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2018年3月23日金曜日

公園の桜

空気は流体、連続して流れる。だから天候はアナログに変化する。なのに今朝、昨日をすっかり忘れる穏やかさ。天気予報で、昨年と比べた説明をされると、新鮮な思いで聞いてしまう。昨日はおぼろに、昨年はすっかり忘れている。

穏やかな日和、地元の公園に出かけた。平日昼間のせいか、幼稚園・保育園児の集団、幼児を連れの家族、そして老人グループが広場のあちこちに点在して、のんびり陽射しを浴びている。なかでも愉快なのは、ゴム製?の膨らみでできた「フワフワドーム」の上で、幼児が集団で飛び跳ねている光景だ。一種のトランポリンである。

公園の梅はすっかり花を散らして、その替わりの桜は数本咲いているだけ。大方の桜は芽を膨らませている段階だ。

(本ブログ関連:”桜”)

唯一といってよい満開の桜があった。写真の桜、品種を「淡墨桜(うすずみざくら)」という。樹下に説明板があり、<散りぎわに淡い墨色を帯びる・・・> とある。

満開の今、全体に白い花弁が青空に映える。いわゆる桜色の薄いピンクというより、白色が強い。その分あっさりして、広場にポツンと立っている理由が分かるような気がする。「染井吉野」と釣り合いが取れないのかもしれない。

(「小金井公園ガイド」に色彩の変化について解説がある。感謝)

そんな公園にも探せば、コブシの白色、サンシュユの黄色、ミツマタの黄金色を見つけることができる。寒さを感ぜず、のんびり散策できたのはありがたかった。

2018年3月22日木曜日

(雑談)聞き間違え

聞き間違えは、語彙不足の子どものころ、ラジオを聞く中で身につけたようだ。例えば、台風などの災害時、鉄道がマヒしたりして、「ふつう」になったと報道されると、てっきり「普通」の意と思った。速い汽車でも各駅停車になるくらいの災害だと。

あるいは、ニュースで「あらて」といった犯罪の解説を聞いて、「荒手」のことと思った。犯罪は荒々しいものだから、強面のイメージに結びついたようだ。ラジオで育ったせいか、文字まで思いがいたらなかった。テレビの場合は、映像に字幕が出るわけで、そうそう間違えるわけにはいかない。

最近でも、「なりすまし」といった言葉を、嘘をつきながら平然と「成り澄まし」ているといったイメージがする。思い込みが加わった聞き違えだろう。(市から送られてくる「安全メール」に、いろいろと注意喚起するものがある)

「ろうがい」という言葉も気になる。齢を重ねると、自身が「老害」になっていないか、そろそろ気にしなければならない・・・そんな自覚が芽生えている。ところが、もうひとつ「ろうがい」がある。まさに死語になりつつある「労咳」だ。古い話だが、結核患者が出た家の前を、昔の子どもたちは手で口を押さえて走り抜けたという。私にとっては、「労咳」よりも「老害」の方を気にしなければならないだろう。

2018年3月21日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」切ない別れの歌

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/14)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、韓国に伝わる切ない別れの歌についての話を紹介した。

始めに、最も古い歌といわれる「公無渡河歌(공무도하가)」と、「霍里子高(곽리자고)」と彼の妻「麗玉(여옥)」について次のように紹介された。
・古朝鮮の代、2000年ほど昔の作という最古の歌、「公無渡河歌」がある。ある日、「霍里子高」は川辺で不思議な光景を目にする。白髪の狂夫が酒入りのひさごを持って川に飛び込もうとするのを、妻が駆けつけて静止するが、男は溺れる。妻は、夫への歌を一曲歌い川に入る。霍里子高が、妻「麗玉」にそれを伝えると、麗玉は深く悲しみ、入水した女性の歌を歌ったという。切ない歌に、涙しない人はなかったと言われる。

