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2026年7月24日金曜日

公園巡り

きょうの最高気温は 34.9℃(14:05)、きのうより5℃ほど低いとはいえ、まだまだ外出を躊躇する。おとつい買い替えたポケットカメラの試し撮り2日目のため、午後1時半ごろ家を出た(この後、最高気温になるというに・・・)

きのうと比べると穏やかで、熱風を感じず、日光もきつくない。出だしは好調だったが、次第に暑さが覆い被さってきた。影を求めて進んだ。

隣り町のパン屋兼喫茶店で、アイスコーヒーとサンドイッチを交互に口にしながら、「アーバンベア」*についての雑誌記事を読んだ。
(*)アーバンベア:都会に進出した熊をカタカナで呼んでいる。行政用語っぽい気がする。
ちなみに、「中山間地域」という境界域を示す言葉がある。むかしは、里山があてられたと思うのだが・・・どうも、クマ問題が政治化した結果の行政用語のようだ。

小公園の蓮の花
その後、小公園の池に沈めた鉢から「蓮(はす)」が、茎を長く伸ばして花を咲かせているのを見て、「水連(すいれん)」との違いを帰宅後整理した。(Google Labs)
・「蓮(ハス)」の花は、水面より高く茎を伸ばしてその先端に咲く。(次写真:Gemini修整)
・「睡蓮(スイレン)」は、水面に花や葉(切れ込みがある)を浮かべる。・・・ モネの絵画


いつもの野鳥観察の公園
カラス(ハシブト)の鳴き声を数度聞いたが、その他の鳥の姿や鳴き声について、わたしの眼力・聴力では・・・。
苗園の樹々は緑を濃くし、つやつやと輝いていた。それ以上のことを何もない・・・。
ー あすの、野鳥観察(探鳥会)で気合を入れることにしよう。

となりの公園
野鳥観察のフィールドと隣接する、となりの公園の南側エリアを廻った。さすがに客足が望めないのだろう、広場横にある売店はシャッターを下ろしていた。暑さにたまりかねて、同園のサービスセンターにある、空調の効いた休憩室で、時間をかけて熱をさました。

同園北側の入口脇にある小さな仕切り棚に、常緑低木「八重クチナシ」の白い花が咲いていた。鼻を近づけて香りを嗅いだ・・・葉影に甘い香りが漂っていた。

(本ブログ関連:”クチナシ”)


公園につながる、民有地(大学敷地)の柵に、野草をしっかり刈りとられたことで気付いた、「境界緑地」の看板がある。「民有地の緑地保全制度ですので、敷地内に立ち入ることはできません」と記している。

帰り道、雷鳴が轟いた。陽射しも雲も、空模様に変わりないのに。青空に降る雨を「キツネの嫁入り」というが・・・、とりあえず「遠雷」としておこう。

 16時ほどに帰宅。18時以降、雷鳴が繰り返された。
19時、曇天ながら外の空気が橙色に染まった、奇妙で不思議な時間だった。

2026年7月23日木曜日

大暑 2026、(試し撮り初日)

きょうは二十四節気の「大暑」、暑気は行きつくところ最盛に達するわけで、言ってみれば、これを過ぎると・・・ 次の二十四節気が「立秋」(8/7)に至るのを気づくことになる。あくまで大人の感覚であって、子どもたちにとっては、今は、夏休み到来(7月21日~8月31日までの42日間)、いろいろな遊びごとを夢見て計画を立てていることだろう。

(本ブログ関連:”大暑”)

きょうは暑かった。最高気温が 39.3℃(12:49)*、ちなみに、きのうは 38.8℃(13:00)だった。今年から、気象庁が新設した最高気温 40℃ 以上の「酷暑日」となった観測地が、全国7地点あったという。酷暑日が当たり前になった。
(*)熱射が心配な場合、自主的に休むよういわれた体操教室を欠席させてもらった。

■ ウェザーニュース
「静岡・佐久間で日本歴代6位の41.1℃ 酷暑日は7地点に増加」(2026-07-23)
    ー https://weathernews.jp/news/202607/230201/
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・二十四節気「大暑」に合わせるように暑さが一層厳しくなりました。静岡県・佐久間では日本歴代6位タイとなる41.1℃まで上昇。7地点で最高気温40℃以上の「酷暑日」になっています。
・昨年8月5日の14地点に次ぐ、過去2位の多さです。
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さすがに最高気温の昼過ぎの時間帯に出かける勇気はなく、夕方になって、午後3時半ころ小公園ともうひとつの公園併設の自然観察園を訪れた。押し出すような熱気はやや落ち着いていたが、それでも汗が噴き出した。生きていて乾燥する年代だけに、汗が出ることは悪い気がしない。

小公園
・園内の小池に「ミソハギ」が、水中の鉢から伸びているの見て驚く。しかし、Wikpediaに「浅い水中で、抽水植物としても、陸上の花壇でも問題なく成長する」との記述があり納得した。水面の揺れる光を背にして咲く画像に、なんとも詩的な感じがする・・・ポケットカメラで撮った(試し撮り初日)とき、そんな気持ちでいたわけではないけれど。


自然観察園
観察園の入り口に着いたとき、午後4時を少し過ぎていた。開園時間は、9時30分~16時30分で、16時10分がラスト入園とのこと(もちろん自主判断に任されているわけだが)。そんなわけで、例によって入り口近辺の野草をカメラに収めた次第。
・入り口の右手に、橙紅色の花被片(がくと花弁の区別が曖昧)に野性味のある赤い斑点が目立つ「ヒオウギ」(写真左)の花が咲いていた。
・入り口の左手に、淡紅色(薄紫色)の「フジカンゾウ」(写真中央)の花が咲いていた・・・よく見れば、小さな花がマメ科らしい丸味を帯びていることに気づく。
・相変わらず、白い花をだんだんに纏って立っている「ヤブミョウガ」(写真右)は、可愛らしい森の妖精といったところか・・・。

2026年7月22日水曜日

近隣の街巡り

なぜこんなに暑いのに、電車に乗って近隣街へ出かけたのかといえば、コンデジポケットカメラを購入するためだ。地元の駅まで行くとき、まとわりつくような熱波・熱風*に押しつぶされて、いささか躊躇した。
久しぶりの外出で、水分をたっぷり補給したのが裏目に出た。すぐに汗が噴き出した。
(*)最高気温: きょう 38.8℃(13:00)、きのう 36.8℃(11:40)

