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2013年4月17日水曜日

今日も地震が続く

今日のテレビ各局は、三宅島の地震を報じた・・・といっても体感することはなくて、報道を通じて知ったわけだが。気象庁の地震情報を見ると、午前10時過ぎに地震が発生して以来、21:20現在までに、何と29回も地震が続いている。

NHKニュースによれば、「17日午後5時57分ごろ、三宅島近海でマグニチュード6.2の地震があり、三宅島で震度5強の揺れを観測したほか、震度4を新島、神津島、御蔵島で観測しました。」(4/17 18時45分)とのこと。
また気象庁によると、この地震は火山噴火と直結するものではないという。2000年と同様の大噴火が再現することはないようだ。

ところで今日も、与那国島、石垣島沖、そして宮城県沖に、マグニチュード5以上の地震が発生している・・・気にすると神経質になり、忘れるとドカンとやられる、ままならない。

秘密の湧き水

小学低学年の頃、よく遊んだ公園は大きな段差があって二段に分かれていた。公園上側は広場になっていて、ボール投げや自転車遊びをした。段を境い目に、下側を見下ろすように日陰棚があり、その両脇には階段が作られていた。公園下側も広場だったが、十分整備されてなくて次第に自然のまま茂みに変わっていた。

この茂みの奥に、子どもたちにとって秘密の水飲み場があった。公園に設置された水飲み場の水道蛇口から出る生温かい水よりも美味い、公園斜面に湧き水があったのだ。辺りは丈の高い草々に覆われていて、藪漕ぎするようにして進むと、小さな水溜りが見つかる。しゃがんで湧き出る水を手ですくって飲むそのとき、湧き口でキラキラと雲母が水流に舞っているのが見えた。夏のかんかん照りのときは、ことのほか美味しかった記憶がある。

子どもたちにとって、秘密の場所は共感しあえる場所だ。だから、近所の塀の下にある抜け道にも、猫ぐらいしか通り抜けないような家と家の隙間の陰にも、そして放置されていた防空壕跡の暗闇にも、自分たちだけが知っている秘密があった。そして、誰にも教えない秘密だぞと語り合いながら、その秘密を楽しんでいた。

今では、そんな秘密の場所もすっかり消えて、観光施設に造成されたという。でもねえ、秘密は今でも残っているし、近所の崖線で水が湧いているのを見ると、子どものときに仲間たちと持っていた秘密の迷路がどんなに大切かしみじみと思い返すよ。

2013年4月16日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 梅の花

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/10)に人物シリーズ75回目を終えて、今回から文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第1回音楽紹介が始まった。

今回はキーワードとして、ソンビ(선비)が愛したといわれる「梅」の花にまつわる音楽が紹介された。
・儒教でいう君子に基づいて、花で表現する四君子(사군자)すなわち「蘭菊竹梅(란국죽매)」がある。(日本の松竹梅に通じるかな・・・)

▼フュージョン国楽グループ・クリム(그림)の演奏による「花柳東風(화류동풍)」を聴く。東風吹かば匂い起こせや梅の花・・・でも、今様の都会で聞いた方がいいかな。

・朝鮮時代の知識人、退渓李滉(テゲイファン、1501年~1570年)は、逸話にもその関わりがあるほどに梅を愛したという。丹陽に郡守として赴任した先で出会ったのが官妓の杜香(トゥヒャン)だった・・・。(伝説に諸説あるようで)

▼チョン・ジンギョン(전진경)の歌(歌詞、가사)で「梅花歌(매화가)」を聴く。ずっとハイ・トーンで流れるように歌う。

・昔、祝いの宴を花で飾るときに紙の造花を使ったが、梅の花の場合、蜜蝋で作ったりもしたという。花→蜂(蜜)→花ということから、蜜蝋の造花を「輪廻の梅(윤회매)」といい・・・その花の姿を見て先祖に似た子孫と例えられる。

▼ハン・ウンヨン(한은영)の琵琶による「飛花点翠(ビファチョムチィ、비화점취)」を聴く。砂時計のような・・・これも、今様の都会で聞いた方がいいかな。

2013年4月15日月曜日

イ・ソンヒの「私の街」

MBCの音楽番組「音楽旅行 ラララ」(15回、2009年3月26日)で、イ・ソンヒが5集タイトル曲「私の街(나의 거리)」(1989年)を歌っている映像が、Youtubeに登録されている。
登録者の解説で、(英語)曲名を「My street」としている。そういえば「street=通り」には、「길」の他に「거리」もある訳で・・・。以前から紹介されている「私の街」のタイトルの方がいいような気もするけれど、歌詞では別れた場所をもっと限定しているし・・・「通り」の方がよいことになる。

(本ブログ関連:"イ・ソンヒの「私の街」"、"イ・ソンヒのアルバム枚数"、"イ・ソンヒの歌謡トップ10")


(Youtubeに登録のMBCkpopに感謝)

2013年4月14日日曜日

石の集い

午前中、突然小刻みに家がきしみ始め・・・やがて強い揺れが始まった。すぐに治まったが、いつもPC上で緊急地震速報を流してくれる"SignalNowExpress"が、まだ起動していなかった。ということは、緊急地震速報よりも速く地震が伝わってきたわけで、震源が近いことを示していた。

やがて"SignalNowExpress"が起動して、震源が埼玉県北部であることが分かった。それを追うようにテレビ画面も地震速報を表示した。気象庁の地震速報(10時26分発表)は次のようだ。
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14日10時22分頃地震がありました。
震源地は埼玉県北部(北緯36.0度、東経139.4度)で、震源の深さは約100km、地震の規模(マグニチュード)は4.7と推定されます。

(当地は、震度2と記されていた)
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震源が内陸部になって、この地に近づけば近づくほど現実味が増して不安が深まる。

一日風が強い。天気予報では、最高気温を21℃と報じていたが、体感はもっとひんやりした。

四谷に石の集い・・・もとい、石好きの集いへ行ってきた。会の昨年今年の活動報告と講演があった。石好きにとって「水晶に始まり水晶に終わる」という格言がある。どこかで聞いたことがあるでしょう。そう、「ヘラ鮒(ふな)に始まりヘラ鮒に終わる」という釣り師の言葉を。講演は、その水晶についてだ。
水晶の構造と結晶成長の形態学から、宇宙に水晶があるか?といった話題まで楽しく聴講した。

ベテラン会員提供の鉱物標本を次の通りいただいた。
・秋田県荒川鉱山: 水晶(華麗な群晶)
・岩手県仙人鉱山: 赤鉄鋼(輝く群晶)

2013年4月13日土曜日

淡路島付近で地震

朝、テレビをつけて驚いた。淡路島で大きな地震が発生したのだ。(気象庁地震情報
一瞬、「阪神・淡路大震災」(1995年1月17日)の光景が頭をよぎったが、ニュースによれば幸い大きな被害はなかったという。毎日jpの記事「淡路島震度6弱:11人が軽傷…落下物に接触、転倒などで」(4/13、08時53分(最終更新 04月13日 09時04分))は、次のように報じている。
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・13日午前5時33分ごろ、淡路島付近を震源とする地震があり、近畿を中心に中部から九州にかけての広い範囲で揺れて、兵庫県淡路市で震度6弱を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.0と推定される。地震によって若干の海面変動が予想されるが、津波の心配はないという。
・消防庁災害対策本部によると、午前8時15分時点で、落下物に接触したり、転んだりして、大阪府4人▽兵庫県6人▽徳島県1人−−の計11人が軽傷を負ったという。
・また、原子力規制庁によると、原発や原子力施設で異常は確認されていない。全国で唯一稼働中の関西電力大飯原初3、4号機(福井県)で震度3を観測したが、トラブルもなく運転を続けている。
 主な震度は次の通り。
 震度6弱=淡路市
 震度5強=南あわじ市
 震度5弱=洲本市、大阪府岬町、徳島県鳴門市、香川県東かがわ市、小豆島町
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今回は、震源が「阪神・淡路大震災」(マグニチュード7.3)の南端に属しながらも、地震のメカニズムは異なると報じられている。

2013年4月12日金曜日

稲荷神社

地元図書館の駐車場に隣接して、小さな稲荷神社がある。参道は、いくつも並ぶ鳥居をくぐるようにして社殿へつづく。
鳥居の赤い色と、花弁を重ねて今を盛りに咲く八重桜の薄紅色のコントラストが美しい。まさに西陽が射して、その色合いを互いに強調していた。奥の簡素な社殿に参拝して家内安全を祈ったのはもちろんだ。

総本社は、京都府京都市伏見にある伏見稲荷大社とのこと。そして、入り口の石(花崗岩)の鳥居の額束には、笠森稲荷神社の額が掲げてある。また、「笠森稲荷の『かさ』の音は『瘡』に通じることから疱瘡や皮膚病除けの流行神としても知られている。」(神社文化振興評議会)という。以前、郷土史家の方から、江戸期には遠く川崎(宿)からもこの稲荷を訪ねてくる女性たちがいたという。

薩長による明治以降の官製文化に対して、江戸風を期待するものもあるが、決して洒落た粋な世界だけだった訳ではなかったことを忘れてはならないだろう。

(本ブログ関連:"稲荷神社")

2013年4月11日木曜日

黄昏のビギン

黄昏の居心地よくない時間、ぽつんと突き放されたような気がする・・・時間の変わり目は曖昧だ。時の進み具合を時計とにらめっこしても、夕闇は刻々迫り、いつしか夜のとばりがすっかり降りたことに気付く。そんなとき、ちょっと余裕があれば時間の経過を楽しみたい。ちあきなおみの「黄昏のビギン」を口ずさんだりする。

ちなみに、彼女の歌では「紅とんぼ」も好きだな。この歌で歌手の技量が試されるというもの・・・。

(本ブログ関連:"CMソング")

(Youtubeに登録のkameari3brother、guitar1680073に感謝)

2013年4月10日水曜日

柳笙

今日から旧暦3月となる。韓国の「東国歳時記」(洪錫謨)の3月の項に、「兒童たちが柳の枝を折り、觱篥(ピリ피리) を作って吹く。之を柳笙(류생)という。」とあるが、どん楽器で、どんな音色をしたのだろうか。

子どもの頃、身の廻りにある自生の植物を使って音を鳴らしたりしたのは、(葉肉の厚いツバキの葉を使ってだったろうか)葉笛を作ったことくらいだ。上記のように柳の枝で作るとしたら、多分枝の表皮を残し、芯を繰り抜いたのだろう・・・似たような作業で、刀と鞘のおもちゃを作ったことがあるが。
さて、柳の枝の芯をくりぬいて、觱篥のようにリードまで作り込んだのだろうか・・・あるいは管の端を噛んでリード風にしたのだろうか。ちょっと試してみたい気がする。

(本ブログ関連:”東国歳時記”)

2013年4月9日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 朴範薰

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/3)に、人物シリーズ74回目として、日本の雅楽器の篳篥(ヒチリキ)に似た2枚リードの縦笛ピリ(觱篥:피리)の演奏家であり、指揮者、作曲家でもある朴範薰(パク・ボムフン、박범훈、1948年4月12日~)を紹介した。
人物シリーズは今回終了し、次回から新しいシリーズが始まるとのこと。

(本ブログ関連:"ピリ")

まず、日中韓にまたがる楽団の紹介から始まった。
・1993年9月、日中韓の3カ国を舞台に活動する楽団が設立された。そのプロジェクトに韓国で大きく関わったのが朴範薰である。

(参考)日本の関係楽団について(未確認):「オーケストラアジア
(参考)中国の「中央民族楽団」について:「中央民族楽団喜洋洋新年迎えのコンサート

▼KBS国楽管弦楽団による「祝宴舞(チュギョンム、축연무)」を聴く。賑やかで、いろいろな音が響き重なる・・・。

次のように朴範薰プロフィールが紹介された。
・1948年、京畿道楊平に生まれる。
・中学生の頃、地元の村へ来た、大道芸集団「寺党牌(ナムサダンペ:남사당패=旅芸人)」を率いたサム・ウンリョン(남운용?)の紹介で、ソウル国楽芸術高等学校に進学。国楽の基本から、ピリ、編曲、さらには西洋音楽に至るまで学ぶ。
・1968年にはメキシコオリンピックに派遣される民族芸術団の音楽を担当。
・大学進学後、国楽でなく西洋音楽の作曲を専攻。日本にも留学して、伝統楽器と西洋楽器の一緒の演奏を見て、その後のアジア民族楽団プロジェクトの花を咲かせた。
・寺院で偶然に西洋式の仏教音楽が歌われるのを聞き、興味を持ち研究した。曹渓宗立の仏教系私立大学の東国大学で哲学博士学位を取得。
・1986年のアジア競技大会、1988年のソウルオリンピックの開幕式音楽を担当。
・初の民間国楽管弦楽団「中央国楽管弦楽団」を創立後、国立国楽管弦楽団創団にも寄与した。
・中央大学の総長として、また最近では青瓦台の教育文化首席秘書官として活動した。

2013年4月8日月曜日

今日から一年生

晴天の午後、明るい道を正装姿の親子連れが歩いてくる。子どもは先を歩いては振り返り、親が追いつくのを待つ、その繰り返しだ。子どもの背中で真新しいランドセルが揺れている。

そうか、今日は小学校の入学式だったのだ。おちびさんたちはピカピカの一年生だったわけだ。そしてランドセルもピカピカだ。

中には、ママチャリに乗って帰っていく母子もいた・・・まだ幼稚園気分が抜けないのかな・・・いやいや、お母さんはきっと忙しい理由があるのだろう。あるいは、両手にランドセルを持つ父親の前を一人の女の子が先導し、後方を母親と一緒に歩くそっくりの女の子がいた・・・そう、双子なんだけど、もう性格が違ってきたのかな。

小学生は学校が好きだ。ラジオで聞いた話しだけど、ランドセルを家に置いたまま登校した子がいたそうな。それに、難病のため病室を出られない子も望むのは学校に行って友だちと会うことだ。

ちなみに、中学校の入学式は明日だそうだ。

2013年4月7日日曜日

イ・ソンヒの「愛が散るこの場所」

今朝から春らしい、いや初夏ほどの陽が射して、風は昨夜に増し空中を轟かしながらも夕方には一段落した。昼間の強風は、街角のあちこちに駐輪していた自転車を次々こがしていた・・・転がしていた。

通り道に見る八重桜は、薄紅色の八重の花弁を豪勢に咲かせていた。ソメイヨシノの花が、散るに従い黄緑の初々しい葉を表わしたのに比べて、八重桜はふっくらした花と一緒に茶色の葉が見える。まるで桜餅を包むため、塩漬けにして作られた桜葉のような色合いだ。満開の八重桜に食欲が湧いてくる。

先日、ソメイヨシノがさらさらと花を散らす様を見て、風が見えるような気がした。散る花はもう戻ることはないのだから、新しい花を咲かせてはどうだろう・・・イ・ソンヒのアルバム4集に所収の「愛が散るこの場所(사랑이 지는 이 자리)」(1988年)をYoutubeで聞いてみようか、菜の花だけど・・・。

(本ブログ関連:"愛が散るこの場所")



(Youtubeに登録のmaonsanに感謝)

2013年4月6日土曜日

春の嵐は来るのか

今日は、昼過ぎから空模様があやしくなってきて、午後2時半頃には小雨がぱらつき始めた。夕方の韓国語教室の帰り道、小雨に風が加わったものの強風までは至らなかった。午後10時過ぎの現在、天候は若干強めに進んでいるようだ・・・夜中はどうなるのだろう。

天気予報によれば、明朝には天気が回復しているようだが、実は、明日予定していた栃木の仲間との鉱物採集は中止している。お天道さまはままならぬ。

昨日から始まった小金井公園の「第59回 小金井桜まつり」(4月5日~7日)は、空模様の結果どうなるのだろう。今日の風雨で、桜の花がだいぶ散っているだろうけど・・・小金井市のWEBお知らせによれば、「4月6日、7日は荒天と予報されており、暴風雨の間は催し物が中止になる可能性もあります。」とのこと。

この世相、今日の春の嵐のようにあわただしい。無事にことが過ぎるのを願うばかり。

2013年4月5日金曜日

イ・ソンヒとフックエンターテインメント

イ・ソンヒが昨年3月に、所属企画会社フックエンターテインメントの社内取締役に登載(登記)されたと、マネートゥデイの記事「"CFキング" イ・スンギ、1年にどれくらいの儲けか見たら・・・」(4/4、キム・コンウ記者)は次のように報じている。(抜粋)

