近ごろ夕方になって西の空を見上げると、太陽がまだそれなりの高度にあって、まぶしくギラギラ照っているのに驚く。思わず腕時計を確認してさらに驚く。午後7時だというに、辺りは西日に明るく照らされているのだ。
それもそのはず、6月16日から二十四節気の「夏至」の今日(6/22)まで、東京都心の「日の入り」は19:01だった。今日は、一日雨が降ったり止んだりしたが、晴れていれば、同時刻になっても明かりが十分残っているはず。
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夏至の今日は、一年で「昼の時間」が一番長いが、今まで何度かブログに記した通り、実際の「日の入り時刻」は、明日の6月23日から7月4日まで、一年で一番遅い19:02となる。体感でいえば、まだまだ昼の時間を長く感じることができる。まさに、夏らしい夕方だ。
夏至が曇天に終わったのは残念だったが、朝のTVクイズ番組で「稲妻」とか「キツネの嫁入り」の語源について薀蓄が語られた。稲妻は、イネの生育に落雷がよい方向に影響するといい、そして、農業の仏神の使いとされるキツネは、稲田を荒らすネズミの害を絶やすという。「稲妻」や「キツネの嫁入り」の語源が、ともにイネつながりで、農業国だった時代に遡れるというのはもっともなことだと思う。
(本ブログ関連:”キツネ”)