夏の気だるさに打ち勝つには、汗をかくことと聞いていたが、それどころじゃなかった。おまけに、遠出ときたものだから、足腰がふらついたようで、電車の中で席を譲っていただいた・・・見るからに気にかかるようだったのだろう。私としては、気張っていたのだが。

目的の大手家電ショップのカメラ売り場で、お手頃のコンデジカメラを探し求めた。これで、公園散歩のとき、スケッチ風に野草や自然景観を撮れるだろう**。
(**)帰宅後、簡単な設定をして、試し撮りに出かけようと思ったが、余りの暑さにひるみ中断。あすにでも行くか。

買い物帰り、近隣街の本屋も巡った。古本屋では、アメリカの詩人の文庫本を探したが見つからない・・・むかしなら、それじゃ神保町へでも行くかという元気さがあったけれど。また、新刊書店では、面白い本(雑誌)と出会った。おしゃれ男性誌でスタートしたが、いまはポップカルチャーの意識高目の出版物が、「昆虫」(ムック)と「鉱物」(雑誌)をテーマにしていた・・・むかしなら、後先考えずに購入したろうけれど、後先考えるようになった今は、丁重に平積みに返した。それにしても、うまい写真集だ。

ところで、横断歩道を渡ったとき、母親に手をひかれながら、野球帽をかぶった小さな女の子が、大きなあくびをしながら歩いているのとすれ違った。がんばれよっ、という言葉が浮かんだ。

2026年7月21日火曜日

「こんにちは お母さん、こんにちは お父さん(キャンプからの手紙)」

先日(7/17)、ジリジリ暑い中を外出したとき、ランドセルを揺らしながら帰宅する小学生の一団とすれ違った。彼らは、両手に大きな荷物を持っていた。中には、更に透明のプラスティックの円筒に<長い穂>を伸ばした植物栽培(稲穂か?)の観察途中のようなものまで抱えた子もいた。なぜか、みなとても浮き浮き顔に見えた。

そうか、夏休みに入ったのだと! 家族との楽しい夏休みを思い描いているのだろう。

ところで、Youtubeに沼っていると、どこかで聞いたことのある曲と巡り合うことがある。たしかに、耳に残っているのだが、はたしてどこで、いつごろ聞いたやら・・・思い出せない。
そんな曲と、久し振りに巡り合い、懐かしく聴いた結果、タイトルとか歌詞情報を知って驚くことになる。合わせて、原典が由緒ある曲だったと知ることにもなるのだが。

それは、「ハロー・マダー、ハロー・ファダー(キャンプからの手紙)」(Hello Muddah, Hello Fadduh! (A Letter from Camp))*だ。そして、歌詞が何より傑作・・・そんな歌詞だったなんて知る由もなかった。それは、きっと、子どもの成長のため、両親からキャンプに放り込まれたのだろうけれど、苦痛でしょうがない少年の感想というか、ドタバタ劇のような展開をうまくまとめられないとぼけた表現で手紙文が構成されている。結局、男の子の、典型的な阿呆さを見事に描いている。
(*)Muddah、Fadduh: ニューヨークの特に東欧系ユダヤ人(イディッシュ語話者)の英語訛り(Google Labs)→ פאטער מוטער 

(本ブログ関連:”イディッシュ語”)

■ 歌詞(登録: For Ever Young  洋楽ロック(ロックて何だろう?))
「Hello Muddah, Hello Fadduh / Allan Sherman 和訳」(2025年01月26日)
    ー https://rockhistory.blog.jp/archives/26135053.html

■ Youtube(登録: The Allan Sherman Show)
「Hello Muddah, Hello Fadduh (Camp Granada Song) with Lyrics Sing-Along, Allan Sherman, 1963, updated」(2019/09/07)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=4yFTOvO0utY



原曲

■ Youtube(登録:MARIEKANA 〜piano duo Lumiere〜)
「[ピアノ連弾] 時の踊り/ポンキエッリ/ピアノデュオ ルミエール/La Danza Delle Ore/Ponchielli/4hands piano」(2023/10/20)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=UJzTzC5b8hs



付録
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歌詞は、Youtubeの「文字起こし機能」+ Chromeの「翻訳機能」を使ってください。

■ Youtube(登録: Melody Of Emem LoBus)
「YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG - Shirley Bassey (Lyrics)」(2019/07/24)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=xLcBNJnckHs

■ Youtube(登録: Café des Chansons by Velorith) ← AIで生成された仏語オールディーズ
「Je t’ai perdu dans la nuit — Emotional French Song | Night Vibes & Deep Feelings」(2026/04/11)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=mGgltQTQpdU

2026年7月20日月曜日

梅雨明け2026

今年の関東甲信地方の「梅雨」は、6月7日ころ「梅雨入り」し、7月20日のきょう、気象庁は「梅雨明け」した(平年差は平年並みで1日遅く、昨年差22日遅い)と報じた*。
(*)素人の勝手な予測(7/9)では、梅雨明けを 7/19 ころとした!

(本ブログ関連:”梅雨明け”、”梅雨入り”)

■ 気象庁
「令和8年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」
    ー https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html

■ ウェザーニュース
「関東甲信・東海が梅雨明け 昨年より半月以上遅い夏の到来 気象庁発表」(2026-07-20 )
    ー https://weathernews.jp/news/202607/180171/
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・今日7月20日(月)、気象庁と地方気象台は、関東甲信地方と東海地方が「梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
・東京の「梅雨期間降水量」(6月7日から7月19日まで): 梅雨期間降水量は、東京では平年よりも約2割多く、多いところ(他地域)では、平年の2倍以上の雨となるところがありました。
降水量    299.0 mm
        平年値    253.0 mm
        平年比    118%
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ちなみに、きょうの最高気温は 37.7℃、(13:18)で、今年最高気温の「猛暑日」となった。実際、午後4時ころ外出したところ、西に傾いたとはいえ、日射はまるで「かめはめ波」のように強力な圧迫感で照らしてきた。

■ 気象庁
「予報用語」(気温に関する用語:夏の暑さについて気温(℃)を基準に分類)
    ー https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kion.html
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    ・夏日:    日最高気温が25℃以上の日
    ・真夏日: 日最高気温が30℃以上の日
    ・猛暑日: 日最高気温が35℃以上の日
    ・酷暑日: 日最高気温が40℃以上の日        ←  今年(2026年)から追加
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海の日 2026、土用入

3連休のきょう、7月の第3月曜日に制定された、国民の祝日「海の日」*である。
(*)起源は、1876年に明治天皇が初めて灯台視察船(明治丸)で航海し、7月20日に横浜港へご帰港されたことによる。(Google検索 Labs)