▼ 「公無渡河歌」を元にした今様の歌と演奏を聴く。ドラマチックに厳かに、今様に。

次に、公無渡河歌に触れた中国の書「琴操」と「上院寺(상원사)」の銅鐘に描かれた弦楽器「箜篌(くご、공후)」について次のように紹介された。
・公無渡河歌は、長い歳月に音曲は失われたが、内容は中国の書「琴操」に記録された。同書は、琴で演奏する歌や音楽を記した一種の歌の本だ。公無渡河歌は、ハープに似た弦を弾いて音を出す弦楽器「箜篌」で演奏して歌った。箜篌にはいくつか種類があった。新羅時代創建の「上院寺」の銅鐘に、箜篌と日本の笙とよく似た楽器「笙簧(センファン、생황)を奏する奏楽飛天が美しく描かれている。
・昔、人が死ぬと魂が蝶になると信じられた。公無渡河歌の、川に飛び込んだ男と妻も蝶になったろうか。箜篌の奏法は忘れ去られ、楽器だけ伝わった。最近、何人かのミュージシャンが楽器を改造して奏法を工夫し、新しい音楽を披露している。

▼ 箜篌の演奏で「蝶になって(나비가 되어)」を聴く。親しみやすい旋律で、今様に。

最後に、「金素月(김소월)」の詩「ツツジの花(진달래꽃)」について次のように紹介された。
・花が咲くころ、「金素月」の詩「ツツジの花」(1925年)が浮かぶ。切ない別れをツツジの花と一緒に描いた作品だ。

▼ 「ツツジの花」の詩を歌にした歌を聴く。語るように素朴に、今様に。

春分の日 2018

「春分の日」の今日、「なんて日だ!」(バイキングの小峠さんのツッコミ)っていうくらい寒い。やっと春になったというに。冷えたせいか、朝からくしゃみと鼻水が止まらない(花粉症ではない、目頭が痒くないから)。

(本ブログ関連:”春分の日”)

おまけに、本格的な<雪降り>。音もなく空から一斉に舞い降りてくる。天気予報の通りに驚く。昨日の東京の平均気温は 8.4℃ だった(10℃を切った)が、今日はどうだろう。朝方6時に 4.8℃ に始まり、昼前には 2.9℃ まで下がった。まさに寒の戻りだ。

これまで春分の日に、穏やかな晴れもあれば、強風に公園の桜が倒されたりした。まさか雪まで降るとは。tenki.jpによれば、「過去30年(1988年~2017年)、東京のサクラが開花・満開後に雪が降った年は6回あります(ミゾレでも雪としてカウントします)。」とのこと。

井伊大老が暗殺された雪の「桜田門外の変」は、安政7年3月3日。旧暦の節句、「雛祭り」に雪といった取り合わせに驚いたりしたが、陽暦に換算すると1860年3月24日にあたる。今日3/21に雪が降るのも不思議でないことになる。とはいえ、せっかくの祝日の今日、雪はどれくらい降り積もるだろうか。

2018年3月20日火曜日

イ・ソンヒの4月予定(続)

昨日、本ブログ(3/19)に、4月に韓国の大衆音楽を中心にした公演を<平壌>で行なうといった報道を記したが、その内容が次第に具体的になってきたようだ。

聯合ニュース(日本語版)の記事、「レッドベルベット 平壌公演出演に『光栄でうれしい』」*(3/20)に、次のように紹介されている。(抜粋)
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・韓国の芸術団が31日から来月3日まで訪朝し、平壌で2回の公演を実施することで南北が合意した・・・
・平壌公演には国民的歌手のチョー・ヨンピルやイ・ソニ(=イ・ソンヒ)**、ユン・ドヒョン、ペク・チヨン、少女時代のソヒョンらも出演する。(および記事タイトルにある女性アイドルグループのレッドベルベット)
・代表曲「Jへ」が北朝鮮でもよく知られているイ・ソニも「最善を尽くし、良いステージをお見せする」と事務所(フックエンターテインメント)を通じてコメントを出した。
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(*)韓国の聯合ニュース記事の場合、タイトルは、「イ・ソンヒ、レッドベルベット 『有意義な公演 光栄・・・一生懸命準備する』(이선희·레드벨벳 "뜻깊은 공연 영광…열심히 준비하겠다")」(3/20)で、イ・ソンヒを先頭に配置している。また、イ・ソンヒの発言についても、記事構成の最上位に置かれている。(「まだ、どんな曲を選曲するか決めていないが・・・」とのこと)

