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2023年9月23日土曜日

秋分2023

[早朝の小雨のため野鳥観察(探鳥会)を休む。結果、今月定例の全2回を休んだことになる]

きょうは二十四節気の「秋分」、かつ国民の祝日(「秋分の日」)でもある。秋分は、春分とともに、形式的には昼夜それぞれ同じ長さになるといわれるが、実際はわずかにズレ(日本の場合、昼が14分間ほど夜より長い)ている。

私にしてみれば、秋分は日没が早まるプロセスに過ぎない・・・寒さが苦手なので、深まる秋に心が落ちつかなくなる。実際、10月に入ると野鳥観察(探鳥会)の集合時刻が30分遅くなる。日昇が遅くなり、鳥の目覚めも遅れて、それに合わせて探鳥会の開始も遅れる。
でも今年の夏は長引きそう・・・秋9月にまで越境しているのだから。それでも朝と夜、水道水が冷たく感じるようになった。

即物的な感想しかないので、もちっと秋の言葉でも探してみよう。
青空文庫に掲載の上田敏の訳詩集「海潮音」に、仏詩人ポール・ヴェルレーヌの「落葉」(「秋の歌」)がある。(この詩の第一連は、WWⅡのノルマンディ上陸作戦で、レジスタンスへ向けての暗号放送に利用された)

(本ブログ関連:”秋の日のヴィオロンの”)

落葉      ポオル・ヴェルレエヌ
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秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し。

鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや。

げにわれは
うらぶれて
こゝかしこ
さだめなく
とび散らふ
落葉かな。
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今の公園の落ち葉は、夏の暑さに負けたもの。紅葉の結果ではないが、これから曼殊沙華が一面に咲くようになれば、秋が本格的にやって来たことを実感する。もうちょいのはず。

2023年9月22日金曜日

La paloma

中学生のころ、原種「カワラバト」を改良した「伝書バト」のブームがあった。熱心な友人は自宅にハト小屋を作り育てていて、見せてもらったことがある。場所も費用も何より熱意のない私には、手に負えるものでないことをすぐに悟った。あるとき、友人の妹が「小屋に猫が入った」と伝えてきて、大騒ぎになったことがある。

伝書バトが野生化したものを「ドバト」と呼ぶが、外見は伝書バトの気風を残しているのに「ド~」を付した呼称は惜しい気がする。公園などで見かけることが多く、ハトといえばドバトくらいしか思いつかなかった。

野鳥観察(探鳥会)に参加して、(正直、あまり馴染みのなかった)「キジバト」の存在に気付いた(知らされた)。茶色っぽい色合いながら、羽模様がしっかりしていて、キジの名を借りたのもうなづける気がした。キジバトは群れで飛ばないようで、大勢集団で飛んでいるのはドバトのようだ。

ただ両者(ドバト、キジバト)ともマジックショーには向かない。白いハトの方が暗い照明に映える。

ところで、スペイン語でハトの意のある「ラ・パロマ(La paloma)」という曲がある。どこかで聞いたのか、耳の奥に残っている。
Wikipediaから次のことを知った。
① スペインの作曲家「セバスティアン・イラディエル(Sebastián Yradier,、1809年~1865年」が、(キューバの舞曲様式)ハバネラのリズムをもとに、キューバ訪問後の1860年ごろ作曲した。
② ハバナを去る自分を鳩に托す歌詞があり、Wikipediaにはスペイン語と日本語対訳が記されている。

Youtubeで聞いてみようと探したところ、ギリシャの歌手「ナナ・ムスクーリ(Nάνα Μούσχουρη :Nana Mouskouri])の歌があった。彼女が歌えば、イメージにぴったりな(と私が想う)爽やかさ、透明感、やさしさが増す。次のYoutubeでは、歌詞の1番だけ歌っている。

(本ブログ関連:”ナナ・ムスクーリ”)


(Youtubeに登録のFascinating Nana - Νάνα Μούσχουρηに感謝)

(付記)
この歌の歌詞2番以降について、サイト「詩と音楽」*は、スペイン語翻訳を含めて面白い考察をしている。
(*) https://www7b.biglobe.ne.jp/~lyricssongs/TEXT/S1504.htm

2023年9月20日水曜日

彼岸入 2023

きょうは「彼岸入」。「彼岸」は雑節で、「春分」と「秋分」のそれぞれ前後3日を、「彼岸の入り」、「彼岸の明け」とする。すなわち、年に2度の彼岸に、あの世に思いをはせる日本独特の行事だそうだ(いまは仏教的なしきたりに組み込まれているが)。

春分(今年3/21)と秋分(今年9/23)の、日昇・日没が真東・真西に位置する、太陽信仰に通じるのだろう。そこまで大きな共感はともかく、個々に先祖との一体を確認する・・・わたしたちには、キリスト教にはない「先祖」といった概念がある。

昼どき、公園併設の「自然観察園」に群生する「ヒガンバナ」を見に行く。観察園入口に、アメリカンスクールの低学年(或いは保育園)児童の集団がいた。楽し気な子どもたちの遊び声は、洋の東西問わぬようだ。彼らはヒガンバナ群生地と反対方向へ連なって進んだ。

ヒガンバナ
自然観察園のヒガンバナは、きょう現在、全盛ではない。群生地の南側は木立に囲まれて日陰になっていて、その下に真っ赤な花が敷き詰められている。一方、北側は空が抜けて日射しがまぶしい。不思議なことに、日なたに植わったヒガンバナはまだ蕾(つぼみ)の状態なのだ。写真は、ヒガンバナがいっぱい映るようアングルを工夫したもの。

(本ブログ関連:”ヒガンバナ”)


ツリフネソウ
ヒガンバナの群生地に至る途中の湿地に、紅紫色の面白い形をした「ツリフネソウ」が咲いている。ポケット図鑑「日本の山野草」(岩瀬徹監修、安藤博写真)に、「和名は花の形が吊り下げた帆掛け船によく似ているから」とのこと。訪花昆虫にしっかり花粉を付けてもらうための仕組みがある。


(資料)【多摩森林科学園】:  https://www.youtube.com/watch?v=UE8pIigFVU4

花を見た帰り道、観察園から外に伸びた樹々が作った日陰に、先ほどの子どもたちが座って、賑やかに昼食をとっているのとすれ違った。きょうも暑いのによく頑張ったねと思いながら通り過ぎた。

2023年9月18日月曜日

(再)久し振りにカルガモと出合う

残暑厳しい昼すぎ、ふたたび小さな公園の小さな池に「カルガモ」を見に行った。

今回も1羽だけ(きのうと同じだろうか)、岸辺近くの石の上で羽を休めていた。次の写真左側は遠くから写したもの。さらに近づき、木の間から覗いたのが写真右側・・・カルガモは気付いたよう(ツンデレというのだろうか)視線をはずした。


きょうは、国民の祝日の一つ「敬老の日」。最近、祝日・日曜日/土曜日・平日の区別がつかなくなった。気づいたことといえば、夕方、水道の蛇口から出る水が冷たくなったことくらいかな。

2023年9月17日日曜日

久し振りにカルガモと出合う

午前中開催の「自然観察会」を欠席してしまった。そのかわりに、昼過ぎ、小さな公園をのぞいてみた。

ずっと姿を見かけなかった「カルガモ」と久しぶりに出合った。小さな公園の体育館横にある小さな池でのこと。
・いつもは、南側の国分寺崖線に沿って流れる小川で見つけていたが、最近彼らの姿が見にくくなっている。小川の岸辺に生えた葦などの丈の高い草が刈り取られなくなったからだ。(水鳥保護の観点からなのか?)
・だから、小さな公園の小さな池で出合えるのはうれしい。きょうも、以前に使用の小型デジカメで撮ったため、映り具合がよろしくない。カルガモが1羽、池中に設けられた段差石の上で、羽を繕っている様子だ。


この小さな池について、いつも気になっていることがる。池の水循環だ・・・そして、どうやって水を蓄えているのだろうか・・・近くに小川があるわけでもないのに。(公園の掲示板に、園内に巨大な地下貯水池があると記しているが)

そこで、Google検索したところ要領を得ない。結局、Google Bard に頼ってみたら、次のような回答を得た・・・雨水と地下水で水を補給し、かつ、ろ過・殺菌して循環しているとのこと(多分、そうなんだろうな)。

Google Bard
Q.公園にある池の水はどのように循環していますか?(公園、池の名称など:省略)
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A.公園にある池の水は、以下の2つの方法で循環しています。

1.自然循環
池の水は、降雨や地下水によって補給されます。また、池の周囲には湿地が広がっており、その湿地から水が蒸発して、池に水が供給されます← ? 湿地は見当たらないが)。

2.人工循環
池の南側には、水処理設備があり、池の水をろ過・殺菌して、再び池に戻しています。この設備は、池の水質を保つために設置されています。

具体的には、池の水は、ポンプで水処理設備に送られ、ろ過・殺菌されます。ろ過では、砂やろ材によって、池の水に含まれる汚れやゴミを取り除きます。殺菌では、紫外線や塩素によって、池の水に含まれる雑菌を死滅させます。ろ過・殺菌された水は、再び池に戻されます。
この循環により、池の水は常に清潔に保たれています。

なお、公園の池は、市の指定水質保全区域に指定されています。指定水質保全区域とは、水質の保全が特に重要な区域のことで、この区域内の水域では、水質汚濁防止法に基づいて、排水等の規制が行われています。
公園の池の水質は、毎年定期的に測定されており、水質基準を満たしていることが確認されています。
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2023年9月16日土曜日

