よく晴れた暖かな日だった。天気予報では、これから四五日、最高気温が20℃越えの天気がつづくそうだ。ますます外出しやすくなった。(4/8 最高気温 20.8℃)
きょうのカレンダーに、お釈迦さまの生まれた日を祝う「花まつり(灌仏会:かんぶつえ)」と記されている。「花まつり」の思い出は、幼稚園の催事にあったような・・・、というか、お釈迦さまの立像に「甘茶」をかけることに興味深かっただけかもしれない。甘いものに無性に関心があったころのこと。
甘茶の味が気になる。公園近くに、郷土史に必ず語られる古寺「金蔵院」*があって、花飾りしたお堂が用意されるというので出かけてみた。<花御堂(はなみどう)をつくり、その中に浴仏盆(よくぶつぽん)という水盤にお釈迦様の誕生仏を安置して、参詣人はその頭上に竹の杓で甘茶をかけてお誕生を祝う> とのこと。
(*)金蔵院の年中行事: http://konzoin.com/?page_id=25
うかがえば、本堂の前にきれいな紅白の花で飾られた花御堂と、その中にお釈迦さまの小さな立像があった。柄杓(ひしゃく)があって、それを使って甘茶をかけるのだが、檀家でもない気おくれか、しばらく眺めさせていただいた。
考えてみれば、「花まつり」はきょう一日だけのこと。次回は一年待たねばならない。そんな当たり前のことが、とても貴重に思えるようになった。大事に過ごしたいと思うきょうこのごろ。