(**)「イ・ソニ」は、「イ・ソンヒ」をリエゾン読みしたもの。日本的感覚で略称の気がするが問題ないとのこと。

2018年3月19日月曜日

(速報)イ・ソンヒの4月予定

韓国統一部が4月予定の<平壌>での音楽公演に、イ・ソンヒが参加するらしい報道が流れた。政府と親和のあるハンギョレ新聞の記事「統一部『ユンサン、アイドルから7080まであまねく経験考慮して抜擢』」(3/19)によれば、「(韓国)統一部は、19日、芸術団、平壌公演のための南北実務接触の韓国側首席代表兼音楽監督にユンサン(윤상)*を選任した」という。

(*)ユンサン: ミュージシャンであり、坂本龍一の影響(風貌までも)受けたという。

今回の公演参加者について、ハンギョレ新聞の記事「チョー・ヨンピル、イ・ソンヒ 4月に平壌公演立つ... 芸術監督にユンサン」(3/19)は、<平壌>での音楽公演経験のあるチョー・ヨンピル、イ・ソンヒの他に、ユン・ドヒョン、ペク・ジヨンなど(実力派歌手)が挙げられている。また、クラシック関連で、指揮者チョン・ミョンフン、ソウル市響、KBS交響楽団などと融合したもの(例「開かれた音楽会」)にするという。

これらの動きに対して、現在、イ・ソンヒはどのような態勢にいるのだろうか。彼女は、時代の大きな潮流と接触したり、身を置く経験をしている。

(YTN NEWSより:Youtubeにアンカーおよび記者の発言の文字起しがある)

(Youtubeに登録の YTN NEWSに感謝)

(追記)
中央日報日本語版に、記事「歌手チョー・ヨンピルとイ・ソニ、来月平壌舞台に立つのか」(3/20)として紹介される。

2018年3月18日日曜日

春の「彼岸の入り」

<二十四節気>にもとづく「春分の日」と「秋分の日」それぞれ中心にして、<雑節>の「彼岸」(期間7日間)があり、その初日を「彼岸の入り」、終日を「彼岸明け」と呼ぶ。今日は、春の「彼岸の入り」で、仏事につながる時期でもある。

(本ブログ関連:”彼岸”)

そういえば、スーパーの入り口に、仏壇の供えものが陳列されていた。線香、ぼた餅の他に目に付いたのは「落雁」だ。幼いころ亡くなった祖父母の祭壇に、白い落雁が飾られていた。昔の葬式は、自宅の座敷で行なわれた。葬儀が終わった後、子どもたちに落雁が分けられたのだが、私ひとりむしゃむしゃ食っていた気がする。

茶道に経験がないので、茶席で供されるという落雁がどんなものか知らない。そんな高級菓子と違って、彼岸に使われる落雁もいろいろあって、上品なものから飾りを目的にした極彩色されたものまである。

落雁の食感を覚えている。少し固めだが、すぐに口の中で崩れ、独特なぱさつき、紛粒感がある。噛むほどに和菓子の甘さが広がる。むかし食べた落雁は、子どもの口に大き過ぎたようだ。今ならどうだろうか、食べてみたいような気がする。

2018年3月17日土曜日

東京の桜開花

朝から、ガラス窓越しに明るい日が射して、このままいけるのではないかと想像した。一歩外へ出て驚く、昼過ぎなのに寒いのだ。慌てて玄関へ逆戻りして、冬支度に替える。襟首を立て、手袋までして。冬は去りがたいのだろう。

民家の塀越しの「ハクモクレン」は、すっかり白い花弁を膨らませ、中には反り返ったものまである。最近の暖かさに気を許したのだろうか。いささか能天気で、今になって慌てているかもしれない。一方、「沈丁花」は慎重で、辺りに香気を漂わすことなく、じっと時を待っているようだ。したたかさを感じたりする。

