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2026年6月23日火曜日

古代遺跡: 夏至と冬至を示すもの

先日(6/21)、せっかく「夏至」を迎えたので、古代の遺跡に夏至や冬至の時期を知らせるものがあるということに気づいた。遺跡群をどうやって作ったのかが話題になる。

(本ブログ関連;”夏至”)

子ども時代の漫画雑誌に、遺跡群の存在を「世界の七不思議」として紹介されたが、エーリッヒ・フォン・デニケンが登場して以来、宇宙人の指導説*という都市伝説に形を変えられたような・・・。
(*)デニケンに、世界各地で文明が発生したのを認めたくない、真底があるような気がする。ちなみに、フォンが付くが貴族出ではない。

そこで、Gemini に夏至や冬至に関連する遺跡について、一覧表にまとめてもらった。
真っ先に思いつくのは、やっぱり「ストーンヘンジ」だろう。土塁と巨石の構築に3000年近くかけているそうだ。日本の遺跡を例示されたが、「箸墓古墳」の名ぐらいしか記憶にない。

■ Gemini: 国内外の代表的な古代遺跡と、夏至・冬至との関係
遺跡・建造物名所在地対象となる天体現象構造・特徴
ストーンヘンジイギリス夏至の日の出・冬至の日の入り巨石の直線上に夏至の朝日が昇り、その真逆に冬至の夕日が沈む。
ニューグレンジアイルランド冬至の日の出冬至の朝、特殊な窓から通路の最奥部へまっすぐ光が差し込む。
ククルカン神殿メキシコ夏至・冬至(春分・秋分)夏至にはピラミッドの2面だけが完全に光り、残り2面が影になる。
金山巨石群
(かなやま~)
岐阜県下呂市夏至の日の出など巨石の隙間から夏至の光が差し込み、1年の周期を測る観測装置。
大湯環状列石
(おおゆ~)
秋田県鹿角市夏至の日の入り・冬至の日の出2つのストーンサークルの中心を結ぶ線が、夏至の夕日の方向を指す。
箸墓古墳
(はしはか~)
奈良県桜井市冬至の日の出太陽が最も弱まり復活する「冬至の朝日」が三輪山から昇る配置。


日本の夏至の行事
ところで夏至について、欧州では「ミッドサマー(夏至祭)」が大々的に祝われるのに対して、日本でのこれといった行事を思いつかない・・・なぜだろう? さらに、「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」を最高神とするのに、夏至と精神的な結びつきがないのはなぜだろう?
あらためて Gemini に、以上の疑問をしたところ、次のような回答があった。

■ Gemini 
・日本の夏至の時期は、梅雨と重なり、しかも田植えで忙しくそれどころではない。
・天照大御神は、「天岩戸(あまのいわと)隠れ」という太陽が暗闇に包まれた後、再び姿を現す「冬至からの太陽の復活」を象徴している。

2026年1月10日土曜日

(Gemini)東北地方のことば(アイヌ語以前と以後)

よくいわれることだが、「秋田美人」の起源について、鉱物好きの者の間にこんな説がある。以前のブログでも触れたことだが次に再掲する。

(本ブログ関連:”秋田藩”)
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(のど薬「龍角散」は)秋田藩(久保田藩、藩主佐竹氏)の時代に作られた家伝薬という。本草学に強い同藩らしい産物。佐竹氏には、江戸幕府より常陸から秋田へ転封を命じられたとき、常陸時代に財政を潤した多数の金山を埋め戻したとか、常陸から美人を引き連れて来たので秋田に美人が多いとか興味深い話がある。また、秋田蘭画に平賀源内とのゆかりもあって、山師だった源内の流れから、秋田大学の鉱山学科(部)が、鉱物マニアにすぐ浮かんでくる。
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それ以前のことだが、東北地方の地名の起源について気になる。例によって、生成AI Gemini にたずねた結果を次に転載する。


■ 生成AI Gemini  ①

Q-1.東北、北海道の地名の由来を、明確にアイヌ語に由来するものと、アイヌ語と推定するものとがあるように思います。後者の、アイヌ語と推定した地名は多いのでしょうか、いつごろからそのような傾向になったのでしょうか?
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A-1.東北や北海道の地名の由来について、非常に鋭い視点をお持ちですね。

結論から申し上げますと、「アイヌ語と推定される地名」は東北地方、特に北東北(青森・岩手・秋田)において膨大な数にのぼります。 また、それらをアイヌ語として研究・解釈しようとする動きは、明治時代の近代言語学の導入とともに本格化しました。

それぞれの背景について、整理して解説します。

1. 「アイヌ語と推定される地名」はどれくらい多いのか
北海道の地名の約8割がアイヌ語由来と言われるのに対し、東北地方では「和名(日本語)」と「アイヌ語(またはその系統)」が混在しています。

特にアイヌ語由来と強く推定されるのは、以下のような特徴を持つ地名です。これらは北東北を中心に数千箇所存在すると言われています。
・「〜ナイ(nai / 沢・川)」系:例:木古内(北海道)、下内崎(秋田)、金矢(岩手:カナイ)
・「〜ベツ(pet / 川)」系:例:登別(北海道)、紋別(北海道)、安部(青森:アッペ)
・「〜ト(to / 湖・沼)」系:例:十和田(青森・秋田:ト・ワタラ=岩のある湖)

なぜ「推定」にとどまるのか
北海道の場合は、江戸〜明治期にアイヌの人々から直接聞き取りができたため「確定」したものが多いです。しかし、東北地方では以下の理由で「推定」の域を出ないものが多くなります。
・時間の経過: 東北では平安〜鎌倉時代にはすでに和風の漢字が当てられ、原型が崩れてしまった。
・音の変化: 日本語の音韻体系に合わせて発音が変化した(例:「ナイ」が「内」や「名」になる)。
・エミシと言葉: 古代東北の先住民「エミシ(蝦夷)」が話していた言葉が、現在のアイヌ語と同一だったのか、あるいは近い系統の別言語だったのかという学術的な議論が続いているためです。

2. いつごろから「アイヌ語由来」とされるようになったのか
地名をアイヌ語で解釈する試みには、大きく分けて3つの潮流があります。
① 江戸時代の「気付き」
江戸時代後期の探検家(最上徳内や松浦武四郎など)が、北海道や東北北部を調査する中で、「東北の古い地名とアイヌ語には共通点がある」ことに気づき始めました。しかし、これはあくまで個人の見聞録の範囲でした。

② 明治時代の近代言語学(19世紀末〜)
本格的な「傾向」となったのはここからです。
・バチェラーとチェンバレン: 宣教師ジョン・バチェラーや、言語学者のバジル・ホール・チェンバレンが、アイヌ語と日本語の比較研究を始めました。1887年にチェンバレンが発表した「アイヌ地名考」は、地名研究を学問の域に押し上げました。

③ 大正・昭和の黄金期(20世紀前半)
ここから「アイヌ語地名研究」が一般にも広く知られるようになります。
・金田一京助: アイヌ語研究の権威として、東北の地名にアイヌ語の痕跡があることを広く紹介しました。
・知里真志保(ちり ましほ): アイヌ自身であり言語学者でもあった彼は、より緻密で科学的な地名解釈を行いました。彼の影響で、東北の「〜ナイ」地名がアイヌ語の「ナイ(川)」であるという説が定着しました。

3. なぜそのような「傾向」が強まったのか
背景には、<「日本人のルーツ探し」> という知的好奇心がありました。 明治以降、日本が近代国家になる過程で「日本民族とは何者か?」「この島国にはもともと誰が住んでいたのか?」という問いが盛んに議論されました。その中で、東北に残る不思議な地名をアイヌ語で解釈することは、日本の形成史を解き明かす重要な鍵と見なされたのです。

