当地の最高気温は、きのうが36.8℃(14:57)、きょうは37.7℃(13:17)と「猛暑日」がつづく。うだるような熱気が屋内に進入してとぐろを巻き、どっぷり居座っているよう。
だから、エアコンで冷やした部屋から出る気が失せる・・・しかし、長時間冷やすと体調が思わしくなくなるし。
こんなとき、自然の風が吹く山林に逃げ込みたい。官職を辞したエリートの <隠者> ではなく、世間の空気に反した <奇人> でもない、まして不老不死を望む <仙人> にはなれない。ただ市井の凡人でしかないけれど、猛暑の間だけ、気ままに山林に涼みたい。
ところで、きょう7月26日は、「幽霊の日」だそうだ・・・ ヒンヤリしてくるか?
tenki.jpサイトの記事
- 「明日7月26日は『幽霊の日』。でもなぜ『幽霊の日』なの?」(YUMIKO、2017年07月26日)より抜粋
https://tenki.jp/suppl/y_kogen/2017/07/26/24451.html
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7月26日は「幽霊の日」。なぜ、このような記念日がつくられたのでしょうか? その由来は江戸時代のできごとにさかのぼります。1825年7月26日、江戸にある中村座にて四代目鶴屋南北作の『東海道四谷怪談』が初演されました。今の時代にも受け継がれる人気の歌舞伎演目が初めて披露されたのがこの日だったのです。
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子どものころに住んだ社宅の近くに、封切りから少し遅れて上映する映画館(「銀映」)と、だいぶ遅れて上映する映画館(「新映」)があった。ともに日本映画の2本立てが主だったが、新映は俗っぽいものが多くて、めったに連れて行ってもらうことはなかった。一方、銀映は入場料が少し高めで、ときどき家族で出かけることがあった。
(当時、工場敷地内に社員家族向けの映画劇場館があった。子どもたちのための映画もときどき上映してくれた。「ディズニー」アニメや、「ゴジラ」・「スーパージャイアンツ」のシリーズを歓声をあげながら見たものだ。母親たちは、きっと「君の名は」を見ていたんだろう。)
そんなわけで、幽霊映画なんてものは、銀映か新映に行って見る他ない。題名を忘れたが、戦前を舞台にした日本映画(白黒映画の記憶しかないのは、怖さのあまり色を失ったのかもしれない)を映画館の銀映で見た。
そろそろ幽霊(泥水に漬かった無念の死者)が登場する気配がして、わたしは慌てて前の座席の背にからだをかがめるようにして目を隠した・・・。「もう大丈夫だよ」といわれ、背を伸ばしてスクリーンに目を向けた瞬間、画面いっぱいに幽霊の顔が映ったのだ。ゴジラ映画の絶望感とは違った、もうひとつのトラウマになった。