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2025年7月30日水曜日

ロシアのペトロパブロフスク・カムチャツキー東方沖で発生した地震・津波

朝方(8時25分ころ)、カムチャツカ半島の東方で発生した地震は、M8.7 と強大で日本への津波が心配だ。なお以前(7/20)*にも同方面で M7.5 の地震があったが、津波の影響はなかった。
(*)情報: https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/20250720155224.html


■ ウェザーニュース
「カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 日本の沿岸に津波警報」(2025-07-30 08:37)
    ー https://weathernews.jp/news/202507/300096/
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日本時間の7月30日(水)8時25分頃、海外で規模の大きな地震がありました。震源地はカムチャツカ半島付近(ロシア、カムチャツカ半島東方沖)で、地震の規模(マグニチュード)は8.7と推定されます。
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■ USGS(米国地質調査所)
「M 8.8 - 119 km ESE of Petropavlovsk-Kamchatsky, Russia」(2025-07-29 23:24:50 (UTC))
    ー https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us6000qw60/executive
    ー 地図: https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us6000qw60/map
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・Time           2025-07-30 08:24:50 (UTC+09:00) : (日本時間 2025年7月30日 8:24:50)
・Location      52.530°N 160.165°E
・Depth         20.7 km

テクトニック概要
2025年7月29日、ロシアのペトロパブロフスク・カムチャツキー東方で発生したM8.7(⇒ M8.8に更新)の地震は、浅い逆断層の結果として起こった。この地震が発生した場所では、太平洋プレートが北米プレートに対して西北西に年間約77mm(⇒ 80mmに更新)の速さで移動している**。なお、北米プレートは北米大陸を越えて西に延びている。この地震の位置と運動方向は、クリル(千島)・カムチャツカ弧の沈み込み帯プレート境界の断層と一致している。
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(**)太平洋プレート / 北米プレート 関係図
    ー https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/?currentFeatureId=us6000qw60&extent=12.03932,108.63281&extent=73.02259,255.41016

※ マグニチュードの数値: タイトルで8.8、テクトニック概要で8.7の差については、「主に情報の更新や解析方法の違いによるものと考えられる」だろう。⇒ 最新、8.8に更新している。


■ Yahoo Japan(天気・災害)
「津波情報」(2025年7月30日 20時51分 登録)
    ー https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/tsunami/
    ー 当初の予測に比して高さが低かった。
30日20時49分現在の、津波の観測値をお知らせします。