(気象庁によれば、今日の東京の(瞬間)最高気温は、12.1℃。Weathernewsの天気予報は、これから一週間、最低気温が3~5℃、最高気温も3/21(日)に至っては5℃。)

そんな寒さの中、気象庁が開花宣言したと日本経済新聞の記事「【桜に集う】@靖国神社 東京で開花宣言! 」(3/17)は、次のように報じている。

(本ブログ関連:”開花宣言”)
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気象庁は17日午後2時半ごろ、靖国神社(東京・千代田)の標本木の桜が5輪以上咲いているのを確認し、開花宣言をしました。平年より9日早い開花で、待ちに待った見物客からは歓声と拍手が巻き起こりました。
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今度の春は煮え切らない。

2018年3月16日金曜日

パーマ大佐のMV「J-POPの歌詞あるあるの歌」

声質はどう見ても、否どう聞いても「さだまさし」である歌上手の芸人さん、パーマ大佐のMV「J-POPの歌詞あるあるの歌」と、Youtubeで偶然巡り会った。聞くほどに、やがて笑いがこみ上がる。

(本ブログ関連:”Jポップ”)

いわゆる「J-POP」って、<日記>じゃないのとか、<応援歌>それも自分のための、何て思ったりするのだけど。今回のMVは、それに増して、言葉というか考え方をとらえて面白くおかしい。パーマ大佐の芸風である飄々とした歌いに乗せられてしまう。MVもぴったりなできばえで、物語になっていて見入ってしまうし。

J-POPのコード進行については、<王道>があるなんて話題があって、Youtubeに例示されているけど、そこまでいくとどうなのかなあって気がする。そんなこといったら、「演歌」はどうなることでしょう。ものごとは、常に軽妙洒脱でありたいものです。


(Youtubeに登録のパーマ大佐に感謝)

⇒ 「J-POPの歌詞あるあるの歌」の Part.2 フルver.

ところで、音楽産業規模が日本と全然違う韓国の、いわゆる「K-POP」については、輸出商品のような気がしています。その意味で、国内需要の歌謡歌手は機会作りも大変だろうかと・・・。

2018年3月15日木曜日

春何番

今年の「春一番」について、ブログに記していない。関東地方(東京)の場合、3月1日に最大(瞬間)風速15.7m/s、最高気温20.3℃、最低気温6.7℃だった。春一番の定義である、「春一番は立春から春分までの間に日本海側の低気圧が発達し、風速8メートル以上の南風が吹き、気温が上がった日を目安に発表される。」(日本経済新聞、3/2)に、当日が合致するので、確かに吹いたはずだが・・・。

3/1のブログには、穏やかなポカポカ天気と記しているが、風速について触れていない。調べてみると、近隣の街でも最大(瞬間)風速12.4m/s しかなかった。どおりで、春一番を感じなかったはずだ。(← 8m/sを超えているが)

実は、今日の夕方、風のつよさに驚いた。地元施設(通用口)から出ようとしたとき、緊急の張り紙があり、ドアが閉鎖されていた。余りの風の強さに一時的だろうけど閉めたようだ。そして、屋外で目にしたのは、駐輪場の自転車が風向きに合わせて、置く位置(方向)を変えていたのだ。管理者がひとつひとつ作業してくれたのだろう。(風に自転車が倒された結果の対処だったろうことが推測される)

そんな光景に驚きながら、それでも、寒さと無縁な春を感じた。風は柔らかく、浴びるほど心地よい。ああ、春だ、本当の春が来たと実感した。今日の風は、春何番だったのか。

(追記)3/15の東京の気象データ(気象庁「日ごとの値」より)
   ・気温: 22.1℃(今月最高)
   ・風速: 16.1m/s(今月順位、3/5 > 3/9 > 3/15 > 3/1)

2018年3月14日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 春の生命

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/7)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、春の生き物にまつわる話を紹介した。
(今回未聴のため他言語放送を参照、要約した)

