冬から春に変わるのに、気温の境を14℃辺りと判断したが、もっと暖かく高い気温を求めるようになる。きのうに比べてひんやりした昼過ぎ、それも 16.5℃というに何だか物足りない。「サクラ」はゆるりと散り続け、次をうかがうように「ハナミズキ」は小さな花を準備している。薄曇りの中、公園併設の自然観察園と公園を流れる小川を巡った。
自然観察園で
ヤマブキ(樹)
観察園の入口にある掲示板の裏に「ヤマブキ(山吹)」の落葉低木が、黄色の花を垂れる枝に飾っている。ヤマブキのたたずまいは地味で見慣れたものだが、花を咲かすと溌溂としてくる。(確認したわけでないが)見つけたヤマブキは、一重の基本種のような気がする。実がつかぬ八重咲き種と違うよう・・・この場合、太田道灌と農家の娘との間の逸話となった素材にならないかもしれない。
ヤマブキソウ(野草)
ヤマブキに咲く黄色の色合いが似た花を持つ「ヤマブキソウ」は、野草なので上から見おろして観察することになる。(確認したわけでないが)4枚の花弁が微妙に重なっていて、その具合が不思議な感じがする。
クリンソウ(野草)
草地にポツンと咲いていると地味に見える。花の名について、Wikipediaに「花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある『九輪』に似ていることから名前の由来となっている」とある(現地で、しゃがんで細かく観察しなかった)。さらに、「日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型である」とのことだが、「サクラソウ」のイメージが直ぐに浮かんでこない。(今週末、ニホンサクラソウの自生地にて観察会がある)
公園の小川で
探鳥会のベテランの方が毎日配信する観察メールに、白頭の「ムクドリ」がいると紹介があった。きょう、小川の岸辺の草地で群れるムクドリの中に白頭のものと遭遇・・・目の前にいて驚いた。カラスの襲来に、一緒に逃げたりしていた・・・群れの中で仲良く溶け合っているのだろう。