十月桜

昼前、公園を巡った。日射しが穏やかな土曜日、原っぱには、エネルギーの溜まった幼児たちを発散させるためか、家族連れで賑わっていた。

カワセミ
わたしも、歳なりに気分転換。以前使用の小型デジカメを持って出かけたところ・・・、豪雨で溢れた小川の水の取入れ口(暗渠柵)に、「カワセミ」が一羽とまっているのを発見。カメラにおさめたものの、後で画像を拡大しても点でしかない。まあ、久し振りにカワセミに遇えたのだから幸運・良しとしよう。

ジュウガツザクラ
公園の広場の奥に、園芸種「ジュウガツザクラ(十月桜)」の木立がある。それぞれ膨らんだ蕾(つぼみ)のなかに、二、三輪開花しているものがあった。十月桜は、「春と秋から冬にかけての二度開花する、二季咲きが最大の特徴」(Wikipedia)とある。仲秋に桜の花と出会うことができた。
ジュウガツザクラについては、本ブログに何度か記しているが、季節外れの貴重な花だけに通りすがり見つけると、つい寄ってしまう。

(本ブログ関連:”十月桜”)


ハナミズキ
春に散ったサクラの感動を埋め合わせるように遅れて咲く「ハナミズキ(花水木)」の実が、赤く染まっていた。紅葉時には赤色の葉と実がまじり合い、落葉後も実を枝先に残すという。ハナミズキを、季節を追って観察することはあまりないので、赤く輝く実を見ることは貴重だ。

(本ブログ関連:”ハナミズキ”)


ヒガンバナ
小川の土手に遊歩道があり、さらに一段高く傾斜した場所に雑木林がある。その段差の壁上に、「ヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華(マンジュシャゲ))」が、そろそろ真っ赤な花を開き始めたようだ。ヒガンバナの赤く妖艶な花弁を見るたび、なぜか 石川さゆり の「天城越え」(作詞 吉岡治、作曲 弦哲也、1986年)の歌を想い出す。

(本ブログ関連:”ヒガンバナ ”)

写真の左手前側は、蕾(つぼみ)の状態・・・白色の花を咲かすか。同じく写真の右奥側は、赤い花弁で咲く。

2023年9月10日日曜日

ヨシフ・ブロツキーの詩

ロシア関連のニュースで、ヨシフ・ブロツキーの詩が取りあげられている。かつ、メディアは報道を(時代と場所によって)選択的であるという自明に気づかぬ振りしている。

(本ブログ関連:”ブロツキー”)

■ テレ朝 News
「『死んでいるも生きているも違いはない』 プリゴジンの墓に添えられた詩の意味」
(元テレビ朝日モスクワ支局長 武隈喜一、2023/08/31 18:30)より抜粋
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000313952.html
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・(プリゴジンの)真新しい墓には墓碑銘とも言える一篇の詩が額に入れて置かれている。
・プリゴジンと同じレニングラード(現在のサンクト・ペテルブルグ)に生まれ、アメリカに亡命して死んだノーベル賞詩人ヨシフ・ブロツキーの詩(「静物画」の末節)だ。

   母がキリストに言う
   ――おまえはわたしの息子? それとも神?
   (おまえが)十字架に釘打たれて。
   わたしはどうして家に帰れようか。

   敷居をまたげようか。
   おまえがわたしの息子なのか神なのか
   死んだのか生きているのかも
   わからず、心も決まらずに。

   彼は答えて言う
   ――死んでいるも 生きているも違いはない、女よ。
   息子でもあり、神でもある
   わたしは、あなたの(もの)。
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■ TBS NEWS DIG Powered by JNN #報道1930
Youtube「正恩氏×プーチン氏 “会談計画” / 戦時下の好景気?ロシア経済の“耐久力”」(9月5日)より
https://youtu.be/epc9lhZbB1Q?t=2827


(詩:資料)
① 工藤順:ロシア語翻訳
「ヨシフ・ブロツキーの詩」(投稿日: 01/02/2014)
死せる自然(静物画)
「死がやって来て、おまえの眼を奪うだろう」パヴェーゼ
https://junkdough.wordpress.com/2014/02/01/brodsky/

② Slavistika (巻18、p.120-149、発行日 2003-03-31)・・・ 難解です!
「越境する詩行 : ブロツキイの詩『蝶』における亡命の軌跡」(竹内恵子)
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/38267/files/KJ00004390760.pdf


(付記)
本日の「ラグビーW杯」(仏トゥルーズ)、日本代表は初戦のチリに 42対12で勝利
・先日、ネット購入の支払いにコンビニに出かけたとき、雑誌棚に「Number 1080」(9/21号)を見つけた。ほぼ「ラグビーワールドカップ2023」特集で埋め尽くされていたので買い求めた。
・同誌中綴じの <選手名鑑> を参考に、彼らの活躍をNHKテレビで今夜観戦した。・・・考えてみたら、ラグビー競技のルールについて全く知識がない。テレビ画面に、ルール解説の囲み文が表示されるのだが理解が追いつかない。
・せめて、Numberを読みながら、気分だけでも浸っていようか。

2023年9月8日金曜日

白露 2023

きょうは二十四節気の「白露(はくろ)」、秋の気配(陰気)次第に増して、露が夏草にきらり輝いたときとかわって、(にごり)白色となるころ。天気予報では、何の因果か、朝からの雨は昼ごろに「どしゃ降り」になるという、白露の風情も吹き飛んでしまいそう・・・。(結局、「どしゃ降り」の1ランク下、ザーザーと降る「やや強い雨」に終わった)*
(*)気象庁: https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/amehyo.html

(本ブログ関連:”白露”)

陰気が増して空に力がないと、露も濁ってしまうのだろうか。
露が白色になる具体的な説明が(ネットに)見つからないので、例によって<Google Bard> に聞いてみた。正直、Bardの流暢な解説には、出足に誤りがあって、どこまで信頼していいのか分からないけれど

Bard Q&A
Q.二十四節気の「白露(はくろ)」の解説に、露がにごって白色になるとありますが、具体的にどのような変化を指すのでしょうか?
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A.二十四節気の「白露」は、太陽の黄経が135度(← 165度)になる頃にあたります。この頃になると、夜間の気温が下がり、植物の葉や茎などに露が結びつきやすくなります。

露は、空気中の水蒸気が冷やされて液化したものですが、白露の頃の露は、空気中の微粒子やホコリなどが混ざり、にごって白色になります。そのため、葉や茎に露が結びついた様子は、まるで雪が降ったように見えることから、「白露」という名称がつけられました。

具体的には、以下の2つの変化が起こります。
1.露の粒子が大きくなる
夜間の気温が下がると、露の粒子は大きくなります。露の粒子が大きくなるほど、空気中の微粒子やホコリなどが混ざりやすくなります。
2.空気中の水蒸気量が増える
白露の頃になると、空気中の水蒸気量が増えます。空気中の水蒸気量が増えると、空気中の微粒子やホコリなどに水分が付着しやすくなります。

これらの変化により、露がにごって白色になります。

また、白露の頃は、朝夕の気温差が大きくなります。そのため、葉や茎に露が結びついた後に、太陽の光が当たると、露がすぐに蒸発して見えなくなります。このことから、「白露」は「はかない」ともいわれています。
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わたしの勝手なイメージでは、江戸初期の画家 長谷川等伯の描く「松林図屏風(しょうりんずびょうぶ)」**の、靄(もや)に浮かぶ松林のもと、露(つゆ)が靄(もや)に埋もれてしまう様を想像するのだが。
(**)東京国立博物館所蔵: https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10471?locale=ja

ところで、白露(はくろ)を触れるとき、つい酒の銘柄「白露(しらつゆ)」を記してしまう。でも、求めて呑んだことはない。今度こそと思いながら、するりと季節が過ぎるのに合わせて忘れてしまう。二十四節気の回転は速いものだから。

2023年9月7日木曜日

H2A 47号機打ち上げ成功、月面活動する小型実証機「スリム(SLIM)」搭載

JAXAの「H2A」ロケット47号機が、今朝午前8時42分、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げに成功した。同ロケットには、日本初の月面着陸を目指す小型実証機「スリム(SLIM)」*(および、X線で宇宙観測する衛星「クリズム(XRISM)」)などを搭載している。
(*)SLIM Project 概要説明資料(JAXA)
    https://fanfun.jaxa.jp/countdown/xrism-slim/files/SLIM-presskit-JP_2308.pdf
    - 質量: 200kg(推薬なし) / 約700-730kg(打ち上げ時)
    - サイズ: 高さ:約2.4m、縦:約1.7m、横:約2.7m 

わたしにしてみれば、実際に月面を動いている「スリム」に大いに興味がある。かつて、アポロ11号が月着陸したとき(1969年7月20日)**の感動を重ね合わせながら、今回スリムの実況映像を楽しみたい。
(**)アポロ11号(Wikipedia)より
    - 1969年7月20日20時17分(UTC=協定世界時)にアポロ月着陸船「イーグル」号を月に着陸させた。アームストロングは7月21日の2時56分15秒(UTC)に月面に降り立った。


産経新聞 THE SANKEI NEWS
「『H2A』47号機 月着陸機載せ打ち上げ」(2023/9/7 08:47)より抜粋
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搭載している小型実証機スリム(SLIM)は、月面の目標地点に誤差100メートル以内で高精度に着陸することを目指している。打ち上げから3~4カ月後に月の周回軌道に到着し、着陸は4~6カ月後の見通し。成功すれば旧ソ連、米国、中国、インドに続き、日本は5番目の成功国となる。ロシアも8月に挑んだが、失敗した。
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Youtube「THE PAGE」チャンネル
「『H2Aロケット47号機』打ち上げ成功 日本初の月着陸を目指す探査機を搭載(2023年9月7日)」
https://www.youtube.com/watch?v=5thA8iZvhmw