(本ブログ関連:”海の日”)

当然、対になる国民の祝日として、来月8月11日に「山の日」**となるわけ。
(**)起源は、(案の定)1996年に「海の日」が祝日になったことを受け、山岳団体や自然保護の関係者から「山の日も作ってほしい」という声が上がったことがきっかけで、2016年に制定された。(Google検索 Labs、Wikipedia)

海といえば、仕事仲間と行った「ゴチ(マゴチ)」釣りを思い出す。吊り上げて喜んだのはいいが、慎重に針を取り外すことを知らず、素手でつかんだ瞬間、背鰭(せびれ)の棘に思いっきり刺されてしまい、しばらく中断して、仲間の釣りを眺める羽目になった。以来、魚釣りは、鰭(ひれ)に注意するようになった・・・そんなに出かけたわけではないが。


土用の入り
合わせて、きょうは土用の入りで、鰻(ウナギ)を食いたくなる季節だ。そういえば、以前触れたことがあるが、日光街道を北に進む、千住新橋の手前に、歩道にモウモウと「蒲焼」の煙を立てた、店頭を開けっ広げにした持ち帰り専門店があった。あれはいけない反則だ・・・客足が絶えなかった。思わず列に加わりそうになった。

(本ブログ関連:”蒲焼”)

2026年7月19日日曜日

(Gemini)WWⅡ後の「帰還兵」と「待ち受けた妻」たち

WWⅡの結果、多くの命が失われた。その被害は甚大だった。戦後復興のなか、新たな問題が帰還した兵士と彼の家庭を守った妻との間に発生した。
妻たちは、WWⅡを戦場と違う立場で担っていた。それは軍需工場で働き、市電の運転手として働き、帰宅しては子どもたちを育て、買い出しに出かけた。完全に自立した存在に変わっていたのだ。
そこへ、大戦で疲弊した男たちが帰還したのだから、何か問題が起こらないはずはなかった。

そこで、次の2点で、WWⅡ以後(戦勝国側・米国)の状況を Gemiini に問うてみた。
①  ある意味無気力・無関心状態に、最悪PTSDに陥った帰還兵士と、彼らを銃後で工場労働者として、家庭の日常を支えた妻たちに間に決定的な齟齬が生じ、離婚率が急上昇したといわれるが、どうだったか?
➁ 戦後、映画やテレビのホームドラマで、戦争の影を覆い隠してしまうほどの戦後復興の隆盛を幻想したが、実際は、① の葛藤をどのように解決しようとしたか? その結果はどうだったか?

現在の世相の動きを考えるとき、歴史の追い風が奈辺にあったか知りたいところ。


■ Gemini ①

Q.WWⅡ後、モスクワでの離婚率が50%だったと聞いたことがあります。たとえば、東京、ロンドン、パリ、ニューヨークで、どうだったんでしょうか? 戦勝国・敗戦国で、爆撃があった国・なかった国で、といった違いがあるかもしれませんが。結果として、(今のような理念・性差別としてでなく)女性が実質的に社会進出するきっかけになったと思うのですが。 
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A.戦後の離婚ピークと女性の自立(4都市・国の比較)

都市(国)離婚のピーク戦争の背景・被害離婚急増の主な要因女性の「実質的社会進出」の様相
ニューヨーク
(アメリカ)
1946年
史上最高を記録
戦勝国
空襲なし
・スピード婚の破綻
・復員兵のPTSD
軍需工場(ロージー・ザ・リベッター)等での労働実績と、「自力で稼げる」という経済的自信の定着。
ロンドン
(イギリス)
1947年
最初の大きな山
戦勝国
激しい空襲あり
・長期の家族離散
・疎開
・別居中の絆の断絶
政府公式データでも「女性の労働市場への本格参加に伴う経済的自立」が離婚急増の主因と分析。
パリ
(フランス)
戦後直後
一斉に急増
戦勝国(解放)
地上戦・占領あり
・夫の長期捕虜拘留
・占領
・解放の混乱
夫不在の数年間、家庭と地域を1人回した実績。1944年の参政権獲得により現実の社会の担い手へ。
東京
(日本)
1947〜1948年
戦前戦後で突出
敗戦国
壊滅的な空襲あり
・復員
・引揚げの混乱
・新民法:家制度廃止
焼け跡の闇市、買い出し(物交)、戦後産業の労働など、生きるためのサバイバルを通じた壮絶な自立。

(国家をあげての)総力戦は(結果として)前線の兵士の心をも徹底的に破壊し、その壊れた心が家庭に持ち込まれたとき、経済的・精神的に自立しつつあった銃後の女性たちとの間で、もはや修復不可能な決定的な破綻(離婚)を迎えることになったと言えます。
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■ Gemini ➁

Q.子どものころ見た、アメリカのホームドラマ(たとえば「パパは何でも知っている」)に、戦争の影を微塵に感じることはなかったのですが・・・戦勝国の夫は家庭を仕切り・妻が守るといった構図がずっと続いているんだと思っていましたが。
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A.まさにその違和感、素晴らしい着眼点です。
私たちが子どものころ(昭和30年代=1950年代)にテレビで夢中になって見た『パパは何でも知っている』や『陽気なルーシー』・『うちのママは世界一』といったアメリカのホームドラマには、おっしゃる通り、戦争の暗い影や夫婦の確執などは微塵も描かれていませんでした。

白い郊外の一戸建て、最新の電気冷蔵庫や大型テレビ、美しいドレスを着てパパを笑顔で迎えるママ、そして頼りがいのある「何でも知っている」パパ。

実は、この「完璧で幸福な1950年代のアメリカ家庭」のイメージこそが、先ほどお話しした「戦直後の激しい家庭崩壊(1946年の離婚ピーク)」に対する、アメリカ社会全体の強烈なバックラッシュ(揺り戻し)であり、国を挙げた「壮大な軌道修正のプロパガンダ」だったのです。

歴史の裏舞台では、どのようなカラクリがあったのでしょうか。

1. ドラマが隠した「冷戦下の国家戦略」
1950年代に入ると、アメリカはソ連との「冷戦」に突入します。資本主義がいかに共産主義より優れているかを世界に示すため、アメリカ政府や大企業は「豊かで幸福な中産階級の家庭」をシンボルとして国内外にアピールする必要がありました。

