
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2019年6月17日月曜日

ユダヤの歴史を学ぶ-9

燦燦たる陽光、都心の最高気温は 28.7℃(13:15)に達したが、北北西の風に熱気は吹き飛んだよう。景色は澄んで鮮明、実に爽やか。そんな昼ころに、市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」に出かけた。

第9回の今日、東京理科大学講師 山本伸一氏から「オスマン帝国 のユダヤ人とユダヤ神秘主義:ユダヤ社会の変容」の解説をいただいた。

(本ブログ関連:”ユダヤの歴史を学ぶ”)

ユダヤ人は、ポーランドを中心に中欧に拡散したアユケナジム、スペインを基点に地中海(トルコを含む)に拡散したスファラディム、(キリスト教へ改宗した)マラーノなどがいる。その中で、オスマントルコに定住したユダヤ人について紹介された。

① ユダヤ教の伝統回帰
 ・ユダヤ人はオスマントルコ帝国で安定した生活を送る
   - 非トルコ系・非ムスリムに対する「ミッレト制」によりユダヤ人自治が認められた
   - 宮廷に従えたり、商人、医師、貿易商などに従事する
 ・安定した中から、ユダヤ教の伝統へ回帰する
   - ユダヤ人の「シャブタイ・ツヴィ」は自らをメシアと語る
   - イスラエルのガザの「預言者ナタン」は、ツヴィを原理的に最後(死後)まで支援した
   - ツヴィはイスラムに改宗する(アルバニアに流罪の末、そこで亡くなる)
 ・ツヴィの継承者に、ポーランドの「ヤコブ・フランク」がいる

② ユダヤ教の神秘主義(カバラー)
 ・カバリストは、口伝聖書に隠れた10個の神の力を探求した
   - ツヴィ亡き後、ムスリムになった(改宗した)ユダヤ人(ドンメ)たちの末裔が、後の「青年トルコ革命」に関わる
   - トルコ建国の父「ムスタファ・ケマル・アタテュルク」は、かつてドンメの学校で学んだという

ある意味熱狂的な中で変遷したツヴィ、いつまでも彼を見守り肯定したナタンといった、両者の関係は、キリスト教世界にも見られそうだし、今の時代から見ても興味深い。小説家がインスピレーションを受けたというのも分かる気がする。また、ツヴィの流れが、トルコの近代化にどこかでつながっているような、ドラマチックな紹介にも関心が湧いた。

2019年6月16日日曜日

日の入りが遅くなった

まるで子どものような天気だ。昨日は雨で一日中ひんやりしていたかと思えば、今日はうって変わって真夏のような快晴。東京都心は久し振りに最高気温が 30.7℃(16:21)の「真夏日」(日最高気温が30℃以上の日)になった。

とにかく陽ざしが強く圧倒的で逃げ場がない。気楽に家を出たものの、あっというまに熱気に襲われた。いつもの図書館へ逃げ込むように駆け込んだが、冷房が効きすぎて苦労する。天候の変化に体が付いていかない。

しばらく調べ物をして退出したが、夕方になっても太陽は明るくまぶしい。まるで日中の明るさだ。日頃の感覚がずれてしまったかのようだ。時間もあるので、たっぷり西日を浴びながら公園の川べりを散策した。緑の濃い平凡な光景を写真に撮ったりした。

それにしても夕方、いつまでも明るくて陰る兆しがない。あれっ、こんなに日が長かったのかとあらためて驚く。午後5時に太陽は西の空に浮かんでいた。都心の日の入りは、18:59で、何と午後7時ころだったのだ・・・。

2019年6月15日土曜日

ザ・カスケーズ「悲しき雨音」

一日中、雨が降り続いた。夜が更けるとともに梅雨寒は深まり、夜半10時過ぎの東京都心では 16.8℃ までさがったという。どうりで素足が冷えるわけだ。

いつまでも止まぬ雨音に、いささかうんざりしたとき、からっとした気分になりたいものだ。

昔のアメリカン・ポップの日本語タイトルには、なせか「悲しき~」が多かった。その中から雨の日に合わせるなら、ザ・カスケーズの「悲しき雨音(Rhythm of the Rain)」(1962年 US)がぴったりだろう。当時は、歌詞の意味に関心なんてなく、ただ出しの雷鳴と雨音が気分を盛り上げていた気がする。

