きょうは二十四節気の「穀雨(こくう)」で、春雨のころ。すなわち、「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」を由来にして、この時期を「雨降って百穀を潤す」(種子の発芽と成長をうながす)という。春先、雨に濡れるのは心地よかったりする。
(本ブログ関連:”穀雨”)
雨つながりでいえば、菜の花の咲く時期の雨を「菜種梅雨」といい、「梅雨」の気配をにおわせる・・・実際、梅雨は6~7月のこと。穀雨の次の5月初には、二十四節気の「立夏」があって、梅雨入り前に夏を意識させる。順番というものがあるわけで。
今回、雨は昨夜遅くに辺りを微かに湿らせたに過ぎない。あまねく実りの雨となるには少々時間がかかりそうだ。
地図の日
ところで、きょうは「地図の日」だそうだ。伊能忠敬が蝦夷地測量のため、江戸を出発した寛政12年閏4月19日にちなんでとのこと。陽暦では、1800年6月11日にあたるが。
地図についての思い出に、中学時代、アメリカのロード・アトラス(道路地図帳)を使って、友人と地名探しを楽しんだことがある。適当にページをめくり、一方が地名をあげる。それ聞いた相手は地図に目を凝らして探しだすといった風。英語地図なので、正確な発音かどうか不確かだったが。
この友人とは気が合い、地元の図書館からロシア語会話本を借りて、教室の中で会話のまねごとをしたりした・・・ちょっと得意気に。まあ、遊び半分なので身に着かなかったけれど、変わったことをやりたい時代だった。