津波の観測情報

地点第1波これまでの最大到達時刻高さ
北海道太平洋沿岸東部 釧路7月30日 10時30分(押し)7月30日 15時59分0.4m
北海道太平洋沿岸東部 根室市花咲7月30日 10時17分(押し)7月30日 14時57分0.8m
北海道太平洋沿岸東部 浜中町霧多布港7月30日 10時20分(押し)7月30日 13時11分0.6m
北海道太平洋沿岸中部 浦河第1波識別不能7月30日 16時06分0.2m
北海道太平洋沿岸中部 十勝港7月30日 10時32分(押し)7月30日 16時51分0.6m
北海道太平洋沿岸中部 えりも町庶野7月30日 10時28分(押し)7月30日 14時02分0.6m
北海道太平洋沿岸西部 函館第1波識別不能7月30日 19時00分0.4m
北海道太平洋沿岸西部 苫小牧東港7月30日 11時10分(押し)7月30日 19時04分0.5m
北海道太平洋沿岸西部 白老港第1波識別不能7月30日 20時16分0.3m
北海道日本海沿岸北部 稚内第1波識別不能7月30日 16時39分0.3m
北海道日本海沿岸北部 留萌第1波識別不能7月30日 17時41分0.2m
オホーツク海沿岸 網走7月30日 10時37分(押し)7月30日 15時50分0.3m
オホーツク海沿岸 枝幸港7月30日 11時13分(押し)7月30日 17時09分0.3m
オホーツク海沿岸 紋別港7月30日 10時59分(押し)7月30日 11時15分0.3m
青森県太平洋沿岸 むつ市関根浜第1波識別不能7月30日 19時16分0.4m
青森県太平洋沿岸 むつ小川原港7月30日 10時45分(押し)7月30日 14時54分0.4m
青森県太平洋沿岸 八戸港7月30日 10時52分(押し)7月30日 19時16分0.8m
岩手県 宮古7月30日 10時41分(押し)7月30日 15時08分0.5m
岩手県 大船渡7月30日 10時48分(押し)7月30日 16時23分0.4m
岩手県 釜石7月30日 10時40分(押し)7月30日 14時13分0.5m
岩手県 久慈港第1波識別不能7月30日 13時52分1.3m
宮城県 石巻市鮎川第1波識別不能7月30日 19時09分0.5m
宮城県 仙台港7月30日 11時35分(押し)7月30日 17時11分0.7m
宮城県 石巻港7月30日 11時28分(押し)7月30日 14時23分0.7m
福島県 いわき市小名浜7月30日 11時04分(押し)7月30日 18時49分0.5m
福島県 相馬7月30日 11時33分(押し)7月30日 19時01分0.7m
茨城県 大洗7月30日 11時15分(押し)7月30日 15時09分0.6m
茨城県 神栖市鹿島港7月30日 11時18分(押し)7月30日 16時43分0.6m
千葉県九十九里・外房 銚子7月30日 11時09分(押し)7月30日 13時23分0.3m
千葉県九十九里・外房 勝浦市興津第1波識別不能7月30日 19時02分0.3m
千葉県内房 館山市布良第1波識別不能7月30日 20時05分0.6m
東京湾内湾 東京晴海7月30日 12時37分(押し)7月30日 14時15分0.2m
東京湾内湾 横須賀7月30日 11時40分(押し)7月30日 12時10分0.1m
東京湾内湾 千葉7月30日 12時32分(押し)7月30日 13時08分0.2m
東京湾内湾 横浜7月30日 12時03分(押し)7月30日 13時40分0.3m
伊豆諸島 伊豆大島岡田第1波識別不能7月30日 11時45分0.2m
伊豆諸島 三宅島坪田第1波識別不能7月30日 14時41分0.3m
伊豆諸島 八丈島八重根第1波識別不能7月30日 16時19分0.8m
伊豆諸島 神津島神津島港第1波識別不能7月30日 18時34分0.4m
伊豆諸島 三宅島阿古欠測---欠測
伊豆諸島 八丈島神湊第1波識別不能7月30日 15時27分0.4m
小笠原諸島 父島二見7月30日 11時57分(押し)7月30日 15時19分0.4m
相模湾・三浦半島 三浦市三崎漁港7月30日 11時29分(押し)7月30日 15時19分0.2m
相模湾・三浦半島 三浦市油壺7月30日 11時22分(押し)7月30日 19時42分0.2m
静岡県 沼津市内浦第1波識別不能7月30日 17時23分0.3m
静岡県 御前崎第1波識別不能7月30日 16時53分0.3m
静岡県 南伊豆町手石港第1波識別不能7月30日 18時19分0.4m
静岡県 下田港第1波識別不能7月30日 19時37分0.5m
静岡県 伊東7月30日 11時21分(押し)7月30日 11時46分0.2m
静岡県 焼津第1波識別不能7月30日 17時32分0.3m
愛知県外海 田原市赤羽根7月30日 12時11分(押し)7月30日 14時43分0.3m
伊勢・三河湾 名古屋7月30日 13時29分(押し)7月30日 14時19分0.2m
伊勢・三河湾 半田市衣浦第1波識別不能7月30日 15時01分0.2m
伊勢・三河湾 四日市7月30日 13時20分(押し)7月30日 14時59分0.1m
伊勢・三河湾 豊橋市三河港7月30日 13時18分(押し)7月30日 15時03分0.2m
三重県南部 鳥羽第1波識別不能7月30日 16時31分0.3m
三重県南部 尾鷲7月30日 12時08分(押し)7月30日 17時22分0.4m
三重県南部 熊野市遊木7月30日 14時04分(押し)7月30日 14時12分0.3m
大阪府 大阪天保山第1波識別不能7月30日 18時01分0.3m
大阪府 岬町淡輪7月30日 13時23分(押し)7月30日 18時26分0.1m
淡路島南部 洲本7月30日 12時59分(押し)7月30日 19時03分0.2m
和歌山県 那智勝浦町浦神7月30日 12時14分(押し)7月30日 16時09分0.3m
和歌山県 串本町袋港7月30日 12時51分(引き)7月30日 20時31分0.3m
和歌山県 和歌山7月30日 13時07分(押し)7月30日 18時36分0.3m
和歌山県 御坊市祓井戸第1波識別不能7月30日 18時07分0.4m
和歌山県 白浜町堅田7月30日 12時17分(押し)7月30日 16時30分0.4m
徳島県 小松島7月30日 13時03分(押し)7月30日 18時48分0.2m
徳島県 徳島由岐7月30日 12時30分(押し)7月30日 17時09分0.3m
愛媛県宇和海沿岸 宇和島7月30日 13時31分(押し)7月30日 19時32分0.1m
高知県 室戸市室戸岬7月30日 14時22分(押し)7月30日 20時09分0.5m
高知県 高知7月30日 12時49分(押し)7月30日 19時02分0.2m
高知県 土佐清水7月30日 12時45分(押し)7月30日 16時14分0.3m
高知県 中土佐町久礼港7月30日 12時53分(押し)7月30日 17時35分0.4m
大分県瀬戸内海沿岸 別府港7月30日 13時41分(押し)7月30日 16時25分0.1m
大分県豊後水道沿岸 佐伯市松浦7月30日 13時05分(押し)7月30日 19時10分0.1m
宮崎県 日向市細島7月30日 12時40分(押し)7月30日 13時19分0.2m
宮崎県 日南市油津7月30日 12時56分(押し)7月30日 17時04分0.4m
宮崎県 宮崎港7月30日 12時54分(押し)7月30日 20時28分0.5m
鹿児島県東部 南大隅町大泊第1波識別不能7月30日 17時48分0.5m
鹿児島県東部 志布志港7月30日 13時11分(押し)7月30日 17時08分0.3m
種子島・屋久島地方 種子島西之表第1波識別不能7月30日 17時39分0.4m
種子島・屋久島地方 種子島熊野7月30日 14時48分(押し)7月30日 17時13分0.7m
奄美群島・トカラ列島 中之島第1波識別不能7月30日 18時20分0.4m
奄美群島・トカラ列島 奄美市小湊7月30日 13時19分(押し)7月30日 16時31分0.6m
奄美群島・トカラ列島 奄美市名瀬第1波識別不能7月30日 16時33分0.4m
鹿児島県西部 枕崎第1波識別不能7月30日 18時26分0.5m
鹿児島県西部 阿久根7月30日 14時22分(押し)7月30日 18時08分0.2m
沖縄本島地方 那覇第1波識別不能7月30日 20時41分0.1m
沖縄本島地方 沖縄市中城湾港7月30日 13時33分(押し)7月30日 14時03分0.1m
沖縄本島地方 南城市安座真第1波識別不能7月30日 16時41分0.1m
大東島地方 南大東漁港7月30日 15時18分(引き)7月30日 20時25分0.1m
宮古島・八重山地方 宮古島平良7月30日 14時27分(押し)7月30日 17時56分0.2m
◯m以上津波の高さが観測範囲を超えている
欠測機器の障害によって観測できない