(本ブログ関連:"フックエンターテインメント")
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・2002年*、資本金5000万ウォンで設立されたフックエンターテインメントは公演企画・制作、マネジメント、不動産賃貸業を主な事業とする。所属芸能人はイ・スンギ、イ・ソンヒ、イ・ソジンなどだ。歌手イ・ソンヒ氏は、昨年(2012年)3月社内理事に登載(登記)**された。

(*)2002年6月29日にイ・ソンヒが大学路のライブ劇場を受け、国内初の歌手が公演会場を直接運営したのが前身。

(**)イ・ソンヒが以前所属した(経営も関わったとされる)フックエンターテインメントと、2008年末に米国から帰国後復帰した同事務所との関係が明示された。

・フックエンターは、所属芸能人の数は少ないけれど営業利益にだけ見れば一部マネジメント上場企業を跳び越える。昨年、チャン・ヒョク、ファン・ジョンウム所属会社IHQは営業利益が20億4700万ウォン水準だった。

・昨年、フックエンターは、マネジメント売り上げと推定されるサービス部門で93億2300万ウォンを稼いだ。この中で芸能人に支給される金額である手数料は、56億3500万ウォンを占めた。

・多くの収益をイ・スンギが上げたと仮定する場合、イ・スンギと所属会社の収益配分比率は、6対4程度と推定される。これはトップスターが所属会社と、8対2、または7対3で契約するのと比較するとき、所属会社に大きく有利な方だ。

・おかげで、イ・スンギの他にクォン・ジンヨン代表も相当な収入を上げたと見られる。 現在のフックエンターがある江南区、清潭洞の建物は、2004年にクォン代表が買収した所で、売買価格は確認されない。
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2013年4月4日木曜日

チョー・ヨンピルとイ・ソンヒのデュエット

昨日、本ブログに記した「最高のボーカル・アーティスト」で、<レジェンド100-アーティスト>にあげられた1980年代の歌謡界を拮抗したイ・ソンヒとチョー・ヨンピルが歌番組に一緒に出演しているYoutubeがあるので見てみよう。
登録者(MrWoober99)によると、この映像は番組「土曜日 土曜日は楽しくて」(1986-87年?)だそうで、二人が次のように歌っている。

・「冬のティールーム(그겨울의 찻집)」 チョー・ヨンピル
・「分かりたいです(알고싶어요)」 イ・ソンヒ
・「夢の対話(꿈의 대화)」(MBC1980年大学歌謡祭大賞曲) チョー・ヨンピルとイ・ソンヒ
・「君は僕が好き 僕は君が好き(나 너 좋아해 나 너 좋아해)」(チャンンドク)  チョー・ヨンピルとイ・ソンヒ

(本ブログ関連:"チョー・ヨンピル")

2013年4月3日水曜日

鳥インフルエンザA(H7N9型)

中国で死者も出している鳥インフルエンザについて、NHKニュースの記事「H7N9型 ヒトに感染しやすく変異」(4/3)は次のように報じている。
そういえば、2年前の今頃、新型インフルエンザの騒ぎでマスクが薬局から消えたことがあったが・・・。大騒ぎになる前に、十分な供給を願いたい。

(本ブログ関連:"インフルエンザ")
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・中国でこれまで少なくとも2人が死亡し、5人が重体になっている、鳥インフルエンザの「H7N9型」のウイルスは、遺伝子の一部がヒトに感染しやすく変異していることが、国立感染症研究所の分析で分かりました。
・専門家は「ヒトからヒトへの感染が起きていないか、注意深く監視する必要がある」と指摘しています。
・国立感染症研究所は、中国当局から、ヒトへの感染が相次いで明らかになったH7N9型の鳥インフルエンザウイルスの遺伝情報の提供を受け、遺伝子の配列などを詳しく分析しました。
・分析したのは、はじめに感染が確認された上海市の男性2人と安徽省の女性1人から分離されたウイルスの情報で、いずれも、ウイルスの増えやすさを決める特定の遺伝子が、ヒトの細胞の表面に感染しやすく変異していました
・このうち、上海市の一方のウイルスと安徽省のウイルスは変異した遺伝子の配列が一致していたということで、広い範囲で感染が広がっているおそれがあると指摘されています。
分析にあたった、国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの田代眞人センター長は、「H7型のウイルスは通常、毒性はそれほど強くないとされるが、免疫のある人はほとんどいないため、感染すると重症化するおそれがある。ウイルスがヒトに感染しやすくなっていることは間違いなく、ヒトからヒトへの感染が起きていないか、注意深く監視する必要がある」と指摘しています。
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(参考)国立感染症研究所掲載: 全文を確認願います

「中国における人での鳥のインフルエンザウイルスA(H7N9)感染症に関するQ&A 世界保健機関(WHO)」(抜粋)
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6. どのようにすれば個人レベルで鳥のインフルエンザウイルスA(H7N9)の感染を防ぐことができますか。

インフルエンザA(H7N9)を含め、多くの感染症を防ぐためには、基本的な衛生行動と食品衛生管理を行うことがその前提条件となります。
頻回の手指衛生、特に、食品を取り扱う間やその前後、食事前、トイレの後、動物やその排泄物を取り扱った後、手が汚れた時、また、家族の誰かが病気にかかっている場合には更に頻回に手洗いを行うこと。
・手指衛生は、医療機関においても、他の患者や医療従事者への感染を防ぐために必要です。原体は手洗いにより物理的に取り除かれますアルコールは消毒に用います(病原体を死滅させます)
・咳やくしゃみの際には、ティッシューで口や鼻を覆うこと
・高病原性鳥インフルエンザウイルスが存在する可能性があるいかなる環境においては、ウイルスに汚染された手指により、鼻、口、結膜にウイルスが運ばれる可能性を防ぐため、手洗いや速乾式刷り込みアルコール製剤の使用を含む手指衛生が重要です
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最高のボーカル・アーティスト

韓国の歌手の中でレジェンドに値するアーティストは誰か・・・スポーツ京鄕の記事「チョー・ヨンピル、音楽専門家たちが選んだ最高のボーカル・アーティスト 選定」(4/3、カン・ジュイル記者)は次のように報じている。(この企画は、Legend 100 Artist!の延長か・・・)
ちなみに、イ・ソンヒが選定されていることは言うまでもない。

(本ブログ関連:"チョー・ヨンピル")
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・「歌王」チョー・ヨンピルが、音楽専門家たちが選んだ最高のボーカル・アーティスト(歌手)に選ばれた。
・2日夜12時放送された、Mnet <レジェンド100-アーティスト>(以下<レジェンド100>)で、(大学)教授と歌謡専門記者、評論家、ミュージシャン、業界専門家などで構成された50人の審査委員団が選定した20人の歌手を公開した。

・最高ボーカル・アーティストに選ばれた歌王チョ・ヨンピルをはじめ、キム・ゴンモ、キム・グァンソク、キム・ヒョンシク、ナ・フナ、トゥルグクァ、ブラウンアイズ、ソン・チャンシク、シン・スンフン、シム・スボン、ヤン・ヒウン、ユン・ポクヒ、イ・ミジャ、イ・ソンヒ、イ・ソラ、イ・スンチョル、イン・スニ、イム・ジェボム、パティ・キム、ハン・ヨンエが名前を連ねた。 (ハングル順)

・イム・ジンモ音楽評論家は、「大衆は歌う人の優れた歌唱力に共感して感動する。 そのような意味で歌手に、昔も今も、歌唱力は重要な部分だ」として、「70年代から90年代まで色々な世代と階層を合わせて数多くの人気曲を出した、チョー・ヨンピルを韓国大衆歌謡歴史で最高の歌唱力を持っている音楽家に選ぶのに音楽関係者や言論(マスコミ)と、大衆の両方に異見はないだろう」と話した。

・<レジェンド100>は、韓国歌謡史を輝かせた伝説の歌手100人を選定してこれらを再照明する年間音楽キャンペーンだ。 4月の一月間、<エムネット・ボイスコリア2>、<エム・カウントダウン>、<ユン・ドヒョンのマストmust>など多様な音楽プログラムを通じて、これら20人を再照明する作業が一緒に行われる。
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2013年4月2日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 パク・ギョンソ

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/27)に、人物シリーズ73回目として、弦楽器の伽耶琴(カヤグム、가야금)の若手演奏家、パク・ギョンソ(박경소)を紹介した。

まず、国楽ならびに伽耶琴を新しい解釈で演奏活動している演奏家パク・ギョンソ紹介から始まった。
・「これは伽耶琴ではない(이것은 가야금이 아니다)」のタイトルを持つCDを発売して話題となった。

▼パク・ギョンソの伽耶琴による「Orbital Swing」(Cosmo Breeze:2008年収録)を聴く。・・・なるほど。

次のようにパク・ギョンソプロフィールが紹介された。
・1980年  ソウル特別市に生まれる。
・国立国楽中学校を卒業後、韓国芸術総合学校在学中から3人によるカヤグムアンサンブル「アウラ」の団員として活動を始めた。その後も他のグループ(オリエンタル・エクスプレス)でも活動を行い、現在は、ソロ演奏家として活動を行っている。
・また、伝統音楽を忠実に身につけ、重要無形文化財、第23号のカヤグムサンジョおよびビョンチャンの伝授者でもある。

2013年4月1日月曜日

サクラ、そして遺伝

今日も寒い。このところ寒暖のシーソーに揺れている。
近所のお宅の塀越しに咲く桜も、スーパーの駐車場脇の広場に咲く桜も、そして団地の通り道を花のトンネルにして咲く桜もみな花の盛りだ。

今日の風のせいで少し散り始めたものもあるが、これから芽を膨らませようとしているものもある・・・こちらは八重桜だろうか。寒さがつづくおかげで、観桜を当分楽しめそうだ。

話はガラリと変わるが、インターネットを見ていたら、ショウジョウバエの生育培地業者が減った・・・という。遺伝学研究の実験材料として、魅力が衰えたのだろうか。そういえば、蚕糸研究で世界をリードした日本のカイコの遺伝学研究も現在どうなっているのだろう。

ショウジョウバエ・・・遺伝学研究・・・国立遺伝学研究所とイメージが飛んでしまうが、親類から三島にある国立遺伝学研究所の一般公開が4月6日(土)にあって、当日「構内に咲く様々な種類の桜も楽しんでいただいております」とのこと。桜もいろいろ種類があって、研究所の名に相応しく全国から集められているそうだ。

遺伝学といえばむかし、裳華房が発刊していた雑誌「生物の科学 遺伝」(現在、エヌ・ティー・エス)があって、どちらかというと学校の生物教育現場を意識した内容だったような気がしたが、現在は生命科学の専門誌になっているようだ。

遺伝子を地図で見る時代から、DNAの単位で見る時代に。

2013年3月31日日曜日

春雨は好きですか

春雨の気配がしてのんびり家にこもっていると、陽がすっかりかげってしまった。春の日はあっけない。歳とともに時間が加速するよ・・・それでも子どもたちの元気な遊び声は、通りにこだましていた・・・彼らには、晴れの隙間を見つけて遊ぶのに十分な時間があるようで、春休みはすることでいっぱいだ。

春雨の歌は、イ・ウンハ(이은하:イ・ウナ)の「春雨(봄비)」(歌詞)もいいけれど、春の若者の臆病で不器用な恋の物語は新鮮で、フォークグループ・ペタラギ(배따라기)の「きみは春雨がとても好きですか(그댄 봄비를 무척 좋아하나요)」(1984年、歌詞)はどうだろうか。(他のYoutubeで、ヤン・ヒョンギョンのソロ・ステージを見られる)

(本ブログ関連:"きみは春雨がとても好きですか")


(Youtubeに登録のBuSan YoungDo Bridge BuSanに感謝)

2013年3月30日土曜日

花冷え

3月下旬、桜が満開になってから急に冷え込んだとき、「寒の入り」と「花冷え」のどちらで説明できるか調べたことを本ブログ(3/27)に記した。気象庁の用語に「花冷え」はなかったが、3~4月に再び寒気がくる「寒の戻り」はあった。

一般的な言葉として「花冷え」は、平年桜が満開する4月に襲う寒気と解釈したが、NHKのニュース中の天気予報でも気象予報士が、今日の冷え込みを「花冷え」といっていた。
結局、桜の開花時期であればカレンダーと関係なしに、「花冷え」の言葉は問題なく使えるのだろう。

ところで、今日の景色は寒風にさらされ、どんよりした空から漏れてくる光に錆びついていた。まるで薄赤茶色のフィルターを装着したカメラのファインダーから覗いているように見えた。おかげで、桜の花の薄桃色がいつもより増したようだ。イメージに合致しているといった方がよいかもしれない。風に舞う花弁も美しいが、路端に吹き集められた花びらが毅然として色合いを誇っているようにも見えた。

先日、朝のラジオニュース番組で、著名な気象予報士が面白いことを語っていた・・・その内容については更に確認しますといっていたが、結果を知りたい。
・桜の花が白く見えるのは、紫外線のせい?
・年寄りの目は経年、紫外線にやられているので、桜が白く見える?

天気により、桜の色合いが違うことについて、今日の空模様から何となく納得できるが、年寄りの目については・・・どうなのだろう。
実は、青い目の場合、補色が強調されて、風景が赤っぽく見えるのではと・・・素人考えしているが、どんなものだろうか。

2013年3月29日金曜日

立川断層2013 (続)

今年2月7日に発表された立川断層帯の掘削調査結果について、今月28日になって、次のように修正発表されたと、YOMIURI ONLINEの記事「立川「横ずれ断層」は誤り、東大地震研が修正」(3/28)は下記のように報じている。(抜粋)

・掘削調査で確認した地層のずれは、断層ではなく土木工事などでできたとみられること。
・従って、断層は今回の調査で新たに発見したと思われた水平に動く横ずれ型ではないこと。

(本ブログ関連:"立川断層")
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・東京大学地震研究所などの研究チームは28日、武蔵村山市で実施した立川断層帯の掘削調査で今年2月に「断層の証拠」と発表していた岩石のような塊は、セメントとみられる人工物だったと修正した。
・研究代表者の佐藤比呂志・東大地震研教授(構造地質学)は「社会的に誤解を与えた」と謝罪した。

立川断層帯はこれまでの地形や地質の調査などから、東京都から埼玉県にかけて延びる活断層であることが分かっている。だが、最後にいつ動いたかなど詳細については不明な点が多いため、活断層や地質調査の第一人者として知られている佐藤教授を代表とする研究チームが文部科学省の委託を受け、今年度から3年計画で調査を始めていた。
・研究チームは昨年10月~今年2月、同市の日産自動車村山工場跡地に長さ250メートル、幅30メートル、深さ10メートルの巨大な溝(トレンチ)を掘削し、断層の位置や形状などを調べた

・調査では断層があると予想していた場所に地層の食い違いが見つかったため、「断層の可能性が高い」と判断。さらに、岩石の並び方などから、断層は水平に動く横ずれ型だとも推定していた。立川断層帯は断層が縦にずれる逆断層型というのが定説だったため、横ずれ型であれば震度分布が変わり、被害想定の見直しを迫られる可能性があった。2月6~9日には調査地点が一般公開され、佐藤教授らが分析結果を説明していた。しかし、現場を見た土木関係者から人工的な土地改変の影響の可能性を指摘され、掘削をさらに進めた結果、地下深部にまで地層の食い違いが見られないことが判明。岩石のような塊は工場施設の外壁があった場所の直下にあった。
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結果として、地元市民は何を知ったことになるのだろうか。

2013年3月28日木曜日

ラファエロ展

昨日までの寒さは一体何だったのかと思うほど、今日は暖かだった。春らしい陽気に誘われて、上野にある国立西洋美術館で開催中の「ラファエロ(Raffaello)」展を見に行くことにした。

ルネッサンス期に、わずか37歳で生涯を終わらせたラファエロ・サンツィオ(1483-1520年)の作品展だが、同展によれば「ヨーロッパ以外では初となる大規模なラファエロ展」という。今までこのような特別展がなかったことにちょっと不思議な気がする。(ラファエロに対する評価の風潮がそうさせたのかもしれない)

(本ブログ関連:"ラファエロ")

上野駅の改札口を出て驚いた。小さな子ども連れが多いのだ。春休み?・・・地元の小学校のスケジュールを調べると「3月26日~4月5日までは春休み」とのこと・・・なるほど、もう春休みだったのか。子どもたちは、動物園に行くのかな。
ラファエロ展も観客が後を絶たないほど盛況だった。一部の絵の前では、人だかりして鑑賞がままならないものもあった。混雑時の音声ガイドは、鑑賞の流れにサオさすような気が・・・。

