「ヒヨドリ」は「ヒヨ」と略称される。「ハシブトカラス」を「ブト」、「 ハシボソカラス」を「ボソ」と呼ぶようなもの。フィールドで、あまりに普通(平凡)で、野鳥観察では有難味がないからかもしれない。普通(平凡)な私ですら、彼らを呼び捨てにする。
きょう、隣り町の本屋で、野鳥趣味の月刊誌「BIRDER 7月号」を購入した。特集は「深掘り! ヒヨドリ・ムクドリ」、最も身近な鳥たちだ。
● 「ヒヨドリ」は、野鳥観察でいつも目にする、年中当たり前の鳥ながら、欧米人に人気の極東固有種だ。ただし、鳴き声、姿色合いがパッとしない。それでも、記事「読者が撮った! ヒヨドリの花と木の実レストラン」の写真は素晴らしい。サクラの花びらが落ちるのを背面飛行で受けとめるような一瞬の光景は、まるで日本画を見るよう。この画像だけでも本号の価値がある。
● 特集の二番手「ムクドリ」は、日ごろの悪目立ちが過ぎる。群れて、人が近づけばサッと逃げる。夕暮れの町にたむろする不良少年たちといったところ。正直、絵にならない奴なのだが・・・とはいえ特集のトリ。
掲載の「ギンムクドリ」の雄の写真を見て、どこかで会ったような気がする*・・・白頭のムクドリを本ブログに記したことがある。
(*)本ブログ:「白頭のムクドリ」(2022年4月7日)
ところで、ムクドリを「ムク」と呼び捨てにしないのは、一説に「ムクノキ(椋の木)や、木肌の無垢(むく)と連想しやすい」のを避けるためという(Gemini)。
秋の終わり、ぎりぎりまで民家の庭に残った柿の実を冬支度のため、ヒヨドリやムクドリがついばんでいた(完全に食べ切った)のを思い出す。柿の実を残しておいた、その民家の心意気がうれしい。
(本ブログ関連:”柿の実とムクドリ”)