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2019年7月1日月曜日

ユダヤの歴史を学ぶ-11

九州を昨夜来、大雨が襲った。雨雲レーダーで一般に視覚的に知るようになった「線状降水帯」という同一場所で大雨が降り続く気象現象によるもの。その局地的な被害に対して、一方、東京は霧雨の一日だった。

傘をさすべきか迷う程度の中、市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」へ出かけた。第11回の今日は、東京外国語大学講師 鴨志田聡子氏から「近代東欧のユダヤ人:『屋根の上のバイオリン弾き』にみるイディッシュ文学の世界」について情熱たっぷりに語っていただいた。

(本ブログ関連:”イディッシュ語”)

中欧・東欧地域に多く居住したユダヤ人たちの言語「イディッシュ語」を通じて、言葉を持つ(語る)意味を解説された。イディッシュ語とは何か、そして(イディッシュ語と縁のある)現代のユダヤ人になぜ見直されているのか。

① イディッシュ語文学の代表的作家「ショーレム・アレイヘム」(1859年~1916年)
 ・バイオグラフィー: ウクライナに生まれ、欧州を転々としてニューヨークに没す
 ・代表作「牛乳屋テヴィエ」(ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」の原作)
  - 読者の「共感」: 家族・庶民の日常と変化、(時代)社会の変化を描く
  - 日常イディッシュ語 < 周辺とはウクライナ語・ロシア語 < 宗教上はヘブライ語

(本ブログ関連:”屋根の上のバイオリン弾き”)

② イディッシュ語
 ・言語の特性: ドイツ語要素80%、スラブ諸語要素15%、ヘブライ語8%
 ・表記の仕方: ヘブライ文字、文章は「左←右」に記述する

③ イディッシュ語の復興
 ・イスラエル建国時に公用語化されず一時廃れる
 ・現在、イスラエルのテルアヴィブなどでサマースクールが開催される
 ・習得動機に「母が喋っていた言葉」がある ⇒ まさに「mame-loshen(マメ・ロシェン)」

④ (イディッシュ語という)言語と集合的記憶
 ・イディッシュ語を通して、自分たちが何者であるのかを求める
 ・イディッシュ語は、世代を超えた連続性のある「共有」


今回紹介の参考書籍、岩波文庫「世界イディッシュ短編選」(西成彦編訳)の巻末に編者の解説があって、イディッシュ文学者たちが時代の中で移動(遁走)していたかを紹介している。

(本ブログ関連:”西成彦”)

またイディッシュ語文学の作品が成立した時代の視点として、ロシア革命以前・以後、第二次大戦以前・以後かどうかも気になるところだ。

2018年2月28日水曜日

2018年度春期間イディッシュ語講座の紹介

今年度の「イディッシュ語講座」について紹介します。

イディッシュ語を身近に聞き、楽しく学ぶことができます!

東京外国語大学の社会人向け「オープンカレッジ・アカでミー」で、一昨年(2016年)の<夏期講習>に始まった「イディッシュ語講座」が、昨年から、<通年(春期+秋期)コース>として開催されています。

授業は、東京外国語大学非常勤講師の鴨志田聡子先生が担当されます。(⇒ 先生のブログ
---(先生の自己紹介)------------
東京大学でユダヤ人の言語について研究しながら、東京外国語大学で非常勤講師としてイディッシュ語を教えています。ヘブライ語の児童文学も翻訳しています。博士論文はイスラエルのイディッシュ語の歴史と現状について現地での調査をもとに書きました。今はイスラーム世界出身のユダヤ人の言語とコミュニティについてエジプトやトルコなどでも調査しています。
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2018年度は、新旧順送りに進むため、通年コースが初級と中級クラスになりました。初めての方も最初から学ぶことができます。講座概要とクラスの詳細については、次のリンク先をご覧ください。

■講座概要
     https://tufsoa.jp/course/list/

■クラス詳細
【A1804010】 イデッシュ語初級Ⅰ: ヘブライ文字で書くユダヤのことば
     https://tufsoa.jp/course/detail/11/

【A1804011】 イディッシュ語初中級: 本気で学ぶユダヤのことば
     https://tufsoa.jp/course/detail/12/


熱心で向学の若者もいれば、私のように一知半解、年寄りの冷や水のようなおじさんも迎えてくれる、暖かくて楽しいクラスです。

(参考)昨年の受講記録: ”春期イディッシュ語 2017”、”秋期イディッシュ語 2017

2019年8月29日木曜日

ユダヤ教の現代がわかる 2019-3

3日連続の一般公開講座「ユダヤ教の現代がわかる - 宗教と言語の観点から -」の第3回目の最終日に出かけた。街中は真夏に戻ったように陽差しが照りかえり・・・まさに汗だらけになった。途中、涼を求めて喫茶店に飛び込んだほど。

(本ブログ関連:”ユダヤ教の現代がわかる 2019”)

今日の東京都心の最高気温は、34.6℃(12:38)だった。久し振りに高温だったことが分かる。ちなみに、先週土曜日から今日までの都心の最高気温は次の通り。
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24日(土) 31.4℃
25日(日) 31.1℃
26日(月) 28.5℃
27日(火) 29.4℃
28日(水) 28.1℃
29日(木) 34.6℃
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最終回は、日本学術振興会特別研究員(東京大学)鴨志田聡子氏から、「現代ユダヤ人とユダヤの言語」というタイトルで、ユダヤ人の母語としての「イディッシュ語」と「ラディノ語」、および各種の「ユダヤ諸語」の存在について紹介された。