(本ブログ関連:”悲しき雨音”)

アメリカ人も、雨にはおセンチになるようだ。不思議なことに、慣れてくると雨音が消えて、やがて雨粒が一粒ひとつぶ見えてくるよう。そこには消えてしまった恋を懐かしむ、ひとりぼっちのアンチャンがいる。


(Youtubeに登録のcrossking24に感謝)

2019年6月14日金曜日

若者はすごい

若くて才能ある者は、活躍の場を与えなくても、自から切り開いていくものだ。

大谷翔平投手(24)
ロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手は、投打両方の才に恵まれているが、昨年右肘の靭帯再建手術をした結果、今年は指名打者に専念している。メディアは、それでも大谷選手を投手と今年も呼んでいる。日本時間の今日(現地13日)、タンパベイ・レイズ戦に3番・指名打者(DH)として先発、日本人メジャーリーガー初の「サイクル・ヒット」を達成した。

サニブラウン・アブデル・ハキーム(20)
100m競争で、日本人が10秒を切るのはいつなのか長年の関心だった。桐生祥秀選手が、2017年9月9日に9秒98を実現して以来、さらなる更新は時間の問題で、いずれといった期待があった。選手層が厚くなってきたのだ。その中で、米国留学でまさに変身したサニブラウン・アブデル・ハキーム選手が、日本時間の先週8日(現地7日)のNCAA(全米大学体育協会)屋外陸上競技選手権大会で、9秒97を達成した。

久保建英(18)
サッカー競技はいまだよく理解できていないが、なんとなくワールドカップやJリーグの熱気を感じている。それだけに、本場の海外で日本人選手が活躍するとうれしくなる。久保建英選手は、16歳でFC東京とプロ契約し、横浜マリノスへ期限付き移籍した。その彼を、海外移籍解禁の今月、レアル・マドリードは公式ホームページで、久保選手を獲得したと発表した。

若いスポーツ選手が次々芽吹いている。

2019年6月13日木曜日

梅雨の中休み

今月に入って、最高気温が変転している。6/6に今月最高の 32.3℃になったかと思えば、6/10には 最高気温が 17.4℃という超涼しい思いをした。そして今日は、最高気温が 26.4℃(14:41)となって、久し振りの「夏日」(日最高気温が25℃以上の日)になった。

先月末に「真夏日」(日最高気温が30℃以上の日)が4日も連続して驚いた。そして今月の6/7(平年並み)に、「梅雨入り」した。気象庁の宣言通り梅雨になったものの、今日は中休みのようで、まぶしい陽射しは夏そのものといった感じだ。

ところで、周辺のコンビニ店は圧倒的にセブンイレブンとファミリーマートが占めていて、ローソンの通常店は一軒しか見当たらない。少し手間をかけて、そのローソンへ「BASCHEE バスチー」(バスク風チーズケーキ)を買いに行ったが、またしても売り切れという。

(本ブログ関連:”BASCHEE”、”チーズケーキ”)

まさに流行のケーキのようで、ネットを見れば、専門店まで登場しているという。「émotta」というサイトに、「東京バスクチーズケーキ全11選!まとめてみました♡【2019年最新版】」*があって各店舗を紹介している。いろいろな味を楽しめそうだが、店は若い人(特に女性)が訪れそう・・・都心の、いわゆる小洒落れた街に構えているようだ。

(*)東京バスクチーズケーキ全11選!:  https://emotta.jp/selection/39282/

そんなわけで、おじさんは流行が終わるまで、ローカルにあるコンビニ店で我慢して購入することにした。

2019年6月12日水曜日

(雑談)日常の買物リスト

ほどほどに天気がいいので、午前中にホームセンターへ買物に出かけた。掃除用品をいろいろ購入して帰宅すれば、忘れちゃいけないとわざわざテーブルに<浴槽洗剤の空容器>を置いていたのに、本命の品を買い損ねていたのに気付く。

