英語に活字体と筆記体があって、それを経験したものにとって、現在の中学校で筆記体を必修にしないのに合点がいかない。どうやら「ゆとり教育」がきっかけだそうで、教師の裁量に任せて以来とのこと。しかも、アメリカでも筆記体離れの傾向が進んでいるという。(「学研サイト」より)
あるときテレビ番組だったろうか、若者が英文の手紙を見て「あれが筆記体というのか!」と口にした。えっ、中学生だけじゃないのかと唖然とした。筆記体を使わない英語の時代なんだと知った。
ところで、イディッシュ語は、活字体と筆記体が当然のごとくあって、(授業で)ホワイトボードの書式は当然、筆記体となる。一方、ネットやテキストなどは、ほぼ活字体で表現される。
書体の課題が残るのを承知しても、ネット上に、イディッシュ語のフリー語学教材があってありがたい。そして、希少な言葉を残そうと努力されているのに驚く。筆記体のマスターは必至だが、活字体で理解することに徹して・・・。
今回、ネット上にあるフリーのイディッシュ語教材、Youtube版「YIDDISH.biz」を(つまみ食いしただけだが)、下記②に追記する。
① アニメソフト版「YiddishPOP」 ← 以前紹介済み(アニメが楽しい)
・現在 Level 1 まで(全4章、各章5Lesson構成)
② Youtube版「YIDDISH.biz」 ← 授業スタイル風(音声解説)
・Beginners course (初心者入門) ← 解説文の人物名が、教室でも学んだ代表的な名前。
・Uppers Beginners course(初心者上級)
・Low Intermediate course(中級者入門:文章作成)
・Yiddish 2017(リスニング)《新設》 ← Lesson 1は、教室でも学んだ内容です。
・Upp Intermediate course(中級者上級)《未開設》
当り前ですが、最良の理解のために、誤植などの改訂・改版を重ねた教材と、専門家の直接指導に勝るものはないでしょう。
(ご紹介)
なお、ヘブライ文字の活字体、筆記体を学びながらスタートする「イディッシュ語入門講座」が、4月から東京外国語大学の「オープンアカデミー」で始まる。
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【A1804010】 イデッシュ語初級Ⅰ:ヘブライ文字で書くユダヤのことば
この授業ではイディッシュ語の会話や文法の初歩を学びながら活字体を読み、筆記体を書けるようになります。
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