▼ 朝鮮後期の学者「蔡之洪(채지홍)」(1683年~1741年)の<啓蟄>の詩*をもとにした、今様のピリ演奏曲「蛙に(개구리에게)」。
(*)蔡之洪の詩:春雷にいろいろな虫が驚く(鳳巖集卷之二「觀曆有會」、「驚蟄(경칩)」より)
        陽長已過半
        乾坤淑氣回
        雷聲驚百蟄
        萬戶一時開

▼ パンソリ「興甫歌」で、ツバメが中国大陸から興甫の村に飛んでくる行程を歌った「燕路程記(제비노정기)」。(歌 呉貞淑)

▼ 立春の明るさ軽快さ、水が上がる(물이 올랐다)樹液の力強さを今様に演奏した「Spring Dance」。(演奏 그림)

2018年3月13日火曜日

(雑談) Uコン

昔の小学校の校庭は呑気だったのか、あるいは学校と交渉があってのことか知らないが、飛行機マニアが「Uコン」機を飛ばしていた。航路の円周の中心に操縦者が位置して、プロペラ機の片翼とワイヤーでつなぎ飛行をコントロールする(有線の操縦)。燃料が切れるまで、遠心力を利用して飛ばし続けた。

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Uコンについてブログに記す際、Wikipediaを確認したところ、正式な操縦手段を「コントロール・ライン」と呼ぶようだ。子どもたちにとって、Uコンマニアが大人っぽく見えたけど、考えてみれば中高生ぐらいだったのかもしれない。昔は、無線のハムと同じくらい、Uコンもジャンルを確立していた気がする。

ところで、操縦者が中心にいて、円を描いて飛ぶ模型飛行は恐ろしく早い。ワイヤーの長さを半径にした円周だから、飛行規模はそれほど大きくない。その分、エンジンの爆音と速度を近くに感じて、おっかなびっくり離れて観察した。Uコン機と操縦者が一体化しているのが分かった。

飛行機が着陸すると、子どもたちは機体のそばに集まった。自分も操縦したい、Uコン機を作りたい、いろいろな思いをしながら、Uコンマニアに混じっていつまでも眺めていた。其処には、甘い揮発性の燃料の香りがした。香りに包まれると、自分もその仲間になったような錯覚すらした。それが楽しかった、嬉しかった。

最近の模型飛行の中心である無線操縦の「ラジコン(RC)」機体と違って、Uコン機は極めてシンプルな仕上がりだった。プラモデル機の延長にあるような精緻なフォルムでない、まさに質実剛健な構造で、板きれを頑丈に組み合わせたようなものだった。見た目に格好良くは無かった。Youtubeなど参照すると、今でも、一体感のある無骨なままのようだ。

2018年3月12日月曜日

東大寺お水取り

今夜も、奈良東大寺の二月堂の舞台から松明を突き出して、その先の火の粉を舞い散らしては、見上げるひとびとに春を知らせていることだろう。毎年この時期、ブログに「お水取り(修二会)」に出かけたことがあると書くけれど、今年もと思いながら果たせないでいる。

(本ブログ関連:”お水取り”)

火にまつわる宗教的な話は別にして、京都八坂神社の新年の祭りに「をけら詣り」がある。学生時代、京都の友人の下宿を拠点にして、一冬を楽しんだことがある。余談だが、下宿屋の主人に、無断で泊まったときつく咎められた。
縄の先に火を灯して、それが消えないように振り回しながら自宅に持ち帰るのだが、下宿先へ運ぶことはなかった・・・。

(本ブログ関連:”をけら参り”)

火は、新年や春といった、季節の区切りに使われる。火は永遠であり、炎を繋ぐことができる。火は熱と明かりを等しく照らしだす共感の対象でもある。古来のひとびとが何かを感じても不思議はないだろう。

