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2025年2月25日火曜日

ジェットストリーム

遠い昔、大学生のころ、ラジオの音源として高音質でステレオで聴取できるFM放送がもてはやされた。合わせて、FM放送の番組表を掲載した雑誌「FM fan」を持つのがお洒落だったりした。今は、AM放送がFM放送へ転換しつつあるが。

深夜にFM東京から流れる、城達也がアナウンスする(パーソナリティをつとめた)「JET STREAM/ジェットストリーム」(1967年から放送)のテーマ曲はある意味圧巻だった。瑠璃色の夜空を黄金の光を点滅させながら飛行するJAL旅客機を夢想したのだから。

(本ブログ関連:”ジェットストリーム”)

番組の始まりに語られる空の情景が忘れられない。
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遠い地平線が消えて
深々とした夜の闇に心を休める時
はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は
限りない宇宙の営みを告げています
・・・
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テーマ曲(ストリングス)は、ボビー・ヴィントンの歌う「ミスター・ロンリー」(1964年)だ。e-Wikipediaによると「ヴィントンがこの曲を書き始めたのは1950年代後半、陸軍に所属していた時だった。歌詞は、海外に派遣され、故郷との連絡が取れない兵士を描いている。歌い手は、自分の境遇を嘆き、誰かと話したいと願っている。」と解説している。まさにベトナム戦争当時にリリースされた曲である。

ものごとの真反対の比較の例えに「天と地の違い」という表現があるが、夢想的な海外旅行の旅客機とベトナムのジャングルの差だったのかもしれない。


■ Youtube(登録: HKD Japan_takikawa)
「ボビー・ヴィントン Bobby Vinton/ミスター・ロンリー Mr. Lonely (1964年)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=B4rmQKVGEIY

2018年10月20日土曜日

ジェットストリーム

昔、音楽はLPレコードジャケットで手にすることができた。その中に音盤ともいうべきレコード盤と一緒に、収録曲の歌詞プリントが収められていた。LPレコードはサイズが大きいので、ジャケットの表面にはアルバムを表象するデザインが描かれ、裏面には音楽評論として、作家、アーティスト、制作などの解説が印刷されていた。極めて充実していた。(その文化は、CD化により薄れ、ネット配信によって雲散してしまったようだ)

昔の音楽には形があった。聞き流すだけの消費物ではなかった。手にとることができる存在だったのだ。だから、当時のラジオやFMから流れる音楽にも、レコード盤と同じ感蝕を感じることができた。

一昨昨日のブログ(10/17)に、飛行機趣味の懐旧として音楽の話題に触れた。ヒンヤリした成層圏を飛翔するような、対流圏の雲を突き抜けるダイナミックな感蝕をイメージしてくれる音楽はいいものだ。

学生時代の深夜に聞いたFM音楽番組「ジェットストリーム」は、レコードに通じる(アナログで連鎖する)感蝕を持っていた。部屋をちょいと薄暗くすれば、夜の上空を飛ぶ客室の気分にさせてくれた。(もちろん、当時旅客機に搭乗したことはなかったのに)

(本ブログ関連:”ジェットストリーム”)


(Youtubeに登録のkaji274133に感謝)

2017年3月5日日曜日

啓蟄 2017

小学校の垣根に沿って行けば、そこには「沈丁花」の小さな花が身を包むように咲き、甘い香りを漂わせていた。昼間のことだから、先に花の姿が目に入り、夜道のときのような香りに気付く驚きにはならなかったが、それでも充分春らしい風情を感じた。

今日は二十四節気の「啓蟄」。陽気に誘われて穴から虫が這い出る時候だそうだ。確かに昼は暖かくなった。でも、風が吹けば少々肌寒いし、夜ともなれば冬の気分が抜けきれない。暑苦しさを感じながら、今もストーブを点けている・・・反省が足りない。

(本ブログ関連:”沈丁花”、”啓蟄”)