・ユダヤ人の母語と母国語
  - 母語: 母親が内輪で話す言語(例.イディッシュ語の場合、「マメ・ロシュン」)
  - 母国語: 母国(国家)の言語(例.イスラエルの公用語としての「ヘブライ語」)

・「イディッシュ語」と「ラディノ語」
  - イディッシュ語: 1000年前にドイツのフランクフルトを起点に東欧へ展開した言語
  - ラディノ語: 1492年に「スペイン追放」された後、トルコなどへ移動した言語
  - 当然ながら、イディッシュ語はドイツ語を、ラディノ語はスペイン語を基底にする

・ユダヤ人の気質を知る
  - 絵入りイディッシュ語のジョーク・サイト(YiddishWit.com)*の紹介
    (*)サイト: https://www.yiddishwit.com/index.html
      例:「大きな河で大物が釣れる」(でかいことをしたければ大舞台でやれ)
「Yiddish Wit」に掲載より
・イディッシュ語(ヘブライ文字:右から左へ読む).אין אַ גרויסן טײַך כאַפּט מען גרויסע פֿיש
・イディッシュ語(ラテン文字転記:左から右へ読む)In a groysn taykh khapt men groyse fish.
・英語訳  In a big river you(men) catch big fish.

2016年10月14日金曜日

講演「あなたはイディッシュ語を知っていますか?」

8月に年寄りの冷や水というか下手の横好きというか、好奇心にかられてチャレンジした気持ちがまだ残っていたようで、イディッシュ語紹介の講演を聴講しに出かけた。今回は、エルサレム・ヘブライ大学講師のミリアム・トリン博士がイディッシュ語で話し、それを東京大学研究員の鴨志田聡子博士が通訳するという。

(本ブログ関連:”イディッシュ語”)

場所は、高田の馬場にある大学の会議室で、30名ほどが聴講した。もっぱら学生主体だったが、プロの他言語の翻訳家とか研究者もいるわけで、素人はだまって話しを伺うばかり。幸いなことに、配布されたレジメが、日本語の丁寧な箇条書きになっていて、置いてけぼりされることはなかった。

1.イディッシュ語の歴史 ・・・ 民族の移動と成立
10世紀末、ドイツのライン高地に起源する、ユダヤ人が話すイディッシュ語は、東欧への民族移動を経て、第二次大戦の結果(それまでは1,100万人が使っていた)話者を大幅に失い、現在のイスラエルでは現代ヘブライ語の隅で少数にとどまっている。 → アシュケナージ

2.イディッシュ語の語彙 ・・・ 各種言語との混成
ドイツ語、ヘブライ語・アラム語だけでなく、イタリア語、フランス語を、また民族移動の過程でスラブ語(ポーランド語など)を取り込んで語彙を豊かにした。

3.イディッシュ文学 ・・・ 最盛期の3作家(スフォリムアレイヘムペレッツ)紹介と、現代詩人(スツケヴェル)の作品紹介
19世紀半ばに登場した作家は、大衆に対して、①指導的・教化的に見る、②大衆目線で接する、③政治と伝統回帰という3様があった。
また、現代詩人がイスラエル成立を謳った、歴史の重層と多様さを持つ語義を駆使した詩作を紹介された。

久し振りに若い学生たちに混じって聴講するという、ちょっとした懐かしい経験をさせていただいた。

2017年7月2日日曜日

イディッシュ語の文字

先日(6/30)の「”YiddishPOP”と 夏休み『イデッシュ語入門講座』」の続きです。

A. イディッシュ語の「文字」を覚えましょう
YIVO研究所」の「イディッシュ アレフ-ベイズ 」と、「yiddish book center」の「イディッシュ語のアルファベットを学ぼう」が提供する、イディッシュ語使用の文字(アルファベット)、すなわち「ヘブライ文字」について見ましょう。

① 文字(アルファベット)の種類と発音(英単語の発音で対応)、対応するローマ字
・文字の「名前」も大事ですが、「発音」と「対応するローマ字」を覚えましょう。
   https://www.yivo.org/yiddish-alphabet

② 文字:「活字体」 >「筆記体」
・印刷物は「活字体」で表示されますが、講義などの板書では「筆記体」が使われます。
・「活字体」と「筆記体」を覚えるのは大変ですが、次のプリントを使って書写練習してみましょう。
   http://www.yiddishbookcenter.org/sites/default/files/downloads/cursive-alphabet-worksheet_0.pdf

以上の情報(①、②)ページを印刷して、書体の練習をしてみましょう。そして、次の夏休み「イデッシュ語入門講座」に参加して、イディッシュの言葉(単語)を書いてみる体験をしてみましょう。


