そうそう、夜中に、洗面所に灯りをつけず入って鏡を見たとき、そこに親父がいた。今度は私の番、順送りってとこか。
分れてのち、台風7号の余波もない空には巨大な雲が並び、陽射しが熱い。喫茶店に逃げ込み、涼をとりながら古書の頁をめくった。ソ連が崩壊する8年前に出版された「ロシア無頼」(内村剛介著、高木書房)だ。1980年時点での、あるシミュレーションが描かれている。シベリア抑留を経験された著者の洞察を以ってすれば、すべてはお見通しか。
(本部ブログ関連:”内村剛介”)
公園の噴水(水あそび場)
まだまだ明るい、もったいないので、家路をそれて公園をぐるり巡ってみることにした。
いままで気にしていなかったが、公園管理事務所前にある、円周上に配置された8本の石柱の腹から水が噴き出ていた。そして円の中心にある低い石台からも激しく水を吐き出していた。石の造形を公園のストーンヘンジと洒落て見た。
この時期、格好の水遊び場所になって、幼い子ども(2、3人)連れの家族がつぎつぎ現れた。
コナラの立ち枯れ
公園の調節池(現在:から地)の北側小道に、「コナラ」の樹が、一部の枝を除いて葉が完全に枯れていた。幹の下側を薄茶色の大きな <紙> で覆っている(「調査中はがさないで下さい」の文言が記されている)。
「ナラ枯れ病」を防除できなかったのだろうか。「カシノナガキクイムシ」が媒介する菌に感染しないため、この虫の侵入を防除する <虫取り紙> のようだが・・・・。
(本ブログ関連:”ニレ立枯病”)
キツネノカミソリ
今度は本当に帰路につく。公園と外部(北側)を仕切る緑陰を狭い車道が通っていて、湿った斜面(国分寺崖線)との境界に金網が張られている。ある一画に、ヒガンバナ科の「キツネノカミソリ」が群生しているのに出会った。一瞬、ヒガンバナかと思ったが、濃い橙色の6枚の花弁に気付く。日陰に咲く様は、力強く存在感がある。
(本ブログ関連:”キツネノカミソリ”)