猛暑が繰り返されるこのごろ、外出もままならずYoutubeを飽きずに長々見ている。
- きょうは薄曇り空、昼過ぎにのんびり出かけたけれど。
このところ歳のせいか、「両親へ初孫を見せに行く」といったYoutube動画がお気に入りだ。特に米国人 <家族> の示す感情表現(感涙)を見ると、そこに居合わせた縁者のように共感してしまう。日本人 <家族> の場合、つい背景まで気を巡らして詮索してしまいそうで・・・、いっそ異国の場面の方が純粋に楽しめる。
庶民の生活を素のままに撮影したYoutubeを見ていると、日本と米国の風習というか、ファッションに、或いは家族の中での感情表現や驚きの仕方に違いがあることに気づく。思いつくまま列記してみる。
① 女の赤ちゃんのヘヤバンド
・最近、日本のテレビニュースで、休日の観光地で<ヘヤバンド> を頭に巻いた赤ちゃんを抱く若夫婦が登場したりする。米国では、女の赤ちゃんのヘヤバンドはポピュラーな装いのようだけど、日本では新しもの好きの親たちが取り入れようとしているみたい。このベビー・ファッションは、もしかすると早々浸透するかもしれない。
② プレゼントの包み紙の剥がし方
・日本では、プレゼント(贈り物)の包装紙にこだわる。頂き物の包み紙を丁寧に外し、きれいに折りたたみ、大切に保存したりする。それが普通のこととだった。そんな伝統も、環境問題にからめて、変化しつつあるようだ。
・米国で、貰(もら)い物の包装紙をバリバリ破り、床にポイと捨てる。そんな仕草が、日本でも米国文化に敏感な世代を意識してか、テレビドラマなどで見受けられるようになった。
③ 願っていたことがかなったとき
・米国では、子どもたちがプレゼントに欲しかった子犬や子猫をもらったとき、感激のあまり泣き出すことがある。また、妊娠を知らされたとき、産まれたばかりの赤ん坊を見たとき、兵役から帰還したばかりの家族を迎えたとき、大人でも感情が正直になる。家族の中のそんな感情表現は、日本人以上かもしれない。
(番外)
カレン(Karen)さん
・米国で、不満やいさかいから突然切れる女性を指して「カレン」と呼んでいたが、今では男も含めて「Karens」という。カレンさんは、日本女性と比べようもないほど激しく暴力的だ。
・ただ私の目には、いくつかの事例についてだが、精神的に未熟で脆弱な女性を煽っている気配がしないでもない。背景に、暴言を発するに至る何かがあったのではと心配する。風船は、どこを刺しても一瞬で破裂するが、人間はそうはいかない・・・、そこで一番弱い人間を探し出して誘導・扇動する、そんな悪意が存在しないか・・・。そして、直情な振る舞いをするカレンさんを見た視聴者に、<中二病> 的な浅薄な解釈・感想を誘発させたりしないか気がかりだ。