テレビドラマは、その理想を国民に刷り込む最高のメディアでした。
戦後の混乱やPTSD、跳ね上がった離婚率といった不都合な現実はすべて画面から排除され、「パパが働き、ママが家庭を守るのが、もっとも正しく幸福なアメリカの姿である」という規範が徹底的に作り上げられたのです。

2. 女性を家庭に押し戻す「強硬な仕掛け」
戦時中、軍需工場などで大活躍し、経済的自立を覚えた女性たち(ロージー・ザ・リベッター)に対し、戦後のアメリカ社会は歓迎のステップを踏みませんでした。
● 職を追われる女性たち:  戦後、復員した男性に仕事を返すため、女性たちは次々と工場やオフィスから解雇されました。
●「家庭にいることこそが至高」というプロパガンダ:  雑誌やテレビ、心理学者までもが総出で「家事や育児に専念することこそが、女性の本当の幸福であり、愛国である」と説きました。

その結果、多くの女性が「自立の地殻変動」を経験したにもかかわらず、社会的な圧力によって再び家庭へと押し戻されることになりました。テレビで見た笑顔のママたちは、いわばその「成功例」として毎週放映されていたわけです。

3. 画面の裏に潜んでいた「病理」
では、ドラマのような完璧な家庭が本当に実現して、みんな幸せになったのかというと、現実はそう甘くありませんでした。

1950年代のアメリカでは、ドラマの裏側で以下のような深刻な歪みが進行していました。

● 抗不安薬(安定剤)の爆発的流行: 「幸福なはず」の主婦たちの間で、原因不明の虚しさや不安、うつ症状が蔓延しました。当時はミリタウン( Miltown )などの精神安定剤が「主婦の小さなお手伝いさん」と呼ばれ、チョコレートのようによく売れました。

● 1960年代の「不満の爆発」へ:  この、無理やり型にはめられた女性たちの息苦しさを言語化し、世界に衝撃を与えたのが、1963年にベティ・フリーダン*が書いた『女らしさの神話( The Feminine Mystique )』(邦題「新しい女性の創造」)という本です。彼女はこれを「名前のない病気」と呼びました。
(*)Wikipedia:彼女の活動は、現在の極端な運動にまで進むことはなかったようだ。

歴史の「二重底」
私たちが子ども時代にテレビを通じて憧れた「豊かなアメリカの家庭」は、戦後の凄まじい離婚ブームと社会の混乱(一階部分)を力(ちから)ワザで覆い隠すために、1950年代の冷戦期に突貫工事で作られた「美しい二階部分(フィクション)」だったと言えます。

戦勝国の夫が家庭を仕切る構図がずっと続いていたように見えたのは、アメリカという国が「そう見せることに必死だったから」であり、その無理な蓋(ふた)は、のちの1960年代後半から70年代にかけて、ウーマンリブ(女性解放運動)やヒッピー文化、そしてさらなる離婚率の爆発という形で、一気に吹き飛ぶことになります。
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2026年7月18日土曜日

(生活の知恵)首に巻いた濡れたタオルが温まったら、広げて振って冷やす

去年の夏、暑い暑いといっても、そんなにエアコンを使わなかった。扇風機と水で濡らしたタオルを首に巻いて冷やしていた。そんなもので十分だったが、ことしの熱気は少々厳しい。エアコンの使用頻度は確かに増している。

とはいえ、タオルの冷たい感触が忘れられない。きょう。久しぶりに濡れたタオルを首に巻いてみた。すぐに体温で温まるので、そのたび洗面所で水道水でぬらしたりした。

そういえば、むかしの下町で、ランニングシャツとステテコ姿のおじさんが、首にタオルを巻いて、縁台将棋をしている光景があった・・・といっても、ドラマの場面だが。

そこで、あることを思い出した。冷感性のあるタオルのコマーシャルで、「温まったらタオルを広げてパンパンと振るようにしてください、また冷たくなります」というのだ。いま手元で使っているのは、もちろん普通のタオル地だが、やってみると効果があった・・・要は、タオルを広げて振ると、勢いに乗って温もりが強制気化して飛んでいってしまうのだ。

どんなメカニズムか、(分かりきったことかも知れないが)Gemini に聞いてみたところ、次のような解説があった。要約。
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温まったタオルを広げて「パンパンと振る」ことで、① 湿った空気が入れ替えられ、➁ 表面積が拡大して、③ 風による「強制冷却」効果がえられる。結果、触ったときに「冷たい!」と感じる状態に戻る。
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2026年7月17日金曜日

(とりとめもなく)「夕立」それとも「ゲリラ豪雨」

暑さと湿気、それに昼前後の雨降りに、外出の気分にならず、ずっと家にこもった。ときどき、外を眺めると、雨に濡れているかと思ったら、つぎは雨上がりで乾いていたりする。ますます気分がのらない・・・わがままだろうか。

気分一新して、Youtubeで夕立にふさわしい曲を探したが・・・英語でも evening shower で検索したが、これはと思うものと出会わなかった。

雷鳴もあって、季語としての「夕立」を思い浮かべたけれど、気象情報では、それを「ゲリラ豪雨」と呼んだりする。夕立の二文字に込めた先人の思いを、ゲリラは蹴散らしていく・・・空の事情も変わったようだ。

夏の雨降りの始めに、一滴の雫(しずく)がリンゴの木*に落ちた・・・なんて、アメリカの詩人は綴ったそうだ。日本の雨は、その時間、空間、匂いを含めて季語に形づくった。そこには日本特有の気遣いまで含ませる。
(*)公園のリンゴの名が付く木といえば、「シベリアリンゴ」くらい。「ワリンゴ」への伝播の過程で交雑したそうだ・・・、ふだん食っているリンゴは「セイヨウリンゴ」だが。ちなみに、リンゴは、太陽の黄金の林檎でもある。

それにしても、夕立をしみじみ歌い聞かせる曲がないのは、余韻の大きさのせいか。そんなに簡単に歌えるものじゃないと。私なんか、オールディーズの「悲しき雨音」に馴れ親しんだ方かも知れないと、つくづく感じる。

(本ブログ関連:”悲しき雨音”)

2026年7月16日木曜日

(気ままに)小さいカメラ

きょうも、ジリジリと焼けるような暑い一日だった。天気予報では、昼過ぎに空が怪しくなるといい、少々心配した。体操教室の時間とちょうど重なるからだ。運動が終わって会場を出たとき、なるほど雲天で、もしかしたら小雨と心配をしたが、幸い、雨粒もなく帰宅した。