(追記)
高齢者向け市主催の体操教室
・きょうから、高齢者向けの市主催の体操教室に通うことにした。体操メニューのひとつに「さくら体操」***があって、前半を椅子に座ってする運動、後半を立ってする運動で構成されている。足腰の按配から、現在のわたしにはちょうどよい負荷だ。(追いつくのに苦心した面もあるが・・・。運動メニューには、このほか2種ある)
(***)さくら体操: https://www.youtube.com/watch?v=k36vRCscclY&t=2s

・以前、運動センターに通ったが、体力と合わなくなってやめてしまったことがある。今回は、まるで年齢に合わせたようで、継続の必要性を感じた。

2023年9月3日日曜日

自然観察園

玄関を出てしばらくして、スケジュールを勘違いしていたことに気付いた。なんてこった、地団駄踏んでも仕方ない。進むを止める訳にもいかず、そのまま近隣街の本屋へ電車に乗って行ってみることにした。

書店の雑誌棚に、野鳥趣味の「BIRDER 9月号」がなんと6~7冊置かれていた。猛暑から秋の気配して、これから野鳥好きなひとにとって動きやすくなるからだろうか...なんて思ったりする。わたしは、生き物関連の書棚で「野鳥と木の実 ハンドブック」(叶内[かのうち]拓哉著、文一総合出版:増補改訂版)を選んだ。そろそろ、木の実に鳥が寄ってくる秋・・・予習のつもり。

地元に戻ってきたが、まだまだ時間がたっぷりある。陽射しの強い昼下がり、そのまま公園へ寄ってみることにした。

実は、きのう(8/2)の野鳥観察(探鳥会)を欠席したため、それを補いたく公園併設の自然観察園を訪れた(鳥と植物ではだいぶ違うが)。きょうは日曜日ということもあり、入園者を多く見かけた。一方、公園を横断する小川で、水遊びする家族連れはさすがに少ない。

自然観察園の入り口近辺でしかないが、次の花を観察した。

ガガイモ(写真左)、ヤブミョウガ(写真右)
ガガイモは地下茎の発達した、つる植物 だそうだが、見た目につるっぽくない。ヤブミョウガの葉はテカテカしているが、ミョウガと違い、触ると引っ掛かりがあるとのこと。

(本ブログ関連:”ヤブミョウガ”)


センニンソウ(仙人草)
仙人の境地に近づきたいという思いが相変わらずあるだけに、この草に魅かれる。<観察順路図>に従がい生育場所を探すも3往復する。何と、自然観察園と外部を仕切る金網に、つる状に巻き付いているのに気づく。見上げたところに咲く、白い花の綿毛の様が仙人の髭(ひげ)に例えられてのこととか。

(本ブログ関連:”センニンソウ”、”仙人”)


稲の天日干し
公園と隣り合わせにある、もう一つの公園に水田があって、刈り取った稲を天日干ししていた。
かつて、武蔵野の新田は台地上にあり、麦栽培を主にしていたと聞いている。台地の下側に、段丘があって、そこを流れる小川(国分寺崖線の湧水)を利用して稲(水田)を耕していた(武蔵野に珍しい水田地帯)。その面影を残すためのようだ。

(本ブログ関連:”武蔵野新田”)

2023年8月31日木曜日

今月2度目の満月「ブルームーン」、そして「スーパームーン」

今年8月に、「満月」を2度(8月2日と31日)迎える。特に、2度目の満月を「ブルームーン」と呼ぶそうだ。といっても、同じ「標準時」を使う場所(タイムゾーン)によって、ブルームーンとなるかが決まる。

約2年半に一度の割合で出現する「ブルームーン」(Panasonicサイト)
「スーパームーンやブルームーンなどの珍しい月は、いつ観測できるの?」(UP LIFE編集部、2023年5月15日)より抜粋
https://panasonic.jp/life/entertainment/260008.html
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まずは、「ブルームーン」からご紹介しましょう。
その名前から「青い色の月」を想像しそうですが、青に見えるわけではなく1か月の中で満月が2度現れることを指すといわれています。月は平均すると約29.5日のサイクルで満ち欠けを繰り返すので、平均30.4日である1か月の中で満月を2回も見られるのは、珍しい現象なのです。
約2年半に一度の割合で目にすることができるブルームーンですが、2023年はスーパームーンと重なっています。8月31日に夜空に現れそうなので、天候に恵まれるといいですね
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今年最大の満月「スーパーブルームーン」
- 昨晩(8/30)から今朝(8/31)方にかけて月は、地球から一番近い距離に位置する(つまり最も大きく見える)「スーパームーン」となる。昨晩、帰宅時(午後7時ころ)、東南の空に雲にかすむように月が浮かんでいた・・・たしかに、存在感があったように思った。
- その後、きょう(8/31)の月は、午前10時36分ころに満月となり、まさに満月として「スーパームーン」となる。今夜にいたり、同月内2度目の満月「ブルームーン」を迎える。

夜、観察に出かけてみた。天空はほとんど薄い雲に覆われていた。pm8:30の時点、南東の空にある満月は、うすぎぬの雲を透してぼんやりと浮かんでいた。

8/31 pm8:30 の満月
Youtube
「【スーパームーン2023】今年最大の満月!月が大きく見えるメカニズムを徹底解説」(登録 Tenki.jp、解説 工藤佳奈子氏)
https://www.youtube.com/watch?v=X0RxoxWa7rs


ブルームーンには名の通り、月が青く見える現象を指す場合もある。
- 戦後10年に発表された、菅原都々子の歌「月がとっても青いから」(作詞:清水みのる、作曲:陸奥明、テイチク 1955年)がある。三番の歌詞の最後に「君と誓った並木道 / 二人っきりで サ帰ろう」に、当時、今を盛りの若者たちの青春歌謡なのか、それとも10年前の青春を想い懐かしむひとたちの歌謡なのか、大ヒットした理由が分かるような気がする。

Youtube
「最高音質!~月がとっても青いから『歌:菅原都々子』」(登録 higonokaze(肥後の風))
https://www.youtube.com/watch?v=XO7JmRYirX8

2023年8月27日日曜日

きのうにつづき公園を巡る。昼過ぎ(15:00)、いつもの林間を通り、緑陰を抜けると、暑い日射しを浴びることになる。そんな日向で受ける風が微妙におとなしい。真夏の熱風が変化しているのに気付く。

午後3時半、関東地方の雨雲レーダーによれば、太平洋から関東方面をなめるように雨雲が南下しているのが分かる。北北東の風で、気温が少し和らいだかもしれない。


公園の空は明るく晴れ渡っていた。帰り道、西の空に浮かぶ入道雲は、まだまだ元気である。この夏は暦いっぱいつづきそうだ。(天気予報は、来週から雨混じりとのこと)

2023年8月26日土曜日

野鳥観察(54)

早朝、地元公園をフィールドにする野鳥観察(探鳥会)へ出かけた。快晴の空(6:30)、太陽は 15.7°の高度から眩しく公園の原っぱを照らし、密集する雑草の葉に朝露が輝いた。草地に分け入ると、足元が露で濡れそう(ただし明かる過ぎて、朝露の美しい写真を撮れず)。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

暑さのせいで、野鳥の数(種類)を期待できないと案じながら林間を巡る・・・、樹々に葉が繁り、その葉陰に野鳥が飛び込む一瞬を観察する。結果は杞憂におわったが。それでも昆虫や植物など、いつもより幅広く観察することになった。

会長やベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラ写真で確認・整理したものの中から、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・アオゲラ: 指された樹の幹の裏に廻るように隠れる瞬間を見た
・ヒヨ(ドリ): 鳴き声から幼鳥ではといわれた(葉陰に隠れた中でのこと)
・シジュウカラ: 林間樹上に鳴き声がした
・メジロ: 茂みに飛び込む一瞬を教えられたが・・・
・カワセミ: 遠くを飛ぶ一瞬を教えられたが・・・(見たことすらおぼろ)
・カルガモ:(以下の写真)
・アオサギ:(以下の写真)
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・コオロギ: 観察の開始、森の入口で一斉に鳴くのを知る
・ツクツクボウシ: 耳にするのはこの時期、夏休みの宿題に焦るころ
・カマキリ: 雑草に目をやれば、葉の上に動かずたたずんでいる
・ゴマダラチョウ: (以下の写真)
・アカボシゴマダラ:(以下の写真)
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・アベリア:(以下の写真)


カルガモ(写真左)、アオサギ(写真右)
小川の岸辺に繁るアシなどの葉陰に隠れ、静かに水に浮かんだり、たたずんでいた。



コマダラチョウ(写真左)、アカボシゴマダラ(写真右)
観察途中の道ばたで、或いは橋の欄干の上にじっと佇んでいるのを見た・・・ともにカメラにおさめる間、逃げる気配もない。
・「アカボシゴマダラ」は黄色の口吻をだらりと出している。「特定外来生物」


アベリア(樹)
グラウンドのフェンスの金網柵に沿って花を咲かせていた。香りの強い「アベリア」の花に申し訳ないが、小学校のある施設裏に植わっていた記憶があり残念なイメージがする。



(付記)
この3年間参加している地元の「自然観察会」は、今年で50周年という。ちなみに、小金井公園は、開園70周年に当たるといい、同公園で活動の樹木観察会は20周年とのこと。

2023年8月23日水曜日

処暑 2023

きょうは二十四節気の「処暑(しょしょ)」、暑さがすこしやみ(峠を越えて後退し)始めるころ。昼に比べて夜の水道水がヒンヤリするのに気づき、季節の変化を感じる。子どもたちも、8月下旬にもなれば夏休み宿題に気付き始める。

(本ブログ関連:”処暑”)

江戸期天明七年の冊子「暦便覧」(太玄斎*著、蔦屋重三郎版元、)**に、「處暑  陽気とどまり[里]て初てし[志]りぞき[記]處(やまん)とすればなり[那里]」(素人故 くずし字理解をご容赦)が見える。
(*)太玄斎: 常陸国宍戸藩5代藩主 松平頼救
(**)国立国会図書館オンライン: https://dl.ndl.go.jp/pid/2536637/1/7

