今朝から春らしい、いや初夏ほどの陽が射して、風は昨夜に増し空中を轟かしながらも夕方には一段落した。昼間の強風は、街角のあちこちに駐輪していた自転車を次々こがしていた・・・転がしていた。
通り道に見る八重桜は、薄紅色の八重の花弁を豪勢に咲かせていた。ソメイヨシノの花が、散るに従い黄緑の初々しい葉を表わしたのに比べて、八重桜はふっくらした花と一緒に茶色の葉が見える。まるで桜餅を包むため、塩漬けにして作られた桜葉のような色合いだ。満開の八重桜に食欲が湧いてくる。
先日、ソメイヨシノがさらさらと花を散らす様を見て、風が見えるような気がした。散る花はもう戻ることはないのだから、新しい花を咲かせてはどうだろう・・・イ・ソンヒのアルバム4集に所収の「愛が散るこの場所(사랑이 지는 이 자리)」(1988年)をYoutubeで聞いてみようか、菜の花だけど・・・。
(本ブログ関連:"愛が散るこの場所")
(Youtubeに登録のmaonsanに感謝)