それでも、天気予報は今晩おそく、降雨という・・・何としても雨を降らせたいらしい。

ところで、長い間、スケッチ帳というか手軽に自然を撮っていたコンデジカメラが、レンズエラーを起こし、修復できず(これまで、だましだまし使っていたのだが)臨終を迎えた。公園の散歩ついでに、野草などを写してきたのだが。代わりのものを探さねばならない。野鳥観察に持ち歩いているカメラでは、入門機とはいえ少々重いし・・・。

記憶は、何気ない身の周りの積み重ねからできているのかも知れない。画家や音楽家がポケットにスケッチ帳を忍ばせていると、どこかで聞いたことがある。芸術家じゃなくても、幼いころの家庭の味や香りは忘れられないように、小さなポケットカメラで、何気なく撮った写真もたまれば記憶になり、何に関心を持っていたかがはっきりする。

この何気なさを、小さいカメラで確認したい。

2026年7月15日水曜日

お盆の時期

ネットに日々の行事を知らせるサイト「今日は何の日・明日は何の日」*がある。きょうを参照したら、「お盆・盂蘭盆会(7月15日 年中行事)」とある。
(*)「雑学ネタ帳」
    ー https://zatsuneta.com/category/anniversary.html#google_vignette

はて、町を歩いてもそんな気配はなかったような・・・ただただ、暑い日射しの日中のことゆえ気付かなかっただけか。

お盆といえば、子どものころ、どこの川だったか、もしかしたら遠賀川だったか。父に連れられて夜の川辺に、供え物を流しに行った記憶がある。あのころは人出もあって、ゆらゆら流れていくのを賑やかに見送ったような気がする・・・ああ、これも思い出の中の幻想かな。
それがいつだったか、時期がはっきりしない。

(本ブログ関連:”お盆”)

そこで、Gemini と、ChatGPT に確認したところ、同様の回答を得たので次に記す。

■ ChatGPT
日本の地域ごとの大まかな分類
お盆の時期主な地域背景
7月13~16日
(新暦・7月盆)
東京を中心とする首都圏の一部、横浜の一部、静岡市、金沢市旧市街、函館市など都市部ではそのまま新暦7月15日に行う地域(7月盆)
8月13~16日
(月遅れ盆)
全国の大多数の地域農繁期を避けるため1か月遅らせて8月15日ごろに行う地域(月遅れ盆)
旧暦7月13~15日
(旧盆)
沖縄県、鹿児島県奄美地方など(新暦の日付は毎年変わる従来どおり旧暦を使い続けた地域(旧盆)

結論、月遅れのお盆だったのだろう。ああ、そういえば、盆棚にあった「らくがん(落雁)」の菓子を食べたことがある。子どもにはサイズが大きすぎて、放り出すわけにいかず苦心した・・・でも、口の中でじわっと広がった甘みがなつかしい。

2026年7月14日火曜日

公園散歩

朝が遅いと一日が短く、十分に使いきれない。とはいえ、夜更かしするため、朝の起床もままならず、結局ズルズルと一日を過ごすことになる。きょうは、午後3時ころになって、(まだ陽の陰りのない)公園へ出かけた。少しでも、熱射が緩くなっているうちにと思ってのこと。

公園に入って、人影がないのに驚く。奥の木漏れ陽の林間で、数人とすれ違ったくらい。

いつもの野鳥観察のルートをたどったが、鳥の影も見当たらない。2度ほど「ウグイス」のさえずりを聞いた。あとは、酒焼けしたような「ボソ(ハシボソカラス)」の「ガァー」という声が響いたぐらい。
水鳥の観察をさえぎる、小川の萱(かや)のわずかな隙間を通して、岸辺に上がった「カルガモ」の番(つがい)がたたずむ姿を見つけた。彼らも、あまりの暑さに身動きがとれないのかもしれない。

何も見当たらないので、フィールドを巡った証として、このところずっと一面に咲いている「ワルナスビ」の白色の花を撮った。当たり前すぎて、牧野富太郎博士に愛想つかされた草だ。棘まで付けて・・・。そういえば、同じナスビ科の「ジャガイモ」もそっくりな花(品種によって、白から紫色と色々)を咲かす。

(本ブログ関連:”ワルナスビ”)

2026年7月13日月曜日

(資料)連歌と連句

おとつい(7/11)、図書館で「杞憂に終わる連句入門」(鈴木千恵子、文学通信)*を借りたが、手も足も出ない。杞憂のままなので、ネットの力を借りて、「連歌」と「連句」について、基礎知識を習得中(教科書的な整理)。
(*)同書の「発句」の定義に、「芭蕉は生涯にどれだけの句を詠んだか? という問いを立てた人がいるが、答えは強いて言えば、芭蕉は俳句は詠んでいない、である、発句をそれだけで創作鑑賞されるようになったものを地発句(じほっく)といい、正岡子規が俳句と名づけたのである。」

(本ブログ関連:”連歌”、”連句”)

■ Gemini より

①「連歌」と「連句」の特徴
項目連歌(れんが)連句(れんく)
主な時代鎌倉時代 〜 室町時代江戸時代 〜 現代
言葉遣い

雅語
(和歌に使う美しく伝統的な言葉)
俗語・漢語・流行語
(日常の言葉)
表現のトーン優雅、格調高い、精神的な美滑稽(おかしみ)、庶民的、人間味
代表的な形式百韻(100句つなげる)歌仙(36句つなげる)
担い手貴族、武士、僧侶俳人、一般庶民
代表的な人物宗祇(そうぎ)、二条良基松尾芭蕉、与謝蕪村
後世への影響和歌の伝統を継承最初の句(発句)が「俳句」へ発展


➁「連歌」と「連句」のルール(式目)例
句の順番連歌連句
発句 (1句目)切れ字(~かな)で言い切る。当季の季語。客への強烈な挨拶・言祝ぎ。切れ字、当季の季語は共通。ただし、言葉づかいが日常語になり、より軽妙な挨拶になる。
脇句 (2句目)体言止め(名詞止め)が絶対原則。 発句と同季。体言止めが好まれるが、絶対ではなくなる。 動詞で終わってもOK。発句と同季。
第三 (3句目)「〜て」などの接続助詞(て止め)が絶対原則。「〜て」で終わらなくてもOK。 連歌よりも早い段階からガラリと場面を転換させることが多い。

(付記)
連歌・連句で、「一つ前に提示されたお題 = 前句」に対して、「自分が今から添えるアンサー = 付句」という、ペアを指す言葉が使われた。
→  本ブログ: 7月9日「魂がないと此世は面白し(武玉川)」に追記。