さて、今回の展示画のなかで、まず見たかったのは、作品「大公の聖母」(1505-1506年)だ。フィレンツェ時代に、レオナルド・ダビンチの「繊細な明暗法の影響を受けた」(ラファエロ展「カタログ」:p.76)もので、聖母の穏やかなまなざしに心安らぐ・・・慈愛と、そして未来への微かな不安まで感じる。
この絵の聖母子の背景は、後世に黒く塗りつぶされたというが違和感ない。そう思い込んでいるからだろうか、むしろ絵に落ち着きと静謐すら感じさせる。

北方ルネッサンス好きにとって、おやっという思う解説があった。作品「エリザベータ・ゴンザーガの肖像」(1504年頃)だ。ラファエロが生まれ育ったウルビーノの地に戻り、ウルビーノ公妃となったいささか権高さを漂わすエリザベータを描いたものだ。
「同時期のほかの画家と同様、ラファエロがウルビーノの宮廷でも人気を博していたフランドルの肖像画技法に高い関心を払っているが、その結果、背景に見える風景描写に注意を払うようになった」(同展「カタログ」:p.74)という。実際、あのゴツゴツした岩の雰囲気は、フランドルにあるというよりも、北方の画家がアルプス越えしてまでイタリアに学ぼうとしたとき、アルプスに至る道すがら見た山景ではないだろうかといつも思っているのだが。
フランドルの画法が、逆にイタリにも影響を与えていたというのは楽しい。

カタログの解説「ラファエロ像の変遷と偶像化の過程」(同展「カタログ」:p.34、渡辺晋輔)にも触れられているのだが、ラファエロの下絵を元に作られた版画「パリスの審判」(1513-1515年、マルカントニオ・ライモンディ)の人物配置がおもしろい。版画右下3人の人物配置が、発表時に道徳的に問題視されたマネの作品「草上の食事(昼食)」(1862-1863年)と同じだからだ。このモチーフは、古代のレリーフ以来使われたものだそうだが、どうやらモネの絵の強烈なインパクトから、版画の構図に目がいったというのが正解だろう。

そうそう、ラファエロの作品「自画像」(1504-1506年)はおなじみだ。

(資料)韓国50代アジョシ

韓国の50代、特にサラリーマンについては、定年が50代半ばということもあり、その選択に直面するのが早いため、人生観に大きく反映するようだ。朝鮮日報の記事「【萬物相】男が50歳を過ぎたら」(3/27、朴海鉉[パク・ヘヒョン]論説委員)は、50代男性(アジョシ)の置かれた状況を次のように報じている。(抜粋)

(本ブログ関連:"50代")
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・心理学者によると、男が50歳を過ぎれば「第2の思春期」を迎えるという。ちょっとしたことでイライラし、すぐに泣き出してしまうこともあるらしい。また50歳を過ぎると知識や経験も豊富になり、若い人たちにあれこれおせっかいもしたくなるため、世代間の葛藤も増えてくる。そのためか退職して仕事をしなくなると雑念が増え、自分で自分の心と体を痛めつけてしまうことがよくあるようだ。

韓国でベビーブーム世代といわれる50歳から58歳の年代は715万人もいる。親の世話だけでなく、子どもを大学に行かせ、結婚もさせなければならないため、人生のあらゆる重荷を背負っているかのようだ。男たちは老後の備えもできていない平均53歳の若さで仕事をやめてしまう家では家長としての権威もずいぶん前から色あせた。元気を失った50代の男たちが増えたためか、彼らを慰めるための書籍が相次いで出版されている。

・男が50歳になって過去を振り返ると、誰でも後悔することが山のようにたくさんあるはずだ。それでも人生のさまざまな苦労を乗り越え、何とかここまで生きてきた。50歳という沼にはまって全ての活動をやめるのはまだ早い。まだまだ元気は残っているはずだ。
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2013年3月27日水曜日

寒の戻り

先週、土曜日が桜の満開で、もしかしたら見納めかもしれないと気をもんでいたが、ここ数日の寒さで、来週の日曜まで桜の咲き誇る姿を見ることができそうだ。

それにしても寒さがつづく。冬に逆戻りのようだ。
気象庁の予報用語「気温に関する用語」の項に、「3~4月に再び寒くなること」を「寒の戻り」としているので、ここ数日の具合に当たるだろう。
同用語には、よく使われる「花冷え」が載っていない。ただし、「こんにちは!気象庁です!平成23年3月号」に、「4月になってからも寒気が入って寒くなることを示す『花冷え』という言葉もあります」との記述がある。平年の4月にこそ、満開を迎える桜に「花冷え」の言葉が合っているのだろう。

まだまだ寒い。衣替えどころか、ストーブをしまうこともできない。

2013年3月26日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 金明煥

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/20)に、人物シリーズ72回目として、パンソリ(ひとつの物語[例:春香歌]を語りと歌で表現する音楽)の伴奏打楽器に使われるプク(太鼓、북)の名人金明煥(キム・ミョンファン、 김명환)を紹介した。

まずパンソリとプクの関係について解説が始まった。
・パンソリは、プクのリズム(長短)を頼りに物語を展開する。パンソリ界には、「一に鼓手(コス、고수)、二に名唱(ミョンチャン、명창)」という言葉があって、互いに息を合わせる重要性を語っている。
・名唱の影になりがちな中にあって、1978年に鼓手として初めて無形文化財芸能保有者に指定されたのが金明煥である。

▼金明煥のプクによる「春香歌(춘향가)」の中から「恋歌(사랑가)」を聴く。少々、唱者の迫力に・・・というより、抑制するようにリズムをとっているのかな。(宝城[ポソン]ソリ)

次のように金明煥プロフィールが紹介された。
・1913年 全羅南道谷城に生まれる。幼いときからレコードなどで国楽に親しむ。
・東京留学時、父の病のため帰国し結婚。妻の実家でプクを学ぶきっかけを得て、張判介(チョン・パンゲ、장판개)名唱に師事してパンソリとプクを始める。
・1930年代 林承根(イム・バンウル、임방울)名唱の口演に鼓手として正式デビューする。
・戦後、鄭應珉(チョン・ウンミン정응민)を訪ね、「宝城(ポソン)ソリ」を長く学び、伴奏で右に出るものが居ないといわれた。

▼金明煥のプクと、咸洞庭月(ハドンチョンウォル、함동정월)の「チェ・オクサム流カヤグムサンジョ」を聴く。カヤグムとプクの研ぎ澄まされたようなリズムのかけ合いがいい。

(咸洞庭月の業績について語られた・・・「カヤグム(伽耶琴)サンジョ(散調)」の復活を果たす)

▼金明煥の歌による短歌「鎮国名山(진국명산)」を聴く。「山からが良ければこそ立派な人物が生まれる」とソウルの山景を賛美する・・・のだろう。ゆるりと背景を見廻すように歌う。

2013年3月25日月曜日

イ・ソンヒの「因縁(인연)」

イ・ソンヒのバラードに、国楽が加わった後、さらに東洋的な色彩を重ねたのが13集「四春期」(2005年)収録の「因縁(인연)」かもしれない。その流れは、「炎のように蝶のように(불꽃처럼 나비처럼)」(2009年)や「狐の嫁入り(여우비)」(2010年)に引き継がれる。

彼女の「因縁」には、わずかな出会いでかなわぬ想いを、せめて輪廻で縁を果たそうと願う東洋的な香りがする。

(本ブログ関連:"因縁(인연)"、"炎のように蝶のように(불꽃처럼 나비처럼)"、"狐の嫁入り(여우비)")



(Youtubeに登録のdragonhand dragonに感謝)

2013年3月24日日曜日

東秩父村朝日根と寄居町五ノ坪

昨年5月に河津鉱山の鉱物採集に参加できなかったが、今回同じメンバーと共に、埼玉県東秩父村朝日根(パンペリー石の日本の第1号産地)と同寄居町五ノ坪に鉱物採集に出かけた。

提案メンバーに今回も現地まで連れていただき、採集の支援もしてもらったこと感謝、感謝。

第一ステップの集合が、いつもより近いJR駅だったので、明るんだ朝を余裕を持って家を出ることができた。そこから、毎度同乗させていただく車にメンバーと一緒に道中の会話を楽しんだ。

健康を主眼に参加したが、足取りが相変わらず定まらないで、みなに迷惑をかけてしまった。

さて、採集成果は次の通りで、実質いただきもので花を添えるといった体だが。

・埼玉県東秩父村朝日根: パンペリー石(脈状・・・繊維状を採れず)、曹長石(微小結晶群)、黄鉄鉱、黄銅鉱(紛失)、不明(微小柱状結晶群)
・埼玉県寄居町五ノ坪: クロス閃石、翡翠輝石(?)、磁鉄鉱+蛇紋岩

帰りの車中で、助手席に座りながら眠りこけてしまい、気付けばナビ役を後部席のメンバーにしていただいていた・・・スミマセンでした。

2013年3月23日土曜日

お花見

天気予報のお花見解説によると、空模様から今日の方が適しているだろうとのこと。野川に沿って隣接するものの、西武多摩川線に東西に区分されたような武蔵野公園と隣接の野川公園を巡った。

最初に武蔵野公園を歩く。家族連れの楽しそうな声があちこちから響いてきた。野川の北側にある調節池は、大雨でない限り普段は空床になっていて、今日のような晴れた日には集い楽しむ場所として最適だ。
 
写真の桜木立の奥には広場があって、本来そこで観桜するのだが、調節池の涸れた川床で花見をすれば、そこから見上げる桜の豪華さに酔いしれることだろう。そして、野川の南側グラウンドからは、野球観戦に叫ぶ子どもたちの声がひっきりなしに聞こえてきた。

次に、隣りの野川公園を巡る。公園敷地は、桜並木がつづく東八道路で南北に分けられていて、南側のエリアには桜木立が多く分散している。庶民的なお花見というよりは、公園散歩に適している。長い距離を歩いたので、喉が渇く。敷地の広さに比例して、家族連れも多く、休日をのんびり楽しめる場所だ。

(付記)
外資系ファンドに西武HD(ホールデイングス)が西武多摩川線、秩父線、山口線など不採算分野の売却など要求されているそうだが、まさか廃止はないだろう・・・沿線の生活、通学に影響が大きすぎる。

2013年3月22日金曜日

桜満開

「桜(サクラ)」の花弁は5枚、属するバラ科の「バラ」の原種をたどって見れば、やはり花弁は5枚だ。
鉱物にもサクラの名を冠した「桜石(さくらいし)」があって、元々「菫青石(きんせいせき)」が時とともに一部雲母化してできたもので、六角柱状の断面を見ると、あたかも花弁模様になっている。
ところで桜石の花弁の数を・・・よ~く見ると、6枚だ。
ちなみに、京都府亀岡市の桜天満宮にある桜の木の下の桜石は有名で、国の天然記念物になっているという。

さて、都心の桜が開花したのは先週土曜日の3/16だった。一週間後の今日、桜が満開した。日本経済新聞の記事「東京都心で桜満開 平年より12日早く」(3/22)は次のように報じている。(抜粋)

・気象庁は22日、東京都心の桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。満開は今シーズン、全国で初めてという。平年より12日早く統計を取り始めた1953年以降、最も早かった2002年に次ぐ2番目の早さ

・同日午前、東京・千代田の靖国神社の標本木で、8割以上が開花しているのを同庁の職員が確認した。
 
・東京都心は朝から晴れ間が広がり、同日正午の気温は14.7度。最高気温は4月中旬並みの19度まで上がる見込み。

2013年3月21日木曜日

石の楽しさ

鉱物趣味には、鉄道趣味ほど細分化されていないと思うが、いくつかの範疇に分類されるだろう。

ひとつには、鉱物採集がある。自ら行動し、他者より抜きんでた標本を採集することが目的となる。結果として、新発見にも通じるわけで、鉱物分類の一翼も担えることになって、博物学や鉱物科学につながることもできるだろう。採集に一途なひとを見ていると、他の採集趣味のひととどこか心情に共通するものを感じる。まさにマニアたる醍醐味なのだろう。

もうひとつは、採集された鉱物の鑑賞だ。採集から継続して鑑賞してもいいし、鑑賞だけ単独でもいい。博物学や鉱物科学的な分類や分析が主ではない。むしろ結晶鉱物の美しさに感応することにある。ある意味、鉱物採集が貴族の趣味から発達したと聞いているが、貴族趣味として、趣味世界の栄華を今も備えている。

最後に、石を自ら空想のなかに引き込み、石の持つ普遍性や不動性に対しいろいろなイメージを与えることだ。石そのものより、それを楽しむ想像力に価値があるのかもしれない。意味を知らなければ詩的でもある石の名前からイメージを膨らませたり、静止する石を動かしたり、あるいは石にまつわる奇聞からストーリーを紡いだりする。

石好きなひとには、以上のいずれかに執心するひともいれば、ただ何となくこれらを趣味とするひともいる。わたしの場合は・・・。

2013年3月20日水曜日

春分の日2013

今日は、二十四節気の「立春」から数えて四番目の「春分」、すなわち「春分の日」である。旧暦2月9日、夜には上限の月となる。

春分の日は、昼夜の時間が同じつもりだが、実際には昼の方がすでに微妙に長くなっているそうだ。日常生活にとっては、冬の見えない長い覆いから、精神的にようやく解放された感がする。昼の長さ、つまり日照時間がその分多くなっていくわけで、暖かさが増すというもの。歳とともに、そのありがたさを実感する。

今日は穏やかな一日になりそう。程よく暖かく、程よく明るい。

(本ブログ関連:"春分の日")

カンヒザクラ
昼過ぎ、小金井公園に桜の開花具合を見に行った。ソメイヨシノは、まだ花見見物には十分なほど咲き揃っていなかった。一部に満開もあれば、一部に七部咲きといったところだ。

それでも、公園内にある「江戸東京たてもの園」前の広場に、敷物の上に座って桜を楽しむグループがあちらこちらにいた。

公園西側、C57蒸気機関車展示場の横に、カンヒザクラ(寒緋桜)がまるで梅か桃のように濃い桃色の花を咲かせていて、ひとびとが吸い寄せられるように集っては立ち止まり、見上げて楽しんでいた。

2013年3月19日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 プルセチュル

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/13)に、人物シリーズ71回目として、カヤグム、コムンゴ、テグム、ヘグム、ピリ、アジェン、打楽器、そして作曲を担当する総勢8名の男性のフュージョン国楽グループ「プルセチュル(不世出、불세출)」を紹介した。

はじめに、「プルセチュル」すなわち「不世出」のグループ名前の由来から始まった。
・漢王朝建国の皇帝<劉邦>の臣下<韓信>が、ひとびとに「不世出」と絶賛されたことからとったグループ名。

▼プルセチュルによる「シルシル(시르실)」を聴く。弦と弦が綾なす・・・さわやかな印象。

次にプロフィールが次のように紹介された。
・2006年 韓国芸術総合学校の伝統芸術院に在学生たちで結成。
・2007年 国楽放送主催の21世紀韓国音楽プロジェクトに参加、アリラン賞受賞。
・2008年 北村チャンウ劇場で開催のコンクールで大賞受賞し、CD発売。
・若手国楽家のフュージョン音楽には、伝統を基本ベースとしながら・・・実際、その音楽を聞いてみると、楽器は国楽器を使用しているけれども、その音色やメロディーは大衆音楽となんら変わりないケースがみられるがプルセチュルの音楽は、伝統楽器が演奏の中心なのはもちろん、民謡や巫俗音楽など伝統的メロディーをベースに、伝統的音色、チャンダン(リズム)を生かした音楽作りに取り組んでいる

2013年3月18日月曜日

イ・ソンヒの「自転車」

韓国の自転車事情についてインターネット情報(KBS World)を頼りにすると、スポーツサイクルやマウンテンバイクなどで、漢江の岸辺にあるサイクリングロードをファッショナブルに、ヘルメットとサイクルウェアでバシッときめて走っているようだ。(自転車保有台数:800万台/韓国、7200万台/日本
サイクリングロードはソウルの街に広がっているようだが、映画に出てくる住宅街は坂道が多いので、自転車は日常には不向きなのかもしれない。電動アシストの自転車はどうだろうか。

イ・ソンヒの13集「四春期」(2005年)に、「自転車(자전거)」がある。おぼつかなげに自転車を操りながら、不安な恋の道を走っているのだろうか。春風にふさわしい、少女のような彼女の歌声がいいな。



(Youtubeに登録のcoffeeletterに感謝)

2013年3月17日日曜日

「国立自然史博物館」構想

昨日都心で観測された桜の開花を機に、彼岸入りの今日、小金井公園に桜の様子を観察に行った。冷んやりした武蔵野台地にあるためか、まだ桜花の蕾は閉じたままだった。園内の「江戸東京たてもの園」前広場は、桜の木立に囲われているが、遠目に桜木は枝振りだけがはっきり見える状態だった。

春眠に陥るのは何も夜だけではない。花見の暖かさに達してなくても、広場のベンチに座って、来る途中コンビニで買った新聞を読んでいると、まさに昼過ぎに陽射しを受けて体が温もりうつらつらしてくる。極上のうたた寝である。

新聞(読売新聞)をながめていたら、「初の国立自然史博物館」という記事が目に飛び込んできた・・・インターネットにもあって、記事「国立自然史博物館、東北か沖縄に…学術会議構想」(3/17)は次のように報じている。
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・日本学術会議のワーキンググループ(代表・松浦啓一国立科学博物館動物研究部長)は、生物多様性情報の発信や動植物の重要標本の保管などでアジアの拠点となる「国立自然史博物館」を新設する構想をまとめた。

・建設候補地に、東日本大震災の被災地・東北をあげている。学術会議が、国に重要計画を推奨する目的で策定する「第22期大型施設・大規模研究マスタープラン」に、復興のシンボルとなる計画として提案したい考えだ。生物多様性の高い沖縄も候補地としている。
 
・自然史博物館は、動植物やそれらの化石、岩石など、過去から現在までの自然の様子(自然史)を展示する博物館。構想には、世界的に生物多様性の重要度が増していることに加え、震災で岩手県などの博物館が被災し、貴重な標本数万点が失われた教訓から、国内施設の機能拡充と分散配置の意味がある。
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「自然史博物館」なのか、「自然誌博物館」なのか昔から気になっている。
「自然史」の言葉には、英語の"natural history museum"から、歴史"history"の「史」が使われているのだろう。例えば、英国の「ロンドン自然史博物館(Natural History Museum)」といえば世界最高峰なのだ・・・行ったことないけど!

