晴天の午後、明るい道を正装姿の親子連れが歩いてくる。子どもは先を歩いては振り返り、親が追いつくのを待つ、その繰り返しだ。子どもの背中で真新しいランドセルが揺れている。
そうか、今日は小学校の入学式だったのだ。おちびさんたちはピカピカの一年生だったわけだ。そしてランドセルもピカピカだ。
中には、ママチャリに乗って帰っていく母子もいた・・・まだ幼稚園気分が抜けないのかな・・・いやいや、お母さんはきっと忙しい理由があるのだろう。あるいは、両手にランドセルを持つ父親の前を一人の女の子が先導し、後方を母親と一緒に歩くそっくりの女の子がいた・・・そう、双子なんだけど、もう性格が違ってきたのかな。
小学生は学校が好きだ。ラジオで聞いた話しだけど、ランドセルを家に置いたまま登校した子がいたそうな。それに、難病のため病室を出られない子も望むのは学校に行って友だちと会うことだ。
ちなみに、中学校の入学式は明日だそうだ。