■ Google検索(Labs)、他より
「連歌と連句、代表作例」
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1. 「連歌」:『水無瀬三吟百韻(みなせさんぎんひゃくいん)』 より冒頭3句

● 発句(5-7-5:宗祇)
     雪ながら 山もと霞む 夕(ゆふ)べかな
(まだ雪が残っているのに、山のふもとは春の霧でかすんでいる、そんな美しい夕暮れだ)

● 脇句(7-7:肖柏) 
    行く水遠(とほ)く 梅匂(にほ)ふ里
(かすみの先を流れる川の水は遠くまで続き、梅の香りをのせた風が吹いてくる)

● 第三(5-7-5:宗長)  
    川風に 一むら柳 春見えて
(その川風に吹かれて、一塊の柳の木が芽吹き、いよいよ春の訪れを感じさせる)


2. 「連句」歌仙:『初木枯の巻(はつこがらしのまき)』 より冒頭3句

● 発句(5-7-5:冬、芭蕉) 
    狂句 こがらしの 身は竹斎に 似たる哉   ←「狂句」:破調としてある
 (木枯らしの中を旅する我が身は、まるで仮名草子にある旅の藪医「竹斎」のようだ)

● 脇句(7-7:冬、野水) 
    たそやとばしる かさの山茶花  
(枯らしに飛び散る山茶花(さざんか)を、旅笠にいっぱい着けて到着した人は一体誰)

● 第三(5-7-5:秋、荷兮)
     有明の 主水に酒屋 つくらせて 
 (主水(もんど:水を司る役)の屋敷近くに酒屋を作らせた、という風流な景物へ展開)

(参考)
■ 山梨県立大学
「冬の日脚注(1/5)」
    ー https://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/shitibusyu/huyunohi00.htm
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2026年7月12日日曜日

薄明、「ミステリー・ゾーン」と「世にも不思議な物語」

日没後、夕方を過ぎた7時半ごろまで薄明りが残っていたが、だんだんと闇が迫るのが早まる気がする。まだと思っていた玄関の外灯を、最近あわてて点けるようになった。

子どものころ、この「薄明(はくめい)」を自転車で追っかけたことがある。暗くなるまで競争だと根競べしたが、あっけなく夕闇に飲み込まれた。気づけば陽が陰るのはアッという間のことだった。

日没後の空に広がる微かな薄明りを「トワイライト」という。これを原題に使ったテレビ番組「Twilight Zone」*があった。邦題は「ミステリー・ゾーン」だ。いわば、短編のファンタジー小説のような内容で、番組の最初にホスト役のロッド・サーリングが登場して、興味を引き付ける語りをした。
(*)映画「Twilight Zone」を見た機会に、「ミステリー・ゾーン」の原題だと知った。

これに対して、テレビ番組「世にも不思議な物語」(原題:Alcoa Presents: One Step Beyond(ワン・ステップ・ビヨンド))があった。実話風を売りものにした、ちょっと恐怖心をひきずらせる内容だった。ホスト役は、柔和な紳士といったジョン・ニューランドで、ロッド・サーリングとは好対象な気がした。

(本ブログ関連:”世にも不思議な物語”)

また、「ミステリー・ゾーン」と「世にも不思議な物語」とも、放送時間は30分だった。あまり時間をかけず、視聴者の緊張感を高める番組作りとして最適だったと思う。実際、ロッド・サーリングもそう言っているし、たしかジョン・ニューランドもそのように語ったような記憶がある・・・。

そういえば、短編小説の代表作家にフレドリック・ブラウンがいたが、最近書店の棚で見かけないのが残念・・・と思ったら、なんと「フレドリック・ブラウンSF短編全集」(創元SF文庫)が刊行開始したとのこと、全5巻予定。(最近、本屋の棚を隈なく見回るのを疲れるので気づかなかった)


■ Gemini
「世にも不思議な物語」と「ミステリー・ゾーン」の比較
項目『世にも不思議な物語』『ミステリー・ゾーン』
原題Alcoa Presents*:
One Step Beyond
The Twilight Zone
ホスト役・案内者ジョン・ニューランド
(J
ohn Newland)
ロッド・サーリング
(
Rod Serling)
作品のスタンス「実際に起こった超常現象(実話)」「優れたフィクション(創作)」
主なテーマ予知夢、テレパシー、幽霊、臨死体験など宇宙人、タイムスリップ、ディストピア、皮肉な結末など
物語の傾向オカルト・怪奇・心霊要素が強く、ドキュメンタリータッチ鋭い社会風刺や、人間ドラマを含んだSF・ファンタジー
(*)Alcoa Present: アルミニウム製造メーカー 「アメリカ・アルミニウム会社(Aluminum Company of America)」 の提供

2026年7月11日土曜日

再使用飛行小型実験機(RV-X)

軽い気持ちで公園へ出かけたが、観察気分を萎えさせるほど、 きょうは暑かった。そこで目指したのは、自然観察センターの冷気だけだった(当然、自然観察園に入る気力もなかった)。しばらく休憩室で息を整えた後、来た道を汗を滲ませながら帰路についた。こんなはずじゃなかったというのが感想だ。

そうそう、公園の小川は水量が復活したこともあり、水遊びする家族連れを何組も見かけた。なかには、水の流れにどっぷり腰を据えた子もいたし、それを、親としても許せるほどの熱射だったのだ。

家に戻ってすぐ、エアコンをつけて体を冷やした。そしてお決まりの転寝となった。

夕方になって、テレビニュースから、宇宙航空研究開発機構(JAXA)*と三菱重工業との共同研究による、表記の「再使用飛行小型実験機(RV-X)」の実験(於:秋田県能代市)が成功した映像が流れた。今回は、マイルストーンを設定しながら着実に実施する、再使用ロケット実験験の一部だったわけだ。
(*)JAVA研究家初部門: 「基幹ロケットの再使用化による打ち上げコストの低減」
    ー https://www.kenkai.jaxa.jp/research/rvx/rvx.html

ロケットを垂直打ち上げた後、同じ姿勢を保ったまま着陸するのは、スペースXでおなじみの光景だが、以前、ホンダも同様の実験を成功(2025年6月17日)している。

(本ブログ関連:”ホンダ”)

とてもユニークな画面だけに、JAXAサイトのトップページに大々的に紹介されるかと思いきや・・・。実験研究テーマだけに、地味に派手にならず・粛々と研究されるのだなと実感した。とはいえ、わたしを含めて <しろうと受け> する楽しい映像だ。
ー  昔のSF(空想科学)映画やイラスト(週刊漫画雑誌の巻頭カラー特集)では、月面着陸したロケットが、今回のように再発射可能な形で立って着地していた・・・、なつかしい既視感がある(次のYoutubeのコメント欄でも大賑わい、同感!)。

