KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/13)に、人物シリーズ71回目として、カヤグム、コムンゴ、テグム、ヘグム、ピリ、アジェン、打楽器、そして作曲を担当する総勢8名の男性のフュージョン国楽グループ「プルセチュル(不世出、불세출)」を紹介した。
はじめに、「プルセチュル」すなわち「不世出」のグループ名前の由来から始まった。
・漢王朝建国の皇帝<劉邦>の臣下<韓信>が、ひとびとに「不世出」と絶賛されたことからとったグループ名。
▼プルセチュルによる「シルシル(시르실)」を聴く。弦と弦が綾なす・・・さわやかな印象。
次にプロフィールが次のように紹介された。
・2006年 韓国芸術総合学校の伝統芸術院に在学生たちで結成。
・2007年 国楽放送主催の21世紀韓国音楽プロジェクトに参加、アリラン賞受賞。
・2008年 北村チャンウ劇場で開催のコンクールで大賞受賞し、CD発売。
・若手国楽家のフュージョン音楽には、伝統を基本ベースとしながら・・・実際、その音楽を聞いてみると、楽器は国楽器を使用しているけれども、その音色やメロディーは大衆音楽となんら変わりないケースがみられるが、プルセチュルの音楽は、伝統楽器が演奏の中心なのはもちろん、民謡や巫俗音楽など伝統的メロディーをベースに、伝統的音色、チャンダン(リズム)を生かした音楽作りに取り組んでいる。