日用品はこまごましていて、買物にはメモが必須のようだ。スーパーの場合、売り場を回っているうちに予定もしない物まで買ってしまうことがある。買物メモは、逆にそんな無駄買いの抑制効果もある。でも、欲しい物をこまごまメモ書きする準備も面倒だし。

それに、メモを見ながら買物しているのを見られると、自ら物忘れしやすいことを明かしているようで・・・といった妙なプライドが邪魔してくる。頭の中に買物リストがちゃんと入っているといった振りをしたいのだ。そんなことを思う歳になってしまった。

さてさて、これから忙しい。

2019年6月11日火曜日

入梅 2019、2019春期バスク語-9

今日は、二十四節気の「芒種」の時期に設定された雑節の「入梅」で、梅雨入りのころを指す。気象庁発表では、今年の関東の「梅雨入り」は 9月7日だった。「昨年(2018年)より1日遅く、平年より1日早い」ことになる。雑節の「入梅」を含めて、それぞれ近傍ということになる(といっても関東地方についてのことだが)。

(本ブログ関連:”入梅”)

昨日の雨が、そのまま今日も続くのではと、天気予報のそれらしく語ったが、(本来実りの雨であるが)どうやら止んでくれて、濡れることなく「バスク語教室」へ出かけた。・・・でもやっぱり、帰宅時には雨に濡れて大変だった!

(本ブログ関連:”春期バスク語”)

今回は、まず宿題のプリントを全員が順に回答し、次に方向(~に)を示す「方格」と、今日起きた「完了分詞」について解説いただいた。(テキスト第6章相当)

① 「方格」:方向(~に)を示す
  ・基本的に<無生物(含:植物)>や<地名>などの名詞に「方格」の語尾(不定数形、単数形、複数形)を付ける
  ・<無生物>は単数形が多い
  ・<地名>で疑問詞(Zein:Which、Zenbat:How many)を使用時、不定数形を使う
      例: Zein herritara joan zara?(どのZein、街にherri+方格tara、出かけたjoan zara(下記②参照)?)
  ・<生き物>については、人名などに付けることがある

② 「完了分詞」:今日起きた/完了した事態を示す(目的語を持たない)動詞
  ・複合形で示す:[完了分詞(動詞の辞書形)△ da助動詞*]
    (*)da助動詞: これまでbe動詞(人称・数により活用したもの)として扱ったもの
     例: Zu eskolara joan zara.(You school+方格語彙)
         (Zu:You、eskola+ra:school+方格ra。joan:goの完了分詞、zara:da助動詞)
  ・否定形: ez△da助動詞
  ・疑問詞と完了分詞の結びつきが強い
     - Nor etorri da?(Nor:who、etorri:comeの完了分詞、da:da助動詞)
     - Noiz ettori da ~?(Noiz:when、etorri:comeの完了分詞、da:da助動詞、~:主語)

だんだん複雑さが増してきたようだ。

2019年6月10日月曜日

ユダヤの歴史を学ぶ-8

朝から一日中雨が降りつづいた。梅雨冷えのなか、昼近くに、先週(6/3)休講を経て、久し振りに市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」に出かけた。前回(5/27)に引き続き、東京工科大学講師の志田雅宏氏による、「『ヴェニスの商人』の舞台とその周辺: ルネサンス時代のユダヤ人」の解説をいただいた。

(本ブログ関連:”ユダヤの歴史を学ぶ”)

前回の、中世におけるキリスト教社会からユダヤ人への「保護」と、ユダヤ人からキリスト教社会への「奉仕」の関係について、具体的に中世都市ベネツィアなどでの状況・事例を紹介された。

1.キリスト教徒とユダヤ人との文化的交流
  ① ユダヤのヘブライ語文献の活版印刷
   ・ベルギー生まれのキリスト教徒「ダニエル・ボンベルグ(Daniel Bomberg)」(1549年没)による
    - 「聖書」、「タルムード」の印刷
    - アドバイザイーにキリスト教に改宗したユダヤ人が参加
    - 印刷、校正にユダヤ人職人が従事