実際には、より高い津波が到達している可能性があるためご注意ください。

2021年3月7日日曜日

吉祥寺の凸凹地形を歩く

きょうの「吉祥寺の凸凹地形を歩く」の催しに無事参加できた。この日に向けて一昨日から体を鍛えていたわけで、結果として落伍することなくやり遂げてホッとしている。明日あたりに足腰が筋肉痛になるかもしれないけれど。(来週は別の街の凸凹地形を歩くことになる)

(本ブログ関連:”吉祥寺の街”)

そんなわけで今月は、土日連続して様々なイベントが目白押しだ。時節がら「緊急事態宣言」が再延長されたが、野外活動なので安全にやっていけるだろう。

さて「吉祥寺の凸凹地形を歩く」は、講師の解説と先導のもと、午前中をかけて井の頭公園周辺の地形を観察した。<巡検>などと気取った表現をしないのが愉しい。

次のような観察ポイントを巡った。
① 関東の扇状地端にできた「井の頭公園」湧水場所「お茶の水」(神田川の水源でもある)
② 同園「お茶の水」近く、水と縁の深い「井の頭弁財天」および蛇にまつわる「宇賀神像」
③ 弁財天への本来の参道に当たる「黒門」(黒の字に粋な気配は無いようだ)
④ 台地の畑地に「玉川上水」から水を供給するため作られた、分水取水口跡(実に小さい)
⑤ 台地にある「残丘」を避けて「玉川上水」の進行方向を変えた水路
⑥ 現在(地形を巧みに利用して)宅地内を通る細道がある、かつての分水路の暗渠

