飛行機のエンジン音は、その原点でもあるレシプロエンジン(ピストンエンジン)に勝るものはない。商用旅客機にとって、今となっては骨董扱いだろうが、このエンジンの起動時の噴気に、内燃機関特有のピストンが押し出す力強さを見て、一瞬、鋼鉄の黒馬とうたわれた蒸気機関車の起動時を想わせる。
現代の飛行機でスタンダードなジェットエンジンの響きは、機能性ばかりが目立って(見えるわけではないが)、機体にロマンを託せないのだ。やはり、Pratt&Whitneyピストンエンジンを搭載した小粒の双発プロペラ旅客機「DC-3」の響きは何度聞いても心地よい。
(本ブログ関連:”DC-3”)
Swissairが大切に保存している、ダグラスDC-3の起動から離陸まで勇姿を眺めよう。
(Youtubeに登録のMatt's Aviation Channelに感謝)