■ Youtube(登録: 共同通信)
「【速報】JAXA再使用ロケット着陸成功 小型実験機「RV-X」」(2026/07/11)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=YDPbT1y87ZU

2026年7月10日金曜日

BIRDER 7月号: ヒヨドリ、ムクドリ

「ヒヨドリ」は「ヒヨ」と略称される。「ハシブトカラス」を「ブト」、「 ハシボソカラス」を「ボソ」と呼ぶようなもの。フィールドで、あまりに普通(平凡)で、野鳥観察では有難味がないからかもしれない。普通(平凡)な私ですら、彼らを呼び捨てにする。

きょう、隣り町の本屋で、野鳥趣味の月刊誌「BIRDER 7月号」を購入した。特集は「深掘り!  ヒヨドリ・ムクドリ」、最も身近な鳥たちだ。

(本ブログ関連:”BIRDER”、”ヒヨドリ”、”ムクドリ”)

● 「ヒヨドリ」は、野鳥観察でいつも目にする、年中当たり前の鳥ながら、欧米人に人気の極東固有種だ。ただし、鳴き声、姿色合いがパッとしない。それでも、記事「読者が撮った!   ヒヨドリの花と木の実レストラン」の写真は素晴らしい。サクラの花びらが落ちるのを背面飛行で受けとめるような一瞬の光景は、まるで日本画を見るよう。この画像だけでも本号の価値がある。

● 特集の二番手「ムクドリ」は、日ごろの悪目立ちが過ぎる。群れて、人が近づけばサッと逃げる。夕暮れの町にたむろする不良少年たちといったところ。正直、絵にならない奴なのだが・・・とはいえ特集のトリ。
掲載の「ギンムクドリ」の雄の写真を見て、どこかで会ったような気がする*・・・白頭のムクドリを本ブログに記したことがある。
(*)本ブログ:「白頭のムクドリ」(2022年4月7日)

ところで、ムクドリを「ムク」と呼び捨てにしないのは、一説に「ムクノキ(椋の木)や、木肌の無垢(むく)と連想しやすい」のを避けるためという(Gemini)。

秋の終わり、ぎりぎりまで民家の庭に残った柿の実を冬支度のため、ヒヨドリやムクドリがついばんでいた(完全に食べ切った)のを思い出す。柿の実を残しておいた、その民家の心意気がうれしい。

(本ブログ関連:”柿の実とムクドリ”)

2026年7月9日木曜日

魂がないと此世は面白し(武玉川)

南西諸島から西日本まで、梅雨が明けたようだ。東京の天気予報を見ると、これから晴れの日がしばらく続きそう(ただし来週末、怪しくなる模様だが)。平年通り、7月19日ころに「梅雨明け」になるかもしれない。

長雨から解放され、からっとした気分に戻りたいものだ。

歳時記を見ると、夏の季語が多いにもかかわらず、野鳥はどうやら限られている。夏の始まりを伝える「ほととぎす」、古式漁法の鵜飼の「鵜」が目につくくらい。現代俳句ではもちろん多様だろうけれど。

ここしばらく晴れ空が戻ってきそうなので、野鳥に限らず陽気なものを探してみたい。

今回は第八巻、「第八  折々のうた」(大岡信、岩波新書)に、連句の中からユニークなものを選んだ、「武玉川(むたまがわ)」*(江戸時代中期の俳人 慶紀逸(けいきいつ)選、寛延3年(1750年)~文化年間 )に掲載されたものだ。
(*)武玉川: 「連句」のお題としての「前句(五七五)」に対して応募した「付句(七七)」から主に選択しているとのこと。

(本ブログ関連:”折々のうた”)

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魂がないと此世(このよ)は面白し        (武玉川)
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「第八  折々のうた」で、こんな解説がされている。「なまじ魂などいうものがあるから、反省も後悔もする、いっそ魂などなかったら、どんなに面白おかしく暮らせるだろう」として、他の詩歌などと比べて「俳諧の自由さがよく出ている」と記している。

ところで同書(第一刷)に、この連句について「一体どういう情景を受けて作られた付句だったのだろう」という記述があるが、五七五の構成から、「付句」ではなく、「前句」が適切だったと思うのだが・・・。それとも、この句の前の句に対しての付句だったのか?(前後関係を知らず、暴論だったかもしれない) →  以下、Gemini に確認した結果を追記する。
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> Gemini より
『武玉川』に収められているような「前句付(まえくづけ)」のゲームにおいて、その役割は以下のように固定されています。
● 前句(お題): 「思ひ出しては動くシテツレ」(七・七の短句)
● 付句(解答): 「魂がないと此の世は面白し」(五・七・五の長句)
つまり、あらかじめ出題された七・七(前句)に対して、後から機知を利かせて付けられた五・七・五の側であるため、「魂がないと〜」は付句と呼ぶのが正解です。
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(追記)
「魂」を宗教的にいえば、本来的に仏教的でないのだが、江戸の人がそれをどの程度重きを置いて語ったのか気になる。もしかしたら、現代人のいう個人と等しいものというより、先祖につながるものだったかもしれない・・・。

2026年7月8日水曜日

カルピスの蛇口、それにパイナップル・コンクジュース、練乳、さくらんぼ

Yahooニュースに、蛇口から「カルピス」が飲めるという記事があった。あのとろりとした白色の甘くて酸っぱい「初恋の味」*は、子ども時代の最高の思い出だ。蛇口で販売する場所に、高齢者の施設も含めているのに納得する。
(*)初恋の味: 大正11年(1922年)4月の新聞広告にキャッチフレーズとして使用された。

そこで、記事を読んでコメント欄に目を向けたところ、「初恋の味」に触れた反応が見当たらない・・・なんだか淋しい限り、今の人には飲料水のひとつなんだろう。

■ Yahoo ニュース
「カルピスも『蛇口』参入。ご当地グルメ発の体験消費が広がる理由   #エキスパートトピ」(大原絵理香、2026/7/8)より抜粋 ー https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7de645266c3886d92148dd47b502410a3adb761c
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・<愛媛のみかんジュース> や、<香川のうどん出汁> の蛇口など、名物の飲料などが出てくる体験は各地の観光地で人気ですが、類似した発想で「子どもから大人まで幅広い世代との接点づくり」のため、全国区の飲料メーカーでも同様の・・・展開されることになりました。
・アサヒ飲料は7月6日、蛇口から「カルピス」が飲める「カルピスじゃぐち」の本格的な事業運営開始を発表し、7月9日より設置先を拡大。2030年までに累計1000台の設置を目指すとしています。
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そういえば、蛇口から「みかんジュース」が出るというのもあったな・・・子どもにとって、まさにパラダイスだ。昔の夏、冷たい水で薄めたカルピスを渡されたとき、あれを濃いいまま飲めたらどんなに幸せだろうと想像したものだ。