「ロンドン自然史博物館」の所蔵品中、生物、植物、鉱物などの自然物は、あのビクトリア時代の成果ではないだろうか。そして、収集・採集と分類を学問とする「博物学Natural History」と呼ばれるものがあったわけで・・・。博物学の系譜を過去に遡れば、アリストテレスの自然学に「動物誌(De historia animalium)」があって、書名に"historia"が使われている。

また、イ・ソンヒの「狐の嫁入り」の歌から、九尾狐の伝説をたどると、中国の最古の地理書すなわち「地誌」といわれる「山海経」にいたる。(地誌の誌は書物からくるのだけど)

正直、若い頃に、「自然史博物館」は直裁的な気がして、「自然誌博物館」の方がよりいいのではないかと思ったりしたが、最近は、「自然史博物館」が一般に使われているようだ。多分、フィールド感覚がしていいのだろう。

ところで、上記構想の「国立自然史博物館」は、鉱物・岩石をどのように充実されるのだろうか。

2013年3月16日土曜日

開花宣言

しばらく免れていた花粉症が、先日吉祥寺に映画鑑賞に出かけて以来発症して、毎日鼻水、くしゃみ、はたまた目のかゆみと苦しんでいる。鼻水は出始めると止まらないし、くしゃみは連続すると腰が痛むし、かゆい目頭を掻けばヒリヒリしてくる。

外出の際にスギ花粉を恐れてマスクが手放せない・・・いや、鼻口を覆わねばならない。そんなにしても、近所の小学校の前を歩くと、垣根に植わった沈丁花が甘い香りを漂わせてきて驚く。春はしっかりこの地にいついて、小学校近くにある民家のハクモクレンの庭木も白い花を七部咲きしているのを見かける。

今日は、東京の春を代表する桜が開花したと、一日中各テレビ局がニュースで報じていた。

毎日新聞の毎日jpの記事「桜:東京で開花宣言 過去最速タイ」(3/16、伊藤一郎記者)は、開花宣言を次のように報じた。実際は、気象庁職員の目視により、5、6輪以上の桜の開花を確認して決まるそうだ。

・気象庁によると、同庁が基準にしている東京都千代田区の靖国神社にある(ソメイヨシノ)の標本木が16日午前、開花した。平年より10日昨年よりも15日早い。現在の観測方法を始めた1953年以降では、02年と並んで過去最速。16日の午前11時35分現在の気温は16.2度。最高気温は19度と予測されている。

明日、小金井公園に桜の様子を見に行こう。

2013年3月15日金曜日

(資料)氾濫するガールズグループの市場

アイドル歌手と実力派歌手は、繰り返し登場するようだ。大衆は好みが続かず変わりやすい。それに合わせて芸能界に登場する歌手たちは大変だ。永遠の実力を持ち合わせてないと更に厳しくなるだろう。そして、彼ら彼女らを支えるバックはもっと大変に違いない。
スターニュースの記事「氾濫するガールズグループの市場、K-POP脅かす暗い"影" 」(3/8、ファイナンシャルニューススター、キム・ドンジュ記者)は、ガールズグループたちの苦心を次のように報じている。(抜粋)

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・「こんにちは! 新人ガールズグループの○○○です」

・一日とおかず、歌謡界の門をたたく新人ガールズグループたちがあふれている。昨年だけで新たにデビューしたガールズグループが30余チームで、今や「アイドル準備生100万時代」という言葉が軽く聞こえない世の中である。

・・・(代表的な)ガールズグループの市場は、国内で大きな反響を起こし、安定した収益性モデルが定着化されながら誰もが、それぞれ企画会社が市場に参入するきっかけを作った。

・しかし、このような傾向は含量未達(能力不足)の企画会社が生産する量産型ガールズグループの出現という副作用につながった。・・・K-POP舞台上の派手な光の向こうに、少しずつ暗い影が垂れ落ちているのだ。

・去る2011年デビューした5人組ガールズグループAはデビュー以来、特別な活動を継続することができなかった。企画会社で野心満々に準備したが、既に飽和したガールズグループ市場で一回の活動で大衆に注目させるには難しかったせい。

・デビュー当時未成年であったメンバーが、ぱっと成長して成人になったが、まだ特別な作業の便りがない。「近いうちにカムバック舞台必要か」と話していた企画会社の関係者は、今日明日と期限だけ先送りするだけだ。

・ほぼ同時期にデビューしたガールズグループBは、状況がさらに良くない。デビュー当初の音楽活動はもちろん、ドラマと芸能活動にも乗り出したが、何の反応を得なかった挙句の果てに、既存のメンバー2名を新たに交換して、再出発を報じたが、これさえも成果がなかった。

・この企画会社も、すぐにグループのカムバックの意志をメンバーたちに根気強く明らかにしているが、その時期がいつになるかは未知数だ。すでにデビューしてから約2年が過ぎたが、メンバーたちの活動に伴う正当な収入の精算を受けたことがなくて、これは単独で個人で活動をしたメンバーも同じだ。

・新生の芸能企画社Cは、昨年4人組ガールズグループをデビューさせたが、一度地上波音楽番組出演後行方をくらました。これに放送舞台という徹底的に「アイドル」というタイトルを得るための一つの作業過程があっただけだった。

・現在、国内には別名3大企画会社とわれる「SMエンターテイメント」、「YGエンターテイメント」、「JYPエンターテイメント」など一部の大型企画会社を除く、不良で零細な企画会社が約2000社にのぼるが、この数字さえ正確に把握されてないのが実情だ。現行上登録制ではなく申告制なので、一部の資本と意志さえあれば誰でも芸能企画会社を設立することができる。

・結局、このような現実の中、時代に押し流されて乱立している不良企画のために、デビューはもちろんのこと、経済活動をしていない芸能人や練習生の被害者が続々と発生している。

・業界関係者によると、ガールズグループのチームをデビューさせることにだけ数千万ウォン~数億単位の費用が発生して、新しいアルバムを製作する場合にも少なくない支出が生じるため、資本基盤が不十分な企画会社であるほど、所属ガールズグループが成功しなければ少なくない打撃を被ることになる。

・「収益創出」を目標に、深い苦悶や準備なしでどんぶり勘定式でそらぞらしいガールズグループを生産したため、これらの成功確率も著しく落ちるしかない。それでも、企画会社の立場でも莫大な費用をかけて制作したガールズグループを簡単に解体させることもできぬことだ。

・「アイドル」というタイトル自体、悪用する事例も探してみることができる。最初から地上波放送などにしばらく出演して公認されたタイトルを得て、これを利用した売値を膨らませて、地方を転々とし、行事やCFなどだけを狙う方法である。

・ある歌謡関係者は「すでに国内のガールズグループ市場は飽和状態を超えて久しい。ただし、一部の安定した収益モデルがあるため、大型企画会社はもちろん、中小企画社たちもガールズグループというチャンスの稼ぎを放さずにいる」と診断した。

・特に「制作者の深い省察と悩みなく無分別に生産されたガールズグループは、良い成果を上げることができず、資本が不十分な企画会社である場合、簡単に崩れるしかない」とし、「このような現象は、世界へ伸びて行くK-POPブームもよいことでない。 より慎重な姿勢が必要だ」と指摘した。

・また、他の業界関係者は「まず、無差別に生まれる不良企画会社の乱立を防ぐことができる制度的な装置や基準などが必要だ」とし、「協会や政府次元でたくさん努力しなければならない」と伝えた。

・昨年5月に文化体育観光部は、このような状況を認識して韓国演芸製作者協会、韓国芸能マネジメント協会と一緒に、芸能企画社全数調査と企画会社・マネージャー登録制の推進などの内容を盛り込んだ「芸能マネジメント産業の先進化案」を明らかにしたが、現在まで遅々として進まない状況だ。

・今年も昨年に劣らぬ数の新人ガールズグループがあふれ出てくるものと業界はみている。豊かになったK-POP市場に満足していれば、影がより濃くなる前に一日も早く取りはらわなければならない視点だ。
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(本ブログ関連:"(資料)アイドルの脱アイドル化"、"(資料)アイドル過剰時代"、"大衆は「100%本物の音楽」を望む"、"韓国アイドルグループ歌手の今後の動向"、"(資料)K-Gallup「2012年今年を輝かせた10代歌手と歌謡 」"、"オーディション"、"アイドルブームに陰り"、"昨年のトップ5の歌手(グループ):2011.12.26 Gallup Korea発表"、"韓国ギャラップ調査")

2013年3月14日木曜日

(資料)80年代人気のあった歌手BEST10

チャンネルイエスの記事「2010年代 "ビッグバン"があるならば、80年代文化革命は"シナウィ"」(2/28、オム・ジヘ記者)に、<80年代人気のあった歌手BEST10>が紹介されており、イ・ソンヒについて次のように記している。

・1984年、第5回「江辺歌謡祭」での、「Jへ」で大賞を受賞してデビュー、爆発的な歌唱力と少年のようなヘアスタイルとズボンだけにこだわる身なりで、(ファンの間に)「お姉さん部隊」を作った。
1984年<歌謡トップ10>で5週連続1位をつづけて、新人賞最高人気歌謡賞10代歌手賞に初の3冠王にのぼるなど大きな人気を集めた。
・1985年の初アルバム<ああ、昔よ>が発売されるやいなや、7曲が<歌謡トップ10>順位に進入した。
・1986年には「分かりたいです」が5週連続1位をつづけながら、ゴールデンカップを二番目に占めて、一ヶ月の放送回数107回、MBCラジオ音楽チャートで15週1位の記録を作った。
・1989年の5集<ひとしきり笑いで>は、「私の街」が5週連続1位で、4番目のゴールデンカップを受賞し、「ひとしきり笑いで」が1990年に3週連続1位を占めて、1989年、1990年のアルバムに2年連続ゴールデンディスク賞を占める記録を立てた。1989年には韓国歌手としては初めて国内で英語アルバムを製作して海外ポップ市場に進出した。

(追記)
上記記事には、イ・ソンヒの他に次の歌手(およびグループ)が挙げられている。
チョー・ヨンピル (本ブログ関連
チョン・ヨンノク  (本ブログ関連
チュ・ヒョンミ   (本ブログ関連
チェ・ソンス
キム・ワンソン  (本ブログ関連
イ・ジヨン  (本ブログ関連
ソバンチャ
キム・ボムニョン  (本ブログ関連
イ・サンウン(リーチェ)  (本ブログ関連

2013年3月13日水曜日

風塵

今日の天気は気まぐれというか、わがままというか変転はなはだしい。暖かい中、朝から夕方まで南の強風*が吹きつけ、天空をうなるように音をたてた。

(*)「東京都心では最大瞬間風速27.4メートル、最高気温は4月下旬並みの21.2度を観測した。」(産経ニュース

道路に並んだ電信柱をつなぐ電線は泳ぐように風に揺れたし、地元の公園にある健康体操教室の入り口に並んだ自転車は、地表の風に煽られてことごとく倒れていた。余りの風の強さに、健康体操教室の生徒の中には、休まれた方もいる。

テレビのニュース(FNN)で、成田空港が風に巻き上げられた塵で視界不良となり、着陸予定の旅客機が羽田空港着に変更したと報じていた。天気予報解説者によれば、この現象を「風塵」と呼び、先日の「煙霧」とは異なると説明した*。

(*)風塵とは「その場所にあった砂ぼこりが風で舞い上がり、視界が悪くなる現象」で、煙霧とは「舞い上がった砂ぼこりが、長い距離を風に運ばれて、地表近くに落ちてきたときに視界が悪くなる現象」と解説した。

ところが今度は、夜になって雨が降りだした。明日は、最高気温が12℃とぐっと冷えるという。

2013年3月12日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 金一球

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/6)に、人物シリーズ70回目として、パンソリの赤壁歌(チョッピョッカ、적벽가)の芸能保有者である名唱、金一球(キム・イルグ、김일구、1940年~を紹介した。

まず、「広大(カンデ、광대)」の解説から始まった。
・広大は、パンソリの他に、綱渡り(ジュルタギ、줄타기)、軽業、仮面劇、人形劇などの伝統芸能を職業とする集団の意。李朝末期、パンソリを整理した申在孝(シン・ジェヒョ、신재효、1812年~1884年)は、次の4つを広大の条件としてあげた。
① 「人物」、見目形より、その役に合った姿であること。
② 「語り」、広大が基本的に話し歌うため、語りが上手であること。
③ 「完成された声」、自身の芸事が頂点に達すること。、
④ 「身振り手振り」、演じる際の体の動きに関する条件である。

 ▼金一球による短歌「広大歌(광대가)」を聴く。申在孝創作のパンソリで、彼が唱えた広大のあるべき姿が淡々とつづくよう・・・。

(参考)「短いバンソリにみられる人生観」(李文相、「東アジア研究」2009.3)・・・「広大歌」歌詞訳掲載

次のように金一球プロフィールが紹介された。
・1940年、全羅南道和順に生まれる。父は、西便制の「春香歌」の歌い手、金東文(キム・ドンムン、김동문)名唱。
・10歳になる前からパンソリの稽古を始めた。
・光州へ引越して、孔大一(コン・デイル、공대일)名唱に師事。また他分野を開くため、木浦の張月中仙(チャンウォルジュンソン、장월중선)名人を訪ねた。
・張月中仙は、パンソリ、コムンゴ、カヤグム、舞踊、ボムピなど伝統文化全般に渡る歌や楽器に優れ、唱劇団の伴奏をしていた際、韓一燮(ハン・イルソプ、한일섭)名人と共に「散調牙筝」(サンジョアジェン、산조아쟁)を考案し演奏した。その貴重なメロディーを金一球に伝授した。
・散調は、パンソリのメロディーをベースとしており、幼児からパンソリに親しんだ金一球はすぐに演奏するようになった。さらに上を目指して、「伽耶琴散調」(カヤグムサンジョ)の名人、元玉花(ウォン・オクファ、원옥화)に再び師事して、それをマスターした。

▼金一球による散调「ホトゥンカラッ(허튼 가락)」を聴く。散調の本来の名前が、この曲名("
でたらめな調子" )だそうだが・・・ちょっとチェロに似てモダンな感じがする。

・その後、ソウルに再上京し、国立劇場で唱劇伴奏者として活動。元来パンソリを専門としていたので、楽器よりも歌へと、パンソリに再入門し実力を伸ばした。
金一球の婦人(スグンガの芸能保有者候補)、息子(パンソリ歌い手)とともに国楽一家である。

▼金一球によるパンソリ「赤壁歌」中の「孔明東南風吹くを祈る場面(공명 동남풍 비는 대목)」を聴く。・・・三国志、火攻めの策を計る。ここも物語りがつづく。

2013年3月11日月曜日

松餅

明日は、旧暦二月一日。「朝鮮歳時記」(洪 錫謨著、姜 在彦訳)の二月の項を見ると、この朔日(1日:月の始まり)に「松餅」を作ると、次のように記している。

・(旧暦)正月十五日につくった「禾竿」(화간:束ねた藁に、稲・黍[きび]・稗[ひえ]・粟[あわ]の穂を包んで豊作の祈りのため竿先に飾りにしたもの)の籾[もみ]をおとして、白餅を搗[つ]く。大きいのは、掌[てのひら]の如く、小さいのは卵ぐらいとし、すべて半月形につくる。蒸した豆をもって餡とし、甑[こしき:蒸し器のひとつ]のなかに松葉で隔てながら白餅を並べて蒸しあげる。それを甑から出して水で荒い、香油を塗る。これを名づけて松餅(송편、ソンピョン)という。

・《 そして、これを使用人などに、歳の数だけ分け与えたりもしたようだ 》


ところで、松(マツ)は常緑樹の代表であり、生命力を感じさせる。その力を受けて作られた松餅は、韓国の秋の「秋夕チュソク)」に飾られるが、上記のように旧暦二月朔日の明日はどうなのだろうか。

2013年3月10日日曜日

煙霧

一日、風の強い日だった。玄関のドアを開けて外をみれば、押し入るように風が吹き込んできて・・・そんなわけで外出を控えた。昼過ぎに、窓越しの明かりが何となく弱くなって、まるで色付きのフィルターで覗いたようになった。全体に薄茶色の光線に変わった。

毎日jp(新聞)の記事「夏日:都心で25.3度…今年初 『煙霧』も発生」(3/10、山崎征克、柳澤一男)によれば、最初の日最高気温25度以上の「夏日」とともに、「煙霧」が発生したと次の通り報じている。(抜粋)・・・ところで、煙霧って何?

