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2026年7月31日金曜日

うなぎの蒲焼、7月の終わり(まだ夏がある)

土用」は、二十四節気の <四(しりゅう)> である「春・夏・秋・冬」の直前、すなわち次の四季が始まる前の約18日間を指す。
今年の、秋に変わる前の土用は、7月20日の「土用の入り」から、「立秋」( 8月6日)の前日までであり、その間に「うなぎ」を食う習慣のある「土用の丑の日」(7月26日)がある。

(本ブログ関連:”うなぎ”)

土用の丑の日に遅れたが、きょう、ファミリーレストランで、伝統というか習慣にのっとり、家族でうなぎの蒲焼を食ってきた。同店は先日まで、うな重の幟(のぼり)旗を立てていたが、今は別の品目に変わっていたけれど。もう町は、8月に向けて変わりつつある。

ということで、きょうで7月が終わる。きりがよくないが、一年の十二分の七(7/12)を食ったことになる・・・今年の半分と一か月をだ。何度も繰り返してきたことだけに、この先あっというまに秋になることが分かっている。本当に時間が過ぎる速さを感じる。

「~の終わり」なんていうと、若いころはドラマチックに聞こえた。今は違う、終わったら新しいことが始まるなんて容易じゃないことを知っているからだ。
でも気象庁の季節区分で夏は6月~8月だし、子どもたちの夏休みは8月いっぱいあるして、当分元気で賑わかしていきたい。

2026年6月11日木曜日

入梅 2026

関東甲信にけかて、すでに「梅雨入り」したと気象庁から発表(9/7)されているが、雑節できょうが「入梅」であり、「田植えの日取りを決める」重要な日という。

(本ブログ関連:”入梅”、”雑節”、”梅雨入り”)

梅雨にちなんで梅酒作りがある。二十四節気の「芒種」(6月6日 ~ 6月20日)を3つに分けた七十二侯の「末候」は、<梅> に着目して、「6月中旬〜下旬の完熟梅を使って、『芳醇でフルーティー、コクのあるまろやかな梅酒』に仕上げる」といわれる。(一般の梅酒作りには青梅を使う)

子どものころに母が作ったのは、梅の実と氷砂糖だけのシロップだった。暑い夏に、氷水に混ぜて飲んだとき、シロップだけを飲んでみたい誘惑にかられたものだ。それは、カルピスの白くて濃いい瓶詰のシロップに対して、あるいはさくらんぼの缶詰のときもそうだった・・・ つまみ食いして悟ったのは、実際はそうでもないということだった。

ちなみに、雑節は次の9つがある。

■ 雑節(Gemini による)
雑節(ざっせつ)時期(目安)内容・意味
節分(せつぶん)2月3日頃 江戸時代以降
(立春の前日)
季節の変わり目。邪気を払うために豆まきを行い、恵方巻を食べる習慣があります。
彼岸(ひがん)3月・9月の春分・秋分を挟む7日間先祖供養をする期間。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、季節の節目となります。
社日*(しゃにち)春分・秋分に最も近い「戊(つちのえ)の日」生育した土地の神(産土神 うぶすながみ)を祀る日。春は豊作を祈り、秋は収穫に感謝します。
八十八夜
(はちじゅうはちや)
5月2日頃
(立春から88日目)
本格的な農作業(茶摘みや種まき)の目安となる時期。この頃に摘んだお茶は縁起が良いとされます。
入梅(にゅうばい)6月11日頃
(太陽黄経80度)
暦の上での梅雨入り。農家にとって田植えの時期を決める重要な節目でした。
半夏生
(はんげしょう)
7月2日頃
(夏至から11日目)
農作業を終える目安の日。関西ではタコ、福井ではサバなどを食べる風習があります。
土用(どよう)各季節
(立春・立夏・立秋・立冬)の前約18日間
季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期。特に夏の土用(丑の日)には鰻を食べることで有名です。
二百十日
(にひゃくとおか)
9月1日頃
(立春から210日目)
台風が襲来しやすい時期とされ、農家が警戒する厄日(やくび)の一つです。
二百二十日
(にひゃくはつか)
9月11日頃
(立春から220日目)
二百十日と同様に、台風の襲来や強い風に警戒が必要とされる日です。

* )社日: 上表のなかで、「社日(しゃにち)」について、あまり縁がないように思われるのは、郷土(生まれた土地)の守護神への意識が、とりわけ都市部で見られないせいだろう・・・もちろん、地域によって郷土意識が十分残っているところはあると思うが。

雑節は、郷土との絆を持たせる大切な知恵(季節観)と思う。郷土を慕い思い返す歌が、NHK「みんなの歌」から見られなくなりつつあるのは残念。

2026年5月5日火曜日

立夏、こどもの日 2026、ピーター・パン

きょうは二十四節気の「立夏」、夏の気配が立ち始める日。まさに公園の新緑は影を濃くし、下草も勢いよく伸びる。日向と日陰の境い目が明確になる季節となった。

(本ブログ関連:”立夏”)

合わせて、国民の祝日「こどもの日」でもある・・・彼らが公園の広場を駆けまわり、小川で水遊びする光景が容易に浮かんでくる。きのうと比べて涼し気であるけれど、連中は気にしないだろう。子どもでいることは羨ましい。