  ② ユダヤのラビとキリスト教徒の学者との研究上の交流
   ・聖書を従来のラテン語訳からではなく、ヘブライ語原典に遡って研究が進められた

  ③ キリスト教徒によるユダヤの神秘主義思想「カバラー」の研究
   ・キリスト教徒のピコ・デラ・ミランドラヨハネス・ロイヒリンによる研究

2.ユダヤ人の経済的な位置づけ
  ① ユダヤ人が金利を持った金貸しに従事した
  ② ユダヤ人の居住を特定の場所(ゲットー)に固定した

見えるようで見えないのは、ユダヤ人の金融商的役割だろう。果たして、ユダヤ商人がどれくらいの規模(例えばベネツィア市の財政での取引規模の割合)でビジネスをしていたのかとか、イタリアの豪商にどのように貸し付けをしていたのかなど知りたい。同様に地方の人びとへの貸付はどのように行なわれたのかも知りたい。貸付証文の書面・内容を見たい・・・などあるが、講師の方が「宗教哲学」の研究者の方のようなので、以上の点について聞くのをはばかれた。

2019年6月9日日曜日

童謡「あめふり」

子どもは水遊びが好きだ。水溜りに飛び込んで泥だらけになるのはもっと好きだ。だから、雨に濡れるのはどうってこともない。下校時に雨が降ってきたってへいっちゃらだった。

そういえば、雨だからといって、傘をさして母が学校に迎えに来た覚えがない。土砂降りのときはどうだったろうか、そんなときの記憶もない。小学校から家までの距離がそれほどでもなかったからだろうか。

童謡に「あめふり」(作詞:北原白秋、作曲:中山晋平、大正14年[1925年])がある。母親が、雨降りを気遣って、蛇の目傘をさして学校に子どもを迎えに来る歌だ。当時は校区が広くて、ずぶ濡れになるのを心配したというのだろうか。

今の時代、母親も働いていて時間的にも迎えにくるのは難しい。童謡「あめふり」が広く歌われた時代は、母親がまだ自宅にいたからかもしれない。

歌の後半に、雨の中、母親と一緒の帰り道、柳の下で泣いている子を見つけて「きみきみ このかさ さしたまえ」と少年は自分の傘を差し出す。言葉使いが、戦前っぽくてなんとも古めかしい。母親を見上げながら、得意な顔をしている様子が見えてくるような気がして微笑ましくなる。


(Youtubeに登録の動く絵本、童謡、手遊び の動画「ゆめあるチャンネル」に感謝)

2019年6月8日土曜日

夢か現(うつつ)か幻か

最近、歳のせいか夢を見なくなった。夢は、昼間の緊張を解きほぐし、精神的再生のためとか、あるいは記憶のワークエリアの整理・削除のためともいわれる。夢はその意味で、昼間のルールと違った、予期しない自由な世界を繰り広げてくれる。

夢を見なくなるほどに、場面や展開を不意に変転する不思議な世界に関心が向く。若いころは、それなりにあやうい経験を楽しんだりして、そんなヒヤリ感がたまらなかった。歳をとると用心しすぎて無茶と縁遠くなる。夢がその代わりをしてくれるはずだった。

室生犀星の「ゆめの話」に、昔、ある武士が帰宅するため夜道を急いでいたところ、物陰に立つ女と出会う話がある。不審に思い、その女に近づくとするりと消える。不思議なことと思って自分の屋敷に着くと、門前にあの女がいて、急いで追うが見当たらない。門番も知らないという。
武士は、怪しさを感じながらも部屋に戻ると、先ほどの女が現れる。怪しんで肩先を斬りつけたところ、女は縁の下に逃げ去った。家中を探してみれば、板の間に女中が気絶していた。覚めた女中は、「実は先刻わたしが使いからかえると、一人の武士に途中であいました。そして御門から這入って縁側へぬけようとするところを抜き打ちに斬られたのでございます。ごらん下さいまし、このところに血がにじんでおります。」といった。しかし、門番は彼女が家を出る姿を見ていないという。