・東京都心は10日、最高気温25.3度を記録し、今年最初の夏日となった。6月中旬並みの気温で、3月の観測史上で最高その後は一転して北からの強い風が吹き、舞い上がったほこりで極端に視界が悪くなる「煙霧」も発生した

煙霧とは、乾燥したほこりなどが大気中に浮遊して水平に見渡せる距離(視程)が10キロ未満になっている状態。都心では10日午後1時半ごろから発生し、同2時40~50分には視界2キロと最も悪くなった。最大瞬間風速18.8メートルの強風が吹き、最小湿度が29%になるなど、ほこりが舞い上がりやすい条件が重なったためとみられる。

・寒冷前線の影響で、関東地方は10日午後をピークに気温が急激に下がり、11日朝の都心の最低気温は3度と予想されている。


砂ほこりが風に舞い上がって、太陽の光りをさえぎっているのだろうけど、「煙霧」については正直使い慣れていない。それにしても、室内にいて気付くほどに明かりが落ちたのに驚いた。そして、明朝寒いとは・・・。

(追記)
WBCは鬱憤晴らしか、凄い!・・・TV解説者の桑田氏の冷静な語り口に感服する。

2013年3月9日土曜日

イ・ソンヒの「あなたの香り」(ふたたび)

イ・ソンヒの春を語る歌に「あなたの香り(그대 향기)」がある。アルバム14集「愛よ...(사랑아...)」(2009年)の最初の収録曲である。去年の今頃に本ブログで触れた曲でもあるが、季節にも合っているのでYoutubeで聴いてみよう。歌とともに彼女の清潔な感じをよくとらえているスナップを見ることができる。

重い冬籠もりからようやく抜け出したように、暖かい春の息吹に押されて前を見つめるばかり。懐かしい思い出とともによぎる、春風の香りに誘われて踊るよう、若者は季節にすばやく感応する。

(本ブログ関連:"愛よ...")



(Youtubeに登録のlys2187に感謝)

2013年3月8日金曜日

小金井公園の観梅

小金井公園の梅林
小金井公園に観梅に行く。
公園には、梅林と称する一画があって、毎年紅や白色の花をかせている。この冬の寒さにかまけて、2月16日(土)~24日(日)に開かれた小金井公園「うめまつり」に行かなかった分を補う意味もあって、ぽかぽか日和に誘われて出かけたわけだ。

昼過ぎも相変わらず陽気で、梅林には年配者か幼子連れの親子が引き寄せられ、満開の梅の花を愛で、漂う香りを楽しみ遊んでいた。

ところで、花粉症は少し落ち着いてきたが、春先は杉の花粉に、秋はブタクサの花粉に反応してしまうようだ。この厄介な花粉の姿が、科学雑誌「Newton」4月号に、色付けされた電子顕微鏡写真*で掲載されている。ああ・・・見ているだけで鼻水が、くしゃみが出るよ。

(*)出典:「花粉の世界をのぞいてみたら」(医学生物学電子顕微鏡技術学会編、エヌ・ティー・エス発行)

(追記)
WBCは苦戦の道を歩んでいる。今、延長10回裏1点差を守り抜いて次ステップに進んだ・・・疲れたぁ。

2013年3月7日木曜日

フラッシュバックメモリーズ 3D

民家の塀越しに、枝振りを丸く剪定した梅の木が3本、身をつつむように真っ白に花を咲かせていた。街灯に照らされて浮かんだ梅花は、はっと息を呑むような絢爛さである。夜の梅も、なかなかいいものだ。

一昨昨日(3/5)、映画「ジャンゴ 繋がれざる者」を見た吉祥寺の同じ映画館に、今日は親類に紹介された映画「フラッシュバックメモリーズ 3D」を見に行った。毎週木曜日、夜9時30分のみ開演なのだ。今晩は、しかも大音響セットを使って上映とのことで、ほぼ満席に近かった。

首都高で自動車事故に遭遇し、不思議な心的体験から無事生還した、唯一記憶障害を残した演奏家の日常生活のドキュメント映画と予想したが、ほぼ演奏場面中心に、彼や彼の家族の想いを記したメモなどが画面の背景(または前景)に映じられた。
オーストラリアのアボリジニの管楽器「ディジュリドゥ」を演奏する彼は、記憶消失の症状に葛藤しながらも、家族の絆を支えに演奏を続ける。

楽器ディジュリドゥの発する、まるで大地の唸り、大気の鳴動のような重低音に圧倒される。どこかで聴いた・・・そう、モンゴルのホーミーХөөмий)の発声を想起させるように、管が轟かす。アボリジニの民族楽器と、絶え間ないパーカッションによる強烈な現代的演奏が次々展開された。それは、音楽家としての彼の回想であり未来への予告でもあるようだった。

久し振りに心に響いた映画だった。

(参考)Youtube映像「Didgeridoo」、登録者ididjaustraliaに感謝。

(追記)
一昨昨日、映画「ジャンゴ」を見に吉祥寺の街に出てからというもの、花粉症になってしまったよ・・・何年振りだろう。歳とともに、過敏な症状は治まると思っていたのに、再発するとは・・・鼻水、くしゃみが出っ放しである。

2013年3月6日水曜日

講演会「韓国映画にみる伝統音楽と芸能」

今日は本当に暖かい。冬着をブレザーに替えて外出する。帰宅も全然OK。どこからか花の香りが漂ってきそうな春の夜道だ・・・そういえば、小学校の垣根の沈丁花はどうしているかな。

今晩、韓国文化院で開催された講演会「韓国映画にみる伝統音楽と芸能」(講師:植村幸生東京芸術大学音楽学部教授)に行く。毎週、KBS WORLDの放送「国楽の世界へ」(解説:岸加那子アナウンサー)のおかげで、少しは身についた知識をベースにして講演を楽しく聴くことができた。

次の3っつの映画を題材に、韓国伝統音楽(国楽)についての歴史、宗教および、音楽上の解説があった。
・「風の丘を越えて 西便制」(1993年、監督イム・グォンテク、主演オ・ジョンヘほか)
  特にシャーマニズム(巫俗)にはじまり、民間芸能としてのパンソリの説明がされた。
・「黄眞伊」(1986年、監督ペ・チャンホ、主演チャン・ミヒほか)
  コムンゴ:男性、カヤグム:女性という楽器の区別意識が20世紀に入って固まったようだ。
・「王の男」(2005年、監督イ・ジュンイク、主演カム・ウソンほか)
  仮面劇、燕山君の話しから、トリックスター(山口昌男)のような関係が説明された。

わたしにすれば、「黄眞伊」から「分かりたいです(알고싶어요)」を、「王の男」から「因縁(인연)」を、イ・ソンヒの歌にからめてお話が展開されたら最高でしたが・・・今回そんなわけにいきませんけどね。

投影された講演資料を、ホームページに掲載していただけたら幸いです。

チャン・ユンジョンの「最期の川」(原題:「招魂」)

朝鮮日報の記事「チャン・ユンジョン、日本演歌チャート1位 '気炎'」(3/6、ペク・チウン記者)によると、一般社団法人全国有線音楽放送協会の2月度集計(期間:2013.02.01~2013.02.28)で、「トロットクイーンのチャン・ユンジョンが、日本2集タイトル曲「最期の川」(2013年)*で演歌チャート1位を占めた」と次のように報じた。(抜粋)

(*)作詩:キム・スンゴン(日本語作詩:田久保真見)、作曲:イム・ガンヒョン、編曲:イム・ガンヒョン

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・有線ランキングチャートは日本の音楽有線放送のなかで高い認知度を誇り、チャンネルで紹介された曲回数と、ユーザーが「もう一度聴きたい曲」に申請した回数をもとにランキングを集計する。演歌チャートは、この中で最もランキングが難しい部門に数えられる。特に外国の歌手が1位を占めたのは異例なことで、チャン·ユンジョンの人気を実感させる。
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<Youtubeによる映像>
・韓国原曲「招魂(초혼)」(2010年)・・・韓国固有の信仰(巫俗)をベースにした映像
・日本語版「最期の川」(2013年)

(付記)
原曲「招魂」(2010年)と「最期の川」では、歌詞中の主人公(男女)が逆転している。正直、声の張りから言えば原曲の方がいいような・・・日本語の一音(子音+母音)一音で細(こま)切れになっているからだろうか。逆にいえば、日本の歌の場合、母音に音色を与えることになる・・・のだが。

2013年3月5日火曜日

啓蟄2013

立春から数えて、二十四節気の三番目、啓蟄である。冬の寒さに耐えた虫たちが顔を出すという。この日に合わせたように、陽射しも気温も穏やかで春らしくなった。

ポカポカ天気に誘われて吉祥寺に、アメリカ映画「ジャンゴ 繋がれざる者」(監督・脚本;タランティーノ)を見に行く。帰りがけ、吉祥寺駅ビルの<アトレ吉祥寺>に寄って美味いものを探したが、人混みのせいか厚手の冬着のためか汗があふれた。今週さらに気温が上がり、天候も恵まれ外出するのによいタイミングである。

アクション映画「ジャンゴ」の感想・・・先日DVDレンタルで見た韓国映画「ハウスメイド(下女:하녀)」(2010年、主演:チョン・ドヨン)のときもそうだったが、見終わった後、気が重くなる。歳をとると将来への余白がなくなっているのだろう、次への期待がすぼむのだ。監督が投げかけたものは、まだ終わらないのだろう。

KBS WORLD「国楽の世界へ」 韓忠垠

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/27)に、人物シリーズ69回目として、横笛ソグム(小笒:소금)の若手演奏者、韓忠垠(ハン・チュンウン:한충은)を紹介した。

まず、「三絃(弦)三竹」の解説から始まった。
・約1500年前の統一新羅時代に奏された楽器に「三絃(弦)三竹(삼현삼죽)」がある。<三弦(弦)>とはカヤグム・コムンゴ・琵琶を、<三竹>とはテグム(大笒)・チュングム(中笒)・ソグム(小笒)を指すといわれる。その中でチュングムは朝鮮時代に、琵琶も植民地時代にその伝承が途絶えた。

・ソグムも、一時期、中国伝来の唐笛に押され、演奏されなくなったが、1950年に再び、復活することになる。昔の形と少し異なるが、高く澄んだ音は以前のまま(?)という。最近は、創作音楽で独奏楽器としても使われる。

(付記)
古楽器による西欧クラシック演奏がある。上記古代の楽器(演奏)が、近現代(最近)になって途絶えたり、復活したりするのが気になる。歴史的な検証を知りたいところだ。

▼韓忠垠のテグムとソグムによる「morning」(2006年)を聴く。この日常生活に違和感のない、木管のソフトな響きがする軽やかな今の音色だ。

次のように韓忠垠プロフィールが紹介された。
・学生時代に偶然聞いたラジオのテグム演奏に魅了され国立国楽高等学校に入学。
・現在、KBS国楽管弦楽団のテグム副主席の若手演奏家。幅広い人脈ネットワークを持つ。
・大衆音楽家と出会いも増え、ピアノと共にジャズ演奏したことで<フュージョン国楽>にも関心を持ち、長い経歴を持つ創作室内楽団「スルギドン」や、フュージョンロックグループ「ユーラシアの朝」などと演奏活動を行う。映画界では、キム・ギドク監督のデビュー作「ワニ」のメインタイトル曲を担当するなど、多くの人気作品の映画音楽を手がけた。
・最近では、国境を越えた音楽交流を行い、新しい音楽への挑戦を目指している。

(付記)
明るい照明、採光のある今様のショッピン街を通るとき、心地よい音楽が流れる・・・今の音楽だ。

2013年3月4日月曜日

春の気配

この冬を忘れたように、春が一挙に押しかけてきた。ご近所の塀越しに、白い花びらを輝かせている梅があちこちに見える。ようやく心地よい季節になった。

Weathernewsのピンポイント天気予報で、近くの都市立川市の週間予報を見ると、気温は13℃から徐々に上がり、今週土曜日にはMax20℃になると予測している。「今週はだんだん気温上昇。週後半は春本番のポカポカ陽気になるので、スプリングコートの準備を。花粉の大量飛散にも要注意です」とのこと。春に合わせた衣替えか・・・いやいや、硬軟両様の構えが必要だろう。

気象協会の「1ヶ月予報」(3月1日発表)によると、関東甲信地方の3月の気温は、平年より低い(20%)、平年並(40%)、平年より高い(40%)で、「1週目後半から2週目にかけて気温がかなり高くなる見込みです」とのこと。今週の暖かさを大事にして、久し振りに遠出でもしてみようか。

(本ブログ関連:"")

2013年3月3日日曜日

(資料)アイドルの脱アイドル化

韓国音楽業界の「(年度別)その年を輝かせた歌手」の調査や報告など動向を見ると、アイドルグループに徐々に地殻変動が起きているようだ。朝鮮日報の記事「K-POPアイドル、生き残りかけた『脱アイドル化』」(3/3、鄭智燮記者)は、変革の必要性を次のように報じている。いずれ、ファン層の関心の向け方にも影響が出るだろう。
(抜粋・・・アイドルグループ固有名称など削除)

・<記事論旨>今年はアイドルが「変身」に苦心/昨年音楽配信100位以内の新人はたった3人/ユニット・コラボ・演技に活路さぐる/事務所「ファン層拡大のため苦肉の策」/一部に「脱アイドル現象始まった」「いろいろな試みで音楽の質を上げて」との声も

・くっついて、離れて、変身して・・・。アイドル歌手たちは「生き残り」のためもがいている。 「アイドル市場はピークに達し、今や下降に入っている。無限の生存競争が始まったのだ」というのだ。

最近のアイドルの動きで最も顕著なのは「ユニット(チーム内の小グループ)」活動だ。女性アイドルグループ、男性アイドルグループでユニットを作り、先月一斉に新曲をリリースした。

グループの垣根を越えた「コラボ」も盛んだ。新曲にフィーチャリングしたり、新曲でデュエットを披露している。新人グループのメンバーが、グループがポピュラーになる前に一人で別の歌手のアルバムに参加するケースも登場した。

・「副業」を始めたアイドルも多い。演技もするアイドル、つまり「演技ドル」だ。地上波テレビ局のドラマに登場する。歌手デビューと同時に女優デビューも果たした新しいケース・・・

・一方、所属グループでの活動がしばらくない中で地上波ドラマに出演、歌手ではなく女優として認知度を上げる・・・。

・このような現象については「飽和状態に達したアイドル市場で何とか名前と顔を売ろうという切迫した状況がもたらしたもの」との見方もある。事実、この1年間にデビューしたアイドルは少なくとも30組以上あるが、総合音楽チャート「gaonチャート」の年末総合音楽配信ランキングで100位以内に入った新人は、オーディション番組で準優勝したソロ女性シンガー3人だけだったいわゆる「アイドルグループ」は一つもないアイドルが歌手として生き残ることはそれほど難しくなっているのだ