処暑[處暑]: 處 = 処の旧字、處 = 始末する(例: 処分)

きのうのこと
昼、雲間に青空がのぞいたので、地元スーパーに出かけた。買い物が終わって店を出ると、辺りを「通り雨」が濡らしていた。ひとびとは軒下にとどまり雨が止むのを待った。ネットの天気予報で、事前に「雨雲レーダー」を見ていたので、すぐに止むのを予期した。

きょうのこと
きょうの日付に変わった深夜、屋根をとどろかす降雨に驚く。通り雨といった風情もない。しばらく騒がしたが、いつのまにか過ぎ去った。
とはいえ一日、薄曇り、陽射しの繰り返しで、ときに思い出したように雨降り。雨雲レーダーによれば、(1時間後までの)シミュレーション画面に、小規模ながら雨量の多い雨雲が出現し、北上するのが見える。

2023年8月21日月曜日

ヒマワリの新しい花が、みな東を向いている

きのうの自然観察会を欠席
きのう(8/20)の定例「自然観察会」を、日射しの強さとか、足腰の具合いとかをいい訳に欠席した。それながら昼には外出して、隣り街の駅前書店で「全国 水害地名をゆく」(谷川彰英著、集英社インターナショナル新書)を購入した。

「あとがき」に、人びとが水害に遇うようになった経過を次のように記している。
① 昔、ひとびとは高台に住んでいた。
② 新田開発でコメの生産量が増え、人口も増えた結果、河辺の平地に住むようになった。
③ 近代になると堤防など治水技術が進み、集めた水を海に押し流す方式になった。
以後、ひとびとの住み場所は拡大していく(後略)。

最近、地元農地のあちこちで宅地改造が進んでいる。そこは、市の「防災マップ」(ハザードマップ)で水没地と示されたエリアでもある。江戸期の新田開発の地「武蔵野台地」に構築した多摩川上水から分水した用水路跡に近い場所。水路から水を受けるため、わずかな傾斜地(窪地)であるが、水溜りを予見する地名はない。

ついに、農家が手放したというか、都心のマンション高騰を避けたディベロッパーのチャレンジというべきか。果たして、新しい宅地の取得者は納得してのことだろうか。


ヒマワリの花が一斉に東に向かって咲き始めた
まだまだ農地は残っていて、その一画に「ヒマワリ」畑が作られている(6月に咲いた畝とは別)。きょう見ると、新しい黄色い花が東に向かって一斉に咲いている。朝陽を早々に求めてか、みな同じ向きになっているのが不思議。

(本ブログ関連:”ヒマワリ”)

次の写真は、畑の東側に立って、ヒマワリの花と向かい合っようにして撮った。開花直前の蕾(つぼみ)も多数あるが。

2023年8月17日木曜日

キツネノカミソリ

暑い夏、うなぎで誘ってむすこの近況を聞く。 いつも通りのこと、結局は私のむかし話に終始した。親父との会話は弾まないもの。私も父親とは聞くことに徹していたな。
そうそう、夜中に、洗面所に灯りをつけず入って鏡を見たとき、そこに親父がいた。今度は私の番、順送りってとこか。

分れてのち、台風7号の余波もない空には巨大な雲が並び、陽射しが熱い。喫茶店に逃げ込み、涼をとりながら古書の頁をめくった。ソ連が崩壊する8年前に出版された「ロシア無頼」(内村剛介著、高木書房)だ。1980年時点での、あるシミュレーションが描かれている。シベリア抑留を経験された著者の洞察を以ってすれば、すべてはお見通しか。

(本部ブログ関連:”内村剛介”)

公園の噴水(水あそび場)
まだまだ明るい、もったいないので、家路をそれて公園をぐるり巡ってみることにした。
いままで気にしていなかったが、公園管理事務所前にある、円周上に配置された8本の石柱の腹から水が噴き出ていた。そして円の中心にある低い石台からも激しく水を吐き出していた。石の造形を公園のストーンヘンジと洒落て見た。
この時期、格好の水遊び場所になって、幼い子ども(2、3人)連れの家族がつぎつぎ現れた。


コナラの立ち枯れ
公園の調節池(現在:から地)の北側小道に、「コナラ」の樹が、一部の枝を除いて葉が完全に枯れていた。幹の下側を薄茶色の大きな <紙> で覆っている(「調査中はがさないで下さい」の文言が記されている)。
「ナラ枯れ病」を防除できなかったのだろうか。「カシノナガキクイムシ」が媒介する菌に感染しないため、この虫の侵入を防除する <虫取り紙> のようだが・・・・。

(本ブログ関連:”ニレ立枯病”)

キツネノカミソリ
今度は本当に帰路につく。公園と外部(北側)を仕切る緑陰を狭い車道が通っていて、湿った斜面(国分寺崖線)との境界に金網が張られている。ある一画に、ヒガンバナ科の「キツネノカミソリ」が群生しているのに出会った。一瞬、ヒガンバナかと思ったが、濃い橙色の6枚の花弁に気付く。日陰に咲く様は、力強く存在感がある。

(本ブログ関連:”キツネノカミソリ”)

2023年8月15日火曜日

盥(たらい)と大雨の表現

明け方、台風7号の影響を受けた雨が激しく変化して、急にドドドドドという轟きになった。屋根を叩く雨音に、太鼓を細かく連打する響きが加わったように聞こえた。

豪雨に遠雷を重ねたのだろうか。でも落雷の衝撃はないし。強烈に屋根を破るような轟きがしばらく(数分か)続いた。この後、どうなるやら心配にだった。

【記録:04時の降雨量】気象庁アメダスは10.5mm、気象協会は5mm ・・・ 観測位置に多少ズレがあるが。

そのとき、「盥(たらい)を叩く」という言葉が浮かんだ。・・・朝目覚めたら、この表現が正しいか確認してみようと、ひとまず眠ることにした。
朝方目覚めて、「雨  盥  叩く  打つ」などの語句を、Google検索や電子辞書を確認してみたが、該当の表現が見あたらない。結局、AI(Bard)に頼ったところ、次のような回答を得た。

Q.大雨の雨音の例えに、盥(たらい)を使った表現はありますか?
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A.はい、大雨の雨音を盥(たらい)を使った表現で表す言葉はいくつかあります。

・盥を叩くような雨
・盥をひっくり返すような雨
・盥を投げ込むような雨
・盥を打ち鳴らすような雨
・盥をたたきつけるような雨

これらの表現は、大雨の雨音が非常に激しいことを表しています。盥を叩いたり、ひっくり返したり、打ち鳴らしたり、投げ込んだりすると、大きな音がしますが、大雨の雨音も同じように大きな音を立てます。これらの表現は、大雨の雨音の大きさや激しさを、生き生きと伝える効果があります。
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(付記)
本当は、木製の盥を前提に、<盥の底を打つような> という表現も期待していたのだが・・・。(木製の盥から、浮世絵にある、行水する夏の風情も浮かんできたりして)
ところでネットに、盥の代わりに「バケツをひっくりかえす」といった表現がある。バケツは金物で、ガチャッといった金属音が想定される。それより、昔ながらの盥は木桶なので、ドンという腹の奥まで響く和太鼓のイメージがする。私には、バケツより盥の方がフィットする。

2023年8月12日土曜日

公園と神社巡り

先日(8/8)、立秋と台風6号の発生が重なった。以来、気分は秋に向いている。このごろ、日中の陽射しは盛夏だが、夕方になって水道をひねると、水がヒンヤリするのに驚く。

きのう(8/11)の自然観察会は定例場所とは別の、新宿区にある「戸倉公園(箱根山地区)」で特別開催した。私は、足腰のせいで遠くへ出かける自信がなく、欠席させてもらった。そこで、今朝、地元の公園と多摩霊園の「浅間山(せんげんやま)」を巡ってみることにした。

公園巡り
早朝の公園は、セミの鳴き声とカラスが叫ぶ声だけ。いつもの真夏のように、のんびりしていた。小川に沿って観察したが、「カルガモ」もいない(見つけられない)。もしかして、「カワセミ」と出会えたらと期待して、唯一知る場所へ行くも空振り。そのとき草むらに「アオサギ」(写真)が隠れるようにいた・・・、けれど繁みにスッと消えてしまった。


他に何も見つけられず、その場をはなれたとき、後ろから観察会のベテランの方に声をかけられた。いつもの場所にカワセミがいたと言われた。私は、ベテランの存在すら気付かなかったのだ・・・恐縮。

浅間山に上る
公園に隣接する「多摩霊園」の南西に「浅間山」がある。以前、霊園で観察会(今年5/4)が実施されたけれど、足腰がかなわず途中で断念したことがある。きのうの観察会が「箱根山」を踏破したのなら、私はせめてきょう「浅間山」を登頂したいと思い出かけることにした。

浅間山について
・多摩台地が古多摩川などにより削られて残った台地。標高80mの丘、「堂山」がある。
・「ニッコウキスゲ」の変種である「ムサシノキスゲ」(5月開花)の唯一自生地である。
・堂山の頂に「浅間神社」(写真)があり、堂山北側の男坂から登った。


山頂の浅間神社は小さな社(やしろ)、あるいは祠(ほこら)だった。身を屈めるようにして鳥居をくぐり、傾斜のある階段を上がって祈願した。

(追記 2025.7.4)
■ Youtube(登録:ゆっくり地図旅 )
「【東京 謎の地形】~なぜここだけ高い!? 東京にある謎の凸地を旅してみた~」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=muWVPzNZjoY

2023年8月11日金曜日

「山の日」2023

祝日「山の日」のきょう、自然観察会は定例(月一度、地元公園)のフィールドと別に、新宿区の「戸山公園」(「箱根山」地区)にて観察会を実施した。箱根山は、Wikipediaによれば、標高 44.6m(頂上に「水準点」)あり、山手線内で最も高い山として有名だそうだ。