現在の視点
現在は、単純に「すべてアイヌ語だ」と決めつけるのではなく、古事記などの古語(古い日本語)との関連性や、アイヌ語以前の未知の言語の可能性も含めた、より多角的な研究が進んでいます。
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■ 生成AI Gemini  ➁

Q-2.<アイヌ語以前の未知の言語の可能性> に興味があります。それは、蝦夷とか、東北縄文文化の存在が気になるからです。東北の地名の起源に、縄文文化の継承が抜けて、安易にアイヌ文化に頼っているように感じます。
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A-2.その「安易にアイヌ語に頼っているのではないか」という違和感は、現在の言語学や歴史学の最前線でも非常に重要なトピックです。

おっしゃる通り、東北の地名を語る際、「アイヌ語で説明がつく=アイヌ民族がそこにいた」という解釈は、少し短絡的な場合があります。実際には、アイヌ語のさらに深層に「縄文語」とも呼ぶべき未知の言語層があるのではないかという研究が進んでいます。

「アイヌ語以前の未知の言語」の可能性について、3つの視点から掘り下げてみます。

1. アイヌ語は「縄文語」そのものか、それとも「後継」か
多くの研究者は、アイヌ語を「縄文人の言葉の生き残り」と考えていますが、これには注意が必要です。
・アイヌ語の形成: アイヌ文化が成立したのは10世紀〜13世紀頃(擦文文化からアイヌ文化への移行期)とされています。一方、東北の縄文文化はそれより遥か昔に栄えていました。
・「基層言語」の存在: 縄文時代に日本列島で話されていた言葉が一つだったとは限りません。東北には、アイヌ語の直接の祖先とはまた異なる、<「古東北語(仮称)」> とでも呼ぶべき独自の言語層があり、それがアイヌ語と共通のルーツを持っていた(あるいはアイヌ語に語彙を貸し出した)という考え方があります。

2. 「マタギ言葉」に見る未知の断片
東北の山岳地帯に伝わる「マタギ言葉」は、この「未知の言語」を解く鍵と言われています。
・マタギの言葉には、日本語(和語)でもアイヌ語でも説明しきれない語彙が含まれています。
・例: 山を指す言葉や、特定の動物(カモシカなど)を指す隠語。

これらは、アイヌ文化が確立する以前、あるいは大和朝廷の影響が及ぶ以前から東北の山々に住んでいた <「縄文直系の民」> の言葉が、化石のように残ったものだとする説があります。

3. 「エミシ(蝦夷)」の言葉はアイヌ語だったのか
歴史書に登場する「エミシ」をどう定義するかで、地名の見え方は変わります。
説言語の捉え方地名の解釈
蝦夷=アイヌ説

古代東北人はアイヌ語を話していた。東北の古い地名はすべてアイヌ語で
解釈可能。
蝦夷=古日本人説

ズーズー弁のルーツとなる古い日本語を話していた。地名はアイヌ語に似ているが、実は古い日本語の変化。
第三の言語説

アイヌ語でも日本語でもない
「北の未知の言語」が存在した。
アイヌ語に近いが異なる「縄文由来の言葉」が地名になった。

現在の研究では、<「アイヌ語と極めて近い親戚関係にあるが、別の言語群(プレ・アイヌ語やプロト・アイヌ語)」> が東北から北海道にかけて広く分布しており、それが縄文文化の精神を運んでいたという見方が強まっています。


なぜ「安易にアイヌ語に頼る」ように見えるのか
それは、私たちがアクセスできる「非日本語」の物差しが、事実上アイヌ語しか残っていないからです。
1.記録の不在: 縄文語やエミシの言葉には文字がなく、音声も残っていません。
2.唯一の比較対象: 唯一、体系的に残っている「縄文の流れを汲む言語」がアイヌ語であるため、研究者が「ナイ(沢)」などの共通点を見つけると、便宜上アイヌ語というラベルを貼って説明してしまうという側面があります。

しかし、最近では <「DNA解析」が進み、東北の人々とアイヌの人々、そして縄文人の遺伝的な繋がりがより精密にわかってきました。今後は、地名研究も「アイヌ語か、和語か」という二択ではなく、「失われた縄文の言語が、アイヌ語や東北方言の中にどう分散して生き残っているか」> という視点へシフトしていくはずです。
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■ 生成AI Gemini  ③

Q-3.10世紀〜13世紀頃に南下したアイヌ民族が、北海道・東北に広がったという解釈が正しいなら、縄文と決定的な違いがありそうな気がします。というのは、その時代は、大和との交流があったろうし、弥生文化を飛ばして、アイヌ語と縄文語の合流という説に無理はありませんか?
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A-3.ご指摘の点は、現在の考古学や言語学においても「最大級の論点」であり、非常に鋭い矛盾を突いています。

質問者様が感じられた「無理があるのではないか」という違和感は、<「アイヌ民族=10〜13世紀に外からやってきた新参者」というイメージと、「縄文時代からの継続性」> がうまく結びつかないことから来ているのだと思います。

この矛盾を解く鍵は、「アイヌ文化の成立」と「アイヌ語の起源」を分けて考えることにあります。専門的な知見を整理して解説します。

1. 10世紀〜13世紀に起きたのは「民族の入れ替わり」ではない
おっしゃる通り、10世紀〜13世紀にシベリア方面から大規模な集団がやってきて縄文人を一掃した、というわけではありません。
・ベースは縄文人(擦文文化人): 北海道や北東北には、縄文文化から続く「続縄文文化」、そして「擦文(さつもん)文化」という、狩猟・採集・漁労を基本とした文化が脈々と続いていました。
・「アイヌ文化」の誕生: 10〜13世紀頃、この縄文直系の「擦文文化」の人々が、北からの「オホーツク文化」の影響を受け、さらに南(和人)との交易を活発化させる中で、生活様式をガラリと変えました。これが「アイヌ文化」の成立です。
・結論: 人のつながりとしては縄文人から直系で続いており、そこに北方のエッセンスが加わったというのが定説です。

2. 「弥生文化を飛ばした」という指摘の正しさ
質問者様が「弥生文化を飛ばして」と仰ったのは、歴史の核心を突いています。
:北海道・北東北の独自性: 九州から本州へ広がった「稲作・金属器」の弥生文化は、北東北のあたりで停滞しました(寒冷で米が育たなかったため)。
:縄文の延長: そのため、この地域では本州が弥生・古墳・奈良時代になっても、<「縄文的なライフスタイル(続縄文・擦文文化)」> が維持されました。
:大和との交流: 一方で、彼らは大和朝廷とも活発に交易していました(毛皮や昆布を送り、鉄器や米を得る)。つまり、<「古くからの縄文的な言葉や文化を保ちつつ、大和や北方とも交流する」> という独自の進化を遂げていたのです。

3. 「アイヌ語」と「縄文語」の合流に無理はないか
「アイヌ語」を10世紀以降に完成した言語だと考えると、東北の古い地名を説明するのに無理が生じます。ここが最も重要なポイントです。
アイヌ語の二層構造説:
・古い層(縄文語): 縄文時代から日本列島北部にあった、地名(〜ナイ、〜ベツなど)の元となる言葉。
・新しい層(シベリア的要素): 10世紀前後に、オホーツク文化人などの北方民族との接触で入ってきた語彙や文法。

東北地名の正体: 東北に残る地名は、アイヌ文化が確立する前の <「古い層(縄文語)」の段階で定着したもの> だと考えれば、時代的な矛盾は解消されます。

つまり、現在の「アイヌ語」は縄文語の「唯一の生き残り」ではありますが、「縄文語そのもの」ではないということです。東北の地名にアイヌ語の物差しを当てるのは、あくまで「親戚の中で唯一、言葉を遺しているアイヌ語を参考に、共通の祖先(縄文語)を推測している」に過ぎません。

