今日から旧暦3月となる。韓国の「東国歳時記」(洪錫謨)の3月の項に、「兒童たちが柳の枝を折り、觱篥(ピリ:피리) を作って吹く。之を柳笙(류생)という。」とあるが、どん楽器で、どんな音色をしたのだろうか。
子どもの頃、身の廻りにある自生の植物を使って音を鳴らしたりしたのは、(葉肉の厚いツバキの葉を使ってだったろうか)葉笛を作ったことくらいだ。上記のように柳の枝で作るとしたら、多分枝の表皮を残し、芯を繰り抜いたのだろう・・・似たような作業で、刀と鞘のおもちゃを作ったことがあるが。
さて、柳の枝の芯をくりぬいて、觱篥のようにリードまで作り込んだのだろうか・・・あるいは管の端を噛んでリード風にしたのだろうか。ちょっと試してみたい気がする。
(本ブログ関連:”東国歳時記”)