(本ブログ関連:”山の日”、”自然観察”)

昨晩まで、戸山公園の観察会へ行く気まんまんでいたけども、気付けば足腰に力が入らず、これまでに皆に付いていくのに苦心することが多々あったので、今回断念した。標高44.6mの箱根山がしんどいわけではない。ただ、このごろ地元公園を1時間ほど歩くのに閉口しているわけで。

山の日のきょう、テレビは高尾山や富士山登山のにぎわいを報じた。そんな登山客の列に混じったり、山頂からの展望に感動したりできたらどんなに素晴らしいことだろう。
若いころ、高尾山を1時間ちょっとで登ったりしたものだが。

(本ブログ関連:”高尾山”)

Youtube*で、面白い話題を見つけた。スマホやPCで、3次元登山路を巡ることができるという。登山地図上の要所要所に記されたポイントが看板表示されたり、視角が俯瞰したり回転したりできる。バーチャルで登山気分を味わえるソフトがあるそうだ。
(*)かほの登山日記:「【バーチャル登山⛰】スマホで登山気分を味わえる方法を見つけた!」- 3年前の話題だが
  - https://www.youtube.com/watch?v=2YEJJ_6bg3c

2023年8月8日火曜日

立秋 2023

きょうは二十四節気の「立秋」、はじめて秋の気配を感じるころ。
もし、節気の円盤があって、廻せば巡り逢うことなんだろうけど、体感はまだ夏の盛り。

(本ブログ関連:”立秋”)

きのうの昼近く、畑地を抜ける通りを進んだとき、路上でカメラを空に向けて撮っている人がいた。つい私も見上げると、低層雲は少しグレイに膨らみ、中層雲は真白に輝やき、高層雲は青い天井に筆を滑らせている。空一杯、驚くほどの雲の造形に圧倒されて、思わず「おっ!」と声をあげた。

きょうの昼も、きのうとほぼ同じ空模様だった。しかし湿気を感じた。午後3時過ぎに小雨がぱらついた。天気予報では、これからくだるらしい。

秋に隣り合うころの夏の季語に「秋隣(あきとなり)」があるそうだ*。
(*)「日本の七十二候を楽しむ」(白井明大、東方出版)
ネット解説に秋の終わりと説明するものもあるが、本来は夏が少しづつ変化して、秋にせまる気配を知るものという。

今朝、「台風6号」の南東に「台風7号」が発生した。南鳥島(発生) → 小笠原諸島 → 伊豆へ北上するという。

2023年8月7日月曜日

台風6号の進路予想

先日、テレビのニュース・情報番組(ワイドショーなど)の気象予報コーナーで、「台風6号」の進路について、沖縄方面に到達して以降どのような進路をとるか、気象予報士が(各国の気象予報機関の情報を参考に)次のよう解説された記憶がある。

・日本の気象予想では、東へ反転して日本の太平洋岸に沿って北東へ進む。
・米国の気象予想では、西にそのまま向かい中国大陸へ進む。
・欧州の気象予想では、北上して黄海へ進む。

地の利をいかした日本の進路予想が当たるかと思いきや、現在(8/6時点)の日米欧の予想はともに、奄美 → 屋久島 → 九州の西海上 → 北上して朝鮮半島を縦断するようだ*。多分、当初の欧州の予想に近い進路だ。
(*)福井新聞の記事
「【台風6号情報】気象庁の予想進路と米軍、ヨーロッパの見方は 2023年8月6日21時現在の現在地」(8月6日 午後9時58分)
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1838766

大型コンピュータを駆使しているのだろうけど、予想と予報は同じにならない。そのために、ブラジルの一羽の蝶の羽ばたきまで解析しなければいけないのかもしれない。

でも、過去の予想なんてすぐ忘れる。

2023年8月6日日曜日

BIRDER 8月号

昼すぎ、実に久しぶりに、近隣の駅ビルにある本屋へ出かけた。
電車に乗るため地元駅に向かう途中、雲間に青空が突き抜ける天から、風に舞い落ちる水滴を頬に感じた。霧雨よりももっと微小な感触だ。道が濡れるでもなく、雨傘の必要もない。路上に止まる車のウィンドウの反射具合から、微かに雨が降っているのが分かる。もしかしたら「お天気雨(狐の嫁入り)」と言えるかもしれない。

(本ブログ関連:”お天気雨”)

ここ数日、公園の野鳥や植物を観察するとき、暑さに負けてマスクをはずしている。とはいえ、近隣街へ電車で行くのに、マスク無しじゃまずかろうとマスクをかけて乗った。乗客の4割~5割がマスクをしていた。目的地の駅改札を出れば、マスクをはずしてしまったが。
実は、帰りの電車に乗る際、マスクをすっかり忘れていた。

ところで、目指す本屋で、野鳥趣味の月刊誌「BIRDER」(月号)を購入。特集「彩(いろ)鳥どり  図鑑」は、野鳥に多く見られる色鮮やかな理由を、形態や生態などの観点から分かりやすく解説している。

同誌今月号の巻頭 <BIRD GRAPHICS> は「清流の神ワザ漁師 ササゴイ」で、ササゴイの採餌(小魚オイカワ、トンボ=ルアーフィッシング)や、縄張り争いの様子などを高精細な写真で掲載している。驚いたのは、写真と記事を書いた筆者の加藤一樹氏のプロフィールだ。「ササゴイに青春のすべてを捧げるクレイジー(?)な高校生」とある。
高年に初心者の猶予期間を少し過ぎても、中級者になれず低迷する者にとって、若者たちが台頭するのはうらやましくうれしい。

帰宅したとき、わが家のある住宅地の路面が黒ずんでいた。局所的な「通り雨」でもあったのだろうか。

2023年8月5日土曜日

野鳥観察(53)

久し振りに、野鳥観察(探鳥会)へ参加した。つまり、6/24以来のこと。前月7月の全2回すべてをともに寝坊のせいで欠席したわけで・・・。(しかも、きのう(8/4)勘違いして出かけたりした)

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

今朝、一か月ぶりの参加だった。体がなまったせいか、足腰が定まらずふらふらして、みなに付いて行くのに閉口したし、運動不足で体内にたまった水分(つまり水太り)のせいで汗だらけになった。その意味では成功だったのかもしれない。

暑い夏、探鳥会で巡る林間や原っぱに、野鳥の姿や鳴き声は乏しかった・・・もしかしたら、彼らはもっと奥の秩父山地に引きこもってしまったのかもしれない。ただし、セミの声があちこちから響いた。木の幹にアブラゼミの抜け殻があった。

今回、副会長やベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視と確認・整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・カラス: 遠く高圧線上にとまる、鳴き声する(観察路上に羽一本ごと散在する)
・メジロ: 群れて桜の木に飛んできたと教えられた(一瞬のこと、撮影かなわず)
・キジバト: 公園のベンチの下や、遠方のTVアンテナ上に1羽いた
・ツバメ: 尾の短いツバメ数羽が原っぱ上空を飛翔した
・カルガモ: 2羽とのこと(小川の岸辺だけ草取りされていないため目視できず)

アブラゼミの抜け殻


観察の途中、地元在住の米国人だろうか、アオサギがザリガニを採餌する4K映像(スロー画面)をスマホで見せてくれた。それは、スマホで撮影したものだろうか?・・・はっきりしなかったが。

(付記)
探鳥会の帰り道、畑地の隅に「オオケタデ」の薄紫紅色の花(同定はネットに頼った)が咲いていた。古風な花模様から、江戸時代に鑑賞用に流入したそうだが、今はあちらこちらに野生化しているとのこと。

2023年8月4日金曜日

曜日を間違えて

おとついの朝、夢から醒めた。夏の暑い盛りの昼に転寝していたとき、玄関のチャイムが鳴って起きようとするが立ち上がれない、まるで薄い透明膜に覆われたように体が動かない。焦ってもがく、チャイムは鳴り続く・・・、そんな夢だ。

最近、時間に追われる気がする。
時刻を定めたイベントを持っていないし、熱署を避けて外出を控えているというに(家から出かけるのは、もっぱら暑さが和らぐ日暮れどきくらい)・・・、でも時間が気になる。

気持ちのどこかで時間管理を全うしようとしているのに・・・、結局間違えてしまった。

昨晩、寝入りどきに、PCデスク上の「日付」と「曜日」を主表示するデジタル時計(13×24cm)を確認したところ、8月4日、金曜日を示していた・・・、ならば、あすは8月5日、土曜日と合点した。

今朝、定例の野鳥観察(探鳥会)だとばかり早起きして、野鳥図鑑。記録手帳、カメラなどをバッグにつめ、いつもの集合場所に着いたが・・・誰も来ない。集合時刻になって気付いた、きょうはまだ金曜日なのだと。昨晩、深夜12:00を過ぎて、デジタル時計を見ていたのだと。

早朝(6:30)の公園は、朝陽がまぶしく、草いきれがムンムンとするほど。この時刻に来た証をせめてカメラに残したく、小川と調節池(普段は乾いた原っぱ)を結ぶ暗渠入口の鉄柵に「カワセミ」の姿を待った。ファインダーの中で、一瞬何かが柵をくぐり抜けるのが見えたからだ。でも、待ちぼうけに終わった。

それじゃあ、足元の「ワルナスビ」(牧野富太郎博士が命名したそうだ)にハチが飛びついているのを撮ってみた。牧野博士によるワルナスビの命名は、自宅に持ち帰って植えたところ、見かけによらずかわいげのない成長、雑草ぶりに愛想をつかしたからということだそうだ*。公園にも、ワルナスビの浸食が広がりそうな気配がする。
(*) Evergreen「[ワルナスビ]ワルナスビの悪いところ|ナス科ナス属|」
https://love-evergreen.com/evergreenpost/post/12011