4. 蝦夷(エミシ)の存在と地名
東北にいた「蝦夷(エミシ)」は、まさにこの「縄文直系だが大和とも交流があった人々」です。

彼らが話していた言葉は、大和言葉(古日本語)ともアイヌ語とも異なる <「エミシ語」> だったという説が有力です。
・アイヌ語と共通のルーツ(縄文語)を持っているため、地名にはアイヌ語的な響きが残った。
・しかし、大和との接触も長かったため、日本語の影響も強く受けていた。

結論としての解釈
質問者様が懸念される通り、「10世紀のアイヌ文化がそのまま東北に降りてきて地名をつけた」わけではありません。 正しくは、<「縄文時代から続く共通の言語基盤(縄文語)が、北海道ではアイヌ語として結実し、東北では大和言葉に飲み込まれながらも地名として破片を残した」> と考えるのが、歴史的・時間的な整合性が取れる解釈と言えます。
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だいぶ無理があるなと素人考えする(アイヌ語研究者にとって、アイヌ学の継続性を保つために致し方ないのかもしれないが)。


(追記)

そこで、更に Gemini に問うてみた。

■ 生成AI Gemini  ④

Q-4.以上の考えからだと、縄文の言葉の一部が、東北・北海道でアイヌ語と融合して残ったことになりますが、一方、関東以南の弥生の言語には残っているのでしょうか? 日本語に縄文の言葉はどのように残っているのか、古事記以降の文献で研究されているのでしょうか?
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A-4.縄文時代の言葉がどのように日本語に残っているのか、また関東以南(弥生文化が早期に定着した地域)においてどのように研究されているのかという疑問は、日本人のルーツを探る上で非常にエキサイティングな領域です。

結論から申し上げますと、「縄文語」は日本語の「基層(もっとも深い土台となる層)」として、関東以南の日本語や古文献の中にもしっかりと息づいているというのが現在の有力な説です。
以下の3つの視点で整理して解説します。

1. 関東以南に残る「縄文語」の痕跡
弥生文化が広がった西日本や関東でも、地名や自然界を表す言葉に「アイヌ語(=縄文語の生き残り)と共通する語彙」が点在しています。
・地名の接尾辞「〜内(ナイ)」: 東北や北海道に多い「ナイ(沢)」ですが、実は関東(神奈川の金井、東京の五反田内の「内」など)や、遠くは中国地方の山奥にも、川や谷を指す言葉として「ナイ」に近い響きの地名が点在します。
・岩や崖を指す「クラ」: 西日本の山岳地帯に多い「〜倉」「〜暗(クラ)」という地名(例:鎌倉の「クラ」も一説に岩場)。アイヌ語の kur(影・岩)や縄文的な語彙として、日本語の「暗い」や「崖(岩場)」を意味する基層語として残ったと考えられています。
・九州の「ハエ(碆)」: 九州や四国の沿岸部で岩礁を「ハエ」と呼びますが、これも和語としての説明が難しく、古い列島固有の言葉(縄文語)の残存と見なされることがあります。

2. 『古事記』『日本書紀』の中の「解けない言葉」
記紀(古事記・日本書紀)や『万葉集』には、当時の編纂者たちにとっても「由来がよくわからないが、古くからそう呼ばれている」という言葉が数多く記録されています。これらが縄文語の研究対象となります。
・神の名前と「ヌプリ」: 神が宿る山を「カンナビ(神名備)」と言いますが、この「ナビ」はアイヌ語で霊力のある山を指す nupuri(ヌプリ)と語源が同じではないかという説があります。
・「アソ」や「クマ」: 阿蘇(アソ)や熊野(クマ)といった地名。これらは弥生系(大和言葉)では意味が通りませんが、アイヌ語や古アジア諸語の視点で見ると「火を噴く所」や「神聖な場所(あるいは袋状の地形)」といった解釈が可能になります。
・枕詞の謎: 意味が分からなくなっている「枕詞」の中にも、縄文時代の古い呪術的な言葉が「音」としてだけ残った可能性が指摘されています。

3. 「弥生語」と「縄文語」はどのように合流したか
質問者様が懸念された「弥生文化を飛ばして合流するのは無理があるのでは?」という点について、現在の言語学(混合言語説)では以下のように考えられています。

「日本語=弥生語(外来) + 縄文語(在来)」のハイブリッド

① 重層構造: 弥生時代に大陸から入ってきた「プロト日本語(弥生語)」が、列島に元からあった「縄文語」を完全に消し去ったわけではありません。
➁ 基層としての残り方: 支配層の言葉や農耕に関する言葉は「弥生語」に置き換わりましたが、「山・川・神・体の一部」といった、より根源的な日常語には「縄文語」が強く残りました。
③ 東北との違い:
・西日本: 弥生語の影響が強すぎて、縄文語は「単語の破片」としてのみ残った。
・東北・北海道: 弥生語の影響が遅かったため、縄文語が「体系(文法や地名の法則)」として長く維持され、それがアイヌ語へと繋がった。

結論:縄文の言葉は「日本語」の中に溶けている
私たちは普段、無意識に「山(やま)」や「神(かみ)」という言葉を使っていますが、これら自体がアイヌ語(縄文系)の yam(冷たい/栗がある所)や kamuy(カムイ)と深い繋がりがあるという研究もあります。

つまり、アイヌ語と縄文語が東北で「合流」したのではなく、日本列島全体がかつて「縄文語」という共通の基盤を持っており、それが西日本では日本語に飲み込まれ、北ではアイヌ語として独自進化した、と捉えるのが自然です。
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■ 生成AI Gemini  ⑤

Q-5.縄文語の跡をアイヌ語に探そうとするあまり、アイヌ語起源説にいつの間にかとらわれてしまっているように感じます。憶測ですが、アイヌ語研究者にそのような傾向はないのでしょうか? その方が一般受けしますから。
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A-5.その「アイヌ語起源説へのとらわれ」というご指摘は、学術界の歴史を振り返っても非常に正鵠を射た、鋭い批判的視点です。

実際、地名研究や歴史学の分野において、質問者様が懸念されているような「アイヌ語中心主義」とも言える傾向は実在しましたし、今なおその影響は残っています。

なぜ研究者や一般社会が「アイヌ語起源」に惹かれ、とらわれてしまうのか、その裏側にある事情を整理してみます。

1. なぜ「アイヌ語」に頼ってしまうのか(研究者のジレンマ)
研究者が安易にアイヌ語を当てはめてしまうのには、いくつかの構造的な理由があります。
・比較対象が「アイヌ語」しか残っていない: 縄文語を研究しようにも、文字も音声も残っていません。一方で、アイヌ語は唯一、縄文の伝統を色濃く残して現代まで体系的に残った言語です。そのため、<「他に物差しがないので、手元にあるアイヌ語の物差しを使ってしまう」> という消去法的な依存が起きています。
・「未知の言語」と呼ぶことへの抵抗: 学問的に「これは由来不明の未知の言語である」と結論づけるのは誠実ですが、インパクトに欠けます。「これはアイヌ語の〇〇が語源である」と断定する方が、説得力があるように見え、学説としての体裁が整いやすいという誘惑があります。
・「失われたロマン」への加担: ご指摘の通り、「かつて日本全土にアイヌ(縄文人)が住んでいた」という物語は非常に一般受けします。 自治体の観光パンフレットや郷土史においても、その方が「語り」として魅力的なため、異論があっても採用されやすい傾向があります。