ピーター・パン
英国の「ピーター・パン」は、大人向け小説(「小さな白い鳥」)内のひとりのキャラクターとして初登場したが、主人公として本格的に登場するのは舞台劇だった。ロンドンや、ブロードウェイで演じられた後、(大人向け側面を持つ)児童文学「ピーターとウェンディ*」(ジェームス・マシュー・バリー作)が出版された。
(*)ピーターとウェンディが一緒に空を飛ぶのを見て、スーパーマンとロイス・レインがそうしたのを思い出す。
● 1904年12月27日に、ロンドンの「デューク オブ ヨーク ’s シアター」で、劇作家ディオン・ブーシコーの娘ニーナ・ブーシコーが、タイトルロール(題名役)を演じて初演。
● 1905年11月6日に、ブロードウェイ 41番街の「エンパイア シアター」で、モード・アダムスのピーター・パン役により、ニューヨーク デビューを飾った。


■ Gemini: 成立順のまとめ
発表年形態タイトル備考
1902年小説(一部)小さな白い鳥(J.M バリー作)キャラクターとしての初登場
1904年戯曲(舞台)ピーター・パン:大人にならない少年物語としての完成・初上演
1906年小説(抜粋)ケンジントン公園のピーター・パン『小さな白い鳥』の該当箇所を分冊化
1911年小説ピーターとウェンディ舞台版をもとにした決定版小説
1928年戯曲(台本)戯曲版の「台本」を書籍として出版

Gemini によると「当時のロンドンでは、小説を読んでから舞台を観に行くのではなく『舞台で大人気だった物語を、後から小説でじっくり読めるようになった』という流れだったことがわかります。」とのこと。


■ Youtube(登録: DisneySingItVideos)
「You Can Fly(from Peter Pan)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=kyd1j3mRsw4
    ー 色彩設計: メアリー・ブレア(本ブログ関連

2025年5月5日月曜日

立夏 2025、こどもの日

きょうは二十四節気の「立夏」であり、合わせて国民の祝日「こどもの日」でもある。
夏の気配が立ち始めるという <立夏> にふさわしく、きょうは南の暖かい風が強く心地よい。面白いことに、ゴールデンウィークに近所を賑わせていた子どもたちの声がさっぱり聞こえてこないのだ・・・まさに <子どもの日> で、家族そろって遊びに出かけたのだろう。

(本ブログ関連:”立夏”、”こどもの日”)

古き良き時代のディズニーのアニメ「子どもの夢」を見てみたい。

■ ディズニー(登録: ムービーコン - アニメ)
シリー・シンフォニー*(Silly Symphony) #70「子どもの夢(原題:Wynken, Blynken, and Nod)」(1938.5.27)
(*)シリー・シンフォニー:「1929年~1939年にかけて、ウォルト・ディズニー・プロダクションズが制作した75本のミュージカル短編映画からなるアニメーション・シリーズである。」(e-Wikipedia
    ー https://www.youtube.com/watch?v=VozAvEHlJyE



生成AI「Gemini」との Q&A
Q.ディズニーの短編アニメーション「Wynken, Blynken, and Nod」のタイトルには、何か意味が込められているのでしょうか?
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A.「Wynken, Blynken, and Nod」というタイトルは、元になったユージン・フィールド(Eugene Field、1850~1895)の同名の詩**に由来しており、詩の内容と深く結びついています。
(**)詩の冒頭:「ある夜、ウィンケン、ブリンケン、ノッドは / 木靴に乗って出帆しました。 / 水晶のような光の川を航行し、 / 夜露の海へ船を進めました。」

詩の最後に明かされるのですが、WynkenとBlynkenは子供の二つの目を、Nodはうなずく頭を表しています***。そして、彼らが夜の海に漕ぎ出す木靴の舟は、子供の寝台を象徴しているのです。
(***)彼らは、一人の子どもだったことが明らかになる。

つまり、このタイトルは、眠りにつく子供たちのまぶたの動き(まばたき)うなずく様子を、夜の海で星を釣りに行く三人の漁師に見立てた、詩的で優しいイメージを表していると言えるでしょう。ディズニーの短編アニメーションも、この詩の持つ幻想的で夢のような世界観を映像で表現しています。
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2024年5月31日金曜日

きょうで5月が終わり、あしたから夏

昔のラジオ番組「君の名は」には有名なナレーションがあって、「忘却とは忘れ去ることなり」と人生の局面(運命を納得すること)を語った。そんな大げさなものではないが、近ごろ「時」の経過を忘却する。ブログに書いたことすらも忘れる・・・納得してないのに。

(本ブログ関連:”君の名は”)

だから、PCの横に「日付」と「曜日」を大きく強調したデジタル時計を置いているのだが、それすら見落としていることが多々ある。

きょうは5月31日、気象庁の季節区分*で「春」が終わる。あしたから「夏」になる。
(*)気象庁:「時に関する用語 - 季節を表わす用語」
    ー https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/toki.html#A95
    ・春:3~5月
    ・夏:6~8月 
    ・秋:9~11月
    ・冬:12~2月

それに比べて「初夏」といった表現は、二十四節気**をもとに、Wikipedia***やネット情報によれば「立夏」~「芒種」の前日(すなわち「小満」)までとなる・・・ゆるい感じで。
(**)国立国会図書館「二十四節気(にじゅうしせっき)| 日本の暦」
    ー https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s7.html
(***)Wikipediaによる
    ・初春:「立春」~「啓蟄」の前日(すなわち「雨水」いっぱい)まで
    ・初夏:「立夏」~「芒種」の前日(すなわち「小満」いっぱい)まで
    ・初秋:「立秋」~「白露」の前日(すなわち「処暑」いっぱい)まで
    ・初冬:「立冬」~「大雪」の前日(すなわち「小雪」いっぱい)まで