(本ブログ関連:”ワルナスビ”)


(追記)
毎日、公園の野鳥を撮影して、会員に結果写真を配信しているベテランの方とすれ違った。探鳥会の曜日を間違えて来たと、笑いながら正直に説明した・・・、あすの探鳥会には(しばらく欠席がつづいていたので)、ぜひとも参加せねばならない。

2023年7月29日土曜日

公園の南側と北側

曜日の昼、きのうにつづき公園を巡る。熱射に圧し潰されそうな原っぱや木陰に、人影はまばら。公園南側を東西に横断する小川で、水遊びする家族連れを見て、熱中症を心配するほどだった。
(気象庁のアメダスによれば、きょうの最高気温は、35.6℃(13:07))← 修正

戦後、米軍が接収してゴルフ場などに使用した広大な場所の一部はICUの敷地となり、他は都の公園になった。公園内を大通りが横切って、南北に分かれている。つの陸橋で、南北を行きかうといった変則的な配置になっている。

(カメラを持参したが、よい写真が撮れなかったので省略する)

公園南側の樹木
ハリエンジュ(ニセアカシア)
葉っぱがマメ科っぽいけど落葉高木。木札に蜜源植物とあり、図鑑に「エナガ」の幼鳥が枝にとまっている写真がある。また、似た名前の「アカシア」の花は黄色、ニセアカシアの花は白色(ともに春開花)。
アカシデ
「赤四手、ソロノキともよぶ落葉高木。若葉が赤みをおび、秋に紅葉します。」(木札)
イヌシデ
「犬四手、別名シロシデ。若枝に白毛。幹にふつう白い縞模様がめだちます。」(木札)

公園側の「自然観察園」の野草と虫
ヤブラン
 薄紫色の穂状の花序は、この暑さに疲れたようで艶やかさがない。
コバギボウシ
白っぽい紫色の花。標本用だろうか白の紙袋を被せられたものがあった。
ユウガギク
白色の小さな花がいくつも咲いていた。「ヨメナ」菊の小型版とのこと。
ハグロトンボ
園の出口に向かったとき、路上1mほど先を、誘うように低く飛んでは着地を繰り返した。

2023年7月27日木曜日

午後の自然観察園

午後3時過ぎ、公園に併設の「自然観察園」へ出かけた。夏の盛りのこの時刻、宵というには早く、昼下がりというには遅い。ぎらぎらと日射しは強く、歩けば首筋が汗ばむ。

観察園入口の掲示板に、いま咲く花の写真が貼られているが、下側に注意書きがあって、連日の猛暑のせいで開花期間がずれている可能性があると説明があった。園内は、人の気配を感じられぬほど雑草に覆われている。ちなみに、隣りの公園では草刈りの真っ最中だ。

ノカンゾウ、キキョウ(?)
暑さに閉口しながら、観察園の小さな区画、愛称「ノカンゾウの里」に行ってみれば、すでに時期は終わりごろのようで、一輪だけ花弁が萎れた橙紅色の「ノカンゾウ」が咲いていた。また、同所の雑草の下奥に、「キキョウ」に似た薄紫色の花が一輪あったが、花弁の数から確信ない(ただし「観察順路図」の同所に、キキョウの存在が示されている)

歩いた範囲で観察眼からブログに記せるぎりぎりの花は、次の「ヒオウギ」くらいしかない。

まるで大阪のおばちゃん、野性味のする斑点模様の花弁にアフリカっぽさを感じるけれど、(ネットによれば)原産地は、日本、東~東南アジア、インドという。そういわれると、おとなし気に感じてくる。ノカンゾウの里に多数咲いている。


小川
画家ジョン・エヴァレット・ミレイの作品「オフィーリア」は、ハムレットの恋人の死をドラマチックに象徴的に描いている。彼女が小川に身を投じたさまは、ある意味甘美さが漂う。ミレイの作品中、最も美しい絵だと思う。
野川の岸辺に雑木が並ぶところがあって、絵画「オフィーリア」を思い出させる。絵と比べて、川幅はもっと広いけれど、川面に反射する光に目を奪われ幻想する。

2023年7月26日水曜日

幽霊映画

当地の最高気温は、きのうが36.8℃(14:57)、きょうは37.7℃(13:17)と「猛暑日」がつづく。うだるような熱気が屋内に進入してとぐろを巻き、どっぷり居座っているよう。
だから、エアコンで冷やした部屋から出る気が失せる・・・しかし、長時間冷やすと体調が思わしくなくなるし。

こんなとき、自然の風が吹く山林に逃げ込みたい。官職を辞したエリートの <隠者> ではなく、世間の空気に反した <奇人> でもない、まして不老不死を望む <仙人> にはなれない。ただ市井の凡人でしかないけれど、猛暑の間だけ、気ままに山林に涼みたい。

ところで、きょう7月26日は、「幽霊の日」だそうだ・・・ ヒンヤリしてくるか?

tenki.jpサイトの記事
- 「明日7月26日は『幽霊の日』。でもなぜ『幽霊の日』なの?」(YUMIKO、2017年07月26日)より抜粋
https://tenki.jp/suppl/y_kogen/2017/07/26/24451.html
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7月26日は「幽霊の日」。なぜ、このような記念日がつくられたのでしょうか? その由来は江戸時代のできごとにさかのぼります。1825年7月26日、江戸にある中村座にて四代目鶴屋南北作の『東海道四谷怪談』が初演されました。今の時代にも受け継がれる人気の歌舞伎演目が初めて披露されたのがこの日だったのです。
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子どものころに住んだ社宅の近くに、封切りから少し遅れて上映する映画館(「銀映」)と、だいぶ遅れて上映する映画館(「新映」)があった。ともに日本映画の2本立てが主だったが、新映は俗っぽいものが多くて、めったに連れて行ってもらうことはなかった。一方、銀映は入場料が少し高めで、ときどき家族で出かけることがあった。
(当時、工場敷地内に社員家族向けの映画劇場館があった。子どもたちのための映画もときどき上映してくれた。「ディズニー」アニメや、「ゴジラ」・「スーパージャイアンツ」のシリーズを歓声をあげながら見たものだ。母親たちは、きっと「君の名は」を見ていたんだろう。)

そんなわけで、幽霊映画なんてものは、銀映か新映に行って見る他ない。題名を忘れたが、戦前を舞台にした日本映画(白黒映画の記憶しかないのは、怖さのあまり色を失ったのかもしれない)を映画館の銀映で見た。

そろそろ幽霊(泥水に漬かった無念の死者)が登場する気配がして、わたしは慌てて前の座席の背にからだをかがめるようにして目を隠した・・・。「もう大丈夫だよ」といわれ、背を伸ばしてスクリーンに目を向けた瞬間、画面いっぱいに幽霊の顔が映ったのだ。ゴジラ映画の絶望感とは違った、もうひとつのトラウマになった。

2023年7月23日日曜日

大暑 2023

きょうは二十四節気の「大暑(たいしょ)」、快晴が続き気温が上昇する、まさに今のこと。

(本ブログ関連:”大暑”)

暑いと浮かれていたら、次の節気は「立秋」(8/8)。きょう、暑い盛りとはいえ、やはり心のどこかで、ヒュウと風が吹きはじめる音がする。

とはいえ炎ゆる夏、住宅街の路地を「ブレイブボード」に乗ってゴロゴロと音を立てながら元気に駆けていた子どもの歓声も、さすがに聞こえてこない。あるいは、夏休み最初の日曜日のきょう、家族と行楽地にでも出かけたのだろうか。

高木のもと緑陰を求めて、その葉陰に覆われた公園の遊歩道を散歩したい。木洩れ日に強調される薄闇は、古い未熟な印刷物で見た、泰西名画(本来は西洋名画にすぎないのだが)の、コンスタブルが描いたニレの巨樹のよう。そこで涼をとってみたい。

2023年7月22日土曜日

梅雨明け(関東甲信地方) 2023

(7/22発表の「梅雨明け」を、タイムスタンプを調整して、実質7/23に記す)

梅雨明けが発表されていたなんて知らなかった。このところ雨降りもなく、暑い日射しが続いていたから、そろそろ・・・いいんじゃないかと思ってはいたが。

ウェザーニュース
「関東甲信地方・東北地方が梅雨明け 平年より関東は遅く、東北は早い」(7/22 11:04)
ー https://weathernews.jp/s/topics/202307/210255/
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・今日7月22日(土)、気象台は関東甲信地方・東北地方の梅雨明けを発表しました。
関東甲信では平年よりも3日遅い梅雨明けです。東北南部は2日早く、東北北部は6日早い梅雨明けになりました。
・九州の梅雨明けはまだ発表がありません。
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あっ、そう・・・といった感じだ。湿気の雨空から、がらりと晴れ空に変わったわけでない。台風一過のような清々しさもない。梅雨明けに構いなく、ひとびとは子どもたちの夏休みに合わせて、いっせいに観光ラッシュに突入しているようだ。


気象庁
・梅雨入りと梅雨明け(確定値):関東甲信
  ー https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/kako_baiu09.html
・令和5年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
  ー https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html

関東甲信 梅雨入り・梅雨明け

入り明け梅雨の時期の降水量の平年比(地域平均値)(%)
平 年6月7日ごろ7月19日ごろ
2013年6月10日ごろ7月6日ごろ76
2014年6月5日ごろ7月21日ごろ115
2015年6月3日ごろ7月10日ごろ125
2016年6月5日ごろ7月29日ごろ73
2017年6月7日ごろ7月6日ごろ69
2018年6月6日ごろ6月29日ごろ89
2019年6月7日ごろ7月24日ごろ131
2020年6月11日ごろ8月1日ごろ174
2021年6月14日ごろ7月16日ごろ128
2022年6月6日ごろ7月23日ごろ90
2023年6月8日ごろ7月22日ごろ 