・韓国音楽コンテンツ産業協会のチェ・グァンホ事務局長は「投資しているだけに、最大限の収益を上げなければならないと考える芸能プロダクション側としては、なるべく多くの活動をさせて採算を取らざるを得ないユニットに分けたりソロ活動をしたりすれば音楽配信収益も上げられるのでは」と語った。

・こうした「サバイバル合戦」が激化するにつれ、アイドルの所属事務所側の悩みも深まっている。昨年、大手芸能プロダクションのマネジメントでデビューした男性アイドルグループの関係者は「これといった成果はなかった。メンバーたちは地道にドラマのオーディションを受けているが、まだ良い結果が出ないので悩んでいる」と話す。事務所関係者は「グループの将来のためには、現在10代に固定されているファン層を広げるのが生き残りへの道だと判断、メンバーそれぞれが持つコンテンツを最大限に引き出し、ユニット・ソロ・演技活動を展開しているうちだけでなく、ほかのグループも同じ立場なので、今後は競争がますます激しくなるだろう」と語った。

・現在の状況は「避けて通れない生みの苦しみ」という声も多い。「脱アイドル系の音楽の流れを誰がつかむかにより、若いアイドルたちのサバイバルが決まるかもしれない」(ポピュラー音楽評論家イ・ギョンジュン氏)という意見がある一方で、「アイドルたちがいろいろと試みたり努力したりすれば音楽の質が高まり、韓流の影響力が続くきっかけになる可能性もある」(MBC『音楽中心』イ・チョルミン・プロデューサー)という意見もある。

(本ブログ関連"(資料)アイドル過剰時代"、"大衆は「100%本物の音楽」を望む"、"韓国アイドルグループ歌手の今後の動向"、"(資料)K-Gallup「2012年今年を輝かせた10代歌手と歌謡 」"、"オーディション"、"アイドルブームに陰り"、"昨年のトップ5の歌手(グループ):2011.12.26 Gallup Korea発表"、"韓国ギャラップ調査")

2013年3月2日土曜日

清潔なひと

イ・ソンヒについては、高音で透き通るような声質に合わせて、廻りを明るく照らす若々しさから、清雅とまで礼賛を繰り返している。ことに、2004年の20周年記念コンサートの、Youtubeでしか拝見できないが、一部の隙もない存在感あふれる彼女の姿には圧倒される。

そんな彼女について廻りの女性陣に尋ねたことがある。少し冷ややかなのだ。こちらをおもんぱかって、すこしは同意して欲しいのに、そうはいかないらしい。「わたしたちの女性グループにも似た人が(複数)いる」というのだ。不思議な心理である。

以前、インタビュー記事で、彼女について「地下鉄に乗っているようなひと」と評した記事を読んだ記憶がある。レンズを通して視る写真家の言だったろうか。誰にも好まれる、親和力を持った存在として彼女を語ったと・・・解釈した。

今日の韓国語教室で、(韓国芸能人で)どんなタイプが好みかという話題に、イ・ソンヒのような清潔なひとと答えたが、韓国出身の先生はちゃんとフォローしてくれた。分かる人には分かるのだ。

2013年3月1日金曜日

フルCG版のオードリー・ヘップバーン

映像情報のGigaZine(3/1)の記事で、英チョコレート会社"ギャラクシー"のCMに、オードリー・ヘップバーンがフルCGで登場するCFを紹介している。Youtubeの映像で彼女の美しい姿を見てみよう。

事故で止まったバスの乗客の彼女を、自分のオープンカーに誘った若者を運転手に見立ててしまうなんて、ファンのために彼女の気品とプライドを護ってくれて妙味である。彼女の口元や目元の微妙な表情と優雅な仕種は、ディズニーアニメを参考にしたのだろうか。それにしても、よくできている。ようやく落ち着いて彼女が口にするチョコレート"Galaxy Smooth Milk"を食べてみたい気もする。


(Youtubeに登録のdionicus感謝)

(付記)
上記映像の制作背景を紹介しているYoutube(”The Story Behind The 2014 Galaxy Chocolate Ad Production With Audrey Hepburn !” 登録者Old Time Photos)がある。
-  https://www.youtube.com/watch?v=7pTHlkOwahE

登録者メモによれば、デジタルエフェクト社のFramestoreは、オードリー・ヘップバーンのCGによる顔再現に1年かかったという。そのため、ヘップバーンに似た人物(最終的に2名の美しい女性)を起用している。

2013年 春一番いかに

昨日、今日、暖かさがつづき、ストーブをつけたり消したりと・・・微妙な気温に、熱々のお茶も少しぬるめでもかまわないといった具合だ。
カレンダー上、今日から「」(3~5月)が始まる。ときどき思い返すように風が吹いているが、「春一番」になるのだろうか。

春一番は、立春(2/4)から春分(3/20)までの間に吹く強風をいうようだが、気象庁の定義はいくつかの条件があって、それをカバーしないと、なかった年も出てくる・・・去年(2012年)がそうだった。だから埃を巻き上げ、花粉を撒き散らすかもしれない春一番の風でも、春を知らせる貴重なしるしなのだ。

(本ブログ関連:"春一番")

陽気に誘われて、ちょいと・・・おやおや、風の勢いが増してきたぞ。今度は花粉症の心配かい。


春一番、関東に吹きました

共同通信の記事「列島に『春一番』 関東、中四国、九州で」(2013/03/01 12:33)によれば、関東地方も春一番が吹いたと次のように報じた。(抜粋)

・気象庁は1日、関東と中四国、九州北部(山口県含む)で「春一番」が吹いたと発表した。日本海で発達中の低気圧に向かって、暖かい南寄りの風が吹き込んだ。
・気象庁によると、最大瞬間風速は東京都心16.8m(≧8m)・・・で風向きはいずれも南寄り。午前10時現在の気温は東京都心15.2℃(>昨日)・・・まで上昇した。

最終的にTBSテレビの天気予報によれば、森田正光氏が、最大瞬間風速17.2m気温17.6℃と報じた。

2013年2月28日木曜日

2月も終わり

物事がどれ位い済んだか、あるいは未だどれ位い残っているかを直感的に理解するのに、むかしからリンゴの食べ具合をイメージしていた。リンゴを立てて、芯を通るように上から切り分けるのだ。

2月は、太陽暦の都合で28日(または29日)しかないので、今日で終わりだ。一年(十二ヶ月)をリンゴ一個に例えると、六分の一食ってしまったことになる。まだまだ残りがあるようだが、この場合、消化の速度の方が気になる。歳とともに加速しているのだ。

リンゴには、人生のリンゴ、カレンダーのリンゴ、そして仕事のリンゴなどがある。
仕事のスケジュール管理の最初に、土日や祝日だけでなく正月やお盆などの休日を差し引いて工数を考えなければならない。特に2月は28日(または29日)しかないのがやっかいである。通常月より2~3日少ないのだから。
例えば4月に利用開始の場合、3月を(総合など)テスト月とするなら、2月までに開発ほかが終了していなければならない。その2月が、28日しかないのだ・・・日数の少なさに、カレンダーをうらめしく思うことになる。

いつも月末になって思うのだが、来月からは真剣にするぞって。
もう、2月のことは忘れてしまった。明日から、いよいよ季節は春である。

2013年2月27日水曜日

ペドロ&カプリシャスの「別れの朝」

ペドロ&カプリシャスの「別れの朝」(1971年、訳詞:堀内みち子・なかにし礼)は、今の時代はどんな風か知らないが、別れの歌としてカッコよかったのだ。演歌のように後ろ髪を残すでなく、フォークのように思い出語りにふけるでもない、ほどほどに切なさがあった。オーストリアの原曲に、新しい別れの場面を歌詞に、なかにし礼がのせたのだから。

なによりこの曲を印象深くさせたのは、ボーカルの前野曜子だった。彼女のイメージは、(昔風の表現でいう)クールだったし、歌声も硬質な感じがした。どこか突き放したようで、都会的な響きがした・・・でも歌詞の舞台は。どうであれ、こんな感じの離別は洒落ていた。
だから、ペドロ&カプリシャスの初期の主な代表作は、前野曜子が歌っていたと思い込んでいた。その一体感は長くイメージとして残った。

(本ブログ関連:"別れの朝")



(Youtubeに登録のHiroppy419に感謝)

2013年2月26日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 鄭權鎭

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/20)に、人物シリーズ68回目として、「宝城ソリ(ポソンソリ、보성소리)」といわれる歌の伝承者、鄭權鎭(チョン・クォンジン、정권진:1927年~1986年)を紹介した。

まずはじめに、パンソリ流派の「西便制と「東便制」の歴史解説から始まった。
・朝鮮時代末、興宣大院君(1820年~1898年)の寵愛を受けたパンソリ歌手、朴裕全(박유전)の歌は、「江山制(강산제)」或いは韓半島西側地域で歌われたため「西便制(서편제)」と呼ばれた。
興宣大院君失脚(1873年)後、ソウル(漢城)を離れた朴裕全に教えを受けた弟子の鄭在根(정재근)は、後に甥の鄭應珉(정응민)を連れてソウルに上京。植民地時代、鄭應珉はひとりソウル(京城)で歌の勉強を続け、朴裕全の没を期に帰郷する途上、「東便制(동편제)」の名唱金贊業(김찬업)について学ぶ。後に全羅南道宝城(ポソン)に落ち着き後輩の指導にあたる。「西便制」と「東便制」を重ねた独特な「宝城ソリ」は、鄭應珉の息子鄭權鎭が伝承する。

▼鄭權鎭による「水宫歌(수궁가)」の中から「ウサギが絵を描く題目」を聴く。優しい口調で子どもに童話を語るよう・・・。

・鄭應珉は、他の弟子をとっても、息子鄭權鎭にはパンソリを学ぶことを許さなかったほど、厳しい修練を必要とするものであったが、幼い頃から聞いて覚えた歌で、父と同じ道を歩むこととなる。

次に、鄭權鎭のプロフィールが紹介された。
・1927年 全羅南道 宝城に生まれる。
・15歳、歌を学び始めるものの、昼の仕事の後、夜に歌の勉強を続ける日々を送る。
・1950年 朝鮮戦争勃発。特別採用で警察官となる。南島民謡を歌い放送を通じてパルチザンの投降を促す。
・30代になり、警察の職を辞し、正式に歌い手として活動を始める。
・1961年 国立唱劇団発足。団員活動と伴に国楽芸術学校で歌を教え、自身の歌の確立、完成へ整える。

▼鄭權鎭による「沈清歌(심청가)」の中から「泛彼中流(범피중류)」を聴く。悲愴な始まりにもかかわらず抑制を効かせて深い悲しみを歌っているのだろうか。

・1982年まで 国楽芸術学校での指導後、全南大学の国楽科の教授として招聘される。
・1986年 持病で没する。
・現在、鄭權鎭の長男鄭会泉は国立唱劇団長と全北大学教授を経て、国立伝統芸術高等学校(旧国楽芸術学校)校長、次男鄭会浣はテグム演奏者、三男鄭会石は国立国楽院パンソリ団員として、国楽界で活躍している。

▼鄭權鎭による「沈清歌(심청가)」の中から「沈奉事(봉사:盲人)が目を開く題目」を聴く。目が開いて喜びの後、何が起こるかの見えないとは・・・。

(参考)「第 III 章 パンソリが文学に与えた影響」:元東京外国語大学教授三枝壽勝氏のホームページに「パンソリ」の要約紹介ならびに解説がある。

2013年2月25日月曜日

イ・ソンヒのトロット・メドレー、ふたたび

イ・ソンヒは、他の歌手とどう違うのかと問われれば、いわゆる色とか癖があるというわけでなく、力強い発声と高音、透明感ある声質というべきなのだろう。しかも、それだけでない。デビュー当時、少女たちを中心にファン層が広がったのは、健康的で清潔感にあったようだ。女性を強調するような歌謡ステージとは異なるスタイルに関心がもたれた。それは決して奇抜ではない、むしろ普通なメガネ姿の短髪の風貌で、ボーイッシュでもあったのだ。彼女の天性の、サニーの愛称に相応しい輝くものがあった。

そんな彼女が、ジャンルにこだわらず、才能のままトロットを歌いあげるステージを、Youtube映像でふたたび見てみよう。デビュー後17年の2001年、実力をいやまして次の曲を歌う。

・シム・スボン(심수봉)の「愛しか私はわからない(사랑 밖에 난 몰라)」(1987年、6集)  → こちらも!
・ナフナ(나훈아)の「ムシロ(무시로)」(1989年)
・チュ・ヒョンミ(주현미)の「片想い(짝사랑)」(1989年)

再掲:Youtube解説) 2001年6月5日のテレビコンサートで、自由大邱文化放送によるとのこと。
(画面に、イ・ソンヒスペシャル「MBC(文化放送)歌謡コンサート」の表示。会場客の年齢は高目です・・・)

(本ブログ関連:"トロット")



(Youtubeに登録のtheykilledmon、013pic、maxmike0320、526apolloに感謝)

2013年2月24日日曜日

錫高野#18

昨年の2月以来、久し振りに茨城県東茨城郡城里町の高取鉱山と背中合わせにある錫高野に鉱物採集に行く。早朝、未だ暗いうちに家を出たが、Xa氏との待ち合わせ場所であるJR駅に着いた頃には、空はすっかり明るくなっていた。春らしく、次第に日の出が早まってきている。おまけに今日の天候はいいようだ。

(本ブログ関連:"錫高野")

いつものように、仏国寺側から入山する。日ごろの運動不足がたたって、山越え時にゼエゼエと息を吐き、足が張ってくる・・・もちっと体力作りの重要性を感じた。
歩きはじめから冷気が強いため、ジャンパーの上に、簡易ヤッケと雨合羽を重ねる・・・風が吹けばフードを立てるほどだった。場所によっては雪が残っていたり、路面がツルツルに凍っている所があった。

さて今回は、(A)高取山ハイキングコースと一部重なる沢での水晶と、(B)巨大な岩が垂直にそそり立つ岩場での蛍石を中心に採集した。両場所も合わせて、鉱物採集の結果は次の通り。

・水晶(満足:透明感、かたち)
・鉄マンガン重石
・白鉄鉱
・硫砒鉄鉱
・黄銅鉱
・銅藍
・輝銅鉱
・硅孔雀石
・ブロシャン銅鉱
・蛍石(ルーペサイズ)

(残念ながら、錫石、トパーズには巡り会えなかった)

ところで、(A)地点で、地元の父と子(少年)からめぼしいズリ場を教えていただいた。(B)地点で、福島から久し振りに来たという方から、蛍石採集を応援していただいた。また帰り道、若い両親と子(少年)に出会い、蛍石採集の別場所を教えていただいた。
錫高野だけでなく、他の鉱物採集場所を含めて、一日にこれほど多く同好の士と出会い・会話(情報交換)したのは始めてのことだ。
そうそう、親子連れを見て、未来の鉱物マニア、もしかしたら研究者の芽が育っているようで微笑ましく思った。

2013年2月23日土曜日

多分、今年最後の新年会

少しも上達しないくせ、ち~っともくじけないのがおじさんの強みである。
今年参加した新しい韓国語クラスの先生と生徒全員が揃って、新大久保駅そばの韓国料理店「やかんの物語(주전자 이야기)」で催した新年会に同席する。

店名の「やかん」は、マッコリを真鍮製やかんに入れて供するからだろうか・・・そもそも、マッコリをなぜやかんに入れるのだろう。同じく真鍮製の飲み容器のサバル(沙鉢)も一緒に配られたが、これって昔の小学校の給食に使われた食器にそっくりだ。

次は、みなで食したものばかりで・・・酔っていたので記憶があいまいだが。
・参鶏湯風の煮物(タッカンマリ?)
・付け合せ(黒豆ほか)
・チーズトッポギ・・・好評
・ニラのチジミ
・鳥の甘辛~い唐揚げ・・・好評
・かき氷パッピンス・・・好評
・アルコール類(マッコリほか)

ところで店内の大型TV画面に、K-POPスターが次々登場して歌っていた。他の生徒さんたちはそれを見て区別していたが・・・おじさんには、若いアイドル歌手はさっぱり分からない。
トロットは、K-POPと呼ばないのか~!(隣のうるさいグループに負けじと叫びたかった)

今年こそ、真面目に勉強しよう。

そして明日は、錫高野で鉱物採集だ。こちらも頑張るぞ!