今日の日中は暖かだった。そのつもりで軽装で外出したが、夕方の帰り道はえらく冷えた。まだ気を許すほどの温もりじゃない。だから足元のストーブを仕舞い込めないでいる。

2018年3月11日日曜日

(参考)イ・ソンヒの高音: ベルチング唱法

イ・ソンヒの唱法について、地声の強さ、音域の高さなどが伝説的に語られる。彼女が歌えば、マイクロフォン(あるいはスピーカー)を壊したとか、(従来よく使われた)大学のホール(体育館など)を会場にしたコンサートで、彼女の歌声が数棟先の建物まで聞こえたという。それが「押し出すような」とか、「爆発的な」といった表現で語られた。
高音についても同様で、今も若手歌手が太刀打ちできないほどしっかりした音程で、彼らとのテレビの座談で歌ってみせたりする。

彼女の歌唱力の秘密を、以前に音楽教育を受けたからというより、天性のものとして了解される。父親が仏教音楽の指導者で、その声量が豊かだったこと。祖父が音楽的な関心が深かったことなどを、彼女の自伝で知ることができる。

そんなわけで、とくに高音域の力強さについて、裏声を利用しないで、地声のまま発するという「ベルト」(ベルチング(Belting)唱法)について、韓国のnamu.wiki 「벨팅」の解説は、韓国歌手(主にトロット歌手)の一例として、次のように記している。

(声楽の専門技法について疎いので、次の内容を評価できませんが・・・紹介します)
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イ・ソンヒ : なぜかベルチングであるようだが、イ・ソンヒ特有の「スピーカーを爆発する」ものすごい声量は、明確に80年代風のベルチングだ。イ・ソンヒの特異な点なら、地太さを押し上げて、ベルチングを使いながらも声自体は澄んだ方だが、高音に行くほど声が深まるのは、他の歌手たちに比べて相対的に厚い舌と調音を活用した方式。おそらくその音域帯でベルチングを使いながらも声帯に無理がないほど、パッセージがかなり高かったことのためと見える。実際に、音域帯D3 - A5の内、真の音域帯がF#5までである。00年代以後では、ミックスボイスをさらに多く使って、ベルチングは過去のヒット曲を歌うときに主に使う。
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2018年3月10日土曜日

新燃(しんもえ)岳

霧島火山群のひとつ、宮崎県に接して鹿児島県側に位置する成層火山の「新燃岳」(1421m)が噴火を繰り返している。今日、警戒範囲が更に広がっており(4km)、先行きが不安だ。本日、溶岩が火口西側より流出したとの報がある。(2017年10月に噴火して以来、今月3/6には、7年振りの爆発的噴火をした)

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地理院MAP:
 http://maps.gsi.go.jp/#12/31.909444/130.886389/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1

(3/8放送の「日本テレビ」ニュース番組と思われる)

(Youtubeに登録のilove japanに感謝)

霧島火山群
北西から南東へ、① 大浪池や「韓国(からくに)岳」などを含む北西部(韓国群)と、② 高千穂峰や「新燃岳」などを含む南東部(高千穂群)に分けられる。(Wikipedia)

カルデラ
霧島火山群の周囲には、「小林カルデラ」、「加久藤カルデラ」(小説「死都日本」の舞台)、「安楽カルデラ」などが並置する。

(本ブログ関連:”「死都日本」”)

2018年3月9日金曜日

(資料)ショーレム・アレイヘムの短編「番い」 (続)

先日2/23、ショーレム・アレイヘムの短編「番(つが)い」に関する資料を、素人ながら記させていただいた。そこで、調子に乗って、次の資料を見つけたので追記したい。(すでに、2/23のブログに赤字で追記済み)

(本ブログ関連:”番い”、”ショーレム・アレイヘム”)

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(先に紹介の)pdfの書式が旧いようで、次のネット資料「イディッシュ語の世界」が参考になる。
・  http://yiddish.haifa.ac.il/tmr/tmr01/porfolk.pdf
・  ラテン文字変換  (  http://yiddish.haifa.ac.il/tmr/tmr01/tmr01.020.txt  )
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<理由>
次の理由で、役立つものを探したところ、「イディッシュ語の世界」サイトと巡り会い追記しました。そこは、初心者には手に負えないほどの <宝の山> です。
① 先に紹介のテキスト文字が少し小さいので、見やすい大きさのものを探した。
② 先に紹介のテキストは、פ と פֿ の区別が分かりにくい。
③ テキストの読みにあたって、ラテン文字変換した資料も同じサイトで見つかった。