野鳥観察会を寝坊して欠席

先日(7/16)、自然観察会を二度寝して欠席したばかり、きょうもヤッテしまった。

目覚まし時計のアラームを、野鳥観察(探鳥会)の集合時刻一時間前に設定したのはいいが、アラームのスイッチを押し忘れていたのだ。朝の明かりに起こされて、気づけば探鳥会の開始時刻をとっくに過ぎていた。すっかり意気消沈してしまい欠席した。

午後4時になっても西日は眩しい。公園の探鳥会の道順を巡ることにした。しかし、野鳥の姿も鳴き声もない。風も吹かず雑木林にざわめきもない静かな遊歩路をたどった。

シベリアリンゴ(写真左)、ミチノクナシ(写真中央)、ロウバイ(写真右)
以前(7/10)、木の実を探したことを思い出し、いつもの観察路脇に実のなる樹々を観察し写真に撮った。リンゴやナシの名のつく樹々には、食欲を感じ妄想した。
- 樹々に取り付けた「木札」の解説文と、図鑑やネットの情報をもとに記す。

・シベリアリンゴMalus baccata var. baccata
- 「山地にはえる落葉高木。花は白色の5弁花です。果実は径1cmほどの球形で、赤~黄色に熟します。バラ科 東~北アジア」(木札)。実の姿を見つけられなかったけれど。
ー Royal Botanic Garden Kew(キューガーデン
  https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:77231026-1

ミチノクナシ(Pyrus ussuriensis var. ussuriensis)
- 「陸奥(みちのく)梨。落葉高木。花は白色の5弁花です。果実は小さく球形で、褐色に熟し、皮目模様があります。バラ科 日本 東~北アジア」(木札)。実の姿を見つけられなかったけれど。
農研機構 NRU
  https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/fruit/013042.html
  「ミチノクナシの個体の多くは、古い時代に帰化したと推定されるニホンナシと交雑しています。」

ロウバイ(または。ソシンロウバイ)
- お馴染みの、年初に香りのよい黄色の花を咲かせるが、実は香りも果肉もなく、「蝋」を想わせる花の艶やかなイメージもない。褐色に乾いた実は、いささか不気味な気配すらする。


きょうの観察も、そんなわけで樹々の実にこだわったが、口にできるものは今のところない。

2023年7月20日木曜日

このごろ巷に流行るもの、或いはこれから見られるもの

猛暑が繰り返されるこのごろ、外出もままならずYoutubeを飽きずに長々見ている。
- きょうは薄曇り空、昼過ぎにのんびり出かけたけれど。

このところ歳のせいか、「両親へ初孫を見せに行く」といったYoutube動画がお気に入りだ。特に米国人 <家族> の示す感情表現(感涙)を見ると、そこに居合わせた縁者のように共感してしまう。日本人 <家族> の場合、つい背景まで気を巡らして詮索してしまいそうで・・・、いっそ異国の場面の方が純粋に楽しめる。

庶民の生活を素のままに撮影したYoutubeを見ていると、日本と米国の風習というか、ファッションに、或いは家族の中での感情表現や驚きの仕方に違いがあることに気づく。思いつくまま列記してみる。

① 女の赤ちゃんのヘヤバンド
・最近、日本のテレビニュースで、休日の観光地で<ヘヤバンド> を頭に巻いた赤ちゃんを抱く若夫婦が登場したりする。米国では、女の赤ちゃんのヘヤバンドはポピュラーな装いのようだけど、日本では新しもの好きの親たちが取り入れようとしているみたい。このベビー・ファッションは、もしかすると早々浸透するかもしれない。

② プレゼントの包み紙の剥がし方
・日本では、プレゼント(贈り物)の包装紙にこだわる。頂き物の包み紙を丁寧に外し、きれいに折りたたみ、大切に保存したりする。それが普通のこととだった。そんな伝統も、環境問題にからめて、変化しつつあるようだ。
・米国で、貰(もら)い物の包装紙をバリバリ破り、床にポイと捨てる。そんな仕草が、日本でも米国文化に敏感な世代を意識してか、テレビドラマなどで見受けられるようになった。

③ 願っていたことがかなったとき
・米国では、子どもたちがプレゼントに欲しかった子犬や子猫をもらったとき、感激のあまり泣き出すことがある。また、妊娠を知らされたとき、産まれたばかりの赤ん坊を見たとき、兵役から帰還したばかりの家族を迎えたとき、大人でも感情が正直になる。家族の中のそんな感情表現は、日本人以上かもしれない。


(番外)
カレン(Karen)さん
・米国で、不満やいさかいから突然切れる女性を指して「カレン」と呼んでいたが、今では男も含めて「Karens」という。カレンさんは、日本女性と比べようもないほど激しく暴力的だ。
・ただ私の目には、いくつかの事例についてだが、精神的に未熟で脆弱な女性を煽っている気配がしないでもない。背景に、暴言を発するに至る何かがあったのではと心配する。風船は、どこを刺しても一瞬で破裂するが、人間はそうはいかない・・・、そこで一番弱い人間を探し出して誘導・扇動する、そんな悪意が存在しないか・・・。そして、直情な振る舞いをするカレンさんを見た視聴者に、<中二病> 的な浅薄な解釈・感想を誘発させたりしないか気がかりだ。

2023年7月10日月曜日

猛暑日 2023

きょうの最高気温は 36.9℃(15:08)で、今年初の「猛暑日」(最高気温が35℃以上)となった。この猛暑のなか、夕方5時過ぎとはいえ、気温は約34℃で暑く、太陽高度は約20度とまぶしい、そんな公園の散策路を巡った。
(このとき、九州北部に線上降雨帯が横たわり、東京と真逆の天候となっていて心配だ)

(参考)夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜など気象庁の用語
・夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
・真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
・猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
・熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)
 
今月初の野鳥観察(7/1、土曜日)と、自然観察会(7/8、土曜日)を共に休んでしまい、気にかけていた。それを埋め合わせる訳ではないが、地元公園の木陰道をくぐるように巡り、樹々の若い実を写真に撮ってみた。


アカシデ(写真左)、ヒメリンゴ(写真中央)、ハナミズキ(写真右)
- 以下は、ネットの解説記事も参考にしています。

・アカジデ(赤四手、落葉高木)
枝先に、果穂(小さな果実が穂状に多数集まったもの)がぶら下っている。厳密には、果穂は、果苞(種子を抱いた葉が変形したもの)で構成されているとのこと・・・これ以上は初心者には? 正直、果苞の基部にあるという、果実をルーペで観察するまでにいたらなかった。
- 何度見ても、ビールのホップを思い出す。

・ヒメリンゴ(姫林檎、落葉高木)
パッと見に、これは分かりやすい。果実の形に食欲がそそられる。秋に1~2cmの赤い球状の実をつけるが酸っぱいとのこと。日ごろ散歩に使う道に植わっているのに、赤い実の存在に気づかずいた・・・もしかして、通りがかりのみなが試食したのかな? 私も加わってみたい。

・ハナミズキ(花水木、落葉高木)
小川の土手に、さらに土を盛ってハナミズキの並木道が作られている。枝先に寄り合うようにいくつもの実が膨らんでいる。秋に赤い実をつけるが、有害(食用にはできない)とのこと。サクラの花を追って、花を咲を咲かせるに、知ってみれば残念。
- ハナミズキの花を見るたび、アメリカ東部の律儀なイメージがする。ノースカロライナ州とバージニア州の花だそうだ。

2023年7月8日土曜日

ChatGPT 山師・鉱山労働者とキリシタンについて

山には不思議な話がある。
そんな体験を、山で生活する人びと(たとえば樵や猟師・マタギと家族、集落)にとっては、伝承という形に整理・納得しないとやっていけなかっだろう。また、山を対象化して制覇しようとする都会からやってきた登山者にとっては、テントや山小屋の中で怯え恐怖したいっときのことでしかなかっただろう。

(本ブログ関連:”山怪”)

山にはもう一つの側面がある。
山は鉱物資源を有していることだ。見えないものが見え、鉱山開発するプロジェクトリーダーとなるべき「山師」が必要になる。かれらは消費市場と仲立ちする豪商(背後には奉行)と接触できる能力を有する。それゆえに、過酷な環境下の鉱山労働者と、貨幣で動く市場の両側から胡散臭く見えたのだろう。

(本ブログ関連:”山師”、”石見銀山”)

でも一番恐ろしかっただろうのは、鉱山労働者たちだった。
地底に潜って働く・あるいは働くことを強制された鉱山労働者たちだった。現在、戦場で傭兵に懲役囚を使うように、都市部の犯罪者を鉱山で労役させた時代があった。生きるか死ぬかの境遇だ。いやそれだけではない、平和を享有しながら差別を主張する現代人がとっくに忘れている、かつてのヴィクトリア朝時代には、子どもたちが坑道を這わされていた*。
(*)My Learning 「地下で子どもたちはどんな仕事をしていたのか?」
      ー 「石炭採掘とビクトリア朝時代 地下で働いた児童労働者の物語」
      ー https://www.mylearning.org/stories/coal-mining-and-the-victorians/what-jobs-did-children-do-underground

日本のいわゆるプロレタリア文学以前の期に書かれた小説に、鉱山労働者の悲惨さが描かれている。視点が、政治的な存在として扱おうとする以前のこと、欲望のまま衝突を繰り返し、行き場を失う露わな姿が表現されている。

(本ブログ関連:”坑夫”、”金鉱の妖霊 乾麂子”)

坑道は落盤する。湧水する。ガスがたまる。酸素が枯渇する。粉塵が撒かれる。
かつて、1963年(昭和38年)に発生した三池炭鉱の炭塵爆発事故で、死者458名、一酸化炭素中毒患者839名を出した。たった60年前のこと、わずか二世代前のこと。みんなとっくに忘れている。