地形巡りの中で、貴重な話をうかがうことができた。
① 玉川上水と神田上水の給水先の違い
② 神田上水と神田川の関係
③ 井の頭池の景観(戦前戦後の樹木の変化、民間との関係など)
④ 井の頭池のスワンボートにまつわる話題(弁財天と、スワンボートの雌雄の関係)
⑤ 今は暗渠となっているが、かつて水の流れと関係のあった職業の名残り
⑥ 吉祥寺の街の成立(区割り、駅の設置場所)

今回、街を知るのに地形と地誌が切っても切れない関係にあることに気付かせていただいた。人間は自然の中で生活してきたのだから。人工物で隠し、便利さに見過ごしてきた自然の景観がぐっと迫ってきた。歩かなくちゃ気づかないことがいっぱいある。

(追記)
街巡りに疲れて寝入った深夜、眠りから覚めて右足がつったことに気付いた。痛みが治まるのに時間がかかった。案の定、思った通りのこと。

2021年5月3日月曜日

(資料)野口聡一さん帰還

4月24日リフトオフ後、4月26日に「国際宇宙ステーション(ISS)」とドッキングした宇宙船「クルードラゴン」搭乗の宇宙飛行士星出彰彦さんと交替に、これまでISSに滞在していた宇宙飛行士野口聡一さんは、5月2日地球へ向けて出発、無事帰還した。

(本ブログ関連:”ISS”、”野口聡一”、”星出彰彦”)

子どもたちにとって、ISSを舞台にした今回の光景はあたり前に見えるだろう。私らのように、1961年のガガーリン宇宙飛行士や1969年のアームストロング船長を、新聞やテレビを通じて時代共有できた世代と違って、子どもたちは、それゆえ恐れを知らずチャレンジすることだろうし、新たに恐れを持った次の課題を見つけることができるだろう。宇宙はチャレンジし続ける世界だ。100年後、200年後のことを知りたいのはやまやまだけど。

■読売新聞の記事(抜粋)
「野口聡一さん、笑顔で地球に帰還…アポロ8号以来の夜間着水」(2021/05/02 19:07)
https://www.yomiuri.co.jp/science/20210502-OYT1T50074/
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 【ワシントン=船越翔】日本の野口聡一・宇宙飛行士(56)と米飛行士3人を乗せ、国際宇宙ステーション(ISS)から地球に向かっていた米民間宇宙船「クルードラゴン」が2日午前2時56分(日本時間2日午後3時56分)、米フロリダ沖に着水した。宇宙船は約30分後、船舶に回収され、野口さんらはカプセルから出て帰還を果たした。

 1日夜(1日朝)にISSを出発したクルードラゴンは、宇宙空間で貨物室を切り離した後、エンジンを噴射して地球周回軌道を離脱。大気圏に突入し、パラシュートを開いて減速しながら、フロリダ沖のメキシコ湾内に着水した。米国の有人宇宙船が夜間に着水したのは、1968年のアポロ8号以来という。野口さんら4人は健康状態のチェックを受けた後、テキサス州のジョンソン宇宙センターに向かう予定だ。

 日本の飛行士として初めてクルードラゴンに搭乗した野口さんは昨年11月から、ISSの部品を交換する船外活動や医学実験などにあたった。ISSでの滞在時間*は、2005年、09~10年と今回の通算で335日17時間56分となり、若田光一飛行士(57)の327日5時間38分を抜いて日本人最長となった。
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(*)ISSでの滞在時間: 上記の読売新聞記事と次記のNHKニュースとで食い違う!
■NHKニュース(2021年5月2日 17時31分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210502/k10013009841000.html
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帰還では、天候の影響で2回、日程が延期されたため、野口さんの宇宙滞在日数は通算で344日と9時間余りとなり、日本人で最も長い滞在記録をもつ若田光一さんの347日にあと3日ほどに迫る記録になりました。
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(付記)ゴールデンウィーク
考えてみれば、一昨日の5月1日(土)から5月5日(水)に至るまで、ゴールデンウィークがすでに始まっている。私にしてみれば、休日・祝日と関係ない生活をしているので、正直期待も楽しみもほどほど。緊急事態宣言下では身動き取れない。電動ドライバドリルも購入して、家の中で修理・修繕できる事々を探して過ごしている。