すでに初夏(立夏5/5~芒種の前日6/4)である。このところ太陽が強く照り付ける日があるものの、雨天が続いている。

初夏の鳥(カッコウ、ホトトギス、ツツドリなど「カッコウ科」)の情報を、野鳥観察(探鳥会)の幹事さんから求める案内をいただいている。昨年の6/4の未明、「カッコゥ、カッコゥ、カッコゥ」の鳴き声を聞いたが、今年はどうだろう。

(本ブログ関連:”カッコウ”)

2024年5月14日火曜日

自然観察園

昨日の早朝、風を交えて雨が降り始め、夜遅くになってともに止んだ。明けてきょう、明るい日射しを受けた樹々の葉は、きのうの雨に洗われてか緑に輝いた。

昼下がり(16時に)、5月の薫風にあたろうと、公園に併設の「自然観察園」へ出かけた。この時刻の太陽高度は意外に高く、頬(ほほ)をじりじりと焼くのを感じた。

例によって、観察園入口で配布の(今月の)「花だより」(見ごろの花一覧と観察順路図を記載)を手にして園内を巡った。人影がまばらの園内は、辺り一面、夏草に覆われていた。途中に出合った「エノキ」の緑陰と、雑草を照らす日向とのコントラストに、みなぎる生命を感じた。


スイカズラ(写真左)、シラン(写真中央)、キショウブ(写真右)
・観察園に入ってすぐに、ツタのための柵があり、「スイカズラ(吸い葛)」の花が白から黄に変わる様を見ることができる。常緑つる性木本で、草のように見えて木質である。「細長い花筒の奥に蜜があり、古くは子どもが好んで花の管の細いほうを口に含んで甘い蜜を吸うことが行なわれた」(Wikipedia)とのこと。知っていれば、味わってみたのに。
・小柄なラン科の野草「シラン(紫蘭)」が、観察順路とを区分するロープそばに、紅紫色の花を咲かせていた。すぐに目につくおとなしい花だ。
・「かがみ池」の岸辺に、黄色の大きな花を咲かせた「キショウブ(黄菖蒲)」が群生していた。遠目にも目立つ。観察園のボランティアの方が居合わせたので、話をうかがったところ、外来種(要注意外来種)で、今後の扱いをいろいろ検討しているとのこと。たしかに、「花だより」にも、園入口の掲示板の写真にも紹介がない。

(本ブログ関連:”スイカズラ”、”シラン”)


調度、閉園時間(16時30分)となり退出した。帰り道、「カモジグサ」が小川の土手に沿うようにたくさん生えていた。

公園を離れたところにある小公園に寄ったところ、池の水は相変わらずで、水鳥たちの姿を見かけない。がっかりしていたら、足元の石畳の上を、ミミズ*を口にくわえた「ムクドリ」が小走りに横切り、草むらに姿を消した。
(*)きょうは、二十四節気「立夏」の<次候>「蚯蚓出(みみずいずる)」の最終日。

2024年5月5日日曜日

立夏 2024、こどもの日

きょうは国民の祝日「こどもの日」であると同時に、二十四節気の「立夏(りっか)」でもある。こどもの日は 5月5日と決まっているが、立夏は 5月5日以外に、たまに 5月6日の場合もある。これから2060年までの間、立夏が 5月6日となるのは、2027年と2031年の2回である。

(本ブログ関連:”こどもの日、立夏”)

端午節句」のこどもの日は、いうまでもない、大人が子どもたちを大切に思い、そう心がける日だ。幼いものは尊い。もっといえば生命の誕生は奇跡だと思う。身近な生きものですら、細胞内の代謝系路とか、ミトコンドリア内の電子伝達系とか、それをになう有機構造とか一体誰が設計*したのだろう、不思議でしかない。子どもがいなければ、それらを次に伝えることはできないのだから。
(*)設計: 背景には必ず設計思想があるはずだ。

立夏は、次第に夏めき、その気配が濃厚になる深緑の候。
二十四節気の立夏について、更に三つに分けた「七十二候」は次のようになる(Wikipedia)。
・初候    蛙始鳴(かえる はじめて なく) : 蛙(カエル)が鳴き始める
・次候    蚯蚓出(きゅういん いずる) : 蚯蚓(ミミズ)が地上に這出る
・末候    竹笋生(ちくかん しょうず) : 筍(タケノコ)が生えて来る
初候の「蛙始鳴」は「かわず はじめて なく」の読み方が正解らしい。

ところで、わたしたちは、漂白(乞食、寺男とかわらぬ)詩人が好きで、特に俳人の(井上)井月、(種田)山頭火、(尾崎)放哉などが思い浮かぶ。すべてに自由であり、そこに才能を生かしたわけだが現実はつらい。生き方が記録に残さればなお一層のこと。

井上井月に次の句がある。
「蛙(かはづ)なく 夜の浅みや 囉(もら)ひ風呂 」
カエルが鳴く、春の宵、農家が風呂を沸かして互いに行きかう風習に混じって、井月ももらい風呂をしたという。昔の人びとは素朴で、心に余裕があったようだ(もちろん、手間や経済的な意味合いもあってのことだろうけど)。
(参考)「い~な 上伊那」「もらい風呂に蛙なく頃 【井月さんのこころ114】」(2015.05.16)
ー https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/life/13533.html