2. 専門家の中にある「批判的視点」
一方で、全ての研究者がアイヌ語に頼っているわけではありません。現在は、その「アイヌ語偏重」を危惧する声も強まっています。
・「日琉語族(日本語系統)」の再評価: かつてアイヌ語由来とされた地名(例:「〜内」など)の中には、実は古代の日本語(日琉語族)の古い変体で説明がつくのではないか、という研究も進んでいます。
・アレクサンダー・ボビン氏らの研究: 高名な言語学者ボビン氏は、アイヌ語が日本列島に定着したのは比較的「新しく」、それ以前には全く別の、現在では完全に絶滅した <「未知の基層言語」> があった可能性を指摘しています。
・「プレ・アイヌ語」という概念: 現在のアイヌ語そのものではなく、その数千年前の祖先にあたる「未分化の言葉」を想定すべきだという考え方です。これならば、東北の地名と北海道のアイヌ語の「似ているけれど決定的に違う点」を説明できます。

3. アイヌ語起源説の「落とし穴」
質問者様が感じられた「無理」を裏付ける、アイヌ語起源説の代表的な弱点があります。

項目アイヌ語起源説の弱点
音韻の変化

東北の地名をアイヌ語で解釈しようとすると、かなり強引に音を変化(こじつけ)させないと意味が通らないケースが多い。
文法構造

地名の名付け方のルール(語順など)が、実際のアイヌ語の文法と一致しない例が東北には多数存在する。
空白期間

縄文時代から10世紀のアイヌ文化成立まで、数千年の時間の開きがある。その間、言葉が全く変わらずに地名として固定され続けることは言語学的に不自然。


結論:私たちは「ラベル」を貼りすぎている
おっしゃる通り、東北の縄文文化という豊かな存在を考えるとき、安易に「それはアイヌ語(アイヌ文化)である」という既知のラベルを貼ってしまうことは、かえって縄文の実態を覆い隠してしまう危険があります。

今の地名研究に必要なのは、「アイヌ語で説明できるか」ではなく、<「アイヌ語とも日本語とも違う、第3、第4の失われた言語の響きがここにあるのではないか」> という、白紙の状態からの再検証だと言えるでしょう。
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やっと、正論に近づいた気がする ・・・ 素人ながら。

ところで、
ロシア生まれの研究者アレクサンダー・ボビン氏の解説によれば、アイヌ語の跡が日本全土(北海道・東北は言うに及ばず九州まで)にあるという・・・。
「萬葉集と風土記に見られる不思議な言葉と上代日本列島に於けるアイヌ語の分布」
    ー https://nichibun.repo.nii.ac.jp/records/5650

2025年12月5日金曜日

いぬ、鉱物採集、そして12月の満月(コールド・ムーン)

いぬ
むかし、鉱物採集で山に入るとき、農家の横を通ることがあった。そんなとき、庭先の飼い犬、すなわち番犬が吠え立てた。私たちが山奥に消えるまで、それはつづいた。

犬の本来の役目を思い返した。子どものころ、飼い犬ブームで人気があったのは「スピッツ犬」*だった。庭で鎖につながれていた。当時は、それぞれの家庭に狭いながら犬を飼えるほどの庭があった。合わせて不用心な時代だった。鍵をかけていない玄関に入り込む<押し売り>が来たり、<コソ泥>が侵入したのに気付かないほど呑気な時代だった。だから、よく吠える番犬は必要だった。それに白い毛並みのスピッツは、ちょっと洒落ていて、それまでの雑種犬に飽きた人々に受け入れられた。
(*)スピッツ:「神経質で吠えやすい個体が多く、それが悪評につながった」(検索AI Labs)

いまの犬に、飼い主は番犬の意識はないだろう。愛情を与え、愛情を受ける愛玩動物だ。ロボットでもよかったのだが、それは長続きしなかった。

鉱物採集
今朝、テレビのニュースで、山地の鉱物採集による(ズリ場での落石)事故と、(法的な所有権の観点から見て)採集禁止の情報(県条例)が伝えられた。かつて、鉱物採集に明け暮れた経験をしたが。厳しい時代がついに来たと思った次第。
むかしも、ほんの一部だったが、鉱山跡地で鉱物採集するのに入場料を徴収する鉱山跡所有者がいた・・・所有権の問題が、全面的に広がる(常識化する)ようになった。
今は卒業して、(体力的にもきついので)、野鳥観察の会に入り、お世話になっている。

■ テレ朝NEWS
「お宝ザクザク水晶盗掘騒動 金山跡侵入しフリマ転売? 土砂崩れで死亡事故【詳細版】」(2025年12月5日 10:01)
    ー https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900179277.html
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石川県小松市は2016年に条例を制定し、鉱物を所有者の許可なく不法に持ち出す行為を禁止し注意を呼びかけています。

●川崎フォース法律事務所:小川敦司弁護士 
「住居侵入罪、軽犯罪法違反、窃盗罪、それから森林法の森林窃盗罪。他人に売却して経済的利益を得るという目的で窃盗したということが明らかになっていますので、より犯情としては重いと言える」

森林窃盗罪が適用された場合、1カ月以上3年以下の拘禁刑、または30万円以下の罰金が科される可能性があります。
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■Youtube(登録: ANNnewsCH)
「お宝ザクザク水晶盗掘騒動 金山跡侵入しフリマ転売? 土砂崩れで死亡事故【詳細版】【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年12月5日)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=J9TfRw6j-8U&t=1s



(追記)
きょうの月は。今年最後の「満月」( 午前8時14分頃、月齢 14.8、国立天文台)だった。
観察できる時間だったのに、家にこもってチャンスを逃していたとは・・・。
今月の満月を米国「農事暦」で、「コールド・ムーン」(寒月)と呼ぶそうだ。

(本ブログ関連:”コールド・ムーン”)

2025年6月27日金曜日

(資料)植物と鉱物

■ 植物と鉱物

金(山金、砂金、地質探査=ユーカリ、ヤブムラサキ)

① 山金:地中の金鉱石(石英)2~10g/t(t=1000kg)→ 隆起 → 砕けて川に流出(砂金)。
    - 鹿児島県菱刈鉱山(住友金属鉱山): 20~40g(産総研「地質標本館」標本: 3,600g)
        (「金鉱石」> ギングロ(黒色の脈)」> 金・銀(元素鉱物)が存在)
    ー 昔の佐渡・甲州・秋田の金鉱山は、非常に硬い石英脈の中に微粒子として含まれた。
        (石英を砕いて砂金採取、または水銀によるアマルガムを利用して金を採取した)
    ー 武田氏:甲州金(隠し金山)、佐竹氏:常陸 → 秋田転封(金山潰して美女を連れる?)
    ー 大久保長安:武田家出身、家康に重用され金銀山開発 → 死後、一族は不正蓄で処罰

② 砂金:水際の雑草を根付きのまま引き抜き(草根引き)、パンニングする(0.05g/粒)。
    ー 鉱物採集に見向きもしない奥さん方が、唯一関心を持ってくれる鉱物採集イベント。
    ー 大きな/高純度の砂金の粒を「ナゲット(天然の金塊 )」という。
    ー 米CA州ゴールドラッシュ(1848年~1855年)、最初5年間で約 1,200万oz=373t 採掘。
    ー 北海道・枝幸(えさし)町のナイ川支流(769g/粒)、
    ー 世界最大級 豪ビクトリア州 約72kg(約158ポンド)/粒、金の含有率は98%以上
    ー 金雲母(水中でフラフラ動く)に騙されない。(「愚者[馬鹿]の金」:金雲母、黄鉄鉱)

③ ユーカリ:根が金鉱脈に届き、葉に微量の金を含む(ChatGPT)。
    ー 地質探査(植物を使った鉱脈の探索):金は植物に毒のため末端の葉に送られる。
    ー ナショナルジオグラフィック「ユーカリの木で金鉱探査」(2013.10.23)
            https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8475/

