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2023年9月3日日曜日

自然観察園

玄関を出てしばらくして、スケジュールを勘違いしていたことに気付いた。なんてこった、地団駄踏んでも仕方ない。進むを止める訳にもいかず、そのまま近隣街の本屋へ電車に乗って行ってみることにした。

書店の雑誌棚に、野鳥趣味の「BIRDER 9月号」がなんと6~7冊置かれていた。猛暑から秋の気配して、これから野鳥好きなひとにとって動きやすくなるからだろうか...なんて思ったりする。わたしは、生き物関連の書棚で「野鳥と木の実 ハンドブック」(叶内[かのうち]拓哉著、文一総合出版:増補改訂版)を選んだ。そろそろ、木の実に鳥が寄ってくる秋・・・予習のつもり。

地元に戻ってきたが、まだまだ時間がたっぷりある。陽射しの強い昼下がり、そのまま公園へ寄ってみることにした。

実は、きのう(8/2)の野鳥観察(探鳥会)を欠席したため、それを補いたく公園併設の自然観察園を訪れた(鳥と植物ではだいぶ違うが)。きょうは日曜日ということもあり、入園者を多く見かけた。一方、公園を横断する小川で、水遊びする家族連れはさすがに少ない。

自然観察園の入り口近辺でしかないが、次の花を観察した。

ガガイモ(写真左)、ヤブミョウガ(写真右)
ガガイモは地下茎の発達した、つる植物 だそうだが、見た目につるっぽくない。ヤブミョウガの葉はテカテカしているが、ミョウガと違い、触ると引っ掛かりがあるとのこと。

(本ブログ関連:”ヤブミョウガ”)


センニンソウ(仙人草)
仙人の境地に近づきたいという思いが相変わらずあるだけに、この草に魅かれる。<観察順路図>に従がい生育場所を探すも3往復する。何と、自然観察園と外部を仕切る金網に、つる状に巻き付いているのに気づく。見上げたところに咲く、白い花の綿毛の様が仙人の髭(ひげ)に例えられてのこととか。

(本ブログ関連:”センニンソウ”、”仙人”)


稲の天日干し
公園と隣り合わせにある、もう一つの公園に水田があって、刈り取った稲を天日干ししていた。
かつて、武蔵野の新田は台地上にあり、麦栽培を主にしていたと聞いている。台地の下側に、段丘があって、そこを流れる小川(国分寺崖線の湧水)を利用して稲(水田)を耕していた(武蔵野に珍しい水田地帯)。その面影を残すためのようだ。

(本ブログ関連:”武蔵野新田”)