風呂は朝風呂が、遅くとも夜の入りの薄明かりが残るまでに入るのが最高だ。

2024年4月19日金曜日

穀雨 2024

きょうは二十四節気の「穀雨(こくう)」で、春雨のころ。すなわち、「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」を由来にして、この時期を「雨降って百穀を潤す」(種子の発芽と成長をうながす)という。春先、雨に濡れるのは心地よかったりする。

(本ブログ関連:”穀雨”)

雨つながりでいえば、菜の花の咲く時期の雨を「菜種梅雨」といい、「梅雨」の気配をにおわせる・・・実際、梅雨は6~7月のこと。穀雨の次の5月初には、二十四節気の「立夏」があって、梅雨入り前に夏を意識させる。順番というものがあるわけで。

今回、雨は昨夜遅くに辺りを微かに湿らせたに過ぎない。あまねく実りの雨となるには少々時間がかかりそうだ。


地図の日
ところで、きょうは「地図の日」だそうだ。伊能忠敬が蝦夷地測量のため、江戸を出発した寛政12年閏4月19日にちなんでとのこと。陽暦では、1800年6月11日にあたるが。

地図についての思い出に、中学時代、アメリカのロード・アトラス(道路地図帳)を使って、友人と地名探しを楽しんだことがある。適当にページをめくり、一方が地名をあげる。それ聞いた相手は地図に目を凝らして探しだすといった風。英語地図なので、正確な発音かどうか不確かだったが。

この友人とは気が合い、地元の図書館からロシア語会話本を借りて、教室の中で会話のまねごとをしたりした・・・ちょっと得意気に。まあ、遊び半分なので身に着かなかったけれど、変わったことをやりたい時代だった。

2023年5月6日土曜日

立夏 2023、(5/5の 石川県能登地方地震)

きょうは二十四節気の「立夏(りっか)」、<夏の気配が立ち始める>ころをいい、「初夏」*(立夏から「梅雨入り」の間)の入口にあたる。
(*)気象庁の季節区分で「夏」は 6月~8月の間をさす。

まさに夏が来た。いつもなら、この時期のブログに唱歌「夏は来ぬ」(作詞:佐佐木信綱、作曲:小山作之助、1896年)に触れるところだが。少しかじると、歌詞は「万葉集」、「栄花物語」、良暹(りょうぜん)法師の「詞花集」、「源氏物語」の花散里などから、言葉を選んで構成しているという・・・「唱歌・童謡ものがたり」(読売新聞文化部、岩波現代文庫)。

(本ブログ関連:”夏は来ぬ”)

今年の「ゴールデンウィーク」の 5月4日~6日、連日「夏日」(最高気温が25℃以上)になった。しかも、きょうは今年一番の暑さ 28.8℃を示した。気配だけじゃない、夏そのものといいたい。けれど天気予報は、あす以降気温が逆戻りするという。

(本ブログ関連:”立夏”、”夏日”)

月/日      最高気温(℃)    時刻
4/21        27.1
5/4          26.6
5/5          26.9        (14:15)
5/6          28.8        (14:11)


地震----------------------------

昨日(5/5)、石川県能登地方で発生した地震(群発活動が続く地域)
・石川県珠洲(すず)市での震度6強
・都内阿佐ヶ谷での震度1
・当時わたしは一瞬微妙な揺れを感じた気がした

気象庁「震源・震度情報」発表(2023年05月05日14時46分)
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地震の発生日時: 05月05日14時42分頃
震央地名: 石川県能登地方
深さ: 10km
マグニチュード: M6.3    ← 昨年6/19の M5.4 に対して40~50倍の規模
----------------------------

テレビのニュースで、地震学者が「内陸直下型地震」として次のような見解を示した。
・地下に流体(高温高圧の水)が移動(膨張)して断層を刺激した結果ではないかという。

2023年4月20日木曜日

穀雨 2023

きょうは、二十四節気の「穀雨(こくう)」。田畑を耕作する準備が整い、春の最後の雨が降る頃をいう。農家と縁がないのに、農事につながる穀雨について納得してしまうのは不思議。古来、日本人は農業にいそしんでいたからだろう。そういえば天気予報の日ごとの天気マークを見ると、今週末に <雲&雨傘の合体> マークが付いている(アレレレ、天気予報が微妙に変化したぞ!)。

(本ブログ関連:”穀雨”)

穀雨の次の節気は、夏の始まりを意味する「立夏(りっか)」。そろそろ夏の心がまえが必要。今、当地域は「夏日」がつづいている。なにしろ最高気温が、きょう 25.8℃(13:31)、きのう 25.3℃(12:34)=今年初の夏日だった。

(参考)夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜など気象庁の用語
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            夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
            真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
            猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
            熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)
            ------------------------------------------

午後3時過ぎに家を出た。西陽は思った以上に高くてヒリヒリ照らす。木陰をくぐっても、ヒンヤリもしなければ、涼しくもない。これからは逃げ場のない熱気に包まれることになるだろう。夏はすぐそばにいるようだ。

寒い季節を忘れるのは一瞬だ。まるで電車を乗り換える心理に似ている。鉄オタではないので、前の電車がどうだったとか、路線がどうだったかなんて気にしない。気持は新しい進行に向かって、身の周りをどうするしか関心がない。(多分、ひとの心変わりもこんなものなのかと推測してしまう)