2018年3月8日木曜日

(資料)イディッシュ語のネット教材「YIDDISH.biz」

英語に活字体と筆記体があって、それを経験したものにとって、現在の中学校で筆記体を必修にしないのに合点がいかない。どうやら「ゆとり教育」がきっかけだそうで、教師の裁量に任せて以来とのこと。しかも、アメリカでも筆記体離れの傾向が進んでいるという。(「学研サイト」より)

あるときテレビ番組だったろうか、若者が英文の手紙を見て「あれが筆記体というのか!」と口にした。えっ、中学生だけじゃないのかと唖然とした。筆記体を使わない英語の時代なんだと知った。

ところで、イディッシュ語は、活字体と筆記体が当然のごとくあって、(授業で)ホワイトボードの書式は当然、筆記体となる。一方、ネットやテキストなどは、ほぼ活字体で表現される。

書体の課題が残るのを承知しても、ネット上に、イディッシュ語のフリー語学教材があってありがたい。そして、希少な言葉を残そうと努力されているのに驚く。筆記体のマスターは必至だが、活字体で理解することに徹して・・・。

今回、ネット上にあるフリーのイディッシュ語教材、Youtube版「YIDDISH.biz」を(つまみ食いしただけだが)、下記②に追記する。

① アニメソフト版「YiddishPOP」 ← 以前紹介済み(アニメが楽しい)
    ・現在 Level 1 まで(全4章、各章5Lesson構成)

② Youtube版「YIDDISH.biz」 ← 授業スタイル風(音声解説)
   ・Beginners course (初心者入門) ← 解説文の人物名が、教室でも学んだ代表的な名前。
   ・Uppers Beginners course(初心者上級)
   ・Low Intermediate course(中級者入門:文章作成)
   ・Yiddish 2017(リスニング)《新設》   ← Lesson 1は、教室でも学んだ内容です。
   ・Upp Intermediate course(中級者上級)《未開設》

当り前ですが、最良の理解のために、誤植などの改訂・改版を重ねた教材と、専門家の直接指導に勝るものはないでしょう。


(ご紹介)
なお、ヘブライ文字の活字体、筆記体を学びながらスタートする「イディッシュ語入門講座」が、4月から東京外国語大学の「オープンアカデミー」で始まる。
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【A1804010】 イデッシュ語初級Ⅰ:ヘブライ文字で書くユダヤのことば 
この授業ではイディッシュ語の会話や文法の初歩を学びながら活字体を読み、筆記体を書けるようになります。
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2018年3月7日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 牙筝

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/28)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、擦弦楽器の「牙筝(アジェン、아쟁)」にまつわる話を紹介した。(前回にあたる 2/21放送については未聴です)

最初に、牙筝の名手「金雲鸞(または金雲蘭、김운란)」について次のように紹介された。
・「金雲鸞」は、朝鮮時代最高の教育機関「成均館」に学んだ優秀な人材だったが視力を失い、牙筝を習い名人になった。朝鮮中期の儒学者「李珥(이이)」は、その音に惚れて、<楼閣から牙筝の音が聞こえると、あまりにも驚いて声も出なくなった> と、牙筝を深い悲しみの音と表した。ある日、金雲鸞が古い位牌堂の傍で牙筝を奏でると、堂中から泣き声がした。死者の霊にも響いたのだ。彼は恐怖に牙筝を持って逃げだしたという。

▼ Bruch作曲の「Kol Nidrei(신의 날)」という曲を、牙筝とピアノ演奏で聴く。

(参考)

(Youtubeに登録のCPR Classicalに感謝)

