今日の都心の最高気温は 32.4℃(13:32)、4日連続の「真夏日」となった。5月として観測史上初とのこと。それにしても暑い。天気予報は、明日から最高気温が 30℃をきるという。ようやく落ち着きを取り戻しそう。
(本ブログ関連:”真夏日”)
そんな真夏日、また右のふくらはぎがつり気味の中、市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」へ出かけた。7回目の今日は、「中世キリスト教世界のユダヤ人:共生と対抗」について、東京工科大学講師の志田雅宏氏に解説いただいた。
(本ブログ関連:”ユダヤの歴史を学ぶ”)
8世紀にユダヤ人の90%近くがイスラム世界にいたが、11世紀に入って徐々にヨーロッパに広がった。中世ヨーロッパにおいて、ユダヤ人の立ち位置がどのようであったかについて、大枠(ある意味教科書的)に整理された。
① キリスト教世界から見たユダヤ人との関係
・ キリスト教世界 ― 保護 → ユダヤ人 (土地を持たない宗教的共同体を認める)
・ キリスト教世界 ← 奉仕 ― ユダヤ人 (金銭的納税的な関係を含めて協力する)
② ユダヤ人から見たキリスト教世界との関係
・ユダヤ人 ← 共生 → キリスト教世界 (宗教的に関わらない、アラビア語の共同翻訳)
・ユダヤ人 ← 対抗 ― キリスト教世界 (改宗の強要への抵抗、教理的反論・論争文学)
③ 十字軍によるユダヤ人への迫害の理由
・十字軍の宗教的熱狂・経済的な理由などによる襲撃
・民衆も(わけもわからず?)加わった
ただし、どうしても分からないことがある。なぜユダヤ人がそこに(場所であれ地位であれ)いたのか、最初からいたわけではないのだから。そのことについて知りたい。