2022年5月5日木曜日

立夏 2022、こどもの日、自然観察園

きょうはカレンダー上、4~5月にまたがる「ゴールデンウィーク」(GW)の最終日。二十四節気の「立夏(りっか)」であると同時に、祝日の「こどもの日」でもある。夏の気配が始まるこの初夏の時期、子どもたちの声を高く届けるようと、<鯉のぼり>の鯉がそれを吸って青空を泳ぐように見える。

(本ブログ関連:”立夏”、”こどもの日”)

<連休の日数>
今回のGWは、祝日と土日の休日に、有給休暇を2日(5/2、5/6)付け加えることで、最長10連休となることができる。再びこのパターンとなるのは、2033年(令和15年)*までしばらくお預けのようだ。
(*)参考:「fragment.database」 サイト  http://www13.plala.or.jp/bigdata/golden_week.html


<端午の節句と暦、屈原とちまき、そして柏餅>
こどもの日の新暦5月5日は、「端午の節句」にあたるが、いろいろ矛盾があるという**。端午の節句は、中国楚の時代に諫言が受け入れられず、陰暦の5月5日に泪羅(べきら)の淵に身を投じた「屈原」をとむらうことに起源しているとの説明がある。
(**)歳時記:「日々の歳時記」(広瀬一朗著、東京新聞出版局)

また、屈原を悼んだ民衆が、彼が入水した川に供え物を投じたことが由来となって「ちまき」ができたという伝説がある。
下記の「自然観察園」巡りの帰り、途中で和菓子屋に寄って <ちまき> を求めたが、きょうはこどもの日のため予約制とのこと。代わりに<柏餅>を購入した。


<唱歌「夏は来ぬ」と陰暦5月>
立夏から <初夏> が始まる。夏が来たことを歌う唱歌「夏は来ぬ」(佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲、明治29年(1896年))には、陰暦の5月がふさわしい歌詞表現***がある。歌詞の2番に「さみだれ(五月雨)の そそぐ山田に」があり、まさに陰暦5月をさす。
(***)参考:「世界の民謡・童謡」サイト http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/natsuhakinu.htm


<自然観察園>
カレンダー上、GW最終日のきょう「こどもの日」に、公園は家族連れでにぎわった。園内を流れる小川には、初夏のまぶしい陽射しを受けて、水遊びにはしゃぐ子どもたちの姿であふれていた。
それでも、公園併設の「自然観察園」は、植物を楽しむにはあるていど歳が必要なようで、もっぱら大人たちの姿ばかり目だった。今回は、そこかしこに白色の花の「オドリコソウ」が目についた。(正直、オドリコソウとヒメオドリコソウの区別があいまいになっている・・・並べてはじめて確認できるような)

オドリコソウ(白色)
観察園入口に配置された「花だより」に記載の野生植物リストと観察順路図をもとに、「ホタルオカズラ」を探し写真に撮った。かなり小さな青白色の花であるが、観察園入口の掲示板にある写真パネルのものと比べると、色彩はず~っとおとなしい(西陽を受けて色が飛んだせいがあるからかもしれない)。

ホタルカズラ?
<ハルジオンとヒメジョオン>
自然観察園の帰り道、路傍に白色の「ハルジオン」の花があちこちに咲いていた。ハルジオンに似たものに「ヒメジョオン」があって、違いは次の通り****。今年になって家の庭にいっぱい咲いたのはハルジオンだった・・・雑草なんだよな~。
・ハルジオン: 葉のもとの方が、茎を抱くような形。茎は中空。
・ヒメジョオン: 葉のもとの方が、茎を抱かない。茎は中空でない。
(****)参考:「楽しい自然観察 雑草博士入門」(岩瀬徹・川名輿/著、全国農村教育協会)

2022年5月2日月曜日

八十八夜 2022

二十四節気の起点「立春」(今年は2月4日)を第一日にして、きょうは八十八日目で、雑節「八十八夜(はちじゅうはちや)」にあたる。気象庁でいう「春」は3~5月の間だが、間もなくして5月5日には「立夏」となり、「晩春」から「初夏」に変わる。

(本ブログ関連:”八十八夜”)

八十八夜といえば、文部省唱歌「茶摘み」(作曲・作詞者不明、明治45年(1912年))の歌いだしにある「夏も近づく八十八夜」、それにあわせて「あれに見えるは茶摘みぢやないか」の詞を思い出す。<八十八夜>と<茶摘み>のイメージがセットになる。

茶葉販売店は幟(のぼり)を立て、新茶シーズンの到来を知らせる。普段、茶の習慣が薄れている者でも、八十八夜のこの時期くらいせめて新茶を飲んでみようかという気になる。新茶葉は栄養価が高く、飲めば健康に良くて長寿につながるそうだ。壮年期ならいざしらず、この歳になると長寿に関心が乏しくなっているものの、茶を飲むときの「ふぅ~」と息に出る安堵感は他に代えられない。

むかし、趣味仲間のベテランの方が自宅の庭に茶(チャノキ)を植えて、葉を摘み、蒸して揉むといった工程について、あるいは気候によって出来映えが違うといったことを聞かされた。手間をかけて作ったお茶は美味しいという。