室生犀星は、女中が「夢遊病」だったのかもしれないと推測したが、これと似た伝承がある。以前(2017/6/10)ブログに記した、柳田国男の「遠野物語 」(一○○)にある、狐が夢をかすめ取る話だ。この場合、次のような展開になる。
< ある女房が、夢の中で、帰りの遅い主人を気遣って迎えに行こうかとするのを、狐の身を傭(やと)ってしまうことになる。深夜のこと、坂道で出くわした女を怪しみ、主人はそれをあやめて急いで帰れば、女房は命を取られそうな夢から覚めたばかりという。主人は元の場に戻って見れば、そこに一匹の狐が横たわっていた。>

(本ブログ関連:”遠野物語”)

柳田国男の伝承の場合、人の夢に狐が便乗したことになる。ことほど作用に、夢は誰のものでもないというか、奪われやすいようだ。私の夢を、今は誰かが(私に代わって)見ているかもしれない。

2019年6月7日金曜日

梅雨入り 2019

空模様が怪しくて何となく気配を感じていた。午後に雨降りとなり、どうやら天気予報の通り、今日、関東地方が「梅雨入り」したようだ。

(本ブログ関連:”梅雨入り”)

ほぼ平年通りの梅雨入りを、日本経済新聞の記事「関東甲信が梅雨入り 平年より1日早く」*(6/7 12:05更新)は、次のように伝えている。(抜粋)
(*)記事:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45812000X00C19A6CC0000/
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気象庁は7日、東海、関東甲信、北陸、東北南部の各地方が梅雨入りしたとみられると発表した。関東甲信は昨年より1日遅く平年より1日早い。北陸と東北南部は平年より5日早く、東海地方は1日早かった。
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雨について、ミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」で、主人公が「The Rain In Spain」を歌う場面がある。ロンドンの下町娘イライザの訛りが激しくて、それを言語学者(音声学)のヒギンズ教授が矯正した結果、みごとに歌いこなせるようになる。教授が矯正に乗り出した動機はいささか不純である。しかも、原石が美しく輝きだすや動機も忘れて心奪われるのだから・・・。この物語は洋の東西を問わず、昔も今もあるパターン(身分を越えた、しかも男が上位で女性が下位といった)であるが。

(本ブログ関連:”マイフェアレディ”)

雨を恨めしく思いながらも、実りに通じる雨でもあることに気付きながら聞いてみよう。(歌う場面は下側のYoutube映像で)


(Youtubeに登録のLoecsenに感謝)


(Youtubeに登録のshanmugamlakshmananに感謝)

2019年6月6日木曜日

芒種 2019、紫陽花(あじさい)

今日は、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」で、「イネ科植物(稲や麦)の籾殻の先にある棘(とげ)のような突起の『芒(のぎ)』を持った植物の種を撒くころ」(Wikipedia)だ。考えてみれば、農業に必要な雨降りの時期「梅雨入り」と重なる。今週中に関東地方は梅雨入りとなるという(平年は6月8日)。

(本ブログ関連:”芒種”、”梅雨入り”)

とはいえ、今日の東京は晴れて、かつ久し振りに「真夏日」となり、最高気温が 32.3℃(14:00)に達した。果たして、このまま梅雨に突入するのか。

(本ブログ関連:”真夏日”)

梅雨となれば「紫陽花(あじさい)」の花。先日(6/1)のブログにも記したが、青紫色の、ときには桃紫色の花(=装飾化)の雨に濡れるさまが美しい。そんな紫陽花を有名にしたのは、今では鎌倉の各寺院が競っているが、私の知る限り「明月院」のそれが最初だったのではないかと思う。「あじさい寺」として観光地と化しているものの、昔は紫陽花で知る人ぞ知るといった古寺だった(紫陽花を植えたのも最近のこと、意外な理由からだった)。

明月院と縁があるのが、鎌倉幕府の執権「北条時頼(ほうじょう ときより)」だ。彼には能「鉢の木」で知られる全国を廻遊したという伝説がある。母方の田舎に、昔、時頼が来訪したという言い伝えが残っていて、そんなこともあって随分昔のこと、祖母がわざわざ明月院までうかがったことがある。(そのとき、明月院と紫陽花のいきさつも聞いている)

(紫陽花の花が美しく咲き並ぶ古都鎌倉の寺院を描いたYoutube映像がある。感謝)

(Youtubeに登録のDiscover Nipponに感謝)