B. 夏休み「イデッシュ語入門講座」
3日間で学ぶ、イデッシュ語入門講座です。(イデッシュ語には昔話、文学の長い伝統があり、ノーベル文学賞作家も輩出しています)
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・日時:8月29日(火)~31日(木)、10時00分~13時20分(休憩20分含む)
・場所:東京外国語大学 本郷サテライト
・講座内容や申込みについては、次の「案内」をご覧ください。
    ⇒ 夏期間「イディッシュ語」
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ここで一息、美しいイディッシュの旋律を聴いてみましょう。

昨年の夏休みの「イディッシュ語」入門講座で、先生が教えてくださった歌「Oyfn Pripetshik (On The Cooking Stove) 」です。(Google翻訳ツールを使いながら、Wikipediaの解説を参照してみましょう ⇒ 英語版イディッシュ語版 。 旧ロシア時代のユダヤ人の日常を描いたもので、19世紀末に広まった曲だそうです)
イディッシュの寺子屋といったらいいのでしょうか、暖かいストーブの傍らで、子どもたちに彼らの文字(ヘブライ文字)を学ぶ意味を、優しく、そしてしっかりと教えている光景が浮かんできます。


(Youtubeに登録のThe Soul of Jewish Musicに感謝)

2018年4月12日木曜日

春期イディッシュ語 2018-2nd

「イディッシュ語」教室へ通うのに地下鉄を利用している。週一回都心への外出、私にとっていい運動になっている。乗車中の振動が心地よく、いつしかまどろむことがしょっちゅう。以前に触れたが「1/fゆらぎ」のおかげか。

(本ブログ関連:”春期イディッシュ語 2018”、”イディッシュ語”)

頭が揺らいでいる状態の私にとって、次のような工夫された授業は、春期コースの始まりにありがたい。第2回目の今日、次の内容で教示いただいた。

① 今回から、ポーランド語の大ベテランが参加されたこともあって、ポーランド語とイディッシュ語の文字の発音を比較紹介された。(イディッシュ語へのポーランド語の影響についても)

② 「期イディッシュ語 2017」の最終回の授業(2018年2月15日)で読んだ「7と7は11זיבן און זיבן איז עלף)」の小話のディクテーション(聞き書き)と、物語の展開・登場人物を分担してのロールプレイ(会話)を行なった。

クラスメイトのミュージシャンは、今日の授業を終えて、そのまま四国の「道後オンセナート2018」のアートフェスティバルへ参加される。中国語の若き研究者は、ロシア語版のイディッシュ語教科書をすらすら読んで聞かせてくれた。また、若きアーティストは新たな進路について意志を固めたようだ。若い人たちが揃って凄いのに感心するばかり。

2016年8月3日水曜日

夏休み2016 イディッシュ語 3日目

あっという間に最終日。<挨拶会話>を中心にした講座だった。イディッシュ語に関心を持たせることに主眼を置かれたようだ。

(本ブログ関連:”イディッシュ語”)

最終日の今日、今度は<活字体>例文を使って、簡単な自己紹介練習をした。後々、自習できるための配慮だろう。

また、イディッシュ語復興に関わった人々の紹介を、先生の現地インタビューなどの成果を含めて紹介された。
スマフォを巧みに使って大型の液晶画面に、インターネット掲載のイディッシュ語のプロジェクトの紹介、Youtubeに登録のイディッシュ語研究者の発言などの紹介、イディッシュ語を母語とする作家の作品(バーナード・マラマッドの「天使レヴィーン」)の紹介、最後に、日本でのイディッシュ語の集い(イスラエル人による)の紹介など多様であった。

今後、イディッシュ語を深めるに、やる気さえあれば如何ようにもチャンスがあり、選択肢も多様であるという、先生の配慮である。

上記に紹介されたものは、基本的に英語を使って学ぶスタイルだ。イディッシュ語を本格的に学びたい若い人には大変有意義だろう。一方、楽しみだけで続けるとしたら、市販テキスト(日本人著書)でこつこつ進めるのが穏当だろうか・・・私の場合は。

2018年1月13日土曜日

「屋根の上のヴァイオリン弾き」で知るイディッシュ語の世界

一昨日(1/11)の「イディッシュ語教室」に続き、昨日は教室のクラスメイト(クレズマー音楽家)主宰の「コンサート」、そして今日、教室の鴨志田先生の講演が「横浜朝日カルチャーセンター」で開かれた。そんなわけで、3日連続、イディッシュ漬けになった。

(本ブログ関連:”2017年度秋期「イディッシュ語」”)

一昨日の教室で、ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」(原作「牛乳屋テヴィエ」)で歌われる「陽は昇りまた沈む(SUNRISE SUNSET)」の歌詞について、解説いただいた。今回の講演では、この物語の背景を詳細に聞く機会を得た。東欧ユダヤ人の文化・歴史的な変遷、原作者ショーレム・アレイヘムのバイオグラフィ、物語の時代背景(政治潮流)、登場人物の言語イディッシュ語について、視聴覚設備を駆使して紹介いただいた。

作者ショーレム・アレイヘムの人生(結婚、家族構成)、その置かれた時代と体験(ウクライナからヨーロッパ、アメリカへの流転)から、原作に結びつくものがあると指摘された。戦前の日常語であったイディッシュ語が、現在厳しい局面に立たされていること(先生が海外で接したユダヤ人との対話を通して)を知ることができる。