近くの茶葉店で、新茶を求めてみようかな。

2021年5月5日水曜日

立夏 2021、こどもの日

きょうは二十四節気の「立夏(りっか)」と同時に、祝日「こどもの日」でもある。両方ともに5月5日に重なる場合が多いが、立夏は二十四節気の都合で5月6日になることもある。

(本ブログ関連:”立夏”、”こどもの日”)

「こどもの日」に、子どもたちがきらきらした陽を浴びながら、原っぱを元気に駆け回っている光景を想像する。晴空がふさわしいが、5月5日の東京の天気出現比は、(晴れ):(曇り):(雨) =2:1:1 のようだ。いつも良い天気ばかりとは限らないことになる。それだと、「立夏」の意味する <夏の気配が始まる> とか、<五月晴れの爽やかな風> といった情景にもつながらなくなってしまうが・・・。実際、きょうの天気具合もそうだった。

子どもの日に合わせた風物に「鯉のぼり」がある。子どもたちが健康でのびやかにすくすく育って欲しいといった願いから、鯉の吹き流しを庭先に飾り立てるのだが、今の時世、吹き流しの鯉を自由に泳がせる余裕がない住宅事情とか、竿先の飾り(矢車)の音がうるさいと苦情が出るとかで、近隣の住宅街であまり見かけないのが残念。

鯉のぼりといえば、なつかしい文部省唱歌「鯉のぼり」(作詞不詳、弘田龍太郎作曲)がある。歌詞の一番は次の通り。(最近あまり歌われないという)

「鯉のぼり」

   甍(いらか)の波と雲の波、
   重なる波の中空(なかぞら)を、
   橘(たちばな)かおる朝風に、
   高く泳ぐや、鯉のぼり。

ところで、子どものころ、歌の出だしの「甍(いらか)の波と雲の波」の「甍(いらか)」が何であるか深く考えることなく歌っていた。漠然と「屋根」をイメージしてはいたが、中学の国語の教科書に載っていた、三好達治の「甃(いし)のうへ」(詩集「測量船」所収)の詩を学ぶことで、あらためて「甍」が <瓦(かわら)屋根>であることを確認した。

なにより擬古文調の響きの良さと、ロマンチックな雰囲気(映像化できる)に引き込まれた。国語教師が、この詩の情景について熱く、そして語彙をていねいに解説してくれた記憶がある。読み返すとなつかしく、こそばゆい気がしてくる。

「甃(いし)のうへ」*

   あはれ花びらながれ
   をみなごに花びらながれ
   をみなごしめやかに語らひあゆみ
   うららかの跫音(あしおと)空にながれ
   をりふしに瞳(ひとみ)をあげて
   翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり
   み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ
   廂(ひさし)々に
   風鐸(ふうたく)のすがたしづかなれば
   ひとりなる
   わが身の影をあゆまする甃(いし)のうへ

(*)青空文庫に掲載: 三好達治の詩集「測量船」より
https://www.aozora.gr.jp/cards/001749/files/55797_55505.html

2021年4月30日金曜日

きょうで4月は終わり、晩春

きょうで4月が終わる。あっという間に、今年の3分の1を食ってしまったことになる。なぜか宙ぶらりんのような気がしてならない。新型コロナウィルスの感染を恐れて自宅にこもったままいると、まるで恒温槽の中で生活しているようなもので、時間感覚を鈍らせてしまいそう。そして季節感まで忘れるんじゃないかと心配になる。

気象庁の「時に関する用語」に掲載の「季節を表わす用語」*によれば、今はまだ春。夏になるには6月まで待たねばならない。とはいえ、近々の5月5日には二十四節気の「立夏(りっか)」になり、初夏の気分になるだろう。・・・カレンダー上はまだ春なのだが。
(*) 季節: http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/toki.html#A95
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・春:3月から5月までの期間
・夏:6月から8月までの期間
・秋:9月から11月までの期間
・冬:12月から2月までの期間
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生活実感から、季語でいえば5月5日の「立夏」を境に終わる「晩春」がふさわしい。
きょうは旧暦の3月19日。芭蕉が「奥の細道」の旅に立ったのは旧暦3月27日。旧暦では3月末までが春なので、まさに晩春のこと。行く春を惜しみつつ別離の心情を込めたのだろう句がある。

    行(ゆ)く春や 鳥啼(鳴き)魚(うお)の 目は泪(涙)

若いころ、都電で通勤したく、都電荒川線の終点「三ノ輪橋駅」近くに住んだことがある。休日には界隈の史跡をたずね歩いたりした。その一つに、芭蕉が「奥の細道」の起点にした、隅田川を渡った千住の街がある。この句から、ひっそりとしてのどかな景色を浮かべるかもしれないが、今は交通量の激しい日光街道の大通りが北上し、隅田川に大きな鉄骨の千住大橋が架かる忙しい街並みが続く。

ところで、上記の「魚の目泪」の魚とは、隅田川で船に乗ったとき舟辺に追うように泳ぐ魚を見たのだろうなんて想像してしまう。では鳥は一体なんなのか、見当つかない。上空をヒバリでもさえずっていたのだろうか。景色と心情のその差が大きかったのかもしれない。

話しはそれるが、都電三ノ輪橋駅の近くに「大関横丁交差点」があって、日光街道と明治通りが交差している。これって、明治の帝都に江戸の線が入るのを絶ち切っているのではなんて想像したりした。