④ ヤブムラサキ:「ムラサキシキブ」の仲間。金鉱床の「植物地化学探査」で利用される。
    ー 金鉱床にある植物の中で、葉に金の含有が見られる。
    ー ニッセイ緑の財団「《森の植物の歳時記》 [234]【ヤブムラサキ(藪紫)】」(2023.12.05)
            https://nissay-midori.jp/news/details/1757


■ 植物に滲み込む鉱物

① 珪化木(化石)
・古代の倒木に珪酸(H2​SiO3​)の珪酸イオンが浸み込んで化石になったもの。
    ー 地球組成:酸素(50%)、珪素(20%)、アルミニウム(約8%)
    ー 珪素と酸素で石英(SiO2)→ 三方晶系のとき水晶(昔、アルプスで「氷の化石」)
    ー 珪酸イオン(陰イオン): SiO4−
4
    ー 米国AZ州北東部の「化石の森国立公園(Petrified Forest National Park)」が有名
        (毎年約12〜14トンの木の化石が盗まれていること)
    ー ナショナルジオグラフィック「地球で最多量の鉱物、ようやく命名」(2014.06.19)
        地球で一番最多な鉱物、珪酸塩鉱物「ブリッジマナイト」(Mg,Fe)SiO3
        https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9371/

    ー Youtube「Unravel a Mysterious Outcrop of Rock with a Geologist.」
         https://www.youtube.com/watch?v=K_ssKHAPvlo


② アジサイ
・アジサイの花の色は、酸性の土壌では青色に、アルカリ性の土壌では赤色に変化する。
    ー アジサイに含まれるアントシアニン色素(デルフィニジン系)は、化学変化がない(中性の条件下)場合、本来の青紫・ピンク色をしている。
    ー 酸性の土壌で、アジサイの根は土壌からアルミニウム を吸収(アルミイオン(Al3+)は酸性の土壌でよく溶け出す)し、アントシアニン色素と結合することで青色に発色する。
    ー アルカリ性の土壌では、アルミニウムが溶けにくい(アントシアニン色素と結合しない)ので、赤色・ピンク色を発色する。
    ー あじさい寺(明月院):第五代執権北条時頼が出家時建立最明寺が起源(「鉢の木」伝説)
        (研究者が古文書を返却しないこと)


■ Gemini Q&A

Q-1.特定の鉱物と相性がいい植物がありますか?
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A-1.特定の鉱物と相性の良い植物は確かに存在します。これらの植物は、特定のミネラルを効率的に吸収したり、高濃度のミネラルが存在する土壌でも生育できる特殊な能力を持っています。

特定のミネラルを集積する植物(ハイパーアキュムレーター):
一部の植物は、通常の植物よりもはるかに高い濃度で特定のミネラルを体内に蓄積する能力を持っています。これらの植物は、汚染された土壌の浄化(ファイトレメディエーション)や、鉱物資源の回収(ファイトマイニング)への応用が研究されています。
・ニッケル: アリッサム属(Alyssum)の一部の種
・亜鉛: ジンバイオレット(Viola calaminaria)、タラスピ・カエルレスケンス(Thlaspi caerulescens)
・カドミウム: インドマスタード(Brassica juncea)、タラスピ・カエルレスケンス(Thlaspi caerulescens)
・セレン: シダの一種(Pteris vittata)
・ヒ素: シダの一種(Pteris vittata)
・銅: 一部のサクラソウ属(Primula)
・ウラン: 一部のキク科(Asteraceae)、イネ科(Oryzopsis)、マメ科(Astragalus)

特定の土壌条件に適応した植物:
特定のミネラルが豊富、あるいは欠乏している土壌で生育するために適応した植物もいます。
・石灰岩土壌(カルシウムが豊富): 一部の高山植物、ワイルドフラワー
・酸性土壌(アルミニウムが多い): 一部のツツジ属(Rhododendron)、アジサイ属(Hydrangea)
・蛇紋岩土壌(マグネシウム、ニッケル、クロムが豊富、カルシウムが少ない): 蛇紋岩地帯特有の植物

ミネラルと植物の相互作用:
植物の生育には、窒素、リン、カリウムなどの主要な栄養素だけでなく、カルシウム、マグネシウム、硫黄などの二次的な栄養素、そして鉄、マンガン、亜鉛、銅、ホウ素、モリブデンなどの微量栄養素も必要です。これらのミネラルは、植物の様々な生理機能に関わっています。

土壌中のミネラルのバランスは植物の生育に大きな影響を与え、特定のミネラルの過不足は植物の生育不良や病気の原因となることがあります。

もし特定の植物や土壌条件についてもっと詳しく知りたい場合は、その植物の名前や土壌の種類などを教えていただければ、より詳細な情報を提供できるかもしれません。
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Q-2.昔、山師が鉱物の場所を特定するとき、指標になった野草や樹木があったら教えてください。
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A-2.山師が鉱物の場所を特定する際に、特定の野草や樹木を目安にしていたという話は興味深いですね。実際に、特定の植物が特定の金属を含む土壌に生育しやすい、あるいはその金属の存在を示す手がかりとなるケースは知られています。これらの植物は「指標植物」と呼ばれることがあります。

ただし、昔の山師がどのようにこれらの植物を利用していたかについての具体的な記録は、現代の科学的な知見ほど体系化されていないかもしれません。それでも、経験に基づいた知識として、特定の植物の生育と鉱物の存在を結びつけていた可能性は十分に考えられます。

以下に、いくつかの例と、関連する現代の科学的な知見を合わせてご紹介します。

特定の金属の存在を示唆する可能性のある植物:
・ニッケル:
    ー アリッサム属 (Alyssum) の一部の種:これらの植物はニッケルを蓄積する能力が高く、ニッケル鉱床の近くに生育することがあります。特に、蛇紋岩地帯のようなニッケルを多く含む土壌に見られることがあります。
・銅:
    ー ジンチョウゲ科 (Thymelaeaceae) の一部の種:銅鉱床の周辺で見られることがあります。
    ー 特定のコケ類や地衣類:銅汚染された土壌に特有の種が存在することが知られています。
・亜鉛・カドミウム:
    ー ジンバイオレット (Viola calaminaria) や タラスピ・カエルレスケンス (Thlaspi caerulescens):これらの植物は亜鉛やカドミウムを高い濃度で蓄積し、これらの金属を含む土壌に生育することがあります。
・ウラン:
    ー 特定のキク科 (Asteraceae) や マメ科 (Astragalus) の植物:ウラン鉱床の周辺で見られることがあると報告されています。
・ヒ素:
    ー 特定のシダ類 (Pteridaceae):ヒ素汚染された土壌に生育する種が知られています。

特定の土壌条件を示唆する植物:
鉱物の存在は、土壌の化学的性質(pH、特定の元素の濃度など)を変化させることがあります。そのため、特定の土壌条件に適応した植物も、間接的に鉱物の存在を示唆する可能性があります。
・石灰岩地帯: 石灰岩(炭酸カルシウムが主成分)の多い場所には、アルカリ性の土壌を好む植物が生育します。これらの植物は、特定の金属鉱床と直接的な関連はないかもしれませんが、地質的な特徴を示す手がかりとなります。
・蛇紋岩地帯: マグネシウムや鉄、ニッケルを多く含む蛇紋岩質の土壌には、特有の植物が生育します。これらの植物は、特定の金属鉱物の存在を示唆する可能性があります。

注意点:
・指標植物の存在は、必ずしもその場所に高濃度の鉱物が存在することを保証するものではありません。
・土壌の条件は複雑であり、植物の生育には様々な要因が影響します。
・昔の山師がどのようにこれらの知識を得て、活用していたかについての詳細は不明な点が多いです。伝承や経験則に基づいていたと考えられます。

もし、特定の地域や鉱物に関連する伝承などをご存知でしたら、教えていただけるとさらに興味深い議論ができるかもしれません。
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2024年12月12日木曜日