2011年5月7日土曜日

画像でたどる 小金井歴史散策

昨日が立夏というのにひんやりした今日、小雨降るなか地元公民館主催の「画像でたどる 小金井歴史散策」を聴講する。
以前、2008年、2009年に同公民館で催された「小金井の今昔を知ろう」に出席したが、現地を見学して廻った後に座学をするもので、午前・午後の時間を使ったヘビーなものだった。今回の「画像でたどる 小金井歴史散策」は、午前の時間に、公民館会場で講師がプロジェクターを使って、画像による密度の濃い郷土の歴史が紹介される。

講師は、小金井市文化財センター学芸員の多田哲氏で、子ども時代の思い出も入れて解説された。若い研究者でセンスがよくて、投影した画像は新旧対比を旨として、図版(地図)、風景写真、TV動画などをまじえ、例えば地図上の河川や水路に色付けしたりして、市民にも分かりやすく移動・拡大の工夫をされた。

第1回の今日のテーマは、「野川とハケ周辺」である。小金井市の野川を中心に、それに接した湧水がある崖地ハケの歴史が紹介された。内容が豊富だったのでまとめられないが、素人がホーッと思った話題を列記する。
・小金井の地名の由来にはいろいろな説がある。
  【説1】 ある名家のハケからの湧水を金泉草露と呼んだ。それが、黄金の水、黄金井となり小金井という説。
  【説2】 野川の水路が曲尺(かねじゃく)のように曲がっていたことで、金(かね)、金井となり小金井という説。
・小金井(野川)は、旧石器、縄文時代の遺跡が多いが、(不思議なことに)弥生時代のものがない。その後平安時代末から人々が住み着いたようだ。
・明治期、ハケ沿いはリゾート地であり、富豪の別荘が建てられた。記念公園や施設に残っている。
・野川は、洪水防止で治水した今のような直進の川ではなかった。以前は蛇行し、支流や洲もあった。
・野川には、ハケおよび南側(府中)の地からの湧水、多摩川上水からの分水(ハケの斜面で水車にも利用)も合わせて流れ込んだ。
・武蔵野は乏水地帯だったが、ここ(野川)だけは例外的に水に富み水田がひろがった。
・ハケ下(下野)の野川周辺は水田が多くあるため、ハケ上(上の原)の開拓地(麦畑)と比べて富んでいて、「ハケ下はいいね」といわれていた。
・養蚕、製糸も盛んに行なわれた。農家子女のための私立女学校も一時期あった。
・質屋坂は大國魂神社へ、薬師通りは武蔵国分寺へつながる。人通りの多いそれらの道が交わるところに、高札(こうさつ)が立てられた。

次回(第2回)は、5/21(土)に開催されるが、イ・ソンヒさんのコンサートを優先する。


(二歳二ヶ月になったばかりの孫が、なぜかランドセルをせがんだという知らせがあった)
★★★★★ 孫が、あどけない顔をして、売り場のランドセルを背負っている写真が届いた ★★★★★

(日田のミネラルウォーターを、孫がゴクゴクと、孫娘がミルクにしてグビグビ飲んでいるという知らせがあった)

2012年5月23日水曜日

「小金井の新田開発」(2)

昨日は、小雨が一日中降り続き肌寒かった。それが、今日は打って変わって、日中カラリと晴れ渡り、まるで夏の陽射しだ。ところが、夕方に近づくとにわかに曇りはじめ、風が吹いてきたのだ。落ち着きのない空模様である。

ところで雨のきのう、地元公民館主催の市民講座「小金井の新田開発」(5回シリーズ)の第2回目が開かれた。一週休みを空けてのこと、おまけに小雨ながら、開始5分前に講義室に入ってみると満員状態。窮屈な座席に滑り込んだ。