(追記)
ちなみに、日光街道の大部分は「国道4号線」と重なる・・・

2019年7月27日土曜日

土用の丑の日

今日は「土用の丑(うし)」の日。ちなみに、「土用」は、四季の始まる「四立(立春、立夏、立秋、立冬)」の直前の約18日間をさす。そして、土用の中で今日は、昨日が「甲子(きのえね)」だったので、次の「子(ね)」⇒  「丑(うし)」となる。

(本ブログ関連:”土用の丑”)

そろそろ「立秋」(8/8)。夏の暑さで中だるみだろうから元気を付けようと、コピーライターの平賀源内は「鰻の蒲焼」を歌い文句にした。美味い香りに条件反射して、一種強迫観念におちてしまい、この時期だれもが鰻の蒲焼屋を訪ねることになる。

(本ブログ関連:”蒲焼”)

それにしても暑い。天気予報で今日の東京は、台風の影響で不安定さをいわれていた・・・と思っていたが、どうやら明日にずれ込んだようだ。結果、月曜から本格的な熱暑が続き、「梅雨明け」になるようだ。

来週末、鰻の蒲焼を食いに行こうかと思っている。

2019年5月21日火曜日

2019春期バスク語-6(小満2019)

二十四節気「小満(しょうまん)」の今日、雨に濡れた木々の若葉は緑を深め繁っている。「立夏」も過ぎてのこと、気分は初夏のはずだが、気象庁のカレンダーの「夏」は6月から。まずは、梅雨(例年の「梅雨の入り」は6月8日)まぢかである。
昨日のブログに、勘違いして「小満」について記してしまった・・・ここに訂正

(本ブログ関連:”小満”)

朝から雨風が止まず、夕方の「バスク語教室」がどうなるのか気掛かりだったが、5時過ぎには雨もすっかり上がった。傘も持たず出かけた・・・結果は、大丈夫だった。

(本ブログ関連:”バスク語”)

今回も、宿題のプリントを全員が順に回答し、新しい章ではいつも通り丁寧な解説と説明をいただいた。(テキスト第4章)
① 能格(主語)で、次の文を使えるようにする。
  ・否定文: 「いいえ(Ez)」を使う場合
  ・疑問文: 回答が、「はい(Bai)」、「いいえ(Ez)」の場合
  ・疑問文: 疑問詞「何を(Zer)」、「誰が(Nork)」を使う場合

 ② その他の表現
  ・「ある一つの~だ(~ bat(dut))」、「~という名前だ(~ du izena)」
  ・数詞(-ta = eta)、時刻/時間(何時ですか?(Zer ordu da?)、~時です)

③ 話題
  ・TV番組「世界遺産」*: バスク地方の鉄の町だったビルバオ**にある「ビスカヤ橋
    (*)TBS: https://www.tbs.co.jp/heritage/1st/archive/20080224/onair.html
    (**)本ブログ関連:”ビルバオ
  ・子どもの命名: (フランコ死後)バスク語の名が自由化され、音の良さに頼った奇妙な名付けがある。

2019年5月13日月曜日

ユダヤの歴史を学ぶ-5

先週の今日は、二十四節気の「立夏」だった。気分は初夏だ。寒いのが苦手だったのを忘れて、陽気に誘われて歩き回ったところ、調子に乗りすぎたのか「ふくらはぎ」がつり気味になった。よい天気の今日、用心しながら、市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」に出かけた。

(本ブログ関連:”ユダヤの歴史を学ぶ”)

5回目の今日は、「『ユダヤ教』とはどのような宗教か: キリスト教と異なる道を歩んだユダヤ教」について、前回に引き続きユダヤ宗教史学者の市川裕氏(東京大学教授)に解説いただいた。

1.ローマに神殿を破壊されて流浪の民となった、ユダヤ人のその後をたどった。
  ① エルサレム神殿の概観(動画や写真を交えて紹介)
   ・ヘロデ王大改造時の神殿の姿と、現在の「なげきの壁」の位置
   ・(現在の旧市街の区割り <ユダヤ教、キリスト教、イスラム教[岩のドーム]> )
  ② ローマによる神殿の破壊
   ・あえて強大なローマと戦ったのは、よほどのことがあった
   ・ローマに残る凱旋門に、戦利品としてのユダヤの燭台のレリーフがある
  ③ ローマとの戦いに敗れた後の「持ち運びできる国家」としてのユダヤ教
   ・ユダヤ人は国を失い流浪の民となりながらも、ユダヤ人として生きた
   ・ラビとユダヤ教は、離散後のユダヤ人として生き方(共通認識)をまとめて示した
     - 神と向き合う生き方: 神とつながればどこででも生きられる
     ー 神の教え(トーラー)を「成文トーラー」(モーセ五書)、「口伝トーラー」(ミシュナ)にまとめた

2.ユダヤ人とイスラム世界の関係が、(欧州のユダヤ観と違って)密接であったことを紹介をされた。
  ① ユダヤ教とイスラム教は、律法主義という点で似ている(連続性がある)
  ② イスラム世界で、ユダヤ人は「啓典の民」として保護され、活躍した

ユダヤ人とイスラム世界の交流について、市川氏が著した岩波新書の「ユダヤ人とユダヤ教」(第一章二節)に、イスラム世界との関係を吟味する必要性が語られている。私たちが知る欧州・中東の歴史が、実は欧州のキリスト教的な歴史観によるものということを気付かせてくれる。(ギリシャ文化の伝播にしても、イスラムのアラビア語翻訳を通じてローマに伝わったのだから)