(資料)金鉱山: 菱刈鉱山

以前、体が丈夫なころ、鉱物採集のベテランの方に従って関東近辺の鉱山を巡った。基本的に閉山した跡地で、旧い「ズリ」*を探しては鉱物を見つけた。採集仲間の一部は、腰の深さまでズリを掘り返す者もいたが、私たちはもっぱら表面採集が中心だった。
(*)ズリ: 鉱山で選鉱後、不用になった岩石の捨て場(=坑道に入れぬマニアの採集場所になる)。

(本ブログ関連:”鉱山”)

ベテランの方は、ズリ場の傾斜地などで、目指す鉱物を含んだ岩石を見定め、ハンマーで割り進める。すると、見事な結晶を取り出すのだ。母岩付きの結晶の何と美しいこと。つねづね思うのだが、いずれの世界でも、ベテランといわれる人は「勘」と「記憶力」**がまるっきり違う。一方、勘どころのない私ときたら、やみくもに岩を叩き割るしかない。
(**)勘と記憶力: 鉱物の鑑別だけでなく、産地の道筋や地形、草木一本についても。

採集地につづく道の途中、つくば市にある産業総合技術研究所の「地質標本館」に立ち寄ったりしたことがある。アマチュアには及びもつかない鉱物標本が陳列されているのだ。いっとき、夢を見ることができる場所だ。分類展示室の順路の終わり出口近くに、(鹿児島県)伊佐郡菱刈町「菱刈鉱山」の「金銀鉱石」標本***が置かれている。いつも見ても感心する。
(***)標本データベース: https://gbank.gsj.jp/musee/#M12212

(本ブログ関連:”金山”)

標本ラベルに、金銀の含有量について「"Ginguro(銀黒)"  ore(鉱石); Au 3,600g/t、 Ag 9,720g/t」と表示されている。トン当たり、金(Au)が 3,600g/t 産出したというのだから、すごい標本だ。

ちなみに、鉱石とは「さまざまな鉱物や岩石が混在している状態のもの」であり、鉱石中に含まれる産業的な鉱物を「有用鉱物」という。
アマチュアが入手する、金を含む鉱物標本は「ギングロ」といわれ、名前の通り黒い筋しか見えないのが普通。金の粒の標本は、川辺で水と大きな皿を使って採取する砂金採り(パンニング)がもっぱらだ。

ところで、Youtubeを巡っていたとき、菱刈鉱山の金採取の紹介があった。
世界的に 1~2g/t のところ、400g/t 採取できる切羽(きりは)の場面があった。なにより、金鉱山の金鉱床に、まさしく潜入できる映像なんて珍しい。

■ Youtube(登録: 鹿児島ニュース - KYT鹿児島読売テレビ、2024年11月5日 20:23)
「【特捜隊】令和の鉱山は驚きの進化!Wi-Fiで遠隔操作も 日本一の金山・伊佐市の菱刈鉱山に潜入」
https://www.youtube.com/watch?v=EjPIx3Chy8o

現在の鉱山経営は、IT技術を使ったいろいろな工夫がされていることも知った。

2023年7月6日木曜日

山怪〔朱〕

山へのあこがれをふくめて、仙人の生き方に関心がある。歴史に名を残した隠者と比べて、仙人には奇人の側面もあり、超絶した異世界(たとえば「山海経」にある)に棲むものたちもいる。もう少し、世俗に接する山中や里山に生活する人びとの中で、そんな気配を感じてみたい。

(本ブログ関連:”山海経”)

日本の山地(山中、ふもと)に住む人びとに伝わる、不思議な体験を知りたい。生活の中で、世代を経て醸成し、共感されたものだからだ。それを巧みに聞き出したシリーズがある。「山怪」シリーズ(田中康弘著、山と渓谷社)がそれだ。これまで3冊が刊行されてきた。

(本ブログ関連:”山怪”)

あるとき、Youtubeに田中氏が登場して、4冊目「山怪〔朱〕」が出版されていることを知り入手した。今回、同本カバーの背と裏面が、朱色地になっている。これまではカバーの表を含めて全て黒地だったが、なにか変化でもあったのだろうか。〔朱〕本に理由は語られていないが。

山に生活する人の経験
山中の奇怪なできごとに、山とかかわりが深く住む人びとと、いわゆる都市生活者である登山家の体験がある。山で生活する家族や集落に受け継がれてきた人びとの記憶・価値観は、その共同体のなかで掟(おきて)や象徴につながる。一方、自然への外来者は、受け継ぐべきもない個人的意識のため、一時的な恐怖が多いように思う。その点を明確に気づいて、著者は、山と深く密接にかかわる人びとへのインタビューを続けているのだろう。

登山者の経験
〔朱〕本には、めずらしく登山者の体験談も加えられているが、瞭然、恐怖しかない。山にかかわる生活者のものと異質である。時間をかけてもまれ、規範化されるような物語性がないのだ。
いってみれば、伝承は共感と緊張、話者の息吹と語り口、そんな何もかもが具体的で重層的に共感できる場所でこそ引き継がれる。物語り(小説)に磨き上がる前のことだ。

鉱山関係の話
今回の〔朱〕本には、鉱物関係の話も載っている。北海道松前半島の南側で、砂金探しに古くから多くの人びとが山に入った。その中には、修験者、山伏・行者、迫害をのがれたキリシタンも紛れ込んでいたという。鉱物に関心があって、その点に興味をひいた。以前、東北地方の金山に砂金採りに赴いたときに、指導者からキリシタンの件をうかがったことがある。

江戸期の鉱山での、山師を含め鉱山労働者やキリシタンの存在について、これまでブログに触れているが、別途、ChatGPTに質問を投げかけてみたい。


(Youtube資料)
田中康弘氏が「山怪」の事例を紹介している、Youtubeのサイト「オカルトエンタメ大学」がある。まさに、ストーリーテラーとして面目躍如、一人語りされたりや対談したもの合わせて、次に番組のURLリストを記す。
https://www.youtube.com/watch?v=BVRByBvdbOc
https://www.youtube.com/watch?v=XJbXPXostNU
https://www.youtube.com/watch?v=DbUHUsnjsD0
https://www.youtube.com/watch?v=0kZbP_0uyLw
https://www.youtube.com/watch?v=JIl_8IfWHfc&t=109s
https://www.youtube.com/watch?v=4a6tkaACP_A
https://www.youtube.com/watch?v=enDPSYcSfpU
https://www.youtube.com/watch?v=a6_EEnKVKhQ
https://www.youtube.com/watch?v=xBIB3pJW-zU
https://www.youtube.com/watch?v=E-v34GERG6g
https://www.youtube.com/watch?v=4a6tkaACP_A
https://www.youtube.com/watch?v=QySz7e3HQ5Q
https://www.youtube.com/watch?v=mw5B3kUNLGI
https://www.youtube.com/watch?v=DbUHUsnjsD0
https://www.youtube.com/watch?v=Y_Atl4mIGxI
https://www.youtube.com/watch?v=tHm-A6lktig
https://www.youtube.com/watch?v=HkM__Sxnhss
https://www.youtube.com/watch?v=KBbCYHqwvOQ
https://www.youtube.com/watch?v=vvGyvTZVaC4
https://www.youtube.com/watch?v=qsvNyS0UEFI

2019年9月24日火曜日

知恵泉 - 大久保長安

NHKの番組に、肩のこらぬよう居酒屋風セットで歴史人物評する「知恵泉」*がある。今晩(22:00~22:45)視聴した。徳川創成期に家康の家臣として従った「大久保長安(ながやす/ちょうあん)」について、司会者と3人の話者**が出演した。
(*)https://www4.nhk.or.jp/chieizu/x/2019-09-24/31/32766/1494231/
(**)出演: 小説家真山仁、東京大学史料編纂所教授山本博文、ハードキャッスル エリザベス、司会新井秀和

