昨日のブログに、「くらげ」と「うんも」の漢字(水母、雲母)に、「母」の文字があり、母性のイメージとつながるのではと想像した。今日は、国民の祝日「海の日」(7月の第3月曜日)である。この「海」の文字の「毎」に「母」がある。
(本ブログ関連:”海の日”)
「海」は、地球の生命史から、生命の起源の場所であることは間違いない。その意味で、「海」は大地と同様に命を育む「母」なる場所だ。
ところで「海」の文字について、Wiktionaryにある字源の項ををみると、特に「毎」に次のような説明がある。(白川静『常用字解』の解説からの引用のようだ)
-------------------------------
形声: 「水」+音符「毎」。晦、悔、昧、黒、灰等と同系で、共通する意味は「暗い」。
元は中華地域に対する周辺の未開の地域を言う。もしくは、暗い海。
-------------------------------
意外なことに、「くらげ」や「うんも」ように光を透かす明るさとは反対に、「海」は暗さの意を含むというのだからイメージが混乱してくる・・・まとまらない。