2018年7月20日金曜日

土用入り 2018

今日は夏の「土用の入り」(土用の丑の日)。Wikipediaによれば、「土用は雑節で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである」とのこと。そして、今日が夏の土用の初日(入り)にあたる・・・まさに猛暑真っ只中であるが、実は今日から18日後に「立秋」(8/7)を迎えるわけで、そろそろ「秋」のことも考え合わせろということなのだろう。

(本ブログ関連:”土用”)

この土用の入りに、遠く源内先生(享保13年:1728年~安永8年:1780年)にいわれて鰻を食うようになった。「丑」の日なので、牛肉でもいいのではと思うのは、文明開化を経験した後の考え・・・そういえば、牛丼屋のメニューに「鰻と牛のセット」がある。

鰻の蒲焼といっても、本物は高価で、学生向けに<鰻の蒲焼のタレ>を混ぜただけの飯があるそうだ。若者に通じる「ジョーク飯」だろう。他方、安価な外国産の養殖鰻があるが、こちらは成長ホルモン剤や抗生物質など気になる。遠慮したいところだ。結局、国産の鰻に行き着くのだが、ちょっとした鰻屋の暖簾をくぐらねばならない。それはそれで足が重くなる。

結局、暑さのせいにして、鰻を食いに出かけることもなく、いつものように終わってしまいそう。

2018年5月21日月曜日

小満 2018

二十四節気の「立夏」の次に来る「小満」を今日迎えた。過去2回、このブログに記しているものの、どの記述も同様で、小満についてピンとこないと感想している・・・そして、今回もまた身についてないことを確認することになってしまった。

(本ブログ関連:”小満”)

< 葉繁り緑濃くなる > のを、昨日(5/20)のブログに記したばかりだが、小満の言葉とイメージがつながらない。(小満には、小太り感がある)

「韓国語教室」へ半袖姿で出かけた。途中、公園の木々は緑を隈なくまとい、陽射しを照り返す。澄み渡る空気が広がる、まさに「草木枝葉繁る」候を納得した。そんな道筋で、ヒンヤリした気配を次第に感じて、長袖にしておけばよかったと慌てる。

教室の帰り道には、冷えを温めるため、適当な飯屋を探したことはいうまでもない。小満は二十四節気の中で、一番地味な時期かもしれない。

2017年5月5日金曜日

「走れ、走って逃げろ」

イ・ソンヒが主題歌を歌ったTVアニメ「走れハニー(달려라 하니)」(1985年~1987年放送)は、幼い頃に母を病気で亡くした少女ハニーが、しかもその後、父親が女性タレントに心移りするといった辛い境遇にありながら、中学の陸上選手として成長するスポーツドラマだ。

(本ブログ関連:”走れハニー”)

体育教師との強い絆に見守れたハニーは、目標と心の支えを得たればこそ、自分を見つめ陸上選手として活躍することができたのだろう。ソウルオリンピックの前年まで放送されたという。

似た題名だが、児童書に「走れ、走って逃げろ」(U. オルレヴ、母袋夏生訳、岩波少年文庫)がある。体験に基づくもので、時代は遡り、第二次大戦中のポーランド国内の農村や森に逃げて生き延びたユダヤ少年の幸運な出会いを語っている。このGWに読んでみたらと、教室で先生から紹介されたものだ。

死者は語ることができないといった話を先生はされたと思う。主人公(スルリック、逃亡中「ユレク」と名乗る)は、8歳から12歳ころまでの間に生死を分けた、そして偶然といっていい出会いに救われる。幸いにも過去を語る側に立てたのだ。街角や森の奥に隠れ住むユダヤの少年たち、牛飼いのため雇ってくれたポーランドの農民家族、逃亡を見て見ぬ振りをしたドイツ兵、・・・、一個人で相対したとき、素の人間があらわれ、善人もいれば、恐怖の人間もいた。

私が子どもの時代でも、まだ戦後の余韻が残っていて、テレビは今では考えられないほど太平洋戦争の記録映画を放映したし、漫画雑誌に少年の戦闘機パイロット物語が連載された。だから、戦争経験者の体験記も文芸春秋の特集号として掲載された。子どもながらに読んだ印象は、銃弾の銃創の激痛であり、ひもじさであり、果てのない逃走の記録だった。生き残った人々の言葉は、直接的で、肉体的なものだった。彼らの言葉には、その後語られるような分析(俯瞰)はなかった。

「走れ、走って逃げろ」もそうだ。過去も明日もない、今日をどうやって生き抜くか、それが精一杯なのだから。もし、少年の回想に、死を身近にする場面があるとすれば、逃走の途中、偶然再会した瀕死の父の言葉かもしれない。生きるためにすべきこと、そして忘れてはならないことを、父親は早く逃げるようさとしながら語った。

結果、少年は生き抜いた。体験者(主人公)の話をもとに著された「走れ、走って逃げろ」は、似た経験を持つとはいえ、作家(著者)の手になるものだ。もし本人が体験記として書いたらどうなったか気になるところだ。

(本ブログ関連:”ひまわり ”、”シェルブールの雨傘”、”君の名は”)

(5/6追記)
今日(5/5)は、祝日「こどもの日」であり、春分と夏至の中間で夏の始まりを示す「立夏」だ。実際は、明日・明後日の土日の休日が残っており、GWがまだ続く。