近隣の街の駅ビルにある書店に行く。結局めぼしい書籍と出会えなかったが・・・何しろ行き当たりばったりで。そんなわけで雑誌を購入。先月から求め始めたのが、旅客機専門の航空機雑誌「AIRLINE」(イカロス出版)だ。どうも、最近、気分が中学生に戻りつつある。
・先月号(3月号):「旅客機図鑑」 ← 787 vs A350
・今月号(4月号):「ターボプロップ入門」 ← ターボプロップ vs レシプロ、それにNCAのDo228
・来月号(5月号):「新・航空管制の世界」 ← (すぐに「品切れ」になるだろうな)

それから、大学生のわびしい心を慰めてくれた、城達也のスマートで清清しいナレーションで始まったFM-Tokyoの「ジェットストリーム(JET STREAM)」は、深夜、気分を一気に成層圏にまで運んでくれた。懐かしい。

(本ブログ関連:”ジェットストリーム”)


(Youtubeに登録のmansaku611 さんのチャンネルに感謝)

2018年10月17日水曜日

エディット・ピアフの「私は決して後悔しない」

特に中高年の男の悩みに、自分の時間の処し方という問題がある。その回答に、子ども時代の趣味に戻ってはというものがある。私の場合、鉱物趣味は従兄にもらった鉱物標本の記憶からだし、飛行機趣味は航空雑誌を愛読した経験からだ。

(本ブログ関連:”鉱物”、”飛行機”)

飛行機について、最近、写真と情報が豊富な旅客機雑誌「AIRLINE」が手放せないのだが、重量感があって読むのに手が疲れるようになった。今は、子ども時代の夢だったパイロットになりたいわけではない(可能な歳でもない)、むしろエアラインに関わるさまざまな人々の姿が見えてくる楽しさに気付いてきたわけ。

さて、飛行機の音楽といえばワグナーの「ワルキューレの騎行」を思い出すが、インテリ層に偏見もあり・・・最近はそうでもないかなと思ってYoutubeで検索したら、未だ怪しい。旅客機の場合、深夜のFM放送「ジェットストリーム」で聞いた、城達也の語りとオープニング曲「ミスター・ロンリー」だろう。まるで夜の成層圏を飛行しているような透明感があった。

そんなわけで、以前、飛行機模型にも関心を向けてYoutubeを巡っていたら、(まるで模型機に人が乗っているような)超小型ジェットエンジンをつけた単座短翼機があり、先日(3/27)のブログに記した。その映像に流れた曲が、エディット・ピアフ(Edith Piaf )の「水に流して」(原題:”Non, je ne regrette rien”、私は決して後悔しない)だった。

エディット・ピアフは恋人を飛行機事故で亡くしたそうで、そんな因縁とは関係ないだろうが、この曲には、実に飛行機の飛翔感、躍動感を想わせる。フランス語の歌詞の意味が分からないので、ネットの解説をみれば、出会いと後悔、そしてなにより再出発を願い歌っているようだ。

(エディット・ピアフが歌う「私は決して後悔しない」)
(Youtubeに登録の”Edith Piaf”に感謝)

2010年2月8日月曜日

ミスターロンリー

昔、夜中にFM放送から流れる、「ジェットストリーム」を何度聞いたことだろう。城達也の今となっては正統で古典的な語りで始まる、静かな心地よい音楽(イージリスニング)番組だった。
学生時代、デパートの歳暮配送アルバイトのため、友人の下宿に泊り込み、夜中にこの番組を聴きながらジェット旅客機に乗りたい、海外に行ってみたいと語り合ったことを思い出す。

番組のオープニング曲「ミスター・ロンリー」(ボビー・ヴィントン)は、イ・ソンヒが誕生した1964年に発表された。
・「ミスター・ロンリー」はWikipediaによれば、1964年に全米チャート1位を獲得している。
・この曲の歌詞翻訳を紹介している、ブログ「lyrics and music 洋楽で英語を楽しむ」にベトナム戦争の(当時徴兵制度による)兵士の心境と関連付けて説明されている。
・YouTubeに投稿の言葉に胸が痛む。

(YouTubeに登録のiwafrank、62angeloに感謝)