先生は、最後に、主人公テヴィエへ(立場を超えて)「共感」する意味について語られた。

ところで、先生からイディッシュ語を学んでいるので、歌「陽は昇りまた沈む」の出だしにある、
「?איז דאָס מײַן מײדעלע דאָס קלײןע」を<筆記体>にして、ホワイトボードに書くようにいわれ、慌ててしまった。(ここに笑いマークを置きたいところです)
← イディッシュ語表記したところ、表示で単語の配列が乱れたため、改行(文頭)して修正しました。

(付記)
昨日は祐天寺、今日は横浜。全く同じ路線でいくことになった。それにしても、渋谷の街で、東横線渋谷駅にいたる地下道の長いこと、久し振りの都会の迷路に・・・。

(付記)
センター試験「地理B」の解答で、フィンランドを代表する「ムーミン」を主人公にした童話作家トーべ・ヤンソンが、母語としてスウェーデン語を使ったということが話題になっている。フィンランドの公用語は、Wikipediaによれば、< フィンランド語が93.4%、スウェーデン語が5.9%で共に公用語。サーミ人によるサーミ語が準公用語 > とされる。なぜスウェーデン語かといえば、フィンランドの歴史を遡らなければならない。(「多言語文化だ!」なんていう以前にも目を向けて置かなければ分からない・・・のじゃないのかな?)

2018年5月9日水曜日

「窓」 windowとפֿענצטער

イデッシュ語のテキスト「Colloquial Yiddish」に、高い位置にある <窓> を通じて、屋外から家の中に椅子を入れようとする小話「二人のヘルムのユダヤ人と椅子」がある。窓といえば、英語で「window」だが、テキスト(=イデシッシュ後)では「פֿענצטער(fentster)」と表現される。この二つの言葉、はたしてどのような起源を持つのだろうか。

(本ブログ関連:”ヘルム”)

そこで、英語の「窓(window)」の語源について、ネットに探したところ、windowは「風(wind)」と関連があるらしいこと。面白いことにもう一つ、ラテン語の「穴(fenestra)」が借用されていたという。ドイツ語学者植田康成氏は、ブログ「窓研究所」に次のように説明されている。(抜粋)
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・英語のwindowという語について考える。この語は古代北欧語 vindaugaに由来し、本来の意味は「風の目」である。
・かつて、「窓」を表す語として、windowの他に、住まいに穿たれた「穴」を意味するfenestreという語が併存していた時代があった。1066年のノルマン人侵攻後、大量のフランス語が英語圏に流入した結果、ラテン語 fenestraを由来とするフランス語が1600年頃まで借用されていたのである。つまり語源にもとづく「まど」の類型 (本コラムVol.0を参照) から言えば、それぞれ異なるタイプの二つの語が共存していた。いつしかfenestreの方は消失し、現在ではwindowのみが残った。
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イディッシュ語の単語について、どのような言語が由来しているか、Wikipediaの「イディッシュ語」に次のように概要している。(抜粋)
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イディッシュ語はドイツ語の一方言とされ、崩れた高地ドイツ語にヘブライ語やスラブ語の単語を交えた言語である。高地ドイツ語は標準ドイツ語の母体であるため、イディッシュの単語も
・八割以上が標準ドイツ語と共通しており、
・残りはヘブライ語アラム語ロマンス諸語、そしてスラブ諸語からの借用語である。
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英語の「窓」は、①「風の目」の意を持つ「vindauga」が「window」となり、②「穴」を意を持つ「fenestre」は無くなったようだ。
イディッシュ語の「窓」は、(素人解釈であるが ラテン語 fenestra 由来?の)「穴」の意に通じる「פֿענצטער(fentster)」になったようだ。すなわち、ドイツ語の「窓」である(ラテン語 fenestra 由来か?)「Fenster」と共通であるようだ。
ちなみに、ヘブライ語では「窓」を「חלון(halon)」というようだ。

窓を、「風の目」と「穴」と見るかで、住居のイメージまで変わってくる気がする。

じゃあ、ヘブライ語の「窓」の「חלון(halon)」は、どんな意味(語源)を持つのだろう?

2017年6月30日金曜日

”YiddishPOP” と 夏休み「イデッシュ語入門講座」

A. イディッシュ語教材ソフト ”YiddishPOP” 
イディッシュ語教室で使用している、先生紹介のネット公開教材ソフト ”YiddishPOP” (今のところPC専用だそうです)をご覧ください。女の子の「ノミ」とロボットの「モビ」を話題の中心にして、イディッシュ語学習を進めることができます。

(本ブログ関連:”始めの ~歩 イディッシュ語”、”イディッシュ語”)

① 先生のブログに、 ”YiddishPOP” の紹介記事があります。
② 下の Youtube で、”YiddishPOP”の Quick Tour を速見できます。
③ ”YiddishPOP” のソフトをいじっていただくと、なんとなく構成が見えてきます。
    (注)Versionが変わり次の操作と違う場合があります!
   ⇒ まずは、”Level1" のボタンをクリックしてみてください。
   ⇒ 動画の下のボタンで進行・停止・逆戻しできます。CCボタンでシナリオ表示します。
④ ちなみに、テキスト教材があり、英語(お勧め)/イディッシュ語を選択できます。

