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2026年7月12日日曜日

薄明、「ミステリー・ゾーン」と「世にも不思議な物語」

日没後、夕方を過ぎた7時半ごろまで薄明りが残っていたが、だんだんと闇が迫るのが早まる気がする。まだと思っていた玄関の外灯を、最近あわてて点けるようになった。

子どものころ、この「薄明(はくめい)」を自転車で追っかけたことがある。暗くなるまで競争だと根競べしたが、あっけなく夕闇に飲み込まれた。気づけば陽が陰るのはアッという間のことだった。

日没後の空に広がる微かな薄明りを「トワイライト」という。これを原題に使ったテレビ番組「Twilight Zone」*があった。邦題は「ミステリー・ゾーン」だ。いわば、短編のファンタジー小説のような内容で、番組の最初にホスト役のロッド・サーリングが登場して、興味を引き付ける語りをした。
(*)映画「Twilight Zone」を見た機会に、「ミステリー・ゾーン」の原題だと知った。

これに対して、テレビ番組「世にも不思議な物語」(原題:Alcoa Presents: One Step Beyond(ワン・ステップ・ビヨンド))があった。実話風を売りものにした、ちょっと恐怖心をひきずらせる内容だった。ホスト役は、柔和な紳士といったジョン・ニューランドで、ロッド・サーリングとは好対象な気がした。

(本ブログ関連:”世にも不思議な物語”)

また、「ミステリー・ゾーン」と「世にも不思議な物語」とも、放送時間は30分だった。あまり時間をかけず、視聴者の緊張感を高める番組作りとして最適だったと思う。実際、ロッド・サーリングもそう言っているし、たしかジョン・ニューランドもそのように語ったような記憶がある・・・。

そういえば、短編小説の代表作家にフレドリック・ブラウンがいたが、最近書店の棚で見かけないのが残念・・・と思ったら、なんと「フレドリック・ブラウンSF短編全集」(創元SF文庫)が刊行開始したとのこと、全5巻予定。(最近、本屋の棚を隈なく見回るのを疲れるので気づかなかった)


■ Gemini
「世にも不思議な物語」と「ミステリー・ゾーン」の比較
項目『世にも不思議な物語』『ミステリー・ゾーン』
原題Alcoa Presents*:
One Step Beyond
The Twilight Zone
ホスト役・案内者ジョン・ニューランド
(J
ohn Newland)
ロッド・サーリング
(
Rod Serling
作品のスタンス「実際に起こった超常現象(実話)」「優れたフィクション(創作)」
主なテーマ予知夢、テレパシー、幽霊、臨死体験など宇宙人、タイムスリップ、ディストピア、皮肉な結末など
物語の傾向オカルト・怪奇・心霊要素が強く、ドキュメンタリータッチ鋭い社会風刺や、人間ドラマを含んだSF・ファンタジー
(*)Alcoa Present: アルミニウム製造メーカー 「アメリカ・アルミニウム会社(Aluminum Company of America)」 の提供

2025年5月2日金曜日

(資料)時空を超えた愛の映画「アデライン、100年目の恋」と・・・

ネットを巡っていたら、映画アデライン、100年目の恋(原題:The Age of Adaline)」(2015年)を紹介するYoutubeがあった。時空を超えた恋愛を描いたファンタジーだ。まあ、ちょっと若い女性向きの物語といっていいのかもしれない。

■ Youtube(登録:ansson rongstad)
「不老不死を手に入れた女性が108歳まで生きた結果【アデライン、100年目の恋】《映画》」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=M9XVVx9PUyg


伝説「八百比丘尼」
上記映画について、「事故の影響で老化が止まり、100年以上も生き続けた女性の数奇な運命を描いている」(Wikipedia)ということから、まず思い浮かんだのは、伝説「八百比丘尼」(たまたま人魚の肉を食べてしまった少女が八百~千歳の長寿を得てしまう)だ。ただし、伝説には恋愛要素が見受けられない・・・比丘尼を主人公としていることから、仏教説話の要素が大きい。