ChatGPTへの質問と回答
Q1.江戸時代の鉱山開発にかかわった山師とは?
Q2.江戸時代の鉱山労働者キリシタンを含めて)とはどんな存在だったか?
について問うてみた結果は次の通り。

Q1.江戸時代の鉱山開発にかかわった山師について、どのような人たちだったのか教えてください。
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A.江戸時代の鉱山開発に関わった人々を「山師(やまし)」と呼びました。彼らは鉱山の探査、採掘、鉱石の精錬など、鉱山業全般に携わる専門家でした。以下に、江戸時代の山師についての情報を提供します。

1.役割とスキル:
山師は、主に鉱山探査や採掘技術に長けた人々でした。彼らは鉱山の地質や鉱脈の存在を調査し鉱石の埋蔵量や品質を評価しました。また、鉱石の採取方法や精錬技術にも精通しており鉱山の効率的な運営に貢献しました

2.奔放な生活:
山師は、自由奔放な生活を送ることが多く、鉱山地域を転々としました。彼らは鉱山の開発が進む地域に集まり、鉱山の採掘権をめぐって争いも発生しました。一方で、彼らは高い技術を持っていたため、地元の領主や商人から重宝され、雇われることもありました

3.伝統的な知識と技術:
山師は、長い歴史を持つ日本の鉱山開発の伝統的な知識と技術を受け継いでいました。彼らは地質学や鉱石の特性についての知識を持ち、経験に基づいた採掘技術を駆使しました。また、鉱石の精錬や冶金技術にも独自の工夫がありました

4.貧しい生活と危険な労働条件:
鉱山労働は非常に危険で過酷なものであり、山師も例外ではありませんでした。彼らは狭い坑道での作業や鉱石の採取に従事し、多くの労働者が事故や健康被害に苦しんでいました。また、山師の多くは貧しい生活を送っており、鉱山での収入が不安定であったため、生計を立てるのは難しかったです。

5.社会的地位:
一部の優れた山師は、その知識や技術によって評価され、地元の領主や商人とのつながりを築くことができました。彼らは地域社会で一定の地位を持ち他の労働者や地元住民からも尊敬される存在でした。しかし、一般的には鉱山労働者として社会的に低い地位にありました

江戸時代の山師は、鉱山開発において重要な役割を果たした専門家でした。彼らの知識と技術は、日本の鉱業の発展に寄与しましたが、彼ら自身の生活は貧しく、労働条件も厳しいものでした。
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Q2.江戸時代の鉱山労働者は、どのようなひとびとだったのでしょうか。キリシタンがいたという話がありますが、はっきりした事例があるのでしょうか。
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A.江戸時代の鉱山労働者は、一般的には農村から集まった貧しい人々が多くを占めていました。彼らは鉱山での労働を通じて生計を立てるために働いており、労働条件は過酷でした。

鉱山労働者は、狭い坑道での作業や鉱石の採取、運搬などの重労働に従事しました。彼らは長時間の労働や危険な環境下での作業にさらされ、事故や健康被害に苦しんでいました。また、収入も不安定であり、貧しい生活を送ることが多かったです。

江戸時代の鉱山労働者には、キリシタン(キリスト教徒)も含まれていました。当時、キリシタンの信仰は禁止されており、秘密裏に信仰を守る者も多く存在しました。一部の鉱山地域でもキリシタンの鉱山労働者がいたと言われていますが、具体的な事例については資料に限られており、はっきりした事例があるかどうかは確証できません

ただし、鉱山労働者の中にキリシタンが存在した可能性はあるとされており、彼らは信仰を秘密に守りながら鉱山での労働に従事したと考えられています。しかし、キリシタンであることが発覚すれば弾圧や迫害の対象となり、それによって正確な記録が残されなかった可能性もあります。

総じて言えることは、江戸時代の鉱山労働者は困難な労働環境に置かれ、貧しい生活を送っていたということです。キリシタンの存在についてははっきりした事例が限られており、詳細な情報は得られにくいと言えます
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2023年7月7日金曜日

小暑、七夕 2023

きょうは、二十四節気の「小暑(しょうしょ)」で、本格的な夏になるころ。今月に入って、最高気温がほぼ30℃超えの「真夏日」状態になっている。半袖姿で街に出れば、熱波に押し包まれ、頬や腕がヒリヒリする。この暑さにたまらず、冷風が苦手な私も、きのうからエアコンを使い始めた。
もうすこしで「猛暑日」の35℃に迫る・・・クリアして欲しいような、そうでもないような。

(本ブログ関連:”小暑”)

7月    最高気温(℃)
7/1        28.3
7/2        32.2
7/3        32.7
7/4        30.6
7/5        28.4
7/6        34.5
7/7        34.4

昼すぎ、カメラ片手に夏の公園へ出かけようとしたが、空からの熱射と路面の照り返しにたじろいで、街なかの涼しい場所を求めて逃げ込んだ。

七夕
合わせて、きょうは「七夕」。まさに夏の気配濃厚だ。
七夕を「たなばた」と読む由来を、Wikipediaは「古事記」や「日本書紀」まで遡っているが、非才なわたしには難しい。古く、女性が機(はた)織りをしたことからだろう。七夕の主人公の一方を乙女が担うのは、儀式的・象徴的な意味合いがあったのだろう。
織機の扱いには熟練を要するはず。七夕の、若い乙女が機を織る光景には、これからの人生を織り込む姿が重ねられる。同時に若さゆえ、人生に翻弄される予感もする。糸を紡いで布を織るとき「縦の糸はあなた、横の糸はわたし」と夢を広げるのは、やっぱり乙女がふさわしい。

2023年7月6日木曜日

山怪〔朱〕

山へのあこがれをふくめて、仙人の生き方に関心がある。歴史に名を残した隠者と比べて、仙人には奇人の側面もあり、超絶した異世界(たとえば「山海経」にある)に棲むものたちもいる。もう少し、世俗に接する山中や里山に生活する人びとの中で、そんな気配を感じてみたい。

(本ブログ関連:”山海経”)

日本の山地(山中、ふもと)に住む人びとに伝わる、不思議な体験を知りたい。生活の中で、世代を経て醸成し、共感されたものだからだ。それを巧みに聞き出したシリーズがある。「山怪」シリーズ(田中康弘著、山と渓谷社)がそれだ。これまで3冊が刊行されてきた。

(本ブログ関連:”山怪”)

あるとき、Youtubeに田中氏が登場して、4冊目「山怪〔朱〕」が出版されていることを知り入手した。今回、同本カバーの背と裏面が、朱色地になっている。これまではカバーの表を含めて全て黒地だったが、なにか変化でもあったのだろうか。〔朱〕本に理由は語られていないが。

山に生活する人の経験
山中の奇怪なできごとに、山とかかわりが深く住む人びとと、いわゆる都市生活者である登山家の体験がある。山で生活する家族や集落に受け継がれてきた人びとの記憶・価値観は、その共同体のなかで掟(おきて)や象徴につながる。一方、自然への外来者は、受け継ぐべきもない個人的意識のため、一時的な恐怖が多いように思う。その点を明確に気づいて、著者は、山と深く密接にかかわる人びとへのインタビューを続けているのだろう。

登山者の経験
〔朱〕本には、めずらしく登山者の体験談も加えられているが、瞭然、恐怖しかない。山にかかわる生活者のものと異質である。時間をかけてもまれ、規範化されるような物語性がないのだ。
いってみれば、伝承は共感と緊張、話者の息吹と語り口、そんな何もかもが具体的で重層的に共感できる場所でこそ引き継がれる。物語り(小説)に磨き上がる前のことだ。

鉱山関係の話
今回の〔朱〕本には、鉱物関係の話も載っている。北海道松前半島の南側で、砂金探しに古くから多くの人びとが山に入った。その中には、修験者、山伏・行者、迫害をのがれたキリシタンも紛れ込んでいたという。鉱物に関心があって、その点に興味をひいた。以前、東北地方の金山に砂金採りに赴いたときに、指導者からキリシタンの件をうかがったことがある。

江戸期の鉱山での、山師を含め鉱山労働者やキリシタンの存在について、これまでブログに触れているが、別途、ChatGPTに質問を投げかけてみたい。


(Youtube資料)
田中康弘氏が「山怪」の事例を紹介している、Youtubeのサイト「オカルトエンタメ大学」がある。まさに、ストーリーテラーとして面目躍如、一人語りされたりや対談したもの合わせて、次に番組のURLリストを記す。
https://www.youtube.com/watch?v=BVRByBvdbOc
https://www.youtube.com/watch?v=XJbXPXostNU
https://www.youtube.com/watch?v=DbUHUsnjsD0
https://www.youtube.com/watch?v=0kZbP_0uyLw
https://www.youtube.com/watch?v=JIl_8IfWHfc&t=109s
https://www.youtube.com/watch?v=4a6tkaACP_A
https://www.youtube.com/watch?v=enDPSYcSfpU
https://www.youtube.com/watch?v=a6_EEnKVKhQ
https://www.youtube.com/watch?v=xBIB3pJW-zU
https://www.youtube.com/watch?v=E-v34GERG6g
https://www.youtube.com/watch?v=4a6tkaACP_A
https://www.youtube.com/watch?v=QySz7e3HQ5Q
https://www.youtube.com/watch?v=mw5B3kUNLGI
https://www.youtube.com/watch?v=DbUHUsnjsD0
https://www.youtube.com/watch?v=Y_Atl4mIGxI
https://www.youtube.com/watch?v=tHm-A6lktig
https://www.youtube.com/watch?v=HkM__Sxnhss
https://www.youtube.com/watch?v=KBbCYHqwvOQ
https://www.youtube.com/watch?v=vvGyvTZVaC4
https://www.youtube.com/watch?v=qsvNyS0UEFI