なんとなく見えて(雰囲気 ⇒ ドイツ語風+ヘブライ文字[活字体&筆記体])きたら、次に体験してみましょう。8月末に「イデッシュ語入門講座」があります。


B. 夏休み「イデッシュ語入門講座」
3日間で学ぶ、イデッシュ語入門講座です。(ノーベル文学賞の背景にもなった言語で、昔話など深い伝統があります)
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・日時:8月29日(火)~31日(木)、10時00分~13時20分(休憩20分含む)
・場所:東京外国語大学 本郷サテライト
・講座内容や申込みについては、次の「案内」をご覧ください。
    ⇒ 夏期間「イディッシュ語」
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(このQuick Tourでは、”YiddishPOP”の《雰囲気》だけ!とりあえずご覧ください)

2017年7月10日月曜日

ヘブライ文字のオンライン「キーボード」とイディッシュ語「辞書」

先日6/30の「”YiddishPOP”と 夏休み『イデッシュ語入門講座』」と、7/2の「イディッシュ語の文字」の続きです。

イディッシュ語で使う「ヘブライ文字」の練習をキーボードでしてみましょう。キーボードといっても、オンライン・キーボードで、ネット上で入力します。次に、オンライン辞書にも触ってみましょう。もちろんみなフリーのツールです。
(各ツールに感謝です)

A. ヘブライ文字用の「オンライン・キーボード」と「辞書」を利用してみよう
試しに、「机」の意のヘブライ文字「טיש」を、「オンライン・キーボード」で入力し、さらに「オンライン辞書」(イディッシュ語 ⇔ 英語)で確認します。

① オンライン・キーボード
・次のリンク先で、「オンライン・キーボード」(” Lexilogos ”)画面を開きます。
   http://www.lexilogos.com/keyboard/yiddish.htm
・リンク先画面で、ヘブライ文字「טיש」の3文字を打ってみましょう。
   ⇒ 画面下側に配置された文字キーをクリックすると、一つずつ文字が、右→左へ表示します。
・表示された、ヘブライ文字「טיש」をコピー(Ctrl+C)して、次の②の「オンライン辞書」で確認してみましょう。

②  オンライン辞書
・次のリンク先で、「Yiddish Dictionary Online」画面を開きます。
   http://www.yiddishdictionaryonline.com/
・この辞書の使い方の解説を、「טיש」の単語を元に例示していますので、ちらり見ておいてください。
・3番目のラジオボタンを押して、①でコピーした「טיש」をペースト(Ctrl+V)し、検索(Go)してみましょう。
   ⇒ 「טיש」は、英語の「table」
・ちなみに「טיש」は、ローマ字と次のように対応します。
   ⇒ 「ש(sh)」←「י(i)」←「ט(t)」です。(右→左へ読みます)

※ オンライン・キーボードで、イディッシュ語の文章も作成できます。興味ある方は、「Google翻訳ツール」で、<イディッシュ語 ⇔ 英語> の翻訳も試してみましょう。でも、最近気付いたのです。手書きをおろそかにするものじゃない・・・とね。


B. 夏休み「イデッシュ語入門講座」
3日間で学ぶ、イデッシュ語入門講座があります。イディッシュの古い伝統を、先生からうかがういいチャンスでもあります。
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・日時:8月29日(火)~31日(木)、10時00分~13時20分(休憩20分含む)
・場所:東京外国語大学 本郷サテライト
・講座内容や申込みについては、次の「案内」をご覧ください。
    ⇒ 夏期間「イディッシュ語」
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ここで一息、美しいイディッシュの旋律を聴いてみましょう。

「キャンプファイヤーを囲んで」は、火の尽きるまでたのしもう、消えたあと空には星々が冠となって輝く、そんな様子を歌っているようです。そして、眠りについたら夢をめぐりましょう。学のサマーキャンプとちょっと違った、生活の一場面かもしれません。


(Youtubeに登録のJoe Krapovに感謝)

2018年2月15日木曜日

秋期イディッシュ語 2017-17th (終業)

昨年秋から続いた「2017年度秋期間イディッシュ語」クラスが、今日で終業した。授業にいろいろ工夫いただいたにもかかわらず、わが知識は積んどく状態。回りにさぞや迷惑をかけているだろうが、それにもめげず、今年4月からの「春期間クラス」にも参加したいと願っている。

(本ブログ関連:”イディッシュ語”、”秋期イディッシュ語”)

先生のイディッシュ語体験談、才能豊かなクラスメイトの話(音楽、アート)など聞けるのも参加する意義がある。

さて、授業は最終回ながらいつも通り進められた。
・(復習):「(名詞)+(形容詞)+(定冠詞)」を「対格」にしたときの練習問題
・(時計):時計の表示を元に、時刻の読み方、および、朝・昼・夕方・夜・夜中を付した表現
                 - 時刻が30分を過ぎると、時間(hr.)は先付けになるという意見があった。成程!
・(読み):イディッシュ民話と思われる「7と7は11」の話を読む。