(本ブログ関連:”八百比丘尼”)

映画「ある日どこかで(原題:Somewhere in Time)」
創作に悩んだ脚本家が、旅に出た先のホテルに併設の資料館で、舞台女優の古い写真と出会う。彼女の美しさに衝撃を受けた彼は、いつの間にか過去の世界へ戻り女優を探して恋に落ちる。原作のきっかけは、舞台女優「モード・アダムス」の写真からインスピレーションを受けたようだ。
このストーリー、アメリカのシニア夫婦に絶大に受け入れられ、いまでいう「聖地巡礼」のごとく、映画の舞台となったホテルで、毎年物語にちなんだ催しが開かれている。

(本ブログ関連:”ある日どこかで”、”モード・アダムス”)

レイブラッドベリ の短編「みずうみ」
時空をこえた物語に、レイブラッドベリ の短編「みずうみ」があるが、あまりも痛ましい展開なので本ブログのリンク先を示すのみ。

(本ブログ関連:”みずうみ”、”レイ・ブラッドベリ”)

昔のアメリカのTV番組「アウターリミッツ」(毎週内容が変わる)だったと思う。ある回に、少年が深い森をさ迷い、古い館にたどり着き、そこに住む少女と出会う物語があった。二人の展開が進むのだが、少女は館とともに忽然と消える。いってみれば、女性を神聖化する少年の幻想かも知れない。暗い映像に合わせて流れる、古いイングランドの音楽を思わせる旋律が印象的だった。

(本ブログ関連:”グリーンスリーブス”)

これも昔のアメリカのTV番組「世にも不思議な物語」(毎週内容が変わる)で、「(死産を経験して後、アルコール依存になった)冷え切った(中年の)妻のもとに、破綻した結婚生活をやり直したいと願う<若い頃の夫>(ウォーレン・ベイティ)がやってくる」(原題:"The Visitor")という回がある。こちらは、大人の愛の物語である。
ところで物語に、雨の降る道を走る車が窪地に落ちる場面がある。まるで上記映画「アデライン、100年目の恋」で、車が雪中の川に転落するのに通じる気がする。

(本ブログ関連:”世にも不思議な物語”)

■ Youtube(登録:つむともきのムービーチャンネル)
「世にも不思議な物語 1 『時空を超えた再会』(1/2)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=YS3LD2bqpfw&t=744s
「世にも不思議な物語 2 『時空を超えた再会』(2/2)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=NpbFAm8Xiuc&t=580s


2021年1月15日金曜日

世にも不思議な物語

白黒テレビの昔の記憶なので混乱しているかもしれない。たしか日本テレビだったと思う、夜の9時過ぎだったか、毎回超常現象や怪奇・ファンタジーを扱うドラマ「世にも不思議な物語(One Step Beyond)」が放映されていた。当時のテレビ番組に長尺なものは多くなかったような気がする。このアンソロジー番組の作成者も、30分で十分と言い切ったように記憶している。

冒頭に登場するホスト役(監督も)のジョン・ニューランドは、物語を静かに伝える。その落ち着いた語り口がかえって興味を深め、ゾクゾクした期待を増すことになる。彼は、その後のテレビ番組「アンタッチャブル」のエリオット・ネス役を演じたロバート・スタックに似た渋みがあった。

SFファンタジーの名手にフレドリック・ブラウンがいて、てっきりこの番組にも関わっていたと思っていたが、Wikipediaの番組エピソードリストに彼の名前がない。番組の雰囲気が異なっていたのだろう。当然、レイ・ブラッドベリーの名もない。

SFファンタジー好きだったわたしの記憶に、テレビ番組の「ミステリー・ゾーン」、「トワイライト・ゾーン」や「アウターリミッツ」などが重ねてよみがえる。

(本ブログ関連:”アウターリミッツ”)

Youtubeに紹介されている。

(Youtubeに登録の福田斉氏に感謝)