以前、ブログに記したが、子どものころ味覚は忘れられないものだ。その中で、隠れて(内緒で)飲んだり・食べたりした思い出があるものに、次のものがある。

① 盲腸だったか、入院したとき、お見舞いに貰った「パイナップル」のコンクジュース(瓶詰め)を退院後、原液のまま口にしたとき、あまりの甘さに吹きだしそうになった。以来、パイナップルが苦手になったりもした。

➁ 「イチゴ」を食べるとき、かけてもらう「練乳(缶詰入り)」をそのまま飲んでみたいと思ったことがある。冷蔵庫の練乳を缶詰の切り口から吸ったところ・・・甘すぎて、一口飲んでそっと返した。

③ ショートケーキの上に「さくらんぼ」が載っているとうれしいものだ。そこで、缶詰に入ったさくらんぼを食べてみたが、これも白いケーキのあってこそと気づいた・・・そんなに美味いもんじゃなかった。

(本ブログ関連:”コンクジュース”、”練乳”、”さくらんぼ”)

2026年7月7日火曜日

(資料)小惑星探査機「はやぶさ2」、小惑星「トリフネ」を撮影

劇的なドラマを見せてくれた(本当に感動した!)初代「はやぶさ」*の後継機「はやぶさ2」が、小惑星「トリフネ」(直径わずか500m程度)の画像を送ってきた。正直なところ、今まで関心が眠っていたにわかファンは、高速フライバイ**の成果である爆速撮影による写真が発表されて、再び関心がよみがえったのである・・・2014年以来の息の長い探査に感心、感服するばかりだが。
まさに、小惑星探査は、日本のお家芸***といっていいのではないだろうか。

(*)はやぶさ: 「2005年夏、小惑星(25143)「イトカワへ」到達、サンプル採集を試行後、2010年6月13日22時51分、60億 kmの旅を終え地球に帰還し、大気圏に再突入した」(Wikipedia)。

(**)フライバイ(flyby): 宇宙探査機が天体に着陸したり周回軌道に入ったりせず、その近くを高速で通過しながら観測や軌道変更を行う宇宙飛行すること(Jaxa)。

(***)日本のお家芸: Gemini も応えてくれた:「『小惑星探査は日本のお家芸』と言って全く差し支えありません。」、「2031年には、さらに別の超小型高速自転小惑星(1998 KY26)への到着を目指しています。」


(本ブログ関連:”はやぶさ、はやぶさ2”)


■ 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
「小惑星探査機『はやぶさ2』が取得した小惑星『トリフネ』の画像」(2026年(令和8年)7月6日)
    ー https://www.jaxa.jp/press/2026/07/20260706-3_j.html
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・小惑星探査機「はやぶさ2」は、2014年12月にH-IIAロケット26号機によって打ち上げられ、小惑星「リュウグウ」を探査した後、2020年12月6日に地球へ「リュウグウ」のサンプルを届けました。その後、ミッションを延長し「拡張ミッション」として探査機の運用を続けてきましたが、拡張ミッションにおける最初の探査対象となる小惑星「トリフネ」に、2026年7月5日、18時30分(日本時間/誤差±1秒)に、フライバイに成功しました。(時刻は速報値)

・望遠の光学航法カメラ(ONC-T)によって撮影された小惑星「トリフネ」。

©JAXA、東京大学、千葉工業大学、東京科学大学、産業技術総合研究所、パリ天文台、カナリア天体物理研究所・ 撮影日時:2026年7月5日18時29分59秒(日本時間)(速報値)
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小暑 2026、七夕

きょうは二十四節季の「小暑」で、暑さが本格的になり始めるころ。次の「大暑」(7/23)までの間には「梅雨明け」*になるだろう。
(*)梅雨明け: 平年7月19日ころに梅雨が明ける。

(本ブログ関連:”小暑”、”梅雨明け”)

七夕
合わせて、きょうは「七夕の節句」である。「織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が、一年に一度のこの日、天の川に架かる橋**を渡って(橋上で)再会する」という伝説がある。
(**)天の川に架かる橋は、背が黒く腹が白いカラス科の「カササギ」たちが翼を繋いで、天の川に大きな橋を作ってくれたものという。

(本ブログ関連:”七夕”、”節句”)

■ Gemini
五節句の一覧表
日付正式名称 (節句名)別名・呼び名行事食・代表的な植物意味・願うこと
1月7日人日
(じんじつ)
七草の節句七草粥(ななくさがゆ)無病息災、邪気払い
3月3日上巳
(じょうし)
桃の節句・ひな祭り桃花酒、菱餅、ひなあられ、白酒女の子の健やかな成長と厄除け
5月5日端午
(たんご)
菖蒲(しょうぶ)の節句菖蒲湯、ちまき、柏餅男の子の成長、身を清め厄を払う
7月7日七夕
(しちせき)
たなばた・笹の節句そうめん、サトイモの葉の露芸事の上達、願い事の成就(笹飾り)
9月9日重陽
(ちょうよう)
菊の節句菊酒、栗ご飯、茄子不老長寿、繁栄(五節句の締めくくり)


カササギ
織姫と彦星のために架け橋となる、「カササギ」(「カシャ・カシャ・カシャ・カシャ」と鳴く)は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する。日本の伝説には、同じくカラスの仲間が出てくる・・・日本サッカー協会のシンボルマークも。三本足の「ヤタガラス(八咫烏)」だし。

■ 青空文庫
「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治)
 「銀河鉄道の夜」の中で、女の子のかおるがカラスと呼んだものは、カササギだった。
    ー https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/456_15050.html
    ー「まったく河原(かわら)の青じろいあかりの上に、黒い鳥がたくさんたくさんいっぱいに列になってとまってじっと川の微光(びこう)を受けているのでした。」
    ー この場面は、旧暦の七夕(新暦の8/19)のころのようだ。ちなみに、「七夕祭り」を旧暦に行なう地域もある。