(余談)
2月も半ば過ぎて、3月もあっという間に終わるだろう。その間、イディッシュ語に触れるのに如何にしようと考えた。そうだ、「イディッシュ料理」がいい。先週、「シャベス(安息日)」の料理(名)を学んだし、上記読み物にも出てたし・・・。ということで、ネットでイディッシュ料理を検索したが、専門店が見つからない。「イズラエル料理」なら数店あったが。
そこで、Youtubeで「Yiddish cooking」と検索すると、(過ぎ越しの)「ポテトのパンケーキ(Potato Latkes)」が紹介されていた。それも有名なヴァイオリニスト「イツァーク・パールマン」の「母の味」の思い出語り(イディッシュ語交じりの英語?)を添えて、イディッシュ語(英語字幕)で紹介されている。まずは、食べ物に釣られることから始めよう。


(Youtubeに登録のForvertsに感謝)

2018年8月30日木曜日

夏休み2018 イディッシュ語 3日目

今日は、夏期コース「イディッシュ語」(初中級、8/28~8/30 の3日間)の3日目、最終日だ。夏休みの最後に当たるこの時期を無為に過ごすことなく、イディッシュ語講習を受講でき、感謝一杯です。

(本ブログ関連:”夏休み2018 イディッシュ語”、”夏休み2016 イディッシュ語”、”イディッシュ語”)

本コースを一緒に受講された方が、ユダヤ教研究者ということもあって、普段では経験できない貴重な話をうかがうこともできた。そんな状況を考慮して、進捗や内容調整のため先生にご迷惑をかけたのではないか反省しきり。

授業は次の内容で進められた。
① 本テキスト
  ・ 「過ぎ越しפּסח)」の行事について: <用意する物>、<食事の飾りつけ(סדר)や四つの質問>、<過ぎ越しの物語り(モーゼ)>

② サブ読み物(追加)
  ・イスラエルでイディッシュ語の普及に努めた詩人アヴロム・スッケヴェルの詩「与えられたものへの祝福(שהחײנו)」
  ・スッケヴェルが発行した季刊文芸誌「黄金の鎖」の冊子を拝見。
  ・スッケヴェルについて、先生の著書「現代イスラエルにおけるイディッシュ語個人出版と言語学習活動」p.77-78(鴨志田聡子著、三元社)に紹介されている。

というわけで、3日目は、近郊にある高尾山の登山者の前にいきなりエベレストが現れたようで、先生とユダヤ教研究者の間で解釈が語られるのを拝聴した。奥深さを知る貴重な経験ができた。

2018年5月10日木曜日

春期イディッシュ語 2018-5th

5月初のゴールデンウィーク連休中は、「イディッシュ語教室」も休講した。その間、自分なりにやったことといえば僅か。イディッシュ語教材の音声を、PCフリーソフトの(MP3プレイヤー)「聞々ハヤえもん」で聴いて、大声で発声したことくらい。速度調整できるおかげで、もつれた舌が音声とシンクロし始めるとうれしくなった・・・それくらいなのだ。

休みで揮発した記憶力と緩んだ気持ちを立て直したく、今日も「イディッシュ語教室」に通った。(地下鉄で通うため、地上に出れば雨上がりで、雷雨を知らず教室にたどりついた)

(本ブログ関連:”春期イディッシュ語 2018”、”イディッシュ語”)

授業にいつも工夫いただき、みなで楽しく学習することができた。感謝。

① 今回も「イディッシュの歌」を、歌詞を解釈しながら歌った。
  ①-1.「Yome Yome(יאמע יאמע)」:フォークソング「ベニーちゃん、ベニーちゃん」の欲しいもの。
      ・前回授業で解釈したものを再確認した。
  ①-2.「Sleep, my Child(son)(שלאָף מיין קינד)」:ショーレム・アレイヘム作詞の子守歌「眠れわが子よ」。
      ・前回授業で紹介(前触れ)されたものを解釈した。
      ・ニューヨークに単身滞在中の S.アレイヘムが、遠くの妻を通じてわが子を想う。
      ・アメリカはいいところだよ・・・と。
② 現代のイディッシュたちは、その出身に応じてローマ字やキリル文字転写も活用しているようだ。
③ 受講者が日頃使用している、オンラインのイディッシュ語辞書やツールについて互いに紹介した。

先生から、大学での「イディッシュ語」の授業で、学生たちが共同で課題に取り組んでいると紹介があった。若い好奇心がうらやましく、彼らの成果を知りたいと思った。

2017年4月18日火曜日

忘れた言葉を話すこと

不思議な話しに、全く経験のないはずの外国語を、催眠状態で話せる人がいるという。正直なところ、どんなに学術的な体裁で報告されたとしても、にわかに信じがたいし、都市伝説にうっちゃった方が健全な気もするが・・・。

むしろ、事故で脳障害を起した患者が、言語能力に目覚め堪能になるといった話しの方が納得できる気がする。小さい頃、遊んで頭をぶつけた時、直ぐに足し算や引き算の暗算をして、頭がおかしくなってないか確認した・・・そう考えること自体、重症でない証拠だが。頭の怪我で語学の才能に目覚めるという、そんな幸運に巡り合っていたならなあとつくづく思うが、危ない賭けで・・・。