さて今回は、次のような内容で講義があった。

1.江戸と武蔵野を含む郊外とのつながりを、街道および水道の成立について

 1-1.街道
  ① 多摩地域には、甲州街道(五街道のひとつ)と、青梅街道が通る。
  ② 青梅街道の輸送で着目されたのが、「石灰」である。初め江戸城造営に使われたようだ。
       → 青梅辺りで石灰を製したが、奥多摩地域の石灰岩を利用したのだろう?
  ③ やがて他地域との競合および川舟利用などで、青梅街道の「石灰」輸送が減少する。

  むかし、若き歴史学者の、近世の「石灰」生産流通について研究した遺稿が、友人の手で纏められたという話を聞いたことがあるが、上記のような内容もあるのだろうか。

1-2.水道
  ① 大田道灌時代の飲料は、井の頭池、赤坂溜池、および山の手沿いの井戸などが利用された。
  ② 神田上水(井の頭→練馬→水道橋→堀)は、約20年をかけて開発。
  ③ 多摩川上水(羽村【多摩川から取水】→四谷)は、何と驚異の半年で完成(技術についても不明な点が多い)。
      また、吉宗までの100年間に、33箇所で分水が開設され、上水、灌漑など利用の他に水車が稼動する。
     水車という分業化が進み、産業の幅の広がり、技術の高度化がみられる。
       → 水車が、産業をさらに進めて、産業革命に繋がっていたならなあ・・・。

2.江戸の規模(人口)と、それを支える郊外の特に武蔵野新田の歴史について

 2-1.江戸
  ① 吉宗の享保期に町民50万人、および武家を50万人(推定)として100万人とする通説がある。
  ② 大岡越前守忠相によって、(現代に通じる)都市政策が実施された。

 2-2.武蔵野新田
  ① 江戸初期の「古村」は、北条、武田武士の末裔による土豪の手で成立した。
      村の名前に、高井戸、小金井、貫井などのように水につながる「井」(=井戸)の文字が見える。
  ② 江戸前期の「古新田」は、土豪の開発による他に、代地や移住などの理由で拡大した。
  ③ 享保改革(吉宗)期の「新新田」は、武蔵野新田で82か村になる。

いよいよ次回から、当地の歴史に直接関連することになるのか、楽しみである。


(追記)
昨日は雨が止まず、晩まで降りつづいた。おかげで先週同様に、韓国語教室の往復に傘が必要だった。

2026年4月11日土曜日

アルテミス計画Ⅱの宇宙船「オリオン」が着水

米東部夏時間(EDT)4月1日午後6時35分(日本時間4月2日午前7時35分)に、米フロリダ州ケネディ宇宙センターから、月周回飛行のため打ち上げられた、「アルテミス計画」の「アルテミスⅡ」による宇宙船「オリオン」は、10日後の日本時間4月11日午前9時7分ごろ、米カリフォルニア州沖に着水した。NASAの宇宙技術は安定している。

(本ブログ関連:”アルテミス計画”)

■ 産経新聞
「アルテミス計画の宇宙船オリオン、地球に帰還 米カリフォルニア州沖にパラシュートで着水」(伊藤 壽一郎、2026/4/11)より抜粋
    ー https://www.sankei.com/article/20260411-CNJRZKMCGVK3FJHIGQHEQ5KXJI/
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・アポロ17号以来、54年ぶりの有人月周回を成し遂げた宇宙船「オリオン」が日本時間11日午前9時7分ごろ、米カリフォルニア州沖の太平洋に着水し、地球に帰還した。今後、宇宙飛行士4人をヘリコプターで船に運び、機体も回収する。10日間の宇宙の旅は、国際有人月探査プロジェクト「アルテミス計画」の重要な1歩だ。有人月飛行に必要なデータや運用経験を数多く獲得したことにより、2028年の月面着陸実現に向けて、大きく弾みがついた。

・2028年に米宇宙飛行士らが月の南極付近へ降り立ち、約1週間活動する見通しだ。その後も、日本人宇宙飛行士2人の月面着陸や、月面基地の建設などが構想されている。
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NASA オリオン宇宙船がカリフォルニア沖の太平洋に着水した
https://www.nasa.gov/blogs/missions/2026/04/10/artemis-ii-flight-day-10-re-entry-live-updates/