2013年2月22日金曜日

今日も机上鉱物採集

いつもいただくだけでお世話になっている鉱物仲間の新築宅を訪問して、そのうえ机上鉱物採集までした。
新築宅は、シアトルの伝統的家屋を参考にしたというシックな造りで、屋内は飾り付けから家具に至るまで自身で手を加えたという。家の内と外が完全に洋風スタイルの、とても豪華でお洒落なお宅である。

ところで驚いたのは、鉱物標本の種類の多さだけでなく、丁寧な手作りの標本ケースと詳細な標本ラベルだ。わたしの鉱物標本とはまるっきり違っていて、感心するばかりだ・・・そろそろ、わたしも標本整理(≒始末)をするかな。

標本を一個一個拝見して話しを聞く・・・趣味の話は止みません。そして、帰り際に次の机上鉱物採集のチャンスをいただいた。感謝。

・鍾乳石: 新潟県奥只見
・柘榴石: 長野県南佐久郡・栗生鉱山
・黒雲母: 福島県伊達郡・水晶山

2013年2月21日木曜日

積雪

相変わらず最高気温10℃以下が続いて、慣れてくると不思議なことに、寒さをあきらめなのか気にならなくなっている。昼の陽だまりがわずかな時間だということも惜しくない。こんなもんだと、納得してしまっているのだ。

むかし、夏の井の頭公園の屋外プールで、水温が17℃の寒さにブルブル震えたものだが、今の気温はそれよりも10℃ほど低い。寒い寒いといっては、イヌイットのひとびとに笑われてしまうだろう・・・といっても、彼らの生活スタイルは全く今様だろうけど。

ところで、今日のNHKテレビのニュースで、「青森県の八甲田山系の酸ヶ湯(すかゆ)では積雪が5メートル15センチの積雪を観測(21日午後1時)」したと、降雪風景を報じた。さすがに当地の方々も、これには慣れてないようだけど。

イ・ソンヒが、アダモ(Salvatore Adamo)の「雪が降る(Tombe la neige)」(1963年)をカバーして、雪景色(孤独な少女)を歌う「雪が降る(눈이 내리네)」(1988年)を、Yuoutubeで聴いてみよう。
(登録のYoungbum Kimに感謝)

https://www.youtube.com/watch?v=t7FV-zhSg9g

(本ブログ関連:"雪が降る")

(付記)
ところで、北日本を襲っている大雪を何かに・・・例えば、低温エネルギーの活用など利用できないのかなあ。

2013年2月20日水曜日

(資料)アイドル過剰時代

アイドルグループが中心を占める韓国音楽芸能界の変化(変身)の兆しを、ユニット化という編成替えや、アーティストとしての自立化などで語られているが、中央日報の記事「韓国のアイドル過剰時代、ミュージシャン変身は無罪?(1)(2)」(2/19)は、"ミュージシャン"というキーワードを使って、その変化を次のように語っている。(抜粋)

(本ブログ関連:"アイドル")

・アイドルの体質改革か、それとも一時的な対策か。歌謡界でアイドルからミュージシャンへの変身が目立っている。

・7人組グループINFINITEのドンウとホヤは、ヒップホップ・ユニットの「INFINITE H」を結成し、ヒップホップ・ミュージシャンに変身している。・・・アイドルバンドCNBLUEは、自作曲のミニアルバム「Re:BLUE」を発表し、オールライブの舞台を準備するなど、"ミュージシャン"に進化する姿を見せた。

昨年、新しく結成された新鋭アイドルグループは50チームを超えるすでに飽和状態に達した無限競争のアイドル市場で、"ミュージシャン"という言葉は一つのマーケティング用語として乱用されているという批判もある。


◇事務所の個性vsメンバーの個性

・専門家は、アイドルとミュージシャンを区別する最も重要な要素を「音楽の主体性」と話す。「与えられたものでなく、自分だけの個性があるか」(音楽評論家イム・ジンモ氏)、「メンバーが主体になって音楽を生産して方向を決定しているか」(音楽評論家キム・ジャッカ氏)、「音楽的な哲学があるか」(文化評論家カン・テギュ氏)、「音盤が創意的な作品か」(音楽評論家パク・ジュンフム氏)を満たすかどうかだ。・・・イム・ジンモ氏は「韓流の未来のためにも、アイドルが実力を持たなければいけないという雰囲気が形成された。他人から受けた曲を消化して演技するという段階から抜け出し、自分だけの表現の世界を持つというのは確実にプラスとなる」と話した。

・一方、限界があるという指摘も出ている。パク・ジュンフム氏は「アイドルは練習生当時から事務所と従属関係にならざるを得ない。コンテンツが創意的でないため、寿命は短くなるしかない。 ミュージシャンは不可能な夢だ。ミュージシャンになろうとすれば、事務所を出て独立して活動しなければいけない。踊っても、楽器を演奏しても、別の形のアイドルにすぎない」と語った。

 
◇"ハンドシンク(空弾き)"するミュージシャン?

・CNBLUEを相手取りインディーバンドのクライングナッツが最近、著作権損害賠償請求訴訟を起こし、話題になった。CNBLUEが新人時代、Mnet音楽番組でクライングナットの音源を流して演奏するふりをし、その映像をDVDに入れて日本に輸出したということだ。
・ミュージシャンを目指したバンドのイメージは大きな打撃を受けた。ペ・スンタク氏は「アイドルもいくらでもミュージシャンに進化できる。しかし音楽とは関係がない芸能番組に出演しながら、突然、自作曲を作ったからミュージシャンとして見てほしい言っても、大衆や評壇が実力を確認する方法はない」と述べた。

・クラブで公演するインディーバンドとは違い、アイドルはライブ公演が少なく、芸能番組やドラマに出演して収益を出す構造に問題があるということだ。
・カン・テギュ氏は「音楽的主体性が生じるように所属事務所が配慮しなければ、ミュージシャンどころか"商品"にすぎない」と指摘した。 イム・ジンモ氏も「アイドル出身というレッテルはすぐに剥がれるものではない。CNBLUE事態はミュージシャンになる道がどれほど厳しいかを表している」と話した。

2013年2月19日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 アンサンブルシナウィ

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/13)に、人物シリーズ67回目として、2007年に結成された新しい国楽グループ「アンサンブルシナウィ(앙상블 시나위)」を紹介した。

(本ブログ関連:"シナウィ")

「シナウィ」と国楽グループ「アンサンブルシナウィ」の説明から始まった。
・シナウィは、巫俗音楽を起源に持つ、即興の器楽合奏曲を意味する。奏者同士、基本的な部分だけ取り決め、各自オリジナルのメロディーを基本リズムの長短(장단)にのせ演奏する。西洋音楽のようにハーモニーを奏でるのでなく、不規則な演奏ながら調和する。
・最近は、伝統的即興形式によらず、ある程度、固定されたリズムで奏するものが増えた。この伝統を基に、現代に響く音楽を目指して演奏活動するのがアンサンブルシナウィである。

▼「魂のためのカデンツァ」中から、「オンモリ、チュンモリ(엇모리、중모리)」を聴く。亡くなった人の魂を讃える珍島シッキムグッ(씻김굿)を基に再構成されたそうだが・・・聴きやすさに。

次に、アンサンブルシナウィのプロフィールが紹介された。
・2007年 結成。演奏技術と多様なジャンルとの調和を試み、国楽関係者、大衆からも大きな期待を寄せられる。メンバーは、伽耶琴に似るも擦弦楽器の「アジェン(牙筝、아쟁)」のシン・ヒョンシク(신현식、リーダー)、「パンソリ(歌)」のイ・ボングン(이봉근)、「カヤグム伽耶琴가야금)」のハ・セラ(하세라)、「打楽器」のキム・ジヘ(김지혜)、そして異色の経歴を持つ「ピアノ」のチョン・ソンヒ(정송희、作曲)である。
・演劇、ジャズ、舞踊、メディアアートなど多様なジャンルと融合し、現存の5つのパンソリから、広く知られる題目をピックアップし、新しく構成したりする。
・<フュージョン国楽>として、伝統音楽に西洋音楽や大衆音楽をのせる演奏が多い中で、アンサンブルシナウィは、伝統音楽に秘められた、現代に共感できる部分を探し求めている。

(付記)
例えば最近では、オペラ観覧がひとつの音楽鑑賞の地位を持つようになったが、青い目の歌舞伎を見る人がどれだけいるだろうか。音楽大の卒業者が多数になれば、その中の音楽人が、土(つち)に生き受け継がれてきたものを、容易に採譜し再構成して表現するようになるだろうけれど、それを生活者の土(つち)に戻すことはできるだろうか。いったん、すくいとったものは・・・。

2013年2月18日月曜日

チェバルクリ隕石

先日(2/15)、ロシアのウラル山脈南端にあるチェリャビンスク州方面に降った隕石情報について、一段落しつつあるようだ。東京新聞の記事「湖の鉱物 隕石と断定 『チェバルクリ』命名へ」(2/18、モスクワ=原誠司)は、次のように報じている。(抜粋)

・ロシア科学アカデミー所属の研究者は、隕石が落下したとされる同国ウラル地方・チェリャビンスク州のチェバルクリ湖の氷上で採取した小さな鉱物片を隕石の一部と断定した。湖の名前にちなみ「チェバルクリ隕石」と名付けられる予定。国営ロシア通信が十八日伝えた。

・鉱物片は〇・五~一センチの黒くごつごつした球状で、採取したウラル連邦大のビクトル・グロホフスキー(Viktor Grohovsky)教授らが成分を分析。「約10%の鉄分を含む一般的な特徴を備えた球状隕石*」と判明した。


(*)「普通コンドライト」と呼ばれる石質隕石・・・詳細は「AstroArts」参照。ちなみに、今回地球に接近した「小惑星2012 DA14」と「チェバルクリ隕石」は軌道が異なっていた、とのこと。

マスコミは、専門的なことに息が続かないので、わたしらに分かりやすい「隕石ビジネス」に話題が変わってきている・・・面白い話だけど。

(雑談)
UFO好きが多いんでしょう、早速「ロシアの声」は「チェリャビンスク近郊の隕石 UFOによって撃墜か (新ビデオ)」(2/18)なんて記事を載せている。

そろそろ、イ・ソンヒさんの話にもどろう・・・。

2013年2月17日日曜日

隕石

ミネラルフェアやミネラルショーなどで、鉱物標本以外に目にするものに、化石標本や宝石(宝飾)素材などがあるが、隕石標本もその一つだ。

会場で販売される隕石標本は、特に見栄えのよい鉄隕石(隕鉄)が多い。その断面の持つ不思議な模様(「オクタヘドライトのウィドマンシュテッテン構造」・・・だそうだが)の幾何的美しさに魅かれるものの、関心はそれより深まらなかった。
今回のロシアでの隕石落下騒ぎから、少しは関心を持ってもいいのかもしれない。

ところで、隕石ハンターというプロがいて、宇宙科学者がテレビ解説で、彼らがサハラ砂漠で隕石を探しているなどと話していた。そんな場所よりもよいところがあって、聞いた話によれば、南極の隕石探しの方が容易だそうだが・・・誰でも簡単に行けるわけじゃないので、科学者にとっては安心なことだろう。

今回のロシアの隕石について、大気圏突入時の大きさ(重さは約1万トン、直径は約17メートル)という巨大サイズに比して、現在のところ発見されているものは、ロシア政府が大動員をかけても1cm程度のもばかりだそうだ。
一方、インターネットでは、(抜け目ない)一般人による落下隕石の販売(オークションか?)が早速始まった。

今年予定の鉱物関連のフェアやショーで、チェリャビンスクに落下したといわれる隕石が販売されることになるだろう。

2013年2月16日土曜日

2012 DA14

正直、今朝方04:15に、一度屋外に出て南西の空を眺めましたよ・・・というか、望遠鏡レベルの明るさ(7等級)しかないとのことで、小惑星(2012 DA14)の姿を一瞥どころか寒さに負けて直ぐに家の中に引っ込んでしまったけれど。

でもねえ、昨日のウラル山脈の南端東側地域を襲った隕石の明るさをつい想像して、もしやと空を仰いだわけだけど・・・そんな筈はありゃしない、冬の空はいつまでたっても静かでしたよ。

さて、ウラル山脈は、ロシアの中でヨーロッパとアジアのにおいを東西に区分する、その東側はシベリアにつながっているわけで・・・昔のロシア人にとって、ウラルの山の向こうはどんなイメージだったのでしょうね。

はなしは、ガラリと変わって、韓国語教室で韓国では「山脈(산맥)」が普通に使われているそうだが・・・半島東側を背骨のように続く山々を、「大白山脈」などが連なって「白頭大幹(대간)」を成すと聞いていたが、山脈と大幹の関係はどうなんだろう。

2013年2月15日金曜日

ロシアの隕石落下

明朝<日本時間午前4時24分頃、直径45メートル、重さ推定13万トンの小惑星が地表から地球2個分ほどの距離を通過する>(毎日jp 2/9)といわれ、関心を持っていた矢先、ロシアに隕石が落下した。現在、けが人400人以上といわれている・・・更に増加とのこと。

「ロシアの声」(2/15)は次のように報じている。
ウラルの上空で15日朝、爆発音が鳴り響き、焦げた破片が地上に降り注いだ。
・チェリャビンスク(Челябинск)では、携帯電話の受信障害が発生したほか、一部の住民は避難を余儀なくされた。スヴェルドロフスク州でも、航空機の破片のようなものが落下したとの目撃情報が寄せられた。
・なお、間もなく「ロシア非常事態省」と学者らは、これは隕石雨であると発表した。小惑星は地球の表面に達する前に爆発したため、住民は難を逃れた。 

参考: Youtube映像(登録のAskar Oryngaliに感謝)
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=inPclE7RwFY

2013年2月14日木曜日

イ・ソンヒの「夜が来れば」

手元に鉱物結晶がある。マグマや熱水が地中の岩石を通り抜けるとき、圧力と熱も加わって、析出した結晶の種が冷えながら次第に美しい結晶を人知れず創った・・・ものだ。

イ・ソンヒも初期に、トロットの風味や面影を残したものがある。デビュー4年後の1988年に、4集アルバムに収めた「夜が来れば(밤이 찾아 오면)」もそうだ。
美しく緑が冴える山々に日暮れて、夜がたずねてくれば、孤独に押しつぶされそうになる。そんな中でも秘めた想いは冷めることなく・・・。Youtubeで、しのびつづける歌「夜が来れば」を聴こう。

<Youtube削除済み>

(Youtubeに登録のKnightmareSMに感謝)

2013年2月13日水曜日

雪どけ

朝方、滴の垂れる音がして、やがて屋根から雪がドンと落ちる音が始まった。屋外を覗けば、深夜に降ったろう雪が半透明になって、通り道のすみにわずかに残っていた。
成人の日(1/14)の大雪と比べようもない小降りだったようで、昼までには、路上の雪は跡形もなく消えるだろう。

YOMIURI ONLINEの記事「東京の雪や雨、ほぼやむ…多摩は6センチの積雪」(2月13日07時35分)によれば、日中には雪はほとんど解ける見込みだそうだ。
・気象庁は13日午前7時22分、東京の雪や雨がほぼやんだと発表した。
・午前6時現在の積雪は、多摩西部で6センチ程度になっている。 日中は気温が上がるため、雪はほとんど解ける見込みだが、同庁は13日午前の積雪による交通障害や、13日夜から14日朝にかけての路面凍結に注意を呼びかけている。

すっかり乾いた昼の道路は、雪が消えて日向はほんのり暖まるものの、ちょっと風が吹けば随分と寒い・・・やっぱり春には程遠いな。

2013年2月12日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 金玉心

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/6)に、人物シリーズ66回目としてパンソリの物語を歌い表現する伝説のソリックン(소리꾼)、金玉心(キム・オクシム、김옥심、1925年~1987年)を紹介した。

(参考)「"不運な名唱"金玉心を覚えてますか」(ハンギョレニュース、2006年10月25日

金玉心の歌声に魅せられた、名唱たちの言葉の紹介から始まった。
・パンソリ保有者候補の趙通達(조통달)は、「私の師匠である朴初月(박초월)先生は、歌の稽古の合間に彼女の歌声が聞こえてくると、プク(太鼓、북)の撥(バチ)を置き、その声に聞き入っていました。そして、聞き終わるといつも、どうしたらあのような哀愁ある歌が歌えるのだろうと感嘆していたものです」と当時を振り返った。
・さらに、京畿民謡の金英妊(김영임)も、金玉心の歌声について、「彼女の声は誰にも真似できない、天からの授かり物だ」と表現した。
・また、李殷官(이은관)も「京畿民謡、西道民謡の歌い手の中でも一番だ。彼女以上の声を持った歌い手はもう二度と現れることはないだろう」と絶賛した。
・長い間、歌い手として空白期間があったため、一般に記憶があまり残っていないが、歌い手の間で高い評価を受けた。