江戸の歴史と鉱物趣味から、興味深い人物「大久保長安」を以前のブログで触れたことがある。上記番組では有能な人物として焦点をあてられたが、人間らしい別の面も浮かんでくるかもしれない・・・番組の最後にさらりと触れられたが。

(本ブログ関連:”八王子 - 千人同心”、”鉱山 - 山師”)

猿楽師の家に生まれた大久保長安は、いってみれば(武家としての背景がないことにより)裸一貫で、武田信玄から徳川家康の家臣として渡り歩き出世したようだ。この辺りの肝が座った強さもあって、あらたな都市計画や鉱山開発の使命を実現したのだろう。

① 八王子の街づくり
 ・砦の機能を合わせ持った商業都市をつくる
 ・防備に、旧武田の流れを持つ人脈による「八王子千人同心」をあてる
 ・治水に、旧武田の治水技術「信玄堤」を採用する

② 鉱山(金山・銀山)経営
 ・人の采配として、プロジェクトマネジャー「山師」を重用する
   - 労働成果の分配に工夫する
 ・精錬技術として、「灰吹法」から「アマルガム法」を採用する

③ 一族の繁栄とその後の子孫の悲惨な終焉
 ・(もしかしたら、結局は歴史に利用されただけかもしれないが)

2018年9月10日月曜日

秋の夜

9月に入り、次第に「秋」の気配が漂い始めた気がする。今日は、旧暦の8月1日とはいえ、気象庁の「時に関する用語」によれば、「秋」は新暦9月~11月までの期間ということになる。安心して、秋の気分にひたりたい。

先日、ブログに「江戸端唄集」(倉田喜弘編、岩波文庫)所収の「端唄百番」にある、六七「本郷二丁目」について、イディッシュ語教室の所在とからめて記したが、今日は、残暑の昼とくらぶれば、夜に涼しさが身に沁みることで、三三「秋の夜」をYoutubeで聞いてみよう。

(本ブログ関連:”端唄”)

次のYoutubeの「秋の夜」に(「もっと見る」をクリックすると)、この歌の解説があって、同じ「月」でも、恋人を待つ女性の気持と違って、(岩波文庫に注釈はないけれど)佐渡金山で月を見上げる罪人の作との記述がある。それが証拠に、岩波文庫版の「月見ぬ人」を、「月見る人」に替えて、金山工の心情を込めて歌っているらしい。

岩波文庫版:
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秋の夜は、長いものとは まん丸な 月見ぬ人の 心かも ふけてまてども こぬ人の 音ずるものは かねばかり かぞうるゆびも 寝つ起つ わしゃ てらされてゐるわいな
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桃山晴衣(ももやま はるえ、1939年~2008年)氏についてよく存じませぬが、端唄の気分を味わいたく聞かせていただきました。

(Youtubeに登録のototatchinuru18に感謝)

2017年4月3日月曜日

イ・ソンヒの「龍角散」テレビCF

昔の親父のイメージは、酒と煙草・・・ここまでは普通、それに「仁丹」と「龍角散」。中学の英語の男性教師も、親父に近い世代だったか、授業中に仁丹を口に補給していた。今はあまり見かけなくなったが、昔の親父世代には案外マナーというか、必需品だった記憶がある。

試しに、私も仁丹と龍角散を飲んだことがある。仁丹は苦くて、龍角散は上手に喉に含まないと咳き込んでしまう。飲み慣れれば、口中がスッキリするだろうと想像した。龍角散は、漢方の薬効があるようで、今も龍角散ノド飴を舐めることがある。

龍角散のルーツは、秋田藩(久保田藩、藩主佐竹氏)の時代に作られた家伝薬という。本草学に強い同藩らしい産物。佐竹氏には、江戸幕府より常陸から秋田へ転封を命じられたとき、常陸時代に財政を潤した多数の金山を埋め戻したとか、常陸から美人を引き連れて来たので秋田に美人が多いとか興味深い話がある。また、秋田蘭画に平賀源内とのゆかりもあって、山師だった源内の流れから、秋田大学の鉱山学科が、鉱物マニアにすぐ浮かんでくる。(龍角散の現社長のフルート愛好はつとに有名。元々音楽家なのだ!)

ところで、龍角散は韓国でも販売されていて、広く親しまれているようだ。ブログに、韓国人と互いに、龍角散が自国の製品と思っていたという話がある。韓国でも日常的に使われている証かもしれない。(ブログ「アンニョンはんいる」に感謝)

昔の韓国の龍角散TVコマーシャルに、イ・ソンヒが登場するものがある。以前このブログで何度か記した。韓国のブログに、彼女がいつも澄んだ声のため龍角散を飲んで、喉や声帯を保護していると語らしめるCF映像(1985年のデビュー頃という)など紹介しているものがある。(ブログ「はにかみの記憶補助空間」に感謝)

(本ブログ関連:”龍角散”)


(Youtubeに登録のkcanariに感謝)

2016年8月22日月曜日

台風9号、てるてる坊主

一月前、来月初頭に「砂金採り」の計画を立てていたところ、トリプル台風(9、10、11号)が襲来した。とりあえず様子を見ようということになったが心配だ。昼過ぎ、千葉県館山市に上陸した台風9号は、11年振りの関東直撃という。11年前のことなのですっかり忘れている。

地元でも昼過ぎに、土砂災害が予想され、一部地域に避難情報が出た。この地に来て以来、初めてのこと、幸い3時間後には解除されたが。

ところで、大雨の後、山中にあるズリ斜面はいい按配に表面が剥がれて幸運があるという。残念ながら今までに、鉱物採集で幸運に巡りあったことはない。産地の惨状の例として、腰ほどの深さや、樹木の根元まで掘り込む環境破壊がある。まさに人為的、変化が大きい。大雨の効果は、ズリ斜面に積もった枯葉をせいぜい洗い流してくれるといったところだ。

川岸で採集(パンニング)する砂金採りの場合、大雨の後だからといって油断ならない。水かさが増して近寄れないことがある。昔、大勢で採集に行った川は、茶色の濁流となっていた。そこで、近くにある金山の資料館に立ち寄って、観光用の砂金採集をした。自然の川ではさっぱりの私でも、ここでは採れたけど・・・。

そんわけで、砂金採集の予定日まで、てるてる坊主を吊るしておこうかと思う。

2016年5月12日木曜日

県の石

自然景観の妙に、気候、植物、生物の相の変化だけでなく、地形のなせるものがある。風景の受けとめ方にさまざまある。特にふるさとの景色は、郷土愛をつくるだろう、といえば何かとわずらわしさもあるが、わたしたちにとって地母につながる豊穣のもとであることは間違いない。

気高くそびえる孤高、盆地を囲む連峰、果てしなくつづく草原、潮風のよせる海岸、静謐の湖岸、どれもがそこに住んだ者にだけが知る価値がある。わたしも、小学校の校歌に歌われた山を景観とともに思い出すことがよくある。

自然は美しいだけでなく、力強さも示す。それらを広く知らせ残すために、「ジオパーク」があり、世界だけでなく、国内のレベルでも認定されている。日本の地質に絞り込むと、日本地質学界が都道府県別に作成した「県の石」がある。さらに「鉱物」についても次のように選ばれている。最近では、千葉県の「千葉石」が見つかっている。

本ブログで、一昨日(5/10)、イ・ソンヒのコンサート予約を無事にお願いできたことを触れたものの、「地質の日」だったのを記さなかった。あわてて、今日載せたわけだ。


■ 「県の石」(日本地質学会) ・・・ 鉱物の「主要産地」名で、         のものは行ったことがある。(少ない!)