ずっと根拠ある事例に、言葉の呼び戻しという、そんな場面に遭遇した話しがある。「現代イスラエルにおけるイディッシュ語個人出版と言語学習活動」(鴨志田聡子著)に、イスラエルのイディッシュ語の集いに参加した高齢者が、幼少期にわずかに経験した忘れたはずのイディッシュ語を突然理解できるようになるという。その補注(p.150 #80)に、次のような紹介がある。
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彼らはイディッシュ語を幼少期に家庭で聞いて育ち、それ以降は聞く機会があまりなく、自分でも話すことはおろか、聞いても理解できないと思い込んでいるような人たちである。こういった人が何かのきっかけでイディッシュ語を聞いてみると、彼ら自身ですら驚くほど理解できる。筆者は初級のクラスで一緒に語学を学んだ高齢者が、読み書きや話すのは難しいのに、聞いたイデッシュ語はすべて理解し英語(彼女の第一言語)に同時通訳していたのを見たことがある。
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幼少期の経験、特に言葉は、使えばますます磨かれるが、使わなくてもいずれ出番を待っている。人間ってすごいな、素晴らしいなと感動してしまう。同書には、イスラエルで使用頻度の少なくなったイディッシュ語を家庭内で使っている家族があり、その理由を新聞に語る親の言葉を紹介している。
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なぜ私たちは子どもをイディッシュ語で育てているのでしょうか。・・・ イデッシュ語は私たちと先祖を直接つなぐので、子どもが歴史的視野と確かな文化的背景を基盤に自我を形成するのを助けます。・・・
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そう、自分たちの言葉は、自分の過去をつなぐばかりか、自分たちの先祖とも直接つながっている。時間をまたぐ文化の架け橋でもある。言葉は忘れてはならないものだ。

2017年11月9日木曜日

秋期イディッシュ語 2017-6,7th

今日のイディッシュ語教室は、2時限連続の特別授業(2017秋期カウントを、06、07にする)。偶然というか幸運にも、アメリカから、イディッシュ語を話すことのできる女子留学生が参加してくれた。(留学生は、京都からお土産を持って教室に来られ、おもてなしが逆転してしまう結果に・・・)

留学生は、自身のイディッシュ文化との関わりについて語ってくれた。(その中からひとつ、写真投影もあって)、都心にあると思いきや、緑豊かな郊外に所在する「YBC(Yiddish Book Center)」での蔵書資料作成サポート経験を紹介された。同所は、世界からイディッシュ語書籍の寄贈を受け付けていて、蔵書が充実しているようだ。

目の前で、先生と留学生のイディッシュ語会話を聞いていると、(身の程知らずにも)その気になってくる。もちろん、先生の日本語解説があって了解されたことだが・・・。

(本ブログ関連:”イディッシュ語”、”秋期イディッシュ語”)

当然ながら、今日も授業(解説、Exercise)が進んだ。
① 定冠詞: דאָס , די , דער ⇒ 結論、名詞と定冠詞を一緒に覚えるのが良い!
② 動詞「好き(like / love)」: .איך האָב (נישט) ליב צו עסן [ I(do not)like to eat.]

最後に、日本で誰もが歌えるものの、イディッシュの歌(原曲1938年)であることが余り知られていない、「ドナドナ」の歌詞と楽譜が先生から配布され、みなで一緒に歌った。ちなみに、留学生から、「ドナドナ」のアメリカでの流行は、ジョーン・バエズが歌ってからによるのが大きいとのこと。それにしても、日本で誰もが知って歌えることに驚かれていた。

(本ブログ関連:”ドナドナ(Dona Dona)”、”素敵なあなた(Bei Mir Bistu Shein)”)

参考までに、ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」の原作「牛乳屋テヴィエ」(西成彦訳、岩波文庫)の「解説」で、日本での「ドナドナ」の普及について、次のように続けられている。
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(ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」公演の成功という)日本でこれまでほどに大衆的な支持を受けたユダヤ文化の遺産は、「ドナドナ」を除けば、たぶん類例がないといっていいほどである。
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かように、「ドナドナ」は、NHKの「みんなのうた」でも放送されたこともあり、日本の誰もが耳にした、あたり前の歌になっている。

2018年7月29日日曜日

暑い夏に「暖炉の上で」

2年前の夏、府中にある東京外国語大学の「オープンアカデミー」(社会人向け講座)で、(以前なかったと思うが)「夏期講座」が開催された。その中に「イディッシュ語入門」のコースがあった。

地元の図書館の棚に「エクスプレス イディッシュ語」(上田和夫著、白水社)があって、興味本位に6課ほど試し読みしていた。読むほどに頭がマシュマロ状態だったころ、上記の夏期講座の案内に「イディッシュ語」があるのを見つけた。アイウエオ順の記載だが、先頭近くに並んでいたような・・・。(アムハラ語、イディッシュ語、・・・)

講座では、先生がイスラエルで調査された、イディッシュ語の状況を背景に、イディッシュ語の(ヘブライ)文字や簡単なフレーズを紹介いただいた。何より良かったのは、イディッシュ文化について触れていただいたことだ。イディッシュ文学の流れから、バーナード・バラッドの「天使レヴィーン」を読んで聞かせていただいたり、19世紀末にイディッシュに人気のあった「暖炉の上で」の歌を教えていただいたことなど、初心者に楽しい授業だった。