次に、「牙筝」、「奚琴(ヘグム、해금)」、「伽耶琴(カヤグム、가야금)」や「玄琴(コムンゴ、거문고)」の弦楽器の違いについて次のように紹介された。
・牙筝は、伝統楽器中、最も低い音を出して心の深いところに届く。時に牙筝と、二弦擦弦楽器「奚琴」を混乱することがある。牙筝と奚琴は、両方とも擦弦楽器だが形状が異なり、奚琴は牙筝と比べて小さく、弦も細いため高音が出る。
牙筝は、<桐>の胴にいくつかの弦をのせた楽器で、撥弦楽器の「伽耶琴」や「玄琴」と似た形だが、奚琴は、小さい筒に竹を刺して弦を繋げたハンマーに似ている。伽耶琴と玄琴は弦を弾くのに対し、牙筝と奚琴は弦を擦って音を出す。

▲ 奚琴の演奏で「記憶の中のワルツ(기억 속의 왈츠)」を聴く。セピア色に今様に。

最後に、牙筝の奏法、改良について次のように紹介された。
・牙筝は、高麗時代に中国伝来の楽器で、<桐>の胴体で、人の身より大きく、弦も太いのが特徴。伽耶琴や玄琴は膝の上で演奏するが、牙筝は大きく重たい楽器のため、台上で演奏する。レンギョウの木製の棒を擦って音を出す。鈍音なので、変化の激しい演奏に相応しくないが、20世紀初頭、半分に縮小したものが作られた。弦も細く、弦と弦の間の距離も短くなり、馬の尻尾製の棒で、よりなめらかな音色で演奏するようになった。伝統的な牙筝は、主に宮中音楽を演奏し、新しい牙筝は舞踊の伴奏音楽や祭祀音楽の演奏に使う。

▼ <雨や雪が降る日に似合う、哀切な音色が楽しめる曲>という「牙筝の散調中のチンヤンジョ(=リズム)」を聴く。緩く現代風に。

2018年3月6日火曜日

啓蟄 2018

今日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。地中の虫も、そろそろ春を感じて這い出してくるという。たしかに、3月に入って東京の最高気温は、ほぼ15℃ を越えていた。それが今日に限って、最高気温が今月で一番低い。皮肉である。

(本ブログ関連:”啓蟄”)

15℃はモードの分かれ目で、この気温を境にして、冬服と春服の着替えが始まるそうだ。今日の最高気温は、残念ながら13℃だった。(天気予報は、生憎なことに、しばらく冬へ逆戻りという)

近隣の小学校の生垣の「沈丁花」は、赤紫に蕾(つぼみ)を膨らませている。赤紫に見えるものの、その下からやがて白い花弁を開く。傍に寄ると、うっすらと香りを漂わせ始めたのが分かる。いずれ、灯台のごとく、夜道にもその存在を明らかにすることだろう。

少し冷え込んで、虫も這い出すのを躊躇しそうな啓蟄だったが、春は傍に寄せて、上野動物園のシャンシャンとともに、確かなものになっていく。シャンシャンの動作は安定してきたようだが、やっていることは幼い盛り。


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2018年3月5日月曜日

イ・ソンヒのカバー「Tonight I Celebrate My Love」

昨日、ブログに「死の賛美」について記したので、今日は「愛の賛美」を甘く記してみよう。

ピーボ・ブライソンとロバータ・フラックのデュエット曲「Tonight I Celebrate My Love(愛のセレブレイション)」(1983年)がYoutubeにある。映像から <愛の賛美> だけでなく、愛を歌う余裕さえ感じる。

自分たちの愛で世界を征服する陶酔が聞こえてくる。恥ずかしいほど愛に彩られたラブソングである。とはいえ、異を唱える野暮もない。若者が、一度は経験する、あるいは経験を願うことだから。

イ・ソンヒとビョン・ジンソプのデュエットによる、「今晩、私の愛を祝って(오늘밤 나의 사랑을 자축하며)」が、KBSの青少年の健全をめざした歌番組「若者の行進」(1991年2月8日)で、<イ・ソンヒとビョン・ジンソプのコンサート> として歌われた。「Tonight I Celebrate My Love」のカバーである。
原曲の後に並べると、聞き比べしたくなる。国境を越えたカバーがいかに大変か・・・こんな風に横並びされるなんて思ってなかったろうけど。イ・ソンヒはとても頑張っている。

原曲

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