今後、「アルテミス計画」は、「月着陸」(2028年)、「月基地建設」(2020年代後半〜2030年代)までスケジュールされ、最終的マイルスト―ンとして「火星着陸」(2030年代後半〜2040年代(目標))が予定されている。その後、新たに「火星基地建設」されることになる。
せめて、火星着陸する歴史的瞬間を見届けたい。

ところで、京都大学を退官した鎌田浩毅氏(京都大学名誉教授)は、「南海トラフ巨大地震」が2035年を中心にプラスマイナス5年の間、すなわち2030年代(2030年〜2040年)に発生する可能性が非常に高いと予測している(Google検索AI Labs)。これにより、富士山大爆発が引き起こされると発言されている。

アルテミスが先か、それとも南海トラフ巨大地震・富士山大爆発が先か。

2023年7月2日日曜日

半夏生

二十四節気「夏至」の末候(節気を5日間ずつ三っに分けた最後の候、雑節)にあたる「半夏生(はんげしょう)」が、きょうから始まる。田植えなどの農事を終える節目であり、しばらく農作業を休む。<天から毒気が降る> と正当化する言い伝えがあるが、昔のひとびとも暑くて休憩が必要だったに違いない。農業を身近に見ない都市生活者には、今一つ実感しづらいけれど。

江戸期、武蔵野に開発された武蔵野新田は台地上にあって、水田でなく陸田だった。水資源は、玉川上水からの分水(遺構跡が今も見られる)や井戸水以外、乏しかったと思われる。(現代の水道水がいかに貴重なものか思い知らされる)
新田開発の歴史についての市民講座で、講師が語ったのは、新田開発による生産の多くは武蔵野台地よりもっと奥地に作られた山際の棚田だった・・・と聞かされた記憶がある。

当地はそれでも農地が幾分残っている。最近、あちこちの畑地や栗林が、宅地化のため整地が進んでいる。余談だが、或る作家Youtuberが、このような状況から郊外には見えない大金持ちがいると示唆していた。

ところで、雑節の半夏生について、<烏柄杓(カラスビシャク)が生える> ころとのこと。カラスビシャクの草は、画像検索で見る限りその姿はいささか奇怪だ。草原で、鎌首をニュッと突き上げたような姿と出会ったら慌てるだろう。サトイモ科ハンゲ属という。

(本ブログ関連:”カラスビシャク”)

一方、名前からして白い色を被ったこの時期の草「ハンゲショウ」は、ドクダミ科ハンゲショウ属なので、雑節の半夏生により近しいと思うのだが。

(本ブログ関連:”ハンゲショウ”)

2023年8月21日月曜日

ヒマワリの新しい花が、みな東を向いている

きのうの自然観察会を欠席
きのう(8/20)の定例「自然観察会」を、日射しの強さとか、足腰の具合いとかをいい訳に欠席した。それながら昼には外出して、隣り街の駅前書店で「全国 水害地名をゆく」(谷川彰英著、集英社インターナショナル新書)を購入した。

「あとがき」に、人びとが水害に遇うようになった経過を次のように記している。
① 昔、ひとびとは高台に住んでいた。
② 新田開発でコメの生産量が増え、人口も増えた結果、河辺の平地に住むようになった。
③ 近代になると堤防など治水技術が進み、集めた水を海に押し流す方式になった。
以後、ひとびとの住み場所は拡大していく(後略)。

最近、地元農地のあちこちで宅地改造が進んでいる。そこは、市の「防災マップ」(ハザードマップ)で水没地と示されたエリアでもある。江戸期の新田開発の地「武蔵野台地」に構築した多摩川上水から分水した用水路跡に近い場所。水路から水を受けるため、わずかな傾斜地(窪地)であるが、水溜りを予見する地名はない。

ついに、農家が手放したというか、都心のマンション高騰を避けたディベロッパーのチャレンジというべきか。果たして、新しい宅地の取得者は納得してのことだろうか。


ヒマワリの花が一斉に東に向かって咲き始めた
まだまだ農地は残っていて、その一画に「ヒマワリ」畑が作られている(6月に咲いた畝とは別)。きょう見ると、新しい黄色い花が東に向かって一斉に咲いている。朝陽を早々に求めてか、みな同じ向きになっているのが不思議。

(本ブログ関連:”ヒマワリ”)

次の写真は、畑の東側に立って、ヒマワリの花と向かい合っようにして撮った。開花直前の蕾(つぼみ)も多数あるが。