そのとき聞いた「暖炉の上で」は、炉辺にパチパチといった音がして、ラビがゆったりと静かに、子どもたちにヘブライの文字を精神を伝える様子が浮かんでくるような、どこか懐かしい響きのする曲だ。


(Youtubeに登録のThe Soul of Jewish Musicに感謝)

2018年6月9日土曜日

(案内)2018 夏期間「イディッシュ語教室」

今夏も、東京外国語大学オープンアカデミー「府中キャンパス」で、「イディッシュ語教室」が、① 7月末、② 8月末に分けて、2種のコースが開催されます。申込受付け期間は、今月中(6月1日 ~ 6月29日)で、コースの詳細は、コース名に付したリンク先を参照願います。(リンク先より一部掲載いたしました)

① イディッシュ語超入門(鴨志田聡子先生)
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・開催日時:2018年07月31日(火)~08月02日(木)、10:00 ~ 13:20
・会場: 東京外国語大学 府中キャンパス
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・受講対象者
  - 全くの初心者の方が対象で、ヘブライ文字の学習から始めます。
・講座内容
  - ヘブライ文字に触れ、簡単な会話を覚えることが目標です。

 イディッシュ語初中級(鴨志田聡子先生)
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・開催日時: 2018年08月28日(火)~08月30日(木)、10:00 ~ 13:20
・会場: 東京外国語大学 府中キャンパス
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・受講対象者
  - イディッシュ語の文字と文法を一通り学んだ方。ヘブライ文字を読める方。イディッシュ語でお話を読みたいという方。
・講座内容
  - 20世紀半ばのアメリカに住んでいたユダヤ人の兄と妹「セレレとベレレ」のお話を読みます。(テキスト:コピー配布)

2017年5月18日木曜日

始めの6歩 イディッシュ語

イディッシュ語のようやく6歩目に達した。オンラインキーボードや辞書、翻訳ツールがなければとっくに挫折していたことだろう。まま、かろうじて冷や水飲みながら続けている。ネット時代に感謝。

(本ブログ関連:”イディッシュ語”)

アポロ11号が月に到達した際、アームストロング船長が人類初の月面に第一歩を踏み出すときに発した言葉は、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」だった。一方、私のイディッシュ語学習は、「これは一人の私にとっては荷の大きな一歩だが、人類にとってはちっちゃくて些細なことである」ってことくらい 分かっている、

そんなわけで、今日も何とか出席した。教室を休んで米国でイディッシュ語研修を受けてきた若者が、本教室で参考にしているテキスト「COLLEGE YIDDISH」(URIEL WEINREICH、1996年版)を買ってきてくれたのだ。感謝。何とイディッシュ語専門書店に2冊しか残っていなかったという。あらためて感謝。
それに、先生へ、Yiddish daily Foward のイディッシュ語と英語の両「プリント版」をお土産にしていたが、大層立派な仕上がりに驚き、文化を継承する情熱に敬服する。

今日の先生推奨の入門書「レッスン5」は、歌あり小話ありで多彩。そんな中の一つを関西弁にしてみた。この関西弁というか大阪弁について、神戸出身の方に一応のOKをいただいたが・・・どうだろうか。


ער לעבט פֿון דעס
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?װי גײט אײַער געשעפֿט
.זײער שלעכט. איך פֿאַרליר געלט אַלע טאָג
?פֿאַר װאָס פֿאַרמאַכט איר ניט דאָס געשעפֿט
!װי קען איך?  איך לעב פֿון דעם


これで生きてまんねん
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もうかりまっか
あかん、ずっと金欠ですわ
ほな、なんで(仕事)止めませんのや?
どなんしてや? わし、これ(金欠)で生きてますんや

2018年2月8日木曜日

秋期イディッシュ語 2017-16th

イディッシュ語ひいきだけで、昨年10月以来やっとたどり着いた「秋期イディッシュ語 2017」も、今日で最後から2番目になった。今、冬なのに「秋期」とは・・・年度を二分して行なうため、後半開始のコースを「秋期」と呼ぶので・・・。

(本ブログ関連:”イディッシュ語”、”秋期イディッシュ語”)

授業で使用のテキスト「Colloquial YIDDISH」(Lily Kahn)に登場するキャラクターがおもしろくて、ダイアログ(会話練習)はひねりが効いていて、ざっくばらんな人間関係が描かれている。(これが果たしてユダヤ人らしいというか、あるいは著者のセンスなのか・・・)

授業では、次について解説された。
① 主格(Nominative:~は)と対格(Accusative:~を[直接目的])の違いにより、定冠詞と形容詞(接尾辞)は、名詞の性に基づいて変化することを説明・練習された。
(語順はイディッシュ語に即して右から左へ)
・主格: (名詞ברודער)+(形容詞קלוגער)+(定冠詞דער) ⇒ 賢い兄(弟)は   
・対格: (名詞ברודער)+(形容詞  קלוגן)+(定冠詞דעם) ⇒ 賢い兄(弟)を 
② 「安息日(Shabaath:שבת)」について紹介された。何度聞いても未知の領域。(リンク先の日本語の解説とヘブライ語の写真が参考になる)

(素晴らしい話)
クラスメイトが、先生の助言により、イスラエル政府の招待を受けてイスラエルへ研修に行くそうだ。若くて能力ある人に、好機は待ち受けている。