▼金玉心による「旌善アリラン(정선아리랑)」を聴く。暖かい庭先で聞くような・・・ほんのりした歌声だ。

・彼女は、京畿民謡の女性スター(李銀珠(イ・ウンジュ、이은주)、黙桂月(ムク・ケウォル、묵계월)、安翡翠(アン・ビチィ、안비취))たちが人間文化財の脚光を浴びるその影(選定からはずされる)に置かれることになる。

次のように金玉心のプロフィールが紹介された。
・1925年、ソウルに生まれる(本名、愛姫)。子供の頃から歌が上手かった。
・12歳  幼くして家計のため咸鏡道へ奉公に出て3年ほど下働きして、同地方の歌を覚えたという。
・その後ソウルに戻り、広く知られた朱壽奉(주수봉)に師事。シジョ(時調시조)、カサ(歌詞、가사)、雑歌などを学び、正式に歌の道へ進む。 逍遥山(소요산)の山裾にある滝の下で3年余り修練したという。

▼金玉心による西道(半島北部地域の黄海道と平安道地方)民謡の「キンアリ(긴아리)」を聴く。開けた窓を通じてどこからか聞こえてくるような、素朴な感じがしてとてもよい。

・朝鮮戦争(1950年6月25日~1953年7月27日)勃発後、陸軍軍芸隊に加入し、慰問公演なども行い、民謡「恨五百年」、「旌善アリラン」など広める役割も果たした。
・1960年代末、広く活躍したそんな矢先、突然、高血圧で倒れて音楽活動を全て休止した。
・1987年 悲運の名唱はこの世を去った。

▼金玉心による「回心曲(フェシムゴク、회심곡)」を聴く。他の歌い手に共通する独特な節回しとは違った、日常の物音に溶け込むような自然な響きがする。

2013年2月11日月曜日

永遠の嘘をついてくれ

今日は祝日(「建国記念の日」)、朝からの心地よい陽射しに誘われて外出したはよいが、吹く風の冷たさにうろたえる。そのまま小金井公園を散策すれば、寒風のなか野球場で楽しむ素人野球を観戦したり、広場の家族連れを遠く眺めたりした。

でも冷たい風に追われての帰り道、近所の図書館に寄って、休館日に唯一空いている読書室で手持ちの本を読めば、やがてウツラウツラして時間が過ぎる。日暮れて外に出れば、先ほどにも増して寒さがしみる。こんなはずじゃなかった・・・などといいながら帰宅する。暖かい日だったと、嘘でもいいから言って欲しい一日だった。

こんな日だから、吉田拓郎(1946年~)と中島みゆき(1952年~)の「永遠の嘘をついてくれ」(1996年、歌詞UTA-NET)をYoutubeで聴いて、嘘でもいいから暖かくなろう。



(Youtubeに登録のsouthwave5963に感謝)

2013年2月10日日曜日

今年は何処で鉱物採集

今年は何処で鉱物採集しようかと、栃木の鉱物仲間との新年会に参加する。いつもなら電車を乗り継いで出かけるのだが、今回は早朝迎えに来ていただいたйо氏の車に同乗して向かった。

のんびりと石談義のなかで、次々と採集候補地が挙がり検討された。末席のわたしとしては、何処でもOK、いつでもOKなので、雑談のタイミングには生真面目に割り込みを忘れなかったが・・・。
後日、幹事さんから届く4月以降の採集地リストが楽しみである。

新年会の後、特別ユニットによる今月の採集候補地も案出したし、今年は快調な滑り出しである。

2013年2月9日土曜日

Legend 100 Artist!

ケーブルテレビMnetは、韓国の「音楽の多様な音楽的価値を見せるため、音楽性、大衆性および時代に及ぼした影響などを評価して、2013年の観点からLegend Artistを選定して、大衆音楽史の偉大なアーティスト(100名)を再照明」することになった。

その「Legend 100 Artist!」第1回放送に、イ・ソンヒの名が挙げられ、他にも次のような歌手たちが登場した。残念ながら未見のため・・・Youtubeで探してみるかな・・・あっありました、80年代を代表する歌手として、チョ・ヨンピルとイ・ソンヒが紹介されています。

・日時: 1月15日、夜12時~
・司会: ペ・チョルス(MC)

出演*: ペ・チョルス、イム・ジンモ(音楽評論家)**、ユン・シムドク、イ・ナニョン、イ・ミジャ、シン・ジュンヒョン、パティ·キム、サヌルリム、ドルグックァ、ナムジン、ナフナ、ユン・ボクヒ、セシボンと仲間たち、ハン・デス、ヤン・ヒウン、ユン・スイル、H.O.T、チョ・ヨンピル、イ・ソンヒ、ナミ、キム・ワンソン、バク・ナムジョン、キム・ヒョンシク、キム・グァンソク、ユ・ジェハ、イ・ムンセ、シン・スンフン、キム・ゴンモ、ソテジとアイドゥル
(*) 出演者には、亡くなった方もいるので、映像主体だろう。
(**) イム・ジンモは音楽評論家のため、彼以外の28名(またはグループ)が歌手である。

(Youtubeに登録のMnetに感謝)

・第1回放送 #1
・第1回放送 #2
・第1回放送 #3
・第1回放送 #4
・第1回放送 #5
・第1回放送 #6
・第1回放送 #7
・第1回放送 #8

2013年2月8日金曜日

CCJクラフト見本市

今日も寒い一日だった。そんなとき、親類から外出のヒント・メールをもらい、池袋にある自由学園の「明日館」(フランク・ロイド・ライト設計)で開催の「CCJクラフト見本市」(1/7~9)に早速出かけた。
伝統的手工芸品の、織物・染織、革製品、ガラス、竹・木・漆細工、金工、陶磁器など多数の作り手が、展示ブースに製品を紹介をする見本市で、今日・明日は一般公開日である。

街を歩けば冬風に震えたものの、会場は暖かく、そのうえ多数のご婦人方に気押されて汗をかいてしまう。まっ、そんな中、木工品、金工、陶磁器などのブースを中心に巡った・・・というのも、素人に何となく分かりやすかったからだが。

豊田木工所(栃木県)の木製「鹿沼組子キット」は、42個の木製部品が入っていて、組み立てると<急須敷き>になる。組立意欲が湧いてきて求めた。実はもっと欲しかったものが同ブースにあったのだ。部品数は少ないが組み立て難度が高い木製キーホルダーの部品が展示されていたが、素人には難しく非売品とのことであきらめた。

帰り道、ジュンク堂書店に寄って岩波文庫「棠陰比事」(桂万栄編、駒田信二訳)を入手する。いってみれば、昔の中国の大岡裁きのような名裁判が列記されたもので、歳とるとほっとしながら読めて良い。韓国語の参考書も買ったが、本当に使うのかなあ・・・。

2013年2月7日木曜日

立川断層帯2013

立川断層(帯)といえば、以前、地震についての市民講座で当面問題ないだろうという話しだったが、一昨年の政府の地震調査委員会による活断層見直しの結果、地震発生確率が高まった。
現在、立川断層の調査が行なわれていて、その成果の一部が次のように報じられた。(抜粋)

(本ブログ関連:"立川断層")

★TBS News: 「8万6000棟倒壊の想定も、『立川断層』を公開」(2/6)・・・TV映像で分かりやすく紹介

★東京新聞: 「『立川』横ずれ断層か 大規模掘削 地震の頻度など調査へ」(2/7)・・・写真・地図あり
・マグニチュード(M)7級の首都直下地震を起こす可能性があるとされる立川断層帯の活断層面が東京大などの大規模掘削調査で確認され、6日に東京都武蔵村山市の調査地で公開された。

・断層が確認されたのは東京都立川市と武蔵村山市にまたがる日産自動車村山工場の跡地。東西250メートルにわたって幅30メートル、深さ10メートルの溝を掘ったところ、多摩川に運ばれた砂利が堆積した3万~5万年前の地層の中に、団子状の粘土が挟まった地震活動の跡が見つかった

現れた断層は垂直に近い急角度で、従来想定されていた地層が上下方向にずれる「逆断層」ではなく、水平方向にずれる「横ずれ断層」である可能性があるという。東京大地震研究所の石山達也助教は「今回は断層がどこに存在するかを明確にするのが目的。地震の頻度などは今後の調査で情報を得たい」と説明する。

・掘削調査は2月中に終了するが、引き続き地盤を機械で振動させる人工地震による地下探査などで2014年度まで集中的に調べ、どんな地震を起こす可能性があるかを予測する

・<立川断層帯>埼玉県飯能市の名栗断層と、東京都青梅市から府中市までの立川断層からなる。全体の長さはおよそ33キロ。政府の地震調査委員会は今後30年間の地震発生確率を0.5~2%と推定するが、東日本大震災の影響で発生確率が高まったとされる。マグニチュード(M)7.4程度の地震を起こす可能性もあるとされる。


(付記)
Q.今回調査から、縦ずれでなく、横ずれと分かったそうだが、地震の規模に違い(影響)があるのだろうか?
    (NHKニュースでは、断層は(横ずれ+縦ずれ)の合成だそうで、震災への影響も大きそう)
Q.立川断層帯=(立川断層+名栗断層)、だそうだが、立川断層≠名栗断層なのか、同一なのか?
Q.2014年までの調査で、地震発生確率の精度に効果が期待できるか?

ところで、当地で(生きている間に)地震に遭遇したら、震度6弱は免れない。つまり、立っていることが困難になり、耐震性のない家は倒壊するものがあり、一部の列車に脱線の可能性が出ることになる・・・以前なら、まるで映画のようといったが、今回の東日本大震災以降、絵空ごとといなす余裕はない。

2013年2月6日水曜日

イ・ソンヒの「あなたのそばに」

先日(1/14)と同じ気圧配置のため、南の暖かい風は、北から張り出した寒気に冷えて、朝方小雪を降らせたものの、どうやら雨になったようだ。せっかく昨日購入した、雪かき用のスコップは必要なくなった。

こんな寒い日だからこそ、イ・ソンヒの10集アルバム「First Love」(1996年)所収の「あなたのそばに(그대 곁으로)」を聴いてみよう。
つめたく冷えた心を変えることはできないけど、この世はひとつしかないから、そばへ寄り添おうと・・・でもねえ、今日の空のように結局濡れそぼるだけになりはしないかと。



(Youtubeに登録のKnightmareSMに感謝)

2013年2月5日火曜日

雪かき用スコップ

前回(1/14)の大雪に懲りて、予報されている明日の降雪に備えるため、雪かき用スコップを求めてホームセンターに行った。当然ながら、スコップ商品棚に雪かき用のものは売り切れていてなかった。しょうがない・・・土掘り用の先端の尖ったものを購入した。

明日の日付に変わる頃から雪空になるそうだ・・・朝になったら、雪かきでもしようか。そんな必要がないことを期待する。何しろ、前回は積もった雪を、自然に溶けるに任せたのだから。

KBS WORLD「国楽の世界へ」 金演洙

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(1/30)に、人物シリーズ65回目としてパンソリの名人、金演洙(キム・ヨンス、김연수:1907年 ~1974年)を紹介した。

まず、パンソリの成立の解説から始まった。
・昔、文字を読めない庶民のために読み聞かせて生活する人々の中から、登場人物を真似たり、旋律を加えたりして、パンソリの形態を持つ歌が生まれたといわれる。
・朝鮮時代末には、庶民やさらに両班(ヤンバン、양반)階級だけでなく、王までもが楽しむ音楽ジャンルとして広まった。身分の高い人前で演ずる際、歌詞に漢文や故事成語などを織り交ぜるようになった。しかし、パンソリの歌い手である「クァンデ(広大、광대:大道芸人)」たちにとって、その意味の理解は難しかったため、勝手な解釈で故事成語を入れたりして支離滅裂な歌詞となる事態が発生した。
・こうした状況のなか、金演洙はパンソリ歌詞の整理に努めた。

(本ブログ関連:"パンソリ")

▼金演洙による「春香歌(춘향가)」の中から、「千字文後解*(チョンジャディプリ、천자 뒤풀이)」を聴く。では、千字文を剥きになって諳んじる房子の心底はいかばかりか。
(*)千字文後解:「後解」について「全羅北道 韓国伝統ソリ文化」参照

次のように金演洙プロフィールが紹介された。
・1907年 全羅南道高興に生まれる。
・14歳まで書堂서당:寺子屋)で漢文を学び、高興普通学校、ソウル中東中学校に通った後帰郷。
・29歳のとき、歌の勉強を始める。遅いスタートだが、劉聖俊(ユ・ソンジュン、유성준)名唱について「水宮歌(スグンガ、수궁가)」を習得する。その後、朝鮮声楽研究会に入り、多くの名唱から現在残るパンソリ全5曲を学ぶ。
才能あるものの歌い手として声質が向かず、声量も弱いという弱点を克服し、さらに間違った解釈のパンソリ歌詞の漢文を正す作業など行った。

▼ 金演洙による「水宫歌(スグンガ、수궁가)」の中から「杲杲天邊(コゴチョンビョン、고고천변)」を聴く。語り口調なので・・・。

・1967年 東亜放送で、1日3、4時間ずつ何日にも渡り<パンソリ全5曲>を録音し、それを一日10分ずつ140回余りに分けて放送して大きな反響を受けた。当時はまだ、パンソリが大衆的な音楽だった。音源は後にまとめて発売され、貴重な資料となる。その後、<パンソリ5曲>の歌詞内容をまとめた資料集を発刊し、後輩たちの指導も熱心に行った。
・1974年 没する。

▼金演洙による「興夫歌(フンボガ、흥보가)」の中から「花草藏(ファチョジャン、화초장)」を聴く。途切れることなく、跳ねるような早いテンポの語り口・・・。

2013年2月4日月曜日

立春2013

先日の強風は、春一番になり損ねたようだ。立春以降に吹く、「初めての南寄り(東南東から西南西)の強風」しか春一番に当てはまらないのだから。

二十四節気の第一番目に当たる立春の今日は、春の始まりである。

今日は静かな日だ。風音もしなければ、空にこもる街の騒音も不思議なほどにかすかだ。ときたま地元飛行場の着陸コースをゆるゆるとたどるプロペラ機のエンジン音が聞こえるくらい。

春の陽射しにぬるむご近所の駐車場で、薄茶色の猫が車のタイヤに向かって尻尾をゆらゆらと振っていた。そばを通り過ぎるとき、何事かと車の下側を覗くと、身をくねらせて白い腹を少し見せるように横たわっている猫がいた。春のきざしに誘われて、生き物たちは正直に活動を始めたようだ。

(本ブログ関連:"立春")

ところで、今週の水曜日に雪が降るって・・・今度は、まじめに雪掻きしなくちゃ。

2013年2月3日日曜日

恵方巻きって何?

得体の知れないものなんて食えるかよと、長年意地を張って拒絶していた「恵方巻き」を、ついに信念を破って、近所のDVDレンタル店に寄ったついでに、階下のスーパーで買ってしまった。(以前、お相伴して食ったことはあるが、自分のために買ったのは初めてである)
何のことはない、太巻き寿司じゃないかといえばそれまでだが、一体この風習を知らない。子どものころに住んだ九州でも、この東京でも覚えがない。

商業主義に乗ってしまい、「バレンタインチョコ」と同じだといえば、いかにも高見からいっているようだが、じゃあ「蒲焼き」はどうなんだといわれると・・・源内さん御免なさいだ。わたしが陥落したように、この「恵方巻き」もいつか習慣となって、風習になるのだろうか。

「恵方巻き」は、太いのにあっさり食えてしまったよ、物足りない・・・と食欲がそそる自分に忸怩たる思いする。本当に信念がない。

さて、借りてきたDVDの方はシビアな内容だ。題名「裏切りのサーカス」というより、ジョン・ル・カレの「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ(Tinker Tailor Soldier Spy)」といった方がわかりやすい。
決してアクション映画とはいいがたい地味なストーリーだが、時系列を錯綜させながら、サーカス(英国秘密情報局上層部)のコントロール(上級者)に潜む裏切り者(モール)をあぶりだしていく。

世界が固定していた時代にリアリティがあったものを、その時代を知らない若者がどのように受けとめるのだろうか知りたいところだ。
どうやら、わたしたちの正義や進歩は、世界が二分されていたとき作られたものがあって、その仕切りがなくなると、一体あれってどうなんだと立ち尽くすしかない。その時代、その現場に立ったものは、その時しか意味を見い出せない。

ラストに、主人公がサーカスに再び迎え入れられるとき流れるフリオ・イグレシアス(Julio Iglesias)が歌う「ラ・メール(La Mer)」をYoutubeで聴こう。



(Youtubeに登録のmwGhost45に感謝)