先日、テレビのニュース・情報番組(ワイドショーなど)の気象予報コーナーで、「台風6号」の進路について、沖縄方面に到達して以降どのような進路をとるか、気象予報士が(各国の気象予報機関の情報を参考に)次のよう解説された記憶がある。
・日本の気象予想では、東へ反転して日本の太平洋岸に沿って北東へ進む。
・米国の気象予想では、西にそのまま向かい中国大陸へ進む。
・欧州の気象予想では、北上して黄海へ進む。
地の利をいかした日本の進路予想が当たるかと思いきや、現在(8/6時点)の日米欧の予想はともに、奄美 → 屋久島 → 九州の西海上 → 北上して朝鮮半島を縦断するようだ*。多分、当初の欧州の予想に近い進路だ。
(*)福井新聞の記事
「【台風6号情報】気象庁の予想進路と米軍、ヨーロッパの見方は 2023年8月6日21時現在の現在地」(8月6日 午後9時58分)
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1838766
大型コンピュータを駆使しているのだろうけど、予想と予報は同じにならない。そのために、ブラジルの一羽の蝶の羽ばたきまで解析しなければいけないのかもしれない。
でも、過去の予想なんてすぐ忘れる。