支部 都道府県名  岩石 鉱物 化石

岩石名 主要産地 鉱物名 主要産地 化石名 主要産地

北海道 北海道 かんらん岩 様似町 砂白金 北海道中軸部 アンモナイト 北海道中軸部(空知,留萌,日高など)

東北 青森県 錦石(鉄分を含む主に玉髄からなる岩石) (全域) 菱マンガン鉱 尾太鉱山 アオモリムカシクジラウオ 青森市

  岩手県 蛇紋岩 早池峰山 鉄鉱石 釜石市 シルル紀サンゴ化石群 大船渡市樋口沢

  秋田県 硬質泥岩 男鹿市船川港女川など,女川層分布地域 黒鉱 北鹿地域 ナウマンヤマモモ (特定の場所無し)

  宮城県 スレート 登米市登米,石巻市雄勝 砂金 のの岳,涌谷 ウタツギョリュウ 南三陸町歌津

  山形県 デイサイト凝灰岩 山形市山寺 ソロバン玉石(カルセドニー) 小国町 ヤマガタダイカイギュウ 大江町大江町三郷甲,用地区の最上川川床

  福島県 片麻岩 阿武隈高原 ペグマタイト鉱物 石川町 フタバスズキリュウ いわき市大久町

関東 茨城県 花崗岩 八溝山地南部 リチア電気石 妙見山 ステゴロフォドン 常陸大宮市

  栃木県 大谷石(凝灰岩)            宇都宮市大谷町 黄銅鉱 足尾銅山 木の葉石(植物化石) 那須塩原市塩原

  群馬県 鬼押出し溶岩(安山岩) 浅間山鬼押出し 鶏冠石 西牧鉱山 ヤベオオツノジカ 富岡市

  埼玉県 片岩    長瀞町 スチルプノメレン 長瀞町 パレオパラドキシア 小鹿野町,秩父市大野原

  東京都 無人岩 小笠原諸島 単斜エンスタタイト 小笠原諸島 トウキョウホタテ (特定の場所無し)

  千葉県 房州石(凝灰質砂岩・細礫岩)     鋸山 千葉石 房総半島 木下貝層(きおろしかいそう)の貝化石群 印西市木下

  神奈川県 トーナル岩 丹沢山地 湯河原沸石 湯河原町 丹沢層群のサンゴ化石群 丹沢山地

中部 新潟県 ひすい輝石岩 糸魚川市青海,小滝 自然金 佐渡金山遺跡 石炭紀−ペルム紀海生動物化石群 糸魚川市青海の青海石灰岩

  富山県 オニックスマーブル(トラバーチン) 宇奈月地域 十字石 宇奈月 八尾層群の中新世貝化石群 八尾市

  石川県 珪藻土(珪藻泥岩) 能登半島 霰石 能登町恋路 大桑層の前期更新世化石群 金沢市大桑町

  福井県 笏谷石(火山礫凝灰岩) 足羽山 自形自然砒 赤谷鉱山 フクイラプトル キタダニエンシス 勝山市北谷

  静岡県 赤岩(凝灰角礫岩) 富士火山宝永火口 自然テルル 河津鉱山 掛川層群(大日層)の貝化石群 掛川市,袋井市

  山梨県 玄武岩溶岩 富士火山青木ヶ原 日本式双晶水晶 乙女鉱山 富士川層群の後期中新世貝化石群 身延町など

  長野県 黒曜石 和田峠 ざくろ石 和田峠 ナウマンゾウ 野尻湖

  岐阜県 チャート 木曽川(鵜沼-坂祝),飛水峡,金華山 ヘデン輝石 神岡鉱山 ペルム紀化石群 大垣市赤坂金生山

  愛知県 松脂岩 鳳来寺山 カオリン 瀬戸市 師崎層群の中期中新世海生化石群 知多半島

近畿 三重県 熊野酸性岩類 三重県東紀州地域 辰砂 丹生鉱山 ミエゾウ 津市・亀山市・鈴鹿市・伊賀市・桑名市

  滋賀県 湖東流紋岩 滋賀県南東部 トパーズ 田上山(大津市) 古琵琶湖層群の足跡化石 湖南市野洲川河床

  京都府 鳴滝砥石(前期三畳紀珪質粘土岩) 京都市右京区 桜石(菫青石仮晶) 亀岡市 綴喜層群の中新世貝化石群 宇治田原町

  兵庫県 アルカリ玄武岩 玄武洞 黄銅鉱 明延鉱山 丹波竜(タンバティタニス アミキティアエ) 丹波市山南町,篠山川河床

  大阪府 和泉石[和泉青石](砂岩) 和泉山脈 ドーソン石 泉南 マチカネワニ 豊中市芝原の待兼山丘陵(大阪大学豊中キャンパス)

  奈良県 玄武岩枕状溶岩 玉置山山頂,吉野郡川上村深山の吉野川河床、川上村下多古,十津川村折立など ざくろ石 二上山 前期更新世動物化石 馬見丘陵(広陵町~河合町)

  和歌山県 珪長質火成岩類 潮岬地域の橋杭岩,古座川弧状岩脈の一枚岩,虫喰岩など サニディン 太地町 白亜紀動物化石群 有田川流域(有田川町など)

四国 香川県 讃岐石(古銅輝石安山岩) 五色台 珪線石 猫山 コダイアマモ 阿讃山脈

  徳島県 青色片岩 眉山-高越地域 紅れん石 眉山 プテロトリゴニア 勝浦川流域(勝浦町,上勝町)

  高知県 花崗岩類(閃長岩) 足摺岬 ストロナルシ石 高知市蓮台 シルル紀動物化石群 横倉山(越知町)

  愛媛県 エクロジャイト 東赤石山周辺 輝安鉱 市之川鉱山 イノセラムス 宇和島周辺,松山~四国中央

西日本 鳥取県 砂丘堆積物 鳥取砂丘 クロム鉄鉱 日南町多里 中新世魚類化石群 鳥取市国府町宮下

  島根県 来待石(凝灰質砂岩) 松江市宍道町 自然銀 石見銀山 ミズホタコブネ (県内各地,模式地松江市玉湯町布志名)

  岡山県 万成石(花崗岩) 岡山市 ウラン鉱 人形峠 成羽植物化石群 高梁市成羽町

  広島県 広島花崗岩 広島県南部 蝋石 庄原市勝光山 アツガキ 三次・庄原地域(備北層群)

  山口県 石灰岩 秋吉台 銅鉱石 長登鉱山 美祢層群の植物化石 美祢市

  福岡県 石炭 筑豊地域 リチア雲母 福岡市長垂 脇野魚類化石群 北九州市,直方市,宮若市

  佐賀県 陶石(変質流紋岩火砕岩) 有田町 緑柱石 富士町杉山 唐津炭田の古第三紀化石群 佐賀県西部

  長崎県 デイサイト溶岩 雲仙岳 日本式双晶水晶 奈留島 茂木植物化石群 長崎市茂木町

  大分県 黒曜石 姫島 斧石 尾平鉱山 更新世淡水魚化石群 玖珠盆地(九重町野上)

  熊本県 溶結凝灰岩 阿蘇山周辺 鱗珪石(トリディマイト) 熊本市島崎の石神山 白亜紀恐竜化石群 天草市,御船町

  宮崎県 鬼の洗濯岩(砂岩泥岩互層) 青島海岸 ダンブリ石 土呂久鉱山 シルル紀−デボン紀化石群 五ヶ瀬町祇園山

  沖縄県 "琉球石灰岩" (全域) リン鉱石 沖大東島 港川人 八重瀬町字長毛

  鹿児島県 シラス(主に入戸火砕流堆積物) (島嶼部を除くほぼ全域) 金鉱石(自然金) 菱刈金山 白亜紀動物化石群 甑島・獅子島